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スタミナラーメン

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【水戸市内のスタミナラーメン】

玄海@堀町松五郎@上水戸スタミナラーメン@見和ラッキー飯店@水戸
松喜吉@下市台北楼@宮下銀座

【ひたちなか市内のスタミナラーメン】

寅さんらーめん@田彦大進@勝田元町現代@勝田元町甘辛三吉@本郷台清華@田彦

【その他の地域のスタミナラーメン】

三四郎@大甕

【参考資料】

>>> 【スタミナラーメンの系譜】(「どんぶり会議」への投稿)

>>> 《 エミーさんの『水戸食べ歩記』のBBS 》での情報1999/11/03

 

【 水戸市内のスタミナラーメン】

<TOP>

玄海@堀町 : 水戸市堀町959 水休 11:30〜14/17〜21 P7台

>【 茨城のうまいラーメン 2001 】掲載店

玄海での基本的なマナーについて(「どんぶり会議」の投稿・2002/04/02)
    《注文のタイミングに悩んでいる方は是非ご一読を(笑)》

1999年12月02日(木)

ホルモンラーメン「玄海」と言うのが正しい。茨大の先・123号沿いの場所から,手前のカワチ薬品・きね八の交差点を左折,二つ目の信号の角に移転した。整備工場の一部といった外観で,情報もなしに入るのはちょっとためらってしまいそうな店である。店内もすかすかした感じで,横一直線のカウンターのみ。年配の夫婦で営業しているようだが,情報によるとここのおやじさん(細身で頑固そうだが愛想はいい)は「スタミナラーメン」の「寅さん」の創始者だそうな。勝田駅近くにあった「寅さん」〜「松五郎@上水戸」ときてこの「玄海」と言うことらしい(>【スタミナラーメンの系譜】の項・参照)。ただし「スタミナ」はレバーではなくなぜかホルモン,ちょっと珍しいが,店先の「ホルモンラーメン」と並んでいる「とんこつラーメン」の字が気になって,今日は初めてなのにメニュー右から3番目の「とんこつラーメン・600円」を注文してしまう。平べったいどんぶりで出てきたそれは,残念ながら期待したほどこってりしたものではなかった。化調それなりの「とんこつ風」スープ。ちゃんぽんのような風味も感じる。いずれにせよ人工的だ。「とんこつ臭」が漂わないのだから,あたりまえと言えばあたりまえなのだが・・・。麺はやや固めの縮れ麺。具は華やかで,チャーシュー・メンマ・高菜・なると・ワカメ・玉子・カイワレ・ゴマそれに紅しょうが・・・。おやじさんにすれば不本意なスープを,具の数で補っていると言う感じ。まぁ,「とんこつ」に期待する僕の迷いもこれで吹っ切れたから,次は素直に「ホルモン冷やし」を注文したい。たぶん美味しいと思う。「スタミナ冷やし」が好きならばの話だが・・・。

2000年1月28日(金) 「ホルモン冷やし」注文

前回に食べそこなった「ホルモン冷やし・600円」を注文。大盛(1.5玉)650円,W(2玉)は700円。例の如くカボチャ,キャベツ,もやし,ニラの甘辛のあんかけ。通常のそれとは違うのが,肉がレバーではなくホルモンだということ。その分淡白な感じになるが,あんの味つけ自体はは濃い。熱いのだが,水でぬめりをとった「根性あり」の太麺が冷えてるので,ちょうどいい感じの温度になる。もちろんホットでも出来るようだが,この麺は「冷やし」でこそ生きると思う。麺自体は東京の有名店「ラーメン二郎@堀切」のつけめんの麺と同じような「根性あり」の太麺なのだ。『寅さんのスタミナ』,これはもう水戸のラーメンのひとつの「文化」だろう。

2000年8月01日(火)=「茨城のうまいラーメン」掲載時の取材 より

実際に取材した時の裏話等もっと詳しく書い,最後に各店のデータと実際に書いた紹介文も載せてみた。掲載された文面と比べてみるのも面白いかもしれない(ほとんど変わらないと思うが・・・)

ちょっと話がややこしいのだが,僕が聞いている範囲でこの玄海のオヤジさんのことを紹介すると,昔(昭和50年代),勝田駅前にあった小さな「寅さんラーメン」で「スタミナラーメン」を作っていたのがこの人で,「スタミナ」と言うスタイルの「創始者=発案者」と言うことになるらしい。で,その後勝田の店をたたみ,昭和58年に見和に「松五郎」を開店(この店が「茨城グルメ本舗@」に紹介される)。その後,その見和店を弟子に任せ,上水戸にも「松五郎」を作る。さらに,その上水戸店もまた実質上の一番弟子に譲って,渡里(R123沿い)に移転したが,何らかの事情で水戸の堀町(渡里幼稚園近く)に移転。詳しく言うと水戸市内から国道123号線を常北町方面に向かい,茨大の先の「カワチ薬品・きね八」の信号を左折,二つ目の信号の左角にある倉庫の事務所のような外観の店である。もちろん「寅さんのスタミナ」と言えば,僕としては昭和50年代から聞いていた記憶があり,ただラーメンの本流からは少々外れる気がしていたのでHP開設当初は「気になる店」程度の意識だった。「寅さん@田彦」のスタミナが大元だと思っていたのだ。そこに1999年末頃入ってきたのが,エミーさんのところ(>『水戸食べ歩記』)からのメッセージ。その「スタミナラーメンの孝案者」との情報に興味を持つ。このあたりから意識して「スタミナラーメン」を食べるようになった。考えてみればその「熱い甘辛あんかけ+冷えた太麺」と言うスタイルは全国的に見ても珍しく,勝田〜水戸に微妙にスタイルを変えて「スタミナラーメン」を出す店が10店以上ある点も考えると,水戸の「ご当地ラーメン」と言っても良いわけで,そのオヤジさんの経歴も面白いと,ラーメン本掲載を決めたわけである。さて取材はこの日の閉店間際,よくしゃべる親父さんで,予想通りかなり濃いキャラクター。取材は1時間以上になる。その間も常連さんが入れ替わり立ち替わり。そりゃそうだ,この店自体「通りがかり」に寄る場所でも外観でもない。さて肝心の「寅さん」との関係だが、直接は確認できなかったものの,後日,直接田彦の店で聞いたら「経営者」は別にいる模様。つまり何らしかの権利を買って「寅さん」と「スタミナ」と言う「ブランド」を承継したのが今の「寅さんラーメン@田彦」なのではないか(全て僕の推測だが・・・)。あと正式な弟子は「松五郎@上水戸」だけとも言っていた。見和の店はもうつながりはない模様(「松五郎」の看板はもうかかげていない=破門?)。ふと見ると東京の店しか載っていない「石神本」が調理場の棚に置いてある。さらに常連さんがこの僕のサイト(「スタミナラーメンの孝案者」との情報の部分)をプリントアウトして持って行ったらしく,「こんなものも参考にしているんだよ」と撲に差し出した。「あっ、それ書いてるのボクなんです」と言ったら一瞬間をおいて「・・・あっそうなの,ありがとね」と戸惑った様子。どうやらその内容に元々文句があったらしかったのだ。自作で系統図なんて書き込んであったし・・・。自分の店だった「松五郎」も,レバー入りの「スタミナ」と言うスタイルも譲った以上,新たな形として挑戦したのがホルモン+もやしあんかけの「ホルモン冷やし」。むしろこちらの方が好きと言うマニアも多いのだ。>【スタミナラーメンの系譜】参照

