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2003年4月の食べ歩き

4月27日( 大勝軒@つくば/まんまる@四つ木/二郎@堀切
4月20日( 和鉄@蒲田/香花@蒲田/香名屋@新宿/天照@堀切
4月13日( 戎@つくば/一休@つくば/燈の車@狭山/櫻座@所沢/大雅@羽生
4月06日( ブラジル@厚木/ブッダガヤ@小田原/どら一@藤沢

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> ちなみにこの月に食べた地元の店は以下の通り ≫ 『食べ倒し日記 2003/04』

4月29日(祝)えぞっ子@水戸・五軒町
4月18日(金)大喜八@水戸・大工町
4月16日(水)十兵衛@水戸・末広町
4月15日(火)えぞっ子@水戸・東前
4月10日(木)げんこつや@上水戸
4月08日(火)高野屋@水戸駅南
4月04日(金)じゃんがら@上水戸
4月02日(水)ふるさと@ひたちなか・中根

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 4月27日()大勝軒@つくば/まんまる@四つ木/二郎@堀切
連休前の日曜日,余力を残すために午後から出かけるが,行き先は結局東京になってしまった。今回も単独行動。
まずは「どんぶり会議」で限定の和風塩ラーメン話題(03/04/27〜)になっている「大勝軒@つくば」へ。が,午後5時過ぎでは予想通りあるわけもない。塩は昼の2時間で売り切れたそうだ。早いうちのスープでなければ煮詰まってしまうから塩に合わないとのこと。麺も細目にするそうで,1ランク上の小麦粉を使用するとか。つまり仕入れの量の問題と言うより,スープの質の問題と言う理由。 本当に「限定20食」のようだ(笑・>「どんぶり会議」に投稿・03/04/29)。と言うわけで食べたのは「野菜もりそば」(750円)。・・・野菜多過ぎ。麺をつけるスペースを空けるまで野菜を減らすのが大変なくらいなのだ。満腹になったあと,当然の如く東京に向かう。
まんまる@四つ木:葛飾区四つ木1-30-3 木休 11:30〜15/18〜22 <03-5670-7680>
日曜に都心に向かう場合,必ず通るのが荒川に架かる四つ木橋,その手前の路地を入ってすぐの商店街にこの店はある。店内は古木材を効率よく使ってレトロな雰囲気を出したもの。右側がカウンター席と調理場,左側がテーブル席と言う構造だが,通路が広くゆったりしている。ヨシズと裸電球が効果的に使われている。シンプルな木の椅子。醤油がメインだと思っていたのでちょっと迷ったが,メニュー右端の限定塩らーめん(650円)を注文する。内モンゴル産の天然塩を使用したという濁りのあるスープは,油に頼らずに濃厚なスープ。旨味が凝縮されている感じ。麺は固めのストレート麺。具は半熟味玉とチャーシューをメインにカイワレと糸状の白髪ネギ。さらに糸状のゆずが香りを添える。クセになるような味ではなく,また今風の濃厚さを追いかけているわけでもないオーソドックスなタイプだが,何となく心に残る味だ。古くて新しい味。今度は家族を連れてまた来てみたい。醤油らーめんは600円で,最近味噌も始めたようだ。つけ麺もある。難を言えば小振りで深めのドンブリなのに木のレンゲを使っているので,スープにプカプカ浮いてしまってどうにも邪魔だったことかな(笑)。>オフィシャルHPがあるようだ
次の目的は「つじ田@平河町」(千代田区平河町1-4-12)。が,「さらなる味の追求のため」日曜は休みになったとのこと。営業時間は「平日11〜/18〜(祝16〜・各売り切れ終了)」とのこと。次の祝日に来るしかあるまい・・・って連休の後は祝日はいつになるんだ?ところでこの店,角地にあり高級感ある外観。話のタネになりそうな雰囲気をビンビン感じる。気を取り直して,「首都圏ほんとにうまいラーメン店300軒(2003年版)」で選んだ次の候補は「日の出食堂@杉並」(杉並区本天沼1-18-13 月休 11:30〜15/18〜翌2)。が,早稲田通りを西へ進みはるばるここまで来たにもかかわらず「スープ不良のため本日休業」とのこと。前に来たことあるなぁと思ったら「大慶@阿佐ヶ谷」の斜め向かいだった。なんか懐かしい・・・。
