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栃木ラーメン紀行 > 宇都宮周辺は「宇都宮ラーメン紀行」へ

> ミカミさんの「栃木のラーメン食べ歩き」を参考に食べ歩いている

>「ベスト・オブ・ラーメン★栃木」(2001年・下野新聞社)も追加

>TVチャンピオン小林氏の「栃木のおいしいラーメン63」も

<佐野>

佐野の行列店「とかの@佐野
おやじの店2号店@佐野」は美人女主人
「やすらぎの湯@佐野」の「美人の湯」 

<岩舟>

50号バイパスの名店「共栄ラーメン@岩舟

<小山>

栃木では珍しい背脂と太麺「ラーメンショップ てつじん@小山
まつせい@小山」の自家製特製麺 

<真岡>

祇園@真岡」の絶妙な手打ち麺

<今市>

ジャズが流れるラーメン屋「ゼンジー南京@今市
東京の人気店が今市にできた「紅醍醐@今市
手打ち太麺と絶品バラチャーシューの「蔵八@今市

<西那須野>

那須観光の前に立寄りたい「福めん@西那須野

<河内郡>

「栃木ラーメン本」で巻頭特集された「みうら@上河内町
貴重な煮干しびんびんの店「名代にぼしらーめん時代屋@河内町
個性的な麺と「炙りチャーシュー」の「大晟@上三川

<黒磯>

軍鶏らーめん美幸@黒磯」のシャモへのこだわりは半端じゃない

<大田原>

名店「とらや@白河」の流れを汲む「よし川家@大田原

<塩原>

塩原温泉名物『スープ焼きそば』の元祖「釜彦@塩原

<壬生町>

フリークを圧倒する濃厚・濃縮スープに極太麺つるや@壬生

 

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佐野ラーメン

「佐野」と言えば「厄除け大師」が一般的に有名なのだろうが,ラーメンもまたかなり昔から有名である。特徴は何と言っても「青竹打ちの手打ち麺」。そして澄んだスープ。ただ町全体の印象としては「喜多方」ほどの爆発的ブームもなく,なんとなく一般的に認知されてここまで来ていると言う感じだ。事実僕自身,宇都宮は何度か行ったが(>「宇都宮ラーメン紀行」),まともに「佐野ラーメン」を食べに行ったことが久しくなかった(1997/11/3にあっただけ)。今回,東京より近いだろうと言うことで「佐野」に来てみたのだが,以外に遠いことに茨城から栃木に入って初めて気がついた。もっとも,北関東を東西に横断する国道50号線は,茨城から栃木県内に入るとバイパスが整備されていて走りやすい。

とかの@佐野 : 佐野市相生町2831 月休 11〜14/18〜売切次第(日祝・昼のみ・売切まで・14:30頃)

国道50号線バイパスから北上し市内へ入る。旧道沿いのこの店に着いたら,店前に20人くらいの大行列。思わずめげそうになるが,これも話のタネと,親子4人で並ぶことにする。この店には専用駐車場(店の西側に6台・向かいに3台)もあるのだが,当然の如く満杯なので近くの市営駐車場(店の120M西側・足利銀行手前・1時間100円・安い・延長50円/1H)に車を預ける。周囲は旧道沿いの風情。薬局と医院に挟まれたこの店も木造の古い店。店前にスペースがないから,列をぎりぎりに通り過ぎるクルマが怖いようである。しばらくして気がついたのだが,この行列がなかなか進まないのだ。定期的に何人かが出入りすると言う感じではなく,忘れた頃にかたまって客が出てくる。そしてごそっと入る。やっと列の先頭に来て中を覗くとたしかに狭い店内。右に5〜6人ほどのカウンター。左側に4人がけのテーブルが2台。しかも中の客は誰も食べていない。つまり総入れ替え制状態。列の先頭まできても目の前の客にラーメンが運ばれて食べ終わるのを待たなければならないのだ。じりじり待って食べたその一杯(ラーメン500円)はなるほど手打ちといった細めの平たい縮れ麺。それに塩味のような透明な醤油色のスープ。味付け自体はしっかりしょっぱさがあるのだが,細めの麺が独特の食感(うまく言えないが要するにもちもちした感じがない)であるためか,とてもあっさりした感じになる。麺好きにはたまらないかもしれないが,コッテリ好きにはその対極にあるようなラーメンである。具はチャーシュー・メンマ・ナルトとオーソドックス。年輩者にも受け入れやすい正統派のラーメンと言うところだろうか。> 「食べ歩き日記」(2000.3.12

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おやじの店2号店@佐野 : 佐野市堀米715 火休 11:30〜14:30/17〜20(日11:30〜15)