【店名】ホルモンラーメン 玄海(げんかい)
【住所】水戸市堀町959
【電話】なし?
【営業時間】11:30〜14:00/17:00〜21:00
【座席数】10席(カウンターのみ)
【定休日】水休
【駐車場】有・7台
【掲載メニュー】ホルモン冷やし:600円
【主なメニュー】ラーメン:500円・みそラーメン:600円・皿うどん:800円・チャンポン:800円
【行き方】
水戸市内から国道123号線を常北町方面に向かい茨大の先・カワチ薬品・きね八の信号を左折,二つ目の信号の角
【キャッチコピー】
「スタミナラーメン」の創始者がつくる 新作「ホルモンラーメン」
【紹介文】
倉庫の事務所のような外観。ちょっと飛込みでは入りづらい雰囲気だが,いつも馴染み客で賑わっている。実はこの店の「おやじ」に価値がある。昭和40〜50年代,勝田駅近くにあった人気店「寅さん」の店主なのだ。当時の学生に安くてボリュームがあるものをと,レバーとカボチャ甘辛あんかけの「スタミナ」を考え出した。つまり,水戸周辺ではポピュラーな「スタミナラーメン」の創始者。狭いカウンターのみのその店はいつも賑わっていたが,昭和58年水戸に移転。しかしここからが普通のおやじと違う。「いつまでも同じことやっていちゃダメ。進歩しなきゃ」と,「寅さん」の名も,そのあと見和と上水戸につくった「松五郎」の名称も使わない。それどころか「スタミナラーメン」にもこだわっていない。「どこに行っても腕さえあれば客がついてくる」が持論。今はレバーのかわりにモツが入る「ホルモンラーメン」で勝負する。昔からのファンが今もこの店に集う。その評価は如何。

2001年7月28日(土)

急に東京のネットラーメン界(?)の大御所・Oさんご一行様が水戸に来ることになる。仕事的に一番忙しい時期なのだが,何とかやりくりしてこの店で落ち合うことに。すでに「白龍・福之家@牛久」(「どんぶり会議」で話題の店)をこなしてきた一行と,1:30に無事落ち合う。僕が頼んだのは「ホルモン冷やし・600円」。聞かれる前に注文したらおばちゃんに怒られてしまった。そうそうここはそう言う店。一方オヤジさんはフライパン一杯に野菜を詰め込んで見事に「スタミナ(正確にはホルモンのスタミナ?)」を作っていく。その真ん前で(つまりカウンターの左端の席で)それをじっと見つめるOさん。考えてみれば僕自身もこの店は「ラーメン本」の取材以来1年ぶり。ラーメン本を見せて「僕,覚えてますか」と聞いたら「覚えてるよ〜」とにやっと笑う。相変わらず話好きのご主人。スタミナの起源から最近の別口の取材の話まで,ずっとしゃべりっぱなし。ところで出来上がりが今日はかなり辛かったのだが,これはOさんと話していて唐辛子の分量を間違ってしまったと言うことらしい。まぁご愛嬌。それでもこの太麺との組み合わせならけっこう食べられるのである。このあと一行は「えぞっ子」にふられ(2時前なのに閉まっていた),「松五郎」〜「すずき」と連食したそうである(僕は仕事の関係でリタイア)。その時の詳しいインプレッションは,Oさんのアクセス300万を誇る巨大ラーメンサイト「東京のラーメン屋さん(とらさん)」の中の「とらさんダイアリー(2001/07/28)」に書いてある。東京の有名ラーメンにどっぷりと浸っているフリークの方々が水戸のラーメンを食べてどう感じるか,地元のラーメンファンは必見でしょう。

玄海での基本的なマナーについて面白い投稿が「どんぶり会議」にありました(2002/04/02)。注文のタイミングに悩んでいる方は是非ご一読を(笑)。

2004年2月12日(木)

初めて妻を連れて行く。ホルモン冷やしW(700円)。今日は(今日も?)辛い。でもバランスはいい。でもスタミナ歴の浅い妻には受け入れがたいかなと思っていたら,意外にも納得していた。当たり前のことだが,麺の冷たさとアンの熱さの加減が重要なのだ。

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松五郎@上水戸 : 水戸市上水戸3-3-25 月・第3火休 11〜2:30/17〜21<029-221-9598>

>【 茨城のうまいラーメン 2001 】掲載店

1999年12月01日(火) 

茨大に向かう123号のセガの交差点(T字路・「国立病院入口」の標識がある・「じゃんがら」「げんこつや」もある場所)を左折(南下),100mほど行った右側にある。間口が狭く,歩道に面していて店の前に空間がない(駐車場は向かいの空き地にあるようだ)ので,ちょっと見つけづらいかもしれない。奥に続くカウンターのみの店(けっこう奥深い)だが,平日の1時半過ぎ,それでも店内は満席だった。客のほとんどが「スタミナ冷やし」を注文している。違いは麺を増やすかどうかだ。0.5玉刻み(+50円)で大盛にできるのだ。2玉でダブル(700円),3玉でトリプル(800円)と言った具合だ。僕はスープのないラーメンと言うのには抵抗があるのだが(麺を外注するのならスープぐらい作らなけりゃと思うのだ),この地元の「大スタンダード」=「スタミナ冷やし」はもはや「定番」。くせになる味(というか形態)である。水でしめた太麺の食感がいいのだ。今日は「唐人」からの連食(地元でやるのは珍しい)だったので,標準(=1玉)で丁度よかったが,普通の状態なら「ダブル」くらいがいいと思う。「冷やし」の場合スープがない分,1玉ではもの足りないと思うのだ。帰る頃には,立って待っている客が3〜4人。立派な人気店である。

2000年3月29日(水)

