●茨城大勝軒
>「大勝軒」
■ 大勝軒@佐貫:竜ヶ崎市佐貫3-14-14 月1回休 11〜20(売切終了)<0297-65-5877>
※ 営業時間・定休日の変更がよくあるので電話で確認してください
●2001年1月21日(日)
「どんぶり会議」で話題沸騰の「大勝軒@佐貫」に初めて行く。結論としていたく感激。こういう店が茨城にできるのを待ったいたのだ。東池袋の定番,「もりそば」を食べたのだが,茨城では確実に貴重な味になると思う。実にユニークな髪型の若いご主人は,かなり「本店では〜」と東池袋を意識している。もっとも「うちはもりそばが自信あるんです」とカウンターの中から力説していても,ほとんどの客は「ラーメン」を食べていたが・・・。小3の娘さん(だったと思う)直筆で毛筆手書きのお品書きのトップはラーメンだしなぁ。醤油色は強くない具だくさんのつけ汁は「茨城に合わせて酢を抜いてある」とか。何故?「酢を足してください」と言われたのだが,結局足さなかった。麺は東池袋と違い白い平皿に盛られてきた。「大盛りってかなり多いんですか?」と聞いたらカウンターの奥からご主人がまさに飛び出してきて,またも力説(笑)。特盛りとして500グラム出すけれど,大盛りは300グラム(普通は250グラム)で値段は一緒とか。ただしこのあたりは確定してない模様。 めぐぞうさん のサイトに写真がアップしてある。カウンターの奥の女性客が「スープ割」を頼んでいた。「おっやるな」と見ていたが,後ろに6人くらい並んでいたのでちょっと気後れしてしまった。あと入り口の自動ドアの反応がえらく悪い。最初締められたのかと思ったほど。あとから来たお客さんも戸惑っていた。いずれにせよ,修行した東池袋の味を茨城という土地柄に合わせて再現しようとと言う「熱意」や「一生懸命さ」がびんびん伝わってくる。 2週間後の茨城縦断オフのコースにこの店を含めることが早々と決定しているので,帰りがけに名刺を置いていったのだが(こんなことするのは初めてのこと),4時頃ケイタイにTELがかかってきた。「今日は100食出せました。また今後とも よろしくお願いいたします」とのこと。朝4時半起きで麺打ちをしているとか。 とにかく律儀な感じがする。このへんは「東池袋流」なんだろうか。(2001/01/21)
●2001年2月12日(祝)
祝日の2時過ぎに10人近い待ち客。初めて家族で行ったのだが,小3と幼稚園の娘と妻の4人でラーメン×2,もりそば×2頼んだのに,先に座らせていた子供のために「玉子入り」の器を2つ出してくる。「え〜とおねぇちゃん達は誰と一緒なの?」その時点でご主人と顔を合わせて「あっどうも」。でも,こんな小さい子供で1人前ずつ食べるのかとても不安そう。「大丈夫。僕は食べるし(笑)」・・・まだ不安そう。「辛子はどうしましょう?」「あっ普通でいいですよ〜慣れてるし」・・・懐疑的。こちらが気を遣って人数分注文していると思ったんのかな(もりそばを大盛りとか特盛りにすればいいわけだし・・・)。しかし我が家は「ラーメン家族」。難なく麺はクリア。スープはさすがに残した。子供や妻の感想は「スープが甘〜い・・でも美味しい」「あのラーメンはそう言うものなんだ」と説明しておく。初めてここの「ラーメン」を食べたのだが,これもいける!。今度どちらを食べるか迷いそう。この日,初めて「とろ肉」を食べてみたが,いや〜やわらかい。色合いが薄くて煮込んだ感じはないのにほぐれる感じ。おすすめ。(2001/02/12)
●2001年4月22日(日)
