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2000年 6月の食べ歩き > 水戸周辺は「食べ倒し日記」へ 

6月04日(日) 『江戸東京博物館@両国』とお気に入りの3店
6月18日(日) 山下家@取手・ふくろう@若林・柳屋@用賀・二郎@堀切
6月25日(日) 第5回どんぶりサミット《つくばオフ・リターンズ》

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 6月04日(日) 『江戸東京博物館@両国』とお気に入りの3店
考えてみれば家族で東京に行くのは久しぶりである。妻は早々に「日曜は東京に行ってラーメンをバシバシ食べる」と宣言している。
まずは『どんぶりサミット in TSUKUBA』で好評だった「丸長@つくば」へ。実はここは未食の妻のリクエスト。家族で初めて食べに行く。12時ごろでほぼ満席。つけ麺特盛×2,らー麺×1を,9才と5才の娘を含めた4人で食べたのだが(娘2人でだいたいいつも1人前ちょいしか食べない),なんと8才の娘に与えたつけ麺(特盛り)をほぼ1人で食べきられてしまい,最後は取り合いになる。我が娘は気に入らないラーメンは半分も食べないのだからよほど食べやすかったんだと思う。つるつるの麺だし・・・。「らー麺」は麺がやわらかめになってしまうから,やはりここの麺は「つけ麺」で味わうべきだろう。とは言え450円という値段から考えれば油分でこってりしたスープといい茨城では納得すべきレベルだ。僕は好み。
今度は娘達の意見も聞いて『江戸東京博物館@両国』へ。子供たちの社会勉強(?)だ。

『江戸東京博物館@両国』:墨田区横綱1-4-1 月休 10〜18(木金〜18)03-3626-9974

大人600円・小中高生300円(都内の学校なら無料=自己申告制)
JR両国駅・北側・特に駐車場はないが団体バス入口から入れば一般車の駐車も可能(2時間1000円)

7階建ての巨大なビルで,3階部分の吹き抜けはなかなかに感動的。常設展示室の入口は6階からで,再現された「日本橋」を渡ってまず「江戸ゾーン」へ。「寛永の大名屋敷」や「江戸城松の廊下」等の巨大な模型がまず目に入る。エスカレーターで5階に下りると「棟割長屋」を再現した等身大のものがあるが,このあたりは昔訪ねた「深川江戸資料館」の方が面白くまとまっていたと思う。「錦絵のできるまで」を再現したコーナーなどは子供に見せると面白い。「両国橋西詰」を再現した再現した巨大な模型はオペラグラスで見せるほど精緻なもの。その奥には「芝居小屋(中村座)」の再現。歌舞伎(助六)の舞台を等身大で作っている。外人なんかは喜びそうだ。定期的に芝居(四谷怪談)のからくりを再現するコーナーもある。次は「東京ゾーン」。銀座4丁目にあった(和光のビルの場所)という「朝野新聞社」の前では人力車や鉄製の自転車(前輪が巨大なもの)が固定されていて子供は乗って楽しめる。「鹿鳴館」(床に埋め込まれていて上から見下ろすもの)「ニコライ堂」も模型で再現。巨大な「銀座煉瓦街」では物語り仕立てで模型の人形が動く。その奥に浅草にあったと言う六角形のタワー「凌雲閣」。時代は「大正時代」へ。「関東大震災」の資料はなかなかにショッキング。実際に使っていたものを移築した「和洋折衷住宅」などは,僕の場合懐かしい感じがするくらい。「同潤会アパート」の前をすぎると「太平洋戦争」の時代に突入だ。東京だけに「東京大空襲」に絞った資料を集めていた。娘達に良く見せる。戦争を知らない僕たちが「親」の世代になった今,こう言う時に「戦争の怖さ」を教えておかねば・・・。そして戦後。「東京オリンピック」の時代を経て現代へ。僕にとっては記憶のある時代だが,娘達にとってはこれもまた教科書で習う「歴史的」な時代になるのだろう。最後のコーナーにあった「スバル360」の実物も,娘達にとっては「ちょっと変わったちっちゃな昔のクルマ」なのである。子供の頃親父が乗っていたマツダのキャロルを思い出した。それで半日かけて山梨の母の実家まで行ったのだ。帰りに金町のみどり軒で味噌ラーメンを食べたことを今でもよく覚えている。娘達もこうして僕と歩く今の東京を,ラーメンと一緒に何十年後かに「思い出」として思い出すのだろうか・・・。

