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県南で気になるラーメン』 あ・か

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>>> どんぶり会議の宿題のラーメン・茨城

朝日屋@石岡:石岡市国府3-3-25 月休 11:30〜19 0299-22-2788

>【 茨城のうまいラーメン 2001 】掲載店

どんぶり会議」で,そしてメールでもすすめられた石岡の有名店。駅からR355へ向かう道の一本南側の路地(一方通行)・R355寄りに「ひっそり」とこの店はある。昔の商家のような造り。ねらいではなく,もともとそんな造りのようである。左側4分の1はガラス張りの仕込み場。肉が無造作にまな板の上にのせてある。右側が6〜7人でいっぱいのカウンターのみの店。店内は古いが,掃除は丁寧なようで,調理場にも油っけがなくさっぱりしている。よく磨かれたステンレスの壁,中華なべも黒光りしている。余計な装飾は何一つない。がんこそうな「職人」と言った感じの店主が1人。なんか緊張感のある店である。トイレを借りるため奥に入ったのだが,中も昔のまま。年配の奥さんが野菜の仕込をしていた(トイレは他で済ましてきたほうがいいと思う)。ラーメンは400円。昔風のどんぶりにに盛られたそれは,醤油色はそこそこの透き通ったスープ。甘味のある油が浮いている。けっこうきりっと熱いので勢いがある。麺は業務用のよくあるもの。やややわらかめだ。具はナルト・海苔・ほうれん草にチャーシュー。まさに昔風のレトロなラーメンである。祝日の午後3時半,僕が入ったとき先客は若者1人だったが,馴染みの客らしき若者が続けて入ってくる。今の基準からすれば特徴のないラーメンだと思うのだが,こういう基本に忠実なラーメンが若者に支持されている事が意外だった。「タンメン」がうまそうだった。ゆで玉子は食べ放題のようだ。塩は見当たらなかったが・・・(1999.11.23

「茨城ラーメン本」発刊までのいきさつ真夏の取材奮闘記 その2 参照

2000年7月23日(日)=「茨城のうまいラーメン」掲載時の取材 より

実際に取材した時の裏話等もっと詳しく書いて,最後に各店のデータと実際に書いた紹介文も載せてみた。掲載された文面と比べてみるのも面白いかもしれない(ほとんど変わらないと思うが・・・)

まず最初の取材はこの店からだった。日曜の暑い昼下がり。カウンターのみの狭い店内,うまい具合に先客は2人。この店自体,前回のラーメン本に出ている(表紙のラーメンはこの店のものだそうな)ので,まぁ応対は慣れた感じである。と言うかこちらの方が緊張して無意味な笑みが多かった(汗)。話があっちこっちに飛んでどこまで聞いたかわからなくなった時に,カメさんが作ってくれたEXEL取材フォームが役に立つ。うっかり「おすすめは?」と聞いたら400円のラーメンでなく700円の「特製たんめん」(通称「とくたんめん」)がいいと,おかみさんが何度も強調する。で,食べてみたのだがそれほどインパクトがない。これでは紹介記事が書けないとラーメンを追加。もっとも僕がそう感じただけで,後の客はほぼみんな「特たんめん」を注文している。おかみさんが僕の方を見て「にやっ」と笑う。結局,後から来た馴染み客らしい家族連れまで巻き込んで午後4時から1時間以上,かかってしまった。その上餃子まで食べて行く羽目に。馴染み客のお父さん(と言っても同世代)が奥さんの分を味見して行けと言うのだ・・・(1個だけいただく・僕は餃子は不得意なのだ)。2杯の代金1100円だしたら「けっこうですよ」と言われて「あっすいませ〜ん」と引っ込める。自宅から往復80kmかかっているし,まぁこのくらいは勘弁してもらおう。

