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2000年 11月の食べ歩き > 水戸周辺は「食べ倒し日記」へ 

11月03日(祝) 「幕張メッセ」と「北習大勝軒」
11月05日(日) 敢えて「懐かしの有名店」を回ってみる[大勝軒×2・喜楽・ホープ軒]
11月12日(日) 「第二回とらさんクイズ王選手権」
11月19日(日) 隠国@愛甲・支那そばの里@相模原・中村屋@大和・六角家@横浜
11月26日(日) どる屋&元町家@宇都宮〜三太の湯@山方〜レ・アル@水戸

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 11月03日(祝)「幕張メッセ」と「北習大勝軒」
毎週のように6号で上京しているのだが,実は滅多に6号沿い(柏〜流山〜松戸)以外の地域には行かない。いつも最終的には都内に行くので,このあたりは通過点と言う意識なのである。で,今日は幕張メッセでモーターショーがある(商用車とRVだが)と言うので,ならば最近よく耳にする『あの店』をと狙いをつけて行くことにする。考えてみれば去年のモーターショー(>「1999東京モーターショー」)以来このあたりに向かうのは1年ぶりだ。ならばいつもと違うコースをと思い,鹿嶋〜潮来〜成田〜佐倉とドライブして行ったら,16号と交差する前後のR296が渋滞で動かない。到着予定が大幅に遅れたものの,2時になんとか着いた。娘の手を引きスキップするように線路沿いのこの店へ。「北習大勝軒@北習志野」だ。店前に5〜6人の行列。「あっ行列だ急げ〜」などと娘に言いつつ小走りに駆けていったら(この時点ではまだ気持ち的に余裕があったのだ)「昼の部はおしまいですよ」と行列の最後尾の人に言われる。「が〜ん・が〜ん」。親子4人途方にくれてしまった。行列の中から「可愛そうに・・・」なんて声も聞こえたし。悔しいので東葛のMZ氏に電話。代わりの店を聞いてみるが,この時間(ちょうど中休みの時間)では周囲にちょうどいい店はない。妻と娘は表通りのミスタードーナッツへ。僕は途中にいい店があったらと期待を込めて我慢することに。ここまで来てドーナッツなんか(?)で食欲を満たすわけにはいかないのだ。
もちろんこのままでは帰れないので,当初の予定通り「幕張メッセ」を目指す。その道程には残念ながらそそられる店はなかった。
「幕張メッセ」到着。モーターショーのつもりだったのだが,道を挟んで向かい側に「北から南から・日本縦断うまいもの祭り」というイベント。しかも入場無料。家族全員の意見が一致して入場。「中小企業メッセ&フェア」として,各地の「中小企業」が広い会場の中に出店を出して商品を紹介するものだが,当然のことながら食品関係も多い。「博多ラーメン」とか「和歌山ラーメン」の店には長い行列ができていたが,使い捨て容器に入れられたそれはとても「その気」になるものではない。小樽の会社のブースで「海鮮焼き」とか言う,今川焼きの餡のかわりにホタテやエビを入れたものを買う。これは結構よかった。一通り歩くと試食を進められたりして(漬物だのお茶だの飴だの・・・)娘たちと大騒ぎ。お約束の綿菓子を買ったり,なぜか売っていたオカリナを買ったりと,娘たちを喜ばせつつけっこうひまがつぶせてしまった。
また細かい渋滞の中を幕張から再度北習志野へ。7時過ぎで10人ほどの行列。20分ほど並んで入店。親子4人で「もりそば×2」「あつもり」「ラーメン」だ。いや〜満足しました。麺がみっちりした「重い」麺で食べ応えがある。「あつもり」にしても麺はなお固めなので,我が家としては「あつもり」がおすすめ。これならスープ冷めないし。あとラーメンが600円,もりは620円なのに,もりのつけ汁にはチャーシューのかけらがゴロゴロ入っていて非常にお得だ。麺は標準で200グラムと多めだけど(普通の店は140グラムくらいだと入口に書いてあった・ちなみに「麺少な目」は150グラムで20円引き),つけ麺ならいつも1人前食べる9才の娘は標準ひとり分食べきる。なかなか来れない店だからこころおきなく食べようと「大盛だと何グラムになるんですか?」とわかった顔して訊いたら「大盛はやってないんです」との返事。ちょっと恥ずかしかった。まわりの人が「スープ割」を注文していなかったのでついつい遠慮してしまい,しかたなくつけ汁のスープをちびりちびりと味わう。さすがに飲みきれなかったが・・・。あと「ライス」がサービスされるみたいだ。サービスならもらっとこうと1杯いただき,親子4人(9才と5才の娘)で麺&ライスは当然残さず食べ切る。と言うわけで,周辺の渋滞には気後れするが,気合いを入れてまた行きたい店だ。
