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2002年12月の食べ歩き

12月29日( 山頭火@恵比寿/あうん@池袋/二郎@堀切
12月23日( いにしや@美野里/婆婆@高田馬場/うだつ食堂@高田馬場/御天@千駄ヶ谷
12月21日( ひがし@馬橋/むさし野@松戸
12月15日( 大勝軒@荒川沖/玄@秋葉原/二郎@荻窪/桂花@新宿
12月08日( よし川家@大田原/壱番星@宇都宮
12月01日( 大勝軒@つくば/縁や@池袋東武

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> ちなみにこの月に食べた地元の店は以下の通り ≫ 『食べ倒し日記 2002/12』

12月28日(土)えぞっ子@水戸
12月24日(月)むつみ屋@水戸
12月18日(水)宝や@那珂町
12月13日(金)あじ平@水戸東原
12月11日(水)火土火土@見川
12月10日(火)えぞっ子@見和
12月07日(土)大進@ひたちなか
12月06日(金)勝希@水戸
12月05日(木)黒船屋@上水戸
12月02日(火)幸楽苑@ひたちなか

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 12月29日()山頭火@恵比寿/あうん@池袋/二郎@堀切
ラーメン関係の忘年会があったので,この暮れの押し詰まった時期に東京へ。濃いメンバーでの宴が終わったあと,会場となった恵比寿で何か一杯と考えて出た結論が今月開店したばかりの「光麺@恵比寿」。いや,光麺自体は池袋でまださほど混んでいない頃に何度か食べているので特に興味はないのだが,恵比寿店は2階席に大画面のプラズマTVがあるという情報を「とらさん会議室」で得て,それに興味を持ったわけだ。が,店に入り聞いてみると2階席はまだ開いていないと言う。「あっ,じゃあいいです」と言って出てきてしまう変な客(笑)。何が目的で来たのだろうと思ったことだろう。で,目的の店がなくなってしまった。「ぢゃぶ屋@恵比寿」は4月に行ったのでHPのネタになりそうな他の店・・・そう久しぶりのあの店だ。
山頭火@恵比寿:渋谷区恵比寿1-4-1 <03-5421-0336>
今や全国に支店展開しているこの店,平成6年10月に開店したこの恵比寿店がその支店展開の1号店である。僕自身は雑誌『dancyu』の紹介記事(確か山本益弘と糸井重里の対談だったような記憶がある)で見て,1995年(平成7年)11月に食べている。「旭川ラーメン」などという分類も知らなかった頃の話だ。今となってはとても懐かしい。もちろん気に入った。こういうタイプの濃厚とんこつ+魚系のラーメンは他になかったもの。その後家族でも何回か来たが,だんだんと人気が出て行列が出来るようになったら,その後開店した明治通り沿いの渋谷店の方が行きやすかったこともあり,この店に来ることもなくなった。そう言うわけで久しぶりのこの店,今日もやはり行列が。でも4〜5人だったから素直に並ぶ(歩道の方に店から離れて並ばされる)。ほどなく店内に案内され,カウンター席へ。しおらーめんを注文。旨味は十分だがスープそのものは記憶より薄い感じ。チャーシューも端の脂身のないところはいいのだが,バラ肉厚切りはちょっともてあます。特徴的な細縮れ麺は,今日は固めというかゆでが足りない感じ。具は海苔に極小小梅。希少価値のあった昔は「高いなぁ」と思いつつも「他にないからしょうがない」と思って食べていたわけだが,いろいろな選択肢の出来た今の時代となってはこれで800円はちょっと高いと思う。>今やオフィシャルHPがある。各メニューの紹介からスープ・チャーシューの作り方,経歴・支店展開(今や全国にあるようだ)まで細かく公表されている。
今日は新規開拓より好きなラーメンを食べたいと池袋へ。そう目的は激辛の『蒙古タンメン』(笑)。が,「蒙古タンメン中本@池袋」はすでに売り切れ。泣く泣くその近くのこの店へ。未食の店だから良しとしよう。
あうん@池袋:豊島区西池袋3-33-17 不定休 11〜14:30/17〜22:30 <03-5911-6201>
