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2003年2月の食べ歩き

2月23日( 王道家@柏/玄@秋葉原/一蘭@六本木/二郎@堀切
2月16日( 笑の家@南麻布/ぽっぽっ屋@中野新橋/八蔵@幡ヶ谷/山ちゃん@銀座
2月11日( とうかんや@南砂/こうや@矢口渡
2月02日( 二郎@亀戸/蘭丸@大島/ぢゃぶ屋@上馬/百麺@世田谷

2003/01 <<>> 2003/03

> ちなみにこの月に食べた地元の店は以下の通り ≫ 『食べ倒し日記 2003/02』

2月26日(水)巨塩屋@日立
2月22日(土)天天@ひたちなか・高場
2月19日(水)千一@ひたちなか・表町
2月14日(金)市鹿和@多賀
2月09日(日)えぞっ子@水戸・五軒町
2月07日(金)麺屋一徹@那珂町
2月05日(水)あじ平@水戸・東原

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 2月23日()王道家@柏/玄@秋葉原/一蘭@六本木/二郎@堀切
今日は珍しく友人2人と東京へ(目的は秋葉原)。でも食事はラーメン。それは了解済みなのである。ただ「うまいラーメン屋に連れて行って」と漠然と要求されるのが困ったところ。茨城に無い味で,あとで話のタネになりそうなところ・・・そう,まず開店したばかりのこの店だろう。
王道家@柏:柏市旭町2-1-6 月休 11〜22 <04-7143-1880>
家系ラーメンの総本山「吉村家@横浜」で修行した人が開いた正真正銘の「吉村家直系」の店。巷に家系ラーメンは氾濫しているが,直系の店はここで4店目だそうだ(>吉村家HP参照)。その独立の経緯をTV番組で見た覚えがあるのだが,たしかご主人は茨城出身の方で,番組内で(HP上でも)新店舗を探していると聞いたとき,ついに茨城にやってくるのかとずいぶん期待した。が,結局柏止まりだった。実に残念。土浦あたりだとずいぶん助かったのにに・・・。カウンターのみ18席の広い店内。通路部分が広々としている。TVで見た店主は家系の割には言葉遣いが丁寧な印象。入り口の券売機でラーメン(590円・微妙な値段だ)の食券を買う。中盛りは710円で+120円と微妙に値段を刻むのが新店の苦心点?小さめの黒どんぶりに鶏油の膜。タレの味はけっこう濃いめ。麺はもちろん酒井製麺。具には薫製の香りのするチャーシューがのりしっかりほうれん草に海苔。もう,迷うことのない直系のスタイルである(見た目も味も)。つまりワイルド&しょっぱめと言うことで,微妙な好みの差はあるもののこの味を近くで(横浜よりはだが)味わえるのはうれしい限り。「わかとら家@取手」が大行列店になり,しかも6号線からかなり入ったところのあることから比べると,ほぼ6号沿いにあると言ってもいいくらいの場所にあるこの店,僕の場合東京に行く途中による確率がかなり高くなりそうだ。問題は行列だが,今のところはそんなでもなさそう。待ち客用のベンチもあり,客さばきも慣れているような感じなので,そこそこの行列でも心配はないだろう。卓上に3種類のニンニク(無臭・行者・揚げ)に2種類の唐辛子(赤・緑)・ショウガ・酢・胡麻等々いろいろな調味料が並ぶのが楽しい。味の変化を楽しめる。さらに黒板メニューで「海苔チャーシューまぶしご飯」等の賄い飯(130円)が3種類あったので,家族で行ってもいろいろな組み合わせが楽しめそうだ。店の横にも駐車場はあるようだが,2軒駅寄りにコインパーキング(20分100円)が。6号から柏駅に向かう狭い路地なので路駐は不可能な場所だからそこを利用するのが懸命だろう。
無事秋葉原到着。友人二人が秋葉原で目的の店をまわっている間,僕は当然ラーメンである。このあたりで話題の店と言えば・・・昨年末に行ったばかりだが,まだ選択肢が残っているこの店だろう。
