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ラーメン二郎

 

  1. 「ラーメン二郎@三田」のうるさいおやじ <1978年の記憶>
  2. よしぐま・目黒・堀切の出店
  3. ラーメン二郎のホームページ(オカダ氏からの情報)
  4. 20年振りの「ラーメン二郎@三田」の静かなおやじ1999/08/28
  5. 久しぶりの「二郎@三田」&「さぶちゃん@神保町」にて・・・2001/08/25
  6. 「ラーメン二郎@堀切」 再食 《つけめんチャレンジ》(2000/01/23
  7. ラーメン二郎@町田
  8. ラーメン二郎@赤羽」(マルジ本店)
  9. ラーメン二郎@府中
  10. ラーメン二郎@武蔵小杉
  11. ラーメン二郎@仙川
  12. ラーメン二郎@池袋
  13. ラーメン二郎@松戸
  14. ラーメン二郎@要町」(マルジ@板橋南)
  15. ラーメン二郎@荻窪
  16. ラーメン二郎@亀戸
  17. ラーメン二郎@一之江

ラーメン二郎社訓

<名前は違うけど「二郎系」の店>

  1. ぽっぽっ屋@小伝馬町
  2. いごっそう@練馬
  3. ぽっぽっ屋@晴海

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 1.「ラーメン二郎@三田」のうるさいおやじ <1978年の記憶>

ラーメン二郎に初めていったのは20才前(1978年3月28日),割と食べ歩きの初期の頃である。もちろん三田の慶応の正門脇にあるあの店だった。今のように支店なんてなかった。「angle」には慶大生行きつけの店と書いてあったが,慶応からイメージするようなおしゃれな店ではないことは記事から十分予想できた。何よりも「店の主人は大変へんくつな人物であり,機嫌をそこねるとラーメンをつくってもらえない云々」と紹介されていた(多少オーバーかもしれない)印象があり,結構緊張して行った思い出がある。

はたしてその店は広い道路に面した,まわりの風景から浮くだけ浮いたような店だった。木造平屋(2階建てかも)だったと思う。ガラス戸を開けると右側から奥へ続くカウンターだけの狭い店で,順番待ちの客は左の壁にへばりついて待ってた。当然その壁も客でいっぱいで,ガラス戸を開けたものの次に何をどうしていいのか,そもそも自分はどこにいたらいいのかわからなくなってしまった。記事によれば「麺の注文は主人が聞いてから言わなければならない」と書いてあり,しかも出てくるラーメンの名前がなにやら暗号のような名前だったからである(ブタダブルヤサイ・・・)。

きょろきょろしている僕に店主が多少イライラした口調で注文を聞いてきた(というかじろっと見られただけかも・・・)のはしばらくたってから。結局僕が選んだのは「全部入り」,当時それでも270円だった。細かい注文はできるはずもなかった。それくらいの迫力が黒縁の眼鏡に無精ヒゲだらけの小柄な主人にあったのである。客に何か文句を言っていた印象もある。全体の雰囲気が「早く食って早く出ろ」という感じだったのでゆっくり味わえるような余裕はなかったのだが,背脂をふった太麺のラーメンだった。無雑作にチャーシューと茹でた野菜(モヤシ・キャベツ)がのる。しかし見た目ほどくどいといった印象はなく,どんぶり自体は大きくなかったのであっという間に食べ終わった。そしてかなり気に入ったのである。安くてボリュウームのある,当時貴重な「背脂」ラーメンだった(「ホープ軒@千駄ヶ谷」くらいしか知らなかった)からである。

しかし,それほど気に入りまた行こうと思いながら,結局学生時代にあと一回行けたくらいで帰郷してしまった。平日の昼のみの営業で,しかも慶応のそばにあり,慶応にふられた経験を持つその頃の自分には,店の場所に対する拒否感がずっとあったのかもしれない。いずれにせよ茨城に住む私(しかも日祝日しか仕事を休めない)にとって,日祝休の「ラーメン二郎」は遠い憧れになってしまったのである。

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 2.よしぐま・目黒・堀切の出店

ところが何年か前に北区に「ラーメン二郎・よしぐま」とかいう二郎・初の支店ができたという情報を週刊誌から得る。喜んで出かける。が,食べてみた味は,自分の中の「二郎」と70パーセントの一致というところだった。もっと雑然とした豪快な味だったと思ったのだ。1996年に「ラーメン二郎・目黒店」へ情報を得て行ったときも同じ感想を持った。記憶の中で美化されてしまったのか。つい先日(1999.1.10)「ラーメン二郎・堀切店」に行ってみた。そのときのことは食べ歩き日記に『・・・堀切の「ラーメン二郎」へ。三田の本店と同じ材料を使っていると思うのだが,元慶応ボーイなのかなという雰囲気の店長に元気が感じられず,麺がえらく固い。「素材が良さそうなのにもったいない」と妻は評価。』と書いてある。最近急に支店が増えたようであるが,どこの「二郎」が正しい味の後継者なのだろう。そもそも本店はどうなったのだろうか。去年,慶応の前を通ったとき建物がなかったような気がしたのだが・・・(1999.4.17)

「ラーメン二郎@堀切」 再食 《つけめんチャレンジ》  (2000.1.23

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 3.ラーメン二郎のHP(オカダ氏からの情報)

上記の点につきオカダ氏より貴重な情報いただきました(1999/04/19)。以下の通りです。ありがとうございました。

《三田の本店は道路拡張のため一旦閉店し、現在は元の場所から国道一号を西に200メートルほど行ったところで店を開いています。現在もお昼のみですが、土曜、祝前日はお弟子さんが夜(18時〜21時)の営業をしています。

最後に二郎関連のホームページをいくつかご紹介します。
http://www.aurora.dti.ne.jp/~takumafk/jiroframe.html
http://www.asahi-net.or.jp/~ni2y-msw/
注文の際の暗号についても解説がなされています。》

