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東京23区の「宿題のラーメン」/や・ら・わ

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「23区・提出済みラーメン/や・ら・わ」 (食べてみた店) 1999/04/01〜2003/12/31現在

※営業時間等のデータは食べた当時のものです・ネット検索等で確認されるようお願いします

 八雲@中目黒 : 目黒区上目黒2-24-14 火休 11:30〜15:30/17〜21
 柳屋@用賀 世田谷区用賀4-2-1・無休・11〜15/17〜翌0:30(土日祝11〜23:30)
やまちゃん@東銀座:中央区銀座3-11-10 無休 11〜翌4(日祝〜24)
 山手ラーメン@駒場東大前 : 渋谷区富ヶ谷2-12-7 無休 11:30〜翌2:45
 山彦@末広町:千代田区外神田5-5-14 日祝休 11:30〜18(スープ切れ終了) <03-56881100>
 めん処 湯一@新宿御苑:新宿区四谷4-25-10 日休 11:15〜19(土祝〜18)
 麺屋 雄@一之江:江戸川区一之江4-9 ?休 11:30〜15/18:30〜翌3
 ゆうひ屋@赤羽 :北区赤羽1-16-3 水休 11:30〜23
 湯澤軒@世田谷 :世田谷区桜3-8-12 火休 11〜24(スープ切れまで)
 夢うさぎ@葛西江戸川区北葛西4-21-11 火休 11:30〜14:30/18〜21
 よかろうもん@墨田・緑 :墨田区緑3-17-8 月休 11:30〜15/17:30〜翌2:30(土日は通し営業)
 与ろい屋@浅草:台東区浅草1-36-7 11〜20:30 無休 <03-3845-4618>

ラーメン二郎 >「ラーメン二郎」へ
 来来来@三軒茶屋 : 世田谷区太子堂4-27-10 5・14・15・25休 11:30〜14:30/17:30〜23 <チャンポン>
 蘭丸@大島:江東区大島1-38-8 月休 11〜14/17〜スープ切れまで(土日祝通し営業)
 龍神@大山:板橋区大山西町54-12 水休 17〜翌1(日祝正午〜23頃)
 ろくあじ@経堂 : 世田谷区宮坂2-19-1 無休 11:30〜23 <室蘭>

 和鉄@蒲田:大田区蒲田5-19-1 第1・5日休 11:30〜売切まで(21頃・土日祝19頃)
 渡なべ@高田馬場:新宿区高田馬場2-1-4 日休 11〜売り切れまで(14時頃)

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今まで食べてみた店は「どんぶりリスト」参照

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 八雲@中目黒 : 目黒区上目黒2-24-14 火休 11:30〜15:30/17〜21

東急中目黒駅から祐天寺方面へ,東急線と平行して延々と続く商店街の中程左側にある。山手通りからなら,少し不安になるくらい歩くと思った方がいい。クルマで行くなら,山手通りと駒沢通りが交差する「中目黒」交差点(地下の立体)の側道(外回りの合流線)が,交通量も少なくとめやすいかもしれない。商店街の中はどこに止めても「店の前」と言う感じで,入りづらいだろう。店自体は和風の渋い造り。「八雲」と染め抜いた橙色の暖簾が目立つだけ。広く静かな商店街にひっそりとあるといった感じ。一度通り過ぎ,どこだろうと周りを見渡したときに目の前にあったくらいだ。基本的に新しいものの,前の店を改築したらしく,部分的に前の店の残りを感じる。奥へ続く一直線の低いカウンターだけの店。日曜の午後7時,先客は子連れの夫婦が1組。若い(予想よりさらに)店主がすべてを1人でこなしていた。手際はいい。でも寡黙。変な愛想もない(必要だとも思わない)。クラッシックがゆったりと流れてる(和風なのだが)。とても「静かな」店なのだ。この若い店主は「たんたん亭@浜田山」の出身という。支那そば(600円)は味に厚みのあるあっさり醤油味のスープ。細麺は固め。それにメンマ・チャーシュー・海苔と,いたってオーソドックスな佇まい。奇をてらわない,大人のラーメンである。正統派と言うべきか。その分「こってり好き」にはもの足りないかもしれない。同行の友人がエビワンタン麺(950円)の「エビワンタン」の味見をさせてくれた。エビがぷりぷりしていて非常に食感がいい。ラーメンとしてはちょっと高めになる(ちなみにチャーシューエビワンタン麺は1300円)が頼んでみる価値がある。ラーメンにさほど執着がない人でも,このエビワンタンは料理として喜んでもらえるかもしれない。1999.11.7

