● 2000年 10月の食べ歩き > 水戸周辺は「食べ倒し日記」へ
■ 10月01日(日) つくばで2杯,町田で2杯,そして横浜で1杯 ■ 10月09日(祝) 家族で武蔵@青山・醤屋@馬込・笑の家@南麻布 ■ 10月15日(日) 支那そばや@つくば・長浜食堂@新井・二郎@堀切 ■ 10月22日(日) 紅葉の那須〜白河で温泉とラーメン三昧 ■ 10月29日(日) 「ぜんや」と「ジョン・レノン」〜埼玉4杯+懐かしの1杯
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■ 10月01日(日)つくばで2杯,町田で2杯,そして横浜で1杯
>三水@つくば・いっこく堂@つくば・二郎@町田・おやじ@町田・葉隠@横浜
● 今日は1人で出かけられる。こんな時は気になるラーメン店を片っ端から食べなければならない? ● まず,今日の本来の目的・「支那そばや@つくば」へ。国道6号・「下土田南」交差点(新治郵便局がある)を西に折れる。梨狩りの看板が並ぶのどかな「つくば千代田線」を走り「小田十字路」北側。ユニローズの手前側。ところが昼12時で店が閉まっている。ガーン・ガーン。ふと見ると店内に人影。カウンターに座ってボーッとしている。このまま帰るのもネタにならないので,ガラス叩いて呼び出してみる。以下その時の会話。
「一日休みなんですか?」「そうだよ。スープの出来が悪くてね。」(あれっ僕もけっこういい年齢なんだけど「すいません」と言う感じじゃないんだ・・・)「・・夜の部はやったりしないんですね」「出来の悪いスープを出すわけにはいかないからね〜」(そんなこと堂々と言い切られてもなぁ・・・)「こういうこと良くあるんですか?いやこんなものがちゃんと用意してあるから・・」(と,「スープ不出来のため云々」としっかり文字が彫られた休業用のプレートを叩く)「うん,月に2〜3回ぐらいあるかなぁ〜」(おいおいそんなに自信持って言うなよなぁ・・・ 遠くから来てるんだけどなぁ・・・)「わかりましたっ。しょーがないですね。」「どうもすみませんでしたね〜」(初めて客らしい受け答えされた〜)
まぁ,本家「支那そばや」の佐野氏も客に対して圧倒的に上位に立つことで有名だが,そんなところは早くも受け継ぐのかな(皮肉)。僕の得た情報では,佐野氏は意外にも実業家的な側面があるようで,支那そばやのノウハウを広く希望者一般に提供しているようだ。だから「修行」と言うより「研修」をした弟子達が,今後あちこちに出店していくのだろう。もちろんそれなりに費用もかかるんだと思う。だが,こんな場所にある「つくば」のラーメン店がいきなり行列店になるなんて,茨城に限らず稀有なケースだと思う。やはりマスコミを通じて「支那そばや」のブランド名は浸透しているのだろう。費用(開設資金)をかける甲斐はあると思う(>参照「支那そばや@いわき」)。看板の夜の営業時間のところに、またマスキングがしてあった。しっかりマスキングしてあるから臨時と言う感じではなかった。まぁ好意的に解釈するなら,納得のいかないスープを多量に作る(薄めるとか・・・)とかしたくないから,自分の技量で作れる杯数が出たら閉店と言うことにすると,昼だけの営業になると言うところだろうか。● R408を南下し「三水@つくば」へ。「つけめん」があると聞き,気になっていたのだ。日曜の昼過ぎだが駐車場(以前より拡張され 4+10台)は満車。カウンターのみの店内も壁に張り付くようにして待ち客が10人ほど。結構な繁盛振りである。つけめんメニューは「ネギつけめん」(700円)1種のみ。ネギメニューは好きではない(味がネギに引っ張られる)のだがしょうがない。つけ汁がちょっとしたふつうのサイズの丼で出てきた。しかも山盛り。具のもやし&ネギで盛り上がっているのだ。一瞬注文ミスかと思ってしまった。この店らしく背脂が浮くものだが,酸味がかなり強い。麺は黄色いプルプルの麺で(固めで歯応えがよい),それを具(味玉子に海苔とチャーシュー)をかき分けるようにしてスープにつけて食べることになる。もっと酸味を抑えられないものかと思うが,一般的にはこれでしょうがないのかもしれない。 ● 次は「どんぶり会議」で盛り上がっている「いっこく堂@つくば」。谷田部南小の西側の低い畑の中に盛土した敷地にポツンとある。駐車場は充分(だって周りに何もない)。木休 11〜14/16〜20.。正油ラーメン(500円)藤色の丼に並々と注がれたスープ。具はチャーシュー・海苔・メンマと極めてオーソドックス。スープはとんこつ正油色。酸味を感じ,胡椒も強い。「どんぶり会議」で話題になった店なので,食べたら報告しようと思っていたのだが,どう表現していいものか迷ってしまう。書くのをためらってしまう。独自性は出そうとしていることはよくわかる。しかし,何を目指すのか今一歩見えてこないラーメンなのである。麺はインスタントラーメンのような食感。悪い意味ではない。「玄@秋葉原」や「芳月@日立」なんかもそう言う感じだ。そう言う狙いで作らせている麺なのだと思う(自家製ではないと思う)。店は家族で営業しているような感じで,調理場には母親と息子と言う印象の二人。主導権は「母親」の方にあるような印象を受けた。まだこれからと言う感じか。 ● さて,珍しく茨城で2杯食べてしまったので次なる目的が見つからない。「こんな機会に」と,東葛〜東京を抜けて以前から気になっていた(>「東京都下の有名ラーメン」)「町田」を目指すことにする。何と言っても「町田」は茨城から見ると東名高速的には「川崎の先」であり,実に遠いのだ。今回は,春の『第3回どんぶりサミット』で行けなかった店のチェックである。 ● まずは念願の「二郎@町田」だ。このところずっと気になっていた店。あたりがすっかり暗くなった午後6時30分に着いたら,店前に15人以上の行列。「うへ〜」と思い,クルマを置いて店前に戻ると行列がない。18時30分の開店待ち(夜の部は18:30〜22:00)の行列だったのだ(とは言え結局19番目だったが)。やはりここはMO(町田オリジナル)だろう。桜エビがきいて,スープも背脂も麺も,それぞれにきっちり自己主張したきりりと熱い一品。夢中で食べてしまった。いや〜もう大満足。「ブタ」(=チャーシュー)もやわらかくて,ちゃんと作ってると言う感じのもの。もちろん,◎(二重丸)。僕の二郎経験値は,日休の店が多い関係でもっぱら「堀切二郎」が圧倒的に多いんのだが,堀切店はマニアックな感じがして「慣れ」を要すると思うが(先週食べた「ぽっぽっ屋@小伝馬町」もそう)町田二郎は洗練されていてこの手のラーメンが苦手な人もわかりやすい味なのではないか。カップルがやたら多かったし,僕の後ろは女性2人組だった。いやぁよかった。行った甲斐があった。 ● 続けて「おやじ@町田」。満腹なのだがこの機会を逃しては「次の機会」はいつ来るかわからない(>「ラーメン連食の正当性を考える」)。午後時までの営業なので少し腹ごなしをしてからとも思ったが,「売切れ」では元も子もない(こんな時は往々にしてよくあるのだ)。20時に並ぶ。運がいいことに僕の次の人で「売切れ」になって,暖簾が仕舞われてしまった。セーフ。カウンターのみの狭い店で,店名どおりの「おやじ」(思ったより華奢だったが)とジャニーズ系の若いお兄さん。「弟子」と言う感じではなく,けっこう店を仕切っている。後継者(息子?孫?)かな。おやじ麺(味噌味・700円)。これまた◎。白みそだけど「純連@ラ博」に肉薄する元スープの濃厚さだ。4杯目だったので麺を食べきれなかったのが残念。ちょっと怪訝そうな感じでお兄さんに見られてしまった。すいません。今度来た時には必ず完食します。 ● ここまで来たんだ。東京に戻ってはもったいない。依然未食の「吉村家@横浜」を目指し保土ヶ谷バイパスを南下。たどり着いたら閉まってた。無休だと思っていたら日休だったのね。自分のデータ(>「宿題のラーメン店」「神奈川県の有名ラーメン」)が間違っていたのではどうしようもない(訂正しました)。 ● なんとなく「みなとみらい地区」に行ってみる。結婚直前(約11年前)に妻と来た思い出の場所だ。「横浜博」をやっていた頃との位置関係がちょっとわからないが,南端から入った帆船があるあたりがライトアップされていて実に感じがいい。