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水戸市内の店 INDEX 《や》〜《わ》

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ここでのコメントは僕自身がその日に食べた「印象」であり,今現在の味を表すものではありません。
参考程度にとどめ御自分の舌で判断されることをお願いします。人の好みは人それぞれですから・・・

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《や》

屋台ラーメン@赤塚屋台ラーメン@市役所脇豫園@平須よってこや@河和田

《ら》

ラーメン@青柳市場前ラーメン専科@笠原ラーメン天国@泉町楽家@平須楽楽@元吉田ラッキー飯店@水戸蓮華@小吹町龍愛餐館@水戸

《わ》

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 屋台ラーメン@赤塚 : 20〜0・日休(雨の日も)

2000年7月24日(月)

赤塚駅南を東西に走る通りを西へ。茨城銀行のある交差点の角にある。らーめんは500円(チャーシューメン700円・大盛り700円)。脚場用パイプの骨組みにトタン屋根,壁はブルーシートを張っただけ。椅子は会議用のパイプ椅子で本体はリヤカーのまさに屋台。スープ自体は醤油ダレとラードそしてお湯と言う感じ。ストレート麺はかなりやわらかめだった。具はチャーシュー・のり・メンマ。外観はともかく,ラーメンとしてはさしたる特徴もないかな。飲んだ後に(飲みながら?)楽しむ普通のラーメンだと思う。

茨城県内の店・徹底攻略月間 【県央編】 参照 

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 屋台ラーメン@市役所脇:日休 18〜翌1(金土〜翌3)

1999年11月12日(金)

水戸市役所西側の駐車場で,小型トレーラーで営業している。三方がベンチ。ひげ面でタオルを頭に巻いた無愛想な若い店主(だと思う)を見上げるように座るようになる。ラーメンは600円。岩海苔が溶けた感じのスープは醤油の味が強い。深みのある味ではない。しかし麺は固めで,こういった感じの店によくあるべちゃっとしたものではない。バラ肉ロールチャーシューは厚め。けっこうやわらかい。メンマも元気だ。屋台で食べる仕上げの一杯としては上質であると思う。エミーさんとの食べ歩きオフ(「アラビアンOff&おまけラーメン」)の時に見つけたのだが,イラストがあるので,この店の雰囲気がよくわかると思う。

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 豫園@平須 : 年中無休 深夜2時まで営業・・・【閉店】→「四川味楽」に

2000年5月08日(月)

水戸千波の旧6号を南下し新しくなった県庁を左手に見てその先,道が元通りの2車線になってまもなくの右側にある。深夜は看板がよく目立つ。店前の駐車場は充分に広い。建物そのものはそっけないスカスカした造りだが,その装飾が独特。日本人の感覚と違う色使いだ。店内もそう。そして店員も外国人(中国系)みたい。注文に気を遣う。五目が600円,牛バラ,角煮,トンポーローが各々680〜780円と中華料理系のラーメン店としては安めだからそちらを注文すべきなのかもしれないが,やはり麺とスープにこだわりたいからここはぐっと我慢してラーメン480円をオーダー。・・・出てくるのがえらく早い。スープに厚みはあるがタレの味は少ない。まろやかな味。麺は細めのストレート麺。食感がいい。ザクザクしている。具はチャーシュー・メンマ・ワカメ・海苔と種類も味も一般的か。仕上げに熱いウーロン茶が出て来たのはうれしい。メニュー的にはご飯もの(チャーハン各種,ホイコーロー丼等々・+50円で大盛)がうまそうだった。つまりラーメンにこだわって入る店ではないと思う。深夜,まともなご飯ものが欲しくなった時にちょうどいい店だろう。もっとも飲茶食べ放題(1680円・1000円・4才以上680円)と言うのもあったから,家族連れで日曜の夕食に来ると言うのも面白そうだ。

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 よってこや@水戸・河和田:水戸市河和田町3840-1 無休 11〜翌2(日祝〜24)<029-309-1116>

2003年7月16日(水)

