● 東京都下の有名ラーメン
山梨(中道町・甲府南 ICそば)に母の実家があるので,中央高速(甲州街道)沿いには昔から親近感がある。調布・府中・八王子もよく通った。中央高速がまだ開通していなかった頃(昭和40年代)など,茨城の自宅から半日かけて父の車(軽の初代キャロルや初代カローラ)で甲府まで家族で行ったものだ。八王子の先(だったと思う)の「ごん助」なんていうドライブインが懐かしい。そんなわけで東京都下も距離的には抵抗感はないのだが,まず23区で食べていると,都下はいつも半端な時間になってしまい,いざ行こうと思っても思ったよりも遠かったりして,なかなか実績があがらない。町田はなおさらそうである。山梨・長野方面へ遠出する際に,深夜,高速に東京から再度乗る前に,もしくは遠出からの帰りに高速からいったんおりて,どこかで食べるというパターンしかないのが現実だ。(1999/09/01)
◆ 最近食べてみた店(2004/4/25更新)・・・吉祥寺の店(「都下」?)は入れてない
※営業時間等のデータは食べた当時のものです・ネット検索等で確認されるようお願いします
■ 味太郎@国分寺:国分寺市東恋ヶ窪2-6-18 火休 11:30〜14:30/17〜23
■ 池谷精肉店@秋川:あきるの市秋川2-10-8 月休 11:30〜15/18〜23(麺切れ終了)
■ 一期一会@町田:町田市南成瀬5-20-1 月休 11〜翌3(木〜20) <とんこつ醤油>
■ 一風堂@吉祥寺:武蔵野市吉祥寺本町1-18-1 11〜翌4<0422-23-8186>
■ 大山家@武蔵境 : 武蔵野市境南町5-3-16 月休 11〜翌1(日〜22)
■ かぎや@吉祥寺:武蔵野市吉祥寺南町4-21-16 11:30〜15/17〜22(日祝通し)
■ 傾奇者(かぶきもの)@三鷹:三鷹市上連雀7-28-27 日休 11:30〜14/18〜23(土〜15/〜21)
■ 柳麺伽藍堂@町田:町田市原町田6-29-4 無休 11:30〜21:30 <042-739-6933>
■ 鏡花@立川 : 立川市柴崎町2-12-20 月休 11〜15/17〜23(売切終了)<醤油>
■ 熊王ラーメン@国領 : 調布市国領町4-9-16 火休(祝営業)12〜翌1
■ サニー@西東京:西東京市ひばりヶ丘3-2-4 11:30〜19:30(スープ切れ終了) <0424-24-3214>■ 大文字@町田 : 町田市成瀬ヶ丘2-4-1 火休 11〜15/17:30〜20(土日祝11〜20)<味噌>
■ 太陽堂@立川:立川市富士見町3-1-1 水休 11:30〜14:30/17〜22:30
■ たきたろう@三鷹:三鷹市下連雀4-16-47 月休 11〜15/17:30〜21(土日祝11〜21)
■ たけちゃんにぼしらーめん@調布:調布市深大寺元町5-2-9 日休 11:30〜15/17:30〜22:30
■ 千ひろ@調布 : 調布市布田1-49-24 日休 11:30〜14/18〜24 <?>
■ 天童@南多摩 : 稲城市大丸939-15 月休 12〜15/17〜23(日祝12〜23)<醤油・山形>
■ にんにくや@府中 府中市是政5-4-34 日祝休 19〜翌2 <背脂>
■ ばりこて@町田 : 町田市成瀬2298-4 月休 11:30〜15/18〜22 <とんこつ>
■ パワー軒@立川 : 立川市幸町2-35-3 月休 11:30〜22 <醤油orとんこつ>
■ 萬笑@国立:国立市東2-3-5 無休 11:30〜15/18〜翌2
■ ふうや@府中 : 府中市宮西町3-22-2 月・第3日休 11:30〜15/17:30〜23(日祝〜22) <醤油>■ まんぼう亭@武蔵小金井 : 小金井市貫井南町2-7-11 火休 11〜19:30 <醤油>
■ 陽陽@三鷹 :三鷹市下連雀4-15-25 金休 11:30〜23 <醤油>
■ ラーメンおやじ@町田 : 町田市中町1-19-1 木休 11:30〜15/17:30〜23(日〜22)<札幌>
■ ラーメン二郎@仙川:調布市仙川町1-10-7 月休 17:30〜23:30(材料切れ終了)
■ ラーメン二郎@町田: 町田市鶴間426-4 火休(月は昼のみ) 11:30〜13:30/18:30〜21(麺切れ終了)
■ らいおん@府中 : 府中市宮町1-13-4 無休 11〜22 <とんこつ醤油>
■ 雷文@町田 : 町田市本町田943・月休・11:30〜14:30/17:30〜21(土日祝通し)
■ 分田上@八王子:八王子市下柚木321-1 火・水休 11:30〜17(土日11:30〜14:30/17:30〜20)◆ 近くまで行ったんだけど・・・>超絶食べ歩き『第3回どんぶりサミット』報告(00.02.06)
■ 尾道ラーメン正ちゃん@町田 : 町田市能ヶ谷町1188 木休 11〜14/17〜20
◆ 今まで食べてみた店(思いついた分)
■ 星の家@八王子 : 八王子市中野上町1-5-12・月休(祝なら火休)・11〜18(日〜19)(96.05.26)
■ 壱発@八王子 : 八王子市台町1-17-8 無休 11〜翌2(96.05.26)
■ みんみんラーメン@八王子 : 八王子市楢原町437-1・月休・11:00〜20:15
■ 江ぐち@三鷹 : 三鷹市下連雀3-27-10 月休 11〜14:30/16:30〜20:30('78名店)
■ 越前屋@国立 : 国立市東1-7-10 月木休 12〜20(旧データ・'78名店)◆ 次回の候補一覧
■ 味太郎@国分寺:国分寺市東恋ヶ窪2-6-18 火休 11:30〜14:30/17〜23
●2001年11月18日(日)
西武多摩湖線の線路沿いのマンションの1階部分に「ホープ軒仕込み中華そば」の文字が浮かび上がっている。日曜の夜7時近く,商店街からはちょっと外れた,他に店の灯りもない静かな通りなのだが,なんと店外に10人ほどの行列。ちょっとくじけそうになったが一応並んでみる。よく見ると,カウンターの客(9人ほど)もまだ食べていない。これは時間がかかりそうだ。店主1人でこの人数をこなしているようで回転が悪い。茹で時間がかかるのかなとも思ったが,入口のガラス越しに見えるカウンターの客の口に運ばれている麺は,どうも細めの麺(?)。少なくとも「ホープ軒@千駄谷」ほどの太さはない。ホープ軒系の「香月@恵比寿」の線かと思ったら,石神本(「ラーメン伝説」)をよくよく読むと,「ホープ軒本舗@吉祥寺」系らしい。もちろんこの吉祥寺の店は「ホープ軒@千駄谷」を知った後の昭和50年代後半に食べた記憶があるが,行列ほどにはインパクトがなかった。いずれにせよ,スープが背脂系なら,細めの麺ではどうも食指が動かないと,店を後にする。でもちょっと心残り。今この時代に都心から少々離れた国分寺の店とは言え、「ホープ軒」の名前を出す店にこれほどの行列ができる理由を知りたかった。「中華そば」と言う表現も気になる。これは次の宿題だろう。
