●水戸周辺の店/食べ倒し日記 2004/03
ここでのコメントは僕自身がその日に食べた「印象」であり,あくまで僕個人の「感想」です。
参考程度にとどめ御自分の舌で判断されることを希望します。人の好みは人それぞれですから・・・>> 地区別インデックス
■ 2004年3月の食べ倒し日記 < > 2004年INDEX ☆日付はその日の日記,店名はさらに詳細な内容にリンクできる。
3月29日(月)●げんこつや@上水戸
3月28日(日)●黒船屋@東海
3月26日(金)●来々亭@ひたちなか・馬渡
3月25日(木)●プロデュース@ひたちなか・青葉町
3月22日(月)●梅のや@神栖
3月22日(月)●らーめん屋@ひたちなか・東石川
3月18日(木)●天下一@日立・石名坂
3月17日(水)●常総軒@水戸・駅南
3月14日(日)●角ふじ@つくば
3月14日(日)●常総軒@水戸・駅南
3月12日(金)●とんこつ家@ひたちなか・高場
3月04日(木)●四川味楽@水戸・平須> ちなみにこの月の遠征は以下の通り ≫ 『食べ歩き日記 2004/03』へ
■ 3月21日(日) 虎@王子神谷/二郎@赤羽 ■ 3月07日(日) 二郎@一之江/季織亭@経堂/英@経堂/笑の家@南麻布 ◆ 2004/03
3月29日(月)●げんこつや@上水戸
久しぶりにこの店に来たのだが,初めてみそらーめんを注文してみる。値段は+50円で600円。この店の特徴である背脂やトンコツは味噌の味に消されてしまう感じだ。個性を感じない。やはりこの店は普通のらーめんがいいと思うが,「ラーメンと言えば味噌ラーメン」と言う人達(けっこう多い)のニーズにも応えなければならないのだろう。ひがの製麺の麺箱が見えた。
3月28日(日)●黒船屋@東海
近くに開店したパソコンショップの帰り道に,「えび塩そば」の赤い幟につられて吸い込まれるように入店する(笑)。日曜の昼時でさすがに満席。えび塩そば(650円)を注文。やや茶色の入った白濁スープで,表面に油の膜。茶色いかす。一言で言えばわかりやすい海老の味。ゆずが効いている。麺はざっくりした食感の細麺。柔らかチャーシューに青身。味玉は+100円で焼豚+200円、大盛は+100円。つけめんは味玉付きで700円で「つけあつ」もある。サービス券にメニュー他のデータあり。
3月26日(金)●来々亭@ひたちなか・馬渡:馬渡558-1月休 11〜15/17〜22(土日祝通し)<029-276-2368>
R245海浜公園入口交差点を勝田駅方面に曲がってすぐ左側に開店した店。以前珍来と言う店としてオープンしたもののなぜかすぐ営業を中止し長らくそのまま空き家になっていた物件である。駐車場も十分で基本のラーメンが430円,塩が450円と言うかなり安めの値段設定だが,みそはポンと630円に跳ね上がる。他は五目(630円),ねぎ(480円),チャーシュー麺(750円),タンメン(600円)と言うところ。半らーめん(270円)と言うのもあり,チャーハンセットにするとA:半チャーハン&半ラーメンで620円,B:ラーメン&半チャーハン780円,C:チャーハン&半ラーメン870円。ちなみに単品のチャーハンは630円で半チャーハンが380円(値段はすべて税込価格)である。Bセットを注文。麺は渡辺製麺所製のやや太めのプルプルしたタイプで満足したが,スープは普通かな。具はほぐれ系のチャーシューと薄い味付けのメンマに味玉。スープが麺がと言うタイプの店ではなく,普通に食事としてラーメン「も」楽しむ店というところだろう。
3月25日(木)●プロデュース@ひたちなか・青葉町:11〜14/17〜20