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 ラーメン二郎@三田 : 港区三田2-16 日祝休 10頃〜15頃(売り切れまで)

4. 20年振りの「ラーメン二郎@三田」の静かなおやじ

1999年8月28日

夏休み最後の土曜に,一家4人で三田本店を訪ねる。20年振りか。当然,慶応正門の西側に移動してから初めてである。東京都心の土地の価値を象徴するような狭い三角形のビル,厨房を囲むようにカウンター席が並ぶが,その席の背後に全く余裕はない。左右の入口から分かれて入るしかないほどだ。きちっとした接客をするお弟子さんに「お父さん,別々になっちゃいますがすいません」と言われる。言われるまでもない。並んで座ることにこだわれるような店の造りではないのだ。そんな店だから,分かれて座る。妻の方に娘2人(4,8才),離れて僕だ。僕が着席するとすぐラーメンが出てきた。座ることを見越して作り始めているのである。かなり効率のいい回転である。

ひさしぶりに見た店主は,ずいぶんと恰幅が良くなっていた。でも,白いシャツは昔のままだ。黒縁の眼鏡も変わらない。今60才過ぎくらいか?だとすると,20年前に見た迫力ある「おやじ」は今の僕くらいの年齢だったのか。今は穏やかに見える。「じろっ」という視線も感じない。ほとんど口を開かず,黙々とラーメンを作っている。年とともに人間も丸くなったのかしら。若いお弟子さんの丁寧な「仕切」の声だけが狭い店内に繰り返し響いている。

久々なのだから大盛りを食べたいところだが,先客のどんぶりからかなりの量が予想できたので,控えめにした(貴重な土曜の東京,その後の連食の予定もあるし・・・)。それでも充分な量だ。この日最初の一杯,昼食が2時頃にずれ込んでいたのだが,丁度良い量だった。隣のおしゃれな女子学生(20年前には女子学生などいなかったのに)グループなど「ブタダブルヤサイ」を注文したのだろうか,少し持て余し気味だった。さて,肝心のラーメンの味だが,20年前と味の比較が出来るほどの「記憶」は僕にはない。かなり甘じょっぱい醤油ダレのスープに背脂,多種多様な背脂ラーメンがある現在では,浮いてる背脂の量は控えめにも思える。背脂が山盛りになったままの寸胴鍋の隅に,麺あげザルで空間を作り,そこからお玉でスープをどんぶりに直接入れている。ザルでスープを漉すことも,背脂をザルで振ることもしないのだ。これが二郎のやり方なのだろう。麺は太麺,もちっとして噛み応えがあるのは昔と変わらない。標準でも山盛りの野菜が脂っぽさを抑えるのに丁度いい。かけらのような厚めのチャーシューは持て余した(妻や娘はチャーシューが美味しいと言っていたが・・・)ものの,うれしかった。また食べられたことがうれしかったのだ。そのくらい,心のどこかにずっとひっかかっていた店なのである。

離れて先に座った妻達3人はラーメン二つを注文していた。普通なら大盛りなのだが,4才と8才の娘ではこの店の普通盛りを2人で食べるのがせいぜいである。妻が例の如く麺を取り分ける小鉢を頼んだら,なんと「ラーメン2人前を3つにわけてお出しします」とお弟子さん。これは珍しい。人数分頼まなくて,嫌な顔をされたことがあっても,こんな丁寧な対応は初めてだ。おまけにあの「うるさいおやじ」が「熱いから気をつけてください」と言ってどんぶりを子供に差し出している。感心してしまった。ただ,それでも量が多かったのだ。各々にチャーシューが2枚づつのっていたから,席の数(3席分)だけ用意してしまったのかもしれない。しかも,上の娘が半分ほど残してしまった。いつもなら喜んで僕の出番なのだが,今日は無理だ。先に食べた一杯がまだきいていて,どうしても食べきれない。かなり不本意だが残してしまった。店の気遣いに,二重の意味で申し訳ないことをしてしまった。

二郎のラーメンは,なんと450円。安い。かっての有名店はみな値上がり(喜楽・春木屋・桂花・・・ホープ軒でさえも),今時600円くらいは普通なのだから,その量からいってもかなり良心的である。今の学生は金なら充分に持っているはずだから(ましてや慶応だ),店主のこだわりなのだろう。有名になっても,客が増えても昔のスタンス(安い値段設定,充分な量,それに狭い店・笑)を崩さない。

そんなラーメン二郎がいい。

妻と娘はスープがしょっぱかったと言っていたが,なぜ「二郎は二郎という料理であってラーメンではない」と言われるかを,帰りの車中で妻に説明してみた。(1999.8.28

1986年の「二郎@三田」のインタビューと言うのが公開されているそうだ。

>「どんぶり会議」でのびる爺さんの投稿(00/04/29)を参照されたい。

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5.久しぶりの「二郎@三田」&「さぶちゃん@神保町」にて・・・

2001年08月25日

夏休み最後の週末,久しぶりの土曜の東京。今日は「懐かし系ラーメン」の連食だ。まずはこの「ラーメン二郎・三田本店」。当然,この時間(午後3時近く)でもは店外に10人ほどの行列。じりじりと夏の太陽が照りつける中を家族4人で並ぶ。もちろん,この店に子供を連れて行くのは無茶だとはよく認識しているのだが,妻に「久しぶりだから私も食べたい」と言われては,子供だけ他の店で待たせるわけにもいかないもので・・・。20分ほどで順番が来た。カウンターだけの店なのだが,調理場のお兄さんの計らいで4人うまく並んで座ることができた。

ちょっとトイレに行って戻ると,「お金,返されちゃった」と妻の手に小銭が。
「???」と思っていると,カウンターの中からおやじさんが
「娘さん達は食べきれないと思うのね〜。だいじょうぶ,うまく分けますから。」
「・・・でも,(1杯分を子供2人で分けようと)元々ラーメン3人分なんですけど・・・」
だいじょうぶですって,もうけはちゃんとありますから(笑)。
そこまで言われては厚意に甘えるしかない。