結局最後は「二郎@堀切」。でも最後に二郎を食べれば僕の場合,だいたい満足して帰れるのである。あとは連休に備えて・・・と言っても僕の場合金曜の夜からの行動予定なのだが,この時点でまだ行き先さえ決まっていなかった。>「三連休で九州縦断&尾道ラーメン
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4月20日()和鉄@蒲田/香花@蒲田/香名屋@新宿/天照@堀切
出発は昼過ぎになる。普段行きそびれている東京南部が第一目的。まずは蒲田へ一直線。
和鉄@蒲田:大田区蒲田5-19-1 第1・5日休 11:30〜売切まで(21頃・土日祝19頃)<03-5703-5021>
今までに何度か振られているので念のため電話で確認すると,なんと5時半で売り切れるという。着いたのは5時過ぎ。なんとかギリギリ間に合った。店内は奥に続くカウンター席のみで,照明はスポットライト。入り口に券売機。「大盛りサービス」があるようだが先を考え遠慮する。スープはトンコツ+魚介系で今日は魚系が強い印象。でも味にボリュームがある。麺上げ機が機械式のようで,時間が来ると茹で湯からガシャンと深ざるが上がるシステム。職人の勘とかそう言う世界ではないが,これはこれで合理的だと思う。正確だし。その麺は固めの歯切れのいいストレート麺。何より色がいい。具は箸で軽くほぐれるチャーシューにメンマ。スープに浮いた粒胡椒が青葉系らしい?量的には少な目なのでさっと食べられる。だから大盛りサービスがあるのだろう。いずれにせよ600円と言う値段はまぁ納得だろう。他につけそばが650円,和鉄中華は800円だが,これが青葉で言う特製中華かな。
香花@蒲田:大田区蒲田5-48 土休 11〜14(日祝〜15)/17〜21<03-3737-4187>
あの「桂花」で修行した人の店で,味も同系統と聞くと,注文するのはどうしても桂花で言うところの「太肉麺(ターロー麺)」に当たるシャンローメン900円になってしまう。この桂花系のスープには茎ワカメとキャベツは欠かせまいと思うのだ。香肉はちょっと濃いめの味付けの太肉。連食の今日はちょっと持て余す。それにしっかり味のしみこんだ半熟味玉が半分乗るが,日高昆布で出汁をとり,ザラメを加えた専用のタレでつけこむそうな。確かにひと味違う。だからなのかトッピングに味玉はない。香肉もないがこちらは香肉ご飯が250円なので組み合わせを考えよう。基本の香花ラーメンが600円で角切りキャベツが100円,茎ワカメが50円だから香肉ご飯を組み合わせて・・・・でも普通のラーメンには味玉はないし・・・あぁやこしい。トロンと乳化したスープはちょっとしょっぱめだったが、桂花好きなら十分満足できる店だろう。麺は例の如くかなり固めだがこのスープには合っていると思う(これは桂花で慣らされたのかも?)。メニューは他に高菜ラーメン(650円)チャーシューメン(850円)のりラーメン(650円)キムチラーメン(750円)明太子ラーメン(750円)ネギラーメン(750円)キャベツラーメン(750円)トロチャーシューメン(900円)等々。替え玉(150円)に特製チャーハン(600円)もあった。
「国上屋@大泉学園」は電話で確認すると8時過ぎで売り切れるとのこと。時間的に間に合いそうもないのであっさりあきらめる。こう言うときに最近多用している『首都圏ほんとにうまいラーメン店300軒(2003年版)』(成美堂)を調べて時間と場所的な関係からこの店を選ぶ。