佐野の東側を南北に走る東産業通りを,両毛線の陸橋を超えて北上。右に「やつや」(スーパー?)がある,左カーブの中ほど内側に手書きの看板(雑な字で「おやじの店」)があるから入り口はわかりやすい。行き止まりの坂の上はこの店だけのスペース。駐車場(と言うか空き地)も広い。が,店自体はつぶれた小さい中華料理店を改装したような荒れた外観。あまり見た目にこだわったような店ではないから,名前どおり豪快な「おやじ」がやっているのかと思ったら,意外に若い女主人(しかも美人系・でも体格がいい・空手でもやりそう)が調理場にいた。クランクに入った店内左側がカウンター席。右はテーブル席で,奥にも座敷があるようだ。なんか広々とした(正直に言うならスカスカした)感じのする店内。厨房の中も外も店員は妙に若い(高校生ぐらいではないか)男の子達。それをきびきびとその女主人が仕切っている。麺の湯切りはあざやか。腰の入れ方がただものではないのだ。その手際のよさは年季だろうか。2号店と言うくらいだから,本店である「おやじの店」の娘なのかしら・・・。醤油ラーメンは500円。注文したらほとんど待たされることなく出てきた。表面にそこそこ油の浮くスープは「とかの」よりこってり感がある(「佐野ラーメン」にしてはだが)。だから僕好み。色はけっこう醤油色。一方,麺はやや太目の(「とかの」に比べてだが)の手打ち風のもの(ここもこの女店主が麺打ちしてるのかしら?)。やわらかめだがコシがありべちゃっとした感じはしない。具はチャーシューとメンマとシンプル。全体的には「とかの」より妻ともどもけっこう満足してしまった。これは好みの問題で「佐野ラーメンらしさ」を求めるなら「とかの」の方がいいかもしれないとは思う。> 「食べ歩き日記」(2000.3.12

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「やすらぎの湯@佐野」 : 佐野市小中町215 第3火休 10〜24(日祝8〜) P500台 0283-24-2617

ラーメン食べ歩きの我が家のもうひとつの楽しみは「日帰り温泉」だ。平地の佐野に温泉はないと思いきや最近は「スーパー銭湯」なるものがある。食べ歩きの合間によるわけだから(1日ゆっくりするわけではない),場所さえ食べ歩きに都合がよければいいのである。そもそもこの施設は,我が家と同じように家族で温泉&キャンプ&ラーメンを楽しむ(我が家ほど「ラーメン」に比重はかけてはいないけど)HONOMAMAさんの「ちばきゃんぱーず」(ラーメン情報も豊富)の中の「日帰り温泉」で調べておいたもの。場所的には佐野市街地の西側の平凡な風景の場所にある。郊外のパチンコ屋といった立地条件である。施設は新しい(1997/4オープンだそうだ)。駐車場は十分に広い(500台)。入ってすぐに広いロビー。湯上り客で独特の熱気がある。そこに待ち合わせ場所と時間を決めて奥の男女別浴場へ。風呂の種類は14種類だそうで(サウナやあかすりコーナーまである),なかでもここの露天風呂は「美人の湯』として知る人ぞ知る,馬頭温泉(栃木県)の「南平台温泉・観音湯」(去年の春に入った)から運んでくる湯を使ったもの。見た目は普通なのだが,肌にねっとりまとわりつくような泉質ですべすべになる。これはおすすめだ。そもそも,何と言っても値段が大人490円(平日は390円)と銭湯並。我が家のようなエコノミー家族にはありがたい施設である。>「食べ歩き日記」(2000.3.12

同様の施設が小山にもある

「やすらぎの湯@小山」 : 小山市東城南5-26-5 無休 10〜24(日祝8〜) P300台 0285-31-2617

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ラーメンショップ てつじん@小山 : 小山市中久喜1174-35-101 月休 11〜14:30/17〜22(日祝通し)

R50からR4に入ってすぐ北側の「向野交差点」を西進してすぐにある(小山高専北側)。低いカウンターで調理場は丸見え。日曜の午後1時過ぎで,かなり賑わっている。「東京ラーメンと九州ラーメンの中間を狙った」と言うそのスタイルは(なづけて「東九こだわりラーメン」と言うそうな)いわば豚骨醤油+背脂。「余分な脂と灰汁(アク)をとり後味がすっきり」というその背脂は注文に応じて加減してくれるが,標準でもけっこう多い。麺はやや平べったい縮れの強いものでかなり太目。この組み合わせはちょっと珍しく,見た目かなり期待させるタイプである。注文したのはメニュートップの「てつじんラーメン」(600円)。もやし・ニラ・ニンジンの炒め野菜がたっぷり乗せられたものだが,特に味付けはしていなないようで,その炒めた鍋に元スープのみを入れて煮込むタイプ(タレは丼にある)なので,食べ進むうちに全体の印象が水っぽくなるのが残念。なんかもやしばかり食べてる気がしてくるのだ。他に具はない(チャーシューがないのだ)から余計そう感じる。ここのラーメンの場合,普通の「ラーメン」(500円)の方が麺やスープの特徴がよくわかると思う。その他のメニューとして「圧力鍋でじっくり煮込んだモツとたっぷり野菜」が入る「鉄もつラーメン(スタミナラーメン)」(700円),「個性派みそダレ」を使った「みそてつじん」(650円)等々があったが,隣の人の「つけめん(ねぎ入り)」(600円)が小どんぶりのつけ汁にチャーシューゴロゴロ入ってうまそうだった。次回はそれで行きたい。(2001/04/15

