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1999年10月の食べ歩き 

10月02日(土) 哲学堂@鶯谷・白山ラーメン@千石・べらんめぇ@蒲田
10月03日(日) めじろ@藤沢・六角家@横浜
10月11日( 彩華@宇都宮・どる屋@宇都宮
10月17日(日) ユウタン@竜ヶ崎・むらもと@大岡山・貴生@松戸
10月24日(日) なりたけ@船橋・茂助@赤坂・黒蘭@高田馬場・にゃがにゃが亭@一之江
10月31日(日) 小櫻@土浦・大喜@湯島・味千@池袋

1999/09 <<>> 1999/11

> 水戸周辺は「食べ倒し日記」へ

 10月 2日(土)哲学堂@鶯谷・白山ラーメン@千石・べらんめぇ@蒲田
木曜日の東海村の放射能漏れの事故が何とか沈静化し,町には平穏が戻った。こりずにラーメン食べ歩きである。なんと言われようとやめられない。10km圏の「自宅待機」が解除されなければ,我が家は圏外なのだが「遠くに避難する」と言う名目で出かけようとも思っていたのだ。5時までしっかり仕事をして,大慌てで身支度して6時に出発する。おにぎりを持っていく予定だったが妻の仕事も忙しくつくれなかった。地元で外食しているひまはない。で,コンビニでおにぎり。余談だがセブンイレブンよりローソンのおにぎりのほうがご飯がしまっていて食べやすい。もちろん僕はラーメンに備え控えめに食べている。
今日は「土浦の花火大会」。全国の花火師たちが競い合うという大規模な花火大会である。普通の花火大会の最後を締めるような連発花火が立て続けに打ち上げられると言ったらわかりやすいだろうか。もちろん6号旧道への分岐点から先はいきなり大渋滞。でももともとそれは覚悟の上。うまい具合に「真鍋陸橋」〜「都和陸橋」あたりを側道に上がったり下りたりしながら(上に上がれば花火がよく見える・陸橋の上は見物客が鈴なり),「常名高架橋」あたりでフィナーレを迎える。さぁ終わったと周りを見れば,四方八方大渋滞。高架橋から見える周囲の農道はすべて車のライトの長い列。「抜け道情報」を駆使して牛久に抜ける。子供は後部座席の「特製ベッド」で寝てしまう。
僕にとっては貴重な「土曜日の東京」である。日祝休の店に絞って食べよう。6号は牛久以降は順調だったが,予定していた「匠屋@小岩」の23:00の閉店時間にはちょっと苦しい。急遽「哲学堂@鶯谷」へ。うっかり山手線の上を通る高架橋を渡って谷中の方に行ってしまいあわててUターン。店は高架橋のすぐ下(「鶯谷駅前」交差点のすぐ手前)にあった。店の前に車をとめて,妻と最初の一杯。満足する。> 『哲学するラーメン』=「哲学堂@鶯谷」
白山通りに出て「白山ラーメン@千石」へ。古い店だが,日祝休の店のため長年の「宿題」だった。片側4車線の広い白山通りにひときわ目立つ赤いネオンと人だかり。若者が歩道の植え込みに腰を下ろして待っている。勝手がわからなかったのだが,食券(ナンバー入りの札)をもらって立って待つ。テーブルどころかカウンターもないので立ち食い。でも,不思議と恥ずかしくはない。先に車で寝ていた妻のところへ行って「味見」をしてもらう。妻は「ふ〜ん」。
よせばいいのにもう1杯。日祝休の店の「宿題」をひとつでも多く片付けたい。2時まで営業している「べらんめぇ@蒲田」へ。蒲田駅そば(環八からも意外と近かった)にあった。
環八を北上し,用賀から東名に乗る。御殿場ICの手前の足柄SAにて車中泊。早い時間ならお風呂にも入れる(23:00まで・上りには宿泊施設もある)。ひとつ奥の駐車場がかなり空いていておすすめである。この時午前3時。

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 10月03日(日)めじろ@藤沢・六角家@横浜
