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2000年2月の食べ歩き > 水戸周辺は「食べ倒し日記」へ 

02月06日(日) ばりこて@成瀬・天童@稲城・らいおん@府中・日向屋@砧
02月11日(祝) 猪太@柏・ごとう@池袋・武蔵家@中野・花火や@新宿・若月@新宿
02月27日(日) 長八@流山・ホープ軒@千駄ヶ谷・昭ちゃん@亀有

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 02月06日(日) ばりこて@成瀬・天童@稲城・らいおん@府中・日向屋@砧
超絶食べ歩き『第3回どんぶりサミット』報告
今日はオフ(自分では「どんぶりサミット」と言っている)。7時半に自宅を出発。東葛(柏)でMrさんをピックアップ。あーだこーだとラーメンのことばかり話しながら,都内を抜けて東名で横浜ICまで。横浜線・成瀬駅北口に1時集合なのに,12時には着いてしまった。それではと,「おやじ@町田」に行ってみる。しかしクルマが止めづらい上に店外に5〜6人の行列。断念し成瀬に戻る。NDさんが黒いスカイラインで待っていた。駅前の広場に移動する。ほどなくSyさん,赤Pさん,MZ&MCさん,amさん,Kwさん,S(M)さん&KnさんにKBさんカップル,Mbさん&Hさん(Sではないそうだ)とそろってしまう。総勢15人。遠方からの人が多い(僕が一番遠いのだ・160km)だけに,かえって早くに勢ぞろいしたと言うことかな。こうなるとハンドル呼び合って,名刺交換して・・・はたから見れば異常な集団だろう。でも会えてうれしいんだからしょうがない。
まず,最初の目的地「ばりこて@成瀬」にクルマ5台で大移動。通行量の多い街道沿いの店。当然のことながら普通の店に15人がいっぺんに行けば行列になるのはあたりまえ。おまけにクルマをとめる場所に手間取り(店の隣の駐車場は満杯)他のお客さんの間に交互に挟まるように並んで待っていたものだからややこしい。「なぜこんなに混んでいるのだろう」と思ってことだろう。行き交うクルマも渋滞気味なので珍しそうに見ている。さてその一杯は期待を裏切らないものだった。味は濃くはないが,丁寧に抽出した「トンコツ」と言う感じ。嫌な臭みがないのだ。本格的細麺(博多直送と言う)とのバランスがよく,僕的には「御天@井草」「金太郎@足立」より印象が良かった。替え玉したい気持ちをぐっと抑えて(連食の予定だから)店を出る。
店の前で次の店を検討。立て続けにラーメンを食べるなんていう発想のない方もけっこういたのだが,まぁここまで来たら僕の場合,一杯ではあまりにもその単価が高くなるのだ(交通費がかかっている)。(>「ラーメン連食の正当性を論証する」) というわけで,鶴川の「正ちゃん」「つばさ屋」経由で「天童@稲城」を目指すことに決定。
カーナビの指定したコースが旧道だったようで手間取ってしまう。「こどもの国」(「鎌倉家」の場所を確認)「TBS緑山スタジオ」のそばを通って鶴川到着。「正ちゃん@町田」はおよそ話題になるような店とは思えない「普通の民家」と言う小高い場所にあった。昼の部の時間を過ぎていたのだがSyさんがお願いしてKwさん,KBさん達と食べていたので,「醤油好き」のMrさんが合流。僕は「黒川駅」に途中合流のFjさんを迎えに行くため断念。「つばさ屋」の前を通ったら何人かが食べて,残りの人たちが店の前でしゃべっていた。黒川駅でFjさんをピックアップしてもどると,ちょうど食べ終わったところで,そこに「正ちゃん」組が合流。再度大挙して「天童」へ(所要の赤Pさんは予定通りここで離脱)。
天童@稲城」は,店の左脇の奥に駐車場がある。カウンター12席くらいの店だから,15人で行けば当然のことながら一気にここでも行列が出来てしまう。Mbさんがマスターと顔なじみ,NBさんは先週来たばかりと言う。「日本一不幸なラーメン店」と一時話題になったここの天童市出身のマスターは,黙っていればいい男なのだが,東北出身の人特有の「朴訥さ」がある。こんなとんでもない集団が一度に来ると「圧力団体」がプレッシャーかけてるようでなんか申し訳なかった。「天童中華そば」を食べたのだが,青海苔の溶けたスープが独特で,かなりいい感じだった。蕎麦粉を使った麺の「田舎麺」が話題のようで,それを食べている人が多かった。ここでも「つけめん」もいきたかったのだが,ぐっと我慢する。ここで離脱するMZ&MCさんは当然のようにダブ完してた。ある意味ではうらやましかった。S(M)さん&Knさんも仕事の関係でここで離脱する。店の前で次の打ち合わせをしていたら,店主がわざわざ出てきてみんなに丁寧にお辞儀して挨拶してくれた。僕の場合,こういうことでいっきに印象がよくなるのだ。ラーメン店にすればネット関係の人間はある意味やっかいな人種だとは思うのだが(勝手なこと書くし),それでも「お客」であることに変わりはないもの・・・。