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まつせい@小山 : 小山市本郷町3-3-15 木休 11〜19:30 

妻と娘達を向かいのキンカ堂(広い無料駐車場有り)でお買い物させている間,「てつじん@小山」から連食したのだが,看板に「御食事処」「とんかつ・らーめん」と書いてある外観同様,店内も「食堂」と言う雰囲気。テーブルは座敷の分も合わせると大小12台で50人近くが座れることになる。醤油ラーメンは450円(消費税をとる)で,わずかに醤油色の旨味の強い透明なスープに,かなりふぞろいのやや平べったい麺。「自家製特製麺」と言う貼り紙がしてあった。けっこう固め。具はしっかり肉の味のする脂身のないチャーシュー,それにメンマにナルト,そしてワカメ・・・。値段通りの出来あがりで,麺以外はそれほどの特徴はないかな・・・。豊富なご飯物と組み合わせてこのラーメンをいただくと満足度が高いかもしれない。(2001/04/15

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共栄ラーメン@岩舟 : 下都賀郡岩舟町静2229-7 水休 11〜14/16:30〜20:30(日祝11〜20)

栃木の遠征でいつも参考にしているミカミさんのサイト・「栃木のラーメン食べ歩き」で評価が高かった店。佐野へ向かうがらんとした風景の50号バイパスが,急に賑わいだした国道沿いの店。岩舟町だそうだ。西進した場合中央分離帯の向こうなので,ちょっと入りづらい。外観はおよそ情報がなければ入らないであろうタイプの平凡な「街道沿いの食堂」。駐車場は店前に十分だ。待ち客がいたが,カウンター内の美人系の若奥さんらしき人がテキパキ仕切る(立ってるうちに注文と「名前」を聞かれる)ので回転がやたらいい。ほどなく「ご指名」があり奥のテーブル席へ。ラーメン・500円は基本的に醤油味なのだが,表面の脂の層のおかげで『佐野ラーメン』を基準にするなら意外なくらいこってりしたもの。ひと口目に「ガツンとくる味」。それに「中国伝来の棹麺(青竹打ち)製麺法だからうまい」と看板に大きく唄う厚さも幅も不揃いな手打ち麺。家族4人おおいに満足する。また行きたくなる店である。(2000/05/03

0282-55-1375

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祇園@真岡 : 真岡市並木町4-12-7 月休 11:30〜20

真岡の街中を抜け宇都宮に向かう,全く普通の「街道沿いの食堂」といった外観。凹凸のない造りの,ひと昔前の食堂風だ。店内はかなり広く,中央にテーブルが4台,右側の水槽脇に1台。右から奥に広めの畳席(テーブル5台)がある。独特の造りである。左3分の1のスペースが高いカウンターで仕切られた調理場。その上の壁に木札のメニューがずらっと並ぶ。まず「ラーメン・550円」は頼むとして,娘用に「つけめん・650円」だね。ミカミさんの「栃木のラーメン食べ歩き」で紹介されていた「パーコーめん・750円」も食べたいし,オッここのメニューの並びは一番右が「しおラーメン・600円」だ。気になる。ええい頼んでしまえ。下の娘はまだ4才だが何とかなるだろう。注文し終わると上の娘が「見に行っていい?」と妻に聞いている。カウンターに走る娘。何とこの店は注文してから麺を打ち始めるという本格派。くるくる巻いてべたんと打って(まさに「手打ち」)・・・子供は興味津々。そういえば僕もじかに見るのは初めてかもしれない。で,この麺が実にのどごしがいい。とくに「つけめん」はそれが明快にわかる。「べんてん@高田馬場」と同じ,いやそれ以上かも。ガラス製の蕎麦猪口に入ったつけだれは,酸味のあるごまみそ味で平凡な気がしたが,それを補って余りある「麺」である。「しおラーメン」は,タンメン風。もやしニンジン等野菜を軽く炒めたものがのっている。ラーメンは昔風。それにカリカリに揚げ豚肉がのったものが「パーコーめん」。各々スープは期待したほど特徴があるものではなかったが,やはり麺の印象がいいため食が進む。かくして家族4人でラーメン4杯「乱れ食い」。さて,あっという間に4人でしょうゆ・しお・つけ・パーコーめんと食べたのに,何かもの足りない。娘も自分の「つけめん」を「味見」と称されてちょこちょことられたので不満そう。またもやええいと,さらに「つけめん」をもう一杯追加。我が家の長い食べ歩きの中でも,たぶん追加は初めてのことだ。なんと,その1人分でまた手打ちを始めると言う丁寧さ。もちろん全て完食し,いつも通りどんぶりをきれいに積み重ねてきた。総計3200円,ラーメン店での昼食としては贅沢である。帰りに妻が「手打ち麺」のことを「注文ごとじゃ大変でしょう?」と聞いた。「一度に4食分くらいしか打てないけど,24年やっているので大丈夫ですよ」奥さんがにこっと笑った。(1999.11.28

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ゼンジー南京@今市 : 今市市本町12-5 月休 11:30〜14:30/18〜22