玄@秋葉原」へ。今日は「玄流塩ラーメン」(780円)を注文。予想に反して透明ではなく薄醤油色のスープは,白髪ネギが盛られてきれいな見た目。少し柔らか目の麺は特に特徴がないようにも思えるが,のびそうでのびないタイプなのが特徴か?具はほうれん草にコリコリメンマとしっかり厚みがありチャーシュー。さらに端切れのチャーシューも入るのがお得な感じ。白髪ネギの食感はとても心地よかった。スープは深みがあるものの最初は飽きそうな感じがしたのだが結局飲み干してしまった。これが無化調の強みだろうか。「クセになる」とか,「また食べたくなる」とか言うタイプのラーメンではないが,食べて能書きを見れば「納得してしまう味」のラーメンである。
さて夕食は?「ラーメンでいいけど東京でしか食べられないラーメンを」と言う友人の有り難くも難しい要求。考えたのは「博多ラーメン」。地元の「とんこつ家@ひたちなか」はもちろん経験済みな友人なだけにハードルは高い。考えたのは「田中商店@足立」と「一蘭@六本木」。実力から行けば「田中商店」だと思うが話題性から行けば「一蘭」かな。結局,近いと言うことと「六本木」と言う響きから「一蘭」に決定(笑)。
一蘭@六本木」へ。日曜の午後7時で意外に空いていた。全3列のうち中と左の営業ながら,全体で7割ほどの入り。赤唐辛子がとけ込んでいて辛みが最初から出てしまった。臭みがないので同行の友人には好評だったが,僕にすれば人工的に感じてしまう。あと一人の友人は麺が駄目だという。まぁ彼は博多初体験のようなのでしょうがないかな。まぁ衝立のあるラーメン屋と言うことで地元に帰ってからの話のタネにはなるだろうと言うことで(笑)。
よせばいいのに友人を待たせて「二郎@堀切」へ。かなりあきれ顔だったが東京まで乗せてきたのだからそのくらいは我慢してもらおう。今日はつけめんをいただいたのだが,アゴガ疲れるほどの固さ。不本意ながら残してしまった。まぁかなり満腹状態だったせいもあるのだが・・・。
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 2月16日()笑の家@南麻布/ぽっぽっ屋@中野新橋/八蔵@幡ヶ谷/山ちゃん@銀座
単独行動。午後3時に東麻布の約束があるので,それまでにその道すがら(?)に何杯か(笑)。
まずは「大勝軒@荒川沖」へ。先月末に来たばかりだが,その時気に入った「みそ(=白みそ)」を今度はラーメン(650円)でいただく。背脂に挽き肉の混じったスープ。脂で十分コッテリだが,今日は味噌の味が薄い感じ。具は鶏肉に白髪ネギ。梅肉がさっぱりとしていてありがたい。半玉子が2個入っていた。クセのある「濃い」ラーメンだが,麺自体は安定しているので慣れるとハマりそうな味である。万人受けはしないだろうが・・・。
そのまま都内へ向かう。まず宿題店の「夢うさぎ@葛西」へ行ったがあまりの行列に断念。時間に間に合いそうにない。でもこのまま夕方まではツライので,約束の場所の近くの「笑の家@南麻布」へ。最近の家系の店では例の中国輸入野菜の農薬問題の影響か,トッピングのホウレン草を止めているところが多いが,この店で久々にそのほうれん草を見た。今まであって当然なものだっただけに,復活すると「やはりこの豚骨醤油スープにはほうれん草だよな・・・」としみじみ感じてしまう。
午後3時の約束の時間に,東京タワーの麓の「ケイマックス」というTV番組制作会社へ。詳しくは「『ドシロウト』が語るラーメンへの熱き想い」参照。5時過ぎまでここにいて,「このあともまたラーメンですか」と聞かれたその期待(笑)に応えて中野新橋へ。5日前のリベンジである。
ぽっぽっ屋@中野新橋:中野区本町5-4-1当面無休 11:30〜14:30/17:30〜23(売切終了)
2003/2/5に開店したばかりの店。「ぽっぽっ屋@小伝馬町」の3店目の支店展開ということになる。歩道に並行したカウンター8席のみの店内は,席の背後のスペースがほとんどなくやたら狭い。ラーメンは650円と二郎系としてはちょっと高め(つけめんは750円もする)。出来上がりの時にトッピングを指定する一般的な二郎スタイルと異なり,「注文の際」に指定する方式だ。その野菜は柔らか目。スープの味は濃いめ。お約束の極太麺は見事なくらい固め。ここも開化楼の麺のようだ(麺箱があった)。全体の量は二郎にしては少な目だが,連食にはちょうどいいかな(普通の人は連食でここに来ないだろうが・・・)。駐車スペースは全くない通りなので,クルマで近づく場合は注意が必要。中野近辺に二郎系はないだけに,この店の出店はありがたい。と言うか,ラーメン関係でこの中野新橋界隈に来たのは初めてだから,初めての有名店出現になるのかな。前回は来た時は8時半で売り切れだったので,夜の部は注意が必要(電話は<03-3381-5328>)だ。