■ 池谷精肉店@秋川:あきるの市秋川2-10-8 月休 11:30〜15/18〜23(麺切れ終了)
● 2005年4月25日(日)
「2004年版石神本」の掲載店。秋川駅北口の駅前大通りを北上してすぐの横道にある。有名店の「特一富屋」の向かい側。カウンター席のみの狭い店ですえた醤油の匂いが籠もる店内。雑然としていて,お世辞にも綺麗とは言えそうもない。粉っぽい雰囲気はまるで「二郎」で,飄々とした応対の店主が,白い粉だらけの麺を手分量ではかって茹で鍋に入れている。つけそば(700円)は並が200gで多め(300g)も選べ,軽くゆでた野菜(もやし&キャベツ)が多量につくので,標準でも野菜つけ麺並。めんは極太で経験的には「堀切二郎」並に固い。200gでも多く感じる。ちなみに「特盛り」と言うのもあり,その量は500g。注文している人がいたが,これはもうげっそりするくらい多い。つけ汁のスープ本体は濁った豚骨系で,甘味とボリューム感がけっこうあるのだが,この麺にはそれでも負けてる印象。味はスープだけではちょっと飲めないしょっぱさ。スープ割をしてもらわなければ飲めないだろう。バラチャーシューが大きく1枚で,しょっぱさの残る茎ワカメと半熟味玉が標準でついてくる。・・・個性は十分以上にある。(僕は)面白いと思う。が,完全に客を選ぶ店だ。万人に薦められるタイプの店ではないが,僕自身はまた来てもいいかな(笑)。麺にせよスープにせよ,3杯目がこれだと胃に負担がかかり消化が悪そうと少々反省しながら店を後にした。
■ 一期一会@町田:町田市南成瀬5-20-1 月休 11〜翌3(木〜20) <とんこつ醤油>
● 2002年2月10日(日)
HP開設当初から『宿題のラーメン店』のリストにありながら,深夜営業だからいつでも行けるやと思い,町田という茨城からでは中途半端に遠い場所であることも災いしてなかなか行けなかった店。横浜インターで東名を下り町田街道を北上。思ったより静かな住宅街の中にあり,前面のガラス面いっぱいに大きく「とんこつラーメンまにあの店」と描かれているのが目立つ以外は,外観は平板で平凡な感じ。店内はカウンターのみ14席。奥にテーブル席もあるがこちらは待ち客用の席のようでで,壁側に赤い丸椅子が並んでいる。基本となるとんこつオリジナルラーメン・600円と,正油つけ麺・600円をまず注文。あとは貼り紙にあった「世界一マニアックな当店のみのラーメン」と言う「ザ・グレトン」700円と,「スペシャル・アサリととんこつの塩ラーメン」1000円も注文。雰囲気は普通のラーメン屋なのだが,まず「前菜」として,豪華に黒い大きめの重箱で,ごま油であえたモヤシ・ポテトサラダ・温泉玉子・メンマに紅ショウガが丁寧に別皿で並んだものが出される。実にユニーク。まずこれを食べて「舌をフラットにしてもらうため」だそうだ。その塩分で,後のスープの甘さが引き立つそうな。僕が食べた「ザ・グレトン」(グレートトンコツという意味?)はタレも入っていないストレートのトンコツスープだけでまず味わってもらおうということのようだ。別皿で塩とわかめとごま,そしてネギとチャーシューがついてくる。浮いている油はバラ肉の脂。味は塩で調整するのだが,ストレートのスープでも思ったより「味」を感じる。麺は平たい太麺。「ふんふん」と頷きながら食べていたら,濃い顔立ちの若いマスター(ご主人ではないようだ)が「味の素を入れてみてください」とレンゲにすくったスープに一振り。それにタレを足せば普通の味(つまりラーメンの味)に近づく。これはこれで一般的なとんこつ醤油味である。その違いを味わってもらうのがこの「グレトン」の目的のようだ。僕的には化調が入ってもそんなに抵抗はない。だって濃厚トンコツだものそんなに繊細なものでもない。ただストレートトンコツスープを味わえただけでもいい経験かな。じっと反応を見られているので,何か言わなければと「醤油タレにこだわっているんでしょうね〜」と聞いたら「ヤマサだけです」。・・・こけた(笑)。元スープが良ければタレはそんなに問題ではないそうな。他に客もいなかったので,アサリスペシャルを食べていた妻にも「いかがですか?」と聞いてくる。妻の答えはスペシャルの値段の妥当性に終始。「1000円は高いんじゃないですか」。でも「アサリが高いので」とその指摘には納得していない模様。白髪ネギ以外,特に他に具があるわけではない以上,オリジナルのラーメンに比べて+400円の価値はあるのかな〜?アサリの値段を当然知っている妻は不満そうだ。アサリの数を数えたりしている(笑)。全体的には「とんこつラーメンまにあの店」と言うだけあってそのこだわりはとても楽しい。店の場所と造りは地味だが,また来てみたい店である。つけ麺はスープ割もしてくれた。ラーメンの雰囲気は家系だが一緒にされるのは不満そうだったことを付け加えておこう。
■ 一風堂@吉祥寺:武蔵野市吉祥寺本町1-18-1 11〜翌4<0422-23-8186>
>「東京の博多ラーメン」へ
■ 大山家@武蔵境:武蔵野市境南町5-3-16 月休 11〜翌1(日〜22)
●2001年11月18日(日)
小金井〜三鷹あたりの中央線の南側を一直線に東西に走る「連雀通り」は道幅が狭く,路駐は絶対的に無理な場所。測道はさらに狭いのだ。店の西側に駐車スペースが2台分あるがちょっと狭い。店の西側にユニクロとファミリーマートがあった。妻子は連食は無理なのでそのコンビニでお買物。「好きな物買ってこい」と言ったら子供は喜んだ。僕だけそそくさと店に向かう。正面にカウンター。左側に4人テーブル2台のシンプルな造り。水はセルフサービス。ここでは家系としては珍しい「つけ麺」が目的だ。さらにネーミングのいい「とき卵つけ麺」(800円)を奥さんらしき女性に注文(普通は750円)。冷水で締めるためか少々時間をおいて出てきた。一目でわかる麺の多さ。ラーメン用の普通の丼に8割ほど盛られている。連食ではちょっと辛い量だ。「酒井製麺」と言う印象ではないが自家製麺だろうか。ちょっとイメージが違う。「近藤家@横浜」出身というこの店,スープはまさに家系のもの。これも普通のラーメン丼に8割ほど。濃度も量も十分だ。つけ汁だから甘酸味があり,味付けもけっこう濃い。スープは温かく,肝心の「とき卵」はつけ汁に少々。1個分丸ごとというわけではないようだ。量が少ないから思ったほどスープに影響を与えるものではないようで,プラスαのお楽しみとして面白い組み合わせだ。あとキャベツが標準で入ってくるのはうれしい。濃厚なスープの合間に食べるとキャベツのさっぱり感が心地いい。さすがに麺を少々残してしまったが,普通の状態ならガシガシ食べられそうな好みの味である。今度は普通のラーメンをキャベツ追加で食べたみたい。そう思った。
■ かぎや@吉祥寺:武蔵野市吉祥寺南町4-21-16 11:30〜15/17〜22(日祝通し)
●2002年3月10日(日)