さてラーメンができた。
「はいっ,これはちっちゃいお嬢ちゃんの分ね」
・・・それでも普通の店の1人前はカルくある(汗)。あっけにとられる小1の娘。
それに続き,次々と出された4杯のラーメンは一般的に言えば全く普通の量。懸命に食べる(笑)。妻ががんばって下の娘の分まではクリアできたのだが,上の娘の分は僕のがんばりが足りず3割ほど残してしまった。
「すいません,ちょっと残しちゃいました・・・(小声)」
「(娘に)大丈夫だった?どうもありがとね〜」
「ごちそうさま〜」・・・家族4人満腹。戦いのあとの満足感(笑)。

でも,クルマに戻り,妻に改めて聞くと,返されたお金はなんと「900円」。すると我が家はラーメン1杯分の値段(450円)で4杯食べてきてしまったことになるのか・・・。各々にチャーシュー,野菜はちゃんと普通に入っていたし・・・。

・・・おやじさん,それじゃ絶対に「儲け」なんかないって・・・

申し訳ないやら,ありがたいやら・・・。でも子供に対してそう言うポリシーがあるんだろう。だからこうして20年前も今もこうしてファンは行列しているんだろうと妻と納得しあった。(>「ラーメン二郎」

このあと「さぶちゃん@神保町」へ。こちらでも往年のオヤジの味を堪能する(>「食べ歩き日記・2001/08/25」参照)。

さぶちゃん@神保町」と「二郎@三田」,20年前も今も変わらぬ行列のこの2店。ネット上での扱いは微妙に(かなり?)違う両店になってしまったが,「味」だ,「素材」だ,「手順」だなどという評価のレベルを遙かに超えたところで,人を引きつける何か大きな要素がどちらの「おやじさん」にもあるのだろう。

オレが作れば,いつでもそれが『二郎』の(『さぶちゃん』の)ラーメンの味なんだよ」とでも言いたげな・・・。

単純に「うまい」だけの店なら,20年前と違い今は他にいくらでもある。でも,僕が感じるような「懐かしさ」とはまるで縁がないような若い世代の人がたくさん,当然のようにどちらの店にも並んでいたから,一時期の流行とかではなく,世代を越えて延々支持されているのだろう。(2001/08/25

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 ラーメン二郎@堀切 : 葛飾区堀切 5-4-1 2・4水休 12〜14/18〜0:40 

2000年1月23日(

「ラーメン二郎@堀切」 再食(つけめんチャレンジ) 

都心からの帰り道,国道6号線を北上し,四つ木橋を渡ったら左へ。「堀切」は懐かしい町だ。父の知り合いの薬屋さんが堀切五丁目交差点近くにあり,子供の頃家族で山梨の母の実家に行くたびに,帰り道,ここに(当時は別の場所・区画整理で現在地に移転した)よく寄った。常磐高速などなく,首都高も小菅ICまでだったと思う。いつも日曜の夜,今でも「サザエさん」を見るとその頃を思い出す。さて「二郎」は,その堀切五丁目交差点を「堀切菖蒲園駅」側に折れてすぐ左側にある。黄色い看板がよく目立つ。実はHP開設前の昨年初め(1999/01/10)に来た時は,あまり良い印象はもってない(特に妻が)。麺がえらく固かったのだ。でもネットではよく話題になるので気になっていた。入り口左脇の券売機で「つけめん・650円」を買う。いわゆる「二郎系」の「つけめん」はかなり珍しいのではないか。入って前回いた人と違うことに気が付いた。見事な髭を蓄えた,貫禄のある店主だったのだ(前回は「慶応ボーイ」と言う雰囲気のある若い人だったと思う)。フレンチ出身と聞いているが,まさにそういう見た目である。店内は乱雑。きれいにしようなんて気はさらさらないという感じ。その分風格のある店主?がなんかミスマッチ。仏料理でも出す『屋台』に入ったような感じである。奥に浅いL字型カウンターのみ(7〜8席)の店。ヤサイ(茹でモヤシ&キャベツ)・ニンニク・唐辛子そして脂の有無は,仕上げの段階で店主に聞かれてから答えることになる(脂少な目は先に言うべし)。小ぶりのどんぶりに入ったスープ(つけ汁)には表面に厚い脂の膜。それをかき回すと,醤油色の本体がもわっと浮き出てくる。もちろん脂っぽいわけだが,昨今の「濃厚こってり」に慣れている僕から見れば,そんなにしつこさはない。さて問題の麺だ。水で締めて,ラーメンのどんぶりに盛られてきた。固いものだと覚悟して食べると,この「根性あり」の極太麺の食感が心地よくなってくる。もちもちっとした麺なのだ。この麺の固さは「確信犯」である。そういう狙いで出してる麺なのだ。今回はデフォルトで頼んだが,しょっぱめのスープだったので,「野菜」増し位が丁度良いみたい。満足の一杯である。クセになる味だ。「二郎」は一度食べただけでは結論は出せない・・・。(2000/01/23

2000年03月05日(

今日のトークバトルで話題になっていた「二郎@堀切」へ。限定20食(10食?)の「あつもり」が目当てである。11時半過ぎていたがまだあった(というか,本当に限定なの?)。髭の店主は2軒隣にオープンするダイニングバーの打ち合わせをしているのか歩道上で話しているのに店に帰ってこない。店の前で「ケイタイ」でお話中だった茶髪のおにいちゃんが作ったそれは例の極太麺に油をからませさめないようにしたもの。これを二郎風こてこてのつけ汁に絡ませいただくのだが,これがうまい。クセになりそう。新規開拓(「宿題」消化とも言う)で忙しく(?),滅多にリピートしない僕なのだが,ここのつけ麺だけは近いうちにまた食べたいと思った。ところで,「スープ割り」を頼もうと思ったのだが,おにいちゃんは作り終えるとそそくさとカウンターから出て「ケイタイ」モードに入ってしまった・・・。困ったものだ。(2001/03/05

