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2003年11月の食べ歩き

11月16日( つしま@浅草/鹿○@大井町/永楽@大井町
11月09日( 渡なべ@高田馬場/豚そば家大大@自由が丘/斬(THE NN)@八幡山
11月03日( 釜彦@塩原/蔵八@今市/元町家@宇都宮
11月02日( みたけ@大網白里/まるえい@成東/マルバ@浦安

2003/10 <<>> 2003/12

> ちなみにこの月に食べた地元の店は以下の通り ≫ 『食べ倒し日記 2003/11』

11月25日(火)味の一@水戸・南町
11月25日(火)山岡家@茨城町・長岡
11月21日(金)万豚記@ひたちなか・馬渡
11月17日(月)おいでん秋月@高萩
11月14日(金)えぞっ子@水戸・東前
11月10日(火)松喜吉@水戸・下市
11月07日(金)ながせ家@ひたちなか・馬渡
11月06日(木)勝希@水戸・元吉田
11月05日(水)よってこや@水戸・河和田

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11月16日()つしま@浅草/鹿○@大井町/永楽@大井町
久しぶりの家族での上京。東京に一直線。まずは浅草で一杯。
つしま@浅草:台東区浅草1-1-8 無休 11〜22 <03-5328-3181>

雷門の一本東側を南北に走る歩行者のみのアーケード街(かんのん通り)の中程にある。東武浅草駅からなら新仲見世通りを仲見世通り方面に向かってすぐの「かんのん通り」を左折(南下)してすぐ左側。まさに浅草の雑踏の中にある。あの濃厚豚骨スープの博多ラーメンで人気の「田中商店」系ながら,なんと魚介系豚骨の店として話題の店で,「田中商店」ファンの僕としては興味津々の店なのである。初めての店なのだが,田中商店系なら家族で行ってもそうハズレまいと言う見込みもあった。丸テーブル2つにカウンターと言うコンパクトな店内。席数は計30席ほど。メニューは中華そば(650円),特製中華そば(950円),つけそば(750円)という青葉タイプのシンプルな構成で,トッピングとして,海苔・メンマ・味玉が各100円。季節メニューとしてぶっかけ(750円・7〜9月)と言うのもあるようだ。中華そば2杯に全部入りの特製とつけそばを注文する。茶濁した熱々のスープはいわば「とんこつ和風仕立て」。とんこつの濃さに田中商店の雰囲気を感じるものの全くの別物(博多だから当たり前だが・・・)。鰹節・さば節の節系に青森産の昆布を使用とのこと。田中商店の濃厚さが予備知識としてあると「なるほどこう来たか」と言う余裕もあるが,こういう浅草という場所柄で「中華そば」と言う名前からこのスープが出て来たら,年輩のお客さんなんかは面食らうだろうなぁ・・・。麺はもっちりとしたやや中太のストレート麺。具は縁の焦げたトロトロのバラチャーシューにメンマと海苔がつくが,「特製」はチャーシューが増え味玉が追加されるようだ。つけそばはチャーシュー片とメンマが入るつけ汁に挽き肉が入り,田中商店の「赤鬼」と同じ味わいになる。自家製ラー油が効果的。

さて「次はお店に行きたい」と言う娘達のリクエストに応えて「高島屋タイムズスクエア@新宿」に向かったのだがなんと駐車場が50分待ち。時間の無駄なので断念し次の目的地を探す。明治通りを走りながら決めたのは今話題の最先端のこの場所。青山通りを超えて,いきなり都心に生えたようなこのビルに向かって走ると,子供の頃に見た近未来映画の世界に入っていくような不思議な感覚になる。