池袋駅西口から立教大学に向かう裏通りにある。手前に「えるびす」「蒙古タンメン」「ぶしょう屋」等があり,超行列店「ごとう@池袋」の真上にあるという挑戦的な場所。もっともごとうは早々に夕方で売り切れ閉店してしまうので夜は問題ないかも。居酒屋風の外観からすると意外に広く明るい店内。女性客も多い。店のシステム的には個人経営と言うより会社経営のような雰囲気。この店の売りの「鯛ラーメン」(600円)を注文。あっさりといいながら味(旨味)はストレートに感じる。とても分かりやすい『鯛』の味。細縮れ麺はつるつるしこしこでよくできているとは思うが,東京の有名店の中ではインパクトは少ないか。でも,このスープに合わせていくにはこのタイプでしょうがないかもしれない。海老ワンタンは具がしっかり詰まっていてありがたみがあるが,ラーメンに普通のる他の具(チャーシューとか味玉とか)はないから,600円と言う値段ではではこんなものだろう。でも基本となるラーメンを500円に抑えているのは場所柄と店の形態からすると良心的か。この鯛ラーメンも今時の人気店・老舗店を基準にすれば700円くらいの価値はあると思う。
最後は望み通りのラーメンを食べたい。やはり「二郎@堀切」へ。今年1年を締めくくる根性ありの極太麺。満足して帰途につく。今年もラーメンだらけの1年だった・・・でも満足している。
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 12月23日()いにしや@美野里/婆婆@高田馬場/うだつ食堂@高田馬場/御天@千駄ヶ谷
世間ではクリスマス直前で浮かれている時期なのだが,僕にとっては貴重な祝日。やはりラーメンである(笑)。娘達はこども会だかスイミングだかのクリスマス会とのことで僕の単独行動。
いにしや@美野里:東茨城郡美野里町堅倉1543-8 月休 11〜23 <0299-48-1639>
あの「味味@茨城町」が名前を変えて美野里町に出店にすると言うことで「どんぶり会議」で話題沸騰(02/11/22〜)の店。自宅から中途半端な距離のため(35kmほど?=平日に行くには遠いし休日では近すぎる)今まで行きそびれていた。国道6号線沿い美野里町堅倉の桜並木のところ。パチンコ金馬車の西側・東京方面の場所(東京方面に向かって右側)である。コンビニを改装したようで駐車場も十分だ。店内も前の店に比べれば十分に広くこざっぱりとしている。らーめん(500円),みそ(550円),中盛100円増し,大盛り200円増しと言う基本構成。トッピングはねぎ+100円,チャーシュー+200円,辛味らーめん+100円と言うところだ。さてそのスープ,記憶よりさらっとしているが,豚骨醤油+魚介系(カニ?)で基本的に味味と同じ。店名を替えてもスープを変える気はないようだ。今日のスープは粉っぽい感じで,底に茶色い沈澱物が見える(骨髄?)。掲示版で話題になったもう一つの味「あっさり系」はまだ試行錯誤中とのことでメニューになかった。麺は黄色い太縮れ麺。自家製麺を目指しているものの,時間の関係で完全実施できないようで,今日は製麺所製とのことだった。残念。具はチャーシュー・メンマ・ほうれん草・海苔で海苔は小さめ。全体として「味味」時代からの劇的な変化はないと言えようが,相変わらず研究心は旺盛なようで茨城の店では今もなお貴重なタイプ。さらなる変化が期待できる。
そのまま東京へ。貴重な祝日だから「日休の店」(=僕の場合祝日しか行けない店)をとリストアップした「とうかんや@南砂」にまずふられ(売り切れのようだ),せっかくここまで来たのだからと近くの店をと探した「夢うさぎ@葛西」,「蘭丸@大島」にも振られる(やはり売り切れ),「千代作@高田馬場」も閉まっているに立て続けに振られる。もうこうなったら笑うしかない。でも笑えない・・・。あとでわかったのだが「千代作」は日祝休になっていたようだ。今まで祝日に行っては何度もふられているのでずいぶん長いこと無駄足を踏んでいたことになる(泣)。頭を冷やして,もう一度ラーメン本「首都圏ほんとにうまいラーメン店ベスト200軒(2002年版)」(成美堂・・・新店が多く間口が広いので営業時間等から店の選択に困ったときは重宝している)をチェック。高田馬場にちょうどいい店が2店あった。どちらにするか決めかねたので両方行くことにする。ちょうど放映されていた「TV東京の3時間生ラーメン番組」を鑑賞しながらの移動&時間調整となる。2店はホントすぐそばなのだ。