今市の南側。新しく開発した地区なのだろう,ゆったりしたつくりの街道沿いの,スーパーの向かいにある。外観は朱色と黒の装飾の「いかにも」といった中華料理店の造り。店前に3台分の駐車スペースがある。店裏にもあるようだ。外観は普通の中華料理店の造りなのに,店内左奥にはアップライトピアノが置いてあり(店主も「興がのれば」演奏するそうだ),ジャズが流れるという変わった店。どうも髭の店主は,トランペットまで演奏する(写真があった)ジャズマニアのようである。壁にはマイルスディビスやチャーリーパーカーのレコードジャケットがレイアウトされ,店内も基本的な造りは「中華」なのに,独特のミスマッチ感覚である。『中洋折衷』?。さてメニューだが,「限定食・一見様ご遠慮願います」という「ゼンジースペシャル・780円」を注文してみる(一見様だけど大丈夫みたい)。ここもまたラーメンは高レベル。油の浮いたこってりしょう油スープに,もちもちっとした太麺,チャーシューもほぐれるバラ肉系のものと,脂肪の少ないもも肉の炭火焼本格的焼豚の2種,それに鶏ささみのあんかけ,煮玉子等々てんこ盛りなのが「ゼンジースペシャル」だ。「今市」は「日光」「鬼怒川」という2大観光地と宇都宮を結ぶ通過点なのだが,いいポイントができた。大満足。妻や娘はラーメンとチャーハンを食べる。「連食」だから,ご飯類がいいと言うのだ。とはいえ,しっかり「ラーメン」もチェックしていたが・・・。店内のコピー・・・「ラーメンはJAZZだ。飽くなき追求が究極の技を生み出す」そうだ。(1999.11.28

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紅醍醐@今市 :今市市今市718 無休 11:30〜22:30(日祝11〜22)

宇都宮からR119で今市の市街地に入り,左に「かましん」が見えたらその向かいの交番がある敷地の奥だ。店の周囲は無料の駐車場。と言うか,駐車場の中に店があるという感じか・・・。「17時まで中休み」の貼り紙があるのに17時過ぎても開く気配がない。外は土砂降りの雨だったのでクルマの中でしばし待機。15分遅れくらいでやっと灯りがついた。店内には「ベストオブラーメン栃木選出記念で9月末日までラーメン全品50〜100円引き」と書いてある。入口脇の食券機はすでにその値段でセットされていた。つまり基本となる「醍醐麺」が550円と言うことになる。妻がそれを担当し,僕は「紅醍醐麺・630円」にする。もう一つ「裏醍醐」と言う酢であえたさっぱりした具がのるラーメンもあったのだが今日はパス。僕の「紅醍醐」はザーサイ・ネギ・カイワレ・チャーシューをピリ辛で和えたものがのる。元々ここのスープは店内のキャッチコピーで言えば『化学調味料はいっさい使わず,18時間煮込み,練り上げ,牛骨から骨髄が出て,スープに溶け込み,豚背骨が砕けて砂のようになり,鶏がらと鶏油を入れてまろみを出し,なんともいえないうまい濃くのあるスープが出来上がる』と言うもの。「醍醐@南青山」で食べた時の印象で,たしかにトンコツとは違う牛骨独特の風味があるものの,タレ的にはマイルドで少々味の濃さ的にもの足りなかった記憶があるので,具の味を加えてみたかったわけである。案の定,基本型の醍醐麺を食べる妻は「しょっぱさが足りない」と紅ショウガ入れたりニンニク入れたり・・・。二度目の味見をさせてもらった時には,まるで別な味になっていた(笑)。そんなわけで妻的には不満点もあったようだが,この系統の味を栃木でも経験できることが茨城県民の僕からすればうらやましい。オリジナリティに溢れたラーメンだからだ。残ったスープにライスをぶち込む(笑)「雪濃湯飯」も妻に経験してもらいたかったのだが,次の3杯目を考えてそれは断念した(笑)。(2001/09/15

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蔵八@今市:今市市本町7-7 金・3木休 11〜15:30/17〜20(日祝11〜20) <0288-22-0021>

2003年11月3日

スイミングスクールの裏手にあり,入口は裏通りに面しているので少々わかりづらい。店自体も今風の派手さはなく地味な印象だが店内はけっこう広く,奥の小上がりもゆったりしている。ラーメンは500円。油の浮いた透明感のある醤油味のスープは旨味が強くはっきりした味。それに組み合わされる麺は手打ち風の不揃い平麺なのだが,ゆで過ぎなのか元々そう言う麺なのかわからないが今日は柔らかめで,そのスープに負け気味。もっと固ければずいぶん印象も違ったと思うのだが・・・。もう一つ注文した「スタミナラーメン」は650円。具としてもやし中心の野菜炒めがのるものなのだが,それに使われたニンニクの影響がスープに強く出てラーメンとはずいぶん印象が異なる。ラーメンにのる「バラチャーシュー」はうまいが,チャーシュー丼やスタミナの炒め野菜に混じる「肩ロースチャーシュー」は脂身が少ない分,固くてしょっぱめ。チャーシュー好きなら「バラチャーシューメン」(750円)がおすすめだろう。あと,子供たちのために「ご飯もの」としてチャーシュー丼(大・600円)も注文したのだが,これが思いの外でかく,ラーメンどんぶりにみっちりご飯が入り,チャーシューがそのしょっぱくて固い肩ロースなので娘達もあまり食べようとしない。完全に持て余してしまった。300円の「小」にすればよかったと後悔することしきり・・・。餃子は1枚6個。具がみっちり詰まったもの。餃子に関しては経験値が少ないので判断しかねるが,家族に特に不満はなかった。