子供は元気だ。5時半ごろには起きてしまい騒ぎ出す。さすがにもう少し寝ていたかったのだが寝ていられなくなった。本来「箱根」あたりでゆっくりする予定でいたのだが時間を持て余してしまうと,急遽「伊豆半島西海岸」を目指すことに決定。沼津ICまで車を飛ばす。普通こういう発想にはならないと思うが,独身の頃には茨城から「伊豆半島一周日帰りの旅」なんてこともやったので,抵抗がないのである。とにかく「遠くへ行きたい」のである。> 「西からの伊豆半島一周『岬めぐり』の旅
沼津の町中を抜けてR414で海沿いに行くのが好きなのだが,うっかり「伊豆中央道路」に出てしまう。西側に軌道修正。淡島〜大瀬崎あたりは海(駿河湾)が北側にあるので,新鮮な感じがする。狭い道なのだが,入り組んだ入り江の高い場所を走るので気持ちがいい。子供に「見ろ見ろ」と風景(小島,船,養殖場,海の色・・・)の説明をしながら走るのだ。大瀬崎海岸に下りてみたのだが行き止まりで有料駐車場しかなかった。ダイビングのメッカのようだ。
♪岬めぐりのバスは走る〜窓に広がる青い海よ〜。西伊豆に来ると思い出す唄が「岬めぐり」。山本コータローとウィークエンドの1970年代のフォークソングだ。本当に車窓からはるか下に見おろす「青い海」は絶景である。しかもそれが延々と続くのだ。戸田〜土肥〜堂ヶ島とひたすらドライブ。「恋人岬」に寄ってみる。真っ赤なサルビアの花畑の前で記念写真。花が枯れてまだらになってるのが気になったがよく見ると大きく「ようこそ」とかたどってあったのだ。ちなみに妻の名前は「ようこ」。3文字だけ入るように記念写真を撮る。
このあたりでは「沢田公園露天風呂」(堂ヶ島から約1km・「乗浜」交差点右折・500円)が有名だ。が,たしかに断崖絶壁の上にあり,駿河湾を行き交う船や三四郎島を見下ろすことができて景色がいい(絶景)ものの,脱衣場と露天風呂だけのただの「小屋」なのでゆっくりはできない。先を急ぐ。
10時ごろには松崎に到着。「宮の前」交差点を東に折れ,「大沢温泉」をめざす。「大沢荘露天風呂」が目的だったのだが,すぐ(4km先)花時計のある広々とした「道の駅」があり「かじかの湯」と書いた建物もみえる。中を確認すると施設も新しく空いている。ここに決定。料金も安く(500円)温泉も肌にまとわりつくような感じ。なめらかな肌になる。2階に上がると露天の岩風呂。景色は平凡(那賀川が見える)だが他に客はいなくて「貸切状態」。休憩室で1時間ほど寝る。子供達は外で走り回っていた。隣にそば屋があった。他で探すのも面倒なので(伊豆でラーメン店の情報はない),ざるそば好きの娘のためにここに決定。ざるそば(600円)は,自分ですりおろす生わさびがついた本格的なもの。「おおっ」と思ってありついたが,肝心のそばは×××・・・。レジのそばの売店でも売っている袋物のそばを茹でただけのようだ。そば湯もでなかったもの・・・。がっかりしてしまう。
マーガレットラインを南下。ここまで来た以上南端を目指そうと「石廊崎」へ。「ジャングルパーク」にでもと思ったのだが,遊びつかれた子供は二人とも寝てしまった。R136にもどり下田へ。西伊豆に比べると東伊豆は開けてはいるが「風情」がない。あとは帰るだけである。
以前来たときは海岸沿いの道は下田あたりから渋滞だったが,今日は空いている。それでも伊東の手前あたりで渋滞し始めたので「中伊豆バイパス」から「伊豆スカイライン」に乗って箱根まで行ってしまう。車もほとんどなくスイスイだった。箱根ターンパイクに乗り小田原まで一直線。こちらもスイスイ。対向車にさえほとんど会わなかった。
小田原から「西湘バイパス」で東に向かう。さすがに平塚あたりで渋滞。全く動かない。一般道に途中から出たらこちらは流れている。国道1号に出たら相模川もあっさり越えることができた。その先はまた渋滞。この時7時近く。本当は横浜中華街まで行って,たまには中華料理コースでもと思っていたのだが断念。