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 柳屋@用賀> 「東京の博多ラーメン」へ

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 やまちゃん@東銀座> 「東京の博多ラーメン」へ

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 山手ラーメン@駒場東大前 : 渋谷区富ヶ谷2-12-7 無休 11:30〜翌2:45

麺吉さんの「うまいラーメン150選」にも掲載されている店。テレビでも見たことがある。東大教養学部の裏にあるので「東大生」のバイトが多いとかいう紹介だった。R246から山手通りを東北沢方面に入ってすぐ左側(「東大裏交差点」三叉路)。何か他の店(不動産屋とか?)を改造したような外観。紺の「山手」の垂らし幕が目立つ。店内のカウンター席は満席だったが,奥に物置のようなスペースがある。ビールケースの上に板を乗せた丸テーブルが3台。椅子も一升瓶のケース。お手軽だが屋台のような感じでこれはこれでいい感じ。家族3人で「ゆきラーメン・大盛(600円+70円)」「にんにくラーメン(600円)」「海鮮ラーメン(650円)」の3種を注文。この店は麺に圧倒的な特徴があり,まるでスパゲティのアルデンテ。ちょっと今まで経験したことのないストレート麺。で,これが白濁とんこつこってりスープ(「ゆき」は背脂・「にんにく」は「揚げにんにく」・「海鮮」は激辛)に意外によく合うのである。我が家の評価は高かった。> 「食べ歩き日記」(2000.3.20

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 山彦@末広町:千代田区外神田5-5-14 日祝休 11:30〜18(スープ切れ終了) <03-56881100>

2002年9月21日

秋葉原の電気街の北側,蔵前橋通りをJR御徒町駅方面に向かって路地を入った裏通りにある。奥の奥なので通りがかりに見つかるような場所ではない。実はこの店,鳥料理の老舗『鳥つね』の裏側にあり(中でつながっているらしい),この店が開いたラーメン屋とのこと。裏通りながら,けっこう外観はにぎやか。妻と行ったので看板メニューの「山彦そば」(塩味・780円)と「中華そば」(650円)を注文。名古屋コーチン・比内鶏・軍鶏と言った銘柄で作ったという「山彦」のスープは,煎りゴマの浮いたやや濁った薄茶色のもの。透明な油がけっこう浮いているが,油でごまかされている感じはしない。スープ単体で飲んでみると,淡泊な味でかなりしょっぱいが,しっかり出汁が効いているのがわかる。塩加減はあくまで麺との絡みを考えた確信犯だろう。その麺はザクッとした食感のストレート細麺。具のチャーシュー・青菜・半熟味玉に加え鶏団子がのるのがポイント。軽い歯ごたえで,スープに浸っているのがもったいないように感じるもの。別皿で食べてみたい味だ。「中華そば」はもちろん鶏ガラの醤油味で,鶏団子の替わりにナルトと海苔が乗り,極めてオードドックスな味。基本通りに丁寧に作った感じはするが,やはりこの店は「山彦そば」で,店のコンセプトと他店との差別化を感じるべきだろう。軍鶏肉がのる,1日限定20食の「軍鶏つけ麺」(800円)と言うのも興味深い。

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 湯一@新宿御苑:新宿区四谷4-25-10 日休 11:15〜19(土祝〜18)