久々の「大勝軒@佐貫」。中休みがないことを確認して3時過ぎに到着。もりそば(今は「つけめん」と言うそうだ)にするかラーメンにするかギリギリまで迷ったが今日はラーメン。待っている間に,最近愛用しているドコモのポケットボードにデータ入力(PCに送ればそのままテキスト文になるからラクなのだ・手帳にこそこそメモしているより目立たないし)。まず気になる色紙の文句。並んで撮った写真にある「大勝軒@東池袋」のご主人山岸さんの自筆のもの。「浩ちゃんへ 『東池に 旨いものあり特もりの 忘れられないそばの味』 池袋大勝軒」。もう1枚は何故か「努力と根性」。日付は12.12.27になっている。あと「おかげさま」の額。手書きメニューは「四年ゆう」(娘さんだそうだ)に署名がグレードアップ。「つけめん650円 らーめん630円 ちゃーしゅーめん950円 中とろちゃーしゅーめん1150円」後半は「中とろちゃーしゅう500円 めんま200円 たまご100円 のり200円」。間に「当店のおすすめもりちゃーしゅう」との貼り紙が2枚。でもまだ頼んだことないなぁ。正面左側には「茨城初の大勝軒のもりそばはまだ佐貫の皆さまにはなじみのない味だと思いますので三回はたべてみてください。本店より酢をおさえてありますので食べながら加えてみてください」との注意書き。客がとぎれたのでご主人とちょっと話すことができた。もうすぐ発売になるスペリオールのことが気になるようだ。昨日仕事の後「三水」・「六国家」に食べに行ったそうな。何故今になってとも思ったが,実はこのご主人,東京(新宿)出身だそうで,茨城のラーメン事情にはとんと疎いみたい。「三水のあのつけめんは美味しいんですか?」と真顔で聞いてきたのにはタイミングよすぎて笑ってしまった。満席なのが不思議そうなのだ。夏頃から本店と同じかんすいを使えるようになるそうな。まぁこう言う情報はともりんさんのサイトに任しておこう。(2001/04/22)
●2001年7月15日(日)
けっこう久しぶり。3時半過ぎで満席。白タオルを頭に巻いた紺のTシャツのバイト(お弟子さん?)の若い人が入った模様で,有名店らしい活気が出てきたとも言えるが,こうなると,無表情な実のお兄さんが接客をやっていた初期の頃がなんか初々しくて懐かしい気もする。得難いキャラクターだったなぁ(笑)。なんと知らぬ間に(僕だけか?)食券制になっていた。知らずに大声でオーダーしてしまいちょっと恥ずかしかった。その券売機,つけめん買った後に一段舌に「野菜つけめん750円」のボタンがあることに気づく。券を渡すときに100円を追加して注文しようとしたらお兄さんが???。奥のご主人に確認していた。答は「まだなんです」。「あっ,わざわざ野菜つけめんを食べにいらしたんですか?」と聞かれあわてて否定。先月食した「大勝軒@滝野川」の野菜つけ麺は,味付けの薄い(ない?)野菜が入った分つけ汁が弱まってしまったが,ここのはどうなるだろう。元々ここのつけ汁は,挽き肉・チャーシュー・メンマとやたら具沢山だから,これに野菜が加わるともうそれだけで一つの料理になりそうだ。あと麺も変化したかな?見事に丸い断面の自家製麺は,加水率も高くまるでパスタのような食感。もうここ茨城では,比較しようもない独自の世界を突っ走っている麺だ。旨味も強烈なスープといい,単に「うまい」と聞いて訪れた「大勝軒」未経験者の何割かはこの味(スタイル)に否定的になるかもしれない。でもまぁいいのである。「大勝軒@東池袋」の山岸さんも認めた「大勝軒」のスタイルを茨城で味わえるだけでもありがたい。この店の最近の情報はここを参照。(2001/07/15)
どんぶり会議のスレッド参照 >> 「大勝軒@佐貫&続報&続報&年内無休〜野菜つけ麺」
●2001年12月09日(日)
他にもチェックしておきたい店はあるのだが,県南で食べるならやはりこの店ははずせない。注文したのは「野菜つけ麺」。中身がつまった感じのつるつるの太麺に,みっちり炒め野菜が入ったつけ汁。満足。でもチャーシューは薄めかな・・・。もちろん圧倒的に旨味の強いスープだが,大勝軒はこう言うものだとの予備知識があれば別に気にもならない)。前回とは違う若い店員さんがいて,あとけっこう年輩の人もいた。あの人も修行なのかしら。前に見た人も含め店員さんに共通しているのは,「目的」をもって働いている「雰囲気」があること。バイトではなく独立を目指しているのだろう。例の駐車場は向かいの薬局「健康堂」の隣に5台分(NO14〜17)。1月いっぱい休まず営業だそうだ(と言うかずっと無休で営業しているという情報もある)。 > 「どんぶり会議」に投稿(2001/12/12)
●2002年3月17日(
