● 2002年10月の食べ歩き
■ 10月27日(日) 大勝軒@荒川沖/二天@池袋/太陽堂@立川/萬笑@国立/ふうや@府中 ■ 10月20日(日) 二郎@松戸/萬福本舗@阿佐ヶ谷/二郎@要町/大八車@桜新町 > ちなみにこの月に食べた地元の店は以下の通り ≫ 『食べ倒し日記 2002/10』へ
10月31日(木)●花月@水戸・元吉田
10月29日(火)●源五ェ門@ひたちなか・はしかべ
10月29日(火)●とんこつ家@ひたちなか・高場
10月28日(月)●大延@ひたちなか
10月25日(金)●とんこつ家@水戸
10月23日(木)●すずき@水戸・雷神前
10月22日(水)●宝来@ひたちなか・笹野
10月21日(火)●りき丸@東海
10月18日(金)●とんこつ家@ひたちなか・高場
10月17日(木)●石田屋@水戸・柳町
10月11日(金)●えぞっ子@水戸・五軒町
10月10日(木)●とんこつ家@水戸
10月10日(木)●大八@水戸
10月09日(水)●まぐろラーメン@水戸
10月06日(日)●花月@水戸・元吉田
10月04日(木)●じゃんがら@水戸・50号バイパス
10月01日(火)●活力殿@ひたちなか・勝田駅前
10月01日(火)●げんこつや@上水戸
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■ 10月27日(日)大勝軒@荒川沖/二天@池袋/太陽堂@立川/萬笑@国立/ふうや@府中
● 今日は先週ふられた店のリベンジである。まずは地元で一杯。 ■ 茨城大勝軒@荒川沖:土浦市荒川沖189-1不定休 11〜24 <0298-43-9277> ● 荒川沖の国道6号線沿いにできた「茨城大勝軒」の3号店,元々は「麺太郎」とかあった場所で,国道沿いの1等地ながら駐車場も十分な場所だ。その分地代も高いのだろう,店ができてもなかなか長続きしない場所。僕のHP開設後でも2度店が変わっている。当然のことながら店内のレイアウトは前の店と同じで,右1/3が窓際の座卓3台とテーブル席2台。左側がわりと広めの調理場を囲むようにL字型のカウンターという配置。店員は男性5名に女性2名でみな若い。あまりに若くて,みなアルバイトのように見えて不安になるくらいだ。今どんぶり会議で話題沸騰の新メニュー(2002/10/01〜)が「特製味噌らーめん」と「特製味噌つけ麺」なのだが,僕自身はこの店は初めてだったので基本メニューの「特製もりそば」(650円)を注文する(正確には券売機で食券を買う)。1人なのでカウンター席に案内されたが,椅子(丸椅子)がやたら低いのが気にかかる。丸断面で固めの麺は詰まった感じでいい感じ。今日の麺の出来なら僕的には特に不満はない。茨城でこの麺の大勝軒もりそばが味わえるなら御の字だ。一方,スープ(つけ汁)は単純に「濃い」印象。丸みがないと言うか,コクガ足りないと言うか・・・。もっとも味自体は十分で,酢を入れたらもっと強烈になった。これで掲示版で話題のように無化調なのだろうか?入ったときはカウンターは全空きの状態だったのだが,出る頃にはあっと言う間に外に行列ができていた。いずれにせよ,僕の日曜食べ歩きにはいつものコースにあるちょうどいい店なので,これからちょくちょくお世話になりそうだ。深夜まで営業していると言うのもありがたい(売り切れはあるのだろうが・・・)。 ● 一路東京へ。目的は日曜は4時までの「二天」だが,売り切れとか考えると一刻も早く到着したい。 ■ 二天@池袋:豊島区南池袋3-14-12 月休 11:30〜14:30/17:30〜21:30(日11:30〜16) ● 日曜は通し営業というこの店,前回はそれを知らずに夜の部開店時(17:30)に来て見事にふられているので,早めに来る,午後3時ではまだやっていた。豚天は「揚げたて&厚め」はうれしいのだが,熱い上になかなか噛みきれなくて苦労した。スープは魚系豚骨で,今の時代では取り立てて新鮮味はない。武蔵系という「売り」がなければ,すぐに話題になるような系統の店ではないとも思う。東京の新店としてはよくあるタイプだ。ストレート麺は固めのしっかりしたタイプだが,これも今の人気店にはよくあるタイプ。結局特徴は「豚天」と「武蔵系」と言うことになるが,一度食べればだいたいわかってしまうから,武蔵ほどには話題が続かないのではないか。具はあとはメンマと刻みネギだけだから750円と言う値段を考えると高い気もする。いっそ普通のチャーシューで値段を抑えてはとも思うが,そうなると何の特徴もなくなってしまうし・・・。 ● 次は立川。甲州街道を西へ向かう。新宿からけっこう遠い・・・。でも売り切れを考えると早く行かねばならない。 ■ 太陽堂@立川:立川市富士見町3-1-1 水休 11:30〜14:30/17〜22:30 ● 案の定,午後8時では閉まる寸前だった。一人ならと言うことで入れてもらう。ここまできて寸前で食べられないのはショックが大きいのでホッとする。手作りっぽい木彫りの看板に,無着色のトタン板をポイントに粗目に塗った壁をセンス良く着色してポスターを張り付けている店内。雑然としているようだがセンス良く実に楽しい内外装だ。店の構造自体は低めのL字型カウンターのみの典型的な造り。元々の店を「居抜き」で改装したのだろう。メニュー的にはつけめんが先のようだがラーメン(650円)を注文。トンコツ+魚系のスープは節系の粉を感じるがまさに青葉系の味。麺は固めの麺でコシがありうまい。具はスパイスの効いたメンマにほぐれ系チャーシュー。あと海苔にナルトに味のしみこんだ半熟味玉が1個デフォでつく。麺を食べ終えても元々濃いめのスープがまだまだ熱々だから,この味の系統の店には珍しくメニューに「替え玉」があるのもうなづける。スープを飲み干すと底に茶色い粉が残った。次はつけめんを食べてみたい。また来てみたくなる店である。 ■ 萬笑@国立:国立市東2-3-5 無休 11:30〜15/18〜翌2 ● ラーメンは600円。背脂が浮く一昔前のタイプだが,それ(背脂)が無くとも成立しそうなしっかりした鶏系の醤油スープだ。そのみっちり浮く背脂の中では,斜めに刻んだネギが脂のくどさを緩和してありがたい。麺はザクッとした食感のすべすべのストレート中細麺。具は海苔・メンマ・バラロールチャーシューと一般的。基本となるスープがしっかりしているので,今は主流ではなくなったとは言え,「背脂系」のラーメンが食べたくなったらおすすめの店である。カウンターのみの店内を見渡すと,手作りっぽい内装だが,一昔前ならともかく現在ではセンスはあまりよくないように思える。今は凝った内装の店が多い分,中途半端にあれこれ飾るならむしろ何もない方がこういう系統のラーメン店には合うと思うのだが・・・。 ■ ふうや@府中:府中市宮西町3-22-2 月・第3日休 11:30〜15/17:30〜23(日祝〜22) ● 何度かふられているのだが,やっと食べることができた。奥行きはなく横に広いカウンターのみの店内。白と緑の内装が印象的だ。薬草の香りがする。支那ソバ(550円)を注文。ゆずが効いた濁ったスープに歯切れのいい味のある細縮れ麺。縁が朱色の丁寧に作られたチャーシュー。うまいが食べきれなかった。「たんたん亭系」とのことで勝手に淡泊なものを予想していたが,けっこうインパクトがあった。ゆずの香りが実にそそられるのだ。どんな時代にも通用する,完成されたラーメンとでも言おうか。空腹の時にくればもっとじっくり味わえたかもしれない。 ● ここまで食べれば目一杯。都心を抜けていつも通りのコースで帰途につく。
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■ 10月20日(日)二郎@松戸/萬福本舗@阿佐ヶ谷/二郎@要町/大八車@桜新町
>どんぶり会議に報告(2002/10/22)
● ちょっといろいろ忙しくてなかなか思うように日曜の東京食べ歩きがずっとできなかった。そうすると禁断症状が出てくるのが『二郎』。直前のどんぶり会議の投稿(2002/10/12)にも触発されて,最近あとからあとから開店して,いずれは東京の「ご当地ラーメン」になるのではと言う勢いの(笑),新しい「二郎」をチェックすることにする。 ■ 二郎@松戸:松戸市本町17-21月休11:30〜15/18〜21(詳しいデータはめぐぞうさんのサイトで確認を) ● 夏前に行ったら午後1時で売り切れていた店。カウンターのみの店内。店の外にあふれる行列。回転はよくない(二郎はしょうがない?)。眼光鋭い髭の店主に優しい感じの女性(奥さん?)。スープをかなり念入りに注ぎ脂を調整(?)しているのが印象的だ。「二郎ってそういうラーメンだったかなぁ」と感心して見ていた(笑)。この店,麺固めのオーダーもできるゆだ(先に言うこと)。ニンニク・脂増しでオーダーしたのだが,基本的に麺も野菜もみっちり多めで,チャーシューも厚めのものがゴロゴロと。よほどでない限り大盛りにする必要はないだろう(笑)。