『とん塩らーめん』

この7月8日に開店したばかりのこの店、全国展開するチェーン店(→公式HP)で、県内では牛久にもすでに出店していて、だいたいの雰囲気はわかるのだが、水戸では貴重な新店。さっそく先日の日曜(13日)にまず行ってみた。が、小雨の日曜の午後6時前で,入り口に固まる20人近い行列。でも窓から見ると店内は空席があるように見える。オペレーションがまだ悪いのかな? バイト募集の貼り紙の勤務時間から,深夜も営業しているのだろうと,夜に出直して来たら,日曜の夜10時半過ぎで,閉店直後という感じだった。売り切れ?(>「どんぶり会議」に投稿<03/07/14>) ・・・ と言うことで,結局,その3日後のこの日,やっと食べることができた。

水戸市南部を東西に走る国道50号バイパス,トイザらスの東側の交差点角地という好立地条件。「よ」一文字の大きな看板の目立つ,焦げ茶色の板で店の外壁周りを覆った(元々は和風の店舗だったような・・・)風変わりな外装。壁面のヘタウマ文字は少々安っぽい感じもするが,これはこの店の決まりだからしょうがない。高い天井の店内は「今風」でなかなかにきれい。中央に吉野家式カウンター席が突き出し,右側にソファー席,左側はテーブル席という構造。「屋台味らーめん」(650円)がこの店の基本だが,牛久店で食べているので,今日は「とん塩らーめん」をいただく。700円とちょっと高めの値段設定。やや茶濁したスープ。モンゴル岩塩使用だそうだが,かなりはっきりした味付けで、自然なものかどうかはわからないがとろみのあるスープ。麺は歯切れのいいやや固めの細麺。具は緑の岩海苔が浮くのが目を引く。あと揚げネギ&白髪ネギにキクラゲとチャーシューの薄切りが2枚。値段からするとボリューム的にはもの足りないが,チェーン店のものとしては「個性を出している」と言う点でいい狙いだと思う。少なくとも,水戸で深夜まで食べられる店でこの出来なら,けっこう価値がある店かな。会計時,意外にも消費税を取られなかった。

2003年8月05日(火)

今日は2回目。『中州屋台の白とんこつ味』と言う「白湯らーめん」(650円)にしようと思ったのだが、『新発売限定』というコピーに惹かれ『アオサと塩豚の海老醤ひらつけ麺』を注文(700円)。具と一緒に別皿に盛られた冷水で締めた平打ち麺を,小どんぶりの熱いスープ(=つけ汁)につけて食べる,いわゆる”つけめん”スタイル。洒落た器に盛られたそれは,東京の新店ではよく見るタイプだが,まだまだ水戸では貴重なタイプ。チェーン店ではあるが,しっかり流行のツボはおさえているようだ。メニューの写真では赤い色のつけ汁も,実物は「茶濁系とんこつ」と言う感じ。味は当然濃いめ(つけ汁だし・・・)。麺を食べた後に「スープ割り」したくなる濃さだがが,目の前を忙しく行き来するお姉さんにはちょっと聞きづらかった(「スープ割」の説明をするのが難しそうだし・笑)。具は白髪ネギ・塩豚・乾燥したアオサに,しっかりタレのしみこんだ煮卵が半分。やや透明がかった固めの平麺は好みのタイプ。季節メニューで『ごま風味と黒酢の冷めん』と言うのもあるようだ(780円)。

2003年9月05日(金)

今日は「中州屋台の白とんこつ(パイタン)味」(650円)と言うのを食べてみる。前回,「つけめん」をけっこう気に入ってしまったのだが,味付けを濃い目にして直接飲むことのない「つけ汁」と違い,ごまかしようがないのがラーメンのスープ。案の定,旨味十分のはっきりした味付けで実にチェーン店らしい味(笑)。機械的,人工的,画一的とでも言おうか・・・それでも水戸では特徴のあるスープだとは思うが,メニュー的につけめんほどのインパクトは感じなかった。具はきくらげ,メンマ,もやしに,紅ショウガ,青ねぎ,チャーシュー。モヤシが入るのが「中州屋台風」と言うことなのだろうか?麺はつけめん以外は共通の模様。やはりこの店に来たら「つけめん」しかないかなぁ・・・。