日)午後3時近くで外まで溢れる行列。店前にどんと業務用冷蔵庫が置かれていることに初めて気がつく。「どんぶり会議」で話題の「味噌」(850円)&「スタミナ」(1000円)が目的だったのだが,ボタンを押そうと思ったら売り切れの赤ランプ。仕方なく泣く泣く普通のもりそばにしたら,「味噌を作ったのでよろしかったら試食してください」と若い人が味噌のつけ汁も出してきて,驚く。でもラッキ〜。待ってる間に「オレはこの店馴染みなんだ〜」と話していた隣の若者に???と顔を覗かれた。ご主人はずっと奥で僕は見えなかったと思うんだけど,見えているんだろうか?で,味噌もしっかり大勝軒のテイスト。味が濃い。しょっぱいのではなく「味」が濃い。酒?ミリンも?「味噌は結局味噌の味だろ〜」とあまり期待していなかったけど,大納得の味だった(笑)。野菜も盛り沢山。これは新たな選択枝が増えてうれしい。
■ 大勝軒@牛久:牛久市女化648-3 不定休 11〜23(麺切れスープ切れ終了)
>【茨城のうまいラーメン2】掲載店
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2002年6月30日(日)2002年6月1日の新規開店前から「どんぶり会議」で話題沸騰の店(2002/05〜)。そう,県南の人気店「大勝軒@佐貫」の支店・第1号店なのである。交通量の多い幹線道路(土浦竜ヶ崎線)沿い。「牛久自然観察の森」(今年11才になった上の娘がよちよち歩きの頃,親子3人で来たことがある・懐かしい)の南側方向に位置する。店が交差点の手前左側にあるので,停止したクルマからジロジロ見られるくらい行列が目立つ。狭い入り口には人があふれ(10人はいたろうか),日曜だからか家族連れの客が多い印象。敷地自体は道に挟まれた三角地帯で,駐車スペースは裏の道まで含めると15台分ほど。店内はカウンター7席にテーブルが3台(4+4+2)で,小上がにり座卓2台というところ。券売機で野菜もりそば(750円)を注文。佐貫と比べると今日はスープ(つけ汁)が少な目な印象だ。温度も若干低めかな。甘辛のガツン度も低めでちょっともの足りない。でも一般的には旨味はこれでも十分強いだろう。一方,麺はちょっと柔らかめな印象。量的にも普通盛りだから驚くほどの量はない。もっとも「野菜」は盛りだくさん。あとチャーシューは2枚ほどで,お約束のゆで玉子が半分。現時点では,「佐貫大勝軒」の流れを十分感じさせる,発展途上の店というところか。ラーメンを注文している人がやはり多いのは茨城では必然だろうか。店の規模の割にはスタッフがやたら多い印象。男性従業員が5〜6人はい。普通に考えれば,佐貫店開店から1年半後とかなり早い支店展開(同名店だし)だとは思うが,本店(佐貫店)とは根本的に店の構造が違い,一般的なラーメン店の広さなので,その分待ち時間が減り,クルマの家族連れでも食べやすくなるのはありがたいかな。
■ 大勝軒@荒川沖:土浦市荒川沖189-1不定休 11〜24 <0298-43-9277>
※2003年7月 「麺屋ゆう」に店名変更
● 2002年10月27日(日)
荒川沖の国道6号線沿いにできた「茨城大勝軒」の3号店,元々は「麺太郎」とかあった場所で,国道沿いの1等地ながら駐車場も十分な場所だ。その分地代も高いのだろう,店ができてもなかなか長続きしない場所。僕のHP開設後でも2度店が変わっている。当然のことながら店内のレイアウトは前の店と同じで,右1/3が窓際の座卓3台とテーブル席2台。左側がわりと広めの調理場を囲むようにL字型のカウンターという配置。店員は男性5名に女性2名でみな若い。あまりに若くて,みなアルバイトのように見えて不安になるくらいだ。今どんぶり会議で話題沸騰の新メニュー(2002/10/01〜)が「特製味噌らーめん」と「特製味噌つけ麺」なのだが,僕自身はこの店は初めてだったので基本メニューの「特製もりそば」(650円)を注文する(正確には券売機で食券を買う)。1人なのでカウンター席に案内されたが,椅子(丸椅子)がやたら低いのが気にかかる。丸断面で固めの麺は詰まった感じでいい感じ。今日の麺の出来なら僕的には特に不満はない。茨城でこの麺の大勝軒もりそばが味わえるなら御の字だ。一方,スープ(つけ汁)は単純に「濃い」印象。丸みがないと言うか,コクガ足りないと言うか・・・。もっとも味自体は十分で,酢を入れたらもっと強烈になった。これで掲示版で話題のように無化調なのだろうか?入ったときはカウンターは全空きの状態だったのだが,出る頃にはあっと言う間に外に行列ができていた。いずれにせよ,僕の日曜食べ歩きにはいつものコースにあるちょうどいい店なので,これからちょくちょくお世話になりそうだ。深夜まで営業していると言うのもありがたい(売り切れはあるのだろうが・・・)。
