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紅葉の那須〜白河で温泉とラーメン三昧(00/10/22)

10月22日(日) 紅葉の那須〜白河で温泉とラーメン三昧
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 10月22日(日)福めん@西那須野・火風鼎@白河
 ★紅葉の那須〜白河で温泉とラーメン三昧 

いつも東京にばかり行っていても芸がないので,考えたのは「紅葉」。向かうは「栃木」。となれば,ミカミさんの「栃木のラーメン食べ歩き」を参考にしなければ。R118を北上し,大宮からはR293で栃木へ向かう。県境の伴睦峠が整備され立派な高架道になったことに感心しながら「栃木県」に入る。馬頭町(「南平台温泉」の「美人の湯」はホントすべすべするからおすすめだ)を抜け,R400で大田原市に入る。市街地を抜けて西那須野町に入ってすぐのところが目的の店だ。

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福めん@西那須野 : 西那須野町朝日町2-31 水休 11:30〜14/17:30〜21(土日祝際〜20)0287-37-5510

周囲はすっきりしている。向かいは墓地。天井の高い店内にかなり余裕を持ってテーブル(4+2+2+2)が置いてある。奥には畳席(6×3)。奥さんだろうか接待は実に丁寧。さんざん迷った挙句この店の基本である「博多とんこつラーメン」(600円・こってりで注文),新メニューの「熊本風とんこつラーメン」(650円),そして長崎チャンポン(750円)を大盛で(950円)。詳しくは「栃木ラーメン紀行」に書こう。(平日20時〜21時はとんこつラーメンのみだそうだ)

さてここからが本来の目的の家族サービス。R4に出て北上し,東北道・那須ICから先の那須高原線はいかにも那須らしい華やかな店が並ぶ街道。午後2時を回っていたので反対車線はすでに帰りのクルマで渋滞だったが,湯元に向かっては順調。「りんどう湖ファミリー牧場」「那須ハイランドパーク」等々,家族連れには定番の施設が目白押しだが,すでに子供が小さい頃にこなしている。目指すは「那須湯本温泉」。

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元湯・鹿の湯@那須湯本温泉 : 無休 8〜17:30(11月〜3月は〜16:30) 大人300円・小人200円 P30台(狭い) 
「鹿の湯は,第34代舒明(じょめい)天皇の時代 舒明2年(西暦630年)に,茗荷沢の住人狩野三郎が,矢傷を負わせた白鹿をこの地まで追ってきて,当温泉を発見したと伝えられています。那須温泉の「鹿の湯」は,奈良時代の駿河国正税帳にも記載されているほどの古い温泉です。」・・・入口にある案内板より抜粋

「鹿の湯」入口

左側が浴場

那須で最も古い温泉。湯本温泉街を抜け,観光の中心地「殺生石」のカーブのところを手前に下に降りてすぐにある。石畳を上った先のひなびた木造の建物は湯治場のムード満点。川をまたぐように浴場に行くその造りも実に風情がある。最近女湯の方が増築され,その分男湯のほうが古いままに広くなった。浴槽を見下ろすような脱衣場で,籠に無造作に脱いだ服を入れる。白濁の湯が満ちた浴槽が温度別に並んでいるのが湯煙の中に見える。一番奥右側の浴槽だけはその白濁度が一段違う。「濃厚豚骨スープ」とでも言おうか(笑)。この浴槽だけには儀式があって,地元の年輩の方々の仕切りの中,一度に入って一度に出ると言う約束事がある。途中で湯を揺らすと,入っている人に迷惑がかかるからと言う理屈だ。以前来た時は「熱いよ〜」と言われながらも平気で入ったが,今日のはとんでもない熱さ。湯温は50度近かったのだ(ベテランは温度計持参)。指先を入れただけで断念する。その左側の浴槽(47度くらい)に入ったが,あまり我慢して入るとやけどするから気をつけたほうがいい。低い温度の方の浴槽にゆっくりつかって,年季の入った木の壁や,高い天井の開けっ放しの通風口を見上げていると,「温泉に入っているなぁ」と実に満足できる。橋の上の通路で「待った?」と妻や娘と待ち合わせる。これまた実に風情があるのだ。

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茶臼岳那須ロープウェイ : 無休(4〜12月休業)8:30〜16:25 往復1200円(小人650円)P120台
殺生石から少し登れば「ボルケーノハイウェイ」(\360)。途中の展望台から茶臼岳を望めるので,そこが一番那須らしい場所。うす曇の空,ちょっと時期が早かったのか,「紅葉」は楽しめなかった。急カーブを登りきって一気に那須岳ロープウェイ山麓駅まで。そこからロープウェイに乗って茶臼岳の9合目まで進む。車中の放送で,我が地元に流れる「那珂川」がここを源流としていることが告げられるとなんか誇らしい気分になる。山頂駅から急な岩場の道を登れば,30分ほどで茶臼岳山頂に着く。関東平野の大パノラマが楽しめる。今回は登れなかったが,2年前にも当時7才と3才の娘を連れて登れたから,家族連れにもちょうどいい山登りである。ここはおすすめ。
ロープウェイ山麓駅からクルマで先を行けば,「峠の茶屋」まで行ける。今日はそこまで一応行って(濃霧だった),下り線へ。「大丸温泉」「弁天温泉」「北温泉」と有名な温泉が次々にある。そこから福島側へは「那須甲子道路」(920円・高い)。ここからは少し晴れ間が見えて,所々に赤く色づく「紅葉」を楽しむことができた。もっともこの道,那須湯本温泉と甲子温泉を結ぶためだけの道で,需要が少ないのか交通量は極端に少ない。すれ違うクルマもないままに甲子温泉に着いた。
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ちゃぽらんど西郷@甲子(かし)温泉 : 福島県西白河郡大字真船字馬立 木休 10〜20(土日&夏季〜21)
     入浴料:大人520円・小人210円(90分以内)