仕上げは最近はまっている「ラーメン二郎@堀切」。「あつもり」で決まり。妻はパス。でも僕は最近病み付きのようになっている。リピートはあまりしない僕が,今年に入って上京する度に寄っているのだ。夢に見る「極太麺」と背脂スープ。相変わらず髭の店主はいなかった(隣の店にいた)が,いつもの茶髪のおにいちゃんから顎鬚の若い人に変わっていた。今度は動きが力強い感じで,少しは「二郎」らしい雰囲気になったかな?味は満足。これは「慣れ」の問題だ。万人にすすめられるものではないと思うが「僕は」好きなのである。他人の評価はどうでもいい。(2000/06/04

当然の如く「二郎@堀切」へ。この店に来るために東京に来て,美味しく食べられるように時間潰しをしていたようなものだ。今日は「つけ麺」。満足。雑な味に,やたら固い麺。でもそれがわかった上ではまっている。(2000/07/02

新宿で時間を潰し,帰途につく。最後は「二郎@堀切」だ。考えてみれば久し振りだ(と言っても1ヶ月くらいだが)。今回食べ終わった時に「もういいかな」と思い始めた。まずかったわけでも,飽きたと言うわけでもないのだが,そんなに毎週のように通わなくてもいいかなと言う気分になった。そう考えたら少しホッとした。麻薬から開放されたような安堵感があったのだ。また復活するかもしれないが・・・。(2000/10/15

2001年10月14日(

どうも最近,どこかの「二郎」をコースに入れないと満足できなくなってきている。23:40でカウンターのみの店内は満席。今日は「つけ麺」を「あつもり」で。調理場にはにこやかな長髪の若者。笑顔で接客をこなしているから,今までとずいぶんイメージが違う。トッピングもトウガラシが卓上に置かれ,辛味に関しては任意に調節できるようになったようだ。ありがたい。根性ありの太麺は相変わらず。きっちり背脂だらけのつけ汁につけて,ぼりぼりと麺を食らうことになる。まさに豪快の一言。茹でただけの野菜も油のくどさを調節するには丁度いい。脂身たっぷりの煮バラチャーシューも素敵なアクセント。一般の人には理解しがたい味の世界(=二郎の世界)がここにある。今日は周囲の人はラーメンが多く,それを見るとそちらが食べたくなるのもいつもの通り。でも1杯が限界なのもまたいつもの通り。いつもこの店にたどり着く頃は最後の(4〜5杯目の)ラーメンの時間帯だからだ。隣の50代の人が完食していたことに感心する。ここにも往年の二郎フリークがいるようだ。(2001/10/14

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 ラーメン二郎@町田 : 町田市鶴間426-4 火休(月は昼のみ) 11:30〜13:30/18:30〜21(麺切れ終了)

2000年10月01日

念願の「二郎@町田」だ。このところずっと気になっていた店。あたりがすっかり暗くなった午後6時30分に着いたら,店前に15人以上の行列。「うへ〜」と思い,クルマを置いて店前に戻ると行列がない。18時30分の開店待ち(夜の部は18:30〜22:00)の行列だったのだ(とは言え結局19番目だったが)。やはりここはMO(町田オリジナル)だろう。桜エビがきいて,スープも背脂も麺も,それぞれにきっちり自己主張したきりりと熱い一品。夢中で食べてしまった。いや〜もう大満足。「ブタ」(=チャーシュー)もやわらかくて,ちゃんと作ってると言う感じのもの。もちろん,◎(二重丸)。僕の二郎経験値は,日休の店が多い関係でもっぱら「堀切二郎」が圧倒的に多いんのだが,堀切店はマニアックな感じがして「慣れ」を要すると思うが(先週食べた「ぽっぽっ屋@小伝馬町」もそう)町田二郎は洗練されていてこの手のラーメンが苦手な人もわかりやすい味なのではないか。カップルがやたら多かったし,僕の後ろは女性2人組だった。いやぁよかった。行った甲斐があった。・・・食べ歩き日記(2000/10/01)より

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 ラーメン二郎(マルジ本店)@赤羽 :北区神谷3-29-11 月休 18〜24 

2000年12月10日

二郎@赤羽」はかなり久しぶり。実は志茂に学生時代の友人の会社の寮があり,北本通り〜赤羽界隈は1980年代から馴染みが深かった。その友人が,「黄色い看板の店がうまいらしい」と当時言っていて,行ってみると「ラーメン二郎」(当時は「よしぐま」と名乗っていた)。たしか週刊現代の紹介記事がきっかけとなって食べた記憶がある。その後子供も連れて家族で来たこともあり(当時は昼も営業していた),もちろん並ぶことなんか無く,ラクに畳席で食べられた。が,その頃は「二郎@三田」との違いを感じていた。記憶の中で本店の味が美化されていたのかもしれないが,なんかインパクトがなかったのである。妻が味に不満げだったこともあり(「アブラっぽい〜」・・・なにせこれが「初二郎」),なんとなくその後足は遠のいていた。その後,このHPを開設し,二郎の支店展開が当時は考えられぬほど華やかになり,「二郎@堀切」にはまり,「二郎@町田」で先月感激し,さらにネットでこの店の「麺増し(=超大盛り)」の話題を聞いて,久々に食べてみたくなったのだ。そのネット上の評判に期待も込めて夕方6時前に並ぶ。開店前なのにすでに店外に5〜6人溢れている。もの足りなかった以前の印象は吹っ飛んで,その暴力的な量とインパクトある脂っこさ,文句なしの太麺にジロリアンならずとも大満足。意外に子供連れが多かった。今度は家族で並ぼうかしら・・・。・・・食べ歩き日記(2000/12/10)より