六本木ヒルズ(森美術館)@六本木:港区六本木6-10-1(六本木ヒルズ森タワー 52F・53F)<03-5777-8600> 
地下部分の駐車場(10分100円)にクルマをとめて,ウロウロと迷いながら森タワーの入口へたどり着く。全体が基本的に円形なので,方向感覚がなくなるのである。ちょうど開催していたのが森美術館開館記念展と言う『ハピネス』。単純に展望台に上って景色を見たかっただけなのだが,チケット的には美術館と不可分のようなので(大人1500円・小中学生500円)「まぁ娘達に『美術』というものを見せるのもよかろう」とチケットを購入する。美術館部分は個人所蔵の美術品の公開という感じで,作者はみんな有名だが作品はそうでもないと言う印象(僕が知らないだけ?)。一方,肝心の展望台はこういう密集した都心の町中にいきなり建てただけあって,東京タワーが真正面に見えるし,近隣の家々も手にとるように見えてよかった。さらに1人500円だかを追加すれば屋上まで上れたのだが,展望台と同じ景色だろうし家族4人で考えるともったいない気もするのでパス。しっかり夜景まで楽しんだあとタワーを出て,イベント広場〜TV朝日までウロウロし,最後は妻と娘達が大好きなスターバックスでお茶。こういう家族サービスをしたあとで夕食のラーメンに向かうわけである(笑)。
候補にあげたのは「ひ田屋@大井町」(品川区南品川6-18-16 無休 11:30〜14:30/17:30〜22・土日祝通し<03-3450-7707>)。「All About Japan」の「2003年美味しかった都内の新店」で情報を得たカレースープが売りの新しい店なので,カレー好きの娘達に麺類以外の選択肢を与えられるかなと選んだわけだ。カーナビの指示通り第1京浜から路地に入る。なんか見慣れた路地だと思ったら,店の住所が南品川なのでわからなかったが,「永楽」目当てに何度か来た,大井町に駅に向かう近道だった。さて店はと思ったら,なんと来年2月まで休業(インドへカレーの修行とか)の貼り紙。ここまで来てふられるのはイタい。近場に店はないかと「2003年美味しかった都内の新店」をもう一度見直したら,なんとその中の店が目の前にあった。大井町駅に向かう交差点の角である。
鹿○@大井町:品川区東大井5-4-10 無休 11:30〜22(売切終了)
大井町駅の東側のT字路角(ゼームス坂上)にある。「新鹿児島ラーメン」だそうで,外観はチェーン店のようなちょっと明るい雰囲気。券売機で「特選鹿○ラーメン」(680円)の食券を買う。U字型のカウンターのみの店で竹を多用した店内で壁には半分に割った竹がずらっと貼ってある。和風と言えば和風だがちょっと安っぽいかも・・・。スープは背脂が溶けたようなスープだが,とんこつ+鶏ガラとのこと。旨味は十分。黒ゴマが浮いている。白髪ネギ(本州には出荷していない金山ネギと言うネギだそうな)が脂っ気を緩和していい感じ。麺は固めの細麺で具になんと「薩摩揚げ」がのっている。だから鹿児島ラーメンなのかどうかはわからないが,薩摩揚げがラーメンに合うかどうかと言うと個人的には???である(笑)。ご飯物もとして娘のために注文したチャーシュー丼にスープがついた。これはサービスかな?