香名屋@新宿:新宿区歌舞伎町1-26-2 京屋ビルB1F <03-3205-7818>
「麺酒房 香名屋 歌舞伎町店」。西武新宿線新宿駅にある新宿プリンスホテルの前の路地を入ってすぐにある。「黒豚らぁめん」の木彫りの看板が目印。地下1階にある店で,狭い階段の先はいきなり店内。バーの雰囲気で,基本的に飲み屋の風情だが,ラーメンメニューがカウンターの上に置いてあるのが見えたのでホッとする。本店は蕎麦屋だそうで,スープは蕎麦のかえしのように甘く,それに強引に背脂&油を浮かせ白胡椒をかけたと言う感じか。スープが甘さと油でくどく感じるので,具のネギがありがたく感じるほど。なんと鶏ガラ等の骨類を一切使用していないと言うからその違和感も無理はない?もやしがしゃきっとしていたらちょっとは助かるのだが・・・。チャーシューも肩ロースを甘じょっぱく煮つけた感じで食欲がわかない。基本にあるのはそばつゆだから常に和風の甘さを感じさせられてて、出汁は出ているのだろうが,どうもちぐはぐな感じ。麺もわずかに蕎麦風の食感だがやはり中途半端。ラーメン店が蕎麦風のティストを出す以上に,蕎麦からラーメンに近づくのは難しいと言うことか。日曜のせいか客は僕一人だった。ラーメンの客も蕎麦の客も,そして酒の客も逃しているように思う。
天照@堀切:葛飾区堀切5-3-2 無休 12-14/17:30〜3:30
正式な名称は「麺香房 天照(てんしょう)」。堀切菖蒲園駅近くの,ラーメン的に言えば「二郎@堀切」の並び,2〜3軒駅寄りにある。雑誌等にはまだ紹介されていないと思うが,all about Japanの紹介記事で知り,その後DM等で薦められたりしたこともあってちょっと気になっていた店だ。焼き肉店or喫茶店を改装したようなコンパクトな造りで,店内はアジアンティストをびっしり詰め込んだ感じ。メニュー的には一品料理が多くて少々とまどったが(周りの客もまず酒類を注文指定いた),そう言うわけにもいかないので注文したのは天照らー麺・650円(+消費税)のみ。大きなコップでお冷やが運ばれてきた(汗)。濃い醤油色のスープは一口でアジア系とわかる味。ナンプラーとかそう言うものだろうか?麺は太めで固めゴワゴワした感じ。スープ表面の焦がしネギの油の膜でいつまでも熱々のスープ。チャーシューはしっかりと2枚。そして幅広の柔らかいメンマ。全体的に言うと特徴的だけどクセもあるラーメン。一通りこの店の料理を食べた後にこのラーメンに行き着くとわかりやすいが,最初からこの一杯だと僕の場合抵抗あるかな。いずれにせよ深夜に来たら酒でも飲まなきゃ居心地が悪そうな店だが,他に麺類メニューは天照つけ麺(650円),天照塩の焼そば(600円),天照塩の味玉子(100円)等々。ここまでそろっているならラーメン店という意識で入店してもいいかな(笑)。たぶん「二郎@堀切」やその脇のダイニングと同系列だと思うが(店員さんが共通していたような),僕の場合はここ(堀切)まで来たらやっぱり「二郎」かな・・・。
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 4月13日()戎@つくば/一休@つくば/燈の車@狭山/櫻座@所沢/大雅@羽生
>『埼玉のラーメン
今日のテーマはつくば&埼玉。ずっと気になってはいるものの,中途半端な場所(僕の行動パターンにとってだが)なので行きそびれていた店をいっぺんにまわってしまおうという魂胆だ(笑)。まずは「つくば」から。
戎@つくば:つくば市春日2-21-13 木休 11:30〜14:30/17:30〜21:30 <029-856-5224>