婆婆@高田馬場:新宿区西早稲田3-28-8 無休 11:30〜23(日〜21)<03-3205-2688>
神戸の有名店の東京進出のようだが,店自体はカウンターのみ14席ほどの狭い造り。先客は1人で,クルマや人が激しく行き交う「馬場口交差点」の角地という恵まれた場所の割には客が少ないかな。壁の貼り紙によると正月にTVで紹介されるようだからそれでブレイクするかも?。メニューは婆婆らーめん(650円)を基本に赤婆婆(850円)野菜らーめん(800円)といろいろあるが,「やわらかとろ肉」と言う響きに惹かれ「やわらかとろ肉らーめん」(950円)を注文する。スープは系統的には豚骨醤油なのだろうが独特なもの。思い出す店がなかった。強いて言えば「第一旭」?白髪ネギに白ゴマが浮いている。麺は細縮れ麺で今日は柔らかめの印象。量的には少な目かな。期待の「やわらか肉」は確かにトロトロだが,チャーシューのかわりにこれで+300円ではちょっと高いなぁ。卓上の「特製激辛味噌」や「辛子高菜」が妙にうまかったのが印象的。
うだつ食堂@早稲田:新宿区西早稲田1-11-1 無休 11:30〜15/17〜翌3(日祝〜22)<03-5292-9231>
店内外とも徳島一色。徳島中華そば(600円)が基本メニューのようだが,券売機でつけ麺(630円)の食券を買う(ネギそば・肉そば等)。酸味が強い豚骨醤油。麺の量が同じ値段で大盛からなんと特大まで選べるのだが,連食だったので並に。でも並でもけっこうな量だ。麺はコシのある平麺。甘じょっぱい味付けの横長のバラ肉が5枚ほど乗る。具のもやしとメンマがさっぱりしていて気持ちいい。スープ割は赤いそば湯の容器にたっぷりと。それだけでも味のある白濁スープ。「全部のせ上」が+250円でかつ天(魚のすり身にパン粉をつけて揚げたもの・徳島の家庭の味だそうだ)にメンマ・もやし・玉子・刻み海苔がつき,角煮・バラ肉までのって超具沢山。300円のデミカツ丼(カツ天にデミグラスソースをかけたこの店オリジナルの丼)・肉玉丼(豚バラ肉と半熟卵)もリーズナブル。家族で来ても楽しそう。是非また来てみたい店だ。
御天@千駄ヶ谷:渋谷区千駄ヶ谷5-15-8 日休 11〜14:30/17〜25<03-3530-4818>
濃厚博多ラーメンの店「御天@井草」の3店目の支店展開になる。明治通り沿い,千駄ヶ谷5丁目歩道橋そばのY字路のところ。奥に続くカウンターと入り口脇にテーブルが2+2。午後10時過ぎではその客層も,かなり多彩なメニューも飲み屋の雰囲気。それでもめげずにラーメン(630円)のみを注文。スープは濃いが甘い感じ。極細麺はちょっとやわらかめで連食のせいか持て余し気味。でも量が少ないからなんとか平らげる。青ネギが助かった〜。ちなみにその他のメニューは高菜チャーハン(800円)はいいとして,豚串100円・手羽先の煮込み100円・ねぎチャーシュー550円・ポークソテー900円・和風ステーキ600円・牛タン塩焼き900円・黒豚のリブ480円等々・・・本店もそうだが,これはもう手頃な値段の飲み屋ですな。要するに博多の屋台のノリだろう(笑)。本店でよく買った持ち帰りの辛子高菜(400円)を久々に買って帰る。これがホント辛いのだ。>オフィシャルHPが出来たようである。
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 12月21日()ひがし@馬橋/むさし野@松戸
東葛恒例の忘年会が「ひがし@馬橋」で開催される。こう言ったオフに出るのはずいぶんと久しぶりだ。この店に来るのも久しぶり。少し遅れて駆けつけると,例の如く店はすでに『眼鏡も曇る』ような満員電車状態。立っているのがやっと。遅れて行っても一通り料理が皿に確保されていて,カウンター内のご主人から差し出された。この心遣いはうれしかった。さてこの店の宴会の場合,会費の中に任意の麺類が一つ含めることが出来る。何にしようか,これが毎回楽しみなのだ。壁に「南国醤麺780円」貼り紙が。今回はそれを注文。鮮やかな橙色の坦々麺風のスープ。味はエスニックな風味が追加されたものでとても辛い。でもそれは美味しい辛さ。麺は太麺だからスープに負けることなくがっぷり四つ。辛いラーメン好きでなくとも満足度は高いだろう。「南国みそつけめん780円」という貼り紙もあり,これもまたそそられる。