井の頭通り沿いにあるこの店,駅からもかなり遠く,きっちり片側1車線だから車はとめづらい。外観もかなりそそられない。本に掲載されなければまず入らないタイプの店だ。奥に続くカウンターのみの店。キャップをかぶった女性が主人のようだ。奥のトイレに行けば使ってる素材までわかりそう。挽き肉がのった,看板通りまさに「中華そば」。歯切れのいいストレート麺に濃い醤油色のスープ。表面の油のせいでかなりスープは熱々。コクもあり丁寧に作っている感じはするのだが,今の時代ではインパクトが弱いかも・・・。石神本(>「ラーメンSELECTION 2002」)にも現代本(>「週刊現代2002年・最強のラーメン307軒」)にも載っている店なのだが期待したほどではなかったかな。<0422-48-4898>
■ 傾奇者(かぶきもの)@三鷹:三鷹市上連雀7-28-27 日休 11:30〜14/18〜23(土〜15/〜21)
●2002年9月23日(祝)
三鷹の連雀通り沿い。幹線道路ながら道が狭いのでクルマの置き場所に困る通りだ。2000年6月の開店だそうだが,狭いよくある古い店の形態。前の店を改造したのだろう。入り口には噂通り「モーニング娘。」のポスター。実に怪しげ。情報がなければ通りがかりでは入らないタイプの外観だ。調理場がよく見えるカウンターのみの狭い店内。ラーメン(600円)を注文。トンコツ+魚介系の濃厚なスープ。外見から期待しないで入店してこのスープが出てきたらラーメン好きはよろこぶだろう。小鍋でスープをいちいち暖めているのが印象的。麺はコシのある締まった感じの麺。バランスはとてもいい。飄々とした感じの若い店主だが,力が抜けていても今好まれる味をちゃんと抑えているようだ。味の系統は同じ「青葉系」でも,今日食べた「斑鳩@九段」とは正反対の全くこだわりのない外観だが,食べていて楽しい店だ。ラーメンはセンスと研究心なんだなとしみじみ感じさせる。味も素材もどんどん進化しているようである。また来てみたい店。
■ 柳麺 伽藍堂(がらんどう)@町田:町田市原町田6-29-4 無休 11:30〜21:30
● 2003年3月16日(日)
小田急線の線路沿いに静かに佇むこの店,外観は土壁に縦格子の入り口のみ。ちょっとした小料理屋風でとてもラーメン店には見えない。意を決して中に入ると,一直線に奥に続く白木のまるで高級寿司店のようなカウンター席。これで和服の女将さんでも出てくるとビビるところだが普通のお姉さんだったのでひと安心。「柳のようにしなやかなコシを持つ塩味のラーメン」と言う柳麺(900円)を注文。「東京軍鶏を合わせてとったこくと旨味のスープ」だそうで,そのラーメン本体はスープと麺だけ。三段重ねの箱に3つの小鉢が入り,各々に角煮・筍とサイコロコ形のンニャク煮物・ゴマ和え物が。これが具の代わりと言うことになるのだろうが,麺の上に乗せるわけにもいかないから付け合わせと言うべきかな。単品で味わえる料理だ。麺はざっくりしたストレート麺。醤油味は「源醤」。1年かけて抽出する「ひしお」をとるときに出るタレだそうで,50Kで1K出来るだけのの貴重品だとか。その源醤ラーメンは1000円とさらに高め。土鍋飯と水菓子のセット物がその組み合わせで伊・呂・波御膳となる(+300円〜500円)。いずれにせよ値段は高いが話のタネにはなる店だ。「お遊びの緊張感」がちょっと楽しめるかな?簾で隠された調理場の人はTシャツだったし,基本的にはやはりラーメン屋なのである。「キリン食堂@相模原」の系列だそうだ。こだわりの素材がずらずらと書いてあったので参考のために並べると,五島列島の「手塩」,比内鶏の鶏油,能登の「いしり」,魚沼産コシヒカリ,三条の「賀茂千鳥」(米酢),天然利尻昆布,枕崎産本枯れ節,土佐清水産の寒メジカ,枯割さば節等々・・・ありがたいことである。<042-739-6933>
■ 鏡花@立川 : 立川市柴崎町2-12-20 月休 11〜15/17〜23(売切終了)<042-525-3371>
● 2001年9月02日(日)
『千葉〜東京〜神奈川〜都下・・・縦横無尽の半日4杯』と銘打って食べ歩いた最後の「都下の店」がこの店。ここも「第7回(2001/01)TVチャンピオン」で紹介された店。話題の『圧倒的な内装』を一度見てみたいと,ずっと思っていたのである。カーナビの指示通り府中街道を北西に走る。『第3回どんぶりサミット』(2000/02/06)でも通ったことを思い出した(>超絶食べ歩き『第3回どんぶりサミット』報告参照)。HP開設当初,「にんにくや@是政」に来た時もこの道だった。多摩川を超えてからは甲州街道で立川を目指す。日野橋側に曲がらず,直進し北上すれば立川の中心部である。何となく,裏通りにひっそりと佇む店をイメージしていたのだが,思ったよりもけっこうな表通りにあった。角地の店だが,表通り側の窓をすべて板でふさぎ,外光を完全に遮断している。店内は真っ暗。入口から入ってまず見えるのは間仕切りの土壁で,入っただけでは中は見えずかなり期待させる造り。予備知識なく入れば驚くことだろう。まずそこで食券を買う。・・・川のせせらぎの音が静かに流れている。手前に低く浮かび上がるゆったりとした黒いカウンター。1席ごとにピンスポットのライトが当てられる。ただし,明るいのは座席ではなくラーメンを置くべきテーブルの一部分だけだから,今まで経験したことのないラーメン店の演出である。店の中央にはそれを見おろすような調理場。木板で覆われている。トイレも『厠』。これもまた凝っている。おしぼりがおいてあるのはけっこう親切かな。食べたのは「今昔鶏想麺・780円」。一目ではけっこう油っぽっそうな見た目。名前通り,鶏の甘い油がメインだ。5種類の地鶏を丸ごと使ったと言うスープは,濃縮した鶏の旨味を感じる,まさに今まで経験したことない味。麺はこしのある固めのストレート細麺。チャーシューは丁寧に作られ,味がほどよくしみこみ,違いを感じることができる。あと,柔らかいけど歯応えのある極太メンマ。かなり不思議な食感だ。中央には玉葱のみじん切りの上に桜の塩漬けあしらい,見た目のおいしさも追求しているようだ。もう文句のつけようがない完成度だ・・・が,クセになりそうかと言うとそうでもない。なんとなく言いたいことがわかってしまって,誰か(ラーメンを軽く見ている女性なんていいかな)をつれて来てみたいとは思っても,1人で来てまた食べてみたいと言う衝動が出てこなかった。何故だろう。
● 2002年1月27日(日)
「想ひつづけ創りつづけ幻想の深淵より顕れたるうたかたの麺々・・・」。前回と打って変わって今晩は満席。「POPEYE」(2002/02/11号)で目線より高く湯切りの麺を振り上げるパフォーマンスのショットが紹介されていた影響かな?(まぁ僕もそのクチだが)。注文したのは梅香麺(つけめん)800円。黄色く細く縮れた麺(青梅が練り込まれているそうだ)が竹の器に涼しげに盛られる。傍らにほとんど味付けしていない「極太」メンマがよこたわる。白髪ネギがふわっと浮いたつけ汁にはチャーシューの他,角肉がゴロゴロ。基本的に「甘辛酸味」だが甘味が強いように感じる。食べ終わる頃,いいタイミングで「スープ割しますか?」と女性店員。熱めのスープで味が生き返る。魚系の香りに頬が緩む。ただこの店,丼を持ってスープを飲もうとすると,手元を照らすスポットライトから光が外れてしまうため,黒いスープを飲むことになる。上品にレンゲで飲むことを前提としていると言うべきかな。若いカップルが多かった。