今度子供を連れてきた時に見せてやろうとカーナビに場所を登録した。 ● さて,さほど空腹ではない(当たり前か?)のだが,横浜まで来てこれで帰るわけには行かない。前回は「六角家@東神奈川」に行ったので,何か近場で他の店はないかと自分の『宿題のラーメン店』のデータからその先の「葉隠@白楽」を選び出す。何故この店が「宿題」なのかと考えてみれば,その情報源はラーメン王・武内伸氏の「何回もいきたくなるラーメン店100」(講談社・1999/03)。ネット上ではもうあまり話題にならない店だ。キャッチフレーズは「幻の佐賀ラーメン」。店内はラーメン屋らしからぬ洒落たつくり(とは言え今風ではない)で,ちょっと風変わりな感じの店主(若い頃は柔道家?)と若い店員。先客は2人だった。3日間かけて煮込むと言うとんこつスープはマイルドな感じ。麺は細麺だが博多系のような極細なものではない。「ふ〜ん」と思いながら食べたのだが,ひと昔前ならともかく今となってはインパクトに欠けるかな?またもスープは飲んだが麺は残してしまった(今日5杯目だもの・・・)。すいません。 ● 1号線を北上し,思ったより早く東京に入る。けっこう近いんだ。あとはいつも通りの帰り道・・・。
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■ 10月09日(祝)家族で武蔵@青山・醤屋@馬込・笑の家@南麻布
● 貴重な連休だが,仕事の関係で自由になったのはこの最終日の昼からだった。家族4人,常磐高速で東京を目指す。 ● 考えてみれば今日は貴重な「祝日」でもある(>「祝日に食べるべき東京のラーメンとは?」)。妻の希望を聞いて「武蔵@青山」に決定。午後3時過ぎ,前回とは違いほぼ満席だった。僕は何かとネットでは評判の「味噌」を食べてみたかったのだがこの時間では売り切れの赤ランプ。残念。醤油ら〜麺(700円)を3杯(こってりとあっさり),それに上の娘にはつけ麺(700円)だ。家族4人で黙々と食べたのだが,妻もそして娘もはじめて新宿店で食べたときのような感動はなかったようだ。店の差か?慣れか? ● 武蔵の道を挟んだ向かい側に,ぽっかりと公園がある。けっこう贅沢な空間だ。ちょっと遊んで,すぐ近くの「HONDA ウェルカムプラザ青山」に移動する。クルマだけでなくバイクとかも展示してあるので,子供はけっこう喜ぶ。妻はと言うと,「モトGP」とか言うプレステ2のゲームで遊べるコーナーがあって,大騒ぎしていた(「動かない〜」とか言ってたら見るに見かねた隣の人が教えてくれたそうだ・汗)。ひとしきり遊んだあと,地下の駐車場に止めたクルマに戻り,次のラーメンを検討するわけである。 ● 新店(2000年5月開店)の「醤屋@馬込」に決定。ここは本来月休の店だが,祝日だから営業していた。名前の示す通り,醤油味だけで3種類のスープがあると言う店。こう言う並列的に多種のラーメンがある店は家族4人で行くと手っ取り早い。「連食」だったので3杯にしとこうと言う妻の反対を押し切って黒・白・紫につけ麺の4杯。僕的には「白」が好み。次は「紫」かな。つけ麺も小さな鉄鍋みたいな形をしたものに熱々のつけ汁が入って,見た目面白かった。ただ,麺自体はそんなに特長を感じなかったので同種の麺4杯分はきつかった。黒・白・紫は具も全く同じだったし・・・。子供が食べきれない分を懸命に食べたが,半玉ほど残してしまった(申し訳なかったが),もちろんスープは飲み干した。環七沿いで交通量がかなり多いからクルマの場合はかなり苦労しそうだ。余談だが,若い店主は従業員(外国人?)とのオペレーションがうまくいかずイライラしているみたいだった。妻は,最初にカウンターの上から差し出されたラーメンが交差して,ちょっと手を出すのが遅れたら「とって下さい」と女性店員(奥さん?)にきつい感じで言われたのが不満だったようだ。「あぁいう言い方はないと思う」と,味よりもそのことばかりを言っていたもの。結果としてラーメンの感想も厳しいものとなる。僕自身はともかく,家族でこの店には再訪しづらくなった。