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2000年 7月の食べ歩き > 水戸周辺は「食べ倒し日記」へ 

7月02日(日) 宿題店消化・新旧おりまぜ『疾風怒涛の1日6杯』
7月09日(日) 箱根日帰り・ラーメン3杯>七志@横浜〜なんつッ亭@渋沢〜桃家@大和
7月16日(日) 茨城県内の店・徹底攻略月間 【県北編】

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 7月02日(日) 宿題店消化・新旧おりまぜ『疾風怒涛の1日6杯』
順番的に行くと家族でお出かけの日なのだが,小3の娘が「ミニバスケット」の試合に出ると言う。子供の都合で家族のお出かけがキャンセルになるなんて,そんなに先の話ではなかったと言うこと。みんなで出かけられるなんて今のうちか・・・。と言うわけで妻の許しが出たので最近「どんぶり会議」で活発に議論されている県南の新店をチェックすべく,昼過ぎに自宅を出発。
まずは「六國家@荒川沖」。荒川沖の6号沿いの好立地条件,以前「麺太郎」と言う店があった場所にできた。「家系」の店と言う。国道側の大きな看板のてっぺんにネオンで「横浜」とつくのだから,これは本格的な「家系」を期待してしまうのはしょうがないだろう。ラーメンは550円(+消費税!)。クリーミーなスープで,なんか人工的な感じ。DMでのI情報によるとこの店の本家と言う「壱六家」はこういう系統のスープだそうな(但し本家との差は永遠に縮まらないとも)。麺は家系のそれ。厨房ではベテランぽい男性が4人くらいいたが,忙しい時間を過ぎたと言う感じで気が抜けていた。麺の茹で加減を二人で確認したり,レンゲで客に出すラーメンのスープをちょっと味見してうなづきあったり・・・(それはぼくのところへ来た)。まだ未完成なのかしら?店を出るとき「天下一」のような後味を感じた。この店については「どんぶり会議」の皆さんの感想を聞いたほうが参考になると思う。・・・参照 > 「どんぶり会議上の『六國家』&『吉村家』論争」
前々から気になっていた県西の有名店「すすきの@石下」(・・・編集中)へ。勝手にこじんまりとした小さな古い店をイメージしていたのだが,予想に大きく反して「チェーン店」のような外観。店内は家族連れで満席。有名なのもうなづける「一般受け」する味噌ラーメンである。
東葛のめぐぞうさんのサイトの掲示板「ラーメン掲示板」で話題沸騰の「奥村屋@松戸」へ。寿司店のような落ち着いた店内。そこそこの年齢のヒゲの店主。情報では「青葉@中野」のイメージだと聞いていたがたしかにそんな系統。いきなり完成度が高い,マニア受けするラーメンである。こんなラーメン店がぽんぽんとできる東葛地区がうらやましい・・・。
とりあえず東京へ渡る。何となく秋葉原。ほとんどが8時で閉店する中,「sofmap」は9時まで開いている。ありがたい。漠然と時間を潰す。何故って?ラーメンを食べるためである。
ふと通りかかった裏通り。「じゃんがら@秋葉原」にいつもの行列がない。こんな時間(午後9時過ぎ)に開いていること自体意外だった。「やってるんですか?」思わず聞いてしまったくらい。そう言えば久しく(5年くらい前?)ここでは食べたことなかった。一応食べておくかと入店。マスコミで見かけるヒゲの店主が目の前で作ってくれたのだが,「これでいいの?」と言うくらいスープが「薄かった」。味ではなくスープそのものがである。デフォルトのラーメンを注文したら,「トッピングは?」と当然のように聞かれたから,「全部入り」で稼ぐラーメン店になってしまったのだろう。これでは行列があってもネット上では過去の店になってしまった理由もわかる。先日食べた「じゃんがら@原宿」の「ぼんしゃん」はそこそこだっただけに残念である。「こんなんで満腹になりたくないよなぁ・・・」そう思いながら食べていた。