めじろ@藤沢」へ。なんてことのないスナックのような外観。少し並んだがなんとか親子4人で食べられる。僕達の後のカップルで売り切れ。まだ8時前だったのに・・・。ぎりぎりセーフだった。よかった。妻も納得のラーメンだった。> 『ネギの魔術師』=「めじろ@藤沢」
ここまで来たのだからと,最近横浜駅近くに進出して話題の「吉村家@横浜」へ。しかしかなりの行列。店の周りの駐車も難しそうなのであきらめ,「六角家@横浜」へ。実はこちらも未食だったのである。今まで食べたことのある「家系」との「麺の違い」を感じる
この時21:30。通常ここまで来たら東神奈川ICから北上し,高速1号横羽線で都内に向かうのがすじなのだが,我が家の場合南下して横浜公園方面に向かう。みなとみらい地区や横浜ベィブリッジに向かう高速道から見える「横浜の夜景」が好きなのである。本当に夢のようだ。子供の頃雑誌でよく見た「未来の都市」がそこにある。湾岸線から葛西JCT〜小菅JCTと行くのはいつもどおり。さすがに昨晩の2時間の睡眠では眠くなり,常磐道に入ったら妻に運転を代わってもらう。0:00過ぎに自宅に着いた。

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 10月11日(彩華@宇都宮・どる屋@宇都宮
我が家にとっては年に何回もない貴重な「連休」だったのだが,仕事の関係で遠出はできなかった。東北縦断1200km・「北海道3泊4日(青函連絡船で2泊)旭川〜札幌〜小樽・ラーメン家族の旅」と言うのを予定していたのだが(いや本当に),後日にまわそう。
と言うわけで,連休最後のこの日「近場」の宇都宮へ。片道80kmだがなんてことはない。《宇都宮を「近場」という距離感覚はマヒしているとしか言いようがない(^^;)》と「ある方」にメールで指摘されてしまう。でも我が家の距離感はそうなのだ。
で,その「ある方」・「相模の大御所・赤Pさん♪」さんと待ち合わせをした「彩華@宇都宮」をまず目指す。赤Pさんは神奈川の人なのだが,栃木に遠征してきていたのだ。笠間から北西に進み123号で西進,4号線バイパスを南下してたどり着いた。自宅から一般道でも2時間くらいである。なんてことはない。
「赤P♪」さんについては今まで,そのHPの詳細なデータにうかがわれる生真面目さと,掲示板での軽いノリのギャップが埋まらなかったのだが,会って納得できた。HPの生真面目さのイメージが「赤P♪」さんの「真実の姿」。「理科系(しかも国立の)の生真面目さ」を感じた。不思議なもので,初対面なのに話ははずむ。ラーメン仲間とはいいものである。我が妻もラーメンのHPをやる人間は「常識的な普通の社会人」であるということが「赤P♪」さんにお会いして理解できたようだ。そんな妻だが,「赤P♪」さんの前だからとかなり控えめに食べたらしく,そのあと「花の季」に近づいたら「食べていこう」などと言う始末。さすがわが妻というべきか・・・。でも,夜の部は5時からなんで泣く泣く断念した。
今日の本来の目的は「ろまんちっく村」。温水プールがあり,娘のたっての希望だったのだ。大人1020円,小学生以下420円(レンタルの水着もある)。けっこう広い室内プール(屋外にももちろんある)で,好きなだけ泳げる。ジャグジー・サウナ付き。内風呂も広くシャンプーもある。風呂も含めて計4時間くらい十分に運動し,休憩した。こんな健康的な休日は久しぶりだ。いつもひたすら「ラーメン」だもの・・・。