「どんぶり会議」でずいぶん前から話題(02/12/22〜)になっていた店。学園西大通りを北上し,デニーズのある「図書館情報大学西」交差点を左折し最初の路地を右折して道なりに進むと先のカーブの所に店が見えてくる。左手前に4人掛けテーブル2台で,その前が調理場とカウンター席。あと右壁にカウンター5席。日曜でも昼のみ白飯・麦飯がサービスされる(小振りな茶椀)。麦飯に惹かれそれも注文したが,動物系の油の少ない,味は濃いけどあっさり目のスープなので,どうにも麦飯の食べ所がなかった。隣のチャーシュー麺がけっこうな太麺だったのでそれを期待していたら出てきたのは細麺だった。どうやら隣は味噌だったようだ。具は海苔・ほうれん草と昆布の入った小振りなバラロールチャーシューが1枚,さらに味玉がつき,刻みネギと煎りゴマがかけられる。コッテリ好きの僕の場合脂っけが多そうな味噌の方が合うかな・・・。2時近くで満席だった。もうすっかり人気店のようだ。
豚真拉麺 一休@つくば:つくば市桜2-1-7 火休 11〜24(スープ切れ終了)<0298-57-1902>
この店も「どんぶり会議」でずいぶん前から話題(02/12/26〜)になっていた店。東大通りを北上し,「柴崎」交差点右折して100m程行った左側。バーミャンの向かい側で,COCO'Sの隣と言う激戦地帯。奥(建物の裏)にPがある。木調の落ち着きのある店内はファミレスのような清潔感があり好印象。博多ラーメン(600円)を注文。黒い深めの丼で,スープはクリーミーなタイプ。旨味は十分だがクセがなくてすっきりしている。県内ではとんこつ臭バンバンの県央のとんこつ家に対峙する,今風の豚骨系か。麺はかためで頼むとけっこう博多している。でも食べているうちにのびてくるのでさっさと食べるのが無難。茹で加減は「かため」〜「ばりかた」で一番は「ハリガネ」(針金)ではなくて「ハガネ」(鋼?)と表示されていた。スゲー固そう(笑)。注文するとあっという間に出て来るようだ。「粉落とし」のようなものかな。具はバラロールチャーシューに海苔と多量の細切りキクラゲ。卓上の油っぽい辛子高菜もいい歯ごたえ。「昼ごはんセット」と言うのがあり+200円で餃子とご飯がつくようだ(平日のみ)。入り口脇にガラス越しに見えるようにきれいに寸胴鍋が並んだスペースがあって,それでかなりそそられる。見せる演出とともに店内に豚骨臭さを無くすための配慮と言うところかな。
大雅@羽生:羽生市下新郷710 火休 11〜14:30/17〜20:30 <048-561-7099>
あの純連の本店で修行した人の店。場所も外観もみそラーメンのチェーン店によくありそうな極めて一般的なものにもかかわらず,日曜の夕方に店外にあふれる10人ほどの行列。店内はカウンターにテーブル席と一番奥の小上がりで30席ほど。回転は遅くもなく早くもなくそれなり。15分ほどで着席できた。味噌ラーメン(700円)を注文。熱々のラードの膜が張ったスープはたしかに純連を感じさせる濃厚さだが,味噌の色は記憶より薄い印象。麺は固めのもちっとしたもので濃いスープに負けていない。具はメンマ・もやしと細かく切ったチャーシューを炒めたものが乗りボリューム感がある。このインパクトなら埼玉北部では圧倒的に貴重な味になるだろう。でも茨城から行くなら「純連@高田馬場」でいいかなとも思う。調理場の真ん前のカウンターに座り,回転が悪いので周囲をじっくり観察できてしまったのだが,いつもはどうかは知らないが,少なくともこの日の接客は気持ちのいいものではなかった。なんかダラダラしていてすべての反応が恐ろしく悪いのだ。やる気があるのかと思ってしまう。それだけが残念。周囲はまさに郊外という感じだが,奥に続く駐車場は広いのでクルマでも安心だ。
燈の車@狭山:狭山市中央3-24-8 木・2水休 19〜スープ切れまで
