● ひたちなか【勝田・那珂湊】市内の店 INDEX 《は》 〜 《わ》
ここでのコメントは僕自身がその日に食べた「印象」であり,今現在の味を表すものではありません。
参考程度にとどめ御自分の舌で判断されることを希望します。人の好みは人それぞれですから・・・
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■ ひたちなか市内の店 【勝田・那珂湊】 《は》 〜 《わ》 > > AREA INDEX に戻る
■ 八兵衛@ひたちなか・勝田表町:日祝休 20〜翌3 ●2002年3月01日(金)
勝田市表町裏通りにある昔からの飲み屋街の中心部,函館赤ちょうちんの向い側にある。夜8時から翌朝3時までと言う営業時間が店の性質を物語る。入口脇にプレハブの焼き鳥や風のスペース。入る時にそこから「いらっしゃい」との声が出て???と思ったのだが,その奥が中央に衝立のある8人テーブルが縦横に2台並ぶ店のスペースになるのになんと調理場がない。注文すると女性店員が入口から出てプレハブ焼き鳥店に伝えに行った。なんとそこがこの店の調理場なのだ(汗)。正油ラーメンは600円(大盛800円)。塩も同じ値段で一応つけ麺もある(600円・何となく想像できる)。具はなると・のり・メンマに出しガラのようなチャーシューが1枚。一応ちょっと厚めのバラチャーシューなのだが食欲はわかない。極めて平凡なストレート麺に,何の深みもない単なる醤油味のスープ。酔っ払ったときならまだしも,シラフでは辛いタイプ。ましてや600円・・・。ふと壁を見ると求人の貼り紙。「経営者・店長募集」・・・むむむ。このラーメンがどういう価値を持つか,作っている人が一番よくわかっていると思う。深夜のラーメンだったのでちょっと消化が悪かった。
■ ハローラーメン@笹野 : ひたちなか市笹野2-18-8 <029-273-1272> ●2001年2月21日(水)
昭和通りカスミストアの交差点を北に向かい,最初の信号を右折してすぐ右側にある。メニュー的には「味噌」がトップだったが一応「ラーメン・450円」を食べるべく半チャーハンセット(650円・ランチタイム<平日11〜14>のみ)を注文。濁った醤油色のスープで味付けは濃いめ。麺も「手打ち」と言う看板ほどには特徴を感じない。何故か福神漬けが付け合わせのチャーハンも平凡。定食がメインの店なのだろう。こういう店ではラーメンも「味噌」を頼んだ方が無難かもしれない。
■ 萬楽@ひたちなか:笹野1-3172-2年中無休11〜翌2<029-271-0480> ●2002年3月21日(祝)
昭和通りの中程、カスミの西側に「じゃんぼちゃあしゅう萬楽」の大きな赤い看板。元々屋台村のあった場所に本日開店した店。建物の本体はそのままに入り口の部分のみ改装したようで、中が見えないL字型の導入部分はちょっと大袈裟な感じ。その奥の中央部分には元の見上げるような屋台村のテントが残っていて、広い店内を細かく区切った感じ。正油・とんこつ・味噌が基本。560(660)円で肩ロース+230円(790円)じゃんぼちゃあしゅう320円(880円)萬楽ちゃあしゅう850円・こだわり角煮880円と言った構成。食べたのは基本の正油ラーメン・・・。少しは期待したのだが麺もスープもまるでこだわりを感じられない。要するに普通のラーメン。ここは元々屋台村だったのだが、そのメニューの一つのようなラーメンとでも言おうか。では具で勝負する店なのかと言うと「こだわり」チャーシューも普通。特に秀でた特徴もない。やたらスタッフは多いがこれでは前の屋台村の方が魅力があったと思う。このラーメンでこの広い店を維持できるのか心配してしまう(よけいなお世話か?)。
■ 火の国大将@枝川 : ひたちなか市枝川223-9 <029-224-6439>【閉店】 ●1999年8月13日(金)
おそらく,水戸周辺で唯一の「熊本ラーメン店」である。国道6号から水府橋に向かう県道(旧6号)沿いにある。今は入口脇の壁に字のかすれた「長崎チャンポン」という看板があるだけだが,以前「火の国大将」といっていたところである。久々に入ったのだが ,メニューに「大将ラーメン」というのもあったから,同じ店だと思う。高めのカウンター(5〜6席)にテーブル席が2台ある。先客は5人。基本となる(?)熊本ラーメン(500円)を注文。味はどうかというと,東京の「桂花」や「火の国@下北沢」のイメージが僕の中の「くまもとラーメン」なので,白濁したスープは色自体はいいせんいってるものの,コクが足りないと思う。サラッとしている。「富士ラーメン@高田馬場」のような味だ。しかも,最初からそれに胡椒が目一杯かけてある。胡椒の味だけで,スープの味がよくわからないほどだ。麺は平凡,よくある普通の麺だ。良くも悪くも「桂花」ほどの特徴はない。家族経営の店のようだが,外装も特に意識して客を呼び込もうという感じもない(看板がないのだ)ので,このままそこそこに無難に行く(味も含めて)のが経営方針なのだろう。
■ ふるさと@中根:ひたちなか市大字中根889-1 月休 12〜0 <029-272-4717> ●2003年4月02日(水)
「どんぶり会議」の情報(03/03/21)で知った店。昭和通りの日産プリンスの裏手にあるので店の存在自体はもちろん知っていたのだが「ラーメン」を食べに行く店として意識することはなかった。そのラーメン500円(昼は300円!!)。標準的な醤油色のスープによくあるタイプの中細麺。具はチャーシュー・海苔・ワカメに刻みネギ多量。スープが熱めで麺も固めだったので,300円と考えれば別に不満はないが,500円で同内容だったらラーメン目的では来ないだろうなぁ。そういうラーメン。どんぶり物と組み合わせて,汁物代わりに食べるのが正解だろう。店の意識もそう言う感じだろうと思う。昼時にラーメンだけではおじさんにちょっと怪訝そうな顔をされた。「それだけ?」。お嫁さんは中国の人のようでとても手際がいい。炒め物とかうまそうだ。