帰りは6号で。いつもの道だが時間が早かったのでちょっと不思議な気分だった。
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 11月05日(日)敢えて「懐かしの有名店」を回ってみる[大勝軒×2・喜楽・ホープ軒]
    >東京の懐かしのラーメン店
一昨日(3日)に家族サービスした(どこが?)ので,今日は妻の公認のもと,一人で出かける。実はHP開設の頃の初心に帰って(?)「懐かしの有名店」を回ってみたいと,このところずっと思っていたのだ。今日がそのチャンス。
まずは「大勝軒@東池袋」だ。昔も今も大行列のこの店,1978年のangleに掲載されてなかった(『1975年のラーメン穴場十傑店』には載っている)ので,実際に初めて食べたのは最近のこと(とは言え5〜6年前)なのだ。その時も日曜の昼過ぎに1時間半ほど並んでやっとありついた。それは今日も変わらなかった。そしてそれも当然のことのようにみんな黙々と待っている。狭い店内でやっとありついいた「特製もりそば・650円」。切立のどんぶりにぎゅっと圧縮されたようにみっちり詰まっているもちもちの麺。その麺がなかなか減らないことが楽しい(「まだこんなにある〜」)そんなつけめんなのである。満足。ずっと疑問だったことを帰りの会計の時におばさんに訊いてみる。「子供とか連れてきてクルマで食べる場合は並ばなくてもいいんですか?」答えは「外で食べるってことでしょ?直接ここ(調理場)に言って〜」。今度試してみようと思うが,黙々と並んでいる人の視線が怖い気もする・・・。文庫本読みながらじっと並んで食べるのがここのルールなのかもしれない。でも1時間半は長い・・・。
池袋の次は新宿だから順当にいけば「桂花@新宿」なのだが,ここは先週一足先に食べている(2000/10/29)。山手通を南下し,道玄坂から渋谷に入る。道玄坂なら坂の中程の「YAMAHA@渋谷」が懐かしい。学生時代(1977〜81)よく出入りしていたところで,初めて長期バイト(銀座松屋デパートの警備員)をしてもらった給料で『GRECO』のエレキギターを買ったのもこの店。イーグルスの「ホテルカリフォルニア」のギターソロを得意になって弾いていた頃だ。小型スピーカーのキャッチフレーズを募集するイベントがあって『魔法の音箱』なんて書いて出したら入選したこともあった(ささやかな自慢?)。『コピーライター』なんて言う言葉が出てきた頃の話である。久々に入店したが,ギター類は自由には触れなくなっていた。でもあの頃憧れだった「gibson」や「Fender」のエレキが手が届きそうな価格になっていることは感慨深い。
そのヤマハの向かい側の「百軒店商店街」の入り口に最近話題の「でび」(デビッド伊藤がTV番組の中で出したラーメン店)があった。こんなところにあったのか・・・。行列はなく,ちょっと食べてみたくなったのだが,今日は「懐かしのラーメン」で統一したい(?)。ぐっと我慢してその坂の上の目的の店「喜楽@渋谷」へ。おばちゃんの姿は見えなかった。2代目がレジをやっていた。どうしたのだろう?カウンターに座り,ヒゲの職人さんの顔を見る。ちょっと懐かしい。一番よく通っていた20年前,僕は5時半過ぎにいつも「湯麺」(たまにライスも)だったのだが,「ライスは?」とにこっと笑って聞いてくれる,その笑顔がうれしかった。馴染みの店なんて他になかったもの・・・。さて久々の中華麺・・・麺と揚げネギの味は昔のままだった。でも,それでもなんとなくうれしかった。また来たい。例のごとくチャーハン大盛りをおみやげにしてもらって店を出る。