残った11人ですぐそばのデニーズへ。テーブル3台あわせて一緒に座りやっと一ヶ所に落ち着く。あらためて自己紹介して,少し「オフ」らしい展開となる。僕はなんとなくコーヒーを頼んだが,Kwさんはパフェを頼んでいた。そうすりゃ良かったとちょっと後悔(けっこう好きなのだ)。ほどよく周囲の席も空いていたので,割と気兼ねなくハンドル呼び合ってゆっくりする。
次なるポイント府中へ。amさんの案内で「ふうや」のそばのパーキングビルにクルマをとめる。やはりアルコールを含めなければ「大人」のオフとはいえまい。駅そばのビルにある「白木屋」へ。ちょうど独立した一部屋(カラオケ用?)に案内されたのでけっこう落ち着いてなごやかに歓談することが出来た。僕やSyさんはノンアルコールだったが,別に平気である。料理はいかにも「白木屋」というそれなりのものだったが,次のラーメンを考えている僕にはちょうどよかった。
府中にきた以上,僕は「らいおん@府中」をおさえておきたい。MrさんKwさんが同行。案内してくれたamさんは店の前で離脱。若者が多い行列店。カウンターのみの店内に待ち客が5人ほどいた。店内おすすめの「ライオンラーメン」はネギ入りのようなので「ラーメン」を注文。雰囲気は家系のそれだったが,味はかなりちがう。旨みを強く感じる一昔前のこってりラーメンという印象を持つ。まぁ,それなりに納得した。でもスープは飲みきれなかった。パーキングに戻ると,ほどなく「ふうや」に行った他の人たちも戻ってきた。次に府中に来たら僕も「ふうや」だな。そこで解散となる。ここまで残ったメンバーは3〜4杯食べた方もいるようだ。僕には平均的な日曜の展開だが,いくらラーメン好きとはいえみなさんオーバーペースだったようだ。お付き合いすいません。
と言いつつも,「最後の締めの一杯」。Hさんが親代わりのようにあちこちで話題にしている「日向屋@砧」へ。同行者はHさん,Mrさん,Fjさん。甲州街道から環八へ。クルマならさほど遠くはない。実はこの店は2回目なのだが,最初食べたときよりは「まとまっている」感じがした。最近けっこう雑誌にも紹介されている店なのに,相変わらず若い店長は「弱気」。今にも潰れそうなことを言う。この味ならそこそこ大丈夫だと思うのだが,場所的に苦しい(駅から遠い・クルマがとめづらい)のかしら。それとも家賃が高いのか・・・。
千歳船橋でFjさんをおろし,来月にはまたアメリカに行くと言うHさんと松原でさよならする。あとはいつもどおり都内を抜けて,今日のオフの総括をMrさんと話しながら柏まで。その後はひとり。いつもと違い,しゃべりっぱなしの一日が急に終わる。吉田拓郎の「祭りのあと」みたいだなぁと思いながら,静かな6号線を北上する。

♪ 祭りのあとの寂しさが 嫌でもやってくるのなら 祭りのあとの寂しさは たとえば女でまぎらわし・・・

2時に自宅に着くと,妻と二人の娘がぐっすりと眠っていた。これまたいつも通り・・・。テーブルの上の娘達の「おやすみなさい。ラーメンのお友達と食べたラーメン,おいしかった?」のメッセージに返事を書いて,長い一日が終わる。

「どんぶりサミット」参加者の「どんぶり会議」にくださったご感想

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 02月11日(祝) 猪太@柏・ごとう@池袋・武蔵家@中野・花火や@新宿・若月@新宿
>  『ハードボイルドなある日の食べ歩き』 (文体を変えるとこうなる)
「茨城」なんていうところに住んでいて,しかも土曜もしっかり仕事があると,日休の東京のラーメンは祝日しか食べられない。だから祝日は無理しても東京に行く。これは宿命。義務とも言う。朝,少し仕事してから家を出た.。本来,家族で行く日だったのだが,上の娘がインフルエンザ。元気にはなったが,大事を取って安静に。でも僕は「お仕事だから」と言って出かけてしまう。あまり最近,いい父親ではない。