■ 熊王ラーメン@国領 : 調布市国領町4-9-16 火休(祝営業)12〜翌1
● 2001年10月08日(日)
なんと日曜深夜の午後11時過ぎに,客が数人小雨の中,店の外に並んでいる。こんな時間帯にわざわざ食べに来る人間なんてそうそういないだろうから,みな確信犯,行列覚悟のリピーターなのだろう。極々当然のように笑顔で並んでいるのだ。しょうゆ(500円)しお(520円)みそ(550円)にチャーシュー(1枚100円)の組み合わせ。先客の注文のしかたを聞くと「醤油一枚」と言う感じだ。さらに「入り」でネギの混じったニンニク山盛が追加される。もっともこのニンニク,柔かいチャーシューの上に盛られてくるら,味が移るのがもったいない気もする。しかもカイワレと合わさるとかなり「辛い」感じになる。「入り」にするかどうかは他の店以上にスープや具に影響があることを覚悟した方がいい。油の浮いたスープと普通の固さの縮れ麺。たしかに水準以上の店とは思うのだが,少なくとも「しょうゆ」に関しては,正直並ぶほどの店には思えなかった。注文をミスしたかなとも思ったが,けっこう「しょうゆ」の注文も多かったから,びみょうなところである。いずれにせよ,スープとともに炒めた野菜の入る「みそ」や「しお」ならまた印象は違ったかもしれない。僕がイメージしていた京王線沿いの主要駅間の小さな駅のイメージはない。まわりは思ったよりもすっきりと開けていた。もっとも僕の「イメージ」とは学生時代(20年以上前)だから,当たり前と言えば当たり前だが・・・。
■ 虎心房@稲城:稲城市矢野口310-1 月休 11:30〜14:30/17:30〜翌1(日・通し〜22)
● 2003年6月15日(日)
茨城から来るには,東京都とは言え地理的に半端な場所にあるこの店,わざわざここまで来たのはネット仲間の情報で評判の季節限定メニューの「スパイシーキーマ伽哩つけ麺」(900円)を食べたかったから。JR南武線・矢野口駅の踏切そばの(隣の空き地にPあり),カウンターのみ10席の小さな店だが,なんとスタッフは全員女性。でも動きはテキパキしていて男勝り。飾り気のない女性主人(?)の腰の入った湯切りは見てて気持いい(「今日は相方がいなくて調子でない・・・」とか言っていたけどいつもは若い人2人?)。正式なメニュー名は「大人のつけ麺」。言葉にして注文するとなんか恥ずかしい。黒い皿に盛られたその麺は,見た目そそられる太縮れ麺。その上にレタスと赤&黄ピーマンとさらに温泉玉子がのり,カレーパウダーのかかった鶏チャーシューが添えられる。さらにワンタンの皮を揚げたような独特の具がついて,見た目的にとても面白い。こういう具の配列のつけ麺も今まで経験のないものだ。見ていて楽しくなる。つけ汁は挽き肉に豆,香菜が浮いたもので,「カレー味」と言うより「カレーのスープ」そのものをのばしたようなもの。ほとんどカレーそのものだ(いちいち奥の部屋に入るけどどこで作るのだろう?)。服に汁が飛び跳ねないように慎重に食べた。最後に暖かいご飯(「プチめし」)を放り込んでくれるので,残ったカレーを無駄なく楽しめる。別かごでピクルス・玉葱のオイル漬けがついてくるのも楽しい。900円と,ラーメンとしては高めの値段設定だが,それなりの価値はあると思う。オススメ。もっとも,「馴染みの客が多い店」と言う印象で,僕の周りは常連ばかりのようだったが,このつけ麺は僕しか注文していなかった(笑)。基本は鶏・豚・牛の三骨スープのようで,太麺or細麺が選べるが,その基本メニューよりオリジナル麺がネット的にはどうも評判のようだ。白湯の虎心麺( 750円)とかいろいろ。麺は「豆乳麺」と言うのもも選べるようだ。ネットで調べたらこの店は「愛の貧乏脱出大作戦」の店だった。でもいい感じの店だと思う。<042-378-0968>
■ サニー@西東京:西東京市ひばりヶ丘3-2-4 11:30〜19:30(スープ切れ終了)
●2001年11月18日(日)
およそラーメン店らしくない名前だが、元々は喫茶店だそうで大勝軒で修行したのちに開店したそうな。西武池袋線ひばりヶ丘北口を出て右側に歩いてすぐと言う位置関係だが、クルマの場合,外環を降りて大泉学園〜保谷方面からだと駅北側のこの一帯へはかなり狭い入りくんだ道を走らせられることになる。カーナビがあっても苦労した。偶然見つけた北側の銀行(信金?)の駐車場(コインパーキング・日祝10分100円)へ。店に駐車場もあるようだが(2台)わからなかった。その名も「サニービル」と言うビルの1F部分角が店。外観は茶色い壁の落ち着いた感じ。およそ「サニー」と言うイメージではないが、看板に「特製もりそば」と描かれているからわかりやすいだろう。明るい店内は右に広めの調理場を囲む高めのカウンター(13席)左の窓側にテーブルが2台。もちろん満席で入口脇に並んで待つこと暫し。この店のメインとなる「中華つけめん」(もりそば)はなんと麺330g(650円)。温も同じ。女性用か「小」途言うのもあるがそれでも230gだからまだ多い(600円)。ちなみに「大」もあり500gで800円。ただし「1人で食べられる方」と言う条件があるから注意が必要。こうなると小1の小柄な娘のいる我が家としては注文が難しいが、普通で330gなら普通の店の「大盛り」だろう。つけ麺2つにラーメン(280g/630円)を1つ注文。言わなくても子供用の器が出てきたのはうれしい。大勝軒の店には珍しく「みそラーメン」もあった(730円)。最初からチャーシュー・メンマ・ナルト・茹で玉子の入った「大勝軒スタイル」のつけ汁は甘酸味。辛味はあまりなく,全体としてはライトな印象。麺にからみつくような感じはあまりなく、大勝軒フリークから見れば「薄い?」と言われそうだが,このくらいが一般受けするのかもしれない。麺はまん丸ではなく,角のある白い麺。大勝軒系独特のもちっとした感じは少なくこれも一般受けする感じか。線路の南側に出てからは普通の道になった。予定通り小金井に向かう。<0424-24-3214>
■ 大文字@町田 : 町田市成瀬ヶ丘2-4-1 火休 11〜15/17:30〜20(土日祝11〜20)<味噌>
● 2000年1月9日(日)