店名】朝日屋
【住所】石岡市国府3-3-25
【電話】0299-22-2788
【営業時間】11:30〜19:00
【座席数】カウンター8席・2席テーブル*1・計10席
【定休日】月休
【駐車場】有(店舗前美容室脇に2台)
【掲載メニュー】ラーメン:400円
【主なメニュー】ラーメン:400円/たんめん:500円/焼肉めん(=チャーシューメン)650円/特製タンメン:700円
【行き方】
石岡市の中心部を南北に走る国道355号「石岡駅入口」交差点のひとつ南側の金物店(こまつ)のT字路を入ってすぐ右側。
【キャッチコピー】
創業40年,馴染み客で賑わうレトロな店の「こだわりの一杯」
【紹介文】
「ラーメンの麺は固いのがいいんだよ。柔らかいの食いたきゃうどんでも食えってんだ」小柄な店主が笑って言った。なるほどキラキラと油の浮いた,この昔ながらの少し甘目のスープには固めの麺がよく似合う。その言葉にはこの道40年の自信があふれている。「でもね」傍らのおかみさんが苦笑い。「お馴染みのお客さんの好みには応えなきゃね。お年寄りには柔らかくしなきゃ。あと麺少なめにして一緒の人にまわしたりしてね。喜ぶのね,全部食べられたって。」こんな優しい心遣いの夫婦の店。馴染み客が多いのもうなずける。たんめんを頼む人も多いようだ。それも精肉店だった技術を活かし,余分な脂身をそぎおとしたチャーシューが5枚のる「特製たんめん」が人気。夕方5時半になると狭い調理場の片隅の台で,店主が皮から「餃子」を作り始める。こだわりの一品。常連はみなこれを頼む。ラーメン,たんめん,餃子,一通り食べて初めてこの昔の商家のようなレトロな店の良さがわかるのかもしれない。

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味乃やまびこ@荒川沖 : 土浦市荒川沖東2-4-1 月休 11:30〜15/17〜23(土日通し〜21)

>【 茨城のうまいラーメン 2001 】掲載店

 以前からその存在を聞いていて,「どんぶり会議」でも話題になった茨城の貴重な旭川ラーメン店。国道6号線から常磐線の陸橋を渡り,最初の大きな交差点を手前に斜めに駅に向かうように入る。荒川駅東口・長崎屋の北側の駐車場の線路よりのテナントビルの1F。同じ名前の店が並ぶがラーメン店は右である。少し奥まったところにありちょっとわかりづらいかも。右にカウンター,左にテーブル席の一般的なつくり。にこにこした中年の女性がフロア係,その息子のような男性が厨房に入って調理していた。全ての味を試すべく家族で「しょうゆ」「みそ」「しお」を注文。スープはたしかに普通のラーメンとは一線を画す「旭川」系。もっとも,「旭龍@高円寺」や「好@国府台」と比較すると ひたすら「マ・イ・ル・ド」だ。麺がこの日はやわらかめで もう少し固めだとありがたい。チャーシューは美味い。「しお」「みそ」には野菜をざっと炒めたものがのる。が,それ自体は味付けが薄くてちょっともの足りなかった。ミニ丼セット(任意のラーメンとのセット・800円)と言うのもあり,「イクラ丼」「ぶた丼」から選べるので両方注文したら,「イクラ」はこの時期やってないとのこと。残念。なんと「土日祝」は小学生以下はファミリーサービスということでラーメンが半額になる。家族連れにはありがたい。金曜はラーメンが150円引きというのもあった(ランチタイムだけだったかもしれない)。ところで,「味乃やまびこ」が相模原にあると聞いたことがあるから,あちこちにあるチェーン店なのかと今まで思っっていたのだが,箸袋に印刷してある情報では,旭川以外では釧路とこの2店だった。つまり,かなり貴重な「旭川系」の店が「茨城」にあることになる。あと,店内の造りがユニークで,奥さん(お母さん?)が不思議な方向からライスを運んでくるし,トイレに行こうと奥の入り口に向かったら思わず足が止まってしまった(笑)。夜はどうなってるんだろうか?(2000.3.20

参考までにメニューの表現を引用しよう

「しょうゆ」・・・とん骨をベースにこってり仕込んだスープ。なのに味はなぜかとても「マ・ロ・ヤ・カ」=550円
「塩」・・・とん骨スープと野菜スープがしっかり溶け合う「さっぱりした塩味」=600円
「みそ」・・・北海道で生まれ北海道で育った大豆を使いじっくり仕込んだ「本格味噌味」=650円