カウンターのみの狭い店で,回転はかなり悪く,店の前の歩道でだいぶ待たされた。若夫婦二人の店のようだが,接客はすこぶる感じがいい。モデル系の顔立ちの奥さんの気合いの入った湯切りも見事だ。注文したのはつけめん(700円)。洒落た焼き物の器で出てきた。つけ汁は柚胡椒の効いたダブルスープ系。粉っぽく濃厚な感じが今風の最先端のスタイルだ。焦げめのついたバラチャーシューの細切りがまざり,ありがたみがある。麺がどんぶりに山盛りで出されてびびったが,スノコの上だったので一安心。プルプル中太の縮れ麺は噛みごたえがあってグッド。札幌の一柳製麺の麺箱があった。最後にスープ割りで甘味が出てまたいい感じになる。全体としてラーメンに対する真摯な思いをビンビンと感じる。それが夫婦そろってだからなおさらいい。この店はいい。また是非来てみたい店だ。
櫻座@所沢:所沢市榎町7-11 無休 11〜翌5 <042-921-8139>
けっこうな街中にあるのに,立派な外門との間に中庭があって,その中庭の和風庭園を客席の低いテーブル席から大きなガラスの一枚窓越しに眺められる。まさにラーメン店らしからぬ景観が楽しめるわけだ。店内に入るとファミレス風のにぎやかな接待法に迎えられるが,スタッフは若い人が多い(ほとんど?)のでそれも上っ面な印象。窓側に座りたかったのだが,案内されたのは案の定,何の面白みもないカウンター席だった。1人ではしょうがないところだが,この店ばかりは調理場よりも外(中庭)を見ていたいよね(笑)。奥に座敷席もあるみたいだから家族で来るといいかな。注文したのは塩らーめん(650円)。見事に表面に油が浮いた,動物系+魚介系のダブルスープ系。塩は「薪き焚きの沖縄産海水塩と古代製法による新潟産の藻塩のブレンドしたすっきりした豊潤な味わい」だそうだ。かなり固めの細麺は張りがあってスープに負けていない印象。具は油炒めしたもやしと極細メンマ,そして肉厚のバラチャーシュー。消費税はとらないものの,22時以降は10パーセントのサービス料だって。でも味云々と言うよりそのシチュエーションで妻と娘達を一度連れてきたい,そう感じさせる店である。ラーメン店と言うより飲食店としてその狙いは成功しているだろう。ラーメンと組み合わせたのがよかったのだ。「集い来て結ぶは縁の櫻の座」と看板に書かれた正面の駐車スペースは8台分ある。
所沢から,いったん東京に出て帰途につく。埼玉→茨城はすっと一本で結ぶ道が無く,都内から6号線1本で帰った方が慣れているし運転しやすいのである。
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 4月06日()ブラジル@厚木/ブッダガヤ@小田原/どら一@藤沢
娘達の春休み最後の日曜のこの日,毎年この時期に箱根の桜を見に行くのが我が家の恒例行事(>「桜満開の箱根・日帰りで温泉とラーメン」参照)。今日から始まった『鉄腕アトム』を見ながら常磐道で東京に向かう。お台場からの景色,レインボーブリッジから見る都心の風景は,子供の頃に読んだアトムの中に描かれていた未来の世界そのままだよなとしみじみと感じる。違うのは空を飛ぶクルマがないことくらい。都心を抜け渋滞もなく順調に厚木まで到着。
ブラジル@厚木:厚木市幸町9-6 不定休(木休が多い)11:30〜14/18〜21<046-228-3978>
なんか来たことある通りだなと思ったら「本丸亭@厚木」の通り。行列が見えるくらい近くにある。半世紀前からある老舗食堂らしいが,現在の3代目がラーメン中心の店にリニューアルしたそうだ。木を多用した内・外観とコミカルな字体の看板が印象的。店内は自然な感じのレトロなレイアウト。軽くレトロなこざっぱりした空間だ。懐かしい雰囲気がある。中華そばは600円。一言で言うと「明るいスープ」。はっきりとした魚系の旨味の和風ティスト。もちろん無化調だそうだ。揚げネギのインパクトが強い。麺はざっくりストレート麺。具はほうれん草&メンマ。厚めのチャーシューはトロトロできれいに半熟の玉子もつく。しおそば(650円)は白髪ネギが乗るのが醤油との差異かな。醤油よりインパクトはなくなるが,それでも本丸亭よりは濃いのでは?。かわいいサイズのハヤシライスがついたセットは+300円。その他そばとセットで色々な定食になるのがいかにも「食堂」だ。そう言う食べ方が似合う店である。会計時に子供に駄菓子をくれた。