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福めん@西那須野 : 西那須野町朝日町2-31 水休 11:30〜14/17:30〜21(土日祝際〜20)

・・・平日20時〜21時はとんこつラーメンのみ

「福めん」外観

 

熊本ラーメン

 

馬頭町を抜け,R400で大田原市に入る。その市街地を抜けて西那須野町に入ってすぐのところにある。周囲はすっきりしている(向かいは墓地)。天井の高い店内にかなり余裕を持ってテーブル(4+2+2+2)が置いてある。奥には畳席(6×3)。奥さんだろうか接待は実に丁寧。さんざん迷った挙句この店の基本である「博多とんこつラーメン」(600円・こってりで注文),新メニューの「熊本風とんこつラーメン」(650円・左の写真),そして長崎チャンポン(750円)を大盛で(950円)。まず運ばれた「熊本」が実に我が家好み。はっきりした味付けでニンニク油が効いている。東京の「桂花」っぽい感じかな。麺は「博多」と同じ「細麺」と言いながらもけっこう太い。固めでいい感じで妻も娘もOKサイン。これならと期待した「博多」の方は油が浮いたこってり味。「熊本」のキクラゲの代わりに紅しょうがのっている。九州博多から直送と言う麺は,「極細」と言うほどではない。これはこれでいい感じだが,「熊本」と比較するとインパクトに欠けるか。さて最後に出てきた「長崎チャンポン」は大盛にしたせいもあって,野菜が山盛り。スープが少ないと言うのが最初の感想。しかも味付けは薄く(だからお好みでウスターソースをかけるようにとの指示があった),麺はしっかりチャンポンしているが,親子そろって持て余してしまう。最初の熊本の印象がよかっただけに残念。今度,那須に来た時にもこの店には寄りたいが,その時は「熊本」だけでいいとな。あと,「博多風もつ鍋」(1人前800円・2人前より)と言うメニューが目を引いた。最後にお土産で辛子高菜(200g・500円)を買ってくる。実際に使っているものを簡単なパックに入れてくれるものだが,これはヒットだった。だいぶ前に「御天@井草」で買って以来食べてなかったので,その後だいぶ自宅で楽しめた。(2000/10/22)>「那須〜白河・ラーメンと温泉三昧

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みうら@上河内 : 河内郡上河内町下小倉946-2 金休 11〜19 <028-674-4551>

烏山町を抜け氏家町に入りこの店へへ。新幹線高架下にポツンとある印象。店の右から奥に向かいL字型の小上がり。そこに座卓5台。中央にテーブルが4台。せっかく家族で来たのだから色々な種類を頼もう。「手打ち中華・550円」「味噌ラーメン・600円」「塩ラーメン・650円」それに「餃子」だ。「手打ち中華」は赤い縁取りのいかにもと言ったどんぶりに盛られる。具はナルト・海苔・ほうれん草に刻みネギが多量。薫製のような香りのする細長いもも肉チャーシューが3枚のるのが目を引く。麺は「いまの家@白河」直伝の手打ち麺。1人分ずつ手もみし,一晩寝かせたと言う縮れの強いビロビロ麺だ。この麺の印象が強く,それに比べるとスープは鶏ガラ+トンコツで無難にまとめられているという印象。こってり好きの妻は「上品な味わい」と評していたが,そのあとつぶやいた「もっとこってりした方が好きかな・・・」と言うのが本音だろう。でもこの系統のラーメンのニーズは,昔も今もかわりなくあるのである。辛味がきいた「味噌ラーメン」は中央にモヤシとニンニクが山盛。スープには唐辛子が浮く。やはりこってり感はない。ストレートな味噌スープという印象。「塩ラーメン」はひたすら透明なスープで,すっきりした味わいだが,手打ち中華同様味付けは濃い目だと思う。具はワカメがのり,煎りゴマ多量に浮いているのが目立つ。餃子は5ヶ。この店は麺がすべてなのだろう。スープはその引き立て役。スープのインパクトを求める人には少々もの足りないと思うが,一般的にはこの手のタイプの方が老若男女を問わず受け入れられやすいと思う。普通の人は,麺と絡むスープの印象だけで十分で,我が家のように麺を食べた後にスープをじっくりと飲み切ったりしないと思うからだ。(2001/09/15

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時代屋@栃木:河内郡河内町中岡本2583-12 月休 11:30〜15/17〜21 