豚真拉麺 一休@つくば:つくば市桜2-1-7 火休 11〜24(スープ切れ終了)<0298-57-1902>

2003年4月13日

「どんぶり会議」でずいぶん前から話題(02/12/26〜)になっていた店。東大通りを北上し,「柴崎」交差点右折して100m程行った左側。バーミャンの向かい側で,COCO'Sの隣と言う激戦地帯。奥(建物の裏)にPがある。木調の落ち着きのある店内はファミレスのような清潔感があり好印象。博多ラーメン(600円)を注文。黒い深めの丼で,スープはクリーミーなタイプ。旨味は十分だがクセがなくてすっきりしている。県内ではとんこつ臭バンバンの県央のとんこつ家に対峙する,今風の豚骨系か。麺はかためで頼むとけっこう博多している。でも食べているうちにのびてくるのでさっさと食べるのが無難。茹で加減は「かため」〜「ばりかた」で一番は「ハリガネ」(針金)ではなくて「ハガネ」(鋼?)と表示されていた。スゲー固そう(笑)。注文するとあっという間に出て来るようだ。「粉落とし」のようなものかな。具はバラロールチャーシューに海苔と多量の細切りキクラゲ。卓上の油っぽい辛子高菜もいい歯ごたえ。「昼ごはんセット」と言うのがあり+200円で餃子とご飯がつくようだ(平日のみ)。入り口脇にガラス越しに見えるようにきれいに寸胴鍋が並んだスペースがあって,それでかなりそそられる。見せる演出とともに店内に豚骨臭さを無くすための配慮と言うところかな。

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いっとく@竜ヶ崎:竜ヶ崎市松ヶ丘1-2-14 無休 11:30〜14:00/18〜20?<0297-64-6305>

茨城のうまいラーメン2】(2002/12)掲載店

2002年1月13日(

昨年(2001年)末に開店以来,「どんぶり会議」で話題沸騰の店。

R6「牛久沼東」から陸橋を超えて竜ヶ崎方面に向かい一直線。ラーメン的には「ユウタン」「ゆうきや」を超え「竜ヶ丘中央」交差点の先,ランドロームフードマーケットを過ぎた左側でファミリーマートの隣。駐車場はかなり広く,周囲も開発途中の住宅地のようで,清々しいくらいまわりはガランとしている。丼から顔を出す豚のマークが入った赤い看板まである外観はまったく「そそられない」タイプ(笑)。店内はU字型の変則的に奥に延びる赤いカウンターのみ。メニューは

ラーメン・600円
こどもラーメンいっとくちゃん・200円
チャーシューメン・800円
バラ焼き豚ラーメン・900円
焼き豚ライス限定30食・350円

洒落た青い丼で,「ちゃぶ屋〜はな火屋@新宿」風の黒く焦がしたネギが浮き,海苔とホウレン草に「吉村家@横浜」風の煮バラではないチャーシューが2枚。油が浮いて彩りよく,ラーメン好きなら一目で「そそられる」見た目だ。基本的にはトンコツなのだろうが,家系のような濃縮感ではなく,和歌山ラーメン的なブレンドでもない。見た目青葉風のイメージで,濁った醤油色。麺は二郎ほどではないにせよ結構太めで固めなもの。そしてコリコリのメンマ。量は(僕的には)少な目で,和歌山ラーメン的量。おかわりをしたくなるが(大盛りは+100円),1杯のバランスをくずしたくない気もする。一方こどもラーメン「いっとくちゃん」は全てがミニサイズの立派なもの。これが200円とはかなり良心的な値段だ。1人前食べられないのに1人前食べたがる年頃ってあるから(我が家がそう),家族連れにはありがたいだろう。結論として,この系統のこのラーメンを,東京ならともかく茨城で否定できる人はいないのではないだろうか。県内で食べてこれほど納得したのは久しぶり。卓上にはご丁寧に刻んだ紅ショウガとタレがあった。伝票の裏に洒落た言葉が書いてあったので思わず書き写してきた。

「人は物を食し生きる。米一粒,肉一片,水一露。それぞれに命は有り,
 人は殺生を以って今日を得る。この罪に報いらん。
 美しく盛付け食卓へいっとく,今いっとく。     J.ROBUCHON。」

>「どんぶり会議」に投稿(2002/01/16

あまり立ち寄らない地域なので,「ゆうきや@竜ヶ崎」に連食した(笑)。

2002年3月31日(日)

