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2002年11月の食べ歩き

11月24日( 大勝軒@甲府/蓬莱軒@甲府/青葉@甲府
11月17日( 大勝軒@つくば/ がんこ@亀有/古武士@歌舞伎町/二郎@堀切
11月04日( 湯一@新宿御苑/ ちゃぶ屋@護国寺/田中商店@足立
11月03日( どる屋@宇都宮/元町家@宇都宮

2002/10 <<>> 2002/12

> ちなみにこの月に食べた地元の店は以下の通り ≫ 『食べ倒し日記 2002/11』

11月26日(火)とんこつ家@ひたちなか・高場
11月26日(火)天天@ひたちなか・高場
11月23日(土)勝希@水戸・元吉田
11月20日(水)勝希@水戸・元吉田
11月19日(火)一代元@ひたちなか・高場
11月15日(金)かつじゅん@ひたちなか・高場
11月12日(火)かつじゅん@ひたちなか・高場
11月12日(火)味一番@ひたちなか・田彦
11月08日(金)雷電ラーメン@ひたちなか・堀口
11月02日(土)えぞっ子@水戸・五軒町

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 11月24日()蓬莱軒@甲府/大勝軒@甲府/青葉@甲府
>『山梨ラーメン紀行
従兄弟の結婚式があったので母の実家のある甲府に行く。午後3時には披露宴も無事終了。せっかくここまで来たのだから,当然「山梨のラーメン」である。急いで帰っても中央道の渋滞に巻き込まれたのでは意味がないのだ。
蓬莱軒@甲府:甲府市中央4-11-9 火休 11:30〜14:30/17〜20:30
甲府市の中心部近くにあるが,繁華街ではなく落ち着いた感じの街並み。商店街というわけでもなく周囲は静かだ。最近新築されたような3階建てのビルが。甲府を代表するラーメン店だが,しっかりしたビルを建てるあたりは「春木屋@荻窪」と同じイメージだ。右側の調理場を中心に逆コの字型の客席部分がある不思議な造り。左の窓側の壁沿いににカウンター席,奥の広い小上がりに座卓が並ぶ。2階席もあるようだ。支那そば(600円)を注文。派手な色彩のどんぶりも相まって,ラーメン自体も鮮やかな色合い。薄紅色のメンマに,縁がそのメンマと同じ色のチャーシューが乗る。固めの黄色い縮れ麺はコシがあるという感じではないが独特の固さ。スープ自体はタレの味は弱く,味自体に厚みはあるが淡泊な感じ。平均的な醤油色のスープ。表面にキラキラ油が浮き,麺にはあまり絡まないものの,熱く勢いがあり甘味もあって懐かしい感じだ。くせになるタイプではないがあらゆる世代に受ける無難なタイプで,誰に紹介しても文句は出ないだろう。『日本のラーメン100選』に選ばれたことがあちこち(店頭にも)表示されているが,東京で行けば四谷こうや・新雅・春木屋・一心・萬福・蓬莱軒といったところがランクインしていたから,一昔前(昭和60年代?)のベスト100のようだ。町中だが店脇の路地に10台分くらいの駐車スペースがある。
甲府大勝軒@甲府:甲府市大里町1661-2 木・3水休 11〜14/17:30〜20 <055-241-5511>
万才橋西側の地区で目印がなく,カーナビでもなければわかりづらい場所だ。店前のほか奥にも広い駐車場がある。カウンター左に小上がりで座卓が3台。680円と高め。ややウェーブのかかった○断面の黄色みがかった麺。ちょっと固めかな。スープは表面が白濁していて「おっ?」と思ったが,どうやらかき混ぜが足りなかったようで,箸で2,3回かき回すと標準の色になった。が,酸味と辛味が目立って今日はスープにコクガ足りない印象。唇がヒリヒリしてくる。パサパサしたチャーシュー・固すぎるメンマはあまり旨くない。不機嫌そうな店主も気になる(若くはない・40代?)。でもまぁ「大勝軒〜もりそば=つけめん」と言うひとつの文化を甲府に運んだと言うことで(笑)これはこれでいいのかな。ただ,本来のスタイルを理解していないと,初めての人は「なんじゃこりゃ〜」と思うだろうなぁ。「これがあの有名な東池袋大勝軒の味??」と思われるのも困るが,そもそも東池袋大勝軒自体,一般的な旨さの概念からはちょっと外れたところにあると思うし・・・。