■ プロデュース@ひたちなか・青葉町:11〜14/17〜20 ●2004年3月25日(木)
どんぶり会議の情報(2004/03/24)で知った店。勝田表町商店街の南端(湊線の踏切寄り)・東側にある。カタカナで「プロデュース」と言うラーメン店らしからぬ店名で,しかもその看板が手書きぽかったりするから外観はちょっと怪しげ。小さな居酒屋のような構造で,格子窓は閉じられ店内の雰囲気が外からではまるでわからないから,ラーメン目的で来ると少々入店を躊躇してしまいそうだ。意を決して入った店内は左半分が調理場で,奥に向かうカウンター席が目の前に。元々は何の店だったのだろう。奥行きの無いこぢんまりとした店だから,馴染み客でもない限り息苦しくなる構造。店内の装飾も手作りっぽい。「あっさり和風めん」(670円)を注文する。メニューにはその材料(=具)の産地がずらっと書いてあって「大阪の麺,国産のつみれ,福岡の高菜,静岡の青身,茨城の油揚げ,兵庫の海苔,千葉のあさり,茨城の卵」という具合なのだが,産地だけ書いてあっても商品名が示されるわけでもないから「だからどうした」と言いたくなる品揃え(笑)。さてその和風めん,スープの旨味はけっこう強く,脂っ気を抜いて魚介系を強調したような感じ。ラーメンとしては確かにあっさりなのかもしれないが,そもそもこれで麺とバランスがとれるのかしら。その麺は固めだが特に工夫は無いタイプなところももの足りない。そしてやはり具が中途半端。メニューの能書きの割に具に統一性がないと思うのだ。一つ一つ具を食べていって頭をひねってしまった。つみれは良くも悪くも家庭料理的で,高菜も味付けしていないので意味がわからない。そもそも茨城産の油揚げと言われても・・・。手作りで素材にこだわった感じにしようという気持ちはわかるのだが,ラーメン好きが今のラーメンを工夫して個性を出したと言うより,さほどラーメン好きでない人が今の脂っ気の多いラーメンを否定したらこう言うものになったと言うような印象を受けた。食べ終わったら「いかがでしたか」と聞かれてしまったので,「具材にまとまりがないからラーメンで勝負するならシンプルに麺とスープを工夫したものを基本とすべきでは?」と言ってしまった。多分あちらも僕同様,相手の言うことに納得はしていないだろうが・・・(笑)。サイドメニューとして,「さっぱりモヤシヤキ」と言うもやし炒めも300円と言う値段に惹かれて注文してみたら,おもむろに奥さんが奥の小さなコンロを使い普通のフライパンで炒め始めた。案の定,挽き肉煮過ぎのべちゃっとしたものだったりしたのも,少々この日の気持ちを凹ませたわけで・・・。
■ 鳳華@東大島 : ひたちなか市東大島3-26-7 <029-272-8674> ●2000年4月09日(日)
ひたちなか(勝田)の大島陸橋東側交差点先の三叉路を六ツ野方面へ向かってすぐ左側。店前にも3台ほどの駐車スペースがあるが,向かいの空き地にも駐められる。その思いっきり中華系の名前どおり,定食ものが豊富な中華料理系の店なのだが,けっこう昔からここの「野菜そば」が好きでよく食べに来る。値段が550円(拉麺は500円)とこの店のメニューの中では安い部類なのだが,具だくさんでお得なのだ。スープが足りないくらい麺と具がどんぶりに詰まっている。つまりタマネギ・ニンジン・もやし等の野菜をメインに,椎茸・えのきにザーサイそして豚肉を中華らしい腕で炒めてスープを注いだような,かなり野菜の旨味の出た濃いスープなのである。麺はよくある中華系の細麺なのだが,それをおぎなえるスープの味。おすすめである。日曜の昼過ぎ,右に円形テーブル(3台)で左に畳席(テーブル4台)のこじんまりとした店内は満席が続いた。仕事関係の人が多いようだ。定食メニューの料理もしっかりしたもので,リーズナブルな値段でお得な店だ。
●2000年1月29日(月)
お気に入りの「野菜ラーメン・550円」を。スープは少な目で,具沢山と言う印象になるが麺は平凡かな。本来が中華料理系の店だから,それもいたしかたないところか。
>>> 「野菜がこぼれる位の量のあるら〜めんってあります?」(=どんぶり会議の投稿・2001/08より)
●2003年9月11日(木)
この店に来ると,どうしても「野菜ラーメン」(550円)になってしまう。昨今の異常気象による野菜値上がりのせいか,野菜そのものが少ない印象だが他の具(肉・椎茸・ザーサイ)は多い感じなのが良心的か。「喜楽@渋谷」のかつてのタンメンの味を思い出させる,野菜の旨みがよく出た濃度のあるスープに満足。
■ 宝山@東石川:ひたちなか市東石川2450 <029ー274ー5288> ● 2000年12月25日(月)
「旧・茨城ラーメン本」の掲載店。常磐線のすぐ西側を平行して走る幹線道路を,大島陸橋あたりから佐和方面に向かい,ほどなく右側にある。ケーズデンキよりは南側。外観は蕎麦店と言った感じの和風の風情。DMでもすすめられたこともある。実は昨年10月頃に食べているのであるが,書きそびれてしまい,ここに書くのは初めてと言うことになる。おすすめらしいここの「スタミナラーメン」は600円(これをライス&餃子付きのセットにすると800円)。いわゆる寅さん系の「スタミナ」とは趣が異なり,カボチャは入らない。けっこうレバーが多いかな。あともやしニラ。とろみはなく液体分が多いので,麺を入れスープを張った上にザバッとかける感じだ。唐辛子が多量で(底に残っていた),最後までスパイシー。麺はやや平べったい縮れ麺。しっかりした中華の腕で「料理」にしている,うまいラーメンという感じだろうか。たぶん一般的にはこういうラーメン店の方が受けがいいと思う。スープは最後まで熱々だった。