ミカミさんの「栃木のラーメン食べ歩き」というHPで高評価だった「花の季」・「栃木家」・「丸信」に立て続けにふられる。宇都宮駅東側をぐるぐる回ってしまった。「なぜ?」と思ったら,今日は月曜だったのだ。日曜営業の店が多い分,月曜休店の店が多い。「丸信」の裏手にあった餃子の「みんみん」は大行列。「並んでまで餃子だけ食べてもねぇ・・・」(ラーメン食べ歩いていてよく言うよ・・・)。そう,宇都宮は餃子の町なのだ。
最後の頼みの綱,前回も食べた,県庁そばの「どる屋」へ。閉店間際の午後8時ぎりぎりだったのだが,灯りが見えたときは夫婦でガッツポーズ。いつもと違い今回は十分な運動の後だったので,最高。ましてや,前回は「花の季」からの連食だったから,空腹で食べた今回は「いやぁ,おいしいねぇ・・・」と夫婦でしみじみ。僕は「香りネギ・こってり・固め」,妻は「2枚入り・こってり」,娘達は「ラーメン・一枚入り」だったのだが,スープも一滴も残さず食べたのは言うまでもない。今回は妻の「ラーメン・こってり」が一番バランスが良くて気に入った。あと,相変わらず感じのいい奥さんで,そのやさしい応対にはホッとする。子供の「ラーメン・一枚入り」の大きなチャーシューもちゃんと二つに分けられていた。こまやかな心遣いのうれしい店である。
僕達のあとに来た常連らしき客と飄々とした店主が「ポタ」を見ながら話している。新しくできた店の評価にまで話が及び「ミカミさんの評価は4点だった云々・・・」と力が入っている。栃木でのミカミさんのHPの信頼性はかなり高いようである。僕はこわくて店の評価ができない。好みはあっても,自分の味覚の客観性にそれほど自信がないからだが,見習いたいものである。
帰りの道はスイスイ。笠間までの県道など,カーブの連続なのにいつものようにまわりが飛ばすから,ほとんどジェットコースター状態。おかげで帰りは1時間40分ほどで自宅に着いてしまった。

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 10月17日(ゆうたん@竜ヶ崎・むらもと@大岡山・貴生@松戸
今日は「オフ」があると言うことで,家族は留守番である。とはいえ近くの「海浜公園」「交通公園」あたりでのんびり遊んだあと「びっくりドンキー」「ミスタードーナッツ」あたりで食事するみたいなので,子供はかえって喜んだりしているのである。父親と一緒だと,どこに行っても食事はひたすら「ラーメンまたラーメン」だからである。
まず「ユウタン@竜ヶ崎」へ。以前から茨城県南では話題になっていた店である。竜ヶ崎ニュータウンのはずれの方にあった。
順調に東京へ。都心を抜けて,前に訪ねた時,午後3時で売切れ閉店していた「むらもと@大岡山」を目指す。2時をまわっていたが,運良くやっていた。> 売切れ必至・「むらもと@大岡山」
新橋でオフの場所を確認した後,秋葉原へ。Laoxで漠然とパソコンを見て時間を潰す。
6時より,新橋「大連紅虎餃子楼」オフ。かなりわかりづらい場所にある穴場のような店だった。今日のオフは「超メジャー巨大ラーメンサイト」主宰の「初心者」向けのもの。こういうオフをどこまで具体的に書いていいものかわからないので抽象的に書くが,「大物」お二人を交えて全部で10人。紅一点の女性が一人。紳士的ななごやかなオフ。このくらいの人数は「ミニオフ」と言うことになるらしい。
「ラーメン」と「インターネット」と言う共通点だけで,知らない人同士が会うなんて,学生時代の「合コン」以来の緊張感だ。でもいいものだ。自己紹介で,ハンドルを言うのはどうにも恥ずかしかったが(すぐ隣に別の客がいるのだ),話しているうちにまわりは気にならなくなってきた。どう考えても接点はインターネットとラーメンだけなのだ。年齢も仕事もバラバラ。それ以外の立ち入った話をしてもしょうがない。仕事や学校,住んでる場所ともかかわらない独自の世界なのである。今までの生活の中では知り合えぬ人と会っている。人生の先が見えてきたこの歳になって,「新しい世界」が見えてきたといったら言い過ぎだろうか。とても新鮮だった。