青葉@甲府:甲府市上今井町191-1 火休 11〜14:30/17:30〜21(土日祝)<055-242-0255>
R358万才橋東交差点西進してすぐ右側にある。この店に来るのは2回目(前回は2001/03/04)。「当分の間夜の営業は土日祝のみ」の貼り紙。今日は塩らぅめん・650円(ピリ辛の味噌は+100円)をいただく。表面にきれいな油の熱い層。予想より魚系は強くない。一般的にはクセがなくさっぱりしているが,通常の「旭川ラーメン」を期待すると物足りなくもある。今日だけの出来の問題だろうか?北海道(加藤製麺所)直送だろうか,一玉ごとビニール袋に入った黄色めの縮れ麺はシコシコの歯ごたえ。袋に入ったバラロールチャーシュにコリコリメンマ。−100円で具ののらない「かけらうめん」もあるのが面白い。若夫婦(?)の接客の感じはとてもいい。気分のいい店である。
甲府南インターから21時に中央道に乗る。今日は特に渋滞はなかったので,3時間半ほどでひたちなかの自宅に着けた。便利な時代になったものだ。
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 11月17日()大勝軒@つくば/がんこ@亀有/古武士@歌舞伎町/二郎@堀切
今日も個人行動。最近は娘達の都合がいろいろあり帰って彼女達の方が休日は忙しいのだ・・・。
大勝軒@つくば:つくば市上横場2200-1 無休 11:30〜24 <0298-36-6477>
どんぶり会議の「投稿」(02/11/09)で話題沸騰のこの店,茨城大勝軒の4店目の支店展開。異常なくらいのハイペースである。谷田部インターのある県道取手つくば線を北へ向かい,ほどなく右側にあるスーパーうおまつの大きな駐車場の道側にある。道の向かい側(左側)にホンダプリモと吉野家。白地に黒のおなじみの毛筆体の看板が目印だ。入り口券売機の上にど〜んと伝説の人・東池袋大勝軒店主・山岸さんの写真が飾ってある。店員さんの紺のTシャツで頭にタオルを巻いた「山岸ルック」はお約束。今日は野菜もりそば(750円)をいただく。例のごとく野菜がみっちりつまった感じで,それを食べれば一食になりそうな量。具は挽き肉・メンマ・チャーシューにゆで玉子半分。麺はどんぶりにみっちりと詰め込まれた,やや黄色みがかった太麺でしっかりコシがありスルスル食べられる。荒川沖で食べたときの丸断面の白い麺とこの日の麺は印象が違ったが,こちらも好みだ。東池袋自体久しく食べていないのだが,最近牛久店〜荒川沖店と食べて,一番東池袋に近い印象を持った。最近食べた東京の「大勝軒@滝野川」「大勝軒@大塚」と比較しても全く遜色ないと思う。この急激な支店(?)展開を危惧する声も多いが,ともりんさんの掲示版の情報によれば,「お客を分散化して待たせる時間を少なくしよう」と言う意図のようだし,各店を食べてみて個人的には特に心配はない印象。今後の味の維持自体は,個々の店の努力の問題だろうし。こんなラーメン好きの僕でさえ,店で待つ時間は少ない方がいいに決まっているもの。もっとも日曜の午後3時過ぎで店の外にあふれる行列だったから,待ち時間は店が増えても相変わらずあるようだ。営業時間は23時までだったような・・・。>どんぶり会議に投稿(02/11/20)
当然の如く東京に向かう。
がんこ十五代目@亀戸:江東区亀戸3-45-14 月・第3火休 11:30〜24
両国に行ったら店がない。もしやと思い来た道(蔵前橋通り)をもどると案の定入り口壁に貼ってる記事には同じ店主の顔。同じ通りを東側に移転したということになる。亀戸天神の少し東側。黒壁に牛骨はがんこの外観はお約束通りだがカウンターのみの店内は広く明るい。店主(?)も女性(奥さん?)も普通な感じ。味噌800円をいただく。最初平凡にも感じたが,じっくり食べると味わい深い。でも800円は高いと思う。太めの縮れ麺だから「これでもがんこ?」という感じだ。具は油炒めのもやしにニラ・コーン・白ゴマ。チャーシューでも欲しいところだ。「醤油」は3段階で「こってり」にすると表面が背脂で覆われる(700円)。塩もあるようだ(700円)。場所柄か,大相撲本場所中限定というちゃんこそば(900円)と言うのもあった。どうやら「つみれ」が入るようだ。