久しぶりに大井町まで来たなら,ましてやのこの路地まで来たなら,あの「永楽@大井町」に行きたくなるのはラーメン好きとしては仕方のないところだろう(笑)。すでに満腹なのだが,ラーメン一杯くらいなら食べられると,路地裏の懐かしいこの店へ。時が止まったように昔のままの環境だ。閉店間際の時間だが満席の活況。調理場の職人さん3人が黙々と働いていて,フロア係のおばちゃんの声だけが響いている。ラーメン(530円)を注文。スープは今の基準からすれば化調の効いた薄っぺらな味なのだが,みっちり浮いた揚げネギの香ばしさと平麺がよくマッチする。平麺自体はかなり柔らか目だったが何となく懐かしい味なのだ。やはり昔の喜楽の味がする。軽く茹でられたもやしの食感が心地よい。具は煮詰まったような固い味玉に,脂身がなく縁の黒い,これまた煮詰まった感じの厚めのチャーシュー。周りの人の注文を聞いていると,野菜あんかけの「もやしラーメン」(?)が多い印象。次の機会に食べてみたいものだ(いつになるかはわからないが・・・)。
待っていた妻子には呆れられたが,満足して帰途につく。
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 11月09日()渡なべ@高田馬場/豚そば家大大@自由が丘/斬(THE NN)@八幡山
仕事の関係で出発は午後になるが,今日は単独行動。課題の店だけを目的に廻れるので時間的には問題ないだろう。ずっと気になっていたこの3店をまわる。
渡なべ@高田馬場:新宿区高田馬場2-1-4 日休 11〜売り切れまで

本来は日曜休業の店なのだが,ネット上で今日は17時から営業しているとの情報を得て満を持して駆けつける。祝日も売り切れが早く,食べたいと思いながらずっと食べられなかった店なのである。到着は予定通り午後5時。明治通り側のコインP(25分100円)にクルマをとめて,店への路地を曲がる・・・なんといつも見える行列がない!!。情報が間違っていたのかと少々不安になったが,無事営業していて一安心。間口の狭い奥に続く高めのカウンターのみの店で,元々は路地裏のバーかスナックだったような構造。もちろん今風にしっかり改装してあり,抑えた照明で「大人の雰囲気」だ。これなら女性連れで来ても違和感はないだろう。らーめんは800円(つけ麺も同じ)。基本のラーメンとしては高めの値段設定だと思う。でもこれが「濃い」のだ。豚骨主体でそれに濃厚な「魚系」を加えた重いスープ。最初の一口目の味付けは意図的に薄い感じだったが,スープそのものが魚系でありながら通常の倍以上煮詰めたような超濃厚なものなので,ちょっと今まで経験したことのない組み合わせになる。なるほど「魚系」と言うだけでは全然珍しくもない今の東京のラーメン事情においてもなお話題になるわけである。材料の密度がそのまま値段に反映されていると言うことなのだろう。当然「自家製」の麺は中太のストレート麺。一瞬柔らかく感じるがしっかりコシがあるもの。特徴的な極太メンマは繊維に沿ってラクに噛みきれる柔らかさ。それにトロトロのバラチャーシューが2枚。ぐいぐいと食べ終わり,当然のようにスープをサクッと飲み干す。喉の奥に残る魚系の出汁が心地よい。満足。今の時代,どういうスープ,麺,具が最先端なのか,それを感じさせてくれる店だろう。この店の規模でこの味なら行列も仕方ないところ。また来たいところだが,僕の場合次はいつ食べられることになるやら・・・。

豚そば家 大大@自由が丘:世田谷区奥沢5-26-4 11:30〜16/17:30〜24 火休 <03-5701-8801>