東京方面のネット上で活躍しているSyさんが仕事の関係で茨城にいらっしゃった。そこで「水戸周辺のラーメンの中で『ひとつの文化』ではないか」と僕が考える「スタミナ冷やし」を紹介すべくこの店へ。「寅さん」系の店の中では,もっとも安定して基本的な味を出すと思ったからだ。「スパイシー」で「カボチャが具にはいっているところは、オリジナリティが高いと思う」との評価をいただく。ただ,僕としてはスープが入ってのラーメンではないので,やはり普通の形のラーメンで「水戸」の「ご当地ラーメン」となるようなラーメンが欲しいものである。よく東京の方から「水戸で美味しいラーメンってどんなラーメン?」と聞かれると答えに窮してしまうのだ。「水戸藩らーめん」では商業主義的でちょっと寂しいし・・・。

2000年5月7日

いつも「スタミナ冷やし」なのだが,家族で初めて来たこの機会にとラーメン・400円を注文してみる。スープはそれなりだが,麺がスタミナ系と同じ太麺をつかっているのがいい。具のチャーシューも意外にちゃんと作ってある。400円という値段を考えるならここのラーメンはお得かもしれない。いつも「スタミナ冷やし」または「スタミナラーメン」を頼んでいる客しか見たことなかったから,普通のラーメンもちゃんとしていたのは正直意外だった。気に入ってしまった。次はどちらにするか迷うところである。

2000年8月03日(木)=「茨城のうまいラーメン」掲載時の取材 より

実際に取材した時の裏話等もっと詳しく書い,最後に各店のデータと実際に書いた紹介文も載せてみた。掲載された文面と比べてみるのも面白いかもしれない(ほとんど変わらないと思うが・・・)

スタミナラーメンの中心となる店(詳細は「玄海」の取材の項参照)で,水戸のラーメンを語る上でこの店を外すわけには行かない店。調理場には体格のいい男性が二人(1人は2001/07に独立し「三四郎@大甕」を開業),白Tシャツにタオルはちまきで家系の店のようである。ちょっと取材するには苦手なタイプだったのだが,閉店間際の取材を快く受けてくれた。話してみれば取材は実になごやかに進み,ずっと漠然としていた「スタミナと松五郎」の関係も理解できた(>「スタミナラーメンの系譜」)。心配なのは,元々地元の人間には有名な店で客が多いのに,ラーメン本でさらに有名になって店が混雑すること。スタミナ自体は「炒める」と言う手順が入るわけだから,当然手間がかかる。「つくりおきはしない」とは言っても,待ち客がずらっと壁際に並ぶ状況では,先を見越して作っていくのもしかたないだろう。問題はその質。丁寧に作って,せっかく盛り上がってきている「水戸のスタミナ」の人気を,確固としたものにして欲しい。馴染み客は出来上がりのブレを好意的に受け入れてくれても,一見の客はその時の味でしか判断しないのだから・・・。

「疾風怒濤の茨城縦断オフ 2001」(東京のラーメンフリークのみなさんに「スタミナ」を経験してもらう・2001/02/04)

【【店名】松五郎(マツゴロウ)
【住所】水戸市上水戸3-3-25
【電話】029-221-9598
【営業時間】11:00〜14:30 / 17:00〜21:00 (麺切れ終了)
【座席数】18席(カウンターのみ)
【定休日】月休・第3火休
【駐車場】有・4台
【掲載メニュー】スタミナラーメン600円
【主なメニュー】スタミナ冷やし600円/ラーメン400円/ミソラーメン500円/チャーシューメン600円
【行き方】
水戸市内から国道123号線を茨大方面に向かい,セガゲームセンターのある信号(「国立水戸病院」の標識あり)を左折・100m先左側
【キャッチコピー】
水戸の「ご当地ラーメン」 「スタミナラーメン」の本流
【紹介文】
先代から「松五郎」と言う名前とともにこの店を受け継いで4年目。実質的な「一番弟子」としてこの人気店を維持してきた若き店主の「スタミナ」にかける情熱は限りない。まず麺へのこだわり。太麺は冷水で締めた時にどこまで弾力性が保たれるかが大事だと言う。コシがない麺だと冷やすと切れるそうだ。そのもちもちした麺にかける具の「スタミナ」も,つくり置きは絶対にしない。「注文を受けて作らなければお金をもらう価値はない」とまで言い切るから頼もしい。「大切なのは場数を踏んだカンと腕。タレと火加減。それに火力の調節。キャベツが季節によって柔らかさが違うことにも気をつけています。」と店主の言葉にも俄然力が入る。そうして出てきた「スタミナラーメン」はなるほど「本流」を感じさせる一品だ。完成されている。熱いスープの「ホット」もおすすめ。最後まで熱々のスタミナを味わえる。麺は半玉・50円刻みで注文に応じるので好みの量を選びたい。

2001年2月01日(木)

茨城のうまいラーメン」の取材以来の再訪だ。ご主人は覚えていてくれた。2/4の件をお願いする。奥の座敷(今は使用していない・従業員の休憩室になっている)を開放してくれるそうである。

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スタミナラーメン@見和 木休  11:00〜14:30,16:00〜22:00

1999年8月18日(水)

水戸の南西部・見川街道(岩間街道)の途中(サンゲツのT字路)から北側に折れた先の,住宅街の交差点にある。縦長の「スタミナラーメン」の看板が目立つ。カウンターのみ12〜3席の店内,若い夫婦(?)が元気よく働いていた。数年前に来たときは店名通りの風貌の年配の主人だった記憶がある。が,その経緯の詳細はわからない(>後日,玄海のオヤジさんだったことが判明)。そもそも「寅さん」系だと思う(勝田の寅さんラーメンは平麺)のだが,どういう関係なのかも不勉強でわからないのだ。茨城新聞で出しているラーメン本に書いてあったような気もする(もともとは勝田の駅前の路地にあった云々)のだが・・・(この点につきメールで情報をいただいた>「寅さんラーメン」の項・参照)。猛暑のせいか,先客も,後から来た客もみんな「スタミナ冷やし」を注文している。茹でた太麺を冷水で冷やし,レバー・カボチャ・キャベツ等をピリ辛で炒めあんかけにしたものをかけるのだ。水戸周辺ではポピュラーな形態なのだが,僕自身はスープがないともの足りない。頼むとしても温かいもの(ラーメンにあんかけ)の方が多い。で,今日は何かというと,「自信作」という文句につられて「味噌ラーメン・600円」を頼んでしまう。ちなみにこの店の麺類(と言っても3種類)は麺の量を0.5玉=50円きざみで増やしていける。冷やしの場合トリプル(3玉)で200円増しと言った具合だ。さて,その「味噌」なのだが,期待したほどの特徴はなかった。濃い赤味噌のスープに太麺,スープと一緒に炒めたモヤシが山盛りにのるのだが,炒めすぎ(茹ですぎ)でしんなりしすぎていて僕好みではない。えぞっ子@五軒町シャキシャキモヤシが僕の基準点になってしまっているので,少しもの足りないのだ。モヤシにかけられた青海苔と白ゴマが特徴ではある。無難にスタミナラーメンを注文するのがスジかもしれない。この近辺では安定した人気店のようである。

