● 2001年 3月の食べ歩き
2001/02 <<
●
>> 2001/04
> ちなみにこの月に食べた地元の店は以下の通り ≫ 『食べ倒し日記
2001/03』へ
3月31日(土)●えぞっ子@水戸・五軒町
3月31日(土)●大吉@多賀
3月31日(土)●せんり@河原子
3月25日(日)●壱福家@笠間
3月23日(金)●じゃんがら@水戸駅南
3月22日(木)●射手座@水戸
3月22日(木)●ラーメン天国@水戸
3月17日(土)●台北@水戸・市役所北
3月14日(水)●どさん子@水戸・大工町
3月08日(木)●日本一ラーメン@那珂町
3月02日(金)●えぞっ子@水戸・東前
3月01日(木)●たつ蔵@水戸・笠原
◆ 2001/03
● |
家族ででかける。仕事の関係で「午後」の出発だったので「近場」で我慢(笑)だ。しかも,まず今春,小学校に入学する下の娘の「机」を購入すべく,地元の家具店を回っていたので夕方になってしまった。それでもミカミさんの「栃木のラーメン食べ歩き」で見つけた小山の新情報「まつせい」&「てつじん」まで行こうと思っていたのだが,R50が笠間の手前から大渋滞。 |
● |
ならばと「壱福家@笠間」へ。ラーメン中盛650円X2+つけめん750円&ネギ丼(小)350円。麺の茹で加減は指定できるが,標準でけっこう固めかな。先日(2/18)食してきた「壱六家」系独特のマイルド感も十分再現していると思う。近頃何かと注文の多い娘も妻もほぼ満足した模様。「ここって茨城だよね(つまり茨城でこのレベルなら充分と言うこと?)」とまで言う始末。特に「家系のつけ麺」を味わいたかったらここだろう。中太麺に辛酸味のとんこつ醤油のつけ汁で,実に食べやすい。もちろん最後は「スープ割」して違う味わいを楽しむのだ。若いお弟子さんが入ったようだが、応対も丁寧で「修行している」と言う感じで好感が持てる。 |
● |
妻と娘が風邪気味なので,上の娘をみることになる。その希望により,久々にカプチーノでドライブ(オープンにはしなかったが・・・)。何となく南に走って,夕方5時に「大勝軒@佐貫」にたどり着く。通し営業になったようだが,麺orスープの加減で中休みになることがあるようだ。遠方の人の場合,電話で確認した方がいいだろう。この日ものれんがしまわれていたが,これは風が強いからとのこと。娘はラーメン1人前を食べ切ってしまい,ご主人から「おにいちゃんもう少しあげようか」と麺を差し出されたがさすがに遠慮する(そもそも,男の子っぽいけど女の子なんです)。僕は今日はもりそば。初めて「酢」を入れてみたのだが,なるほどかえって甘みが抑えられる感じで,確かにそうした方が本店の味に近づくかもしれない。そうそう,店前で「ラーメン本」メンバーのtbさんにばったり会った。普通友人に遠方でばったり会ったらけっこう驚いたりするものだが,こんなところで偶然会ってもお互いにそんな違和感がないところがラーメン仲間のすごい(変わった?)ところである。
|
● |
このあと「黒龍@下妻」に行く予定だったが,カーナビで確認するとけっこう佐貫から遠いのであっさり断念(1人なら行ったと思う)。娘にせがまれ,牛久の100円ショップで買い物をした後,妻と下の娘のおみやげに「ケンタッキー」を買って(新作の「ツイスター」はけっこうボリュームがあっていいかもしれない)午後8時過ぎに帰宅。
|
■ 3月18日(日)丸長@つくば/どっと屋@江古田/青葉@鍋横 |
● |
久々に家族4人で出かける。さてどこに行くかと一家で検討した結果(6号線も土浦手前で渋滞していたので)つくばへ。「丸長@つくば」で「つけ麺×3+らぁ麺」をあっという間に平らげる。満足。娘の要望により,当然の如く最後は「スープ割り」で締める。お昼時は過ぎていたのだが,店外に待ち客が溢れるほど盛況だった。ただしこの店の場合,相席の指示等は全くないので,ほとんど4人テーブルに2人ずつかけているような状態(1人というテーブルもあった)。店の決めることだが,待っていると少しじれったくなる。もっとも茹で時間がかかるのか注文してから出てくるまでそれなりの時間がかかるので,無理に相席にして詰め込んでも意味がないのかもしれない・・・。