八蔵@幡ヶ谷渋谷区幡ヶ谷3-11-9 月休 11:30〜14/17〜21:30
甲州街道に並行して走る水道道路の,幡ヶ谷の商店街の路地を入ったところにある。元々「KUDO@幡ヶ谷」があった場所である。つけ麺(小)600円を注文。麺の量はその小が140g,中が280gで大もあるようだ(360g?)。「普通男性は中盛」とすすめられたが,「ぽっぽっ屋@中野新橋」からの連食なので,それでも「小」を注文したわけだ。図体に似合わないからか,ちょっと怪訝そうな顔をされた(笑)。ここのスープの基本は動物系+和風ダシのブレンド(小鍋で温める)だが,つけ汁は辛酸味のある魚系の強いスープ。麺が変わった色&味だと思ったらレンコン麺だそうな。L字型カウンター8席のみの狭い店。レイアウトは記憶にあるKUDOのままだ。看板も幟もみな手作りと言った感じ。白いタオルを頭に巻いた若い店主の店で(たぶん),仕事も接客も一生懸命な感じで好感が持てる。中程度の大きさの五徳コンロで麺をゆでていた。そういう火力でも大丈夫な麺なのだろうか。
地雷源@方南町」和泉。20:30で客はいたが閉店。またの機会と言うことか。いつになったらこの店で食べられるのだろう。もうここをコースに入れるのは疲れた・・・。
やまちゃん@東銀座:中央区銀座3-11-10 無休 11〜翌4(日祝〜24)<03--5565-1838>
銀座とは言え広い昭和通りの向こう側(南側)で日曜の夜ではあまり人通りも少ない一帯。博多の有名屋台(>「三連休で九州縦断」の博多編参照)の東京初進出だそうだ。らーめんは600円。もちろん白濁(薄茶色?)トンコツスープ。さらりとした油が表面に浮き熱々で味も旨味も強めだが,スープ自体は「軽い」印象。もっともそれが博多風なのかもしれない。麺も博多にしては柔らか目でもの足りない感じ。これが標準なら最初から固めを注文すべきかな。期待して入った割にはパンチがなく肩透かしを食った感じだ。すぐそばの表通りには「一風堂@銀座店」があり,この個性ではちょっと辛いところだろう。これが本来の屋台スタイルの味なのかもしれないが,後発店に必要な個性を感じないのだ。店内もさっぱりと軽い造りで,カウンター5+3席に,テーブル4+4席。食券制。紅ショウガはあるが辛子高菜は卓上にはないので味の変化は楽しめない。
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 2月11日()とうかんや@南砂/こうや@矢口渡
『祝日のラーメン』と『Dinosaur FACTory』
貴重な祝日。行き先は当然の如く東京。今日は家族での行動なのだが,やはり「祝日のラーメン」(日休のラーメン)を絡めなければなるまい。順調に都内に入り江東区へ向かう。目指すは今年になって何度もふられているあの店。売り切れがあるだけに行列が見えたときにはホッとした。
とうかんや@南砂:江東区南砂5-21-4 日休 11〜15/18〜22(土祝・通し営業・売切れまで)
午後2時前で歩道に15〜6人の行列。家族連れも多い。当然のことのように並んでいる。外壁に木を張り付けた構造。開化楼の麺箱が置いてある。変わった店名は秋の収穫を祝うお祭り「十日夜(とおかんや)」に由来する。夫婦で営業している店のようだ。店内は12席ほどのカウンターのみ。家庭的な温もりのある雰囲気だ。しょうゆ・しお(各600円)にみそ(650円)とつけめん(700円)を注文。こういう店の場合亜,家族で来ると一通り食べられるのでありがたい。しょうゆのスープを一口。最初の印象がすこぶるいい。うまい。今流行の「ダブルスープ」の上を行く,豚・鶏・魚介を別々の寸胴に取った「トリプルスープ」と言うから恐れ入る。ついにここまで来たかという感じだ。味噌は独特でカレーっぽい味つけ。これはこれで面白い。麺は歯ごたえのあるぷるぷるの縮れ麺。つけ麺は平麺になる。つけ汁は酸味あり。全体として,スープ単体で飲んだときの印象は弱まるものの,麺と一緒に食べたときのバランスはすこぶるいい。並ぶだけのことはあると思う。会計後子供たちに飴をくれた。行列店にありがちな子供を排除する雰囲気がないのは家族連れにはありがたい。手伝いの若い女性も含めてスタッフの感じはとても良い。是非,また来てみたい店だ。半熟味玉は圧倒的な出来なのでトッピング必須だろう。