どんぶり会議の情報(2004/03/24)で知った店。勝田表町商店街の南端(湊線の踏切寄り)・東側にある。カタカナで「プロデュース」と言うラーメン店らしからぬ店名で,しかもその看板が手書きぽかったりするから外観はちょっと怪しげ。小さな居酒屋のような構造で,格子窓は閉じられ店内の雰囲気が外からではまるでわからないから,ラーメン目的で来ると少々入店を躊躇してしまいそうだ。意を決して入った店内は左半分が調理場で,奥に向かうカウンター席が目の前に。元々は何の店だったのだろう。奥行きの無いこぢんまりとした店だから,馴染み客でもない限り息苦しくなる構造。店内の装飾も手作りっぽい。「あっさり和風めん」(670円)を注文する。メニューにはその材料(=具)の産地がずらっと書いてあって「大阪の麺,国産のつみれ,福岡の高菜,静岡の青身,茨城の油揚げ,兵庫の海苔,千葉のあさり,茨城の卵」という具合なのだが,産地だけ書いてあっても商品名が示されるわけでもないから「だからどうした」と言いたくなる品揃え(笑)。さてその和風めん,スープの旨味はけっこう強く,脂っ気を抜いて魚介系を強調したような感じ。ラーメンとしては確かにあっさりなのかもしれないが,そもそもこれで麺とバランスがとれるのかしら。その麺は固めだが特に工夫は無いタイプなところももの足りない。そしてやはり具が中途半端。メニューの能書きの割に具に統一性がないと思うのだ。一つ一つ具を食べていって頭をひねってしまった。つみれは良くも悪くも家庭料理的で,高菜も味付けしていないので意味がわからない。そもそも茨城産の油揚げと言われても・・・。手作りで素材にこだわった感じにしようという気持ちはわかるのだが,ラーメン好きが今のラーメンを工夫して個性を出したと言うより,さほどラーメン好きでない人が今の脂っ気の多いラーメンを否定したらこう言うものになったと言うような印象を受けた。食べ終わったら「いかがでしたか」と聞かれてしまったので,「具材にまとまりがないからラーメンで勝負するならシンプルに麺とスープを工夫したものを基本とすべきでは?」と言ってしまった。多分あちらも僕同様,相手の言うことに納得はしていないだろうが・・・(笑)。サイドメニューとして,「さっぱりモヤシヤキ」と言うもやし炒めも300円と言う値段に惹かれて注文してみたら,おもむろに奥さんが奥の小さなコンロを使い普通のフライパンで炒め始めた。案の定,挽き肉煮過ぎのべちゃっとしたものだったりしたのも,少々この日の気持ちを凹ませたわけで・・・。
3月22日(月)●梅のや@神栖:鹿島郡 町大字奥野谷3425-1 第3水休 11〜翌1:30 <0299-90-6556>
神栖町の片側2車線の広い国道(124号線)沿いにある。深夜0時過ぎだったのだが,遠目にも目立つちょっと今風の派手な外観につられ入店。先客は1組。店内は小上がりの座卓4台にテーブル席3台,あとカウンター席。調理場は深夜なのに女性二人でやっていて,どうもパートっぽいやりとりが聞こえ少々不安になりつつも「甘露醤油らーめん」(650円)を注文する。小さめのどんぶりに盛られスープ表面一面の葱と背脂が目立つ。名前通り甘めのスープなのだが,旨味が強く,麺が普通に細目のストレート麺なので,葱と背脂を抜けば平凡ならーめんになると言う感想だ。外観や様々なキャッチコピーは凝っているのでちょっとそそられたのだが,少々期待はずれ。他のメニューは極上味噌(700円)四川風浜塩(680円)と言うところで,頭に「炙り」がつくラーメンがチャーシュー麺と言う位置づけのようだ。九条ねぎらーめん(470円)と言う具が青ねぎだけのラーメンがあり,そういわれれば同じメニューがあった天天裕〜黒船屋に店全体のコンセプト似ているかも。同じ会社のプロデュースなのかもしれない。入口左側にガランとした待ち客のスペースがあった。昼時は混むのだろうか。
3月22日(月)●らーめん屋@ひたちなか:11〜23 水夜休