井の頭線渋谷駅の空間に詰め込むようにそびえ立った「渋谷マークシティ@渋谷」を腹ごなしに散歩してみる。昔のこのあたりを知る者にとってはあきれるばかりの大変身である。階段裏側の細々とした飲食店がなんとなく懐かしい・・・。
さて次は「大勝軒@永福町」だ。富ヶ谷から井の頭通りに入り(かなり区画整理が進んでいた),環七・甲州街道を越えて永福町へ。9時近いのにやはりここも行列だ。ここのラーメンは基本的に1人前は2人分だから,たとえ並んだとしてもちょっとつらい。路地側の出口から声をかけ,おみやげ用2人前(=4人前)を買って帰る。これと喜楽のチャーハンで我が家の最高の「東京土産」なのである。
最後はもちろん「ホープ軒@千駄ヶ谷」。悲しいくらい昔のにぎわいはない。でも僕的にはよかった頃の味(1980年代)に戻っていると思うのだが,こんなこと言うと今のネットの時代は顰蹙を買ってしまうんだよなぁ・・・。
すごく充実した気持ちで帰途につく。もう充分である。本来の自分に戻った気がした。
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 11月12日(日)「第二回とらさんクイズ王選手権」
今日の目的はイベント参加。例のごとく仕事の関係で出発は午後になったので,時間に余裕はない。いつもの6号上り線で,以前から気になっていた美野里町・西郷地北交差点の「とんとん亭@美野里」に入ってみる。元々は「博多ラーメン」の店があった場所であり,つい最近までは「屋台味ラーメン」なる店があった場所だ。交通量は充分な場所だから,なかなか店が安定しないのはテナント料が高いせい?基本的に看板だけ替えたような感じだが,その赤い看板も「博多ラーメン」がやたら大きく「とんとん亭」は小さく上に書いてあるだけ。「営業中」の手書き看板がちょっとさみしげ。店内は正面に高めのカウンター,右側にテーブル席と言ったところ。ゆったりした造りだ。博多ラーメンは580円。どんぶりにペースト状のものを入れて,寸胴から白濁したスープを注ぐ。線が付いた割り箸でしっかりスープの量を計るのが面白い。チラシに「あっさりとんこつスープ」と書いてあるが,旨味は強いものの,茨城の今までの店に比べればけっこう「とんこつ」しているスープだ。もちろん,本場のように店に「とんこつ臭」がするわけでもないから,そう言う前提で食べれば,である。「本場直伝・博多極細ストレート麺」と書いてあるその麺(植物繊維入りだそうだ)も雰囲気は出ている。具は柔らかいバラロールチャーシューとキクラゲ・海苔・万能ネギ,それにけっこうしっかり作った感じの味付玉子。「こってり」も選べるようだから今度はそれを頼んでみたい。若い男性2人の調理場だったが,やる気は感じられるのだから,ちゃんとした「濃厚とんこつスープ」を作ってもいいように思うのだが・・・。
「第二回とらさんクイズ王選手権」へ。会場は昨年と同じく歌舞伎町コマ劇場近くの新宿ロフトプラスワン。大久保通りのコインパーキングにクルマをとめて,怪しげなホテル街を抜けて会場へ。地下の会場はすでに熱気ムンムン。昨年以上にギャラリーも出場者も見知った顔が多く,楽しく観戦(?)できた。優勝者は茨城にもゆかりのある方。順当に行けばそのみなさん(決勝進出者)は,例のTVチャンピオンにでることになると聞いている。これは1月の放送が楽しみである。選手権終了後も,そのままみなさんとおしゃべり。楽しい時間を過ごす。土曜のオフさえなかなか出られない僕には,この貴重な日曜のイベントで顔つなぎしておかないと,なんか取り残されていくようで不安なのである。会場前で例の如く記念撮影。2次会もあったようだがすでに10時をまわっている。泣く泣く断念。
とは言え,このままでは帰れない。何かラーメンを食べなければと,ふと思いついたのは「山頭火@渋谷」。この時間から新店を探すわけにはいかないのである。明治通りを南下。しかし山頭火は階段まで埋まる大行列。とてもそんな気力はない。
と言うわけで,先週の「懐かしの有名店」巡りの発想で「赤坂ラーメン@赤坂」に久々に行ってみる。店内のレイアウトも変わり,雰囲気は変わっていたが,味は変わっていなかった。相変わらず,まず旨味がガツンとくるわかりやすいラーメンである。でも昨今のラーメン事情では「過去の店」と言う感は否めない。