当然の如く「二郎@堀切」へ。この店に来るために東京に来て,美味しく食べられるように時間潰しをしていたようなものだ。今日は「つけ麺」。満足。雑な味に,やたら固い麺。でもそれがわかった上ではまっている。
つくばに戻り「吉村家@つくば」へ。あの「吉村家@横浜」の支店かと「どんぶり会議」で大騒ぎになった店。実際は無関係だった。味も家系のものではない。その雰囲気だけを真似した感じ。もっともどこまで「吉村家」を意識しているかは定かではない。この店も,「どんぶり会議」での皆さんの生の感想を聞いたほうが参考になると思う。・・・参照 >  「どんぶり会議上の『六國家』&『吉村家』論争」
めったにやらない1日6杯をやってしまった。食べたいラーメンがあとからあとからできると言うことは,果たして幸せか???翌日の昼食がスパゲティだったので,妻に「麺類はもういいよ〜」と言ってしまった・・・。
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7月09日(日) 箱根日帰り・ラーメン3杯>七志@横浜〜なんつッ亭@渋沢〜桃家@大和
久々の家族でのお出かけ。しかもしばらくは,またその機会もなさそうなので,合議の上決定したのはラーメンをからめた「箱根日帰り」。もっとも僕の場合,「箱根」が目的なのではなく,周辺の宿題店(>「神奈川の有名ラーメン」参照)を回るついでに「箱根」をからめようと言うもくろみ。もっともこういうことをクルマに乗ってから決めるのだからまさに「無計画」。
今日はずっと以前から食べてみたかった「なんつッ亭@渋沢」が一番の目的なのだが,電話で確認したらお昼の部は午後2時までと言う。ちょっと時間的にぎりぎりなので,高速を下りてR246で「七志とんこつ編@横浜」へ。店の周囲は狭い道沿いを強引に住宅地にしていったような地形で(横浜全体がそうかもしれない)店に近づくのに初めてだと苦労する。道を挟んだ向かい側の駐車場に運良くクルマを置いて,家族で「らー麺」「七志らー麺」「純レバ丼」を注文。「七志」がニンニク油に茎ワカメと「熊本風」で気に入る。「純レバ」は味付けが薄く不評。あとのラーメンに備え,子供達にはご飯ものと思ったのだが,あまり食べようとしないのだ。麺の取り合いになってしまった。「マンゴプリン」と「杏仁豆腐」も注文して子供達のご機嫌をとる。
周囲に何の目的もないので,R246を漠然と西に向かう。
なんつッ亭@渋沢」に夜の部開店の5時前に到着。国道からちょっと入った場所にあるのだが,本当になんでもない住宅地の路地にある店。それでも開店時には15人くらいの行列になっていた。ラーメンを3杯。ひとつを大盛にする。黒いマー油が浮いたすっぱさのあるの濃厚スープ。中太麺の歯切れがいい。たしかに特長がある熊本ラーメンだ。満足。イラストの指示通りライスも注文して残ったスープに「てやっ」と入れて,ラーメンライス(雑炊?)まで楽しんでしまう。
小田原厚木道路〜箱根ターンパイク経由で箱根を登る。いつもなら芦ノ湖スカイラインのヤギポイントまで行くのが我が家の常なのだが,この時すでに6時半を回っていたので,そのまま芦ノ湖湖畔まで下りて,遊覧船をバックに記念撮影。これで今日と言う日に家族で箱根に来たと言う記録が残ったわけである(いつもこのパターンだが・・・)。
次は,箱根に来た時の我が家の定番「雲遊天山露天風呂」へ。湖畔から旧東海道を甘酒茶屋・畑宿方面に向かい,その先の須雲川沿いにある。日帰り入浴専門の施設で,敷地面積はさほど広くないと思うのだが,かなり合理的にレイアウトされていて,安っぽくなくくつろげる(大人900円・小人600円だが・・・)。1時間ほどゆったり風呂につかり,蒸し風呂に入って汗を流す。風呂上りは中庭でアイスとジュースを食べて涼むのがお約束。休憩所で横になることもできる。とにかく全体の雰囲気がいいので我が家の昔からのお気に入りなのである。