■ 宝来@笹野町 : ひたちなか市笹野2-2-4 <029-274-8222> ●1999年7月27日(火)
たぶん普通のラーメン店なのである。駅からは遠いが,昭和通りの,ずいぶん昔から「カスミ」という大きなスーパーがある交差点の少し北側にある。数年前,常陽銀行ひたちなか支店の大きなビルが,交差点の向かいにできた。間口は狭く,のれんはよじれ,入口もぱっとしない。手打ちラーメンという赤い看板は目立つが,「宝来」という文字は色あせている。夫婦二人で営業しているこの店は,カウンター7席・座敷にテーブル4×3台,席はそこそこきれいだが,厨房に窓はなく,上をぐるりと見ると壁なんかはけっこう古くなっている。はっきり言うなら汚い。こんな風に冷静に描写していくと良くないようだが,実はかなり昔から個人的に気に入っている店なのである。なぜだかはわからない。たぶん普通のラーメンなのである。450円。麺が固めでさっぱりしているからか。スープはすっきりした醤油味。チャーシュー・メンマ・海苔それにきざみネギがのる。食べやすいラーメンなのだ。たまに思い出したように食べたくなるのである。たいていはラーメンセット(B)を頼む。730円。半チャーハンと餃子(3ヶ)がつく。ラーメンは小どんぶりなので「普通」のサイズにしてもらって830円。ここのチャーハンも好きなのだ。定食物も多く,典型的な「街の中華料理店」といったところ。だから,とりたてて「ラーメン」を話題にする店ではないのかも知れない。過去を思い出すなら,紹介した友人や妻の反応もたしか鈍かった。だから,今一歩自分に自信が持てない。「茨城の麺」にも書いていないのはそういうわけだ。でも好きなのである。「いすず@秋葉原」に通じる正しい「B級ラーメン」なのだと思う。
●2001年10月04日(木)
久しぶりのこの店,いつもチャーハンセットを頼むのだが今日はシンプルにラーメン・450円。一番安いメニューだけに,ちょっと反応が悪いかな?HP開設以来,いろいろ地元の店を食べ歩いてかつてよく来たこの店であらためて食べてみると,固めでコリッとした麺はなかなかに自分好みなのだが,肝心のスープは薄味に感じる。今日だけ?それとも自分の方が変わったのか?珍しく胡椒をかけたくらいだ。ラーメン単品で考えると,やはり平凡な店なのかもしれない。そんなこと考えながら食べていた。メニューの端にクリップでとめられていた「今日の日替わりメニュー」のショウガ焼き定食・750円には小ラーメンがつくようだ。そう言うポジションにラーメンを置いた食べ方が一番いいかもしれない・・・。
●2002年10月22日(水)
珍しく母と出かける機会があったのだが,その母に「タンメンが食べたい」と言われて迷ってしまった。中華系の店に久しく入ったことがない。勝田駅前に行っても思いつかない。迷った挙げ句にこの店に。そのタンメンは500円。野菜の旨味がストレートに出ていて(もちろん化調もそれなりなのだろうが)母の評価は思いの外高かった。僕自身ここのラーメンのプルプルとした麺は昔から好きだったのだが,タンメンもその麺だ。普通の中華系の店でタンメンの麺が丸く固まっていたりするのは嫌いだが,そんなことはなかった。ちなみに僕が食べた日替わりメニューのの牛肉ピリ辛炒めはプルプル麺の小ラーメンがついて700円と超良心的。サラダと杏仁豆腐までついてくるのだからお得だ。
●2003年7月18日(金)
『宝来のスタミナラーメン』
この店ではいつも普通に「ラーメン」を食べるのだが,今日はDMで情報のあった「スタミナラーメン」(680円)をいただく。メインとなる肝心のスタミナのあんは,回鍋肉に強引にレバーとかぼちゃを混ぜ込んだようなもの。麺は通常と同じ細縮れ麺だから,具のバリエーションの一つという感じかな。基本的に,町の中華店としては実績があり,中華の基本はできている店だと思うので,いわゆる「スタミナラーメン」を意識したメニューではあるものの,その解釈は独特なものになるようだ。
■ 満志粉@ひたちなか・高場:ひたちなか市高野3267 火休 〜14/17〜19:30 <029-285-0031> 「どんぶり会議」の情報(2003/10/01)で知った店。とは言っても蕎麦店である。茨城新聞社発行の「蕎麦打ち名人が選ぶ50店」の著者が開いた店だそうだ。食べること専門のメンバーが書いた「ラーメン本」と違い,「蕎麦の本は実際に作る人が選んだ本だ」と新聞社の方から聞いてはいたのだが,2度目の掲示板の情報を得るまで両者は全くつながらなかった。この「どんぶり一杯の幸せ」と言うHPは,いずれ蕎麦・うどんにも展開しようと言うもくろみで作られたものなのだが(本当か?),蕎麦は奥が深いというか,ラーメンのように麺とスープのバリエーションを増やせない分(「極太縮れ蕎麦」とか「トンコツ醤油+魚系かえし」とかないもの・笑),粉とか素材とかを追求していって,その結果としてどんどん手間がかかり,それなりの店はそれなりの値段になっていくという構造。ラーメン好きの僕には「気軽さ」と言う点で有名蕎麦店は若干敷居が高いのだ。