自由が丘のちょっと裏通りにある店。正面に立つとカウンターに座る客の背中が見えるタイトな造りの店で,左右の入口の中央に券売機がある。店名通りの「豚そば」(680円)の食券を購入。スープは名前通り豚骨ベースで,揚げたホタテの粉末を加えたという旨味十分のはっきりした味付け。白濁のスープに,固めで歯切れのいいストレート細麺と,基本の組み合わせ的には十分「博多系」なのだが,具が挽き肉と細切りのキクラゲなので独特。それにチャーシューと海苔。全体的に食べやすいバランスで連食だったがサクッと食べられた。替え玉(130円)もあり,卓上にはカレー粉にニンニクチップが置かれている。メニュー的には他になんと細麺・太麺を同時に味わえるという「味噌二刀麺」(800円),さらに煮干しダシベースの「煮干しカレー(半)」(300円)と言うものまであり,どちらも非常にそそられたのだが連食を考え断念。奥に小さな座敷もあるようなので,家族で来ると色々食べられて楽しいかも知れない。接待がマニュアル化されていて,何か個人経営ではないような雰囲気があったが,後で調べるとあの「せたが屋@世田谷」の新たな店舗展開だそうだ。「魚系」の人気店の「豚」に特化した味での展開,ラーメンは実に面白いものだ。
斬(THE NN)@八幡山:世田谷区上北沢5-45-13 月休 11〜22(スープ終了まで)
店名は「斬」(ざん)。珍しく東京のこの店が「どんぶり会議」で話題(03/11/02)になり,All About Japanの『2003年美味かった都内の新店』に紹介されていたこともあってさっそく訪問してみる。交通量のやたら多い環八外回り沿いで,クルマではかなり置き場所に困る一帯だが夜8時以降は隣のバイクショップのテラスがPになる模様。道路側は大きなガラス窓で,木を多用した店内は洒落た飲み屋の雰囲気。カウンターに座ったのだが,椅子も木製(と言うか木そのもの)で座りづらく,動かそうと思ってもこれがやたら重かった。メニューは斬(ZAN・具が「秋バージョン」で650円)・素(うす味で400円)・力(チャーシュー麺で900円)・菜(炒め野菜に塩味で750円)と言う基本構成で,あと米豆特製みそ(750円)にご飯類もある。当然,店名通りの「斬」を注文。すっきりした味わいの,「昔ながらの中華そばに透明な油」と言う感じ。ゆずと胡椒が効いている。麺はストレート麺で,具はホントほぐれる感じの上質なバラチャーシュー。それにナルトと海苔。これに「秋バージョン」だから(?)三つ葉がのることになる。コリコリした食感のお茶の味(?)のメンマ(?)が印象的だった。このタイプのラーメン,今の時代ではクセになる系統ではないとは思うが,全体的には昔ながらのものを今風にまとめた無難なラーメンという印象。今風の「こってり」が苦手な人で,落ち着いた雰囲気でラーメンを食べたい人にはいい選択かも知れない。「どんぶり会議」では『寸胴鍋ごとスチームで煮込む』と言うのが売りだったのだが,その効果はよくわからなかったものの,これも一つの特徴なのだろう。
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11月03日()釜彦@塩原/蔵八@今市/元町家@宇都宮
2003秋 関東甲信越 小さなラーメンの旅 vol.5
紅葉の季節,家族の話し合いの結果,今年は塩原方面の紅葉を見に行くことにする。もちろん僕的にはどんな場合でも目玉となるラーメンが重要なわけで,その点,塩原温泉には前々から気になっていた『スープ焼きそば』がある。だから選んだようなもの。昔から何度も塩原温泉には行っているのだが『スープ焼きそば』には縁がなかった(と言うか『スープ焼きそば』の存在自体をそもそも知らなかった)。今回,いよいよ食べることができるわけだ。
ひたちなかの自宅からだと塩原方面へは一般道を北西にひたすら進むしかない。大宮町から馬頭町〜大田原市を抜けて3時間ほどで東北道・西那須野塩原インターに出た。そこからは案の定渋滞。川沿いの紅葉を楽しみながらR400を西進する。塩原温泉は川沿いにくねくねと走る道沿いの温泉郷なのである。
釜彦@塩原:那須郡塩原町下塩原265-10 不定休 11〜19 <0287-32-2560>