小田原厚木道路で箱根へ一直線。渋滞は全くなかった。さて麓は桜満開だったものの,箱根新道で上に行けば行くほど桜はなくなってくる。ちょっと早すぎたようだ。いつも通り桃源台で遊覧船をバックに記念写真を撮って,芦ノ湖スカイラインを走ってヤギポイントに行く。峠から見る富士山はまさに絶景だった。いつもなら「雲遊天山露天風呂」あたりでゆっくりするのだが今日はパス。旧道を通り箱根を下山する。小田原へ。市内は桜が満開だった。
ブッダガヤ@小田原:小田原市栄町3-14-14 月休 11:30〜14/17〜22 <0465-23-4003>
小田原に「桂花」系の店があるという情報を得て早速チェックに来た。小田原駅東側を南北に走る商店街の一本東側の一方通行道を南下,「新玉新道交差点」角にある。手前にセブンイレブンがあり,交差点の先のマンション脇に駐車場が2台分ほどあるようだ。聞けばかなり以前からこの場所にあったそうだ。なぜ今まで話題にならなかったのだろう。手作りっぽい丸太のイスやテーブルが並ぶ店内はかなり年季が入ったもの。カウンター7席に4人テーブル&2人テーブル。オススメのブッダガヤラーメンは900円。「桂花」で言うところの「太肉(ターロー)麺」で太肉(=トロトロの角肉)入り。メニューの写真は薄そうなスープの色だったが,これが色も味も実に濃い。ベタベタのスープ。麺も生煮え状態で再現性はけっこう高い。と言うか,本来個人の店だったら「桂花」はこういう味だったのではないかという感じ。具はキャベツ,茎ワカメ,メンマにゆで玉子半分。かなり満足した。普通のくまもとラーメンは600円。箱根に来たらまた寄ってみたい店だ。
さてどうするか。まだ明るかったので1号線を西へ。平塚からR134に入り結局江ノ島へ。ヨットハーバーを見学。これで今日は「湘南に来て江ノ島を見た」ことになるわけだ。そしてもう一杯は藤沢のこの店。印象的な名前からずっと記憶に残っていた店である。
どら一@藤沢:藤沢市本町4-8-35 月休 11:30〜14:30/17:30〜22 <0466-24-8242>
藤沢の市街地,R467「白旗」交差点近くにある。横S字型のカウンターのみの広い店内。予想に反して日曜の7時過ぎでも客はあまりいなかった。入り口脇の券売機で塩ラーメン&醤油ラーメン(各700円)に激辛のバンバン麺(750円)の食券を買う。魚介系の強い濁りトンコツ系のスープ。もちろん無化調とのことだが,僕の好みから言えば魚系を出してとがった味になるより,もう少しトンコツ系を出して丸みを出した方が好みかなぁ・・・。麺はフノリを練り込んだと言うストレート中細麺で,けっこうコシがあるタイプ。タンタン麺は辛味噌であえたチャーシュー片がチャーシューの上に白髪ネギに挟まれて出て来る。スープ自体もかなり濃厚な味噌味で「坦々麺」が好きな人は一度食べてみる価値があるかも。この店,まさに手作りのオフィシャルHPがあり,割とストレートに店主の本音が書いてあるので見てみるといい。2003/5/12には「麻布麺房どらいち」と言う新店で東京進出するようである(港区南麻布2-12-5 日休 11:30〜14:30/17:30〜22・なんとメニューはオリジナルの『優麺』1種類だそうな)。
単独行動ならもう一杯横浜あたりで食べたいところだが,完璧に満腹だったのであきらめる。ランドマークタワーの麓にある桜がきれいだったのでそこで家族の記念写真。これで今日のコースに横浜も含まれたことになる。いつも通り東神奈川インターから高速に乗り,逆に横浜公園方面へ。みなとみらいの夜景を楽しみ,ベイブリッジからの遠景も楽しみながら高速湾岸線で都内に戻る。

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