東名横浜ICから,JR横浜線成瀬駅に向かう明るい幹線道路沿いの店。ゆるい下り坂の途中,向かいに紳士服の量販店があるような土地柄。日曜の開店直後(11:10くらい)に着いたらすでに店内に待ち客5人。調理場と客席(カウンターのみ13席)が,完全に黒い格子の窓型壁で仕切られた,意外にしゃれた感じの店。黒白基調で,独特の毛筆書体の張り紙(メニューとかの説明)があちこちに貼ってある。棟方志功(?)の版画絵も。こだわった造りだが,どうせならレの字型のカウンターも合板でなく無垢の木材ででもつくってもらうとよかったかな。というのもこの店はかなりどんぶりに凝っている。伊万里焼・有田焼といった様々などんぶりを使うのだ。調味料を置く台まで陶器製のしゃれたデザイン。客席壁側にはさらに高そうなどんぶりが飾りケースに入っていて,馴染み客にはその中から選ばせるシステムのようだ。ただのラーメン好きの僕には,その喜びはわからないのだが,その器をこのカウンターに置くと有り難味が薄れる・・・。『2000年限定・薬草入り・雅流麺・1200円』『特選辛味噌』等々,メニューの書体を見るだけでそそられてしまうが,ここはやはり「基本」だ。そんなわけで普通でも器はでかい。「大盛」みたい。まずスープをひと口。味噌の味は「深い」。数種の味噌をブレンドしたと言う「味噌ダレ」の味は,今ならありうる味だと思うので,スープの出汁の深さだろう。たとえば『ラ博の純連』のような油っぽい濃厚さはないのだが,基本的な味噌ラーメンを正しく突き詰めたと言う感じがするのだ。麺は太目の平麺,つるつるしている。一方具は平凡かな。もやしとひき肉の油炒めなのだが,僕の好みから言えば,少し炒め過ぎのように思う。あとメンマとネギ(柵と小口切り)。日祝は未就学の子供は遠慮してもらいたいと表示してあった。どんぶり割られたことでもあったのかしら。あと消費税もとるから,家族連れは注意した方がいい。
■ 太陽堂@立川:立川市富士見町3-1-1 水休 11:30〜14:30/17〜22:30
● 2002年10月27日(日)
案の定,午後8時では閉まる寸前だった。一人ならと言うことで入れてもらう。ここまできて寸前で食べられないのはショックが大きいのでホッとする。手作りっぽい木彫りの看板に,無着色のトタン板をポイントに粗目に塗った壁をセンス良く着色してポスターを張り付けている店内。雑然としているようだがセンス良く実に楽しい内外装だ。店の構造自体は低めのL字型カウンターのみの典型的な造り。元々の店を「居抜き」で改装したのだろう。メニュー的にはつけめんが先のようだがラーメン(650円)を注文。トンコツ+魚系のスープは節系の粉を感じるがまさに青葉系の味。麺は固めの麺でコシがありうまい。具はスパイスの効いたメンマにほぐれ系チャーシュー。あと海苔にナルトに味のしみこんだ半熟味玉が1個デフォでつく。麺を食べ終えても元々濃いめのスープがまだまだ熱々だから,この味の系統の店には珍しくメニューに「替え玉」があるのもうなづける。スープを飲み干すと底に茶色い粉が残った。次はつけめんを食べてみたい。また来てみたくなる店である。
■ たきたろう@三鷹:三鷹市下連雀4-16-47 月休 11〜15/17:30〜21(土日祝11〜21)
● 2005年4月25日(日)
「2004年版石神本」の掲載店。三鷹駅の南側,連雀通りとの中間点あたりを中央通りから三鷹通りに向かってすぐにあった。穴を開けた白壁に挟まれた狭い入口を覆うように,「たきたろう」と染め抜いた鮮やかな橙色の長い暖簾が掛かる。外観からイメージするよりは奥に深い店で,店内はけっこうゆったりしている。カウンターは奥に3席だが,その手前に6人はかけられそうな大きなテーブル席が4+4+4。食券制なので塩ラーメン(600円)の券を購入。白ゴマの浮いた半透明のスープははっきりした味付け。無化調ながらダシもコクも十分感じるもので,もちろんこれは水準以上なのだろうが,正直言って,今の東京ではさほど個性を感じることができないタイプと思ったのも確か。「どこかで食べた」と感じる味なのだ。でも,それは食べ歩きを趣味とする僕のような人間にとっての話。近場の人には十分以上の価値があるだろう。茨城から都心を超えて食べにくるほどではないと言うだけのこと。麺は固め好きの僕でも少々固めに感じるもの。具は海苔,ほうれん草に脂身の少ないほぐれ系大きなチャーシューが1枚。塩なので卓上の赤唐辛子で見た目と味の変化を楽しめる。
■ たけちゃんにぼしらーめん@調布:調布市深大寺元町5-2-9 日休 11:30〜15/17:30〜22:30
●1999年12月23日(祝)
神代植物公園の南側,幹線道路沿いにこの店はある。道路からは見上げる高さ。左側から,スロープを手摺り沿いに上がることになる。この店はHPを持っているのだが,それに使われている似顔絵そのままの店主がにこやかに迎えてくれた。左奥の座敷(とは言え3帖ほどのスペース)はテーブル2台で目一杯。家族連れを意識してだろうか,おもちゃの入った箱まである。そこに座り,親子4人でラーメン2杯(細麺・650円と平打麺・700円)と支那そば・850円,それにつけめん750円を注文する。よくある白地に藍色の雷文のどんぶり。スープはけっこう濃い醤油色だが,味は店名で言うほど「煮干煮干」しているわけではない。もちろん「煮干」が中心であることに間違いはないのだが,煮干風味はダシの一部として味の厚みを支えている感じだ。麺は多彩。平打ち麺の食感もいいが,なかでも支那そばの出来が出色。まさに蕎麦のような食感だが「蕎麦とは作り方が違うんだよ」と店主がにこっと笑う。具は厚めのバラ肉チャーシュー(1枚)にしっかりしたメンマ。あと海苔・なるとに青ネギ。柚子が香りのアクセントになっている。話好きの店主で自分のラーメン観を確立しているようだ。客におもねる事も,見下ろすこともない。その結果として出来上がったラーメンは「ラーメン好きの心をくすぐる逸品」ぞろいだ。悩みは店主も言っていた「交通の便」か。「調布駅と三鷹駅の中間なんで・・・」と言ったように,クルマの行き来は多いものの歩行者はあまりいない。ただ南側の空き地が駐車場なので,クルマで行く場合は便利である。そしてその価値は充分にある店だと思った。ただ,あとで妻曰く「100円ぐらい高いね」・・・。
■ 千ひろ@調布:調布市布田1-49-24 日休 11:30〜14/18〜23:30 <0424-99-0610>
● 2002年1月13日(祝)
調布駅にほど近い,旧甲州街道から狭い路地を入ったところにある。外観は全く普通のラーメン店。有名店のオーラも感じない。調理場内にいるのは普通の優しげなおばちゃん。鯛骨スープ麺(900円)が有名な店なのだが,案の定既に売り切れ。20杯限定じゃなぁ・・・(ではいつ食べられる?)。となると何を食べればいいのだろう。塩味の野菜ラーメン(650円)と言うのにも惹かれたが,素直に醤油ラーメン(600円)を注文。カイワレと白髪ネギののったきれいなラーメン。それに脂身のない,丁寧に煮込んだ感じのチャーシューがのる。麺は軽く縮れた固めの細麺。スープはしょっぱくはないがはっきりした味付けのもの。やはり鯛味に興味が出てしまうが,20食限定では昼の部でなくなるのだろう。それを目的に調布まで来るかとなると・・・本来の目的達成はなお難しそうだ。
■ 天童@南多摩 : 稲城市大丸939-15 月休 12〜15/17〜23(日祝12〜23)<醤油・山形>
● 2000年02月06日(日)