● 2003年1月25日(日)
以前,どんぶり会議で話題沸騰(2002/10/01〜)したメニューの荒川沖オリジナルと言うみそ(白みそ)をつけめんでいただく。特製は赤みそになるようだがちょっと紛らわしいだろう。いっそそのまま「白みそ」「赤みそ」と言う名にすればわかりやすいと思う。濃い白味噌のスープに,白髪ねぎと梅肉に鶏肉の組み合わせはグッド。これは新しい世界である。麺は大勝軒系としては少ない印象。今日のつけ汁がぬるかったのはちょっといただけない。あと,若い従業員が多いのだが,まだどうにもまとまっていない印象。「今日は出てくるのが遅いなぁ」と待っているのに,ニタニタ話しながら何か作業しているのを見ると衝立で手元が見えないだけにイライラしてくる。隣の老夫婦は出てきたものはイメージと違ったのか半分ほど残して席を立った。無理もない。この店のラーメンは客を選ぶ。「大勝軒@東池袋」のスタイルが前提にないと,なかなか理解しがたい「濃い」ラーメンなのである。
●2003年2月16日(日)
先月末に来たばかりだが,その時気に入った「みそ(=白みそ)」を今度はラーメン(650円)でいただく。背脂に挽き肉の混じったスープ。脂で十分コッテリだが,今日は味噌の味が薄い感じ。具は鶏肉に白髪ネギ。梅肉がさっぱりとしていてありがたい。半玉子が2個入っていた。クセのある「濃い」ラーメンだが,麺自体は安定しているので慣れるとハマりそうな味である。万人受けはしないだろうが・・・。
■ 大勝軒@つくば:つくば市上横場2200-1 無休 11:30〜24 <0298-36-6477>
● 2002年11月17日(日)
どんぶり会議の「投稿」(02/11/09)で話題沸騰のこの店,茨城大勝軒の4店目の支店展開。異常なくらいのハイペースである。谷田部インターのある県道取手つくば線を北へ向かい,ほどなく右側にあるスーパーうおまつの大きな駐車場の道側にある。道の向かい側(左側)にホンダプリモと吉野家。白地に黒のおなじみの毛筆体の看板が目印だ。入り口券売機の上にど〜んと伝説の人・東池袋大勝軒店主・山岸さんの写真が飾ってある。店員さんの紺のTシャツで頭にタオルを巻いた「山岸ルック」はお約束。今日は野菜もりそば(750円)をいただく。例のごとく野菜がみっちりつまった感じで,それを食べれば一食になりそうな量。具は挽き肉・メンマ・チャーシューにゆで玉子半分。麺はどんぶりにみっちりと詰め込まれた,やや黄色みがかった太麺でしっかりコシがありスルスル食べられる。荒川沖で食べたときの丸断面の白い麺とこの日の麺は印象が違ったが,こちらも好みだ。東池袋自体久しく食べていないのだが,最近牛久店〜荒川沖店と食べて,一番東池袋に近い印象を持った。最近食べた東京の「大勝軒@滝野川」「大勝軒@大塚」と比較しても全く遜色ないと思う。この急激な支店(?)展開を危惧する声も多いが,ともりんさんの掲示版の情報によれば,「お客を分散化して待たせる時間を少なくしよう」と言う意図のようだし,各店を食べてみて個人的には特に心配はない印象。今後の味の維持自体は,個々の店の努力の問題だろうし。こんなラーメン好きの僕でさえ,店で待つ時間は少ない方がいいに決まっているもの。もっとも日曜の午後3時過ぎで店の外にあふれる行列だったから,待ち時間は店が増えても相変わらずあるようだ。営業時間は23時までだったような・・・。>どんぶり会議に投稿(02/11/20)。
■ 大勝軒@取手:取手市野々井1582-8 ?休 11〜スープ切れまで(20時頃?)