季節限定メニューのようだ。「エスニック菜めん700円」の貼り紙も見える。あと「スタミナチャーハン」・「キムチチャーハン」もあり,各450円!!。しかしこの店は相変わらず安いなぁ・・・。もう十分すぎる有名店なのに,たいしたものである。斬新な新しいメニューにも常に挑戦しているのもいい意味で期待を裏切られる。普通のラーメンを食べたくて来るのに迷ってしまう。店の雰囲気もご主人の風貌もホント普通な感じなのにいつも感心させられる。そのまま閉店時間まで宴は続く。貸し切り状態になり,一般のお客さんにはちょっと申し訳ない気分だが,それを認めてくださるご主人&おかみさんに感謝。古くからのそして馴染みのメンバーが多いからなぁ。みんなで片づけを手伝って解散する。さぁ帰るかというとそうではない。今日は平日の土曜日。日曜には食べられない店を1軒くらいは食べていかなければここまで来た甲斐がない。狙うは日休の,最近話題のこの店だ。
むさし野@松戸:松戸市松戸新田133-4 日休 18〜(売切れ終了・平日は23頃)
元々は知る人ぞ知る屋台の店だったようで,2001年の春に現在地に開店したようだ。窓のない外観が隠れ家のようで楽しい。パッと見はとてもラーメン店には見えない。店内もそう。カウンター7席・小上がり8席のコンパクトな店なのだが,和風の大人の雰囲気がありとても落ち着ける。透明な瓶からグイ呑みに注いだ水を飲む。蕎麦を待つ間に日本酒を呑むようでこれも楽しい。今日は「しおそば」(700円)を注文。やや茶濁したスープにはかすかに魚介系(蟹?)の香り。けっこう太めの平縮れ麺はつるつると加水率高めで,スープはあまりからまない感じだが,麺そのものを味わうにはちょうどいい。食べ終わった後にスープを単体で飲むと(この店レンゲはつかないようだ),淡い味わいながらまろやかな輪郭がありとても飲みやすい。具はナルト・ほうれん草・チャーシュー・メンマ・キクラゲに海苔と白ゴマで,茶色い縁に味がしみこんだトロトロのチャーシューが秀逸。古い何でもない店舗を効率よく改装した感じのこの店,ラーメンへのこだわりも相当なようで,他のメニューも一通り食べてみたくなる。是非また来てみたい。この店のメニューはホント多彩かつ季節限定メニューが次々と出るので,東葛のめぐぞうさんCarusoさんのサイトを参照されたし。写真が多彩で実感が湧くだろう。
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 12月15日()大勝軒@荒川沖/玄@秋葉原/二郎@荻窪/桂花@新宿
単独行動の日。まずは「大勝軒@荒川沖」へ。6号沿いにあるこの店,ちょうど通過するあたりでいつも空腹を感じてくるのでつい入店してしまう。今日は「岩のりもりそば」(650円)をいただく。荒く切った海苔がかけられたもの。丸めの断面の麺は今日はそこそこ固め。結構厚めのチャーシューが入っている。太った田代さん。日曜のこの日,店内は満席。家族連れが多く10人ほどの行列が出来ていた。すっかり定着したと言う感じである。そのまま6号を南下し東京へ。今日の目的は秋葉原。
玄@秋葉原:千代田区外神田2-3-10 無休 11〜21(土日祝は夕方スープ切れまで)<03-3253-1781>
末広町の裏通りにあった店が昌平橋のすぐそば,外堀通り沿いに移転した。めんめん時代は何度か食べたが(>「めんめん(玄)@末広町」参照)この店では初めてだ。雑然とした,低いカウンターのみ18席の店だが,店舗のほとんどは調理場という感じ。カウンターが低いので手元は丸見え。まず,入り口脇の券売機で食券を買うのだが,ネーミングがみなメインのように凝っているので迷ってしまう。今日は玄麺(780円)をいただく。脂身がないのに箸でちぎれる柔らかさの厚めのチャーシュー。麺はオーガニック小麦の全粒麺だそうで,ザクッとした蕎麦のような食感。「こだわりスープのトリプルブレンド」と言うスープの味は結構濃いめ。複層的と言うべきか。鳥ガラ豚骨魚介系?温度的には少しぬるめに感じた。とにかく能書きが多いラーメンなので公式HPのメニュー説明を見た方が早いだろう。僕のような凡人にその素材を味覚で感じろと言っても所詮無理な話である。ところで,この店のトイレはいったん店外に出て狭い階段をあがった先(事務所のようだ)の奥にあるのだが,その階段の脇や店の隅に置いてある箱で使っている素材が丸見え。これでは使っている材料が同業者にわかっちゃうなと思ったら,店のパンフレットに銘柄まで全部書いてあった(>公式HPの「生産者達のご紹介」にも)。よほど調理に自信があるのだろう,「作れるものなら作ってみろ」と言うところかな(笑)。>公式HPトップ