府中街道から川崎街道へ,大丸(おおまる)交差点近くにあるのだが,その道も,店の前の歩道も広めなのでまわりはゆったりした感じがする。一方店内は,L字型カウンターのみ12席と客席部分は狭い。店名どおり若い店主は山形出身。屋台を引いていたと言う。「いい男」だが素朴な感じで,一生懸命働いている感じで好感が持てる(店主が一番腰が低いみたい)。「天童中華そば・600円」を注文。素材は山形直送と言うが,スープに溶けた青海苔が独特の香りと味をかもし出し,魚系の少し濁った醤油味のスープを引き立てている。厚みのある味。麺は中細。固めでいい感じだ。具はナルトに海苔,メンマにチャーシューと典型的。山形ラーメンなるものの存在を知らないので何ともいえないが,なんとなく「山形っぽい素朴さ」を感じさせるラーメンである。あと,蕎麦粉を使った麺の田舎麺(いなかっぺめん・700円)という方がむしろ話題で(「どんぶり会議」>『天童の田舎麺のご感想は?』論争参照)面白そうだが,この店の場合,まずは「中華そば」だろう。田舎麺は「つけめん・550円」でいただきたい。そのほうが「麺の違い」がよくわかると思う。理想は連食?仲間と大勢で行ったので,店の前で待っていたら,店主がわざわざ出てきてみんなに丁寧にお辞儀して挨拶してくれた。僕の場合,こういうことでいっきに印象がよくなる。ラーメン店にすればネット関係の人間はある意味やっかいな人種だとは思うのだが(勝手なこと書くし),それでも「お客」であることに変わりはないもの・・・。>「第3回どんぶりサミット」
■ にんにくや@府中 : 府中市是政5-4-34 日祝休 19〜翌2 <背脂>
●1999年8月29日(土)
土曜の深夜,甲州街道を西へ。カーナビの命ずるままに途中から鶴川街道に入り,府中街道に出て北上。西武多摩川線終点の是政駅のそばというから繁華街の中かと思ったら,ずいぶんと静かな町だった。この時すでに1時30分,まわりに人っ気もなし。2時までの営業だが,その必要があるのかしらと思うくらい静かな場所だった。ちょうど店から伸びをしながら出てきた店主に「水戸から食べに来たの?」と聞かれる。この店が目的だったわけではないが,食べてみたい店ではあった。すっきりしたカウンターのみの店内,広々としている。らーめん・600円を注文,カウンター内にいた若い唐沢寿明似のお弟子さん(?)に「チャーシューが売り切れちゃったんですが・・・」と言われる。この日5杯目のラーメン,チャーシューは関係ない。うしろに座っていいた店主が「ラーメンはやっぱりスープだよね」と言う。僕は苦笑い。さて,ほどなくでてきたらーめんは,細かい背脂が浮いたもの。醤油の色は見えないくらい。でも食べてみるとそんなに見た目ほどくどくはない。細目のストレート麺でするすると入ってしまう。店名通り卓上のにんにくを入れるのが基本みたいだが,その必要をあまり感じなかった。「はじっこなんですが・・・」といって盛られてきたチャーシューも,味がしみ込んでいる脂身のないところでけっこううまい。シャキシャキのモヤシもさっぱりさを強める。店主が後の客に「にんにく入れてよ〜」なんて言っているから,僕もわずかに残ったスープに入れてみる。クラッシャーにひとかけいれて握ったら,にんにくがパシャって飛び散った。クラッシャーの形状からなのか,ニンニクの鮮度からなのかわからないが,気持ちよくスープにまんべんなく溶ける。そしてそれをひとくち飲んでみると,また別の味わい。スープとの相性がいいのだろう。ニンニクの刺激感をあまり舌に感じない。けっこうおいしく飲み干してしまった。チャーシューが「はじっこ」という事で会計は500円,最後までお弟子さんの応対は丁寧でさわやか。なんかすごく気分良く店を出る。遠い(本当に)けどまた来てみたいと思った。
■ ばりこて@町田 : 町田市成瀬2298-4 月休 11:30〜15/18〜22 <とんこつ>
● 2000年02月06日(日)
外見はクルマの通りの多い街道沿いの普通の店。駐車場は隣の生協(コープ)の駐車場を使うようだ(3台分)。「博多ラーメン」と白字で抜いた紺の暖簾をくぐり,そっけないアルミの引き違い戸を開けて店内に入ると右にL字型のカウンター,左にテーブル席2つ。手前にレジ。全体的にわりとゆったりしている。そしてすがすがしいくらい見事なトンコツ臭。店名どおり(すごくこってりと言う意味)博多ラーメンの店なのだ。ラーメンは600円。スープはクリーミィで嫌な臭みがないのが秀逸。味(タレの味)は濃くはないが,本場もこうなのだろう。麺は博多直送と言う典型的な極細麺。固さは「なま・ばりかた・かた・ふつう・やわ」の5段階。固めで注文。予想通りするする入る。「ばりかた」でも「なま」でもいけそうな旨い麺だ。具はバラ肉チャーシューに青ネギとシンプル。小ぶりなドンブリなので替え玉(「替玉半分」というのまである)するのは必然なのであるが,「食べ歩きオフ」の1杯目だったのでぐっと我慢する。僕としては今までのお気に入り「御天@井草」「金太郎@足立」よりいい印象をもった。>「第3回どんぶりサミット」
ホームページがあるそうだ。http://www.din.or.jp/~barikote/
■ パワー軒@立川 : 立川市幸町2-35-3 月休 11:30〜22 <とんこつ>
● 2000年1月16日(日)
はるばる立川まで来た。五日市街道の南側を並行して走る広い道沿い。南側には団地が並んでいる街道。「パワー」なんて単語が入るから「ホープ軒」みたいな店だと思ってたら,「昔ながらの味・支那そば」と看板に大きく書いてある。迷ってしまう。調布・深大寺からの道のり(16km)で頭の中がすっかりこってり味になってたのだ。次はいつ来れるかわからないし,どっちを食べればいいのか。食券機の前で悩んでしまう。横目でチラッと見たら「ラーメン王」の記事が貼ってある。やっぱりおすすめはとんこつのようだ。「支那そば」がメインのようで,食券もそっけない形の「とんこつラーメン・600円」を注文。店内は,なんてことのないL字型の高いカウンターが奥へと続く,平凡な造りの店だ。日曜の午後8時。客は僕とあと1人。思ったより空いている。ラーメンがきた。またずいぶんと黄色い麺だ。黒いどんぶりに白濁したスープだから余計目立つ。独特の歯ごたえでかなり固めだがスープには合っている。そのスープは言うなれば「ねっとりした」とんこつスープ。なおかつしょうゆっぽい味。スープの濃度に負けないタレの味だ。海苔2枚の上に,カリカリのスライスニンニクがのっている。あとキクラゲに茹でもやし。チャーシューはバラ肉ロール型のものがどーんと1枚。全体として,麺もスープも,タレも具も「俺が1番」と主張しているような,各々の個性が強いラーメンである。この日4杯目で,しかも「こってり味」なのに楽に食べられた。うんざりはしない味なのだ。これでいくと,こんなとんこつ味と両立する「支那そば」とはどういう味になるのだろう。最近では「しおラーメン」もあるそうだ。興味深い店である。
■ 萬笑@国立:国立市東2-3-5 無休 11:30〜15/18〜翌2