さてこの店,常磐線・高場陸橋の東側の製紙工場が並ぶ環状道路の「工業団地中央交差点」の北側,JAの葬祭場の先左側にある。新築のいい香りのする真新しい店。駐車場は店前に十分だ。格子戸を開けて店内に入ると,正面にど〜んと石臼機があり,テーブルは大木を切り出した生木をそのまま加工したもので,和風の高級感がある。開店後間もないと言うことでお品書きは「もりそば」(700円),「おろしそば」(900円),「鴨せいろ」(1200円)三品のみ。まず「もりそば」を注文。最初にお盆に乗せたかえしと薬味が運ばれ,あとから蕎麦が丸いざるに盛られて出てきた。店の高級感から覚悟したよりは量は多いかな。白っぽいエッジのきいた細めの麺(「更科そば」と言うべきか?)。喉越しはいいもののその白い色の通り,蕎麦の味はあまり感じず淡泊な印象。かえしも少な目で僕の食べ方ではまるで足りず,蕎麦湯の分も残らなかった。もっともこれは僕の経験不足から来る個人的感想で,上記の「蕎麦の本」の巻頭特集をみるとわかるのだが,ソバ自体国内産と外国産で10倍以上の価格差があり,さらにソバ(玄ソバ)〜そば粉の段階で製粉工場に任せるか自家製粉にするかで手間に大きく差が出る。玄ソバ〜石抜き〜磨き〜粒揃え〜皮むきの行程を自分でやるかどうかだ。つまり「粉以前の段階」でも自家製のこだわりがでてしまう。これは「自家製麺」を謳うラーメン店でも,なかなか(まずほとんど?)無い部分(「大晟@栃木」は自家製小麦のようだが)。満志粉の入口正面にある石臼はソバを粉にする段階からのこだわりなのだろう。その上で「そば打ち」の技術の差が出るから,もう店によりレベルは千差万別なわけだ。あと,「かえし」についてなのだが,蕎麦の端をちょこんとつけて食べるという粋な食べ方ができないもので,僕にとっては量が極少量で,楽しみにしていた蕎麦湯分も残らなかった。麺自体を味わう蕎麦と違い,ラーメンはスープとのからみを重視するから やっぱり僕は根っからの「ラーメン人間」なのだろう。でもラーメンは,その手軽さと,「突き詰めているようでけっこう雑なところ」が 好きだったりする。そしてそれがラーメンだと思っている。これを機会に「蕎麦」も意識して食べ歩いていこうかなと思っている。年齢的には「蕎麦」の方が似合う年齢だし(笑)。
>「どんぶり会議」に投稿(2003/11/04)
>観点望気さんのサイトにこの店の外観&店内&蕎麦の写真あり(「どんぶり会議」の投稿参照)
■ 豆の木@田彦:深夜まで営業 ● 2001年6月19日(火)
国道6号線「田彦交差点」(カー用品店・ピットワールドがある)を西側に折れてすぐにある。居酒屋等と3件続きのテナントの右端で駐車スペースが店前に6台分ほど(共用)。左側に小上がりで座卓が2台,右が奥へ続く黒いカウンターなのだが,上が雑然としていて使えない席もいくつかある。らーめん・480円を注文。他にチャーシューメン600円・角煮ラーメン700円・みそラーメン550円と言った具合。飲み屋のようだがその手の一品料理のメニューは少ないようだ。けっこうラーメン専門店?厨房には年配の主人が1人。すべてを取り仕切る。洒落たどんぶりで出てきた。値段からすれば量は多めかな。しっかり醤油色のスープはちょっと変わった味・・・タレが疲れて発酵しているような感じ。暑い時期でもないんだからこれは何故?醤油の違い?解釈の違い?・・・。麺はやや黄色いストレート麺。普通の固さ。具はホウレン草に茹でタマゴが半分,それにけっこう厚めの肩ロースチャーシューと豪華。そしてメンマなのだがちょっと味が変だったので残した。電話長ではこの住所には「ラーメン家族くいしん坊」と言う店が載っている。以前水戸に向かう枝川(水府橋の手前)に同じ「豆の木」と言う店があったから,その店が最近移転したのだろうか?
■ 丸十食堂@ひたちなか:日休 11〜20 ●2001年11月06日(火)
週に何回となく通る勝田の33m通り(昭和通り),その中程の「茨城高専入口」交差点の西側で「びっくりドンキー」の向かい側になるこの店,入るのは生まれて初めてである。実はこの店,最近書店で見た,ひたちなかの新しいガイドブックに掲載されていた店で,その紹介文「自家製ダレに自家製麺」と言う文句に惹かれたわけだ。道側には縦長のデザインされた看板。黄地に黒で「和風中華」と洒落た字で描かれているから,看板はけっこう目につく。店自体はけっこう昔からあったと思うのだが,何年か前に店が全部建て直されて,地上面がすべて駐車場の2階建ての建物になった。外階段になった分,初めての場合ちょっと入りづらくなった印象はある。店内は明るく,道を見おろすようにカウンター8席,中央にテーブル4席。奥の畳席に座卓が4台。ラーメン類はほとんど500円。「タンメン」も「みそ」もそうだからかなり良心的な値段設定。そのラーメンに餃子+ライス+漬物がついたセットが700円。チャーハンセットだと750円。それが焼き肉・カレー・中華丼でもラーメン付きで750円だから,戦略的に安い設定だ。近辺の勤め人なら納得だろう(先客2組も男性の勤労者)。シンプルにラーメン500円を注文。ちょっと意外な顔をされた(「それだけ?」)。どんぶりは無地の白い丼。具はオーソドックスにナルト・海苔・メンマ・チャーシューに茹で玉子半分。スープは透き通った醤油色。黄金色にキラキラ輝いているのが印象深い。麺はやや太めの縮れ麺で,なるほど自家製麺。こだわりを感じる。一方,「自家製ダレ」と言うほどの「差」は僕には感じ取れなかったが,すっきりしていながらダシが効いていい感じだ(旨味も強いが・・・)。このメニュー構成ならもっと「ラーメン」を全面に出して(看板とかに書いて)もいいと思うのだがどうだろう。「ラーメン」の文字があれば,僕ももっと昔にこの店来ていたと思うのだ。【13:45】
