●水戸周辺の店/食べ倒し日記 2004/02
ここでのコメントは僕自身がその日に食べた「印象」であり,あくまで僕個人の「感想」です。
参考程度にとどめ御自分の舌で判断されることを希望します。人の好みは人それぞれですから・・・>> 地区別インデックス
■ 2004年2月の食べ倒し日記 < > 2004年INDEX ☆日付はその日の日記,店名はさらに詳細な内容にリンクできる。
2月27日(金)●大進@ひたちなか・元町
2月25日(水)●山岡家@ひたちなか・市毛
2月20日(金)●黒船屋@東海
2月19日(木)●楽家@水戸・平須
2月13日(金)●かなえ@水戸・千波
2月12日(木)●玄海@水戸・堀町
2月10日(火)●えぞっ子@水戸・東前
2月08日(日)●角ふじ@つくば
2月06日(金)●とんこつ家@ひたちなか・高場
2月06日(金)●パリの下町@東海
2月05日(木)●蘆山@日立・金沢町
2月04日(水)●滬(ふう)@水戸・城南
2月03日(火)●壱福家@笠間
2月02日(月)●ラーメンショップ@茨城町> ちなみにこの月の遠征は以下の通り ≫ 『食べ歩き日記 2004/02』へ
■ 2月29日(日) 豊龍@長野/気むずかし家@長野/宮坂商店@諏訪/大石家@諏訪 ■ 2月28日(土) 上弦の月@蒲田 ■ 2月22日(日) 田ぶし@高円寺/岡崎@池袋/蒙古@新宿 ■ 2月15日(日) 二郎@亀戸/五行@西麻布/赤坂ラーメン@赤坂 ■ 2月01日(日) 角ふじ@つくば/秋葉家@大森/春木屋@荻窪 ◆ 2004/02
2月27日(金)●大進@ひたちなか・元町
珍しく妻と2人で行ったので,前から気になっていた「五目タンメン」(500円)にスタミナ(ホット)+餃子・半ライスの「スタミナAセット」(730円)を注文する。狭い店内はいつも通り満席。安定しているようだ。以前460円の普通の「タンメン」を食べた時に肉系が無くてもの足りなかったのだが,「五目」にすると肉にチャーシュー,味玉4分の1が入ってくる。+40円でこれならすこぶるコストパフォーマンスは高いだろう。ただしスープは薄目でまさに野菜炒めのスープという程度。おもわず普段は滅多にかけない胡椒をかけてしまった。太麺も今日は伸び気味。スタミナもホットでは同じ条件で麺がのび気味。やはりこの麺は冷やしがいいと思う。麺の締まりが違うもの。
2月25日(水)●山岡家@ひたちなか・市毛:ひたちなか市市毛 24H営業・無休
国道6号線・市毛交差点ケンタッキーの南側。赤い看板がとても目立つ。向かい側車線に「くるまや」「巨醤屋」,すぐ北の市毛交差点の先には昨年末にオープンしたばかりの「よってこや」と,急にラーメン激戦区になった感のある一帯だ。店自体は下り線側で,右折線を含めると片道3車線なので,上り線側からはちょと入りづらい。店の内外観は茨城町店と同じで,正面にカウンター席で,右側に衝立で仕切られたテーブル席がきれいに整列している。茨城町店を全体的にちょっとコンパクトにしたような感じだ。注文したのは基本のラーメン。スープ混じらない油が表面に厚く浮き,その油で熱々。麺は大橋製麺のようだが,スープをあまり吸わないタイプで,家系によくあるタイプと比べればややつるっとしたもの。ほうれん草。しっかりした噛み応えの海苔はいい。薄いチャーシューはちょっと情けない。スープそのものは茨城町で食べた時のものよりも「トンコツ醤油」していて好印象だった。
2月20日(金)●黒船屋@東海:無休11〜24(ラストオーダー23:30)