最後は「二郎@堀切」。これはもうお約束である。でも今回食べて,「しばらくこの店はいいかなぁ」と思ったのも確か。飽きたとか言うのではなく,中毒から解放されたような安心感があった。
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 11月19日(日)隠国@愛甲・支那そばの里@相模原・中村屋@大和・六角家@横浜
例の如く,我が家の場合「出かける」ことは決まっていても「どこに行くか」は決まっていない。出発してからの妻との話し合いの結果,とりあえず「東京の先」を目指すことに決定。箱根か湘南か富士五湖か・・・常磐高速に乗り,東京に着くまでに目的地は「神奈川方面」に決定。もちろんいかにラーメンを絡められるかの上での結論である。首都高〜中央高速と走り,八王子インターで高速を降りる。R16から八王子バイパス(初めて乗った)で今日の目的地・「相模原」を目指す。
1軒目は,最近何かとネットで話題の「隠国@愛甲」。町中を抜け,相模川にかかった大きな橋(高田橋)を渡ってすぐ,「小沢バス停」の先に「ラーメン」ののぼりが見える。その左側の何でもない側道を入っていく。びっくりした。まっすぐ行けば土がむき出しになった崖に突き当たる未舗装の道路。まわりは町はずれの工場(こうば)と言う感じの倉庫が並ぶ素っ気ない環境。およそ客商売をする環境ではない。店自体も,まんま「倉庫」と言う外観の灰色の2階建て。まわりは工事用の資材が積み上げられている。縦長の「麺工房 隠國」と言う看板がなければ絶対に見つけられない店だ。入り口付近の外装は何故か喫茶店風。店内は言うなれば「手造りパシオ」。中央に太い大黒柱が立ち,そこから左右に太い梁が延びる。まさに独特の空間。思わずにやけてしまった。楽しい店である。場所と外観とこの内装だけで誰かに紹介したくなる店でだ。入ってすぐ右側の「麺打ち場」では,ガラス越しにいかにも「職人」と言った感じのオヤジさんがせわしく働いているのが見える。正面のカウンターには「お母さん」と言う感じの眼鏡をかけたおかみさん。でも調理場を仕切っているのはその息子さんのようだ(顔そっくり)。まだかなり若い。それを娘さん(妹?)が手伝っているみたい。いかにも「兄妹」と言った感じのやりとりを聞いていると,なんかアットホームな雰囲気になってくる。メニューは豊富だが,家族4人で行った強みで気になるメニューは全部頼めるのだ(笑)。醤油らぁめん(550円)・塩らぁめん(550円)・潮薫るワカメン(400円)・特製つみれワンタン麺(800円)と言う具合。気になった漬物付きの「きびごはん」も頼んでしまった。変な臭みのないきりりとした魚系のスープにぷるぷるの手打ち麺(ワカメンはワカメを練り込んだもの)。まさに今のラーメンの「最先端」を感じさせる味。やわらかチャーシューに手切りのメンマ,とろり半熟玉子に具のみっちりつまったつみれ・・・もう家族全員大満足。
高田橋を戻り,カーナビで見つけた「相模原こども科学館」へ行ってみることにする。池のある広々とした前庭で家族全員の記念撮影(デジカメ・できあがりが気に入って年賀状に使用した)。で,妻と娘3人を館内で遊ばせて,僕はもう1軒の気になる店へ行くわけだ。
その店とは「支那そばの里@相模原」。ちょっとわかりづらい場所で,ぐるぐる周囲を回ってしまったが,「田名公民館」そばの一方通行の道沿い。店名から勝手に和風の店を想像していたが,外装はタイル張り,内装はセメント打ちっ放し。入ってすぐ右側に券売機がある(言われるまでわからなかった)。高めのカウンターに座り,ラーメン(600円)を「細麺」で注文。この麺が特徴的。固めの極細縮れ麺で,それがどっしりとした味わいの節系のスープによくからむ。具はチャーシュー・メンマ・海苔・ほうれん草と典型的な「支那そば」。目新しさはないものの,ざっくりと食べられるオーソドックスなラーメンと言うべきか。