塩原温泉に半世紀前からあると言う『スープ焼きそば』の元祖の店として有名。塩原の温泉街に入ってまもなく左側にあり,外観は全く普通の食堂で,赤地に黒で『スープ入り焼きそば』と書かれた看板がよく目立つ。「釜彦」と白字で書かれた紺の暖簾。祝日の昼時で満席だったため外で待つことになったのだが,前の国道(会津東街道)が店の前ギリギリを走っているので子連れで並ぶとちょっと怖いほど。10分ほどで入店できた。コンパクトにまとまった店内も昔ながらの食堂の風情。懐かしい感じがする。さてその『スープ焼きそば』(700円),焼きそばにスープをかけたものを想像していたのだが,普通のラーメンどんぶりに盛られたその見た目は全くラーメンのそれ。味の方もスープがソース味で実に怪しげな味になるものの,思い描いたものよりはかなりラーメンに近い味わいだ。麺は中麺でそれほど焼いてはいない感じ(=ソース色ではない→スープで洗われたから?)なのでなおさらそう感じる。ラーメンのスープをソース味にして,焼そばの具(炒めたキャベツに刻んだナルトと鶏肉)を乗せたと言う表現の方が合いそうである。まぁそれでもかなりインパクトのある麺類であることは確かだが,クセになるほどの味かというと僕的には???である。でもここ塩原以外でこれを真似する店はまず出そうもないだろうから,ここでしか食べられないラーメン(?)としては貴重であり続けるだろう(笑)。他にチャーハン(700円)とソースかつ丼(950円)も注文したのだが,我が家的にはそちらの方がむしろ印象がよかった。チャーハンはいわばソース味の「焼きめし」でとても懐かしい味わい。ソースかつ丼のカツもしっかりしたもので肉質の良さを感じる。地元に密着した食堂としての実力は十分と見た(でも値段は少々高めかな・・・)。メニューは他にラーメン(600円)焼きそば(650円)チャーシューメン(850円)カツ丼(950円)と言うところ。店の駐車場は手前右側に2台分ほどあったが,道を挟んだ反対側が「七ツ岩吊り橋」の無料駐車場になっている。ここに「足湯」もあるので食事のあとに吊り橋を観光して休憩するのも乙なものだろう。ベンチに座って足だけを温泉に浸けるものだが,温泉自体はぬるいもののさっぱりするからだ。

塩原から「日塩もみじライン」へ。いよいよ旅の本来の目的の『紅葉』である。曲がりくねった坂の途中の土手の木が真っ赤に紅葉していたので,クルマを降りてみる。手が届く木々が紅葉しているのも珍しいので娘達は大喜び。それをバックに記念撮影。今度は会津西街道から鬼怒川沿いに奥鬼怒方面に向かい,途中から霧降高原方面に南下。途中にある「大笹牧場」(今市市瀬尾大笹原3405 無休)が次の目的地。途中からあいにくの雨になってしまったが牧場の牛を見ておみやげを買い一応の観光気分。娘達にせがまれてレストハウスの出店で焼いていた「牛タン串」を食べたのだが,これが冷凍肉だったようで固くて噛みきれない。これはハズレだったようだ。予定ではここから霧降高原道路を南下して日光に出ようと思ったのだが,この雨ではわざわざ920円の交通料を払ってまで通る意味はないだろう。次の目的のラーメン店も今市にあるので,今市に直接抜ける県道245号線で東南方面ににショートカットする。

蔵八@今市:今市市本町7-7 金・3木休 11〜15:30/17〜20(日祝11〜20) <0288-22-0021>
スイミングスクールの裏手にあり,入口は裏通りに面しているので少々わかりづらい。店自体も今風の派手さはなく地味な印象だが店内はけっこう広く,奥の小上がりもゆったりしている。ラーメンは500円。油の浮いた透明感のある醤油味のスープは旨味が強くはっきりした味。それに組み合わされる麺は手打ち風の不揃い平麺なのだが,ゆで過ぎなのか元々そう言う麺なのかわからないが今日は柔らかめで,そのスープに負け気味。もっと固ければずいぶん印象も違ったと思うのだが・・・。もう一つ注文した「スタミナラーメン」は650円。具としてもやし中心の野菜炒めがのるものなのだが,それに使われたニンニクの影響がスープに強く出てラーメンとはずいぶん印象が異なる。ラーメンにのる「バラチャーシュー」はうまいが,チャーシュー丼やスタミナの炒め野菜に混じる「肩ロースチャーシュー」は脂身が少ない分,固くてしょっぱめ。チャーシュー好きなら「バラチャーシューメン」(750円)がおすすめだろう。あと,子供たちのために「ご飯もの」としてチャーシュー丼(大・600円)も注文したのだが,これが思いの外でかく,ラーメンどんぶりにみっちりご飯が入り,チャーシューがそのしょっぱくて固い肩ロースなので娘達もあまり食べようとしない。完全に持て余してしまった。300円の「小」にすればよかったと後悔することしきり・・・。餃子は1枚6個。具がみっちり詰まったもの。餃子に関しては経験値が少ないので判断しかねるが,家族に特に不満はなかった。