2002年11月4日

「ゆ」の暖簾。入り口脇には銭湯でよく見る鍵付き木製ロッカーに木の洗い桶。つまり銭湯のイメージ。その凝った(アイデア的にだが・・)外観の割には店内は実にそっけない。奥に続くカウンターのみ8席のよくあるタイプの店内だが,装飾は特に無く,水差しがヤカンなのがちょっと変わっているくらい。入り口にある券売機で食券を買う。「ゼラ湯ラーメン」(750円)がメニュー的には一番先だが,「ゼラ湯つけめん」(700円)を注文する。つやつやした太くて固い麺。200gくらいか。コシがあると言うより固い。噛みきるのに力がいる。つけ汁も辛目で濃いめ。メンマも固め。挽き肉に鳥チャーシュー。スープの味が濃いので最初わからなかった。半分ほど飲んでスープ割。それでもタレ的には濃いめだからよほど濃いつけ汁と言うことになる。今の流行のつけ麺をわかった上でそれを特化させたようなタイプ。ラーメン好きなら喜びそうな組み合わせだが,普通の人にはちょっと強烈かな?

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 麺屋 雄@一之江:江戸川区一之江4-9 ?休 11:30〜15/18:30〜翌3 <03-5607-2005>

2002年5月26日

先月(2002/04)末に開店したばかりの店なのに,21時過ぎでなんと店外にあふれる行列。横に長く低いカウンターにテーブル席まであるそこそこ広い店内なのにである。調理場も活気がある。3〜4にいたろうか。雄ラーメン(650円)を注文。ちょっと魚系の味濃い目で,麺(浅草開花楼)は細めのストレート。チャーシューに揚げた味玉が半分デフォで入る。しょっぱめのスープだが各々がきっちり自己主張している感じでインパクトがある。今風の味。なんとこの店,アイスコーヒーが無料サービス。しかもデザートの杏仁豆腐が50円で食べられる(セルフサービスだが)。もちろん市販品なのだろうが,サービスとしては画期的。そのせいで開店が悪いのかもしれないが(笑)。

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 ゆうひ屋@赤羽 :北区赤羽1-16-3 水休 11:30〜23 <03-5249-3507>

ネットで何度かその名前を耳にし気になっていた店だ。TVチャンピオンの「ラーメン登竜門」に参加した人の店だそうな。場所は赤羽駅東口が見える一等地。道路側が全面引き戸で入るとすぐカウンターと言う小さな店。よく見れば天井の造作が昔風。壁にはレトロな仁丹の看板,BGMは渋くアニマルズの「朝日のあたる家」。イメージとしては昭和30年代と言うことだろう。西岸良平の「三丁目の夕日」と言う感じだ。少し並んでカウンター席に座り待つ間,隣の人のつけ麺(太麺)がうまそうで「つけめんにすりゃよかった」と後悔することしきり。でも注文した(食券制だが)らーめん・600円も秀逸。僕のスウィートスポットにぴったりはまってしまう。とんこつ+魚系のスープは煮干し油が膜を張り熱々。味は濃からず薄からず。麺はぷるぷるの中太麺で,これがスープによくからむ。具はとろとろのチャーシューにとろり半熟の味玉,そしてコリコリのメンマ。ワンポイントでお約束の海苔が一枚。青葉の線を狙ったのだろうが,もう言うことなし。初めて青葉で食べた時の感動を思い出した。卓上の「自家製ゆずしょうが」をいれてひと味違うさっぱり感も味わいたい。今度是非家族で来たい店だ。もちろん「つけめん」と「塩らーめん」も食べるためである。(2001/05/27

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  湯澤軒@世田谷  :世田谷区桜3-8-12 火休 11〜24(スープ切れまで) <03-5451-7251>