名代にぼしラーメン時代屋」が正式な名称。ちょっと前にネット上・マスコミ上でよく話題になった「時代屋@渋谷」(僕自身はふられ続けて未だに未食)の系列店。実際は五反田店(僕自身はこの支店の存在を知らなかった)で修行して1998年8月に開業したようだ。JR岡本駅近く,R4から岡本小近くの陸橋を超えた紅葉の並木道沿い。「名代にぼしラーメン」と大きく筆文字で描かれた黄色いテント看板がよく目立つ。店内カウンターの頭上にもなぜか大きく「名代煮干しラーメン」の文字。店内は木目基調の内装。古い店を改装したような感じだ。若い店主のイメージがあったのだが,店主に貫禄がありベテランっぽい「風貌」。修行のし直しの再出発だろうか?夫婦2人でやっている印象。ありがちな「東京の有名店の系列店」を強調するような感じはない。家族4人で「にぼし正油・650円」を2杯と「つけめん・700円」「みそラーメン・650円」を注文。正油の一つを「こってり=背脂増し100円」にする。あとメニュー的には「塩ラーメン」もあるのだが,売り切れだろうか壁の札がまくってあった。なんとラーメンの人は全時間ライス無料。餃子が200円だからセットで850円とかなりお得な値段設定。スープは量的には少なめだが,ガツンガツンとくる見事な煮干し味。茨城〜栃木ではなかなかお目にかかれないタイプだ。その分ツルッとした平麺がスープに負けている感じもする。この点,本には「麺は渋谷本店から取り寄せているが、最近極太ストレートの平麺に変えた」と書いてある。どう言う意味なんだろう?。取り寄せている麺の種類を変えたということかな?いずれにせよ「極太」と言うほどではなかったと思う。厚目のバラロールチャーシューはホグレル感じで秀逸。背脂自体は標準で煮干しにも味噌にも入るのだが,それを「こってり」にすると背脂がかなり入ることになる。もともとが煮干し味なのだから味噌はかなり濃厚。日本酒の香りが強かった。味噌の場合,具は茹でモヤシにメンマとチャーシューだから,これで正油と同じ650円ならお得な感じ。娘が食べていた「つけめん」はナルト&チャーシューの切片がゴロゴロ入ったつけ汁。辛味酸味はあまり強調していないからインパクトは薄い。麺は太めの刻みのりがパラパラとかけてある。煮干し系のインパクトあるラーメンが好きな人なら,茨城〜栃木では貴重な店となるだろう。(2001/11/25

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大晟@上三川:河内郡上三川町大字上蒲生字願成寺2168-1 火休 11:30〜20:30 <0285-56-0701>

2003年7月21日

新4号バイパスの日産栃木工場のある立体交差から上三川街道で宇都宮方面に向かってすぐ右側にある。午後5時前の半端な時間だったせいか,先客は無し。テーブルが並ぶ食堂風なけっこう広い店内に客は僕たちだけ。メニューがちょっと複雑だが,要するに麺がパスタ用の小麦粉を混ぜた自家製小麦粉で作った自家製の「じゃい麺」(「じゃい」はジャパンとタリアだかららしい・汗)と「黒小麦麺」の2種(値段は同じ)に,スープが醤油の種類で白(白醤油)・黒(たまり醤油+濃い口醤油)・茶(薄口醤油)の3種と塩の4種類(これも値段は同じ)を組み合わせ,それにチャーシューの有無で「かけ」(400円),チャーシュー1枚(550円),2枚(650円),炙りチャーシュー(780円)と言う構成になる。さらにその「つけめん」版としてあるのが「つけじゃい麺」(かけ400円・炙りチャーシュー780円・鴨汁だと780円)。そして季節メニューとして胡麻汁つけじゃい麺(650円),芝麻(チーマー)じゃい麺(850円),黒胡麻つけじゃい麺(750円),海老そば(塩・醤油各850円)等々,もうきりがない。1日15食限定の「清滝からの使者・じゃい麺との共演(岩魚スープ)」と言う,わかったようなわからないような不思議なメニューもあるし(600円)・・・。こういうメニュー構成の店の場合は,我が家のように家族で行くとなかなか便利。いろいろ組み合わせてすべてをそれなりに味わえるからである。注文したのは「つけめん」「炙りチャーシュー・白」「黒小麦麺・しお」「チャーシュー飯」。まずは「つけじゃいめん」(具無しなら400円)だが,麺は柔らか目のむちっとした太麺で,コシがあると言えばそうとも言えるが,糸こんにゃくのような食感はちょっと期待はずれ。茹ですぎなのか,そう言う狙いなのか?細かい万能ネギが多量に浮いた,甘みのあるつけ汁は,魚系の粉が丼の内側にべったりと付く濃度。スープ割の小瓶が出てくるのでスープ割を楽しめる。あまりチャーシュー麺系は注文しない我が家が,試しに注文してみた「炙りチャーシュー」なのだが,ラーメンとは別に小型卓上コンロが運ばれてきて,その上に敷かれた鉄板に横たわる,かなり厚めの細長いバラチャーシューが4枚。これを固形燃料で焼いて(温めて?)食べるものなのだが,焦げ目をつける演出の効果はよくわからないものの,見た目にはけっこう楽しい。チャーシューもトロトロでありがたみがある。さて,スープ。3種の醤油の組み合わせは東京の「醤屋@馬込」で経験済みで,同時に食べ比べると見た目も含めて,そんなに差を感じなかった。つまり醤油は醤油で色が変わっても味は劇的には変わらないのだ。だから,味と言うよりメニュー的にバリエーションを増やそうと言うその意図はわかるのだが,白(白醤油)は,無化調の割には味がはっきりとしたもので,これに組み合わせる歯切れのいい細麺(=じゃい麺の基本形)も好印象だった。一方,「しお」に組み合わせた「黒小麦麺」は,色合いも味も歯ごたえも「そば」にさらに近づくもので,これはこれで面白い。これらのものも組み合わせればパターンは果てしなくありそうで,いろいろやろうとしているのがわかる。同じじゃい麺でも太麺と細麺で印象が違ったから,この店ですべてのパターンを味わおうと思ったら,何度来ればいいのやら・・・。白もしおも極太ストレートメンマがけっこう多量に入るのが印象的。卓上には黒七味・焦がしネギ・揚げニンニクスライス等いろいろな香辛料が並ぶ。あと,最初に出てきたきゅうりの漬け物も旨かったなぁ・・・。