6号線をひたすら南下していたらおなかがすいた。まず,「猪太@柏」へ。『宿題のラーメン・千葉』の店。見事なとんこつ臭。眼鏡も曇る熱気。そそられる。若い店員(店主?)二人は,無駄口もきかず接待もいたって丁寧。この手の店にしては雑なところがなく居心地がいい。
東京へ。まずは「武蔵@新宿」。「今さら」って感じだが,1回食べただけなんだからしょうがない。結局3時半になった。でも祝日は通し営業で4時ごろ終わるのは調べてある。列の最後に並ぶ。締めの一杯というところかな。・・・「すいません今日は並んでいる方で終了なんです」。えっ僕?ホント?そういう時はなんか書いといてほしいなぁ・・・って小さい看板に書いてあるじゃない。でも僕は茨城から来たんだ。あきらめきれない。・・・「ひとりだけでも駄目ですか」「えぇぎりぎりなんです。すいません」「あっそうですか」って並んでる人がこっち向いて笑ってる(恥ずかしい)。まぁ,あきらめるか。でも,次に来た時は,開店前に並んで1杯目を食べてやろう。30食限定の「黒味噌」がいいなぁ。うしろに並んでいても2杯食べようか。今日の分もね。味玉もつけよう。
さて,どこに行けばいいだろう。クルマに戻って決めた行き先は・・・「池袋」。明治通りを飛ばせば,クルマならあっという間だ。池袋西口には日休の店が多い。「えるびす」「ぶしょう屋」「ごとう」・・・今日は「ごとう@池袋」かな。こういうときは「つけめん」食べるのが『通』だ(意味ないけど)。そばの公園にクルマをとめて・・・なんだろう,この人の群れは?いくら「ごとう」が行列店だからって異常だ。しかも若い人ばかり。わかった。受験生だ。そういう時期だ。昔のことなんですっかり忘れてた。「ごとう」も行列だ。階段の下から上まで並んでる。「なにここ?ラーメン屋さん?なんで並ぶの・・・」 後ろを通る受験生がひそひそ言ってる。合格したら毎日食べたら。でもリッキョーの女の子じゃ食べないかも。もったいないね。・・・「すいません一番後ろの方で終了なんで,後の方断ってください」。「ごとう」の経営者兄弟の兄上のほうが来た。後ろのカッコイイお兄さんがその役。助かった。・・・20分並んでやっと座れた。「つけめん,中盛りで」。ここには「あつもり」ってのもあるが,固めに茹でた麺を冷水で締めて,また茹でる。中途半端じゃないかなぁ。水でそこそこ冷えた麺を熱々のスープにつけていっきに食べるのが好き。おっ,来た。どんぶりに盛った麺がまぶしい。これをべちゃっとつけ汁につけてっと(蕎麦じゃないんだからたっぷりつけてもいいでしょ)。・・・うまい。やっぱこの店は「つけめん」だ。この麺はつけ麺じゃなきゃ生きないと思う。あっという間に麺完食。「すいません,スープを・・・」 スープ割りだ。これでスープも飲みきる。そしてきれいにどんぶりを重ねて返す。これがホントの『ラーメン好き』(←自己満足)。
AMLUX@池袋』で時間を潰す。新型エスティマをいじりまわす。実は,もうすぐ6年目に入る我が愛車「デリカ・スペースギア」が,毎週の東京行きと北海道〜九州のラーメン遠征のせいで走行距離11万5000kmとなり,あちこち不調が出て来た。修理にかなりかかりそうなので買い替えを考えている。だが,エスティマの釣り目は妻にいたって不評。
というわけで『日産アプリーテ@荻窪』。第一候補の『エルグランド』だ。いつも子供が寝てしまうから,3列目の広さが欲しい。かなり希望に合う車である。合わないのは『値段』だけなのだ。どうしたものか・・・。
青梅街道を東へ戻る。「武蔵家@中野」へ。無難な「家系」という感じ。特に不満点もないが,「ここでなければいけない」というインパクトもないかなぁ。「こうや@矢口渡」「笑の家@南麻布」「大黒家@木場」・・・都内でも選択肢はあるしね。この店はライスがサービスだった。無料ときくと頼んでしまい,出されるときれいに食べてしまう悲しい習性の僕。連食の予定なのに・・・。
さて次は,って4杯目じゃない。でも普通。東京まで来てるんだもの。1杯2杯じゃ帰れない。で,行き先はまた「新宿」だ。「花火や@西新宿」へ。激戦地「小滝橋通り」にあえて出店する。その心意気を買う。店に入ると「焦がしネギ」の甘い香り。そそられる。枠が木枠でトップがステンレスのカウンター。渋い。黒い「焦がしネギ」が浮いてる。ゴミが浮いてるみたい。「ごみラーメン」って言えば「永楽@大井町」が有名だけど,新宿でも食べられるってことはいいことだ。「ちゃぶ屋」出身と聞いている。気に入った。