客商売は難しい。 ● さらに南下し,雑誌(東京1週間)で見た覚えのある蒲田駅北西の「池上温泉」を目指したのだが,休みだった。考えてみれば今日は「月曜」なのだ。少し戻っていつもの「久松湯@池上温泉」へ。 ● あと1杯かな。妻は何故か「久々に『ホープ軒@千駄ヶ谷』が食べたくなった」などと言い出したのだが,桜田通りを北上していて目に入った「笑の家@南麻布」にする。この店は2度目なのだが,以前ネットで話題になった「つけめん」を思い出したのだ。が,券売機を何度見直しても「つけめん」なんてない。店員の女の子に「つけめんはもうやっていません」と言われがっかり。すなおにラーメン(600円)を食べる。まさに「家系」の味。文句はない。キャベチャーが100円というのもありがたい。小鉢にみっちり詰め込んで出てくるからお得。濃厚スープの合間にちょうどいい。店主はその目の前の客としゃべっていた。「元『六角家』の店長だったんですよ」とか「東京ではどこの店がおいしいですか?」とか。TVチャンピオンに出た経歴のあるこの店主,新しい情報には今もなお貪欲なようだ。 ● さぁ帰ろう。が,ライトアップされた「東京タワー」が右前方に見えたのでついつい行ってしまう。下から見上げると,けっこうこれがきれいなのだ。クルマから降り,娘を抱いて見上げさせる。子供の頃,子供会の遠足でここに来た時,まさに東京のシンボルだった。とてもうれしかった覚えがある。娘にはどう見えているのだろう。このとき21時40分。芝公園入口から首都高に乗る。 ● 我が家のお決まりのコースで,お台場の夜景を見ながら湾岸線を走り,葛西JCTから中央環状線を北上し常磐道に乗る。渋滞もなく順調に100km以上をキープ。なんと23:00過ぎには自宅に着いた。9時半過ぎに東京タワーを見上げていて,11時過ぎには自宅にいるとは,本当に東京は近くなったものだ・・・。
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■ 10月15日(日)支那そばや@つくば・長浜食堂@新井・二郎@堀切
● どんぶり会議の仲間であるtb氏が珍しい「そば」をくださると言うのでまずつくばの氏の職場へ。入口がオートロックの,その巨大な施設内でいただいたのは『音威子府名代きそば』。冷凍してあったのだ。北海道北部の音威子府(おといねっぷ)村という小さな村で作られている一風変わったそば。このそばの特徴は,つなぎにかん水を使っており,そばなのに食感がラーメンに近いこと。色は,茹であげると真っ黒になる。食べたのは翌日だったが,両親まで含めて親子三代,十分に堪能させていただいた。実は今はラーメンばかり食べているが,もう少し年をとったら「そば」もいいかなぁと思っている。最近は「ラーメン」より「つけめん」が好みになってきているし・・・。参考までに『音威子府名代きそば』製造元は「畠山きそば店」(北海道中川郡音威子府市街420 <01656-5-3035>) ● さて,昼時なので「御礼にラーメンでもご馳走したい」と何かと話題の「支那そばや@つくば」をめざす。僕のカプチーノではさすがに大柄な男二人では辛く(助手席が狭いのだ),tb氏の大型クロカン車で行くことになる。昼の部終了の2時前ぎりぎりに到着。入口から2〜3人待ち客があふれていた。国道(R125)沿いだが,周囲は茨城によくある静かな風景。駐車場は店前に8台分ほどあったが,満車。北側のスペースに止める。特にこだわった造りではない平凡なカウンターだけの店。ガラス面積の多い,新しく明るい雰囲気。カウンターを囲むように店内にも待ち客がずらりと並んでいる。メニューは基本的にラーメンのみでしょうゆ味と塩味の2種類。基本のラーメン(塩味では「ねぎラーメン」)が650円。大盛りと味付け玉子(名古屋コーチン)が100円と言ったところ。まずは基本の味だろうと「醤油味」を注文。だいぶ先に出て来たtb氏の「しお」をちょっと味見させてもらう。けっこうはっきりした味でわかりやすい味だ。さて自分の醤油が来た。スープをひと口。???。これでいいの?と言う感じ。良くも悪くも特徴がないのだ。