二郎@荻窪:杉並区荻窪4-33-1 木休 11:30〜14:30/18〜21(土日祝〜20)
2002年10月14日に開店したばかりと言う店。青梅街道沿い,春木屋の手前の陸橋の三つ又のところにあり車で行くとかなり目立つ場所だ。黄色い大きなテント看板がとても目立つ照明は入らないようだが)入り口脇の螺旋階段の登り口に券売機がある。初めてだとちょっとわかりづらい場所だ。カウンター10席の店内はクリーム色系で明るめ。小600円を注文。とは言え標準で野菜は多い。しかも,二郎系には珍しくもやしのシャキシャキ感が残っているので個人的に印象良し。麺はみっちりした手打ちうどんのような太麺。ニンニクを入れなかったのでマイルドに感じたスープも,麺を食べ終わって単体で飲むとけっこう旨味が強い。『ニンニク・脂・野菜増し』で本来の二郎のレベルかな。塩味というメニューがあったのが気になった(売り切れていた)。
何となく久しぶりに「桂花@新宿」に行きたくなる。久々のこの店でいろいろとネタを仕込む(笑)。>『拉麺徒然草懐かし系のラーメン店での情景(2003/01/22)参照
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 12月08日()よし川家@大田原/壱番星@宇都宮
>「栃木のラーメン紀行」・「宇都宮ラーメン紀行
仕事の関係で出発はお昼近くになる。ちょっと中途半端。妻の希望は「どこか温泉へ行きたい〜」。そう言われて思いつくのが「鹿の湯@那須」。自宅から100km近いのだが,渋滞はないので3時間見れば可能な場所。問題はその前の1杯をどこで食べるかである。「ベスト・オブ・ラーメン・栃木」で調べ,経由地として無理のないこの店を選ぶ。
よし川家@大田原:大田原市住吉町2-6-3 日休 11〜18 <0287-22-7326>
大田原の中心部からやや外れた場所にあるこの店,外観は一般的な食堂という風情。店内も日曜午後3時前のこの時間では5割ほどの入り。ただ客さばきには慣れを感じるから通常はもっと混むのだろう。壁に書かれたメニューは,中華そばが550円で,みそラーメン・ワンタンメン・タンメンが各650円と言う基本構成。家族4人なのでその4種類を注文。ちなみにチャーシューメンにすると+200円。透明な油の浮いた透き通った醤油色のスープ。「とら食堂@白河」で修行した人の店と言うことである程度予測はしていたことだが,手打ち麺は特徴的だとは思うものの,スープは「薄く」感じる。味噌は特にそう感じる。タンメンも野菜のうま味なんてものはなく,単純に塩味という感じ。とら食堂同様,スープと麺の絡みがどうのこうのなんて言うタイプではなく,いかにこの麺を味わうかという,麺が主役(=スープは脇役)というタイプのラーメンなのだと思う。こういうさっぱりした味わいは当然,年輩者に不満が出るタイプではなく,土地柄と店の環境から言ってそれがとても重要な要素なのだと思う。
そのまま国道4号線に出て北上。那須高原線で那須インターを抜けて, 那須の雪景色を楽しみながら「那須元湯・鹿の湯@那須」へ。我が家の一番のお気に入り。 まさに温泉と言う風情と泉質に大満足。はるばるここまで来た甲斐があったと言うものだ。さて今日の夕食はと言うと,「ベスト・オブ・ラーメン・栃木」掲載店の「とらや分店@黒磯」(黒磯市上厚崎439-5 火休 11:30〜14/17〜19<0287-63-0098>)も考えたのだが,3時に食べたばかりだし,ちょっと近すぎる。そもそも味的に「よし川家@大田原」と同じ系統になってしまうのでパス。腹ごなしも兼ねて宇都宮まで4号線を南下。選んだのは掲載店のこの店。見たところ中華系の店なので,ご飯物を入れて変化をつけられるかなと思ったからだ。
壱番星@宇都宮:宇都宮市海道町189-4 水休 11:30〜14/17〜21 <028-663-1844>