パナソニックセンター@有明:江東区有明2-5-18 月休 10〜18 <03-3599-2500> Pあり
有明の国際展示場駅のすぐそばにあるガラス張りの大きなビル施設。周囲はガランとしているのでよく目立つ。要するにパナソニックの製品(パソコンから電化製品まで)が展示され,実際にいじれるショールームなのだが,その中の『Dinosaur FACTory』がおすすめ。ショールームの一部を区切った3階までのスペースなのだが,実物大の恐竜の骨格標本が衝立の上に頭を出しているので,子供たちがそれを見れば「入りたい〜見てみたい〜」と必然的になるわけだ。ここの部分はは有料で大人(18歳以上)800円・中人(中・高校生)400円・小人(小学生)200円とまぁ,家族連れにはリーズナブルな値段。入り口でPDAを1人ずつ渡されそれで各ポイントごとにデータを受信して説明を聞く(読む)と言う点が実に今風。写真ポイントがありそこで自分たちを映した写真データを後でプリントアウトできる(HPにログインして後でダウンロードすることも可能)。全行程1時間〜1時間半とのことで何があるのかと思ったら,恐竜の進化とか種類とかそう言うものではなくて,恐竜の標本造りの課程をかなり細かく紹介している。子供向きの簡単なものかなと言う予想に反して,けっこう大人向きの施設だった。小学生くらいだとちょっと難しいかもしれない。駐車場の表示は公式にはないようだが,館の西側の屋外駐車場に2時間無料でとめられるので利用するといいだろう。周囲は1日1000円とか言う駐車場が多いので知っていると得をする。
久々に妻のお気に入りの「こうや@矢口渡」へ。去年6月の『朝日新聞の取材』の時以来である。店内が改装されずいぶん広くなった。調理スペースを中央から右側に寄せただけなのだが,テーブル席まで出来てとても同じ面積とは思えないほどだ。設計によってこんなに変わるものか。
これまた家族の定番「久松湯@池上温泉」で一息。ここに来るとホッとする。
家族連れの場合この位が限界なのだが,開店したばかりの「ぽっぽっ屋@中野新橋」に寄ってみることにする。9時に明かりがついていたので,クルマをとめて急いで近づいたらすでに「閉店」。8時30分には売り切れたらしい。「とらさん会議室」で告知していたせいかもしれないが,開店間もないのにおそるべし。これで「もう一杯」の気力なくなりすんなり帰途につく。
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2月02日()二郎@亀戸/蘭丸@大島/ぢゃぶ屋@上馬/百麺@世田谷
単独行動のこの日,まず宿題のは「宮田@中板橋」を目指すが,念のため電話で確認すると「1時半過ぎでだいぶ行列がある」ということ。「2時に来ても食べられるかどうかわからない」と言うことで時間的に断念する。次に思いついた未食の店はここ。
二郎@亀戸:江東区亀戸4-35-17 火休 11〜14/18〜21
午後1時半過ぎで7〜8人の行列。カウンターのみの狭い店内。入り口の引き戸にへばりつくようにして待つことしばし。ラーメンは550円。野菜はほど良いゆで加減。麺はそこそこ太めで固すぎることもなくむしろおとなしめ。背脂の溶けた甘いスープも二郎と考えればノーマルな印象。チャーシューは小判大のものが2枚。ニンニクトッピングでかなりガツンと来る味になる。総じて言えば,オーソドックスな二郎でややおとなしめと言う感じか。2時にはきっちり準備中になった。それまでに並べば食べられそうだ・・・すぐ隣の人気店「ハッスルラーメンホンマ」も行列していた。これだけではなんなので壁に貼ってあった『社訓』を紹介しよう(笑)。