何度か来た店なのだが,派手な黄色い外壁に「あんかけ麺700円」の写真いりの大きな看板がかかっていたのにつられて入店する。店内にもその張り紙があちこちに。メニューにもトップに追加されている。当然そのあんかけ麺を注文する。具はレバーではなく揚げた豚小間切れ肉。キクラゲが妙にたくさん。ゆでた麺を冷水で締めたものにそのアンをかけた「スタミナ冷やし風」だが,麺の水分か炒め野菜の水分かわからないが汁気が底にけっこうたまっていて中途半端な感じ。味付けもこの日はしょっぱめ。塩の入れすぎ?。要するに地元の定番の「スタミナ冷やし」をイメージしたものなのは明らかだと思うのだが,以前はなかったように思うし,なぜか若い女性が広いカウンター内で一人で作っていたので経営者が変わったと言うことなのだろうか?。これで700円なら半チャーハンらーめんセットの方がリーズナブルでよかったかなぁ・・・。
3月18日(木)●天下一@日立:日立市石名坂町2-2-7 月休 18〜翌1 <0294-53-7843>
日立市南部の石名坂上,国道6号線沿いにある。以前通った時は無かった店なので新しい店かと思ったら,カウンター内のご主人は年季が入った人。他所からの移転or転職と言うところか。ラーメンはしょうゆ・みそ・塩で各600円,つけめんも3種で各650円と言う基本構成。野菜は+100円,チャーシューは+250円と言うことになる。「無化調の天然だし」とのことだが,ほんとに無化調?と言うくらい重めのスープ。やや縮れた細麺は固めで個性的。極太のメンマは噛みごたえのあるもの。そしてしっかり半熟の味玉が乗り,あと海苔にナルト。深夜営業の店なので覚悟したよりは印象が良かった。何となくチェーン店っぽい名前だがネットで検索しても情報はないので個人営業の店のようだ。店はテーブル席が作れそうな空間がありながらカウンター席だけなので比較的ゆったりしている。水はセルフ。入口脇のジュースケースに「ご自由に」と書かれたキムチとかがあったが,馴染みでもないとちょっととりづらいかも。
3月17日(水)●常総軒@水戸
きょうは「もり野菜」をいただく。850円と高いが,滝野川大勝軒では900円だからしょうがないかも。茨城大勝軒の750円が特別なのだろう。前回気になったつけ汁用の「焼き石」を実際に試してみたのだが,あまり石が焼けていなかったので効果はそこそこだった(笑)。もう一つ,ここではつけ汁の「酢抜き」も出来る。今日のつけ汁は確かに酢がちょっと強くて元スープの味もよくわからなかったから,こんな時は「酢抜き」を一度試してみたくなる(笑)。ふと上を見上げると天井中央に白いスクリーンが。昼間では全く見づらく,客にとっては意味のないものだと思うのだが,いろいろ工夫しようとしているのはわかる。
>「どんぶり会議」に投稿(04/03/18)
3月14日(日)●角ふじ@つくば
先月と同じく,水戸で午後6時過ぎまで仕事で拘束される。それからつくばを目指すわけである(笑)。それでもここの極太麺を食べられれば満足なのである。
3月14日(日)●常総軒@水戸
食べたのは「どんぶり会議」で情報(04/03/10)のあった「水戸限定」と言う「濃厚塩」(680円)。注文後に気がついたのだが,貼り紙には「平日夜間限定」との表示もあるし,そもそも「近日発売・少々お待ちください」とも書いてあって,まだ正式メニューではなかった模様。でも「塩はどの食券で?」と聞いたら,券売機で「中華そば」の食券を買い口頭で「塩」と言うシステムだと教えられたし,「塩一丁!」と注文を調理場に通した。日曜の昼だったのだがどうなっていたのだろう?今日は麺の茹で加減もよく,懸念したスープの濃度もいい感じで,大勝軒の醤油を塩味にするとこうなるんだろうなぁと言う感じのもの。