ちょっと久しぶりにこの店へ。内外装は以前のままだがメニューがだいぶ変わったようだ。「中華そば」小(1玉)600円,中(2玉)700円で,大(3玉)はなぜか900円にポンと上がる。つけ麺は小(15玉)700円,中(25玉)800円で,大(4玉)1000円。限定20食で味噌らぁめん(15玉・味玉入り)もあった。今日はご飯ものも食べたかったのだが,石焼きごはん(スープ付き・850円)と言うのはあったものの,期待したセット物はなく白ごはん(100円)だけ。つけ麺(小)を注文する。金属製のボールに盛られた麺は十分太めで,もちもち感はないものの今風の雰囲気はある。今日はけっこう固め。その上に粗く切ったネギと梅干しが乗っている。小さめの黒いどんぶりで出てきたつけ汁は,トンコツ&魚系で表面に脂の膜が張るけっこうボリュームのあるもの。つけ麺だから味は当然濃いめ。ゆずがちょっと効いて甘酸味は控えめ。梅干しをつぶせとの指示があったが,それで酸味と言うことかな。このつけ汁はいい。茨城,特に県央〜県北の店としては,東京での今の流行の傾向を強く意識した店と言えるだろう。具はチャーシューのぶつ切りと薄く切ったメンマ。調理場が完全に分離されて,作っている人の顔が見えない構造なのがちょっと気になるが,これからの展開に期待したい店だ。
2月19日(木)●楽家@平須:水戸市平須町1820-333 11:30〜14/17〜24 <029-244-9773>
昨年秋のどんぶり会議の情報(03/10/18)で知った店だが,当時はあまりそそられず,ふと思い立って訪ねてみた。今まで気がつかなかったのだが,千波街道の平須十文字を西側に曲がってすぐにある。カウンター5+5席,小上がりにテーブル席4人×3台。調理場には,店の古さの割には若い男性が1人。麺工房ミタニの麺箱が見える。メニューは正油らぁめんがサービス価格で380円。塩も同じ。味噌は550円。セットにするとチャーハンが700円,肉野菜炒めが800円と言う構成。チャーハンセットを注文する。具はチャーシュー・ワカメに味付けの濃いメンマ。スープは色も味も濃い。舌がしびれるほど。値段相応と言えばそれまでだが,まず最初に「380円」という値段ありきと言う感じでラーメン好きとしてはどうにも面白くない。500円でも600円でもいいから,もっとちゃんと作れと言いたくなる。少なくとも,店名にらぁめんとつける以上,もっと麺とスープにこだわりを持つべきだろう。セットものの値段から引き算してはじき出したようなラーメンなど食べたくない。これではセットものを食べる気もなくなると言うものだ。若い人(2代目?)の店のようだが,接客も実に丁寧で,店も厨房もこぎれいなだけに,ちょっとこのままではもったいない気がする。
2月13日(金)●かなえ@水戸・千波:水戸市千波 不定休 〜14:30頃/18頃〜21:30〜22頃まで。
どんぶり会議の情報(2004/02/12)で知った新店。水戸駅南の千波大橋〜文化センター入口交差点〜千波小学校〜50号バイパス米沢町陸橋(ヤマダ電機の東側)を通過する昔からの並木道で,水戸中心部と新県庁を結ぶ路線。日中の交通量はかなり多く,立地条件は最高。山新の南側の坂を上ると「とんこつラーメン」の朱色の幟が目立つ。駐車場は店前に10台分ほどと十分広い。 元々は何の店?コインランドリーかな。横に長く,奥行きのない店はカウンター席が中心で左奥に小上がりがある模様。新しい木のカウンター。調理場には店名入りのそろいの黒Tシャツの若い男性が3人。今日の時点でメニューは「とんこつらーめん」(630円)と,それに「もも丼」を加えたセットメニュー(「ももこセット」だったかな?)があった(950円)。黒い厚めのどんぶりでスープは少な目。「とんこつ家@平須」と「とんこつ家@ひたちなか」の中間くらいの濃度かな(笑)。「家系」と「博多ラーメン」の中間というのも変だが,スープだけ見ればその印象。どちらかというと「ひたちなか」に近いが,「博多ラーメン」は意識していないよう で,紅ショウガや辛子高菜はなかった。その代わりに卓上の箱には赤唐辛子と白ゴマ。麺はまさに博多風ストレート細麺。歯切れがいい。量は少な目だが替玉(ここでは「麺のおかわり」と言うようだ)ができます(100円)。具は白髪ネギと海苔1枚。さらに厚めのチャーシューをぶつ切りにしたものが入っていて,柔らかくて美味しい。 これならチャーシュー麺とかにしてみたくなる。博多ラーメンに対する予備知識が不足気味の茨城においては,まだまだ 客を選ぶ(=好き嫌いの分かれる)濃厚スープだと思うが,水戸の新店としては,今のラーメンの傾向に対する「意識」が高い店と言えると思う。 この濃度でがんばって欲しいものだ。閉店時間はは21時30分〜22時頃で14時30分頃〜18時頃が中休みとのこと。2/7の土曜に開店したばかりで,昨日(木曜日)行ったら休みだったが,店休日は貼り紙等からは確認できなかった。