醤油ダレは控えめだが,味(旨味)は濃いめで舌がしびれるほど(笑)。野菜はもう少しゆでが少ない方が好みだが,二郎はこんなものだろう。 全体としては,麺もスープも十分正統派の二郎だと思う。満足。隣に15分100円のコインパーキングあり。向かいの路地には20分100円の駐車場もあった。店の奥に粉だらけの製麺機があったから,自家製麺の模様。 ● 当然の如く都内へ。続いてあの「武蔵」系の店として話題の「二天@池袋」に直行する予定 だったのだが,二郎のボリュームに圧倒されたので,昼の部ではなく夜の部に回すことに。 で,17時30分に行ったら案の定「日曜は午後4時まで」とのこと(泣)。通し営業だったのだ。時間調整する必要がなかったわけだが,僕の場合こんなものだろう(笑)。 ● 川越街道から山手通りに出てすぐ左側にある「二郎@要町」の行列を確認 (19時)。甲州街道に出て,宿題の「太陽堂@立川」へ向かったのだが,電話で確認すると「午後8時ではスープが切れそう」とのこと。時間的に立川行きは断念。青梅街道に戻り,別の宿題の店「萬福本舗@阿佐ヶ谷」へ。 ■ 萬福本舗@阿佐ヶ谷:杉並区阿佐谷南3-2-3月祝休11:30-14/18-24(日〜22) ● 名前の印象とは違い博多ラーメン系の店。スープの最初の印象はライト。スープ単体で飲むとけっこうなダシを感じるが,麺が博多風極細でかなり固めなだけに,スープに重さがないと絡んでこない感じ。クリーミーできれいな豚骨スープなのだが,何と言うか今日はこってり感が足りない印象。丁寧に煮込みすぎ?もっと雑な感じの方が僕的には好みだが・・・。もっともそれが狙いなのかもしれない。「砦@渋谷」も同じ印象だったし。東京の人に合わせた「とんこつラーメン」なんだと思う。 ● ここまで来たのならと,青梅街道のそのちょっと先にある「二郎@荻窪」へ。10/14に開店したばかりと言う店だ。春木屋の手前の陸橋の三つ又のところ。車で行くとかなり目立つ場所だ,午後8時の時点で明かりは消えすっかり人気(ひとけ)はなかった。一応データとして聞いているのは「二郎@荻窪:杉並区荻窪4-33-1 水休11:30〜14:30/18〜21」。こうなるとどうしてもまた二郎が食べたくなり(笑),「二郎@要町」へ戻ることにする。 ■ 二郎@要町:板橋区南町4-7 月休 18時〜24時 ● お約束の黄色い看板だが二郎の「二」は○の中に入っている。赤羽系とのこと。首都高速の高架を見上げながら外のベンチで待つことしばし。カウンター内には,なぜ二郎をやっているのか不思議に思える若いカップルが。二人の会話が普通で,松戸と違い緊張感はない。 不思議な二郎だ(笑)。まず「ニンニクダレかショウガダレか」聞かれる(各々小皿で出てくる)が,けっこうタレは強いし,トッピングのニンニクはどんぶりから手ですくってどさっとくるから,別皿のタレはあまり必要ないのではとも思う(でももらうのはうれしい・笑)。試しにそのタレを入れると,麺を食べるにはまだいいのだが,スープだけではしょっぱくてとても飲めない感じになるのだ。チャーシューは固まりがゴロゴロ。そしてゆで玉子が半分。野菜は比較的少な目だが,トッピングで注文すれば無料で山盛りになる。 麺は平べったい赤羽流の麺(同じもの?)。段ボール箱に入っていて,手分量で量るのも同じだ。けっこう固めにゆでられるが,二郎だと何がどう来ても驚かないし受け入れてしまう(笑)。少し前までは「日曜の夜もやっている二郎」は堀切くらいだったのだから,池袋に続き「日曜の選択肢」がまた増えてうれしい限りだ。このままで行くと東京のご当地ラーメンは二郎になるのでは(笑)。 ● いっそのこと仕上げは「二郎@堀切」かとも思ったのだが,ちょっと気になっていた「大八車@駒沢」へ。 ■ 大八車@桜新町:月休 17-翌2?大八車@桜新町 ● ○韓ラーメンの時に来て以来だ。でも店が閉まっている・・・。途方に暮れたが,よく見ると貼り紙が。桜新町駅北口の芝信金脇の路地を入った場所に移転したとのこと。狭い小料理屋風の店内。東京にぼし麺(600円)を注文。メニュー的には特濃にぼし麺(900円)で特濃つけ麺(800円)でした(どちらも限定)。かなり熱々の煮干し油で被われたスープにプルプルの麺。一口目の印象は飽きそうな感じだがけっこう後を引いた。バランスがいいのかな。こうなると限定の「特濃つけ麺」というのが気になるところだ(笑)。 ● ちょっといろいろ忙しくてなかなか思うように日曜の東京食べ歩きが ずっとできなかっただけに、満足のいく一日だった(笑)。