2001年04月22日

日が暮れて急に肌寒くなり,風も吹いてきたので行列はそうでもないかなと思っていたら甘かった。午後8時過ぎで店外に16〜7人の行列。でもめげることはない。1人なら順番を飛ばして先にいれてくれるのだ。前の人は15人飛ばし,僕は10人飛ばしで中に招き入れられる。もっとも店内にも4,5人待ち。ラーメン650円(高めかな?)の券を買う。前回と同じカウンターの左手前端、トイレのとなりだ。ここは伊丹幸雄(古いなぁ・・)に似ている店主の手元が良く見える。厚手のダンボール箱に粉だらけの麺。中には麺が一玉ごとではなく山盛。それを適当に両手ですくい上げて茹で鍋に。だいたいの量をいれてるのではないだろうか。柄杓で湯をすくい何度もかき混ぜている。狭い調理台にどんぶりを4つ並べ,さらに重ねてあとひとつ。まずチャーシュータレを適当にお玉で入れる。次に割らないままの割箸で白い「粉」をザッザッといれ,最後は目の粗いザルで背脂を漉しながらスープを注ぎ入れる。量はどんぶりに半分ほど。ちょっと少な目の感じもしたが,ザルであげた一杯目の麺は「おぉ」と思うくらい「山盛」。それを入れたらどんぶりは麺で一杯になるからちょうどいいのだ。「大盛り頼んだ人がいたのかな,かわいそうに」なんて思っていたら,次もその次もそのくらいの麺の量。「あれは自分の分も入っているのか〜?」さて麺で平らになった上に茹で野菜(もやしがメイン)を乗せるわけだから普通盛ですでに小高い山。大盛りだのダブルだの頼むと,まさにかき氷状態。見ていてあっけにとられるくらいの量である。彼女を連れてきて驚かしたら面白いだろうな。となりの若いアベックもその量だったのだが,その量に驚くことなく平然と受け取っている。むむ,かなり手強い。「ニンニク入れますか?」と店主。「お好みは」と聞かれると思っていたのでちょっと戸惑ってしまった。麺は粉の味がする超固めのもの。これなら丼ぶりに入れてから時間がかかっている事なんてどうでもよくなる。さて,この日の「3杯目」に「二郎」をもってくること自体そもそも無茶なわけで,9割方平らげたところで「限界」がくる。あとわずかの麺がノドをとおっていかないのだ。やばい状態。あえなくリタイア。でもそれなのにうんざりするわけではなく,今度は体調整えてこようなんて思ってしまう。二郎は麻薬。やはり「二郎は二郎という料理であってラーメンではない」ことを実感する。・・・食べ歩き日記(2001/04/22)より

2004年03月21日

次いで(予定通り・笑)すぐ北側にある「二郎@赤羽」に向かう。都内に次々と出店し,「二郎」も今や珍しくはなくなったが,ここだけは一目でわかる特徴がある。小さめの丼にこぼれんばかり(と言うかこぼれているが・笑)の量。表面の油がテカって,いかにも「さぁ食うぞ」という気にさせる見た目。自家製の麺も他とは一線を画すゴワゴワの固い麺だが,そう言うものだと理解してしまうと全く気にならない。隣の女性が(「少な目」とか「半分」とかではなく)「麺3分の1」と言う頼み方をしていたが,それもよくわかる。何せここの麺は,標準で普通の麺の3人前はあろうかという量で,夢中で食べてひと息ついて,ぐいっと残りの麺を箸で持ち上げた時,まだ普通に1杯分ほどはあるのだから・・・。照りのある油。煮込まれて半透明になった山盛りの野菜。その傍らに味のしみこんだ「肉塊」という感じのチャーシューがゴロンと横たわる。これだけのボリュームにもにもかかわらず,しかもすぐそばの店からの連食なのにすんなり食べられてしまう今日の自分に,思わず笑ってしまった。一度ハマってしまうと,わかっていても飽きないラーメンなのである。

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 二郎@府中 :府中市宮西町2-3-1 無休 12〜15/17〜23・但し入口に「当面の間11:30〜スープ切れまで」との貼紙

2001年05月13日

なんとなく「二郎」が食べたくなった。思い出したのはネットで情報を得た「二郎@府中」。国道20号線から府中街道に入る。第3回どんぶりサミット』の際パーキングした,「ふうや@府中」の前に出た。その先南側の信号「合同庁舎」を左折。中央のけやき通り方面に向かい黄色い看板が固まっているビルの一角にあった。二郎系にはかなり珍しく,調理場が奥まっていて見えない。もともと甘味処なんかじゃなかったかなというような造り。ついたてで仕切られたテーブル席が洒落ている。ラーメン550円を注文。肉の繊維が溶け込んでコンビーフ状になったようなトロリとしたスープ。大きめの背脂がゴロゴロ浮いている。タレの味が強い感じ。最初しょっぱめだが,麺を食べ始まると気にならなくなる。「二郎」と言う料理と考えればなんてことないかな。もっとも,あとで飲むとやはりしょっぱくて飲みきれないのだが,妙にあとを引く味である。麺はまさに二郎のティストの太麺。具は少し赤みが残っている1cm厚のチャーシューが2枚半。あとお約束の「野菜」。入口にアイスクリームの機械がある(なんとセルフサービス)のが珍しい。店の前をさらに進むと,けやき並木の道路の三菱銀行の南側に出た。駅からはここが目安になるだろう。

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 ラーメン二郎@武蔵小杉 : 川崎市中原区上丸山山王町1 火休 11〜14/17〜22(麺切れ終了)