東照温泉@今市:今市市大渡642-4 第3水木休 10〜22 <0288-21-8876>
帰宅時間も考え,今市市内から近い温泉としてここを選んだのだが,周囲は何もくそこだけにぎやかと言う感じ。本体は江戸時代から続く旅籠(福田屋)だそうだが建物自体はそんな重々しい感じはない。こぢんまりとした普通の民間の温泉娯楽施設という感じ。源泉そのままと言うものの,内湯は単純に一つだけでもの足りなかったのだが,高いところにある露天風呂は闇に浮かび上がる感じでなかなか風情があった。泉質は単純アルカリ泉。設備的には全体的に少々維持管理が悪い感じがするのは否めない。開設当初の勢いがなくなった感じだ。入浴料は大人600 円(土日祝日700円)子供400円。
麺らいけん@宇都宮」(宇都宮市大曽1-8-10 水休 11〜14/18〜22 <028-624-5311>)が8時前に売り切れだったようですでに後片づけをしていた。空腹ではなかったのだが,どうにももの足りなくて「元町家@宇都宮」へ。つけめんは780円と高めだが麺的には不満はない。ラーメン的にはこれでやっと落ち着いた。いつも通りの帰り道,TVでバレーボール女子を観ながら帰ってきたのだが,2−1で韓国にフルセットで勝ち,この後しばし女子バレーボールに家族でハマることになる(笑)。
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 11月02日()みたけ@大網白里/まるえい@成東/マルバ@浦安
2003秋 関東甲信越 小さなラーメンの旅 vol.4
2年に一度の「東京モーターショー@幕張メッセ」の季節。最近は昔ほどクルマに対する興味はなくなって来たのだが,20年以上欠かさず通っているイベントなので(>「東京モーターショー 1999」参照)今年も行くことにする。ラーメン的にはHP開設以後,この機会に普段行かない東葛地区以外の千葉のラーメンを食べるのが恒例になっているし(笑)。いつもは朝一で幕張に直行し,千葉市周辺のラーメンを食べることが多いのだが,ちょっと今回は趣向を変えて,滅多に近づかない千葉東部のラーメンを食べることにする。考えたのは「はじめ@成田」「みたけ@大網白里」「まるえい@成東」。ラーメンの系統と連食のインターバル,さらに営業時間,幕張への到着時間を考えた結果,まだ「次の機会」がありそうな近場の「はじめ@成田」はパスすることにする。鹿嶋〜潮来経由で成田に向かい,富里からR409を南下,東金から大網白里を目指す。九十九里経由で房総半島の東海岸線を南下したことは昔から何度かあったのだが(初めての愛車『ホンダZ』で房総半島を一周したのがもう20年前のこと・・・),内陸部経由でこの周辺に来るのは初めてである。R409はちょっとわかりづらい道だった。カーナビがないとちょっと迷うかもしれない。
みたけ@大網白里:山武郡大網白里町駒込444-6 月休 11:30〜14:30/18〜22<0475-73-7386>
元々「石神本(2002)」で知った店なのだが,茨城からでは簡単には来られない場所だけに,知ってから食べに来るまでに2年以上かかってしまった。日曜の開店時間(11時30分)にちょうどに店に着いたのだが,JR外房線ガード下の地味な場所にも関わらず店前にすでに行列。それがぞろぞろと入店するところだった。店の裏の駐車場にクルマを置いて急いで店内へ。 カウンター12席ほどの和風の店。すでに定員オーバーで,待ち客の5番目。後ろの窓際にカウンターと同じ長さのベンチ式待ち席がありそこに座って待つ。店名を漢字で書くと「三竹」になるようだが,見た目ではひらがなの方がいい感じかな。