ラーメン二郎(社訓)

1.清く正しく美しく。
    散歩に読書にニコニコ貯金。
    週末は釣り,ゴルフ,写経。

2.世のため人のため社会のため

3.Love&Peace&Togetherness

4.ごめんなさい,ひとこと言えるその勇気

5.味の乱れは心の乱れ。
    心の乱れは家庭の乱れ。
    家庭の乱れは社会の乱れ。
    社会心の乱れは国の乱れ。
    国の乱れは宇宙の乱れ。

6.ニンニク入れますか?

実に二郎らしいなぁ・・・

さて,次も宿題の「風@本所」。裏通りのそのまた路地の奥にあり,通りの黄色いラーメンの幟がなければまずその存在には気づかないような店。15時前でもう閉まっている。暖簾をしまいブラインドをおろすとまるでラーメン店という感じがしない。日曜は車も人も少ないこんな環境で商売になるのだろうか?まぁとにかく次の店だ。
蘭丸@大島江東区大島1-38-8 月休 11〜14/17〜スープ切れまで(土日祝通し営業)
一言で言うと『ベタベタした魚系』。スープの表面には茶色い粉が混じった油の膜が張って,食べ進むにつれてその茶色い粉がどんぶりの縁に残る。スープ単体で飲むとかなりしょっぱい(飲めなかった)が,麺との絡みはいいようだ。固めの細麺は歯切れが良くゆで上がりもかなり早いようで注文するとすぐ出てくる感じ。トロトロのチャーシューは味がしみて美味しい。
地雷源@和泉」「八蔵@幡ヶ谷」・・・ともにたどり着いたら明かりはあるのに準備中つまり閉店。8時頃にはどうやら売り切れるようだ。これで予定していた未食の店が底をついてしまった。
環七から近くで確実なところと「ぢゃぶ屋@上馬」へ。この店に来るのは3回目くらいだろうか。味噌味・中太麺・温盛(750円)に野菜(150円)をつける。野菜は軽く炒めてつけ汁に入ってくるのだが,それほどの量ではない。粗めの胡椒がかかる。コッテリ味噌にスープにつかった温かい麺だから,食べれば結局普通の味噌ラーメンと同じになってしまった(笑)。炙った焦げ目がわかるチャーシューはありがたみがある。「そば湯」はこってりとあっさりが選べ,選んだこってりはそのまま飲んでも味があるもの。全部入れてほど良い薄め加減になったスライスニンニクの揚げチップが卓上にあり,味のバリエーションを楽しめる。タオルを頭に巻いたきれい系の女性も1人調理場で作っているのが印象的だった。この店は「マッチ棒」系の店だから,おかみさんとかそう言う立場でない女性が店を仕切るのはけっこう珍しいと思う。ラーメン店も女性が選べる,そう言う職業になったと言うことかな。
もう十分なのかもしれないが,これだけ移動して結局3杯というのも寂しいのでもう1杯探すことにする。系統的には「家系」がいいかなと久しぶりに「百麺@世田谷」(世田谷区桜3-18-9 無休 11:30〜24 <03-3420-1273>)へ。世田谷通り沿い,東京農大脇のこの店,HP開設前(〜1998年)は東京の貴重な家系として(店自体は家系を認めてはいないが実質的にそのスタイルは家系だろう)重宝した店である。海苔1枚,青味は刻んだキクラゲに青ネギ。スープの味的にはワイルドよりのマイルド家系と言うべきか。麺は酒井風だが百麺と記された麺箱が重なっている。スープも麺もそのポジションが一口でわかってしまい,がんばって食べたが結局残してしまった。でも一口でも食べられただけで満足なのである。

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