■ 満福@ひたちなか ●2001年4月25日(水)・・・深夜11時過ぎでも営業していた
勝田駅東口の常陽銀行のある大きな交差点を東海方面に曲がりセイブの信号の手前右側。コーヒーのサザの向かいの角。中華料理と書かれた黄色い看板とノレンが夜はよく目立つ。古い店を改装したばかりのよう。レイアウトは古いままだが、イス・カウンター・壁・・・みんな真新しい。壁に貼られたメニューは中華食堂系のメニュー揃い踏みと言う感じ。ラーメン450円。具はメンマ・ワカメ・チャーシュー・ナルト。スープは醤油色は薄いものの,旨味はかなり強い。これで麺がやわだと最悪なのだが,ザックリした感じでけっこうコシがあり,麺も固めだから助かる。素朴な感じの店主が1人で切り盛りしている。とり立ててラーメン自体に特徴があるわけではないが,これはこれで近所にあると助かる店だろう。食べても飲んでも庶民的だし高く付かない。
■ 味名味@金上 : ひたちなか市大平3-5-17 <029-276-3586> ●2001年5月28日(月)
茨城交通湊線金上駅の踏切を左に見て湊大橋方面に向かう幹線道路沿い右側,大きなパチンコ屋の駐車場の先にある。午後11時過ぎに入店。「ラーメンの店」と看板に書いてあるものの,完全に飲み屋の形態の店内。カウンターはあるもののカウンター席はなく,小上がりにテーブルが5台。そのカウンターまわりも雑然としている。普通のラーメンもあるのだが「こくのあるダシ」と言うキャッチコピーの「横浜しょうゆラーメン・500円」を注文。てっきり酒を飲むと思ったのだろう,注文を聞きに来た奥さんらしき中年女性は一瞬言葉につまっていた。「飲まないの?」と不満そうな感じ。ラーメンの単価は安いしね。でもその前にビールを飲むという習慣は僕にはない。ところでメニュー(壁に貼られたものだが)の「横浜しょうゆ」のとなりには「本場九州の最高味・とんこつらーめん・550円」と言うのがあるから,「横浜しょうゆ」と言われれば「トンコツ醤油」と思うのが妥当だろう。でも普通のラーメンと同じ値段というのが不安にさせる。オーダーを店主に伝えるときも「ラーメン」と言っていただけだから心配。案の定運ばれてきたラーメンは全く普通のラーメン。しっかり醤油色のスープの旨味が強い。具はのり・ワカメ・メンマ・茹で玉子・チャーシュー・ナルトとあまりにオーソドックス。結局「横浜〜」の件はオーダーミスなのか確信犯なのか,はっきりはしないままだが(確認する気力がなかった),まぁこういう雰囲気の店ならラーメンはこんなものだろう。昼はともかく夜はラーメンだけでは場違いな感じがする。
■ むつみ屋@馬渡:ひたちなか市馬渡西谷津2565-9 ●2003年6月22日(日)
JR勝田駅とR245を東西に結ぶ昭和通りの中ほど,スーパービックエムが撤退し,せいみやと言う新しい大型スーパーが入ったのに伴い,西端の元々軽食コーナーだったところを改装してこの店が出店した。全国に展開しているチェーン店なのだが,茨城では水戸,那珂町に続き,この半年ほどで早くも3店目という勢いである。本来は北海道月形の個人経営の有名店だったのだが,ここまで全国展開すると,ラーメンマニア的には急速に興味がなくなっていくのも確か。みそは赤白週替わりのようだが,今日は「北の恵み拉麺」(800円)を食べてみる。この店,基本となるみそラーメンが750円という高めの値段設定なのだが,アスパラ・ベーコン・コーン・バターと具沢山ながら+50円と言うこのラーメンが前から気になっていたのである。白みそ仕立てのクリーミースープ。牛乳の甘さがバターで加速し,揚げ玉葱の甘さも加わってちょっとくどくなってくる。一方,麺はけっこう固めの黄色い中太縮れ麺。いかにも規格モノと言う感じで,どうにもありがたみがない。マニュアル通り作ったラーメンという感じか。カラーのメニューを見ると,期間限定の「紅涼麺」が750円で,トマトにカリカリベーコンがトッピングされた,真っ赤なスパイシータレの冷し中華風のもの。オクラ・とんぶり・みょうが等が入る「ぶっかけ菜麺」と言うのもあり(750円),もうこうなると,なんかファミレスで食べているような気がしてくる・・・。
■ 屋台ラーメン@ひたちなか・馬渡 :11〜14/17〜22 ●2001年8月10日(金)
いまや一番にぎやかな感じのする33m道路(昭和通り)中程の「ビックエム」の本郷団地入口交差点を南下してすぐにある。「甘辛三吉」の斜め向かいにある。夏の真っ只中,冷房も効かない(エアコンの機械はあったが・・・)プレハブのような店内。屋根のコンパネがむきだしでそのまま天井裏になり,四方の壁も木枠むきだし。外壁のトタン材の裏面が見える。ちゃんと床があるので最初気が付かなかったのだが,なんとこの店,その名前通り,中央に軽トラが「埋め込まれている」のだ。前半分がスダレで覆われていてちょっと見ただけではわからないのである(もったいない)。荷台部分がステンレスの台で四角いおでん鍋が組み込まれている。その回りをぐるっと囲む木製のカウンター。テーブル席はあるが椅子は切り株。狙いでと言うよりは経費節減の結果の内装という気がする。ここのラーメンはなんと380円。あまり期待していなかったのだが,スープは肉系の油でこってりしていて,魚介系のだし(カニも?)も感じる。具はこれも意外にしっかりしたやわらかいチャーシューとホウレン草にメンマ。麺は平凡な気がしたが,値段を考えれば十分という気もする。さらに驚くことには,この店,「みそ」・「しお」も380円なのである。野菜もけっこう多かったのでお得な感じだ。ランチタイム(11〜14:30)はライスサービスのようだから,「みそ」と組み合わせるともう立派な昼食が380円で済むという牛丼チェーンレベル。ざるラーメン600円。チャーハン・カツ丼等とのセットメニューが7〜800円と他のメニューもリーズナブル。ありがたいが儲けは薄いだろうなぁ・・・。