久々の家族の東京食べ歩きの前哨戦として,家族では初めてこの店へ。県内で家族で食べる場合は下調べ済みの安心できる店が基本。一家で計3〜4杯食べるわけだから,失敗は許されないのだ。この店は僕的には県内では貴重なそう言うレベルの店。僕は前回と違うメニューをと言うことで「辛ネギラーメン・750円」を。初めて食べる妻と上の娘には基本の「ラーメン・600円」(ネギラーメンは700円)。下の娘には「こどもラーメンいっとくちゃん・200円」だ。あと前回から気になっていた「焼き豚ライス・350円」もつけよう。日曜の昼過ぎで店内は満席,待ち客2〜3人と言う盛況ぶり。店は順調に軌道に乗っていると言うことか。この店の麺はもちもちの太縮れ麺。改めて食べてみると,この麺は圧倒的な特徴があると思う。ブレンド系のスープの個性も際だっているから,系統的にはまさに現在の東京の話題の店のレベルと言ってもいいと思う。「辛ネギラーメン」には海苔の上にニラで縛った白髪ネギの束がちょこんと乗っていて見た目がキレイ。スープ表面に白ゴマが多量に浮きラーメンと差別化している。そしてバラチャーシュー。「いっとくちゃん」にはキティちゃんのカマボコがちょこんとのるのがご愛嬌。少食の下の娘もなんとか食べられる量で,家族連れには本当にありがたい配慮だ。この店の客に対する考え方がよくわかる一品である。

>バスの利用は「竜ヶ崎市の公式サイト」参照=「路線バス図

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一風亭@つくば : つくば市篠崎566-6 水休 11〜21

>【 茨城のうまいラーメン 2001 】掲載店

 どんぶり会議」で話題になった店。整備されたつくば中心部より学園西大通りを北上し「教育会館北」交差点を左折。また茨城ののどかな風景に戻った道沿いにある店。まわりに視界をさえぎるものがないので遠くからでもなんとなくわかる。「たんたん麺ラーメン専門」と書かれた大きな看板がある脇の駐車場(12〜3台)午後1時過ぎで,なんと満杯。家族連れが目立つ店内も当然満席。テーブル席(4〜6人)が3箇所,衝立で仕切られた畳席にテーブルが5台。中央には洋食コック服を着た若い男性(「社長は?」と言う会話を客としていたから店主が他にいるのだろう)。カウンターがない店なので,1〜2人客は効率が悪そうだ。「相席」はちょっとしづらい雰囲気だし,特に指示(席の指定)もない。レジ脇に立って待っていて,4人掛けテーブルを1人で占領して基本となる「ラーメン」を注文。ひと目で粘度の高そうな茶色いスープに「こだわり」と「特徴」を感じる。麺が細めだから雰囲気としては「和歌山ラーメン(井出系)」をマイルドにした感じ。個人的な好みとしては,麺がこのスープをもう少し吸うタイプだと,からみもよくなって「僕好み」かな。あと,「煮たまご野菜つけ麺・800円」「特製野菜ラーメン・600円」と言うメニューにもそそられる。今度は家族で来ようかと。「杏仁豆腐・250円」と言うのもあるし・・・。目元がキラキラした可愛いフロア係の女の子(娘さん?)に聞いたら,2000/01/28に開店したばかりとのこと。けっこう新しい店なのだ。昔からの古い店を改装したのかと思うくらい「安定」した感じのする店なのだ。>「食べ歩き日記」(2000.3.26

参照 >カメさんのい〜じゃないですか!!「一風亭@つくば」』論争

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いなほ@利根町:利根町布川944-4 月休 11:30〜21 <0297-68-8538>

茨城のうまいラーメン2】(2002/12)掲載店

2002年4月21日

「民芸風特製らーめん」と大きく書かれた看板にちょっとひいてしまうが,店内はなるほど民芸風。靴を脱いで上がった店内には,掘りごたつ式の大きなテーブル(6人掛け)が5台。今月のらーめんはあさりラーメン850円。カイワレに細かく刻んだワカメ,あと小梅。やわらかめだがちょっとコシのある麺。表面に浮く肉系の油が特徴的。こってり感が出る。茨城でこのレベルならいいのではないか。本店(?)は流山初石駅の北東の駒木台にあるようで,千葉のラーメンとして本や雑誌に掲載されている模様。貼り紙とかでそれが強調されている。消費税をとる。