2001年09月02日

今日はどうにも「二郎」の気分で,どこか未食の「二郎」を食べ歩きに入れたかったのだ。環七から中原街道へ。目指すは「神奈川」・・・と言っても丸子橋渡ってすぐの「武蔵小杉」だ。このあたりに来るのは初めてだ。東横線と南武線が交差し,おまけに横須賀線と新幹線も東側を走るので,クルマで行くとややこしい。その南武線・新幹線のガード下の東側,「上丸子山王町西側」交差点を北西に入ってすぐに橙色っぽい看板がぼわっと見えた。しっかり「二郎武蔵小杉店」と描いてある。三角形の店内。奥に座敷があるのが二郎としては珍しい。券売機で選んだプラスチックの札をカウンターの台に置く。店内は醤油ダレのすえたような匂い(?)がする。「二郎」と言う覚悟がなければちょっと誤解される臭さだ。中央の鍋(ボウル)の中には茹でもやしがすでにスタンバイ。左奥には年季の入った一部木製の製麺機。自家製麺なのだろうか。「ニンニク入れますか?」。お約束のやりとりの後に出てきたラーメンはまさに「二郎」。おもわず頬が緩む。匂いも気にならなくなっていた。麺は固めで確かに「二郎」。スープが云々,タレが云々なんて言う必要はないだろう。どんな形であれ,これは「二郎」である。店主は思ったよりも年輩だった。系統的には「二郎@三田本店」の直系(三番目?)と言うことになり,「二郎@町田」の師匠になるようだ。納得の一杯。(

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 二郎@仙川:調布市仙川町1-10-7 月休 17:30〜23:30(材料切れ終了)

2001年11月11日

京王線仙川駅から近いが,店自体は線路沿いを西に向かった商店の列のはずれ。その先は静かな住宅街で,目的なくうっかり通るような場所ではない。通行人すべてがこの店で止まるような感じで,こんな場所に行列ができている。入口のガラスに貼ってある貼り紙の指示通り,隣の店にはみ出さないように店の幅でUターンして並ぶ。最終的には10人ほど店外に並んでいただろうか。ガラス越しに見える先客の家族3人連れ。きれいな奥さんと娘さんが髪を後ろに縛って見事な食べっぷり。頼もしいくらい。「二郎はこうじゃなくっちゃね」と見入っている間に順番が来た。入口脇の券売機でラーメン(500円)の食券を購入。普通は「小」と言うことになるようだ。カウンターのみの狭い店。その奥の席へ。水はセルフサービス。狭いカウンター内の調理場には,メガネがずり落ち鼻メガネになった線の細い店主。二郎系の店では珍しいタイプだ。年齢は不詳。その店主の趣味だろうか,BGMは懐かしアイドルソング。榊原郁恵とか井森美幸とか郷ひろみとか・・・それが低い音で静かに流れているから独特の雰囲気がある。丁寧にゆで汁で丼を暖めているのが見える。「ハイ」とカウンター上に置かれたラーメンは確かに「二郎」。珍しくレンゲが置いてあるのでまずスープを一口。味は濃いがタレは薄い感じ。脂は二郎としてはかなりすくなめだ。麺は二郎そのもの。自家製麺のようで,ちょっとやソッとじゃのびないのだろう。茹で上がった麺がスープに入ってから出てくるまでにけっこう時間がかかったが,のびた感じはしなかったもの。野菜はキャベツが多めでかなりいい感じ。二郎の野菜は味のない単純な茹で野菜ばかりだが,このキャベツなら甘味があって味がある。次は野菜増しもいいかも。全体として麺の量はたしかに少ないが,今日の僕には丁度いい感じ。好きなら「大」を頼めばいいのだ。他の店では(特に本店では)なかなか経験できない「大」の注文だし(笑)。それにしてもこの場所で二郎を楽しめる。マニアでなくともありがたい。行列するのも納得である。また行きたい店だ。連食でもここならラクである。

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 二郎@池袋:豊島区南池袋2-27-17(池袋東口) 月休 11:30〜15/17〜21

2002年1月13日

池袋を走っていたら,日休のはずの「ラーメン二郎」の黄色い看板が点灯しているのが見えた。東口の東京三菱銀行脇の路地を入り50Mほど。思わず入店。2002年1月から日休が月休になったようだ。入口は自動ドア。ラーメン600円・豚入り700円・豚ダブル800円・大盛り+100円で煮玉子100円と言う構成。J字型カウンターのみのすっきりした新しい店内。三田本店の写真があるから直系なのかな。満席で待ち客は2人ほど。注文したのはもちろんラーメン600円(食券制)。ちょっと大きめのどんぶりにみっちりと麺が詰まっている。仙川と比べると量は多い。大盛りは怖いくらいだ。僕が食べたのは追加トッピング無しの「ノーマル」なのできれいな見た目。味も二郎にしてはすっきりしている。麺は例の如くうどんのような太麺。そしてきっちり茹でただけの野菜。やたら脂身の多いチャーシューが2枚。出来上がり前に言うトッピングはお約束の「やさい・ニンニク・背脂・辛め(正油)」だが,卓上にタレとコショウと一味とラー油があるので注文後にお好みで調整できる。若干インパクトが薄かったのは背脂を足さなかったからかな。でもこれは確かに二郎。二郎好きが加速している僕には日曜の選択肢が増えてうれしい限り。

2002年3月17日

最近は日曜の食べ歩きに「二郎」を1軒,どこかに入れなければ納得できない体質になりつつある。南池袋公園のそばにあるこの店,来るのは2度目。20時過ぎで待ち客2〜3人。入口にある券売機で食券を買い,入り口わきの壁にびっしり貼られた名刺を眺めながらじっと待つ。「カネシ醤油」の缶が見える。飾ってある写真は三田本店でのオヤジさんとのツーショット。「直系」と言うことだろう。ニンニク,背脂,辛さ,野菜の量を指定できるが,これは出す間際(麺が茹で上がってから)に聞かれるのがお約束だ。うどんのような麺。「二郎だよなぁ〜」とにんまりしていただく。でも卓上にコショウがあるのは珍しい。背脂の量も二郎としては少なめかな。でも考えてみれば,これが普通のバランスだろう。ちょうど良い量というべきか。充分満腹感はある。トッピングのオーダーで本来の二郎スタイルに戻せると言う考え方のようだ。満足して店を出る。二郎の日曜営業は貴重だ。