『江戸東京たてもの園』というのも小金井にあり面白そうだ。今度行ってみよう。

小金井市桜町3-7-1(都立小金井公園内)月休 9:30〜17:30(冬季〜16:30) 0423-88-3300

結局みっちり3時間近く見学してしまった。さて今日の2杯目だ。妻と話し合いの結果,そのまま東京を縦断し,昔から好きな「こうや@矢口渡」へ。僕の「家系」の原点の店だ。もちろん今日も「キャベツラーメン・中盛り」。考えてみればかつては東京に来るたびに食べていたこの店に来るのも久しぶり(1年ぶりくらい)。
もちろんここまで来たら親子4人さっぱりとしたい。馴染みの池上温泉「久松湯」へ(>「ラーメン」と「銭湯」の熱い関係・参照)。黒い温泉につかり1時間ほどゆっくりする。そして湯上りに「アイス」。もう子供達は大満足である。
第二京浜から桜田通りを北上。そしてわざわざ新一ノ橋から六本木トンネルを抜けて青山通りに出る。そこから赤坂〜三宅坂〜日比谷〜銀座と言うのがお決まりのコース。昔から「東京」を感じることができて好きなコースなのだ。銀座4丁目の交差点に来たところで,午後9時ちょっと前なことに気づく。「木村屋が開いてるなぁ」と言ったら妻が「買って行こう」と言う。車を店の前に横付け。閉店間際だったようだが,妻ははじから適当に一そろい「あんぱん」とかいろいろ買ってきた。なんと2000円分。まぁ翌日の両親との「お茶」の時間にでも食べようと言うことなので,あきれつつも納得する。「木村屋のアンパン」は今なお我が田舎の実家ではステータスがあるのだ。
仕上げは最近はまっている「ラーメン二郎@堀切」。「あつもり」で決まり。妻はパス。でも僕は最近病み付きのようになっている。リピートはあまりしない僕が,今年に入って上京する度に寄っているのだ。夢に見る「極太麺」と背脂スープ。相変わらず髭の店主はいなかった(隣の店にいた)が,いつもの茶髪のおにいちゃんから顎鬚の若い人に変わっていた。今度は動きが力強い感じで,少しは「二郎」らしい雰囲気になったかな?味は満足。これは「慣れ」の問題だ。万人にすすめられるものではないと思うが「僕は」好きなのである。他人の評価はどうでもいい。
考えてみればここ1年は,なんか義務的にひたすら新規開拓ばかりだったから,その日に「あの店で今日は食べたいなぁ」と思うラーメンばかりを食べられて満足満足。日記を書くのも楽だし・・・。
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6月18日(日) 山下家@取手・ふくろう@若林・柳屋@用賀・二郎@堀切
先週いろいろあってHPの更新もままならなかった。それでも休みになれば目指すは東京だ。先週仕事だったので,今日は家族で「お出かけ」する日だったのだが,またも急用が入り午後までかかってしまう。それからでは家族での「東京」はちょっと辛い。結果,今日は「父の日」と言うこともあり「ラーメン好きの父」へのプレゼントとして「自由時間」を与えてもらう。ひとりで東京へ。自宅からの出発は午後2時になった。>「それでも僕は都をめざす
この時間では「どんぶり会議」で話題になった土浦の「環六ラーメン」「味楽苑」はともに中休み中。それではと目指した6号沿いの「六国家」(「麺太郎@荒川沖」が閉店して出来た店)もまだ開店準備中だった。
さらに南下。先月の『どんぶりサミット in TSUKUBA』で「わかとら家@取手」に行った時に前を通った「山下家@取手」(・・・編集中)に行ってみる。店のロゴのデザインは「山岡家@牛久」風。家系のラーメンだが味もその「山岡家」風。麺は「六角家」のような印象を持つ。女主人の店なのか,当然のように麺あげもしていた。
なんとか7時過ぎに東京にたどり着く。今日の一番の目的は日曜営業になった「ふくろう@若林」(・・・編集中)だ。世田谷通り沿いにぼおっと浮かび上がるいい感じの店。味は「煮干し+鰹節+豚骨」。麺は「浅草・開化楼」の歯ごたえのある細麺。「渋い」一杯をいただく。満足した。若いけどきびきびした動きの店主にこれからどんどん良くなりそうな「パワー」を感じる。
ここまで来たら何となくかつて住んでいた用賀まで行きたくなった。目的は「柳屋@用賀」(・・・編集中)だ。世田谷通りから馬事公苑の脇を抜けて上用賀へ。さらに南下。20年前に住んでいたこの街の,いつも立ち読みしていた商店街の古い書店の脇の路地を入ると,これまたよく通った古い食堂「ミナト」がある。その向こうの玉川線の線路跡だった通りが道路になり立派な表通りになっていた。そこにこの「柳屋」がある。実は2度目。感想としては前回ほどの「濃厚さ」を感じなかった。スープが味付けは濃いもののさらっとしているように感じる。こんな風だったかなぁ・・・。何となくもの足りなくて思わず「紅ショウガ」と「辛子高菜」を交互に入れてしまった。もちろん味はがらっと変わる。量的には連食にはちょうどよかったが・・・。
新宿まで出て時間を潰す。そうこうしているうちに10時をまわってしまった。例の如く青山通りをまわって帰途につく。
締めはまたも「ラーメン二郎@堀切」。「あつもり」の野菜・唐辛子増し。「根性あり」の太麺をぐっと噛みしめてで満足する。この味はどうあがいても茨城では味わえないのだ。
「いなかっぺのおっさんの食べ歩き」と言われようと食べたいものはしかたがない。日曜の東京のラーメンは日々のストレス解消にもなる20年来のささやかな(?)「趣味」なのだから・・・。こんな風に「父の日」が過ぎた。満足である。
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6月25日(日) 丸長@つくば・わかとら家@取手・いまの家@守谷
第5回どんぶりサミット《つくばオフ・リターンズ》> 掲示板「どんぶり会議」でのいきさつはこちら
そもそもこのオフは「どんぶり会議」で『どんぶりサミット in TSUKUBA』に参加したSJさんが