■ 山岡家@ひたちなか・市毛:ひたちなか市市毛 24H営業・無休 ●2004年2月25日(水)
国道6号線・市毛交差点ケンタッキーの南側。赤い看板がとても目立つ。向かい側車線に「くるまや」「巨醤屋」,すぐ北の市毛交差点の先には昨年末にオープンしたばかりの「よってこや」と,急にラーメン激戦区になった感のある一帯だ。店自体は下り線側で,右折線を含めると片道3車線なので,上り線側からはちょと入りづらい。店の内外観は茨城町店と同じで,正面にカウンター席で,右側に衝立で仕切られたテーブル席がきれいに整列している。茨城町店を全体的にちょっとコンパクトにしたような感じだ。注文したのは基本のラーメン。スープ混じらない油が表面に厚く浮き,その油で熱々。麺は大橋製麺のようだが,スープをあまり吸わないタイプで,家系によくあるタイプと比べればややつるっとしたもの。ほうれん草。しっかりした噛み応えの海苔はいい。薄いチャーシューはちょっと情けない。スープそのものは茨城町で食べた時のものよりも「トンコツ醤油」していて好印象だった。
■ ビストロ遊膳@ひたちなか:ひたちなか市松戸町1-13-1 17〜23:30(L.O23:00)<029-275-3345> ●2003年3月07日(土)
「どんぶり会議」の情報(03/03/05〜)で知った店。ジョイフル山新勝田店と消防署の間の道を入った先。オレンジ色の外壁で,外観は普通の家っぽい造りだが,外観から想像するより遙かに広い店内。かなり奥が深い。落ち着いた店内はラーメン目的では(ましてや1人では)場違いなのは明らか。牛カルビラーメン(850円)を注文。一応10杯限定なようだ。1人カウンターに座り,緊張した状態でスープを一口。「おっ」と言う感じ。基本的にピリ辛スープなのだが,単に辛いだけでなく基本部分がまろやかな味わい。「鶏ガラ,トンソク,昆布,香味野菜など12種の材料を8時間煮込んで作った秘伝のスープに牛の背脂,唐辛子,にんにく,生姜,調味料でさっぱり味に仕上げました」と言う能書きもよくわかる。「塩味でもなく醤油味でもない日本初のこの味」と言うのも納得(日本初かどうかはわからないが・笑)。麺はやや平べったい縮れ麺。柔らかめだが腰砕けにはなっていない。麺は脇役と言う感じだが,このスープにはこれで合っていると思う。チャーシューの替わりに厚めの焼き肉風カルビ肉が3〜4枚。「フルーツ入り秘伝のタレを軽くもみ込んだ」ものだそうでこれが秀逸。さらに,たまごとじの野菜が表面を覆う。けっこうボリュームがあり飲んだあとに軽く食べられると言う量ではない。ただでさえ辛くて顔から汗が吹き出すのに自家製キムチまでつくのはご愛敬。洒落た竹の箸でいただくのだが,当然のことながらまず「お通し」が注文しなくても出てくる。これが400円。ラーメンは850円だから消費税を入れて計1313円になった。やはり,2人でもしくは仲間達と入店し,豊富なメニューと酒で楽しんだあと,「おっラーメンもあるのか」と言いながら味わうのが正しいのだろう(笑)。>「どんぶり会議」に投稿(03/03/07)
■ 夢や@勝田駅前 日休 17〜翌2 ●2000年2月01日(火)
勝田駅前の右側のビルの角,右斜めの壁面に入り口があるのだが,正面の入口(「元祖居酒屋・夢や」の看板の下)のシャッターが下ろされているから,ちょっと入りづらい。入り口ののれんで店内が覗きづらく,それ以外に窓はないのだ。その狭い入口から入ると,中が広い分なんかスカスカしている。テーブル席が3つ。あと正面にカウンター。奥の壁に向かうようにあと少し席もある。ラーメンは600円。油の浮いたそれなりのラーメン。けっこう熱い。麺はストレート。食感はツルツルと言うよりぬるぬるした感じだ。冷麺の麺のような感じ。チャーシューは脂身の少ないもの。メンマは特大。あとネギ。飲んだ後の一杯・・・場所的にもそういう店だろう。
■ よってこや@ひたちなか:市毛942-7 無休11〜翌2 (日祝〜24)<029-353-3888> ●2004年1月02日(金)
昨年末にオープンしたばかりの店。全国展開するチェーン店で,水戸河和田町の店に続き,茨城県央では2店目の出店となる。勝田の6号線沿い,市毛十文字のすぐ北側(上り線側)。交差点に近い片側2車線のため下り線側からは入りづらいが,那珂湊方面に曲がってすぐに進入路がもう一つある。正月の深夜0時過ぎのせいか先客は2組ほど。間接照明のきれいな店内にビートルズが大音量で流れている。河和田店で気になった壁のimagineのスペルも直っているのはご愛敬(笑)。奥行きのある水戸店と違い,こちらは横長の店内。正面にカウンター12席で左手前から左側の壁沿いにテーブル席24人分。右手前と右側面にこの時間は簾で仕切られた個室っぽいボックス席の空間が二つあった。メニューは共通で,食べたのはわりと気に入っている「海老醤ひらつけ麺」(700円)・・・ちょっとつけ汁の温度が低めかな。具は太めのメンマに縁の焦げたチャーシューと海苔が一枚。面は平麺だがちょっと乾き気味。チェーン店だからモノは同じなのだろうが,今日の1杯はなんか元気がないように感じた。
■ ラーメン専科@高場:ひたちなか市高場1226 <029-285-4252> ●1999年11月10日(水)