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軍鶏らーめん美幸@黒磯:黒磯市上厚崎1118-277 水休 11〜15/17〜20 <0287-62-0900>

2002年1月14日

黒磯の郊外,黒磯南高校南側の何でもない(何にもない?)静かな住宅地の「奥の奥」にある。街灯もまばらで店前の大きなスポットライトがなければ夜は心許ない。その灯りが見えるくらいに近づくまでちょっと不安。そんな場所にある。自宅前に一戸建ての店と採石を撒いた駐車場を作った,そんな感じだ。建物がけっこう新しいのは主人がなんと「独学」で2000年7月に開いた店だから。店内は和風(小料理屋風)。店の中央の大きなガラスケースには民芸品・伊万里焼が並ぶ。座敷には銘木のテーブルまで。塩ラーメン(600円)を細麺&手打麺で1つずつ,さらに醤油ラーメン(600円)を手打麺・大盛りで注文。これに焼きしゃも(600円)をつける(但し,オーダーミスで結局出てこなかった)。スープを一口。予想したよりずっとさっぱりしている。ラーメン本の写真から「鶏油」的な濃厚さを勝手にイメージしていたのだが,考えてみれば軍鶏なのである。普通の鶏より肉が締まっているのが普通だ。そんな僕を察したのか,奥さんが「タレを足しますか」と聞いてきた。一応足してもらったのだが,スープを飲みきる頃には「ちょっと濃すぎたかな」と感じた。そう言う微妙な味わい。全体としては,最初のインパクトは薄いものの,後からじわっと来るイメージ。丁寧に作ったすっきりしたラーメンという印象を受けた。「まぁこんのものだな」と会計を妻に任せ,クルマに先に行ったら妻に呼び戻される。妻が「茨城から来た」と言ったら「本当の軍鶏の味を味わって行け」と言われたと言う。店に戻る。軍鶏肉を冷蔵庫から出してきて,目の前で無造作に粗めに切る。それを網で焼く。これを食べて行けと言うのだ。自家製味噌をつけて食べるのだが,この塩コショウしただけのシャモ肉は,固めながら噛めば噛むほど味が出る感じ。なるほど,これなら一般のブロイラーとの違いはわかる。まさに「美味しんぼ」の世界。娘もにっこり。小皿に盛られた肉に次々と手を出している(汗)。ひとしきり軍鶏肉へのこだわりを聞いた後,自然とラーメンそのものの話に。ここからが長かった・・・。そもそもここの軍鶏は一般に売られているものではなく,独特のルートで入手しているそうで,そのシャモでスープをとる(それがラーメンにちょこんとのっている「煮しゃも」だ)。「もっとこってりしているものだと思っていた」と言ったら,ラーメン好きの客によくそう言われるらしく,次から次へと小丼に配分を変えてスープを出してくる。「ラーメンのスープなんて油でいくらでもごまかせるものなんだ」と言うのがご主人の主張。「それはよくわかるけど,ラーメンなんだからわかりやすくガツンとくるような『こってり』バージョンを,このノーマルバージョンの他に,作ったらいいのでは」と僕は主張。そんな言葉では納得しないご主人は,鶏油の固まりを出してきて,やたら脂の多いバージョンを作ったり(さすがにそれはうんざりする味)と,「軍鶏の味」に対するその熱意は果て無し。最後には「参考になった」とは言っていたが,全然「こってり」には納得していないようだった。麺もそう。ご主人に言わせればラーメンは細麺であるべきで,手打ち麺はそう言うリクエストがあるから仕方なく出しているそうだ(笑)。どうもこのご主人,本来の軍鶏肉の旨さを味わってもらうのが店を出した真の目的で,ラーメンはその表現の一手段に過ぎないように感じる。いずれにせよ,ここの「焼きしゃも」は食べておくべきだろう。さらに「シャモ刺し」は「要予約」と表記はされているが,日曜はある程度準備してあるそうだ。これも次は食べてみたいものだ。