|
● |
さて次はどこに行くかとまた悩み,結局東京へ。久々に「池袋西部」だ。この時偶然ネットで話題の「池袋二郎」の場所を確認する。南池袋の小さな公園のすぐ北西側の裏通り沿い。例の黄色い看板がよく目立つが,日曜は休みのようだ。セイブのロフトのペットショップと文具売り場にかなり時間を割く。妻や娘はこんな時間の方がけっこう楽しそうである。
|
● |
次は江古田。とらさんで話題のできたての新店「どっと屋@江古田」は,まさに「堀切二郎」のティスト。店がきれいな分安心かも。スープはしょっぱめだが,タマネギのみじん切り(すり下ろし)とキクラゲが珍しい。僕のような日曜ジロリアンには貴重な店である。
|
● |
最後は「青葉@鍋横」。何となく学生時代に住んでいた場所(中野区中央3丁目)を通りたくて,大久保通りから青梅街道「鍋屋横町」交差点に向かう通りを通ったら,その交差点手前左側のこの店が,午後8時過ぎなのに開いていたので即入店(妻はさすがにパス)。一昨年の『食べ歩きnavi・東京ラーメン』(昭文社)で僕のこのHPが紹介された際,この「青葉」本店を「東京のキング・オブ・ラーメン」として推薦していたのにもかかわらず,もはや日曜祝日には普通では食べられない状態が続いていたのだ(3年前は日曜の夜9時でも食べられたのに・・・)。赤く「青葉」の字が染め抜かれた白い暖簾をくぐり,黒い格子の戸を開ける。木製の低いカウンターのみの店。奥の厨房は丸見えである。懐かしの煮干しとんこつスープ。「本店もこんな感じだったのかな〜」と考えながら軽く食べ切る。小振りだが厚みのある「ナルト」が妙に印象に残った。あと女性の店員の方の薄いゴム手袋がどうにも気になってしょうがなかった。あれで丼を出されるとなんか気分がしぼんでしまうのだ。今日だけのことなのかしら?
|
● |
妻が町内会の旅行に行ってしまったため,珍しく娘二人の面倒をひとりで見る『日曜日』となる。いつもならとりあえず東京に行ったりするのだが,さすがに母親なしでの娘二人との遠出には不安がある。ふと思いついたのは『県北』,ならばちょっと前に話題になった「利尻@北茨城」だ。「今日はどこに行くの?」と言う問いに力強く「まずラーメン!!」と答え北へ。 |
● |
常磐線を挟んで6号に平行して走る西側の道が基準だけど(中郷一小の南側で,サンユーストア北側の交差点を東へ入る)「どんぶり会議」の過去のスレッドにさとちんさんの説明がある。外観は工事の事務所のようなプレハブ(コンテナ?)製で,店前の駐車場(6台くらい)は満杯。期待が高まる。意外に中はこざっぱりとしていて,きれい。奥の畳席にテーブルがゆったり2台。店主夫婦と娘さん(?)で営業しているような雰囲気。家庭的な感じだ。満席で少し立って待つ。営業時間を確認。「月休/11〜15・17〜21(日祝通し営業)」だ。注文は「とんこつ醤油」と「とんこつ塩」。下の娘が小さい(6才)ので,初めての店で3杯注文するのは危険なのだ。そもそも,上の娘は気に入らないと半分も食べない(妻がいれば安心なのだが・・・)。バランスがくずれるから「大盛り」は避けたいし・・・。でもあっさり食べきってしまう。中華そばを食べてもよかったかな。とんこつのスープは「しっかり・こってり」で,うまみもはっきりしている。僕好み。系統的には「赤坂ラーメン@赤坂」のような感じか。東京を基準にすると「ひと昔前の味」と言う感じだが,茨城ではかなり貴重な味だ。具の炒めもやしの味付けがまた僕好みで,やわらかいバラチャーシューもいい感じ。黄色い麺は,見た目平凡だけど茹で方がいいのか最後までのびを感じずに食べられた。全体としてナイス。行った甲斐があった。そもそもこの場所,遠方から来てうっかりその前を通るような道ではない。上の娘(小3)も「ママと一緒にまた来たいっ」と言っていた(けっこう珍しいこと)。 |
● |