2000年7月06日(木)

深夜11時過ぎで客は僕1人,スタミナラーメン(600円)を注文。最初にスープを一口・・・???。スープに味がない。あんが溶けてちょうど味が出てくる感じだが,甘辛は強め。しかも麺が固い。茹でが足りない感じだ。この店,こんな感じだったかなぁ・・・。

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■ ラッキー飯店@元吉田: 水戸市元吉田町1507 木休 11〜21 (029-247-6945)

>【 茨城のうまいラーメン 2001 】掲載店

1999年12月15日(水) 

平日の午後1時。国道50号バイパス「ライト・オン」の交差点から南下し200mほど。最初の信号の先・左側にこの店はある。赤い「ラッキー飯店」の電飾看板が目印。駐車場は店の脇の「門」を入ったところに3台分の「空間」があった。店内は,正面にカウンター左に座敷。カウンター内には青いエプロンの店主が1人。サラリーマン風(管理職風)で,橋本元首相みたいキリッとしている。メニューは入り口のガラスと,中の壁に「スタミナ」「スタミナ冷やし」「みそラーメン」と書いてあるだけ。値段も書いてない。「スタミナ冷やし」にしたかったのだが,「初めての店ではまずスープを味わおう」と「スタミナラーメン・600円」を注文。白い丸型のコンパクトなどんぶり。具はお約束どおりの「スタミナ」。レバーにキャベツ・カボチャ等を甘辛く炒めたあんかけがのる。スープの味はその「スタミナ」の油と甘辛い味でわからないがシンプルな醤油味だと思う。麺は「ひがの製麺」のものを使用(箱が見えた)。麺が似ているが,ほかの「スタミナ」系の店もこの製麺所なのだろうか?。その麺は,「太麺」で食感がいい。もちもちしている。もっとも,水で冷やした「スタミナ冷やし」の方がその良さがより鮮明になるのかもしれない。いずれにせよ,すっきりまとまったスタンダードな「スタミナラーメン」である。仕事はかなり丁寧な感じだ。メニューが3種に絞られているのもいい。> 「寅さんラーメン

2000年7月28日(金)=「茨城のうまいラーメン」掲載時の取材 より

実際に取材した時の裏話等もっと詳しく書いて,最後に各店のデータと実際に書いた紹介文も載せてみた。掲載された文面と比べてみるのも面白いかもしれない(ほとんど変わらないと思うが・・・)

元吉田のこの店,水戸周辺には多い「スタミナラーメン」の店なのだが,初めて行ったとき(1999/12/15)その変わった店の名前と,3種しかないメニュー,きりっと髪をバックにして不機嫌そうに調理している店主の印象が強く(橋本元首相みたいだと思ったくらい),「メニューを絞ってラーメンで勝負しているんだな」と一方的に思いこんで掲載店に加えた。ところが取材許可が出て再訪してみると店主の印象が違う。髪型は普通になり,口をへの字にして作っていた印象は消し飛び,普通のにこやかな人に変わっていた。店主が変わったのかなと思ったくらい。変わった店名も以前の経営者のものをそのまま使っているだけだと言うし,以前は奥さんとやっていたけど1人でやるようになり,「チャーハン」とかやっている時間が無くなったからメニューを3種に絞ったと言うし・・・。なんかネタ的にはすべて気が抜けてしまったのである。同じスタミナ系で「松五郎」と「玄海」はどうしてもはずせないし,「スタミナ系」がだぶっているからどうしようかなと思ったが,後の祭り。取材後に変更するわけにもいかないし・・・。もちろん市毛の「寅さん」出身で「ひがの製麺所」の太麺を使うこの店の「スタミナ」自体は良いとは思う。以前から知る人ぞ知る店である。ただ「松五郎」「玄海」と並べて書くには今一歩特徴がないかなと思ったのも確か・・・。

【店名】ラッキー飯店
(ラッキーハンテン)
【住所】水戸市元吉田町1507
【電話】029-247-6945
【営業時間】11:00〜15:00/17:00〜21:00
【座席数】15席 カウンター:7席 小上がり4人テーブル*2
【定休日】木休
【駐車場】有・6台
【掲載メニュー】スタミナ冷やし:600円
【主なメニュー】スタミナラーメン:600円スタミナ冷やし:600円みそラーメン:600円
【行き方】
R6からR50バイパスを西進し,二つ目の「ライトオン」の交差点を南折。信号をひとつ超えた左側。
【キャッチコピー】
メニューは全部で3種類 「ホット」か「冷やし」か「味噌」か・・・
【紹介文】
「ラッキー飯店」と言う店名にもかかわらずメニューは3種しかない。しかも麺類のみ。それも壁の上のほうに短冊で張り紙してあるだけ。値段さえ書いていない。不思議な店だが,5年前に前の経営者の店をそのまま受け継いで,看板をそのままにしたからと言うのが真相。田彦の「寅さんラーメン」で修行し,独立したこの店主にあまり気負いはないようだ。お客のほとんどは「スタミナ」を注文する。野菜類にレバー・カボチャを加えて炒め甘辛のあんかけにしたもの。それを醤油味のラーメンにかける。「冷やし」の場合は,冷水でしめた麺にからめる。その甘辛のバランスに惹かれ,地元で圧倒的な支持を受けるポピュラーなラーメンだ。水戸・ひたちなかにこのメニューを出す店が多数ある。系統は様々だが,各店の微妙な味と麺の違いを楽しみたい。この店はその中のひとつの選択肢。表示はないが麺の玉数の注文にも応じてくれるようだ。1.5玉くらいが丁度いいだろうか。

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■ 松喜吉@下市 :  : 水戸市本町1-10-11 水休・第3水木休 11〜14:30/17〜21<029-233-0188>

茨城のうまいラーメン2】(2002/12)掲載店

2000年5月12日(金)