古武士@歌舞伎町:新宿区歌舞伎町1-5-3 無休 11:30〜24 <03-3208-1501>
靖国通り沿いにあるのかと思ったら新宿区役所(これがそれらしくない外観なので靖国通りに面しているのにわかりづらいのだ)の裏側で一本裏の細い通り。あたりは一気に静かになる。今風に木調のシンプルな造りで,狭めの店内にカウンターとテーブルが効率よく配置されているのが印象的。入り口に券売機。壁の張り紙には「日本海でとれた上質のうるめいわしで仕上げた香り高い上品なラーメン」。醤油ラーメンは630円。つけ麺にしたら旨そうな少し太めのもちっとした麺で,魚系の薄茶色の濁ったスープにほど良く絡む。「青葉系」と言うことになるようだが,トンコツ系は控えめな感じ。最初の一口で狙いがわかってしまう今風の魚系だが,そう思いながらも食べ切ってしまった。本店は新宿6丁目にありここはその2号店。>オフィシャルHPがある
どうしても一杯は二郎系にしたくなるのが最近の傾向。「二郎@堀切」へ。23時過ぎで今日も満席。また調理場の人が変わった。前の人は堀切からどこに行くのだろう。独立したということも聞いていないし・・・
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 11月04日()湯一@新宿御苑/ ちゃぶ屋@護国寺/田中商店@足立
貴重な祝日,しかも個人行動。狙うは「祝日のラーメン」(=日休のラーメン)である。仕事をこなしそそくさと東京を目指す。
実は日祝休で土曜・平日も16時までしか営業していない(しかも売切終了),つまり僕の生活環境ではどんなにがんばっても食べることが不可能な「麺舗十六@要町」が,この日は営業しているという情報をネットで得る。『週間現代最強のラーメン307軒・2002』のトップ掲載でずっと気になっていた,でもずっとあきらめていた店なのだ。しかし途中渋滞に遭い着いたのは15時。店内にまだ人がいる。がなんと店の前には「仕度中」の札。店内にはまだ人がいるのに「終了」というのはつらい。裏にまわって「・・・終わりですか?」。「あっすいませ〜ん」との返事。脱力感。あと10分早ければと後悔することしきり。店に背を向けて歩き出しながら「1人なんですがなんとかならないですか?」と食い下がればよかったかな(まぁ普通ダメだが)と後悔しても後の祭り。表通りに向かう足は止まらなかった。近くで日休の話題の店は・・・。
湯一@新宿御苑:新宿区四谷4-25-10 日休 11:15〜19(土祝〜18)
「ゆ」の暖簾。入り口脇には銭湯でよく見る鍵付き木製ロッカーに木の洗い桶。つまり銭湯のイメージ。その凝った(アイデア的にだが・・)外観の割には店内は実にそっけない。奥に続くカウンターのみ8席のよくあるタイプの店内だが,装飾は特に無く,水差しがヤカンなのがちょっと変わっているくらい。入り口にある券売機で食券を買う。「ゼラ湯ラーメン」(750円)がメニュー的には一番先だが,「ゼラ湯つけめん」(700円)を注文する。つやつやした太くて固い麺。200gくらいか。コシがあると言うより固い。噛みきるのに力がいる。つけ汁も辛目で濃いめ。メンマも固め。挽き肉に鳥チャーシュー。スープの味が濃いので最初わからなかった。半分ほど飲んでスープ割。それでもタレ的には濃いめだからよほど濃いつけ汁と言うことになる。今の流行のつけ麺をわかった上でそれを特化させたようなタイプ。ラーメン好きなら喜びそうな組み合わせだが,普通の人にはちょっと強烈かな?続いてもう一軒日休の店を。
ちゃぶ屋@護国寺:文京区音羽1-17-16 日休 11〜15/17〜23 <03-3945-3791>