さらにとどめの1杯だ。なんと「若月@新宿」だ。「思い出横丁」の中の店。真面目な学生だったから寄りつかなかったんだが,この年になると抵抗がない。横丁の入り口が焼けてる。このあいだ昼火事があったことはニュースで知っていた。心配したけど,なんとか持ちこたえたみたい。うれしい。こんな東京のど真ん中に,こんな昔のまんまの一角がある。そこに価値があると思う。なくすわけにはいかないだろう。横丁のど真ん中の奥に「共同便所」もあるし・・・。路地を入って,ビニール幕でおおってる店の前へ。カウンターは奥まで満席だ。「どうぞ中に〜」。ちょっと迷ってたら中から呼ばれた。入らないわけにはいかないだろう。ラーメンは400円。いまどきこの値段は泣ける。2階で打ってるってという麺は,いかにも手打ちで不揃いだ。しかも固め。スープは・・・まぁいいか。ソース焼きそばのほうがうまそうだったと言っておこう。麺がこの店のすべてなんだと思う。
さぁ帰ろう。いつもどおり青山通りの自販機で・・・何買うのかって。「カルピスソーダ」(笑)。しかも500mlの。ラーメンで一杯になった休日の胃袋には,この炭酸が心地よいのだ(自己満足)。カルピスは「初恋の味」(意味なし)。
>  『ハードボイルドなある日の食べ歩き』 (この日の日記の文体を変えるとこうなる)
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 02月27日(日) 長八@流山・ホープ軒@千駄ヶ谷・昭ちゃん@亀有
久々に家族でお出かけの日である。本当は自宅が改築中で,遠出は出来ない状態なのだが(鍵がかからない),ラーメンへの想い断ち切りがたく,妻と熟考の上,早く出て早く帰ってくるということで(一応)合意。家関係のショールームもまわるという「目的」も付加しての「お出かけ」である。9時出発。我が家にすれば早い方である。
11時近くなったら娘が「おなかがすいた」という。東京で昼食を(もちろんラーメン)と考えていたのだが,急遽予定を変更。6号での上京には少し遠回りになるが,ずっと『宿題のラーメン・千葉』の「長八@流山」へ。すぐ近くの橋の下を常磐高速が通る,「のどかな休日の住宅街の町外れ」と言った風情の落ち着いた店だった。家族連れ(しかも年配の)が多い蕎麦屋といった感じである。「ラーメン」「ネギラーメン」「鴨汁つけめん」(全部大盛)を注文し家族で交互に味わう。
本来の目的,江東区の「トステムショールーム」へ。子供を2階のチャイルドルームで遊ばせ,妻と一緒に,B1から6Fまですべて住まいの建具の展示場と言うこのビルを動き回る。玄関引き戸から出窓,内装ドアにいたるまでまさにピンからキリ。値段もそう。1年分のラーメン代なんて簡単に吹っ飛びそうな多様さである(汗)。
次も同じ。靖国通りの混雑をかいくぐり,甲州街道沿い(代々木)の「YAMAHAショールーム」へ。キッチンとバスである。色と使い勝手の確認のためだ。これまた二つあわせれば軽く普通乗用車1台分である(大汗)。
6時を過ぎてしまった。いつもなら娘達が楽しみにしている『大きなお風呂』に入るのが我が家のパターンなのだが(>「ラーメン」と「銭湯」の熱い関係),今日はそうも言っていられない。昼のラーメンが和風だったから,今度は「こってりがいい」と妻が言う。意外にも娘達もまたラーメンを食べたいと言う(さすが『ラーメン家族』)。並ばずに済んで,近場の「こってり」と言えば・・・「ホープ軒@千駄ヶ谷」である。4〜5年前は東京に来るたびに食べていたところだ。そしてそこへの道すがら,この一杯を頭の中にイメージして楽しみにしている自分がいたのである。(>「何故いまさら我が家は『ホープ軒@千駄ヶ谷』で食べるのか
僕的にはもう一杯食べねばなるまい(??)。帰り道の水戸街道から,環七にちょっと入って「昭ちゃん@亀有」へ。妻と娘達をクルマに待たせて(ジュースとお菓子食べていた),手早く一杯食べてきた。これでなんとか3杯食べられた。もう最近は『義務』である。3杯でももの足りないくらいだ。
例の如く長い帰り道。夫婦の会話の時間。今日は早めに自宅に着いた。とはいえ10時は過ぎていたが・・・。
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