水戸下市,一方通行のハミングロードの中程,「ちゃんぽんや」に入る角に新しく出来た店。客席はL字型の高いカウンターのみ。店自体は前の店を改築したような感じ。夫婦で営業しているようだ。情報によれば「松五郎」系の店らしい。従って「スタミナラーメン」「スタミナ冷やし」がメインの店。初めての店だからと一応「ラーメン・450円」を注文したら「普通のラーメンですか?」と聞き返された。たぶんほとんどの人は「スタミナ」を注文するのだろう。そのラーメンは内側が黄色い派手な柄物の丼でやって来た。スープと麺は可もなく不可もなくといったオーソドックスな醤油味の印象。刻みネギが多量に浮いているのが目立つ。具は丁寧に作った感じのやわらかいチャーシュー,そしてメンマ・ナルト・ワカメと無難。開店したばかり若夫婦の一生懸命さ(特に奥さんの)は伝わってくる。定番「スタミナ冷やし」は多分うまいんだと思う。先客の中年サラリーマン達も,後から来た中年の主婦2人連れも当然のようにそれを注文していたから。

2002年4月11日(木)

スタミナ冷やし(600円)をWで注文(700円)。具はオーソドックスにニラ・レバ−・カボチャ・キャベツ・ニンジン。今日は色合いも辛味もマイルドな印象(もちろんそれでも充分に辛いが)。麺はたぶん松五郎と同じ川崎製麺ではないか。この麺でスタンダードなスタミナ冷やしになる。Wは2玉で普通サイズのどんぶりにみっちり入っている感じ。食べ切れるか不安になってしまうがそこはスタミナ冷やし。けっこう食べられてしまう(笑)。夫婦で頑張っているようだ。素朴な感じのする店である。いい印象だ。

2003年6月26日(木)

ちょっと急に「スタミナ」が食べたくなって,久しぶりに水戸・下市のこの店へ。「茨城のうまいラーメン2」発刊後,初めての訪問である。先客は4人。選択にちょっと迷ったが,今日は「ホット」にしてみる。この店では冷やし以外は初めてかもしれない。大盛りで650円。値段設定は冷やしも同じである。たまたま前の客でスタミナの甘辛アンが切れたので,最初から作るのをカウンター越しに見ていたのだが,簡単な料理のようでも,それなりに手間がかかっているようである(笑)。一味を袋からドバッと入れるのも実にアバウト。さて初体験のそのスープは・・・まぁ,スープ云々と言う店でもないだろう。ここはスタミナラーメン専門店なのである。エバラ・ラーメンスープしょうゆ味の缶が堂々と置いてあるくらいだもの(笑)。冷やしにしとけばよかったなと後悔することしきり。スタミナは冷やしでアンをダブル(2玉)の麺とこねくり回しながら食べるのがやはり正しいのである。

2003年11月10日(火)

ふとスタミナが食べたくなってこの店に。時間的にも場所的にも味的にも,スタミナ系では僕自身,今,一番行きやすい店だ。ちょっと迷ったが今日はスタミナ冷やしの大盛り(650円)をいただく。平日の昼時,サラリーマンが多い。通りがかりではなく皆,馴染み客のようだ。

<TOP>

■ 台北楼@宮下銀座:日祝休 11:30〜14:30/17〜21:30

茨城のうまいラーメン2】(2002/12)掲載店

2002年4月24日(水)

DMで情報をいただいた店。「台北楼」という店名はそそられないが,宮下銀座と言うのはそそられる。でもクルマが止めづらそう。電話で営業時間確認したところで急にその気になり,カミさんを誘って昼にさっそく行って来た。銀杏坂途中の赤い鳥居のある東映映画館の左奥。昼はひっそりしている。年季の入った中華の店に「スタミナ」の貼り紙がべたべた張ってあるのがちょっと風変わりだが,聞いたら代替わりをしてスタミナもやるようになったとのこと。丸テーブル2台に小テーブル4台のコンパクトな店内。2階席もある模様。調理場に川崎製麺所の麺箱があった(松五郎〜玄海と同じ製麺所)。冷やしとホットを注文。麺は0.5玉50円刻みなのはスタミナ系のお約束通り。冷やしは,甘さが強く辛味は控えめな感じだがいい感じだ。麺とのバランスが良く,真似ではないスタンダードなスタミナという感じがする。系統はわからないが川崎製麺所だからそれなりの系統ではと・・・。冷やしの太麺(松五郎と同じものかな)は妻にも好評。まぁ基本的な中華の腕があれば,スタミナ自体は難しいものではないのだろうが,結局スタミナは味云々と言う食べ物ではなく,丁寧に作っているかどうかで最後は決まると思うし・・・。一方ホットは麺が細麺になるが,固めの茹で加減でスープもはっきりした味付け。一般的なスタミナとは趣が異なるが、こちらも悪くないと思う。店内には4〜5玉完食のお客さんの大きめの写真がべたべたと。3玉達成の女性が女王のようだ。

 

【 ひたちなか市内のスタミナラーメン 】

<TOP>

寅さんらーめん@田彦:ひたちなか市田彦614 11:30〜15:30(日祝〜16)/17〜21<029-273-9473>

国道6号勝田市毛交差点から6号線を北上し「上田彦交差点」手前右側に赤い看板

「寅さんのスタミナ」といえば,はるか昔より地元(旧・勝田市)の定番である。この手の店には珍しく,板で区切られたボックス席が窓際と中央に10席以上並び,カウンターは左側の広い調理場側に少々(4席くらい)。カウンターの上のガラスで仕切られた調理場は整然としていて,いかにも「職人」といった年配2人+30代1人の男性が無言で黙々と働いていた。ここの看板メニュー「スタミナラーメン・630円」には,カボチャ・レバー・野菜(キャベツ・ニラ等)を炒め甘辛くとろみをつけた具が乗せられる。麺は平麺,手打ちという。結構コシがある。スタミナを注文した場合,スープ本来の味は具の辛さでわかりづらい。スープのない「スタミナ冷やし」というメニューもある(>2000/03/21)。僕は具で勝負するラーメンは認めたくないのだが,「スタミナラーメン」はくせになる味である(>1999/08/09)。メニューは他に,ラーメン(530円)・みそラーメン(600円)・タンメン(600円)・もやしそば(650円)・五目そば(650円)等々。スタミナ焼きそば(700円)なるものもある。(1999/04・記)

1999年8月09日(月)

このHPを開設して,初めての訪問となる。地元では「定番」の店だ。平日昼の2時近く,席はほぼ満席だった。セオリー通りいけば,メニューの左上にあるラーメンを頼むべきだが,やはり「スタミナラーメン・630円」を頼んでしまう。メニュー下にも「スタミナ」がおすすめと書いてある。まわりの客の注文も,ほとんどがスタミナだ。今の時期,スタミナ冷やしを頼む人も多い。改めて食べてみてHP本文を丁寧に書き直してみた。麺は平凡なものという印象だったのだが,平麺でコシがあり「こだわり」が感じられたのである。スープは具の「スタミナ」(レバー・かぼちゃ・ニラ・キャベツの甘辛あんかけ)の辛さでよくわからない。次は「ラーメン」を頼んでみたい(と,いつも思ってはいるのだが・・・)