● 2003年06月15日(日)
「どんぶり会議」で話題(03/02/09)になった店だが,「茨城大勝軒」の急速な支店展開の5店目になる店なので,さほど興味も湧かないままだった。国道6号線を南下し,県境の大利根橋手前の交差点から「ふれあい道路」に入り,江戸川学園取手を過ぎて,町並みが途切れた先,野々井中学校入り口のT字路角にある。看板に残った字からすると洋食屋(「ライオン亭」?)の居抜きだろうか。簾の引き戸で仕切られた入り口手前に券売機があり,行列が4〜5人。ちょっと迷ったが,「ゆず風味」と言う名前に惹かれ「味噌つけ麺」(650円)の食券を買う。日曜の昼過ぎではさすがに家族連れが多い感じだが,1人だったのでカウンター席に案内される。店内は囲まれ感のある落ち着いた雰囲気。奥に続く縦長の店で,右側の窓側にテーブル席が3つほど。中央がそのカウンター席で,タイルを貼った壁で高く仕切られた左側が調理場。中はほとんど見えない。・・・座ってからの待ち時間がずいぶん長かった。大勝軒らしく,切立のうどん用どんぶりに盛られた「つるぴか」の麺は,見た目かなりそそられたが,食べてみるとちょっと柔らかめ。この日は茹で過ぎの印象だ。小さいナルトと海苔がポイントになるつけ汁は薄い味噌の色。うまみはじゅうぶんで甘酸味のものだが,舌がしびれるような旨味もここでは控えめで,茨城大勝軒にしてはマイルドな味と言うべきか。あと具はメンマ&チャーシューだが,挽肉は控えめなようだ。醤油味の方はどうなんだろう。気になるところだ。
■麺屋ゆう@荒川沖:土浦市荒川沖189-1 無休 11〜24 <029-842-9277>
● 2003年10月13日(祝)
「大勝軒@荒川沖」の場所に今夏オープンし,どんぶり会議で話題沸騰していた店(>どんぶり会議の投稿[2003/07/14〜]参照)。時期的になかなか食べに行く機会がなかったのだが,やっと食べることが出来た。行列かと思いきや,土砂降りの雨だったせいか店内は比較的空いていた。表の垂れ幕のおすすめは「味噌野菜つけめん」。ちょっとそそられたが,まずは基本メニューをと「ゆうつけめん」(550円)の食券を買う。ツルツルの噛みごたえのある太麺。魚系を強調したつけ汁は,具のメンマが底に沈み,チャーシューは少な目な印象だが,大盛りでも同じ値段だと言うことを考えれば値段的にはこれで十分だろう。卓上の小さい容器に入っていたのはなんと節粉。とことん魚系にこだわる店のようだ。入り口に茨城大勝軒の系図を兼ねた木札の系図が飾られていた。
■角ふじ@つくば:つくば市天久保4-5-3 無休 11〜翌2 <029-858-8058>
●2003年12月06日(土)
「どんぶり会議」で話題沸騰の店。「茨城大勝軒」系でありながら東京の人気店「ラーメン二郎」風のラーメンを出すと言うことで「二郎」好きの僕としては期待大の店だったのである。つくばの学園東大通りにある珍来・デニーズの裏手の通り沿い。店自体は一軒家の居酒屋を改築したような感じで,道路より一段高い場所にあり,土曜の午後7時半過ぎで,外の急ごしらえのベンチに8人ほどの行列が。すでに人気店の賑わい(実際はチラシ等の開店宣伝が効いたようだが)。寒さを我慢して待つこと30分でやっと入店。県内は狭く,カウンター5席に4人掛けテーブル2台という構成。券売機で「中華そば」の食券を買う。「豚そば」はすでに売り切れだったが「二郎」風だとすると「豚」はチャーシュー(と言うか肉塊?)がゴロゴロ入ってくるのが容易に想像できるのでまずはシンプルに基本メニューを選ぶのが正解だろう。麺は200g・300g・400gを食券を渡す時に指定するシステム。この日のスープの見た目は醤油色と言うより薄茶濁色で,「醤油色の甘めのガツン系スープに油&背脂」と言う二郎のイメージ(僕の私見だが)とはちょっと違ったが,そんなことはどうでもよくなるほど麺がいい。うす茶色のやや平べったい感じの極ふと縮れ麺。「赤羽二郎」をイメージして作ったらしいがよく再現したものだ。山盛りの野菜の下に隠れた麺をほじくるように食べるうれしさ。僕は300gだったが全く多く感じなかった。400gでも同じ丼でこぼれそうに出てくるところはまさに赤羽二郎風。粗目のニンニクも二郎風。チャーシューは極厚の肉の塊。今日は醤油漬けしたというニンニクも小皿で出されてきた。このラーメンを茨城で食べられるうれしさ。