2003年9月30日(火)

水戸の深夜で営業時間を気にせず食べに行ける店として,チェーン店ながら最近この店を重宝しているのだが,今日は「ひらつけめん」かなと思って入店したら「宮城吟醸味噌らーめん」(700円)などという季節限定メニューがある。なんとなく予測がつくのだが,HPのネタとしてはついついそちらを注文してしまうところがラーメンマニアの悲しいところ(笑)。宮城の高砂長寿味噌を使用したという濃い茶色(赤味噌色と言うべきか)のスープは,旨味も強く且つ濃い。でもちょっと甘みとコクを感じるタイプなのでスープの個性は感じる。値段(700円)の割に量は少な目なのがちょっともの足りない。麺は意外に細麺。ラーメンと共通なのだろうが,つけめんは専用の平麺なんだから,味噌も専用の太麺とかにすればいいと思うのだが・・・。具は赤唐辛子のかかった白髪ネギにキクラゲと味玉半分、そしてバラチャーシュー。これもラーメンと共通だ。帰りに「味噌ラーメン半額券」の入ったチラシをもらった。しまった,次の機会にこの味噌ラーメンにすればよかった・・・。

2003年10月12日(日)

前回もらった味噌半額券を有効利用すべく,家族4人で「ホロルの湯@常北」に行った帰りに寄ってみる。注文したのは味噌らーめん3杯につけめんを大盛りで1杯,それにこれまた半額の餃子を2皿。もちろんこういう店だから餃子は冷凍物だろうが,家族の評判は意外によかった。つけめんの平麺も概ね好評。では肝心の味噌らーめんのスープはと言うと,「インスタントの『サッポロ一番』の粉末スープをとんこつスープで溶いたような感じ〜」と言うのが上の娘の大胆な意見。僕は2度目なので,そう言われて改めてスープを飲んでみると,言い得て妙だと納得してしまった(笑)。妻は全体的に高めの値段設定が大いに不満の模様。「各品150円は安くしないと家族連れには高く感じる」と言うのが彼女の強い意見。でも今日は味噌も餃子も半額だったわけだから,もちろん通常の値段での話なのだが,半額の今日でも合計2300円。我が家の場合,味噌に関しては家族4人2000円強で満足できる「えぞっ子@五軒町」がすべてのラーメン店の基準なのでしょうがないのである・・・。

2003年11月05日(水)

この店のメニューでは唯一気に入ってリピートしている「海老醤ひらつけ麺」(700円)を今回もいただく。内麦ホクシン100パーセント使用と言う平麺は個性的でチェーン店のものとしてはいい出来だと思うのだ。ところでこのメニューのチャーシューは以前は「塩豚」と言う売りだったと思うのだが,今は特にチャーシューのコメントはない模様。まぁ,あまりチャーシューを重視しない(連食する時はチャーシューを持てあまし気味になるからそうなってしまった・汗)僕にはどちらでも大差ないのだが・・・。

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 ラーメン@水戸・青柳市場前

2002年3月13日(水)

青柳市場正面の交差点向の空き地にあるラーメン屋。店先の提灯にも入口の白いノレンにも「ラーメン」と書いてあるだけ。プレハブ物置を改装したような造りでまるで期待できない外観だが,ラーメン好きの性で食べないわけにはいかない。この時深夜0時,案の上,店内は雑然としていて飲み屋の造り。サッシ戸を開けるとすぐカウンターで,左側の小上がり(単に一段高い場所と言うべきか)には大きめのこたつが雑然と置かれている。酔い潰れている客がカウンターに1人。他に客はいない。愛想のいい中年の店主とお手伝いのような若い女性が1人いる。ラーメンだけを頼む雰囲気ではないが,ラーメン以外のものを食べる気もさらさらないのでラーメン・500円を注文。主人の顔が一瞬とまどった。一番安いメニューなのだからしょうがないか。この時点で寸銅鍋に火が入る(おいおい)。出てきたのは思いっ切り普通のラーメン。化調のきいた濃い醤油色の甘めのスープに固め(湯温が低いからだろうが)の普通の麺。海苔1枚に醤油に浸しただけのようなメンマ,そしてこういうラーメンにお約束のワカメ(しかも柔かめ)。極めつけは「あまり新しい感じのしない」バラチャーシュー・・・。7割ほど食べた頃、隣で酔い潰れていた客が目を醒まし僕の方を向いてブツブツ文句を言い出した。早々に店を後にする(からまれたのではたまらない)。と言うわけで店名も営業時間も定休日も聞かなかった。いずれにせよ,ラーメン目的で行く店ではあるまい・・・。