2000年3月21日(火)

いつもこの店では「スタミナラーメン」(スープが熱いもの)を頼んでいたのだが,そう言えば「冷やし」を食べたことないことに気づく。で,今日は「スタミナ冷やし」(630円・大盛は120円増・それ以上の麺増量はないようだ)を食べてみる。ここの麺は平麺のストレート。あんはけっこう辛い。量は多いが汁っ気も多くなる。なんか最後はぐちゃぐちゃ状態。他のスタミナ系の店では麺の食感を楽しむべく「スタミナ冷やし」を注文する僕だが,この店の場合普通のスタミナラーメンを頼んだ方が素直かなと再認識する。

2002年6月14日(金)

今日はスタミナラーメン(630円)をホットでいただく。店内は午後2時近くでそこそこ満席。・・・今日のアンの出来は最悪。ニラは根元ばかりだし、キャベツの芯にもよく当たる。かぼちゃは皮に近い方ばかりだし、切れ端のようなレバーもポツポツあるだけ。まるで満足感はない。そしてコクのないスープ。ここの麺は太麺ではなく平麺だ。どうも一頃の勢いが感じられない。もはやスタミナの本流の面影はない??

2003年3月14日(金)

ずっと昔から気にはなっていた「スタミナ焼そば」(700円)が今日の目的。大きな白い平皿。一般的な中細麺でしっかりソース色。3分の1くらい固焼そば状態。普通でもいいと思うが・・・それに甘辛のスタミナがかかるわけだ。かなり変わってはいるが,クセになるほどの魅力は感じない。スタミナ自体は基本的な出来上がりで特に不満はないが、やはり固焼そばの麺は消化に悪い印象がある。カレーチャーハン・700円と言うのもあった。

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■ 大進@勝田元町:ひたちなか市元町2-4 11:30〜15/17〜21<029-273-8263>

茨城のうまいラーメン2】(2002/12)掲載店

1999年6月11日(金)

昼時に妻と行き,焼肉ラーメン(揚げた豚肉がのる)とスタミナラーメン(この辺ではポピュラーな「寅さん」と同じかぼちゃとレバーのあんかけ)を注文。スープは一般的な中華料理店の醤油味のもの。麺は太麺。いい感じなのだが,乗せる具の仕上がりを待っているためか麺がのび気味だった。食感が悪く,期待したほどではなかった。スープのないスタミナ冷やしの方がまだよかったかもしれない。

2001年5月23日(水)

スタミナラーメン550円スタミナラーメン発祥の地(「スタミナラーメン」の項参照)と言われるこの店を久々に訪ねてみる。勝田駅東口から北側に延びる飲み屋街の一角の交差点の角にあるこの店、その角を削って入口にしている分、更に店内は狭く感じる。正面から右奥に延びるカウンターと左手前の小さなテーブル席2つで店内はもうギュウギュウ詰めの状態。カウンター手前に座っている先客を体を斜めにしてよけながらその右奥に座る。ご主人の手元がもう目の前である。隠しようがない距離。目隠しを置こうなんて気はないようですべてが見える。メニューはセット物が多彩だが,内容的には地味な感じ。スタミナそのものとライスとラーメン,そしてギョーザの組み合わせが中心。「冷やし」を予定していたのだが,何となくホットが食べたくなる。目の前で作られる「スタミナ」のあんは具沢山な印象。かぼちゃ・レバは当然として(でも少ななめだが),にら・もやし・きゃべつ・たけのこ・キクラゲ・にんじんと言った具合い。麺はけっこう太め。奥さんが抽出しから目分量ですくいあげて,ハカリで計ってから深ザルに1人前ずつ入れる。その麺あげと,どんぶりにタレと化調らしきものをいれ,寸銅から透明なスープを注ぐまでが奥さんの役目。そのスープに麺を入れてから,店主が作ったスタミナの「あん」をかけるまでの時間差が気になった(麺がのびるんじゃないかと心配したわけだ)が,麺はけっこう固めだった。金属製のレンゲで熱々のスープをいただく。かなりはっきりした甘辛。全体としては中華料理店の料理系ラーメンのノリだ。ただ麺が太いことが異質。こうして改めて食べてみるとさすが発祥の地だけあって「基本に忠実に仕上げている」という印象を持った。

2002年7月31日(水)

今日は「焼肉ラーメン冷やし・560円」を。「スタミナ」よりもむしろこの「焼き肉ラーメン」の方がこの店ではポピュラーなものなのである。片栗粉をつけた豚肉を揚げたものの甘辛あんかけが麺の上にかけられたものなのだが,そのあんの上に刻みネギ・ワカメ・コーンがのっているのが見た目的に「ジャンクな雰囲気」というか,「まかない料理」のような佇まい(笑)。値段の割には肉がやたら多く,かなりボリュームはあるのだが,7割ほど食べたところででうんざりしてきた。スタミナと共通(全品共通?)の太麺はいい出来なのだから,もっとアンが少なくていいのではと(個人的には)思う。この時期,この外の暑さでは,調理場の熱も加わってエアコンの効きは追いつかないようで,狭い店内はとても蒸し暑かった。

2002年12月07日(土)

昼時で満席(狭い性もあるが)。今日は前に来たときに気になった「タンメン」をいただく。ここの太麺で「タンメン」にするとどうなるか興味があったから。口の中を火傷する油っぽい熱々の野菜スープ。味はまぁよくある塩味。でも太麺。素材は白菜・筍・もやし・人参・ワカメ・なるとに味玉が4分の1。肉系が一切ないのがとても残念。値段からだろうが(なんと460円),あと100円高くてもいいから肉がちょっと欲しいところだ。

2003年9月07日(日)

久しぶりにど〜んとした「スタミナ」を食べたくなったので,久しぶりにこの店へ。とても狭い店で席はほぼ満席。若い人が多くいつ来ても活気がある店だ。注文したのは「スタミナ冷やし・大盛り」(650円)。ラーメン用の普通のどんぶり一杯にスタミナのあんがかかっているので,パッと見た目は冷やしだかホットだかわからないほど。麺は見事な極太縮れ麺。ボリュームたっぷり。この麺だとスープとかあんの出来はあまり気にならなくなってくる。具は麺を完全に隠す量だが,レバー&かぼちゃは少な目か。そのレバーは下味をつけて揚げたわけではなく,単純に焼いただけ。ちょっとくさみが出てしまうようで苦手なタイプだ。でもまぁ麺を食べるのに精一杯でそれどころではないのだが・・・。最後になると麺の水分でスープが残っているような見た目になるが,麺がのびないので最後までそのコシをあじわえるのが「冷やし」のいいところ。久しぶりに「スタミナ」の醍醐味を堪能できた。