奥湯本温泉郷「雲遊天山露天風呂」:足柄下郡箱根町湯本茶屋208 無休 9〜23 TEL0460-6-4126

R1に出て「小田原厚木道路」に乗る。ここでウインダムヒルの「響」と言うCDを流すのが,結婚前からの夫婦の「お約束」だったりする。つまり10年以上前からこういうパターンで日曜を過ごしているのである。
最後の目的地「桃家@大和」へ向かうべく,渋滞の厚木インター付近を避けて一般道に下りたものの,やはり渋滞。それでもなんとかたどり着いたのだが,カーナビへの入力ミスで本店ではなく駅前店に着いてしまった。でもまぁいいかと入店。しかしタイミング悪く,8人ほどのグループのすぐあとだったので,ラーメンの出来上がりまで20分以上待たされてしまう。ここまで来てのこの時間の「待ち」は大きい。ラーメンは「家系」のそれ。さすが本場と言うべきか,味付けは薄いもののスープそのものは濃い。麺は標準でも固めだった。妻は少々持て余す。僕は「家系」の経験値がひとつ上がったと満足。
保土ヶ谷バイパスに乗ったものの,横浜近辺は何度来ても道が複雑でわかりづらい。それでもなんとか首都高速に乗り,みなとみらい地区から横浜の夜景を見ながらベイブリッジ方面へ遠回り。そのまま湾岸道路で東京へ。四ツ木あたりが延々工事渋滞でかなり時間をロスしたが,それでも自宅近くまで高速が開通した(友部JCT〜東水戸道路〜ひたちなかIC)ので帰りはかなり楽になった。
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7月16日(日) 茨城県内の店・徹底攻略月間 【 県北編
> 「どんぶり会議」上に【 県北編 】【 県央編 】 【 県東(鹿行)編 】と言うのがある。
ちょっと東京方面には行けない状況なので,県北に行って3軒食べてきた。あと未食の何店かをチェック。
ロン@高萩 : 高萩市赤浜692-1 <0293-23-7587>
国道6号沿い,高萩市内を抜けて永谷園の工場が右手に見えたらその2つ先の信号東側角地。野菜販売所がその東に折れた道路沿いにあり,どうやらその周囲に路駐している車はロンの客ばかりのようで,ひっそりした店の前とは裏腹に日曜の昼過ぎなんと25席ある店内は満席。涼麺,つけ麺と言った涼しげな麺を頼んでいる人がほとんどの中醤油ラーメン・480円を注文(ほんとはざるラーメン・400円!にしたかった)。肉系の油の味のするスープはちょっと思ったほどインパクトがないかな。麺も平凡な感じ。店主は思ったより若い(とは言え40代か)やや長髪の人で(これが東葛のMZさんによく似てたりする)夫婦で調理場を仕切っているみたいだ。次々と来る注文を手際よくさばいています。麺の種類が多いから,そのバリエーションで回転する人気店といったところか。家族連れがやたら多かった。正式にはラーメンショップ・ロンと言うようだが,メニューも味も
いわゆるチェーン店のその系統のものはない。
九州ラーメン博多@高萩 :高萩市380-2 <0293-23-3400>
6号沿い,高萩ICに向かう道の交差点の北側500Mくらいにかなり昔からある店。10年以上前に食べてあまり感心しなかった記憶がある。で,看板にもあり(「元祖」とまで書いてある),メニューのトップにも来ているからと「九州ラーメン・500円」を頼んだのだが,なんとスープが白濁ではなく半透明。これを博多ラーメンと言っては,たとえば東京の人気ある店の博多ラーメンを食べた人は怒って箸を折ると思うくらい,スープのとんこつの濃度がなかった。塩ラーメンみたい。年配の男性+女性の3人で手馴れた感じでやっていたから「博多ラーメン店」ではなく普通のラーメン店と思えば怒る必要はないのかもしれない。店に活気はあった。
続いて,以前どんぶり会議でライムさんからのl情報があった2店をチェック。
大雪@磯原 : 北茨城市磯原豊田546 <0293-42-4987>
6号の磯原駅に入るT字路(カーブで歩道橋)を西進して陸橋を渡りジャスコの先,青いゼネラル石油のスタンドのT字路を南に折れてすぐ右側。磯原中の西側になる。でも,行ったら臨時休業だった。しかし,店の雰囲気はそそられるものがあった。店の前とかまわりがすっきりとしていてきれいだったから。(>その後実食:「どんぶり会議」の茨城県内の店・徹底攻略月間 【 県北編 】参照)
バスラーメン@高萩 : 高萩市有明1-21-2-A104 <0293-23-8420>
屋台かなと思ったら電話帳にも載ってるし,簡単に見つかるだろうと思ったらまるでわからない。電話も出ない。有明1〜3丁目を「挙動不審車」と思われても仕方ないくらいうろうろしてしまう。でも見つからず。やはりバスかなんかの屋台で,電話と住所は店主の「連絡先」なのかもしれない。3丁目の酒屋さんで聞いても店の名前さえ知らなかったし・・・。「屋台ラーメン」と言う小さな店は1丁目の公園の北側にあった。あと3丁目の銭湯に「ラーメン」の看板があって,一瞬「バス=風呂」などと考えたりしたけどまさかね。(>その後発見:「どんぶり会議」の茨城県内の店・徹底攻略月間 【 県北編 】参照)
ここまでチェックして帰り道の日立で宿題の店で一杯。
満久@日立 : 日立市大沼3-27 月休 11:30〜1:30/17〜20 <0296-36-2848>
以前,さとちんさんから教えてもらった店。水戸方面から来る場合,国道6号を北上し,森山町に入り,「森山団地入口」の信号の先,右側に「コントラーメン@日立」。さらに北上し右手に自動車のアップルがある交差点を左折して,坂を登る途中左手にある(駐車場有り)。今まで3回ぐらいふられていて今回が初食だったのだが面白いラーメンだと思う。味噌ラーメンは500円。そこそこ太目の麺に,スープは白味噌ですりゴマがかなり多量に溶け込んでいて,特徴あり。野菜もたくさんでハフハフと一生懸命食べざるを得ないのだ。店内の張り紙は字体も内容も面白いのだけれど,「人手不足のためろくなサービスはできませんが 水でも飲んでぐったりしてください」とか冷やし中華が「松」たか子=900円,「竹」内まりや=1000円「梅」宮アンナ=1100円(順番が逆?)とベタベタのオヤジギャグ。にもかかわらず,情報通り店主が奥さん(だと思う)をかなり強烈に罵るのでちょっとびっくりした。
県北って,電話帳で調べてもラーメン店の数そのものが少ないのだ・・・。

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