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 ラーメン専科@笠原 : 

2000年9月05日(火)

水戸市南部,R50バイパスのサントル千波地下交差点東側にあるチェーン店。ボックス席×5,畳席×4,カウンター7席。「意外にあっさりした風味豊かな東京しょうゆ味」と言うキャッチフレーズに「??」と思いながら「東京コテコテラーメン・580円」(+消費税で609円)を注文。黒いどんぶりで甘めの背脂が浮く。それがあるから「東京コテコテ」と言うこと?黄色い麺は固め。具はメンマ・茹で玉子・ワカメ・チャーシュー。元々の醤油味のスープが濃いめで,全体的に人工的な感じがする。チェーン店だから当たり前か・・・

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 ラーメン天国@泉町: 水戸市泉町3-3-8 <029-228-6165>

2001年3月22日(木)

飲屋街の2店に行ってみる。まず「ラーメン天国」。一方通行のスナック街のど真ん中にあり,居坂屋タイプの高いカウンターのみの店。カウンター内には,ヒゲにオールバックの渋い店主が1人。醤油ラーメンは肉系のはっきりした味で,旨味の強いしっかり醤油色のスープ。麺はやや太めの縮れ麺。具は脂身のない名刺大のしっかりしたチャーシューが1枚。それにノリ・メンマ・ワカメ・・・削ぎ切りのネギがのるのが特徴的。飲んだ後の一杯としては上等だろう。

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 楽家@平須:水戸市平須町1820-333 11:30〜14/17〜24 <029-244-9773>

2004年2月19日(木)

昨年秋のどんぶり会議の情報(03/10/18)で知った店だが,当時はあまりそそられず,ふと思い立って訪ねてみた。今まで気がつかなかったのだが,千波街道の平須十文字を西側に曲がってすぐにある。カウンター5+5席,小上がりにテーブル席4人×3台。調理場には,店の古さの割には若い男性が1人。麺工房ミタニの麺箱が見える。メニューは正油らぁめんがサービス価格で380円。塩も同じ。味噌は550円。セットにするとチャーハンが700円,肉野菜炒めが800円と言う構成。チャーハンセットを注文する。具はチャーシュー・ワカメに味付けの濃いメンマ。スープは色も味も濃い。舌がしびれるほど。値段相応と言えばそれまでだが,まず最初に「380円」という値段ありきと言う感じでラーメン好きとしてはどうにも面白くない。500円でも600円でもいいから,もっとちゃんと作れと言いたくなる。少なくとも,店名にらぁめんとつける以上,もっと麺とスープにこだわりを持つべきだろう。セットものの値段から引き算してはじき出したようなラーメンなど食べたくない。これではセットものを食べる気もなくなると言うものだ。若い人(2代目?)の店のようだが,接客も実に丁寧で,店も厨房もこぎれいなだけに,ちょっとこのままではもったいない気がする。

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 楽楽@元吉田 : 水戸市元吉田町1486-5 <029-247-8665>

>>>【水戸のレトロなラーメン店】参照

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 ラッキー飯店@水戸: 水戸市元吉田町1507 木休 11〜21 (029-247-6945)

【スタミナラーメン】の項へ

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 蓮華@小吹町 : 水戸市見川町2165-19 月休 営業時間は看板に未記入 <029-244-1148>

2001年5月30日(水) 