2004年2月27日(金)

珍しく妻と2人で行ったので,前から気になっていた「五目タンメン」(500円)にスタミナ(ホット)+餃子・半ライスの「スタミナAセット」(730円)を注文する。狭い店内はいつも通り満席。安定しているようだ。以前460円の普通の「タンメン」を食べた時に肉系が無くてもの足りなかったのだが,「五目」にすると肉にチャーシュー,味玉4分の1が入ってくる。+40円でこれならすこぶるコストパフォーマンスは高いだろう。ただしスープは薄目でまさに野菜炒めのスープという程度。おもわず普段は滅多にかけない胡椒をかけてしまった。太麺も今日は伸び気味。スタミナもホットでは同じ条件で麺がのび気味。やはりこの麺は冷やしがいいと思う。麺の締まりが違うもの。

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■ 現代@勝田元町 : ひたちなか市元町1-10 <029-274-2338>

2000年3月23日(木)

スタミナ」系の店。勝田駅前ロータリー・交番脇の路地を左側(北側)に入る。向かいの角ははやはり「スタミナ」系の「大進」。間口は狭く奥に深い店。右にカウンター(手前にも2席)左にテーブル席。夫婦で営業しているようだ。平日の昼過ぎだが,場所は表通りからそこそこ奥に入った場所にあるわかりづらい店であるのにもかかわらずほぼ満席。雰囲気からして馴染み客が多いようだ。カウンターの端に座り「スタミナ冷やし・600円」を注文(大盛は650円・ダブルは750円)。この店は甘辛のあんが麺とずらすように盛られて来るのが特徴。味も甘辛より醤油を強く感じる。鶉の玉子が2個,それにタケノコも入るのも独特。レバーの量も十分であんの量も多いから,ライスをもらえばさらにどんぶりが出来そうなくらいである。麺は太麺。冷やしで食べればその食感を十分に楽しめる。メニューの展開も多彩で「スタミナ定食」「マーボー冷やし」などと言うのもあり(一般的なラーメンメニューも一通りある),基本的な味がしっかりしているから,「スタミナ系」に限らず何でも楽しめそうな店である。

2001年6月04日(月) 

勝田駅東口から北に向かう飲屋街の角地にあるこの店(「大進」の向かいだ),薄暗い店内は昼時で8割ぐらいの入り。サラリーマン&学生が多い。今日は,前回(2000/03/23)気になった「マーボー冷やし・650円」が目的だ。大盛り(1.5玉)は50円アップでダブル(2玉)は150円アップだから,基本的に大盛りがお得だろう。ちなみにラーメン(450円)の麺は「細麺」のようだ。そのチャーハンセットが700円。但し5時まで(学生はオールタイム)。定食・丼物もひとそろいある。ラーメン中心ではないのは明らかだ。カレー皿のような白い浅めの丼に,やや黄色味がかった太麺。並盛りでもけっこう量は多く感じる。絹ごし豆腐?挽き肉少々。それが鮮やかに明るい橙色のあんに浮いている。思ったより味が単調で,これなら普通のレバー入りの「スタミナ」の方がありがたみがあるかな。値段も50円安いし。実際食べ進うちに豆腐がくずれてきてしまい,どんどん水っぽくなってしまうし・・・。

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■ 甘辛三吉@本郷台 : ひたちなか市馬渡

2000年2月20日(日)

常磐線・勝田駅からR245へ向かう昭和通り(通称・「33m道路」)の東寄り,「ビックエム」という大きなスーパーがある信号を東中根方面へ南下してすぐ右側。3軒の店が入った集合店舗の右端の店。スーパー「てらしま」の並びでもある。窓に貼った「甘辛・三吉」の大きな文字が目立つ。間口は狭い小さな店だ。いわゆる「寅さん」系の店で「スタミナラーメン」のみを出す。しかもだいたいの人が「スタミナ冷やし」を注文するようだ。入って右側のカウンターの上の壁に,何玉食べたかの記録がずらっと並ぶ。かなり以前からのものなのだろう。紙ではなくプラスチックのプレートに刻印された文字である。日曜の6時過ぎ,先客はなく,若いお兄さんが厨房に1人。「スタミナ冷やし・大盛(1.5玉)650円」を注文するが,麺を入れたのになかなか上げる気配がない。延々洗い物をしているお兄さんに,たまらず「僕の作ってます?」と聞いたら「あんは出来てるんですが,麺を茹でて仕上げるのに10分くらいかかるんです」との返事。「ほんまかいな」と思ったが,後で仕入れた情報によるとここの極太麺は水にさらすのも含めれば全体としてそのくらいかかってしまうそうである。さて,出来上がる頃に奥から年配の細身の店主登場。その店主が麺を水でさらして「盛り付ける」役目。ここでは,他の「寅さん」系の店と同じく,0.5玉刻みで麺の量を増やせて,最終的には4玉(900円)なんてのまであるのだが,誰が食べるのかと思いきや,後からきた若者が「4玉」注文してたから珍しいことではないようだ。事実,それ用の特大どんぶりも厨房の棚にはたくさんあった。もっとも基本となる1玉の量は,僕の「大盛=1.5玉」でも少なく感じる。グラムで1玉を決めているのかもしれない。これならば,4玉でも可能な気はする。ただ,この店は他店と比べて甘辛の「あん」の量が少ないように思う。麺との配分を気をつけなければ,麺が余ってしまうことがあることに気をつけたほうがいい。いくらもちもちの極太麺でも,味がなければつらいからね・・・。>【スタミナラーメン】の項へ

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スタミナラーメン清華@ひたちなか・田彦

20001年4月11日(水)・・・ずっと気になっていた店

国道6号・下田彦南交差点(ジョイフル山新・田彦店のところ)北側の上り線側にある店。カラオケ店(歌えもん)とは店内からもつながっている。深夜2時まで営業(3〜5は中休み・火休)。夜は居酒屋にもなるようだ。店内はゆったりしている。スタミナラーメンは600円。大盛りは650円で2玉だと700円(消費税をとるので注意)。もちろん「冷やし」もあるが今日は「ホット」で。かなり太めの麺。モチモチした感じはないが,固めのいい食感だ。具の「スタミナ」(> 【スタミナラーメンの系譜】)は真似ではなく本格的なもの。その甘辛あんかけの具にはレバーがコロコロたくさん入っている。あとお約束のカボチャ・ニラ・ニンジン・キャベツ。甘辛のあんの味ははっきりしていて,しっかり醤油色のスープの熱さと相待って,汗が吹き出てくる。満足。「スタミナ好き」なら要チェックの店だろう。すぐ北側の「寅さん」とは関係無いようだ。「松五郎」と聞いても反応しなかった。独学だろうか?