「丸長@つくばの麺とわかとら家@取手のスペシャルシャーシューに毎晩魘されて寝不足気味の毎日を送っております。」「また丸長の麺にビンタされ、わかとら家のチャーシューにバックドロップを 決められたいあなた! 参加されたい方、御一報下さい。」

と突然提案して始まった話。「オフ会でもなんでもありません」と控えめな提案だったが,やってみれば10人(子供も入れれば12人?)のけっこうな大所帯。僕自身,当初は仕事の関係で無理だったのだが,妻の許可が出たので(ただし娘2人を連れて行ってお昼だけと言う条件)途中参加表明。しかしいつものように最後まで付き合う(千葉でも東京でも)ことはできず「途中離脱予定」。地元なのに「お任せ」で申し訳ないことをした。で,今回のオフは僕のHPでは「第5回どんぶりサミット」と勝手に表現させていただくことに。だって「どんぶり会議」で告知されて開催されたオフだからやはり「どんぶりサミット」と言っていいのである。(>過去の「どんぶりサミット」参照)

丸長@つくば」に11時過ぎに集合。娘2人と到着すると前の駐車場にたむろする見慣れた麺々いや面々。第1回どんぶりサミットメンバーのHさん,Mbさんに,イタリアから帰って少し太った(?)幹事のSJさん。東京からのゲストさん(そのサイトの6/11の日記を参照されたし・今回の2店に来た時の感想が詳細に書いてある)。東葛からはご夫婦で参加のCrさん。ひとり髭の見慣れぬ顔が・・・と思ったらえらく近所から参加のTbさん。ほどなくニコニコとTsさん。最後は女性ながらそのサイトで県南のラーメンオフを連発しているTmさん。この時点でクルマは7台。ちょっと困ったが,まぁ何はともあれ「丸長」である。今回はさすがに早目に開店すると言うことはなかった。「連食」を考えてだいたいみんなが「つけ麺・550円」を注文する中で「チャーシュー入り・特盛」をオーダーする某つけめニストにはびっくり。二度目と言うことで「らー麺」をオーダーし違いを探ろうとする某東葛のメンバー(今回は一人しかいないって?)。とにかく麺が来るまでは「あーだのこーだの」とラーメンやネットのこといろいろしゃべっていたメンバーが,いっせいに黙って無心に麺をすすり上げている。ほどなく「スープ割」の声の連発。みんな納得したようだ。我が家はつけ麺を3人前注文し,下の娘が食べられないであろう分を僕が食べると言う効率的な展開。娘がいつものクセでスープを飲み干そうとするのでさすがにそれは止めさせる。ここのつけ汁はかなり唐辛子が効いているのだ。もっとも注文の時「唐辛子が入っていますが(子供さんは)大丈夫ですか?」とフロア係のお姉さんに聞かれたから,唐辛子抜きも可能なのかもしれない。家族連れは確かめて見るといいかも。
さぁ即次の場所(わかとら家)へ移動しなければならない。昼の部の売り切れがあるからだ。でもクルマ7台では能率が悪い。地元の参加者3人のクルマを,すぐ近所に住んでいたTbさんのところに止めて,僕のクルマで行くことに決定。TbさんはSJさんのクルマで先導。僕はTsさんTmさんを乗せて殿(しんがり)だ。ところが,ついつい車中でのディープな話に夢中になってしまい,自分の車がナビでもあることを忘れてしまって先行のクルマを追い越してしまったり・・・交差点でSJさんに並ばれるまでわからなかった。いつもの道なのでついついスイスイと。僕は名幹事にはなれそうもない。