高場の常磐線陸橋・東側の交差点を東海方面に少し北進した左側にある。夜行くと,道沿いにうすぼんやりと浮かんでいる感じの店。外も中も疲れた感じだ。正面にカウンター,意外に広い左奥の部屋にテーブル席がある。みそラーメンは550円。油といりゴマが浮くスープは化調の味が濃い。はっきりした味付けだから,ライスと一緒に食べるといいのかもしれないが,「無料ライス」と書いてあった紙が茶色く変色していたのでためらってしまう。麺はやや平打ちの麺,具はゆでもやしとワカメ。ほとんど水切りをしないのはいただけない。あと,いわゆる「肉」の具(チャーシューとか挽肉とか)が,基本のみそラーメンにはつかないので,ボリューム的にもの足りなく感じる。チャーシュー麺を頼めと言うことか。タバコを吸いながら麺を茹でるのはどうか。「はっ」と気がついたように,タバコをもみ消して麺あげをするのは,見ていて気持ちのいいものではなかった。
■ らーめん屋@東石川 : ひたちなか市東石川3157-1 水夜休 11〜23 <029-273-6168> ●1999年7月16日(金)
勝田駅前の交差点から東海に向かう道路沿いにある。普通のラーメン店2軒分くらいの店舗面積でゆったりしている。その半分を厨房が占めるが,客席は座敷のテーブルが4台,カウンターが6人×2列で入り口付近はガランとしている。僕の記憶が正しければここの店主は水戸大工町の「ラーメンランド」(今はない)の店主だった人である。チェーン店から独立したと言うことか。メニューはラーメン500円で,みそ・とんこつが+50円,つけめん650円といったところ。ラーメンを注文する。背脂が浮いた,というか溶けたような濁った感じのスープ。味も濁った感じ。キレはない。でも,この辺の一般的なラーメンとは違いがあり特長を感じる。黄色いやや太めの,少し縮れた麺は固め。それにチャーシュー・メンマ・ワカメ・海苔といったところ。チャーハン・カレーとのセット物もあった。全体の印象としては「クセになる」ようなものはないが,水戸周辺の店のレベルで言えば,+αの個性は感じることが出来る店である。
●2004年3月22日(月)
何度か来た店なのだが,派手な黄色い外壁に「あんかけ麺700円」の写真いりの大きな看板がかかっていたのにつられて入店する。店内にもその張り紙があちこちに。メニューにもトップに追加されている。当然そのあんかけ麺を注文する。具はレバーではなく揚げた豚小間切れ肉。キクラゲが妙にたくさん。ゆでた麺を冷水で締めたものにそのアンをかけた「スタミナ冷やし風」だが,麺の水分か炒め野菜の水分かわからないが汁気が底にけっこうたまっていて中途半端な感じ。味付けもこの日はしょっぱめ。塩の入れすぎ?。要するに地元の定番の「スタミナ冷やし」をイメージしたものなのは明らかだと思うのだが,以前はなかったように思うし,なぜか若い女性が広いカウンター内で一人で作っていたので経営者が変わったと言うことなのだろうか?。これで700円なら半チャーハンらーめんセットの方がリーズナブルでよかったかなぁ・・・。
■ ラーメン屋台@六ツ野公園 20:30〜1:00 ●2000年4月12日(水)
勝田中心部北側は道路が環状線になっていてちょっと方向感覚が狂うのだが,勝田駅前から西に1直線に伸びる33M道路中程の常銀&カスミの大きな交差点(「手打ちラーメン・宝来」がある)を北進した先,セブンイレブンの交差点を大島に向かって左折したところにある。六ツ野公園の入り口,深夜は向かいのマンションの「こばたけ東石川ビル」と言う看板の灯りが遠目にも目立つ。軽トラの屋台で,年輩の体格のいい店主が1人。「大勝@柏」の店主に似た雰囲気をもっていて,外見と違って物腰は柔らかく接客も丁寧。動きも軽くて,ちゃんとした店をやっていたけどわけありで屋台を引いてる・・そんな感じだ。「中華そば」は550円。大盛は650円。メニューはそれだけ。スープは「煮干し系」。いい感じだ。麺の茹で時間の長さが気になったけど(火力のせい?),それほどこしくだけになってない(柔らかめだが・・)。この組み合わせを,ちゃんとした設備の厨房でやったら,けっこう茨城では貴重な「煮干し」ラーメンになるかもしれない。スープがもっときりっと熱く,麺を大鍋でぱっと茹で上げればもっとよくなると思うのだ。もちろん東京〜千葉の「大勝軒」系の店のように煮干しの油も浮かせて欲しい。メニューは、醤油ラーメン550円と大盛り650円のみ。営業は20:30〜1:00。定休日は「風の強い日と雨の日」だそうだ。僕が行った時は23:00過ぎで提灯の灯りを消していた。僕の前後に計7〜8人の客がいた(そのうち女性は5人)から,予定数が出ると早く閉まるのかもしれない。まわりに人通りなど全くないところなのだが,クルマで来る客ばかりで,もうけっこう認知されている屋台なのかもしれない。昔から勝田は屋台の話をよく聞くが(堀口とか旧警察署前とか)それとの関係はよくわからない。
● 2001年2月16日(金)
六ツ野公園入口のかつての屋台が「小屋」に昇格していた。とは言え,交差点の歩道上に斜めに建てたような微妙な位置で「大丈夫なのかいな」と思ってしまう。木造の物置のような造り。床は地面のままである。中華そばが500円(大盛りは650円)と言うのは以前と同じ。メニューはそれだけだ。しかし前回感じた「煮干し」の味のインパクトはなくなっていた。平凡な感じ。麺も茹ですぎでメンマもしょっぱい。おまけにチャーシューもハムのような感じでいいとこなし。屋台の頃の方がインパクトあったんだけどどうしたんだろう?