注文からの出来上がりは早く,回転がいいので10分ほどで着席できた。基本メニューの「みたけラーメン」(580円)を注文。店の雰囲気から勝手に「青葉」を想像していたのだが,ゆずの香りが目立つ和風煮干しあっさり系。さらさらのスープで透明感がある。それに固めに茹でられたストレート細麺だからとても食べやすい。サクッと食べ終えて,まだ食べ終わらぬ1巡目の客より早く席を立った。客層は年輩客が多い印象だが,このスープと麺の組み合わせならそれもわかる。年齢を問わずこのタイプのラーメンは支持されるだろう。が,マニアが遠路はるばる行くほどの個性があるかと言うと・・・。
まるえい@成東:山武郡成東町成東775-2 火休 11:30〜14:30/17〜24 <0475-82-1056>
「長浜豚骨まるえいラーメン」が正式な名称。元々「焼き肉屋」だったそうで,評判だった隠れメニューのラーメンが独立店舗になった形。交通量のやたら多い(ラーメン店もやたら多い)街道沿いにあったのだが,日曜の昼時なのに意外に店は空いていた。最新の「石神本(2004)」にもここ3年続けて掲載されている店だけに行列とか覚悟していたので,ちょっと拍子抜け。基本となる「ラーメン」(600円)を注文。すぐ出てきた。白濁豚骨スープに極細麺という「本格博多系」。ちょっと脂が多い印象だが,tないの店を含めてもスープの濃度は十分に標準以上だと思う。麺とのバランスもいい。これでどうして空いていたのだろう?このインパクトならここはまた来てみたい店である。連食なのについついそそられてサイドメニューの「1/2とろ肉カレー」(300円)も注文。小さな横長の皿に盛られちょうどいい分量。こちらも期待以上の美味しさ。ちなみにトロ肉とはトロトロの豚肉だった。
目的の2杯を順調に食べて満足したところで,本来の目的である「東京モーターショー@幕張メッセ」へ。いつもクルマを置く西側(南西側)の駐車場が満車で,案内看板で東のハズレの駐車場に誘導される。なんとそこから会場まで無料バスが循環していてるような距離。会場は大混雑だったが,モーターショー自体はもはや惰性で見ているようなもので,特に目的もない。一通り見たあとで,カタログを集めて歩く(持ち帰ってもだいたい見ないのだが・・・)。唯一見てみたかったクルマが「ホンダグランドワゴン」。ホンダが初めて出すLサイズミニバンなのだが(発売は2004年春),思ったより小振りだった。これなら今乗っているエルグランドで十分かな。もうすぐ10万kmだけど大事に乗ろう(笑)。
結局19時の閉館まで見ていたのだが,案の定,会場の幕張メッセから船橋方面に向かって想像以上の 大渋滞。午後9時をまわってしまい狙っていた「○超@市川」にふられて途方に暮れる。空腹だし,未食の新店のあてはないし,ここまで来てつまらない店では食べたくないし・・・。と言うわけで前に一度食べた店ではあるが浦安のこの店に向かう。
マルバ@浦安:浦安市猫実3-28-28 月休 11:30〜15/18〜翌2 <047-382-8853>
前回来た時は後ろの壁にずらっと並ぶ行列だったが,今日は比較的空いていてすぐ着席できた。固めの縮れ細麺がいい。注文したのは「こってり」の赤皿ぶっちぎり(680円)。背脂がふられるので博多のイメージはなく甘い背脂ラーメン。昼から何も食べていないから空腹だったので,この機会に連食の時はなかなか食べられない「今日のごはん」を食べようとしたのだが「売り切れ」。替え玉(100円)に。固さ「普通」で頼んでも固めで歯切れがいい。満腹。ラーメン的にやっと満足して1日を締めることが出来た。
浦安からなら,東京を経由してもう一杯と言うのもいいのだが,この時間の東京東部では「二郎@堀切」ぐらいしか思いつかずパス。素直に松戸に出て,いつも通り6号線で帰る。今日は千葉東部の2店を食べられたので満足である。房総半島の旅には「まるえい@成東」を組み合わせるといいだろう。深夜まで営業しているので行きでも帰りでも組み合わせ安い店だし・・・。

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