よくあるラーメンのスープだ。「支那そばや@いわき」で感じたような,圧倒的に素材の違いを感じさせるような「違い」を感じなかった。この日の出来の違いなのかもしれないが,今日のスープが標準ならいずれ行列もなくなるのではないか。それに,全体的に「支那そばや」と言う割には作り方が雑な感じ。「支那そばや@いわき」では一杯一杯のスープを確かめるように注いでいたのが印象的だったが,ここではそう言う丁寧さも見えなかった。麺も入れたままで箸で最後に整えることもしなかったので予想通りほぐれが悪い。tb氏も言うように「塩」をたまに確かめに来れば充分のような気がする。期待が大きかった分がっかりしてしまった。「10/18より夜の部(PM 5:00〜8:00)営業開始」と書いてあった。ずっと昼の部だけだったようだが,夜の部再開の目途がついたと言うことだろうか。
参照>どんぶり会議の「支那そばや@つくば」情報● tb氏の職場まで戻り午後3時近く。「今から東京に行くんですか」とあきれられながらも「いつものことですから」と言って別れ6号を南下する。でも甘かった。この時間では牛久も取手もそして千葉県内も,局所的に渋滞を繰り返す時間帯。「国道6号渋滞回避方法あれこれ」を駆使して裏道を行くも,うまく行かない。流山街道沿いで「しゃかりき」とかオープンテラスの「韓」とか言った店をみつける。あまりネットでは聞かないけどどうなのだろう?渋滞のとどめは抜け道として通った先の松戸駅前。地元の祭りだったようで30分位,ほとんど動かなかった。本当は最近情報の入った「青葉@鍋横」に行きたかったのだが,「売切れ」を考えるとだんだん可能性がなくなってくる。何のためにこんなところ走っているんだろうと自問自答しながら走っていた。葛飾橋から都内に入る。 ● 7時半近くに池袋までたどり着いた。このままでは何もできないまま帰ることになりそうだからとりあえず「AMLUX@池袋」へ。発表されたばかりの「マークU」をぼんやり見てた。そのあと中野へ。「青葉@鍋横」は当然のことながらすっかり暗くなっていた。記憶があった「大勝軒@鍋横」もみつからなかった(たぶん営業終了してたのだろう)。 ● あてがない。ぼんやりした記憶だけで「長浜食堂@新井」を思い出す。中野通りを北上。西武新宿線の踏み切りの先に見つけたときはホッとした。いつも初めての店ではラーメンは基本のものを食べるのだが,ついつい「角煮・排骨(パーコー)入り」のスペシャルラーメン(990円)を注文してしまう。その感想は?>「東京の博多ラーメン」 ● 新宿で時間を潰し,帰途につく。最後は「二郎@堀切」だ。考えてみれば久し振りだ(と言っても1ヶ月くらいだが)。今回食べ終わった時に「もういいかな」と思い始めた。まずかったわけでも,飽きたと言うわけでもないのだが,そんなに毎週のように通わなくてもいいかなと言う気分になった。そう考えたら少しホッとした。麻薬から開放されたような安堵感があったのだ。また復活するかもしれないが・・・。 ● あとはいつも通りの帰り道。
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■ 10月22日(日)福めん@西那須野・火風鼎@白河
> 紅葉の那須〜白河で温泉とラーメン三昧
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■ 10月29日(日)ぜんや@新座・石川家@岩槻・娘娘@浦和・むさし坊@浦和・桂花@新宿
> 「ぜんや」と「ジョン・レノン」
> 「埼玉のラーメン」>参照・Qタローさんの「ラーメン情報室」