1階がプール

白河市西側・R289で会津下郷町(そこまでトンネルが開通しているかどうかは不明)に向かう途中の甲子温泉にある温泉施設。男女別の温泉に加え,その中央に水着で入れる温水プールがある。家族で温泉とか回っていると我が家のように娘2人の家族の場合,いつも父親はひとりぼっち。ラクな部分もあるが(のんびりできる),たまには存在感を示したい。そんなときこんな場所は便利だ(同様の施設として「ろまんちっく村@宇都宮」もある)。娘2人はおおはしゃぎ。ほのぼのしてしまう。設備も充実していて,サウナはもちろん寝湯・打たせ湯・気泡浴・箱蒸し等々いろいろあるから,泳ぐ子供を見ながら大人もリラックスできる。泳いだ後に水着を脱いで普通にサウナ付の風呂に入る。実にゆっくりできる。もっとも90分の時間制限付だから気をつけたほうがいい(レンタル水着あり)。

白河ラーメン

白河と言えば「とら食堂」が有名だが,以前食べたことあるし,そもそもこんな時間では開いていない。そこで福島のラーメンと言えばZOUさんの「福島ラーメンミシュラン」だ。しかし,今回はざっと見ただけで下調べ不足。とりあえずデータとして「カネダイ」(昭和町201-1)と「朝日屋」(白坂三輪台6-46)を持ってきたが,時間的にもう閉まっている。白河はあまり夜遅くまで開いている有名店はないと言う印象だ。そこで,以前来た時に名前が印象的だった「火風鼎」を思い出す。電話帳で名前から調べて電話すると「7時10分くらいに来てくれれば」と言う。さぁ急げ。このとき6時40分。

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 火風鼎(かふうてい)@白河 :  白河市鬼越44-16 〜19:30(売切れ終了)

ぼけてしまった

究極の〜」

南湖の南側を走る棚倉街道(R289)沿いにこの店はある。店前の空き地は広大で(と言うか何の囲いもない),クルマの置き場所にはまず困らない。和風な店名の割にはウッデイな造りで,店の前はテラスのようになっていた(この時間では開放していなかったが)。中央の調理場をコの字型の高いカウンターが囲む。有名な店のようで,きれいなカラー写真の記事が貼ってあった。厨房には,職人ぽい雰囲気のある年輩の店主。が,きれいにデザインされたメニューのネーミングも「究極のチャーシューメン・880円」「まぼろしの塩・650円」等々凝っているから,全体的にプロデュースされているのかもしれない。そんなメニューにつられるやつがいるのかといえば,我が家の場合つられてしまうのである。その2杯に「ネギみそもやしラーメン・700円」を追加。「究極」は何がそうなのかと言えばチャーシューが炭火焼だからだそうで,燻製の香りのする,縁がピンクで薄切りのそれが多数入っている。うまいことはうまいが,食感的にも味的にも「究極」と言う感じはしなかった。スープは旨味のはっきりしたわかりやすい味で,コシのある固めの不揃いの麺で「勢い」を感じる。一方「まぼろしの塩」はほとんどタンメン。名前ほどこだわりは感じられないはっきりした味付け。まぁよくよくメニューを見てみれば塩はこれとバター入りしかないから,要するにこれが標準の塩ラーメンと考えた方がいい。名前につられてしまった・・・。となると「ネギみそもやし」も普通の味噌ラーメンと言う位置付けだ。でもまぁ熱いものは熱く,ちゃんと作っていると言う感じだから好感は持てる。奥さんの愛想もよく,「今日はどちらに行かれました?」と話し掛けられてファミリーな雰囲気になる。

宇都宮ラーメン紀行
この場所からなら素直に茨城側に南下してR118〜R349と進み,里美から常陸太田に出た方が圧倒的に早いのだが,何となくそれも寂しいので「元町家@宇都宮」を視野に入れてわざわざR4を南下する。しかし宇都宮が近づいても今一歩食欲がわかない。妻に「そんなにまでして食べてどうするの?」とたしなめられあっさり断念。小山から(素直に帰っていればここに着いた時間で自宅に着いたはず・・・)R50をひたすら東に進みやっと自宅に着いた。夫婦の会話の時間は持てたが遠回りした分どっと疲れた。

> 宇都宮周辺の店はは「宇都宮ラーメン紀行」参照

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