自宅から片道65kmも苦にならない。行きは二郎に思いを馳せ、帰りは二郎の余韻に浸れるうれしさ。それを東京まで行かなくても味わえる幸せ。もちろんあくまで「二郎風」(より正確には「赤羽二郎風」)なわけであって「二郎」ではない(店内にも一切そう言う表示はない)し,細かいことを言えば違いはいろいろあるのだが,茨城の県南はもちろん,県央〜県北の人間にとっても価値があると思うのだ。これをきっかけに茨城の人がこういうラーメンの種類があることを知り,本当の「二郎」はどんなものなのだろうだろうと興味を示すきっかけになればと思う。きっとラーメンの世界の広さを感じることが出来ると思うのだ。
>「どんぶり会議」の投稿(2003/12/01)参照
平日の夜に無性に食べたくなってつくばへクルマを飛ばす。なんと片道65km!!我ながらもの好きである。食べたのは中華そば(650円)。今日は麺がやたら固い。加えて野菜は煮込みすぎでトロトロだから,どうにも食べてバランスが悪い。スープも今日はおとなしめでガツンとこない。野菜に混じった漬けニンニクでかろうじて「角ふじらしさ」(?)を保っているのだが,こういう日もあるのか,それともこういう風になっていくのか・・・。
今日はラーメンマニアではない普通の友人2人と出かける。でも食事はラーメンなのは暗黙の了解(笑)。まずは「角ふじ@つくば」へ。友人達にこの店の背脂ギトギト&極太麺&野菜大盛りの「中華そば」を紹介するのが目的だが,僕自身は何度も食べているので,この機会に気になっていた「特製もりそば」を注文してみる。650円の中華そばと違いこちらは550円と安め。背脂の浮いた二郎風のつけ汁をイメージしていたのだが,柚がかなり効いた甘めのつけ汁は酢も効いて本来の大勝軒に近い。麺が妙に熱かったのは冷水で締めていないからか?まぁそれでも十分固めの麺だったが(笑)。具は少々でメンマもなかった。やはり野菜大盛りの中華そばの方が僕としては満足感がある。ちなみに同行者は中華そばの麺200gでも少々持て余していた。まぁそれが普通だろう。
日曜なのに仕事の関係で水戸に午後6時過ぎまで拘束された。それからこの1杯のためだけにつくばに向かう。それくらい食べたいラーメンなのだ。午後8時過ぎに到着。以前のような行列はなかった。中華そば(650円)を300gでオーダー。相変わらず麺が固いが,スープに「二郎」の雰囲気が漂う。ガツンガツンの醤油味に粗目の背脂がゴロゴロ。もちろん本当の「二郎」を愛する人には不満は多いと思う(=たとえば東京からわざわざ食べに来るほどのものではない)が,やはり茨城の人間にとってはありがたい店である。そもそも店には「二郎」を示すものは全くないのだし,あくまで多分に「二郎」を意識した(であろう)「茨城大勝軒」の一店舗に過ぎないのだし・・・。
■麺屋たかはし@つくば:つくば市二の宮1-1-10 不定休 11〜14/17:30〜22(スープ切れまで)
●2004年1月25日(日)
あの「茨城大勝軒」のさらなる店舗展開として昨年(2003年)11月に開店した店。どんぶり会議で話題(2003/10/27)になって以来ずっと気になっていた。学園西大通の「南大通り西」交差点を南下した通り沿いにあるが,店自体はその先の交差点を左折・左折で戻るように入った裏手にある。Pは共用で12台ほど。入口も窓も完全にふさがれ,中は外からは見えない。客席と壁で仕切られた狭い入り口部分に待ち客5人。カウンターとテーブルがあるが基本的に相席させないシステムのようで,席は空いていても(4人テーブルに1〜2人でも),じっと待つことになる。だから回転はよくない。カウンター席に着席してからもしばらく待った。注文したのは「もりそば」(650円・中盛り大盛りでも同じ値段!)。つけ汁の量は少な目だがゆずが効いてけっこう甘め。基本的に他の大勝軒との差は感じない。麺も同じ印象だが,大勝軒らしくコシがあって,噛むのに力がいるほど(笑)。「大勝軒」スタイルを理解していれば特に違和感はないが,「麺屋たかはし」と言う名前から違うもの,特別なものを期待してくると肩透かしかも知れない。チャーシューも期待したゴロゴロと言う量ではなく,薄いのが1枚だが,ほどよい柔らかさで質はいいと思う。西通り側(西側)にも全く窓はなく,閉鎖された空間という感じ。元々は夜の飲み屋という印象。