いまの家@守谷 : 守谷町松前台2-6-1 金休 11:15〜18:15

>【 茨城のうまいラーメン 2001 】掲載店

 これまた 「どんぶり会議」で話題になった店。ふれあい道路沿いの新しい住宅地の中にある。セブンイレブンのある「松前台2丁目交差点」を西側に入ってすぐだ。白い壁のちょっと洋風な外観。でも店内は典型的なラーメン屋(人も装飾も)。中央に奥に続くカウンター,左側に衝立で仕切られた畳席にテーブルが5台。ぎっちり詰まった感じのレイアウト。厨房には「職人」といった感じの年輩の店主。こだわりがありそうだ。さてその麺は少し透明な感じの手打ち麺なのだが,手打ちでこの太さは珍しいのではないかと思うくらいの太さ。「つるつる」というか「すべすべ」した麺だ。人に薦めるに値する「麺」だろう。「連食」だったので,初めての店のセオリーどおりではなく2番目のメニュー「みそ」を食べてみたのだが,「麺」の特徴からするとスープはさらっとした「味噌汁系」のスープ。具が茹でたもやしなので余計そう感じる。スープの味自体は充分に濃いのだが,もっとこってりした濃度があると僕好みでだ。「醤油」はもっとさらっとしたものなのかも。メニューを見ると「夏の部」として「ざる・600円」がある。この麺でざるの大盛を食べたらいけそうだ。夏が楽しみ。ところで「いまの家」ってどっかで聞いたことある名前だと思っていたら, 「どんぶり会議」の情報で「白河」にあったことに気づく。「とら食堂」は食べたがもう一方の雄「いまの家」は未食。珍しい名前だから何らかの関係があるのかもしれない。>「食べ歩き日記」(2000.3.26

参照 > カメさんの県南最強の手打ち麺! 「いまの家@守屋」』論争

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戎@つくば:つくば市春日2-21-13 木休 11:30〜14:30/17:30〜21:30 <029-856-5224>

2003年4月13日

「どんぶり会議」でずいぶん前から話題(02/12/22〜)になっていた店。学園西大通りを北上し,デニーズのある「図書館情報大学西」交差点を左折し最初の路地を右折して道なりに進むと先のカーブの所に店が見えてくる。左手前に4人掛けテーブル2台で,その前が調理場とカウンター席。あと右壁にカウンター5席。日曜でも昼のみ白飯・麦飯がサービスされる(小振りな茶椀)。麦飯に惹かれそれも注文したが,動物系の油の少ない,味は濃いけどあっさり目のスープなので,どうにも麦飯の食べ所がなかった。隣のチャーシュー麺がけっこうな太麺だったのでそれを期待していたら出てきたのは細麺だった。どうやら隣は味噌だったようだ。具は海苔・ほうれん草と昆布の入った小振りなバラロールチャーシューが1枚,さらに味玉がつき,刻みネギと煎りゴマがかけられる。コッテリ好きの僕の場合脂っけが多そうな味噌の方が合うかな・・・。2時近くで満席だった。もうすっかり人気店のようだ。

かっぱ亭@つくば

つくば市下原台口509-1(常磐道と西大通りが交差するあたり)
11:30〜25:00(日〜24:00)(火〜21:00・売り出し日で麺半額) 水休

「どうする?食べる?」 メールで紹介されてきたものの,この店の前に車をとめて,妻としばし絶句してしまった。学園西大通りという広い道路に面し,隣のテニスコートのフェンスにへばりつくようにして建っているこの「かっぱ亭」の外観は,僕の想像を超えていた。看板は殴り書きしたような手書き。造りは小さいプレハブを2個足したようなもの。広い歩道に面した側(幅3m強)の窓には台が付いている。昔はたこ焼きかなんかを売っていた店なのではないか。つまり入口が見えないのである。フェンス側の隙間から,身をよじるようにして引き戸を開けて入らねばならない。人を中に入れる構造ではないのだ。最初は立ち食いの店かと思ったくらいだ。まず,通りがかりに飛び込みでは入らないタイプの店である。「でも,とりあえず来たことだから・・・」と意を決して中に入った。