まもなく「百麺」と言うところで,世田谷通り沿い「桜」地区の左側にラーメン店が3軒並んでいる場所を発見。その中の「湯澤軒」の名前を見つけたとき,一瞬で気が変わり『最後の一杯』はここに決定。以前ネットで何度か耳にした店だからだ。さてその「湯澤軒@世田谷」,店の造り自体は「木材むき出し」という感じで,高価な材料は使っていないものの,なかなかに洒落た造りである。デザインされたメニュー表の中から「こってり湯澤麺・780円」を注文。「厳選素材から旨味油を抽出した」と言う旨味のはっきりしたとんこつスープ。何となく山頭火をイメージする。それにかなり固めの麺。味も,店の造りも,若い店員の接待も,今流行の「話題になりやすいタイプの店」と言う条件を満たしているのだが,さりとて「ここでなければならない」と言う特徴を感じるわけでもなく,80点くらいの優等生という印象を持つ。「このオヤジがこの味を作っている」という「個人」を感じない店なのだ。誰かが売れるラーメン店の形をプロデュースしたという感じ。でも飛び込みで入った本日最後の店としてはけっこう満足したけど。他のメニューとして「東の醤油ラーメン」「北の味噌ラーメン」「南の塩ラーメン」等々コピーもありがちなもの。麺はスープに合わせて細麺と太麺を使っている。(2001/05/02

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 夢うさぎ@葛西:江戸川区北葛西4-21-11 火休 11:30〜14:30/18〜21

2003年9月28日

昨年の石神本2003に初掲載されて以来,TVで見たこともあってずっと気になっていた店。日曜も営業しているので行きやすそうな店なのだが,ちょうど東京に到着する頃に中休みに入ってしまいふられたことが何度かある。開店してちょうど1年と言うかなり新しい店なのだが,店に着くと当然のように道にあふれる行列。かなり以前に来た時も行列だったから,開店後すぐに人気店になったと言うことになる。今日の行列客は20人くらいいたろうか。そしてその行列に当然の如く並ぶ我が親子(笑)。娘も妻も,この程度の行列には驚かないのである。並び始める時のまわりの人の反応ではリピーターが多い印象だ。当たり前のように最後尾につき,普通に待っている。結局30分以上待ってやっと店内へ。左側に6人掛けテーブルで,中央に10人掛けの円形テーブル,窓際にカウンター5席とコンパクト。店内に並ぶスペースはないので必然的に外に並ばざるを得ないわけだ。回転はあまりよくない印象。先の着席者の半分以上が食べ始まっていない。メニューは「中華そば」or「つけめん」に各々「特製」の選択肢,そう基本的に「青葉」のスタイル。注文したのは「中華そば」2つで,1つは特製(+250円)にして,「塩味らーめん」(700円)があったのでそれも追加,さらに「つけめん」(700円)を大盛(+100円)で注文する。一家4人,心おきなく食べる量である。スープは魚系+豚骨の,イマドキの都内のラーメン店では標準とでも言うべき「Wスープ系」。今のラーメンマニアには特に目新しさはないタイプだが,一般的(特にこの東京東部地域)では十分貴重な味だろう。この店,脱サラの人の店らしいが,こういう系統で今,これだけの集客力なら,しばらくは経営的には安泰だろう。さて,例の如くどんぶりを行ったり来たりさせながらラーメンと格闘していた我が家だが,最後はけっこう量の多かった「つけめん」で苦労する。「大盛り」だとどんぶりに麺がホントみっちり盛られてくるのだ。我が家で4杯なら「普通盛り」でよかったかもしれない。ちなみにラーメンの麺は修業先(「麺彩房@中野」」)の関係で大成食品の中細麺だが,つけめんの方は自家製麺とのこと。そのあたりは脱サラのご主人のこだわりのようだ。>大成食品系のサイトに開店までの詳しい経緯があるので参照されたい

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  よかろうもん@墨田・緑 :墨田区緑3-17-8 月休 11:30〜15/17:30〜翌2:30(土日は通し営業)

> 「東京の博多ラーメン

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  与ろい屋@浅草:台東区浅草1-36-7 11〜20:30 無休 <03-3845-4618>