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 二郎@松戸:松戸市本町17-21月休11:30〜15/18〜21(詳しいデータはめぐぞうさんのサイトで確認を)

2002年10月20日

夏前に行ったら午後1時で売り切れていた店。カウンターのみの店内。店の外にあふれる行列。回転はよくない(二郎はしょうがない?)。眼光鋭い髭の店主に優しい感じの女性(奥さん?)。スープをかなり念入りに注ぎ脂を調整(?)しているのが印象的だ。「二郎ってそういうラーメンだったかなぁ」と感心して見ていた(笑)。この店,麺固めのオーダーもできるゆだ(先に言うこと)。ニンニク・脂増しでオーダーしたのだが,基本的に麺も野菜もみっちり多めで,チャーシューも厚めのものがゴロゴロと。よほどでない限り大盛りにする必要はないだろう(笑)。醤油ダレは控えめだが,味(旨味)は濃いめで舌がしびれるほど(笑)。野菜はもう少しゆでが少ない方が好みだが,二郎はこんなものだろう。 全体としては,麺もスープも十分正統派の二郎だと思う。満足。隣に15分100円のコインパーキングあり。向かいの路地には20分100円の駐車場もあった。店の奥に粉だらけの製麺機があったから,自家製麺の模様。

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 二郎@要町(マルジ@板橋南):板橋区南町4-7 月休 18時〜24時

2002年10月20日

お約束の黄色い看板だが二郎の「二」は○の中に入っている。赤羽系とのこと。首都高速の高架を見上げながら外のベンチで待つことしばし。カウンター内には,なぜ二郎をやっているのか不思議に思える若いカップルが。二人の会話が普通で,松戸と違い緊張感はない。 不思議な二郎だ(笑)。まず「ニンニクダレかショウガダレか」聞かれる(各々小皿で出てくる)が,けっこうタレは強いし,トッピングのニンニクはどんぶりから手ですくってどさっとくるから,別皿のタレはあまり必要ないのではとも思う(でももらうのはうれしい・笑)。試しにそのタレを入れると,麺を食べるにはまだいいのだが,スープだけではしょっぱくてとても飲めない感じになるのだ。チャーシューは固まりがゴロゴロ。そしてゆで玉子が半分。野菜は比較的少な目だが,トッピングで注文すれば無料で山盛りになる。 麺は平べったい赤羽流の麺(同じもの?)。段ボール箱に入っていて,手分量で量るのも同じだ。けっこう固めにゆでられるが,二郎だと何がどう来ても驚かないし受け入れてしまう(笑)。少し前までは「日曜の夜もやっている二郎」は堀切くらいだったのだから,東池袋に続き「日曜の選択肢」がまた増えてうれしい限りだ。このままで行くと東京のご当地ラーメンは二郎になるのでは(笑)。

2004年12月23日

新店巡りは十分成果があった。〆はやはり「二郎」だろう。時間も早いし,いつも「堀切二郎」ばかりでもなんなので久しぶりに「赤羽二郎」系のこの店へ。ラーメン(650円)の食券を買いカウンターの上に置いて待つことしばし。カウンター越しに作っている手元を見ると遠慮なく入れられる「白い粉」。実に二郎らしい(笑)。注文はいつも通り「普通」で。隣の人の量を見れば怖くて「野菜増し」なんてできないもの。先客で食べずに残す人がいるなぁなんて思っていたら,自分でいい加減食べてふと見てみると普通の店の1人前くらいの麺とスープがまだどんぶりに残っていた。どんぶりは普通のものだが,量は標準で2人前以上あると言うことだ。ここの麺はゴワゴワの平べったい縮れ麺。と言うか,麺生地を延ばさずにそのまま切ったような感じのものとでも言おうか。そして固まりのよう背脂がゴロゴロと浮いている。味付けは濃くj,注文時に「にんにくダレ・しょうがダレを」と言えば別皿でくれるのだが,元々舌がしびれるほどスープが濃いから,タレのいれどころがわからない(笑)。荒れた感じの店内だが,その辺でボードでもやっていそうな若い店主夫婦(?)の接客は意外なくらい丁寧なのが印象深い。結局少し残してしまったたけれど僕としては満足。これで思い残すことなく年が越せると言うものだ(笑)。

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 二郎@荻窪:杉並区荻窪4-33-1 水休? 11:30〜14:30/18〜21(日通し〜20)

2002年12月15日

2002年10月14日に開店したばかりと言う店。青梅街道沿い,春木屋の手前の陸橋の三つ又のところにあり車で行くとかなり目立つ場所だ。黄色い大きなテント看板がとても目立つ(照明は入らないようだが)入り口脇の螺旋階段の登り口に券売機がある。初めてだとちょっとわかりづらい場所だ。カウンター10席の店内はクリーム色系で明るめ。 小600円を注文。とは言え標準で野菜は多い。しかも,二郎系には珍しくもやしのシャキシャキ感が残っているので個人的に印象良し。麺はみっちりした手打ちうどんのような太麺。ニンニクを入れなかったのでマイルドに感じたスープも,麺を食べ終わって単体で飲むとけっこう旨味が強い。『ニンニク・脂・野菜増し』で本来の二郎のレベルかな。塩味というメニューがあったのが気になった(売り切れていた)。

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 二郎@亀戸:江東区亀戸4-35-17 火休 11〜14/18〜21