3帖間ほどの店内に8人掛けのテーブルが一つだけ,奥の6帖ほどの調理場との境はなく,席からよく見える。「うまかっぺじいちゃんのらーめん」というコピーが貼られているが,この日は「お母さん」という感じの女の人が作っていた。なんと家庭用のコンロで作ってるようだ。メニューだけは多い。ズラッと並んだ中からまず基本のラーメン(しょうゆ味・550円)とメールですすめられていたチーズラーメン(600円)を注文する。昔風の,小ぶりのどんぶりに盛られて出てきた。そのスープを飲んでみる。これがけっこうまともなこってりとしたしょうゆ味のスープなのである。いや茨城のレベルから言えばちゃんとこだわって作ったスープと言っていいと思う。チャーシューも太肉(ターロー)のようにとても柔らかい。甘めのメンマも妻は気に入っていた。それに比べると麺は平凡な気がする。もっとも妻に言わせると「少し芯を残してうまく茹でている」と言う評価だが・・・。チーズラーメンの方は市販の「とろけるチーズ」をそのまま入れただけのモノなので,そのチーズの味が強く出てしまう。このスープにはもったいない気がする。でも,においを気にしなければ,へたなトンコツスープよりはうまいかもしれない。メニューは他に塩・味噌・とんこつと多彩だ。もう一度来てみてもいいなと思った。

僕達の前に食べてたカップルは「長岡」ナンバーの車だった。僕達の後は「袖ヶ浦」ナンバーの若い男性のグループである。「つくば」という特殊性(茨城の中では,仕事等で各地から人が集まる地域である)もあるかもしれないが,前述のように通りがかりに飛び込みで入るような店ではないので,隠れた人気店なのかも知れない。右隣は大きな畑地。向かいは街道沿いによくある野菜の販売所。まわりには人家が見えないガランとしたところなのだ。(1999.6.27

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がんこやラーメン@千代田 > ラーメンショップ

>【 茨城のうまいラーメン 2001 】掲載店

きでん@土浦 >  家業40年「きでん」という店

京まさ@伊那 : 伊奈町谷井田1670ー20 無休1130〜14/17〜22(日祝昼のみ)

>【 茨城のうまいラーメン 2001 】掲載店

去年の秋からの”宿題の店”(>「どんぶり会議の宿題のラーメン・茨城&千葉」)。国道6号・藤代町「酒詰」交差点から県道を水海道方面へ。伊奈高の手前の日石GSを守谷方面に左折してすぐ左側にある。静かな住宅街の幹線道路沿い,薄いわさび色のなんでもない町の居酒屋風の一軒家。国道6号線・牛久の渋滞を避ける抜け道の,まさに目の前にあった。何度か通っているのに,今まで店そのものに気がつかなかった。それほど目立たない店。道沿いに「喜多方ラーメン」ののぼりがあるものの,「定食」ののぼりもある。おまけに入り口には「お食事処」の赤い提灯。ラーメンが目的なら,普通入らないタイプの店なのだ。店内は左に小さなカウンター。右が座敷。それが奥の部屋へと続く。しょうゆラーメン・550円を注文。小ぶりなどんぶりに盛られたそれは油が浮いた,濁った醤油色。ひと口のんで,思わずにんまりしてしまった。こってり油(「背脂〜」と言う感じではない)で 僕ごのみ。旨みが強くはっきりわかりやすい味。和歌山ラーメンのような油が浮いていて,その味のインパクトが強いのだ。平凡なよくある「ラーメン」を予想していただけに「おっ」と言う感じ。麺は太麺を注文(細麺も選べる)。やや平べったく縮れている。少しやわらかめかな。具はワカメ・かまぼこ・メンマ・海苔,そして小さなチャーシューが2枚。このチャーシューが今までラーメン店では食べたことないタイプ。うで肉だそうだ。脂身がないのに,ほぐれるようなやわらかさ。これなら「チャーシュー麺」を注文してもいいかもしれない。全体的には「大河」ほどまとまっているわけではないけれど,僕的には「大河」より最初のひと口のインパクトがあった。いずれにせよこんな店を教えてもらうと,掲示板やっててよかったなぁと思うのだ。(2000.1.16

>カメさんの紹介文を参照してください[99/10/05]

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