2003年8月24日

1991年創業の歴史的にはすでに中堅の店でありながら,珍しく石神本に掲載され続けているので,前々からずっと気になっていた店。東武線浅草駅の西側,一気に浅草らしい雰囲気になる仲店柳通りの奥にある。間口の狭い,奥に続くカウンターが10席(2階席もある)。狭い調理場に「職人」と言う雰囲気の店員が3人。店内は浅草らしい「和」の雰囲気である。前回はラーメンだったので,メニューから「ざるらーめん」(650円)を選ぶ。は刻み海苔のかかった「つるつるしこしこしこ」の太麺。ラーメンの中細縮れ麺と違う専用の麺で,麺自体に味わいがある。「つけ麺」ではなく,「ざるらーめん」と言う雰囲気だ。スープ(つけ汁)は和風にしてはけっこうボリューム感のあるもの。場所柄から蕎麦のかえしに近いあっさり系かと思いきや,げんこつ・鶏ガラ・野菜に節系の和風スープだが,予想より動物系が前面に出ている(つまり僕好み・笑)。タレはラーメンとは別々の醤油ダレだそうだ。大盛りでもっと麺を楽しみたい,そんな気にさせるラーメンだ。けっこう納得してしまった。場所が『浅草』だからいいのかなぁ・・・。2003年夏から「月替わりそば」を始めたようだ(>公式HP参照)。レジ脇の壁にあった「浅草槐の會」発行の保存版パンフレットを手に入れた。厚手で浅草の情報満載だからけっこう使えそう(笑)。

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 来来来@三軒茶屋 : 世田谷区太子堂4-27-10 5・14・15・25休 11:30〜14:30/17:30〜23 <チャンポン>

246沿いにクルマをおいて,てくてく歩いていく。三軒茶屋の変貌は驚くばかり。「カラットタワー」という巨大なビルがそびえるように建っていた。これも「駅ビル」なのか。僕が用賀に住んでいた1977〜81年頃は,新玉川線が開通したものの,世田谷線「三軒茶屋駅」界隈はのどかなものだった。よく安い映画を観にいった「街」だった。そのR246から駅へ向かう四差路を北へ。角を曲がったところにある,思いのほか普通の中華料理店といった外観。右にカウンター,左にテーブル2台の狭い店。職人風ではなく,居酒屋の主人のような飄々とした感じの店主がひとり。客は他にいなかった(あとから3組来たが)。珍しく「ちゃんぽん」を食べるのだ。「長崎人も太鼓判を押す」というちゃんぽん・750円を注文。スープを一口。?。思ったほど「濃厚さ」はない。あっさりしている。ちゃんぽんだから,肉・エビ・イカ・かまぼこに,もやしキャベツ等の野菜を炒めたものが,山盛りにのるわけだが,もう少し「塩っけ」が欲しい感じ。無化調らしいが,「リンガーハット」に慣れている僕なんかはちょっと最初はもの足りなかった。麺はいかにもといった太麺。量的には普通か。具を食べ終わり,スープだけを飲んでみる。今度は具や野菜の「旨み」を感じてきた。なんか懐かしい味。20年前の「喜楽@渋谷」の「タンメン」を思い出した。自然な「コク」を感じる。これが「本場の味なのかな・・・」そう考えながらスープを飲みきった。(1999.11.21

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 蘭丸@大島:江東区大島1-38-8 月休 11〜14/17〜スープ切れまで(土日祝通し営業)

2003年2月02日

一言で言うと『ベタベタした魚系』。スープの表面には茶色い粉が混じった油の膜が張って,食べ進むにつれてその茶色い粉がどんぶりの縁に残る。スープ単体で飲むとかなりしょっぱい(飲めなかった)が,麺との絡みはいいようだ。固めの細麺は歯切れが良くゆで上がりもかなり早いようで注文するとすぐ出てくる感じ。トロトロのチャーシューは味がしみて美味しい。

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 龍神@大山:板橋区大山西町54-12 水休 17〜翌1(日祝正午〜23頃)