→どんぶり会議に投稿(2004/02/13)
2月12日(木)●玄海@水戸・堀町
初めて妻を連れて行く。ホルモン冷やしW(700円)。今日は(今日も?)辛い。でもバランスはいい。でもスタミナ歴の浅い妻には受け入れがたいかなと思っていたら,意外にも納得していた。当たり前のことだが,麺の冷たさとアンの熱さの加減が重要なのだ。
2月10日(火)●えぞっ子@水戸・東前
12時40分で満席。45分で当然のように「準備中」の札がかかった。1時過ぎに食べられる。今日はスープが薄く感じる。そして麺はいつもにも増して固い。でもまぁいいか。この店はこれでいいのだ。それを承知で通う客ばかりなのである。
2月08日(日)●角ふじ@つくば
日曜なのに仕事の関係で水戸に午後6時過ぎまで拘束された。それからこの1杯のためだけにつくばに向かう。それくらい食べたいラーメンなのだ。午後8時過ぎに到着。以前のような行列はなかった。中華そば(650円)を300gでオーダー。相変わらず麺が固いが,スープに「二郎」の雰囲気が漂う。ガツンガツンの醤油味に粗目の背脂がゴロゴロ。もちろん本当の「二郎」を愛する人には不満は多いと思う(=たとえば東京からわざわざ食べに来るほどのものではない)が,やはり茨城の人間にとってはありがたい店である。そもそも店には「二郎」を示すものは全くないのだし,あくまで多分に「二郎」を意識した(であろう)「茨城大勝軒」の一店舗に過ぎないのだし・・・。
2月06日(金)●とんこつ家@ひたちなか・高場
家族4人で4杯いただく。
2月06日(金)●パリの下町@東海
どんぶり会議の情報(2004/02/04)で知った店。笠松運動公園の西側の道路沿いにある。らーめんの赤い幟,黄色い薫製らーめんの看板が目印。店名通り洋食屋然とした外観。広い店内にテーブル席がゆったりと7台。メニュー的には正油らーめん(600円),ピリ辛モツ煮込みらーめん(650円),薫製五目らーめん(800円)で味玉が60円。ランチタイム(11:30〜14:30)はカレー丼とコロッケ丼とのセットで630円になる。注文したのは情報にあっ「薫製五目ラーメン」。その五目とは薫製にしたチャーシュー・サーモン・ホタテ・ハンバーグ・麩・ワカメ。麺はごくごく平凡な業務用のよくあるストレート麺。スープの基本はこれまたよくある醤油味だが,具の油で個性は出ている。しかし薫製の意味があまり無いような・・・。ハンバーグなんかはデミグラスソースをかけてごはんでいただきたい。醤油味のスープではなんか鍋の肉団子みたいだもの。それに薫製の香りがつくわけだから,味的にはもうわけわからない。ラーメン類におつまみというメニュー構成で,夜は別メニューになるのかと思い聞いてみたが,夜も同じとのこと。コース料理は予約になるらしい。洋食屋と言う店名であり店の構造だが,洋食屋がラーメンも作るようになったのか,ラーメン屋になったのか,居抜きで経営者が変わったのか,いずれかは不明。いずれにせよ食べた感想としては「ラーメンでも作るか」という感じがして不満。麺とスープにこだわりが感じられないのだ。
2月05日(木)●蘆山@日立・金沢町:日立市金沢町1-1-2 <0294-33-3733>