近くの「天狗」で2次会。地下の店だったが,東京の「居酒屋」に入ること自体ずい分久しぶりだ。まわりは若者ばかり。青春を謳歌している。そんな中で普通の社会人がひたすら「ラーメン」のことばかり話して盛り上がっている。車なので酒は飲めなかったが,次はもっとはじけてみたい。そう思った。
10時に解散。東葛のMさんと「大喜@湯島」に行くが,あいにく閉まっていた。「神名備」も。素直に6号に乗り松戸へ。そこでも話すのはラーメンのことばかりだった。
トンコツが苦手のMさんを自宅近くに下ろし,最後は「貴生@松戸」へ。流山街道沿いの屋台風のオープンな店。深夜0時近いのに若者が行列している。僕にはどうにも場違いだったが,ラーメンはかなり特徴のある麺の「こってり味」だった。> ちょっと危険な店・「貴生@松戸」

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 10月24日(なりたけ@船橋・茂助@赤坂・黒蘭@高田馬場・にゃがにゃが亭@一之江
2年に1度の「モーターショー」が目当てなので今日も「単独行動」。妻と娘は子供会の「綱引き大会」がでるのだから,いい父親とは言えない。でも,とにかくモーターショー会場は人・人・人なので,小さい子供を連れて行っても無意味なのは妻もよくわかっているのである。大洗から国道51号線を南下,海沿いの1直線の国道で,太平洋に反射する朝日がまぶしい。アントラーズの本拠地・鹿嶋を抜けて潮来へ。東関東道で湾岸千葉IC・「幕張メッセ」を目指す。
「東京モーターショー@幕張」へ。湾岸千葉IC (上り)を出たら海側へ左折。突き当たり「美浜園」交差点を右折し,「メッセ駐車場」への長い列を尻目に,左側の「西1駐車場」へ。600円。会場まで少し歩くがそれはどこでも同じこと。空いているのでいつもこの駐車場を利用している。以下,ラーメンネタはないので >「東京モーターショー@幕張メッセ」攻略法・参照
「東京モーターショー」に行って感じたこと。技術が進歩して夢のような車が並んでいても,会場の片隅にあったヒストリックカー「ハコスカ」「ヨタハチ」「エスハチ」「2000GT」・・・に惹かれてしまう。今さら所有したいとは思わないけれど,走っているのを見ればつい見てしまう。乗れるものなら乗せてもらいたい。子供の頃の夢のクルマだったから。性能の問題ではない。「思い」「ノスタルジー」の問題なのだ。新しいラーメン店もいいけれど,若い頃よく通ったラーメン店(喜楽・ホープ軒・さぶちゃん・桂花・・・)にふと入ってみたくなるのと同じだ。その頃はそれがベストであり,またあこがれだったのだ。今の車(ラーメン)と比較してみても意味はない。同じ条件で走らせれば当時のスポーツカーも,今の普通の車に負けてしまうだろう。でも,いくら技術が進歩しても「思い」だけは変えられない・・・。
結局4時近くまでメッセにいて,せっかくだから地元のラーメン店をと,以前からその名前を聞き気になっていた「なりたけ@津田沼」へ。日曜の夕方5時前なのに行列ができていた。
船橋市内は東京方面に向かってどの道も渋滞中。やっと原木ICにたどり着き,京葉道路で都内へ(と思ったら1区間だった)。例の如く秋葉原( GatewayやLaox )でうろうろし,先週ふられた「大喜@湯島」に行くもまた閉まっていた。日曜営業は本当にしているのだろうか。
というわけで「茂助@赤坂」へ。赤坂という街はなぜか緊張する。食べ歩きを始めた頃(1977年頃),「薄野@赤坂」目指して赤坂見附の駅(これまた「猫」と言うフォークグループの「地下鉄に乗って」という唄に出てきた駅で,高校の頃憧れていたし・・・)からTBS前を通った時の「濃縮された東京」を実感する緊張感を思い出すんだと思う。そんな赤坂の奥の坂の中腹,ビルの奥に「茂助」はあった。静かな場所の落ち着いた店だった。