護国寺に一直線に向かう音羽通り沿いの光文社の向かい側にあるこの店,入り口は少し奥の一段下がったところにあり通りからはわかりづらい。長い暖簾だけのシンプルな入り口はちょっと落ち着いた雰囲気で,三河島にあった頃と比べるとずいぶん趣が違う。店内もそう。狭い入り口から入った手前4分の1強のスペースが客席で,中央に古民家の梁のオブジェを囲むようにゆったりと木製の広い渋いテーブルが4つ組み合わされて置かれている。薄暗い店内は落ち着いた雰囲気で実にかっこいい。その奥に広いオープンの調理場が見える。若い店員は皆白い洋食風の調理服。左側はガラス張りの製麺場で,TVでおなじみの店主が作業しているのが見える。ラーメンは以前の店の継承で,基本的に焦がしネギの印象が強い。大きめのチャーシュー(でも薄目)にシャキシャキもやしと多量のあさつき。麺は平打ちで細目の独特の食感のものだが,今日のはどうにも柔らかめだった。以前の店の記憶と違う。「はなび屋@新宿」とも違う。ちょっと残念だった。店全体がトータルでコーディネイトされていて,とてもいい雰囲気だからか若いカップルが多かったのが印象的。入り口脇の「大島ラーメン」があまりに平凡に見えてちょっとかわいそうなくらい。
とどめの日休の店をもう一軒。「GEN'Sラーメン@竹の塚」へ。今日の3杯目としては「あさり」がいいか「こてり」がいいか,けっこう真剣に迷いながらようやくたどりついたのだが,やっと結論を出してクルマを降りて店に向かったら「毎週日月は休み」ときた・・・電話すればよかった。今日2度目の脱力感。なんとかもう一杯食べなければ今日の気持ちが収まらない。さりとてハズレの店もイヤだ。まぁここまで来たなら無難に「田中商店」だろう。
田中商店@足立:足立区島根1-2-3 無休 18〜翌4<03-3860-3232>
環七沿い・深夜営業・無休・駐車場完備のこの店は、今現在,僕の「ベスト・オブ・博多ラーメン」。開店当初から行けば替え玉券がもらえたから,2回目以降からは替え玉無料と言うことになる。そしていつも「赤おに」が必需品。いろいろ味が楽しめてとても幸せな気分になれる。赤オニ挽き肉多い替え玉量多い。活気がある。環七外回り・梅島陸橋西側のコンビニの隣にあるこの店は、クルマならとても行きやすい店だから,茨城の人にも勧めたい。>田中商店@足立
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 11月03日()どる屋@宇都宮/元町家@宇都宮
ちょっと中途半端になってしまった家族の休日。こんな日に向かうのは宇都宮と決まっている。自宅から80kmあるのだが,帰りの時間が読める(1時間半)ので行きやすいのである。目的は2杯のラーメンとできればお風呂。
まずは家族の定番「どる屋@宇都宮」へ。今日は新メニューの「ねぎにら新麺」(750円)をいただく。宇都宮産のそば粉を使った薄茶色の手もみ縮れ麺。配合はそば粉と小麦粉が1対9だそうで,かすかにそばを感じるその麺は絶妙の風味。あくまでラーメンの麺なのであり,そばが必要以上に自己主張していないのがいい。だって食べたいのはラーメンなのだから。具はネギとニラを交配した県特産のネギニラともやしのいり卵。他に注文したラーメン・焼き豚1枚入り(550)と香りねぎラーメン(650円)を例の如く家族で交互にいただく。やはりこの店はいい。妻も全幅の信頼だ。
次は「元町家@宇都宮」だ。食べたのはラーメン(650円)。ほうれん草騒ぎの影響か,青みは刻んだ青ネギがやや多めにのるだけだ。家系の濃厚トンコツ醤油スープに酒井製麺の中太麺,ほぐれるチャーシュー(脂身の部分がだが・・・)。
ロマンの湯@芳賀:栃木県芳賀郡芳賀町大字上延生160 水休 16〜21<028ー677ー4177>
一般500円・小学生200円(乳幼児無料)と手頃な値段で一息つける。宇都宮から茨城(笠間or御前山)に向かう途中にある芳賀町の道の駅にある。同じ敷地内。露天風呂・サウナ等もある充実した設備。栃木には温泉がたくさんあるが,この栃木東部周辺にはないだけに,けっこうオススメである。>オフィシャルHPがある

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