20001年4月14日(土)

一応「スタミナ冷やし」(600円)をチェック。熱いあんに冷たい麺の組み合わせ。甘じょっぱさが強かったが,まぁこのラーメンはそう言う大雑把なものだしこれはこれで・・・。具の量は充分,麺は固めだったが柔らかめよりはいいかな。いずれにせよ水戸〜ひたちなかで深夜(午前0時を過ぎても)に「スタミナ」を食べられるのは貴重。ただカラオケには客がけっこういそうだったが,店には他に客はいなかった。広く明るい店内がガランとしている。大丈夫かな?

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三四郎@大甕:木休・第2水休 11:30〜15/17〜21 <0294-54-3461>

茨城のうまいラーメン2】(2002/12)掲載店

2001年6月27日(水)

6月17日に開店したばかりの店。R245(「大甕駅入口」T字路)と大甕駅を東西に結ぶ幹線道路沿い南側にある。さっそく「どんぶり会議」に投稿があり(01/06/21),どうやら本格的な「スタミナラーメン」を出すらしい,しかも「松五郎@上水戸」と関係しているらしいとのそそられる情報が続く。と言うわけでさっそく昼休みに行って来た。店に近づくにつれそんな予感はしたのだが(だって「松五郎」に「三四郎」だし),店に入るや否やご主人ににこっと笑われ「あっどうも〜,ヘンなこと書かないでくださいよ〜」と先制パンチ(笑)。ラーメン本取材の時とか茨城オフの時に何度もお会いした(>「疾風怒濤の茨城縦断オフ 2001」参照)あの「松五郎@上水戸」の方だった。ご主人と同じくらい貫禄があった(実際,上水戸店のご主人がどちらなのか最初迷ったくらいだったし)一番弟子の方がこの「三四郎@大甕」のご主人。松五郎での修行期間は5年くらいになったそうだから「満を持しての独立」と言うことだろう。当然メニュー的にも松五郎とまるで同じで,厨房設備やそのレイアウト,オーダーの取り方・伝え方を見ても,最初から本格的に「スタミナ」の店になっている。むしろ客の回転に余裕がある分,混んでるときの松五郎より「スタミナ」の出来は丁寧なように思う。キャベツも柔らかかったし,レバーも充分。麺(当然太麺)も,おそらく同じ川崎製麺なのではないかと思う(未確認)。今日はホット(600円)を頼んだのだが,スープはちょっとしょっぱかったかな。冷房設備がまだ入らない(近々入るそうだ)ようで汗だくだったから,塩分の不足でこうなるのかななどと考えながら食べていた。でもまぁスタミナの場合は許容範囲。いずれにせよ修行期間は充分なご主人だから,手さばきには年季が入っている。今の「松五郎@上水戸」の若いご主人の「一番弟子」として,県北の方にも安心してすすめられる「スタミナラーメン」の「本流」の店だろう。厨房からご主人が「よくわかりましたね」と言うから「もうネットで話題になっていますから」と言うと驚いた様子。だからか「(ネットとかで)あまりいろいろ書かれるのは好きじゃないですね〜」とも言っていた。「ドキドキしてしまう」とも。「人気のある店なら2割くらいは文句言う人がいますからね。でも話題にならない店はいくらでもあるんだから話題になるだけいいと思いますよ〜」と僕。「そんなもんですかね〜」ご主人が苦笑。たぶん納得はしてないだろうなぁ・・・。駐車場は店の裏に3台分,まわりはすっきりしているし,道は広いからすぐわかると思う。<TOP>

>「どんぶり会議」に投稿(01/06/28

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■ 《 エミーさんの『水戸食べ歩記』BBS 》にみなさんから寄せられた情報(1999/11/03

上記の「寅さん」の歴史的経緯につき,水戸で食全般につき『水戸食べ歩記』というサイトを運営しているエミーさんから貴重な情報をいただいた(1999/11/03)。 ありがとうございました。以下,原文のまま(リンク部分は水戸黄麺が補充)。

ひたちなか市、スタミナ冷やしを置いてる店は知ってる限り三軒あります。駅の近くの「現代」と「大進」。昭和通りの「三吉」。
水戸でもこのタイプのスタミナラーメンを出すお店がいくつかあります。ノレンわけしたり、アレンジしてメニューに加えたりで、けっこうさがせばあるのではないかしら。私が知っているところでは、見川の第一自動車教習所の先、T字路を入った「松五郎ラーメン」、末広町セガを入って長崎屋近くの店(>「松五郎@上水戸」)と、あと50号バイパスライトオンの交差点を入った左側にあるラーメン屋さん(>「ラッキー飯店」)にもあります。たしか、6号ぞいの勝田付近にもウリにしているお店(>「寅さんラーメン」)があったと記憶しています。
実は6号沿いと見川の店は、お弟子さんがやっているところです。では本家はどこかというと上水戸の「松五郎」のおやじが本家です。もう20年前に勝田の駅前の昔のボーリング場近くで、そのおやじが始めたのが元祖スタミナラーメン。3件とも同じレシピで作ってますが、やっぱり本家が一番仕事がていねいです。なぜなら、あんの作り置きは絶対しないから。できたてのあんをいつでも食べられる、そこらへんが若干の味に差が出てるようです。
>やっぱり本家が一番仕事がていねいです。僕もそう思います。元々、本家のおやじさんは、勝田市(現ひたちなか市)の元町にある、『大進』というお店の料理人でした(約30年くらい前)。そのころは、スタミナラーメンは、ホットしか有りませんでしたが、近所では大評判でした。その頃、僕の家も近所だったので、よく出前(といっても、お盆を持って受け取りに行く)で食べました。(『大進』は、今でも、他の方が経営しています。スタミナラーメンもメニューにありますが、味は、今の料理人のオリジナルです)その後は、同じ町内に、『寅さん』というお店を自ら構えました。この頃のお弟子さん(?)が、6号国道沿いの『寅さん』ですね。その後、上水戸へ移って『松五郎』を開店。こちらでのお弟子さん(?)が、勝田の『三吉』だと聞いてます。
上水戸の「松五郎」のおやじさんは、一年ほど前から渡里の方で『玄海』というお店をやっています。 今は、『ホルモン冷し』としてお肉が、レバーからホルモンに変わっています。これもあつあつのピリ辛あんで絶品ですよ♪おやじさんは九州出身だという事もあって今は長崎ちゃんぽんや、皿うどんもやっています。

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