ちょっとまだ余裕がある。今朝コンビニで見つけた「うわさの味・ラーメン・首都圏版」(麺好きの会編・日本出版社)を調べ「九州 黒蘭らうめん@高田馬場」をチョイス。背脂〜醤油ときて次はトンコツと言う気分になったのだ。外苑東通り北上し早稲田通りへ。「がんこ」「えぞ菊」「一風堂」と有名店がひしめく一角にこの店はあった。
新宿に戻り,TSUTAYAで暇をつぶす。エリック・クラプトンの「BEST OF」なんぞを聴いていた。この時「もう一杯」という考えが出てきてしまっているのである。
帰り道のことも考え「日曜営業の宿題の店」の中から,「にゃがにゃが亭@一之江」を選ぶ。23:30着。環七沿いの店。店内ほぼ満席。この店は,深夜営業の店にありがちな「雑な雰囲気+お兄ちゃん店員」というのがなくて,脱サラしたような顔つきの店員さんがそろう,こぎれいな店だった。
今日も結局4杯食べてしまった。しかも,午後4時から・・・。

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 10月 31日(小櫻@土浦・大喜@湯島・味千@池袋
仕事の関係で,出発は昼過ぎ。しかも妻は風邪気味。それでも東京を目指すのである。妻の希望なのだ。2週続けて置いていかれているだけに,「今日はついて行く」ということなのだろう。
いっそ「横浜ラーメン博物館」(実は妻子はまだ行ったことない・僕も開館した年に一度行ったきり)と思ったが「人ごみはイヤ」という妻のひとことで却下(風邪だもの)。「らーめんはくぶつか〜ん」といろめきたった娘達は「ガクッ」。でも近いうちに行こうと思っている。
珍しく地元茨城の店へ。今,「どんぶり会議」で話題沸騰(?)の「小櫻@土浦」だ。報告どおり「路地裏」にあるこの店は,外観は全く普通の民家。それもかなり古めの平屋。「小櫻」と染めた白いのれんと,「ラーメン」の赤い看板がなければまず「店」だとは思えない。店内も改造した民家で,そのユニークさは「かっぱ亭@つくば」以来の衝撃。もう笑うしかない。「面白いからいっぺん行ってみたら」とすすめやすい店かもしれない。食べてて気になった材料のことを,妻に会計のときに聞いてもらう。が,「企業秘密です」と店主は苦笑い。麺にかけられた黄色い粉のこと聞いても困った顔。・・・同業者とでも思ったのかも。
当然の如く,その足で東京まで行き,2週続けてふられている「大喜@湯島」へ。「らーめん」「とりそば」「つけそば」を親子4人で「回し食い」。妻はその繊細さに大納得し,素材も丁寧に教えてもらったうえ,腰を「くの字」に折り曲げて「ごひいきに」と挨拶されたものだから大満足。
娘に言わせると「パパとのお出かけはクルマのお散歩みたい」だそうだ。ただひたすら車で移動し,食事してひたすら帰ってくるという・・・。毎週東京でラーメン食べてるのだから無理もない(汗)。
それではと,春日通りで池袋に行き,例の如く「TOYOTA amlux 」そばの公園に車をとめて,少し遊ばせ,amlux 〜東急ハンズというコース。これで娘達の好きな「公園・くるまやさん・お店」をこなしたことになる。なんという「手抜き」の父親だろう・・・。
それでも,せっかく池袋に来たのだからと,西口に回り立教大正門脇路地奥の「味千@池袋」へ。熊本ラーメンの店だ。日曜の夜のせいか,かなり広い店内に客は僕を含め3人だった。
さすがに今日は家族連れなので,ラーメンはこのくらいで切り上げ帰途につく。また長い道のりだが,これがもうすぐ結婚10年になる僕達夫婦の,ありそうでなかなかない貴重な「会話の時間」だったりするのである。

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