「どんぶり会議」で話題になった(2001/05/28)店で,50号バイパスを千波から水戸インター方面に向かい,桜ノ牧高校交差点東側の三菱GSのある「小吹町入口」交差点を右折してすぐ左側にある。開店間もないという感じの明るく新しい店内。正面にカウンター&調理場で右側にテーブルが2台,左手前にL字型のソファ席,左奥の床材張りの小上がりに座卓が2台と言うレイアウト。基本となるのは「らーめん480円」のようだが,掲示板での報告は芳しくなかったので,ちょっと目立つ(看板メニュー?)「五目蓮華そば・800円(+消費税)」を注文してみる。実に具沢山。列記してみると玉子・筍・チンゲンサイ・ハム・シイタケ・豚肉・マッシュルーム・白菜・ニンジン・イカ・エビ・ピーマン。何目だろう?ややとろみをつけてかけられ,色はしっかり醤油色。けっこう甘めの味付けで,旨味も強い。麺は中華料理の店によくある細めのストレート麺で,思ったよりは固めでよかった。と言うか無難だった。たぶん中華出身の主人が独立した店で、看板に書いてある「ファミリー中華」の表現が全てだろう。ラーメンを目的にではなく,ご飯物のランチ目的でラーメン「も」食べたいときにはいいかも。向いのうまいもの屋「チャンセロ・チャンセラ」と言う店が気になった。

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 龍愛餐館@水戸 : 水戸市開江町653-8 月休 11:30〜14/17〜22(21:30 LO)<029-253-5094>

>【 茨城のうまいラーメン 2001 】掲載店

2000年5月09日(火)

国道50号赤塚郵便局の交差点を済生会病院側に曲がる。少し不安になるくらい走った済生会の入り口角(T字路・とんかつの「富勝」がある)から手前に2番目の奥まったところにあるしゃれた中華料理店。赤塚から来たら小さい看板でわかりづらいかも(渡里方面からならよく目立つ看板がある)。向かいや周りは普通の民家なのだ。店の前には斜めに6台ほどの駐車場。外観は中華らしいそれではない。洒落た,グレー基調の外壁。店の名前は「ロンアイサンカン」?。”LONG-AI-CAN-GUANG”と表示されている。店内のBGMはJAZZ。しかも黒い板壁にはライトに浮かぶオブジェ。打ちっぱなしのコンクリ−ト壁に間接照明に浮かぶ黒いテーブル・・・渋めだ。僕は「具で勝負する中華料理系のラーメン」は本当は好きじゃないのだが,ランチメニューの一番上は坦々麺・・・。迷うところだがその坦々麺をオーダーする。・・・小ぶりなどんぶりで出てきたそのスープをひと口。酸味が利いていてちょっと意表をつかれる。いわゆる「ラーメン屋のタンタン麺」とは違う。「具」は粗めのひき肉とニラに赤唐辛子をあんかけで炒めたもの。うまい。でも,本来中華料理店なんだから「具」がうまいのは当たり前か。で,こう言う店の場合麺はよくあるストレートな細麺だったりするんだが・・・・けっこう太い麺だ。しかもつるつるでコシがある。けっこう麺にもこだわってるみたい。あまりスープとからむタイプじゃないが,酸味が最後まできいてるこのスープにはこの方が合うのかも知れない。ところで麺の量は少なめだから,あっという間に食べてしまう。残ったスープを残った「具」と一緒にレンゲでちまちまと飲むことになる。酸味が楽しい。ランチタイムだったからか,なんとコーヒーまで出てくる。このコーヒーがついて700円では,「隠れ家的佇まい」といい,若い女性なんかとくるならちょうどいいかも。夜は22時まで(オーダーストップは30分前)。休みは月曜。火・水は定食系が割引するみたいだ。ところで,ランチタイムは麺類に半ライスがサービスされるようだ。この坦々麺は「麺」がすすんで「具」が残るから一緒に頼んどいた方がいいと思う(言わなきゃ持ってこないけど・・)。

> これをハードボイルドタッチで書くとこうなる⇒「固茹玉子的感想

2000年7月26日(水)&7月30日(日)=「茨城のうまいラーメン」掲載時の取材 より

実際に取材した時の裏話等もっと詳しく書いて,最後に各店のデータと実際に書いた紹介文も載せてみた。掲載された文面と比べてみるのも面白いかもしれない(ほとんど変わらないと思うが・・・)