わかとら家@取手」へ無事到着。行列は店外にあふれている(10人で一度に行けば当たり前か?)。前回のツアーで幹事だったK・G〜さんから電話があったらしく,SJさんがえらく上機嫌な店主から歓迎されていた。さすがに10人ではバラバラに着席したのだが,5才の娘も席を占領して悪いので,ラーメン(650円)3杯を注文。おかみさんが気を遣ってくれて「大盛でもよかったのよ〜」と言ってくれたが,ここは「父」が責任をもって食べよう。しかーし,上の娘は待っている間に左上の歯が抜けてしまいラーメンどころではない。下の5才の娘の箸が連食でそんなに進むはずもない。やはり丸長3杯〜わかとら家3杯の『昼の連食』は,さすがの我が家でもちょっときつかった(←当たり前?)。なんとか父の威厳(?)で3杯(2.7杯くらいか?)平らげる。ちなみに後で聞いた娘の感想は「2つ目のお店(わかとら家)は麺に油がからまって食べられなかった〜」。予備知識なくこの店に知り合い(or家族)を連れて行くときは注意すべし。ラーメンマニアにとっては家系のラーメンは当然のお約束の形態でも,一般的にはそうは思われないからだ。でも意外に年輩の女性の客もこの日は見かけたから,女性でもはまる味なのかも。ところで今日は1時半にスープ切れになり,何人か客を断っていた(みんなしぶとく粘っていたが・・・)。これから行く人,注意されたし。
さらに「いまの家@守谷」にも行くと言うつわもの4名。Bさん,SJさんはわからぬでもないが,地元TbさんTmさんん参戦したのにはちょっとびっくり。ただものではない。『一時間弱おきの昼・三連食』はさすがに僕はパスだもの。そんなわけで残りはふれあい道路沿い(「いまの家」の先)の「サイゼリヤ」へ。娘2人にはここのケーキ・アイス・ドリンクバーが好評。一般家庭と違い,この手の店にはふだんあまり入らないもなので(汗)。お騒がせしました。例の如くなごやかに歓談。一番オフの和む時である。僕的にはパフェがなかったのが不満だが・・・。ほどなく「いまの家@守谷」からのメンバーが帰還(麺は好評だったようだ)。さらになんとなくのどかな日曜の午後を過ごす。
東葛〜東京組はめぐぞうさんの「ラーメン掲示板」で話題の新店・「奥村屋@松戸」へ。本当は食べてみたかったのだが,妻のいない子連れ食べ歩きは初めて。当たり前の時間に帰宅しなければなるまい。何故か「サイゼリヤ」の前で記念写真(普通撮らないって?)を撮ったあと解散。茨城から参加の3人を乗せてつくばに戻る。またもディープな話になってしまう。まぁそれがオフの面白さと言えば面白さだ。何より人柄がわかった上での掲示板でのやりとりは楽しくなるものなのである。
こんなふうにだんだん茨城が見直されてくるのはうれしい(他力本願だが・・・汗)。前回と違い,地元茨城からの仲間も3人と僕的には徐々に地元での輪も広がってうれしい限り。SJさん,幹事ご苦労様でした。そして参加者のみなさんお疲れ様でした。丸長〜わかとら家とすでに一定の評価を得ている店を回ったので気持ち的には楽だったかも。
そんなわけで,非常に珍しく自宅に18:30に到着する。時間を持て余してしまったのは言うまでもない。ポケモンのビデオ見ながら帰ってきた娘達は,自宅に帰っても絶好調。が,僕はどっと疲れた。
掲示板「どんぶり会議」でのみなさんのご感想

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