さて,結果的に今ひとつ満腹ではないので「次郎八@高萩」へ(僕は予定通りだったりする?)。「茨城ラーメン本」掲載の店だが,実は初めて。娘二人も「本に載っている店なら食べたい」と言うので,けなげにおつきあい。ラーメンを「2杯」だけ注文したら,何を勘違いしたのか(不憫に思ったのかな?)「ひとつはサービスで『大盛り』にしときましたからね」と奥さんに言われ苦笑い。「今ラーメン食べてきたところなんです」とも言えないし・・・。一生懸命残さず食べる(笑)。6号沿いのこの店,見た目はかなり怪しげ。「うまいラーメン」と言う古い看板あり。ここもコンテナの外観で,「利尻」より圧倒的に年季が入っているけれど,応対がとても丁寧で好感が持てる。ラーメン自体は店の外観から想像するよりはかなり上等。特にチャーシューはラーメン本の写真から期待していた通り美味しくて,娘も「チャーシュー美味しかった〜」とにっこり。 |
● |
さらに北上して『いわき』に行くことも考えたけど(小名浜の岬公園と「支那そばや・一力」「とんこつ家@いわき」を組み合わせるわけだ),けっこう寒かったのであっさり中止する。日立から里美側に抜けてR349で水戸へ。 |
● |
偕楽園の『梅まつり』でまわりはにぎやかな千波湖の公園で娘二人と遊び,ついでに新県庁の25階(たしか)の展望台へ。ここは何の障害物なく水戸近郊の街を東西南北360度見渡せてすがすがしい気分になれる。日曜も午後8時まで開放しているし,もちろん入場は無料で無料駐車場も充分な場所。娘にあれこれ説明しながら「我が水戸」の風景を楽しんで,最後は近くのパソコンショップでヒマを潰して早々に帰宅。日曜の夜にラーメンなし。これは僕としてはかなり珍しいことだ。おそまつ。 |
● |
従兄弟の結婚式で母の実家のある甲府へ。甲府昭和インター近くの「アピオ@甲府」での披露宴の後,石和温泉のホテルで「同窓会」にも出ると言う母を待つ間の,ぽっかり空いた「3時間」にこの2店をチェック。 |
● |
「国界@小淵沢」は『み』さんのサイトで前々から気になっていた念願の店。一宮から高速を飛ばし小淵沢インターへ。ノーマルタイヤだったので積もる雪に不安になりながらもたどりつく。インターからはかなり近い。国道20号線に出た交差点にあるこの店は,やはり何度もその前を通った県境の店だった(正確な住所は「長野県諏訪郡富士見町」)。平凡な外観からすれば内装はかなり凝っている。吹き抜けの高い天井に,デザインされた紫の垂れ幕が八方に垂らされ,中央にの八角形のテーブルの中央にはオブジェが飾られ,BGMはジャズ。外観からドライブイン的な雰囲気を想像していたのでちょっとびっくりする。ラーメン(500円)は独特の肉系の甘味(鶏油も?)の黄金色のスープ。極細縮れ麺は柔らかめだがのびないタイプ。それにほぐれるバラチャーシュー。カツ系がメインメニューのようで,普通ラーメンを注文しないようなメニュー構成だが,あなどれないラーメンだ。気に入った。また来たい。家族で来てご飯物も食べてみたい。 |
● |
すぐ20号線で甲府に戻り,これまた話題の「青葉@甲府」へ。旭川の有名店の支店が何故かここ甲府にできた。若夫婦とその親でやっている(?)ような雰囲気。スープは2種類の寸胴鍋からブレンドするタイプ。そのスープの表面の油(魚系)に,ざっくりした食感の固めの麺が絡み,その香りで麺を食べる感じだ。レベルはかなり高い。コリコリした小振りのメンマにバラチャーシューが丼一杯にドーンと1枚。連食で濃いめのスープはさすがに飲みきれなかったが・・・。 |
● |
あと1軒『甲州地鶏ラーメン』と言う「夢乃屋@甲府」にも行ったのだが,待ち客がかなりいて断念(>2001/06/23に食べる)。母の待つ石和へ急ぐ。石和から珍しく妙にすいていた(天気予報が「嵐」だったから?)中央道を飛ばし,ちょうど3時間で自宅に着いた。 |
● |
【店データ】
国界@小淵沢 : 長野県諏訪郡富士見町落合下蔦木70
木休 11:30〜15/17:30〜20 <0266−64−2402>
青葉@甲府 : 甲府市上今井町191-1
11〜14:30/17:30〜麺orスープ切れまで <055−242−0255>
夢乃屋@甲府 : 甲府市里吉3-1-20 火休 11〜21
<055-228-3021> |
<TOP>>
|ホーム|はじめに|茨城の麺|東京の麺|食べ歩き日記|