この店のネタ元はエミーさんの「水戸食べ歩記」。その掲示板で話題になっていて,後に食べに行って気に入った店。本来「中華料理系」の店は「具で勝負」と言う傾向が強く,ラーメンの基本となる麺とスープにそれほど気を使わない場合が多い。もちろんそれでも一般的には「美味しいラーメン」と言えるのだが,やはり「ラーメンの本」である以上,具が無くてもこだわりが感じられる店が良い。この店の麺はやや太めで多加水のつるつるした麺。東京渋谷の台南担仔麺の麺のように「台南式屋台そば」のイメージ。それが気に入ってしまった。もっとも最初に食べた時は「坦々麺」だったので,この取材日ちょっと前(7月26日)にラーメン(清湯麺=チンタンメン)を食べに行っている。チェックしておこうと思ったのだ。 わずかに醤油色のスープ(味付けははっきりしている)に前述の麺,それに厚めのチャーシューと焦がしネギが浮いてとてもいい感じ。まさに「担仔麺」を思い出した。これも捨てがたい。けっきょく取材当日に奥さん(この人が実に饒舌な方で,「薬膳」の話を聞いているだけで健康になれそうである)に聞いて,写真付きで掲載するのは,本来の看板メニュー「坦々麺」で行くことに決定する。済生会病院近くの普通の民家が並ぶなんでもない通りにあるこの店,店内外は意外に今風の落ち着いた造りで,ちょっと洒落て行くのにもおすすめの店である。余談だが,二度目にラーメンを食べに行ったときに,ランチメニューにないラーメン(清湯麺)を注文しため,奥さんは僕を同業者の偵察と思ったそうだ。でも嫌がらせだとわざと残したりするのに,そうでもなく最後まで食べていったので,おかしいなぁと思ったたとか。それだけ怪しげだったのだろう。

【店名】龍愛餐館(ロンアイサンカン)
【住所】水戸市開江町653-8
【電話】029-253-5094
【営業時間】11:30〜14:00/17:00〜22:00(21:30 LO)
【座席数】カウンター4席・10人テーブル*1・6人テーブル*2・4人テーブル*4・計42席
【定休日】月休
【駐車場】有・店前6台+向い側に20台
【掲載メニュー】坦々麺(ホウレン草):750円
【主なメニュー】
清湯麺(チンタンメン=ラーメン):500円
炸醤麺(ザージャンメン=みそ冷やし):750円
大滷麺(タールーメン=五目野菜入り):800円
素菜湯麺(スーツアイタンメン=野菜タンメン):700円
【行き方】
国道50号赤塚郵便局の交差点を済生会病院側に曲がる。渡里方面からの「済生会病院入り口」の看板のあるT字路(とんかつの「富勝」がある)の手前2番目の奥まったところ。
【キャッチコピー】
「医食同源」にこだわる珠玉の味 「大切な人」と訪ねたい洒落た店
【紹介文】
水戸郊外の平凡な風景に溶け込む隠れ家的佇まいの店。餐館とはちょっと洒落たレストランと言う意味らしい。「ゆったり食事をして語り合える空間」をイメージして設計された店内はおよそ中華のイメージではない。黒が基調の落ち着いた造りのこの店,基本的には台湾料理の店だ。しかも「医食同源」に徹底的にこだわっている。食事をとりながら元気になるよう,自然の素材,旬のものを活かして体にいい素材に変えていくというのがコンセプト。麺類の看板メニューは「坦々麺」。内臓を暖め,体のためのエネルギー源をとるわけだ。ニラの代わりにホウレン草も選べるのが面白い。スープはゴマだれ。バジルを漬け込んだ酢が独特の酸味を出す。麺はもちろん無かん水。つるつるしたもので,柔らかめだがコシがある。具の粗めの豚挽き肉がいい。噛む力をつけるため,なんと軟骨まで一緒に挽いたもので,実に心地よい固さ。薄い醤油色のスープに焦がし葱が浮いた清湯麺もおすすめだ。


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