2003年2月02日

午後1時半過ぎで7〜8人の行列。カウンターのみの狭い店内。入り口の引き戸にへばりつくようにして待つことしばし。ラーメンは 550円。野菜はほど良いゆで加減。麺はそこそこ太めで固すぎることもなくむしろおとなしめ。背脂の溶けた甘いスープも二郎と考えればノーマルな印象。チャーシューは小判大のものが2枚。ニンニクトッピングでかなりガツンと来る味になる。総じて言えば,オーソドックスな二郎でややおとなしめと言う感じか。2時にはきっちり準備中になった。それまでに並べば食べられそうだ・・・すぐ隣の人気店「ハッスルラーメンホンマ」も行列していた。これだけではなんなので壁に貼ってあった『社訓』を紹介しよう(笑)。

2003年8月31日

カウンターのみの店で行列店。小学生の娘連れの家族には敷居が高いタイプの店なのだが,「二郎」自体はすでに経験済みなので,注文杯数(カウンターだから人数分が妥当だろう),及び着席方法(4人並んでは無理だから2-2,3-1に別れて座る場合の組み合わせ)を妻と綿密に打ち合わせて(笑・>「ラーメン屋でのマナーについて考える」参照),店に向かう。12時前だったので,満席だが運良く行列はなかった。でも券売機でチケットを買っているうちにあっと言う間に後ろに5人並ぶ。これもラッキーだ。小ラーメン(とは言え一般的には中盛りサイズで550円)を4杯注文し,席が空く順にご主人の指示通り2-2に別れて座る。僕以外は女ばかりの家族だし,下の娘はまだ小さいからご主人の表情は不安げだ(「時間かかるんじゃないの・・・」)。丁度2年前に「二郎@三田本店」で奮闘し粉砕した我が家(>「久しぶりの「二郎@三田」&「さぶちゃん@神保町」にて・・・」参照)としては,今回はリベンジなのである。隣に座った,やっとカウンターテーブルに座って食べられるようになったばかりの小柄な小3の娘が「二郎」の極太麺と格闘している。二郎の量に驚くことなく黙々と麺を啜っている。後から着席したカウンターの向こうの妻と上の娘も,もちろんひるむことはない。いつもより速いペースで自分の分を平らげ,隣の娘から麺をいただく。早く1人前扱いされたい娘は少々不満そうだ(笑)。十分人並みに,回転を鈍らせることなく食べ終わった。今日の出来はやや甘めか。背脂も少な目。それがかえって食べやすかったのかも。そしてこの太麺がいい。「二郎」として考えれば全体として特に何の不満もないレベル。満足した。最近あまりラーメンを褒めることのない上の娘も,久しぶりの「二郎」だったせいか「美味しかった〜」と言いながら出てきた。二郎の美味さがわかるようになればもう立派なラーメンマニアである(笑)。メニューは他に小豚(650円)・小豚W(750円)・大(650円)・大豚(750円)・大豚W(850円)と続くが,僕は小以外を注文することはないだろう。それほどの量なのである。「二郎」はどこでもそんなものなのだが・・・・(笑)。

ラーメン二郎(社訓)

1.清く正しく美しく。
    散歩に読書にニコニコ貯金。
    週末は釣り,ゴルフ,写経。

2.世のため人のため社会のため

3.Love&Peace&Togetherness

4.ごめんなさい,ひとこと言えるその勇気

5.味の乱れは心の乱れ。
    心の乱れは家庭の乱れ。
    家庭の乱れは社会の乱れ。
    社会心の乱れは国の乱れ。
    国の乱れは宇宙の乱れ。

6.ニンニク入れますか?

実に二郎らしいなぁ・・・

2004年2月15日

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 二郎@一之江:江戸川区春江町 4-6 水休 11〜14/17:30〜21

2004年3月07日

昨年(平成15年)末に開店したとの情報を聞きずっと気になっていた店。茨城から上京する場合,日曜も営業していて且つ都心より手前にある「二郎」はとてもありがたい。水戸街道から環七を南下,江戸川区春江町の環七沿いにある。お馴染みの黄色い看板が目印。カウンター14席の狭い店内。男性2人はどこかで見た顔だが・・・。食券制で基本の「小ラーメン」は550円。しっかり二郎。太麺は申し分なし。スープは表面にしっかり油の膜が張りタレも十分効いて二郎らしい旨さだ。ニンニクもいらないくらいガツンとくる(笑)。例の如く「野菜増し・ニンニク入り・油多め・味辛め」が無料で選べるが「標準」でも不満はないだろう。はるばる上京して,1杯目に二郎を食べられる幸せ。昼の部は14時までだが,14時までに入店すれば食べられるようだ。これもありがたい。

2004年4月04日

この店に家族を連れて来るのは初めてだが,妻も娘も「二郎」のラーメンそのものは十分理解しているので問題はないのだ。家族4人で並び,20分ほどで着席できた。この店はカウンター越しに調理の手順がよく見える。丼に白い粉をザッザッとかけて,チャーシューの汁をタレにして背脂満載のスープを寸胴鍋から平ざるで漉し入れる。ラーメンの成り立ちとしては単純なものだと思うが,ハマってしまっている。麺はもっちりとした極太麺。下の娘のために「麺少な目」で注文してみたのだが,見た目はあまり変わらないようだ。それくらい量が多い。持て余すと思いきや我が家族はさにあらず。「チャーシュー食べてあげるわよ〜」「食べられるからいいっ」とチャーシューをとりあう母と小4の娘に苦笑。カウンター席のみなので食べるのに時間がかかると後の客に嫌がられそうだが,普通の所用時間で食べ終わることが出来た。満足。

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 次回の候補一覧

 二郎@吉祥寺(武蔵野市吉祥寺北3-4-3・TEL:0422-53-2082)10〜麺が終わるまで(17頃?)?休
 二郎@新代田(世田谷区代田5-29-5 )11:30-14:30、18-21 月休 土日は11:30〜15:30


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