● 2002年10月27日(日)
ラーメンは600円。背脂が浮く一昔前のタイプだが,それ(背脂)が無くとも成立しそうなしっかりした鶏系の醤油スープだ。そのみっちり浮く背脂の中では,斜めに刻んだネギが脂のくどさを緩和してありがたい。麺はザクッとした食感のすべすべのストレート中細麺。具は海苔・メンマ・バラロールチャーシューと一般的。基本となるスープがしっかりしているので,今は主流ではなくなったとは言え,「背脂系」のラーメンが食べたくなったらおすすめの店である。カウンターのみの店内を見渡すと,手作りっぽい内装だが,一昔前ならともかく現在ではセンスはあまりよくないように思える。今は凝った内装の店が多い分,中途半端にあれこれ飾るならむしろ何もない方がこういう系統のラーメン店には合うと思うのだが・・・。
■ ふうや@府中:府中市宮西町3-22-2 月・第3日休 11:30〜15/17:30〜23(日祝〜22)
● 2002年10月27日(日)
何度かふられているのだが,やっと食べることができた。奥行きはなく横に広いカウンターのみの店内。白と緑の内装が印象的だ。薬草の香りがする。支那ソバ(550円)を注文。ゆずが効いた濁ったスープに歯切れのいい味のある細縮れ麺。縁が朱色の丁寧に作られたチャーシュー。うまいが食べきれなかった。「たんたん亭系」とのことで勝手に淡泊なものを予想していたが,けっこうインパクトがあった。ゆずの香りが実にそそられるのだ。どんな時代にも通用する,完成されたラーメンとでも言おうか。空腹の時にくればもっとじっくり味わえたかもしれない。
■ まんぼう亭@武蔵小金井:小金井市貫井南町2-7-11 火休 11(日祝11:30)〜19:30
●2001年11月18日(日)
武蔵小金井駅南口から南側に延びる幹線道路(府中小平線)沿い左側。歩道に面した引き違いの格子のガラス戸を開けて一段高い店内に入るとすぐ朱色のコの字型のカウンター(11席)の狭い店内。テーブルを置くスペースもない。年輩の夫婦の店のようで,無口な感じのご主人とニコニコ愛想のいいおかみさんが狭いカウンターの中にいた。看板メニューの「ミックスらーめん・950円」を注文。しっかり煮込まれたバラ肉1ヶとまん丸のバラロールチャーシュー3枚がのるのが特徴。らーめん600円との差はバラ肉1枚とチャーシュー2枚なので、肉好きな人はこれだろう。表の看板に「房州だし」と大きく描いてある通り,しっかり濃い醤油色の「魚系」のスープ。「動物系」のスープを合わせるダブルスープだそうな。どっしりしている。麺は固めの縮れの強い細めの麺で,これでかなり和風の印象になる。ライスは200円だが,キムチ付きだからありがたい(半ライスは150円)。つけめん好きの上の娘用に「つけめん・700円」を注文したのだが,細めの縮れのある麺がつけ麺としては平凡な感じで,今一歩箸が進んでいない。くっついてほぐれも悪いからか「ご飯がいい」と言って,チャーシューとバラ肉とキムチでライスを食べていた。そのつけ汁は,ゴマ油のきいたしっかり醤油色のもの。やはり和風っぽい。中にチャーシューの切片がごろごろしているのだが,刻みノリがかけられた麺の下にチャーシューが隠れていたのには思わず顔がほころんだ。メンマはけっこう多めだ。年季を感じさせるこの店のラーメン,あらゆる世代に受け入れられるためにはこういうタイプのラーメンが無難なんだと思う。若者も年輩の客も同じ割合でこの時間は店にいた。麺上げはおかみさんがしていた。<042-385-9977>
■ 陽陽@三鷹 :三鷹市下連雀4-15-25 金休 11:30〜23 <醤油>
●2001年10月08日(日)
三鷹近辺でラーメン店と言ったら「江ぐち@三鷹」しか思い出せない世代だが,「最強のラーメン」「ラーメン伝説」を再度確認してみると,両方で紹介されている三鷹の店があったのだ。それがこの店。祝日の午後9時過ぎで先客なし。連雀通りから三鷹駅に向かい南北に延びる商店街から,ちょっと東に路地を入ったところにある静かな環境。変わった感じの店主。ちょっとしゃべり方とか不思議な印象(店主じゃないかも・・・)。カウンターのみの店内は,中途半端に年季が入っている。古くもなく新しくもなくと言うこと。僕自身は今まで,まるでこの店の話題は記憶になかったのだが,雑誌等に過去に掲載された記事が,けっこうたくさん壁一面にベタベタと貼ってあった。順に見ていくと,どうやら文芸春秋の「麺’sクラブ」あたりが最初のようだ。看板メニューの「陽陽ラーメン」は600円。茹で時間はけっこう短い印象。あっという間に出てきた。肉系の油の浮いた甘めの茶濁スープに固めのストレート麺で,記事通り「第一旭@京都」の流れ(正確にはその源流の「陽龍@名古屋」だそうな)を確かに感じる。特にスタイル的には目新しさはない。でももっと前に知っていたら新しい味として納得していたかもしれない味。つまり10年くらい前の懐かしさだ。こういう甘めのスープは味的に単調になってくるが,卓上の一味を入れるとまた違った味わいが楽しめる。甘さに飽きたらお試しを。具的には,スープにはもやしが混ざっているのが特徴的。チャーシューは4〜5枚入っていた。
■ ラーメンおやじ@町田 : 町田市中町1-19-1 木休 11:30〜15/17:30〜23(日〜22)<札幌>
● 2000年10月01日(日)
『つくばで2杯,町田で2杯,そして横浜で1杯』と銘打って食べ歩いた4杯目がこの店。満腹なのだがこの機会を逃しては「次の機会」はいつ来るかわからない(>「ラーメン連食の正当性を考える」)。22時までの営業らしいので少し腹ごなしをしてからとも思ったが,「売切れ」では元も子もない(こんな時は往々にしてよくあるのだ)。20時に並ぶ。運がいいことに僕の次の人で「売切れ」になって,暖簾が仕舞われてしまった。セーフ。間口が狭く,奥に続く高いカウンターのみの狭い店で,店名通りの「おやじ」(思ったより華奢だったが)とジャニーズ系の若いお兄さん。「弟子」と言う感じではなく,けっこう店を仕切っている。後継者(息子?孫?)かな。注文したのは「おやじ麺(味噌味)・700円」。これまた◎。白みそ(正確にはブレンド味噌らしい)だけど,味噌の味以上のコクがある。「純連@ラ博」に肉薄する元スープの濃厚さ。こういうラーメンを食べれば僕の地元のお気に入り「えぞっ子@水戸」が「味噌の味しかしない」と批評された意味もわかる。スープそのものが濃いのだ。軽く炒めた野菜(もやし・キャベツ・タマネギ)もいい。チャーシューとメンマがつくのも札幌系の店としてはありがたい。麺はこの手の店のお約束,縮れのある黄色い太麺。札幌直送とか。4杯目だったので麺を食べきれなかったのが残念。ちょっと怪訝そうな感じでお兄さんに見られてしまった。すいません。今度来た時には必ず完食します。うまいラーメンは満腹で食べてもなお旨いのである。そしてまた来たくなるのである。()
■ ラーメン二郎@仙川:調布市仙川町1-10-7 月休 17:30〜23:30(材料切れ終了)