「科学館」に戻り,愛川町方面へ。R412を南下するが渋滞していたためUターン。中津渓谷を通り清川村を南下。伊勢原市に入ってすぐの「七沢温泉」方面へ。目指すはその奥の一軒宿『玉翠楼@広澤寺温泉』。入母屋木造の,趣も風格もある宿だが,日帰り入浴(1000円)もできる。タイル張りの内風呂もあるが,漆塗総檜(女湯)or岩風呂(男湯)の露天風呂がメイン。泉質はPH10.3の強アルカリ源泉だそうで,透明で滑らかな肌触り。流行の公共施設系の日帰り施設にはない,静かな落ち着いた雰囲気が楽しめる。
さてもう一つの『大物』,「中村屋@大和」である。ジャニーズ系のルックスの若い店主が独学で始めた店として,頻繁にマスコミに露出するようになった店だが,かなり以前に赤パジェさんのサイト(「神奈川周辺のらーめん屋さん」)の掲示板で知って以来ずっと気になっていた店なのだ。厚木から海老名・綾瀬を抜けて大和市の南端の「高座渋谷」を目指すわけだが,カーナビの指示するとおりに行ったので,一本道じゃなかった分遠く感じた。店自体はジャスコの正面入口の向かい側にあり,人通りも多く商売的には一等地。ただし,クルマの止め場所には困る。路駐は絶対的に不可能な場所。ジャスコの駐車場に止めて,お買い物していくのが正しい(実際そうしたし)。さて,店前には2〜3人ほどの待ち客。U字型の矢印で並び方が指定されているので,その通りに娘達を並ばせる。思ったよりすんなり入店できた。カウンター内にはテレビで見たままの白タオルをかぶった若い店主。それに見とれながら(?)注文したのは,基本となる「しょうゆらーめん」と「しおらーめん」(各600円)。上の娘用の「つけ麺・700円」と,下の娘にはご飯ものとして「三色飯・400円」。もちろんこれをみんなで各々に交換して味わうのが我が家流。無化調にこだわり,すべて天然の食材で作ったというそのスープは,一言で言うなら「和風」。動物系の脂に頼らないので,こってり感はまるでないものの,魚介系の濃縮されたダシを強く感じるまさに「今風」の「最先端」の味。納得するしかない。好みの問題を超えて,この手のスープには文句はつけられまい。麺はざっくりした食感のストレート麺。炭火焼き(出す前に焙るそうだ)のチャーシュー,1/4切の半熟味玉等の「具」も丁寧に作られたものだが,麺とスープだけで全体の「印象」は一杯になってしまった。それくらい麺とスープにこだわりを感じさせるラーメン。「人気店になる条件(=味・個性・研究心・キャラクター・話題性・・・)」をほぼ満たしている。売れるべくして売れた店。ただこのスープ,素材にこだわっている分,一歩間違えば(手間をかけられなくなってバランスがくずれるとかね)理屈だけのスープになってしまいそう。だから,行列店になってもその味を同様に維持していくのは大変なんじゃないかなと心配してしまう・・・。1日の限界を決めればいいのだろうけど,そうするとすぐ売り切れてますます行列店になるんだろうなぁ・・・。
せっかくここまで来たのだから用はなくとも『横浜』に寄ってみたい。東京は毎週のように来ても,横浜はなかなか来られない。先月来たときにチェックしておいた「みなとみらい@横浜」のランドマークタワーあたりの夜景を,子供たちに見せてみたい。桜木町ガード下の,今風の落書きだらけの煉瓦壁にぽっかり空いた小さなトンネルをくぐると,ネオンで彩られた夜景がパッと広がる。車を降りて,デジカメで家族の写真を撮りまくる。「Hard Rock CAFE」の大きなギター型のネオン,遠くに見える大観覧車等々がバックだ。年賀状用にいい写真が撮れた・・・と思ったら,デジカメの設定を間違えていて,みんな「白黒」で撮っていて,後で妻にあきれられたのだ・・・(涙)。
一応最後のお約束,「六角家@横浜」だ。実は初めてここで食べる妻と行ったのだが,感想はそこそこ納得。最近はなかなか点が厳しい。
東神奈川インターからいつものように横浜方面に敢えて向かい,みなとみらい地区や湾岸線からの横浜の夜景を充分に堪能しながら,帰途につく。高速ならあっという間。2時間ほどで自宅に着いた。便利な時代になったものだ・・・。
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 11月26日(日)どる屋&元町家@宇都宮〜三太の湯@山方〜レ・アル@水戸
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