● 毎週のように東京に行っているとさすがにマンネリ化を感じることがある。さて今度はどうするかと思った時,ふと「埼玉」を思いついた。国道6号線1本で行ける東京より,埼玉は気分的に遠く,あまり行ったことがない。10年前くらいに「ニューラーメンショップ@戸田」に行ったことくらいが唯一の「埼玉のラーメン」の印象だ。そうだ,どうせ埼玉に行くなら先月できたばかりの「John Lennon Museum@さいたま新都心」も見てみたい。そう考えると,俄然その気になってきた。となれば,ラーメンはずっと行ってみたかった「ぜんや@新座」だろう。昨年(1999年8月)オープンのこの店,「TVチャンピオン」出場経験のある店主の店として当時からネットでは評判が高かったが,その後あらゆるマスコミに取り上げられて,今や「大行列&売切れ」と言う情報ばかり。だから,気合いを入れて行かないと全て無駄足になってしまう。うまい具合に今日は小3の娘の学級リクレーションとかで,8時過ぎに妻子が出かけてしまった。またとないチャンス。珍しく9時前に出かけることができた。当然,万全を期して,常磐道〜東京外環自動車道経由で和光ICまでクルマを飛ばす。 ● 川越街道を北上し,新座駅手前の野火止交差点を右折する。「ぜんや@新座」の開店時間は11時30分,しかも今日は雨。少しは空いているかと思った僕が甘かった。小雨の中,11時15分で30〜40人ほどの大行列。少しめげたが気を持ち直して並ぶ。しかしそれからが長かった・・・。>「ぜんや@新座」 ● せっかくここまで来たなら,もう一杯くらいお昼に食べておきたい。ちょっと遠いが,これまた以前から気になっていた「石川家@岩槻」だ。午後2時半過ぎでも店内は満席だった。>「石川家@岩槻」 ● さぁ「John Lennon Museum@さいたま新都心」だ。・・・ってニュースで見ただけで場所を知らない。本屋もなかなか見つからず,コンビニにも載っていそうな本はない。友人に電話して大体の場所を確認。看板が見つからないまま「埼玉スーパー・アリーナ」に入り,聞けばこの建物の4,5Fだと言う(入口は2F)。・・・やっと見つけた。> 「ぜんや」と「ジョン・レノン」 ● 午後6時を回った。せっかくだから浦和近辺でもう1杯ぐらいいただきたい。でも資料がない。うろ覚えの記憶だけで「娘々@浦和」を思い出す。電話帳で調べまだ間に合うことを確認。クルマを飛ばす。>「娘々@北浦和」 ● さぁ帰ろう。と言うか東京に行こう。少しでもわかりやすい道に行こうとR17バイパスに向かって偶然通った道で「むさし坊」の看板を見つける。ジャンボさんの「ジャンボのラーメン三昧」で見て以来,何となく気になっていた店だ(「東京1週間」にも最近載った)。Uターンして確認。30分も間を置かない連食なのでさすがに迷ったが,こんなところまで来る「次の機会」はなかなか来ないだろうと言うことで・・・。>「麺匠むさし坊@浦和」 ● とりあえず,東京に戻ろう。R17バイパスを南下し,都内へ入る。目的地はいつもの「TSUTAYA@新宿」だ。そこでジョンレノンのベスト盤CD『LENNON LEGEND/The Very Best Of John Lennon』を買う。これは自分の中での今日のお約束。LPやカセットはかなり持っているが,CDは持っていなかったのだ。 ● さぁ最後のもう1杯だ。ジョンレノンが暗殺された頃(1980年)よく通っていた店と言うことで「ホープ軒@千駄ヶ谷」も考えたのだが,ここは日本のニューヨーク=新宿(?)で食べるべきだろう。雑踏の中,アルタ脇の路地にある「桂花@新宿」へ。狭いカウンターの隅に座り,頼んだのはやはり「太肉(ターロー)麺)」。ネットではいろいろ(悪く)言われるから,今の自分の中ではどうかなと思ったが・・・これがけっこう食べられてしまうのである。長年慣れ親しんできた味は,いつまでたっても自分の中では変わらないと言うことか・・・。なんか,また「懐かしい店」を食べ歩きたくなってきた。次はそれで行こう。> 敢えて「懐かしの有名店」を回ってみる[大勝軒×2・喜楽・ホープ軒](2000/11/05) ● ジョンレノンのCDを繰り返し聴きながら,帰り道はどっぷりと「青春」に浸った。「IMAGINE」「LOVE」「MOTHER」「WOMAN」「STAND BY ME」・・・。もうすでにジョンが生きていた年齢は超えているのに,何も残せないでいる自分のこと考えると少し情けなくもなってくるが・・・。
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