川越街道沿い・大山商店街入口交差点のそばと立地条件はいい。ただしクルマの置き場所には困るだろう。看板はそこそこ洒落ているものの,今,話題の店としては思いっきり普通の外観で内装も思いっきり普通。奥に続くカウンターのみの店で,いかにもたたき上げという印象の店主も本の写真よりは若く見える。「ねりごまラーメン」(750円)に当店おすすめマーク。「ねりごまつけめん」もあったのだが,つけめんばかり3連食になるし,酢が入ったりするとイヤなので(本来の味がわからなくなる)普通の「ねりごまら〜めん」にする。同じ値段で中盛にすることもできるようだ。3杯目の僕はもちろん普通盛で。自家製麺で茹で時間が5分くらいかかると書いてあったが,割と普通ぽい太さの縮れ麺。固めで食感はいい。ピリ辛のねりごま。ゴマの甘味とあいまってスープは独特の濃度。普通のゴマラーメンとは一線を画する味だ。あと「ほぐれる」チャーシューもいい。ただし柔かめのメンマは好みではなかった。他にはのりと半熟味玉がのるが,さすがに持て余し残した。いずれにせよ連食には向かない店だ(当たり前?)ろう。食べてるうちに「ねりごまの味」に飽きてきてしまった。つけ麺の麺は少し太かったような気がしたが・・・。あつもりもできるようだ。麺の量といい,丁寧にその都度お客さんに確かめていた野が印象的。もう一度「つけめん」を食べに来たい気もする。(2001/07/15

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 梁山泊@竹の塚:足立区西竹の塚2-3-10 11〜15/18〜翌2(日祝11〜22)<03-3854-9155> 店のHP

2002年1月27日

東武線竹の塚駅西口側,赤山街道沿いの「とみん銀行」脇の路地(小さな立て看板がある)を入ってすぐにある。狭い厨房に男性3名に女性1名。情報では「山頭火」出身の人らしいが,それほどスープの粘度はない。サラサラしている。味は十分濃いめ。白ゴマと細かい背脂が多量に浮いている。ザクッとした食感の細ストレート麺にとろけるチャーシュー。期待したほどの濃厚さはなく,山頭火が一般化したような感じだ(もっとも最近の山頭火は知らないのだが・・・)。巻き舌の接待はどうも僕にはしっくりこなかった。

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 ろくあじ@経堂 > 「東京のご当地ラーメン」へ

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 和鉄@蒲田:大田区蒲田5-19-1 第1・5日休 11:30〜売切まで(21頃・土日祝19頃)<03-5703-5021>

2003年4月20日

今までに何度か振られているので念のため電話で確認すると,なんと5時半で売り切れるという。着いたのは5時過ぎ。なんとかギリギリ間に合った。店内は奥に続くカウンター席のみで,照明はスポットライト。入り口に券売機。「大盛りサービス」があるようだが先を考え遠慮する。スープはトンコツ+魚介系で今日は魚系が強い印象。でも味にボリュームがある。麺上げ機が機械式のようで,時間が来ると茹で湯からガシャンと深ざるが上がるシステム。職人の勘とかそう言う世界ではないが,これはこれで合理的だと思う。正確だし。その麺は固めの歯切れのいいストレート麺。何より色がいい。具は箸で軽くほぐれるチャーシューにメンマ。スープに浮いた粒胡椒が青葉系らしい?量的には少な目なのでさっと食べられる。だから大盛りサービスがあるのだろう。いずれにせよ600円と言う値段はまぁ納得だろう。他につけそばが650円,和鉄中華は800円だが,これが青葉で言う特製中華かな。

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 渡なべ@高田馬場:新宿区高田馬場2-1-4 日休 11〜売り切れまで(14時頃)