■ 雷電ラーメン@堀口:〜翌4時まで ●2002年11月08日(金)
勝田堀口の空き地に出る屋台。キャンプに使うような四角いタープテントの四方を作業用ブルーシートで覆ったお手軽な造り。会議用テーブル椅子6脚。本体の軽トラは調理専用で,後部のカウンターもお客用ではない。いちいちラーメンをテントに運んでくる。メニューはラーメンに味噌,チャーシューの3種類の模様。ニュルっとしたストレート麺。厚めのチャーシューは立派だがスープは平凡。化調の効いた醤油味。スープが熱々だからまだ助かる。600円と言う値段も屋台ならあきらめもつくが,普通の店なら怒るところだろう。
■ 来々亭@馬渡:ひたちなか市馬渡558-1月休 11〜15/17〜22(土日祝通し)<029-276-2368> ●2004年3月26日(金)
R245海浜公園入口交差点を勝田駅方面に曲がってすぐ左側に開店した店。以前珍来と言う店としてオープンしたもののなぜかすぐ営業を中止し長らくそのまま空き家になっていた物件である。駐車場も十分で基本のラーメンが430円,塩が450円と言うかなり安めの値段設定だが,みそはポンと630円に跳ね上がる。他は五目(630円),ねぎ(480円),チャーシュー麺(750円),タンメン(600円)と言うところ。半らーめん(270円)と言うのもあり,チャーハンセットにするとA:半チャーハン&半ラーメンで620円,B:ラーメン&半チャーハン780円,C:チャーハン&半ラーメン870円。ちなみに単品のチャーハンは630円で半チャーハンが380円(値段はすべて税込価格)である。Bセットを注文。麺は渡辺製麺所製のやや太めのプルプルしたタイプで満足したが,スープは普通かな。具はほぐれ系のチャーシューと薄い味付けのメンマに味玉。スープが麺がと言うタイプの店ではなく,普通に食事としてラーメン「も」楽しむ店というところだろう。
■ 龍園@那珂湊:ひたちなか市釈迦町6-19 11〜20 <029-263-2218> ●2000年11月21日(火)
湊線那珂湊駅前ロータリーを湊公園側に南下し,幹線道路の一つ南側の通りを左折してすぐにある。外観は地味な中華料理店。周辺の状況同様あまり活気はない。左に小上がりがあり座卓が3台,右側の土間には丸テーブルがゆったり3つ。正面奥の厨房にはバンダナにヒゲの若い人,ちょっと期待が持てるかな。ラーメン420円とチャーハン530円を注文。スープに厚みはない。チャーハンのスープみたい。麺は渡辺製麺所のもの。固めに茹でてある。具はメンマ・海苔・ナルトにスライスした茹で玉子,あとチャーシュー。チャーハンはコーンとピーマンが入ったものでパサパサしている。油っ気はあまりなく,その油も普通の油という感じ。ちょっと全体的に外観同様印象に残りづらい店だ。
情報によるとそのバンダナの若い人は2代目だそうで,銀座の有名店で修行したそうな。あらたにメニューに追加した「ホウレン草チャーハンは絶品」とのこと。やはりラーメン店と言うより「中華料理の店」と考えるべき店のようだ。
■ 和楽@長砂:ひたちなか市長砂 火休 〜21<029-202-1505> ●2003年6月13日(金)
DMで開店を知った店。R245をひたちなかから東海方面に向かい,JA長砂専売所とセブンイレブンのある交差点を6号方面(西)に向かって左折して,最初の交差点の手前になる。比較的新しい道路なので,道路沿いに店はほとんどない一帯なのだが,那珂インター〜6号〜R245〜常陸那珂港orジョイフル本田を東西に結ぶ幹線道路なので,店を出すにはいい場所だと思う。全くの新築なので,当然のことながら新しい木の香り。開店2日目で花輪が飾られ,店内はけっこうな賑わいである。クルマでの来店しか考えられないような場所なので,近所の人以外は,仕事着の人がほとんど。ラーメンは400円。少し甘味ある,よくあるタイプの醤油スープ。化調はそれなり。麺は黄色い縮れ麺で,具はナルト・ほうれん草・メンマチャーシュー・・・値段から考えても,麺とスープにこだわりを感じさせるようなタイプではなく,メニューの一番底辺のものとして安いらーめんがあって,あとは足し算で麺類の値段を決めていったような構成だ。ランチが650円なのだが,チャーハンor中華丼orカツカレーとラーメンの組み合わせで,コーヒーまでついて良心的。つまり,ラーメンはそう言う「汁物」としての位置づけの,ラーメン店と言うより,一般的な食事をする店だと思う。
■ 喜多方ラーメンわらべ@部田野 : ひたちなか市部田野3706-1 月休 11〜14/18〜22 <029-263-0102> ●2000年5月19日(金)
R245をひたちなかICから那珂湊方面へ。坂を下りた最初の信号のところにある。もともとお好み焼き屋だったところだが,開店して早々に閉店ししばらく空家だった印象がある。前の店の名残か和風の造りで中はけっこう広い。でも客は僕一人だったので寒々としていた(19時頃)。座敷は板張り。流れるのは「演歌」。手書きのメニューの中から「しょう油・550円」を注文。スープは薄いしょう油色。こだわっているのかと思い一口飲んだら・・・味があまりない(手違いか?)。麺は太目の平麺。珍しいが「お土産物」にもありそうな感じ。「五十嵐製麺」と記されたダンボール箱が置いてあったからそこの麺なのだろう。家庭でも食べられそうな組合わせ。具はナルト・メンマ・ほうれん草・茹で玉子半分それに小さなチャーシューだがやわらかいものの八角が効き過ぎていて素人っぽい味付けだ。この道は通行量は多いがあまり途中で止まるような場所ではない。まわりが畑で寂しい場所なのだ。「喜多方ラーメン」と名乗るのは勝手だが,このくらいのラーメンで商売として成り立つのか少々心配である。単価が安いわけだから数を稼がねばならないからだ。
■ 万豚記@ひたちなか:ひたちなか市馬渡中宿3282-1 無休〜23 <029-275-4501> ●2003年11月21日(金)
「万豚記」と書いて「ワンツーチ」と読む。「ひたちなか店」と名刺に書いてある通り,首都圏を中心に展開中の
「際コーポレーション」の店のようだ(直営店かFC店かは不明)。一昔前のラーメン本では「八王子店」が有名だったが僕自身は未食。R245の「海浜公園入り口交差点」から昭和通りを勝田駅方面に向かい,二つ目の信号を越えてすぐ左側にある。病院の先,蕎麦店の手前だ。道の広さの割には入口は狭めで,ちょっとクルマでは入りづらい場所。そのせいか,交通量が多くても,今まで何軒か店が入れ変わった場所(店舗)でもある。今回は巨大な看板も建てて遠目にも目立つが・・・。木を多用した内装は今風に凝っていて,洒落た網のイスにコンパクトなテーブルが多数並ぶ雰囲気はさしずめ中国(台湾)屋台食堂風?食べたのは「白湯塩らーめん」(650円)。揚げネギの浮いたサラッとした白湯スープだが,旨味が強く,且つ味も濃い(=しょっぱい)。麺は手打ち風の不揃いの平麺で,これは個性がある。具は細長いバラチャーシューと味玉半分。濃いめの味だからトッピングの粗目に切ったネギがありがたく感じる。メニュー構成的には「麺類」は後ろの方で,あくまで中華料理中心の店みたい。上記サイトを深く見ていくとわかるのだが,この手の店の初期出店費用というのはかなりなもので,開店後の人件費用とか
材料費も考えると,普通に客が入っているだけではなかなか元が取れないだろうなぁ〜と,他人事ながら場所的にちょっと心配してしまった。