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よし川家@大田原:大田原市住吉町2-6-3 日休 11〜18 <0287-22-7326>

2002年12月8日

大田原の中心部からやや外れた場所にあるこの店,外観は一般的な食堂という風情。店内も日曜午後3時前のこの時間では5割ほどの入り。ただ客さばきには慣れを感じるから通常はもっと混むのだろう。壁に書かれたメニューは,中華そばが550円で,みそラーメン・ワンタンメン・タンメンが各650円と言う基本構成。家族4人なのでその4種類を注文。ちなみにチャーシューメンにすると+200円。透明な油の浮いた透き通った醤油色のスープ。「とら食堂@白河」で修行した人の店と言うことである程度予測はしていたことだが,手打ち麺は特徴的だとは思うものの,スープは「薄く」感じる。味噌は特にそう感じる。タンメンも野菜のうま味なんてものはなく,単純に塩味という感じ。とら食堂同様,スープと麺の絡みがどうのこうのなんて言うタイプではなく,いかにこの麺を味わうかという,麺が主役(=スープは脇役)というタイプのラーメンなのだと思う。こういうさっぱりした味わいは当然,年輩者に不満が出るタイプではなく,土地柄と店の環境から言ってそれがとても重要な要素なのだと思う。

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釜彦@塩原:那須郡塩原町下塩原265-10 不定休 11〜19 <0287-32-2560>

2003年11月3日

塩原温泉に半世紀前からあると言う『スープ焼きそば』の元祖の店として有名。塩原の温泉街に入ってまもなく左側にあり,外観は全く普通の食堂で,赤地に黒で『スープ入り焼きそば』と書かれた看板がよく目立つ。「釜彦」と白字で書かれた紺の暖簾。祝日の昼時で満席だったため外で待つことになったのだが,前の国道(会津東街道)が店の前ギリギリを走っているので子連れで並ぶとちょっと怖いほど。10分ほどで入店できた。コンパクトにまとまった店内も昔ながらの食堂の風情。懐かしい感じがする。さてその『スープ焼きそば』(700円),焼きそばにスープをかけたものを想像していたのだが,普通のラーメンどんぶりに盛られたその見た目は全くラーメンのそれ。味の方もスープがソース味で実に怪しげな味になるものの,思い描いたものよりはかなりラーメンに近い味わいだ。麺は中麺でそれほど焼いてはいない感じ(=ソース色ではない→スープで洗われたから?)なのでなおさらそう感じる。ラーメンのスープをソース味にして,焼そばの具(炒めたキャベツに刻んだナルトと鶏肉)を乗せたと言う表現の方が合いそうである。まぁそれでもかなりインパクトのある麺類であることは確かだが,クセになるほどの味かというと僕的には???である。でもここ塩原以外でこれを真似する店はまず出そうもないだろうから,ここでしか食べられないラーメン(?)としては貴重であり続けるだろう(笑)。他にチャーハン(700円)とソースかつ丼(950円)も注文したのだが,我が家的にはそちらの方がむしろ印象がよかった。チャーハンはいわばソース味の「焼きめし」でとても懐かしい味わい。ソースかつ丼のカツもしっかりしたもので肉質の良さを感じる。地元に密着した食堂としての実力は十分と見た(でも値段は少々高めかな・・・)。メニューは他にラーメン(600円)焼きそば(650円)チャーシューメン(850円)カツ丼(950円)と言うところ。店の駐車場は手前右側に2台分ほどあったが,道を挟んだ反対側が「七ツ岩吊り橋」の無料駐車場になっている。ここに「足湯」もあるので食事のあとに吊り橋を観光して休憩するのも乙なものだろう。ベンチに座って足だけを温泉に浸けるものだが,温泉自体はぬるいもののさっぱりするからだ。

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つるや@壬生:下都賀郡壬生町本丸2-1657-2 月休 11:30〜14/18〜21<0282-82-7028>

2003年12月21日

正直,「壬生町」と言うのがどのあたりにあるのか,今までまるで知らなかったのだが,この店の名が急にラーメン仲間,しかも東京のフリークの間で話題になるようになってずっと気になっていた。結構交通量の多い県道沿いにある。店を囲むように駐車場。夜の部のちょうどのれんを出すところに到着し,入店してほどなく満席になった。もう十分な人気店のようだ。店内は周囲の環境同様ゆったりしていて,板張りの広い小上がりに6人座卓が4台,テーブルが2台にカウンターが4+6席。けっこう広い店の割には調理場の店主とフロアに女性がひとり。夫婦だろうか。注文したのは「地どりと魚介薫る和風スープ」の「らー麺」(600円),「こってり濃厚醤油スープ」の「とんこつ醤油」(600円),「極太ボリューム麺」(麺280g)「つけ麺」(650円)の3種。豚骨+鶏ガラを煮込み濃縮したような重みのあるスープはこってり,かつ,かなりな濃厚さ。「和風スープ」の方はさらに魚系が入り節系の粉が浮く。麺は太麺で自家製麺のようだが,同時に食べ比べた感じでは「つけ麺」の方が麺のもちもちっとした特徴が活かされていたように思う。

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