つまり旨味十分(笑)。もっとも塩にはもう一つ「大勝軒・東京塩」(代々木本店にしかない幻の味)と言う のもあり,食べたのが「濃厚」とすると基本はもっと薄い感じなのかも。ただし,フロア係の若い男性に「濃厚で」と言い換えたのが調理場に伝えられたかどうか不明なので(ハイと返事はあったが調理場にすぐ言いに行かなかった)どうもはっきりしない。単に「塩」と言うとどちらが出てくるのか?壁の貼り紙を見ると,さらに「ダブルスープの濃厚あっさり醤油」と「香味油のコク醤油」というメニューも追加される模様。あと,フロア中央の テーブルのコンロにはなんと「焼き石」があった。焼いた石をつけ汁に入れて温めろと言うもので,ちょっと面白いアイデア(効果は3/17参照)。もう一つ,ここではつけ汁の「酢抜き」も出来る。さて,調理場側の壁には東池袋大勝軒のご本尊・山岸さんの「常総軒さん江」と言う 直筆色紙の額が!言葉は『人生の試練に打ち勝て』・・・意味深だ。そもそもこの店,ここ2〜3年で全国各地に急激に増殖しつつある「大勝軒」と言うそのままの店名でなく,何故か「常総軒」と名乗りながらも『大勝軒の味』なんて看板に大きく書いたりするから,過大に期待されたりして,「大勝軒の味と違う」と批判されたりすると思うのだが, 大勝軒とは一線を引いた「常総軒の味」と考えれば水戸では十分個性的だと思うのだ。少なくとも「もりそば」の概念を知らない水戸の人には入門用として最適かと(笑)。各地にある東池袋系の大勝軒は,マスターの山岸さんの広い心(?)もあって 修行期間やその形式も様々なようだし,独立後各々の解釈で味が微妙に変わるのはどんな店でも必然だろうから,こと大勝軒系の店に関してはその系統は参考程度に 考えるべきなのかもしれない。独立後の味はその店の考え方次第だろうし・・・。そう言う意味でも看板に大きく「大勝軒の味」と書いて,そう言い切ってしまうのは『僕は』やめた方がいいと思うのだが・・・「常総軒の味」を目指すべきと言うこと。大勝軒とは一線を引いた「常総軒の味」と考えれば,少なくとも水戸では十分個性的だと思うのだ。「比較」の問題にしなければあとは「好み」の問題だし(笑)。
>「どんぶり会議」に投稿(04/03/18)
3月12日(金)●とんこつ家@ひたちなか
1時に行ったら目前でライス切れ。楽しみにしていたチャーハンセット850円を逃す。結局いつも通り,ラーメン細麺(550円)に普通麺の替え玉(100円)で仕上げる。
3月04日(木)●四川味楽@水戸・平須:水戸市平須町1820-41 無休 11:30〜15/17〜23(土祝祭11〜23)
「どんぶり会議」で情報(03/10/18)で知った店。旧6号(千波街道)沿い,新県庁の南,交差点角にある。元々は「豫園」と言う店だったところだ。基本的な店の構造は以前とほとんど変わらず,店名だけが変わったと言う感じだ。メニューを見ると「アツアツ石鍋・四川タンタン麺」(680円)がおすすめメニューのようだが,今日は麺類の部の一番上の「中国四川省成都の名物」と言う「成都白湯麺」(880円)を注文してみる。具が海老・イカ・ホタテ入りの五目野菜煮込みで塩味の湯麺。ややとろみがある熱々の白湯スープで,野菜や海鮮の旨味はけっこう出ているが,今日のは塩っ気が足りない印象。麺は中華系の店によくあるタイプのやや縮れた細麺。中華系の店によくあるように,やはり麺は脇役と言う印象だ。具は確かに多彩だが,900円近い値段からすると少々物足りない。ランチメニューも多彩。「かに入りスープチャーハン」「石鍋キムチチャーハン」と言うのもそそられる。ガラスポットの濃いめのウーロン茶が美味かった。写真入りの店のサイトがあるようだ(音楽が鳴るので注意!)。<029-243-6086>