2003年6月8日

元々はラーメンフリークの学生さんでありながら,その膨大な食べ歩きの経験と,食べたラーメンの味を分析〜再現出来てしまうそのセンスで,まず2001年に「楽@伊勢原」をプロデュース。その成功をきっかけに,この2年ほどで,二桁に届く店をプロデュースしてしまった渡辺樹庵氏の店である。正確に言うと,この店は3軒目の店と言うことになるのだが,どうやら氏の名前を冠したこの店でさえ,「通過点」でしかなく,あくまでたくさんある引き出しの中の一つのラーメンを作る店でしかないようだ。つまり,「今,この時代ならこういう味&素材のラーメンをこういう雰囲気で出せば売れる」と言う答えがこの店にある。そもそも僕のようなネットに関わるラーメンフリークがネットでやっていることは,商売の人から見ればとてもやっかいなもので,真面目に作っている人から見れば「ならば自分で作ってみろ」と言うことになる。一方こちらからすれば,古い店ならともかく,新しく店を作るなら「もっといろいろ食べ歩いていろいろなパターンを知るべきだ」と言いたくなるわけで(特に地方では・笑),とすると,いろいろ食べ歩いたフリークが,実際に店をつくってしまうことほど明快な答えはないわけだが,知名度だけでは成り立たないのは古くは『探検レストラン』の佐久信とか,その後の愛川欣也の店の通り(ほんと古いなぁ〜)。だから味で客を呼べて行列が出来る(=商売として成り立つ)ような店を実際に作れれば,もうどちらから見ても文句のつけようがないわけだ。いろいろな味のパターンを知っている人が,その味を再現し,進化させて上で店を維持することほどすごいことはないと言うこと。しかしこの店,日休で,しかも祝日も2時には売り切れてしまうので,僕の場合いまだ「通常営業時の味」を経験できていない。にもかかわらず,試食会に先に来てしまった(汗)。夕方5時からの試食会,5時半過ぎに店の前の路地に到着すると,案の定当然の如く行列。20人ほどだったと思うが,そこからが長かった。1時間半ほど並んだろうか。こんなに並んだのは「東池袋大勝軒」以来である。今日のメニューは「塩ラーメン」「魚系トンコツ醤油」「魚ブレンドトンコツ醤油」の3種。なんと半玉ずつのその3杯を全員が食べているのだから時間がかかるわけである。で,この3種は渡なべの新メニューにしようとかそう言うものではなくて,どうやら実験的なものらしい。僕の好みからするとダシは十分に感じるもののあっさり目で,MZさんに聞いたら普段のスープはもっとねっとりとした感じで麺も固めだと言うこと。そうなるとその普段の感じの方が僕の好みかな。トンコツが強く,そして重くねっとりしていないと,どうにも満足できない体質になってしまったのだろう。やはり基本となる味を経験しておかないと,こういう試食会ではどうにも中途半端な立場だと言うことを実感した。次の祝日は・・・僕の場合まだ遠い。これほど話題の店なのに,次に食べられるのはいつになることやら・・・。

2003年11月9日

本来は日曜休業の店なのだが,ネット上で今日は17時から営業しているとの情報を得て満を持して駆けつける。祝日も売り切れが早く,食べたいと思いながらずっと食べられなかった店なのである。到着は予定通り午後5時。明治通り側のコインP(25分100円)にクルマをとめて,店への路地を曲がる・・・なんといつも見える行列がない!!。情報が間違っていたのかと少々不安になったが,無事営業していて一安心。間口の狭い奥に続く高めのカウンターのみの店で,元々は路地裏のバーかスナックだったような構造。もちろん今風にしっかり改装してあり,抑えた照明で「大人の雰囲気」だ。これなら女性連れで来ても違和感はないだろう。らーめんは800円(つけ麺も同じ)。基本のラーメンとしては高めの値段設定だと思う。でもこれが「濃い」のだ。豚骨主体でそれに濃厚な「魚系」を加えた重いスープ。最初の一口目の味付けは意図的に薄い感じだったが,スープそのものが魚系でありながら通常の倍以上煮詰めたような超濃厚なものなので,ちょっと今まで経験したことのない組み合わせになる。なるほど「魚系」と言うだけでは全然珍しくもない今の東京のラーメン事情においてもなお話題になるわけである。材料の密度がそのまま値段に反映されていると言うことなのだろう。当然「自家製」の麺は中太のストレート麺。一瞬柔らかく感じるがしっかりコシがあるもの。特徴的な極太メンマは繊維に沿ってラクに噛みきれる柔らかさ。それにトロトロのバラチャーシューが2枚。ぐいぐいと食べ終わり,当然のようにスープをサクッと飲み干す。喉の奥に残る魚系の出汁が心地よい。満足。今の時代,どういうスープ,麺,具が最先端なのか,それを感じさせてくれる店だろう。この店の規模でこの味なら行列も仕方ないところ。また来たいところだが,僕の場合次はいつ食べられることになるやら・・・。

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