■ ラーメン二郎@町田 : 町田市鶴間426-4 火休 11〜14/17〜20 <背脂>
>『ラーメン二郎』の項へ
■ らいおん@府中 : 府中市宮町1-13-4 無休 11〜22 <とんこつ醤油>
● 2000年02月06日(日)
府中の有名店。テーブル席が左奥にひとつあるが,基本的にはカウンター中心の店。それを囲むように入口左右の丸椅子に並んで5〜6人待っていた。日曜の9時過ぎ。若者の客(カップル)が多い。長年の実績なのだろう,注文取り〜着席の指示等,客さばきはてきぱきしている。回転もいい。看板メニューの「ライオンラーメン・700円」はネギ入りみたいなので「ラーメン・550円」を注文。「とんこつ醤油味」で雰囲気は家系のものっぽいが,味は全く別物。旨みを強く感じる「一昔前のこってりラーメン」と言う系統。麺は中太麺でやわらかめ。「固め」を頼んだ方がいいだろう。そうしてる人が多かった。もちろん全体的に水準以上だと思うし,今も人気があるのもうなづけるが,正直なところ僕にすれば,わざわざ遠く府中まで来て食べる「特徴」もないと思った。おそらく5年前なら感激したと思うが・・・。もちろん近くにあればクセになる味である。>「第3回どんぶりサミット」
■ 雷文@町田 : 町田市本町田943・月休・11:30〜14:30/17:30〜21(土日祝通し)
妻に一度食べてもらいたかった「雷文@町田」
このHP開設直前の1999/03/14に一度来たことがある。その時の日記(「食べ歩き日記」)はこうだ。
『前から気になっていたが,あまりに遠くて行けなかった町田の「雷文」へ。今週TVチャンピオンに出るという情報がある。これが混まずに食べられる最後のチャンスかもしれない。6時になってしまった。3人ほど並んでいた。こういっては悪いが雑然とした店である。カウンターの下の足もとにも雑誌が山積みになっていた。女主人がラーメン店には不似合いなくらいこぎれいな人なのでよけいそう感じる(>この点につき,1999.10.5発売の小学館・「ポタ」掲載の写真ではかなりきれいになっていたことを報告)。「でもラーメンがうまけりゃいいんだ」とこってり味を注文(メニューにあった太麺はやってないと言われた)。一口食べて「おおっ」と思った。室蘭ラーメンらしいが,旭川ラーメンと同系統の魚系の濃い醤油味で麺との相性もよく,くせになる味である。一発で気に入った。また来たいが茨城からは遠いし,この味でTVにでれば大混雑するのは目に見えるようだし・・・でもまた来たい。今日はこれなかったラーメン好きの妻にも食べてもらいたい一品だ。』
● 2000年01月09日(日)
というわけで,家族サービスで「こどもの国@横浜」まで来たついでに親娘4人でで「初・雷文」。5時ごろついたら,すでに一組待っている。「少し早く開いたりしないんですか」と聞くと,「さっき昼の部が終わったばかりなの〜」と女主人が答える。妻の期待も大きい。娘も待つという。前は店の前の空き地だった場所に,大型石油ファンヒーターを二重に囲むように赤い縁台。中央に大きな日傘。13席ほど。通る車がもの珍しげに皆こちらをのぞいて行く。来た順番に円を描くように並ぶわけだが,夜の部開店時間(17:30)には立って待っている客の方が多かった。「どうぞ〜」と呼ばれてぞろぞろと入店。手伝いの男の人(馴染み客みたいだが)が先に座ってたので,店内の入り口脇の長椅子でさらに20分待つことに。メニューは「しょうゆ」と「しお」各600円。「ふつう」と「こってり」を選べる。4杯注文するのだが,どういう風に組み合わせるか妻と熟考。いちおう基本の「ふつう」1杯に「こってりしょうゆ」2杯,あと「しおこってり」という組み合わせに決定。計4杯注文。僕は「こってりしょうゆ」。うす茶色に濁るスープ(こんな色だったかなぁ・・・)。まず念願のひと口目。で,「これだよなぁ〜」と感激するはずだった。が,「???」。違うのである。前回に比べると,やたらさらっとしている。もちろんこれが雷文だと言われれば納得できそうなレベルにはある(事実,あとで娘は「美味しい」と言っていた)。でも「浅い」味なのだ。これでは妻は満足しないだろうなぁと考えながら,別々の席でしっかり4杯のどんぶりを積み重ねた。自分が食べ終わり,僕と子供の席に来た妻は,一通りそれぞれを味見。「ふ〜ん」。TVでも「ラーメン本」でもこぞって絶賛しているだけに,「もっとパンチがあると思っていた」と妻はがっかりする。どっかでもう一杯食べようとまで言っている。夢がふくらみ過ぎた妻には今日の「雷文」では満足できなかったようだ。僕自身,今日の出来はよくないと思った。この日初めて食べた人(みんな1時間近く待っていたことになる)は満足しなかったと思う。店の前に張り紙してあったように,スープの出来には波があると言うことだろう。それともあまりの忙しさに,スープが間に合わなかったのか・・・
■ 分田上@八王子:八王子市下柚木321-1 火・水休 11:30〜17(土日11:30〜14:30/17:30〜20)
● 2003年06月29日(日)
「わけたがみ」と読む。野猿街道沿いにあるが、車通りは多いものの日曜の夜では周囲は明かりも少ない。町はずれという印象だ。外観は山小屋風で、カウンターのみの店。日曜午後7時近くで満席。外で待つことしばし。ラーメンは600円だが、なんとチーズ(正方形のとろけるチーズ)がサービスでつく。そうこの店のルーツは「大石家@相模原」。つまり白濁スープの熊本系ラーメンと言うことになるのだが、この日のスープは思ったより薄い感じで、軽くてサラサラなもの。「しつこくない」と言えば確かにそうなのかもしれないが、こってり好きの僕にはちょっともの足りない。これでは溶けたチーズのインパクトがスープに勝ってしまう・・・。麺は細麺ストレート。それにバラロールチャーシュー2枚に白ゴマが浮き、細切りのキクラゲに海苔&味玉半分。「梅干し温玉おじや」(200円)。接客がとても丁寧なのは印象的だった。営業時間がちょっとわかりづらいが、要するに平日(火水休だから月木金)の夜の部がなくて17時までの営業と言うこと。<0426-74-7460>
■ 次回の候補一覧
■ 秋津屋@新秋津:東村山市秋津町5-13-44 火休 11〜23
■ あじまる@立川 : 立川市柴崎町3-4-8 無休 11:30〜21(日祝〜19)<とんこつ醤油>
■ 西海@多摩センター : 多摩市落合3-11-2 無休 11〜18ぐらい <トンコツ・長崎>
■ 尾道ラーメン正ちゃん@町田 : 町田市能ヶ谷町1188 木休 11〜14/17〜20
■ 一二三@吉祥寺 : 武蔵野市吉祥寺北町1-10-22 火休 12〜19(売り切れ次第終了)<醤油>
■ 万豚記@八王子 : 八王子市明神町4-27-9 無休 11:30〜翌4(日〜翌1)<トンコツ>
■ めでた屋@仙川 : 調布市仙川町1-25-2 火休 11:30〜21 <醤油>
■ 勇次@町田:町田市金井2-3-25 無休 11〜15(材料切れ終了)