宇都宮市郊外の白沢街道沿いになる。初めての場所なのでよくわからないが周囲は暗く静かだった。店内はラーメン店と言うより中華系食堂。五目ラーメン(800円)と坦々メン(750円)に各々半チャーハン(麺類とセットで350円)をつける。食べ歩きの中にこういう店があるとメニュー的に変化をつけられるのでホントありがたい。さてその味だが,麺がスープがと言うよりも中華としての味付けのうまさを感じるもの。あんかけの五目うま煮も坦々麺の辛さも申し分ない。深いうま味を感じるのだ。チャーハンも絶妙。追加注文したくらいだ。総じて家族には大好評。一般的にはこういうラーメン店を「うまいラーメン店」と言うのだろうと思う。また来てみたい店だ。
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 12月01日()大勝軒@つくば/縁や@池袋東武
今日は下の娘の8回目の誕生日。そう「愛子さま」同じ誕生日だというのが娘の唯一の自慢(笑)。当然家族での行動である。考えてみれば1ヶ月ぶりだ。
まずは2週間前に行ったばかりの「大勝軒@つくば」へ。今度は「味噌野菜つけ麺」をいただく。家族の評判は上々である。もっともそれは「大勝軒」のスタイルを理解しているからであって,一般の人にはこのうま味十分の濃い味はなかなか理解しがたいかもしれない。そのまま当然の如く東京に向かう。お買い物をしたいという娘&妻の欲求を満たし,かつラーメン的なノルマも達成できる場所,そう今,ネットで話題のあの店である。
縁や@池袋豊島区西池袋1-1-25 スパイス池袋東武12階 11〜22(L.O.21:30)<03-5950-7175>
札幌に本店がある(札幌市西区二十四軒3条1丁目42-1<011-614-7439>)だけで,北海道にも支店がない人気店の東京初進出。なんと池袋東武12階のレストラン街にある。なぜこんな店が東武に出店できるのかと言うと,TVチャンピオン・ラーメン王(先々々々代だが)の石押秀幸氏プロデュースで,「新横浜ラーメン博物館5周年記念ラーメン登竜門」で全国344店舗エントリーの中からみごと準優勝した店と言う肩書きがある。元々東武の物産展に出る地方の有名ラーメン店はマニアの中では評判で,それを固定店にしてさらなる集客を目論もうと言うことのようだ。期間は1年と言うから,そう言う意味での話題性は十分だ。1年の内に1回だけ食べるだけでも成り立ってしまうのが東京という街なのである。さてそうは言ってもデパートのフロアの中にあるわけだから,当然のことながら店の外観はそそられない。縁やと染め抜いた山吹色の長い暖簾は印象的なだけ。きれいな店内もデパートのそれ。客は7割ほどだろうか。「新味海老醤油」(830円)を注文。+消費税で871円になる。基本メニューで900円近くなるのでラーメンとしては高めの印象を受ける。さてそのラーメン,妙に新しい(当たり前だが)白いどんぶりで運ばれてきたきれいな橙色のスープをひと口・・・能書きほどには感動はなかった。海老風味がちょっと個性的なだけで,スープの濃度も中麺の加減も平凡。東京初進出と言うふれこみの割には拍子抜けだった。本店のレシピを東武の社員が作っているような人工的な感じとでも言おうか・・・。店がきれいな分,北海道という個性は感じられない。デパートの催事場で北海道フェアでもやっているときのラーメンと言う程度だ。今日の出来の問題?本店はきっと違うんだろうけど・・・。これを目的に東京まで来たのかと思うと脱力感があった。すぐそばの「不二屋」でケーキを食べていた妻と娘達にそう報告。家族4人で食べていたら後悔はもっと大きかったろう。もっともこの店,ほどなくTVで放映されたこともあり,大行列になるような状態らしい。その後,僕の知り合いの「マニアでない人」が食べて絶賛していたから,開店直後と違って安定してきているのかもしれない・・・。ちなみに駐車場はいろいろあって,スパイス・スパイス2及び百貨店にて2000円以上で「PARKING1」が2時間まで無料。PARKING2・東武アネックス駐車場・プラザ駐車場・池袋西口地下駐車場が1時間半まで無料。
こういう1日で「娘の誕生日」になってしまうのが我が家流なのである。大切なのは家族で一緒に行動すること(笑)。

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