だいぶ以前から情報のあった店だが,昨日のどんぶり会議の情報(2004/02/04)をきっかけにして来てみた。日立の国道6号線沿いで,外観は店名から想像した中華料理店のイメージからすれば,むしろ「古い食堂」という風情。店内も一昔前という雑然とした感じで,なんか懐かしい。ラーメンは400円だが,情報で聞いた「タンタン麺」を注文(680円=税込714円)。「自家製ラー油・自家製芝麻醤で作った」と言うのが売り。スープは醤油色の本体の上に薄茶色の芝麻醤の膜という感じ。それが食べ進に連れ微妙な加減で混ざっていく。具のチンゲン菜・ザーサイ・筍を混ぜた挽き肉の食感や味も楽しめて最後まで飽きなかった。卓上に出された壷には自家製のラー油(?)が。粉っぽい感じでスープに入れると微妙な辛さの変化を味わえる。中華系の店の場合,麺が普通だったりするのだが,ここの麺はやや平べったい太さが不揃いの縮れ麺。固めで喉越しがよく好みの麺だ。まぁ,中華系の店に行けば「担々麺」ははずれはないものなのだが,値段相応の満足感は十分あると思う。麺がしっかり自己主張しているのがポイントが高い。家族でやっている店のようで,おかみさんの接客はアットホーム。各種ある定食も楽しみたい店だ。この場所でこの店でこの客の入りなら,まぁ普通に店を維持していけるだろう。
2月04日(水)●滬(ふう)@水戸・城南:水戸市城南2-2-2 ホリディ・イン水戸12F<029-300-1112>
『リンク』と言う地元の情報誌のラーメン特集に掲載されていた店。ホリディ・イン水戸の12階にある。1階の静かなフロントを横切りエレベーターで12階に上るわけだが,12階のフロア全部が店のようで入り口がはっきりしないので最初迷った。案内されて窓際の席へ。向かいのビルが少々邪魔だが駅南を見下ろす眺めは最高だ。注文したのは『LINK』に掲載されていた「火鍋湯麺」(牛バラ煮込みそば?)で950円(+消費税)。複雑に香辛料の効いたスープ。柔らかく煮込まれた牛肉。具は他に筍,人参,チンゲン菜・・・里芋のような外観の不思議なきのこが目を惹く。麺は固めで,中華系の店にしてはやや太めだが,麺自体は平凡で特にこだわりは感じられないタイプ。こういう中華系の店によくある考え方として,麺は完全に脇役なのだろう。ランチタイムなのでミニトマトがのりゴマドレッシングがかかったサラダがつく。漬け物は大根の千切りで甘い中華風。ライスは頼めばサービスされるようだが単純にうまい。デザートは杏仁豆腐(レモンゼリーもしくはコーヒーも可)。ウーロン茶がポットで出てくるのが親切。ここまでサービスされるとラーメンが950円でも妥当なところか。担々麺(800円)もあった。あと,トンポーローを挟んだ蒸しパンのセットが1200円。「トンポーロー焼そば」と言うのも珍しい。メニュー的にはランチタイムがいろいろお得なようだ。たまにはこういう店もいいかな。でも一人では何となく居心地が悪いので(さりとて子供連れも似合わないので)妻とでもまた来てみよう。
ランチタイム11:30〜14/ディナータイム17:30〜21(日祝17〜)
2月03日(火)●壱福家@笠間
いつもと違い空腹の状態で行ったので中盛りでも食べようと思っていたのだが,普通が550円で中が650円。でも2玉の大が700円だったのでついついそれにしてしまう。で,普通に食べてしまった。大盛りなので麺は固めにしたのだが,それでちょうどいい感じ。ほうれん草の代わりにキクラゲ細切りがのっていた。差し出してくれる豆板醤入り(?)のニンニクを入れたら,ぐっとスープが飲みやすくなって全部飲んでしまった。健康によくないなぁ・・・。前回同様,やはり21時で明かりが消えた。ちなみに向かいのジャスコは24時間営業である(笑)。
2月02日(月)●ラーメンショップ@茨城町
ちょっと茨城町に行く用があったので久しぶりにこの店へ。店は前と同じで年季ものまま。この手の店の割には年輩の客が多い。一方接客はやや元気が無く,「だるい」印象。その中で主人が黙々と作っている。食べたのは「当店おすすめ」と言うネギ味噌ラーメン(700円)。平たいドンブリで出てきた。スープは旨味の強い味噌。水が欲しくなる。ゴマ油でチャーシューと和えたネギはインパクトがあるが,逆にこのネギがなければ味的にはつらい感じ。でもこれからネギをとった具(=みそラーメン)で600円と言うのもちょっと割高に感じる。黄色い麺は見た目も食感も平凡。他の具は海苔・メンマ。国道6号線沿いで交通量は十分な場所。直線道路で遠くから看板も目立ち,駐車場も入りやすい。立地条件がいいことがすべてかな。ライス100円。水はセルフサービス。