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水戸周辺の店/食べ倒し日記 2001/08

ここでのコメントは僕自身がその日に食べた「印象」であり,あくまで僕個人の「感想」です。
参考程度にとどめ御自分の舌で判断されることを希望します。人の好みは人それぞれですから・・・

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2001年8月の食べ倒し日記 < > 2001年INDEX

☆日付はその日の日記,店名はさらに詳細な内容にリンクできる。

8月31日(金)にんたまラーメン@大洗
8月30日(木)とんこつ家@水戸・平須
8月24日(金)えぞっ子@水戸・五軒町
8月17日(金)げんこつや@那珂町・豊喰
8月10日(金)屋台ラーメン@ひたちなか
8月08日(水)とんこつ家@ひたちなか・高場
8月07日(火)菜花@水戸・泉町
8月05日(日)達達@水戸・東前

> ちなみにこの月の遠征は以下の通り ≫ 『食べ歩き日記 2001/08』

8月25日( 二郎@三田/さぶちゃん@神保町/吉村家@横浜
8月26日( 丸長@中野市/丸長@湯田中

2001/08

8月31日(金)にんたまラーメン@大洗

何のことはない,開店時に来た時(2001/05/10)にもらったサービス券の有効期限が8月末だったので,滑り込みで来たわけである。今日は「にんたま塩」480円。「チャーシューてんこ盛り」のサービス券だったのだが,チャーシュー6枚入るものの見事な薄切り。けっこう苦笑い。あとモヤシ・海苔・ゆで卵半分×2で,万能ネギ&背脂が同量で多量。化調たっぷりのラーメンだとは思うが,やる気のない店の平凡なラーメン食べるくらいなら,ここまでガツンとくるここのラーメンの方がいいかなと,正直思っている。

8月30日(木)とんこつ家@水戸・平須

夏休みにがんばった娘達へ「ご褒美」をあげるべく,平日の夜に水戸に家族で出た。目指すは「トイザラス@河和田」。で,まずはその近辺でラーメンと言うことで,平須の旧6号沿いのこの店を選ぶ。新しい家系の店として気に入っている店だが,考えてみれば家族で来るのは初めてである。注文したのはラーメン大盛りとラーメン中盛りを2つ。うち一つは娘のリクエストによりネギラーメンにする。家族4人で3杯だが,下の娘には特に何も言わなくても海苔とウズラの玉子が入った小どんぶりが出てきた。これは好印象。基本的にこの店も「壱六家」系の店だから,「壱福家@笠間」は経験済みの妻の反応も良好。問題は「ネギ」。僕的にはここのトッピングのネギは,単なる「白髪ネギ」ではなく,チャーシュー切片を混ぜ豆板醤等で味付けしたもので,プラス100円のトッピングとしてはお得かなと思う。ただし,ノーマルなスープの状態(味)を知った上で,そのバリエーションとして楽しむことをおすすめする。妻には豆板醤の影響でスープの味がかなり変わるとかなり不評だったからである。普通に家系のとんこつ醤油のスープを味わいたいなら「ノーマル」(=トッピングなし)が無難だろう。

8月24日(金)えぞっ子@水戸・五軒町

実は,このHPの読者の方から昭和50年発行の『ラーメンの本』(大門八郎著・ごま書房)をくださるというDMがあり,面識がない方のため仲介の場所としたのがこの店。その方がここのおじさんに預けた本を僕が取りに行くという方法。一番現実的ないただき方とは思うが,僕自身はえぞっ子でHP開設していることも,ましてや水戸黄麺などという名前で活動していることも話したことない。もっぱら妻がたまに世間話をしているだけで,僕は注文とごちそうさまだけ。そのあたりの説明が難しいかと思うのだ。とりあえず本名を教え(僕もけっこういい年齢なので水戸黄麺などと名乗ったりするのはちょっと恥ずかしかったりするのだ),もちろん顔は充分覚えられているから,「小さい娘2人連れて家族4人で来る人」と言う風に付け加えてくださいとお願いする。さて,注文と同時に「今週の始め頃本を預けていった方がいると思うんですが・・・」と言ったら「あ〜ん,あん」と頷いて,すぐ持ってきてくれた。「そうじゃないかと思っていたんだけどね」とにやりと笑うご主人。特にそれ以上の説明はしなかったのだが,名前とか知っている同士なら直接やりとりすればいいのにと思ったことだろう(笑)。何故ウチの店でなのだろうってね。考えてみれば,名字等の最低限の情報だけでも,メールさえあれば成立してしまう知人関係というのもすごい。昔で言うなら「文通」なのだろうが,全くの匿名でも瞬時に連絡がとれて関係が成立してしまうと言うのが,インターネットのすごいところ。この本が書かれた学生の頃は,全く思いもつかなかった現在の状況だ。

さてその『ラーメンの本』,いたく感激した。1975年という時代にもラーメンにこだわって本を出した人がいるんだなと言うことがわかってうれしかった。掲載店も僕にとっては懐かしい店ばかり。おそらく僕の食べ歩きの原点である1979年の「angle」の特集も,この本の影響を多大に受けていると思う。地方の情報もかなりあることに感心。あとイラストもいい。「喜楽@渋谷」の昔の店の外観が描かれていて,思わずジンと来てしまった。あとでこの本をコンテンツとしてHPにまとめようと思う。掲載店を書き出して住所も入れておこうとも。著作権的に問題あるかもしれないが,まぁそこは個人のHP。掲載店の名前を見て僕のように25年前の青春時代を思い出して,ちょっとノスタルジックな気分に浸っていただくのもいいかなと思っている。

8月17日(金)げんこつや@那珂町

実は「ラーメン本」の取材以来,久々(1年ぶり)の訪問。噂通り,平日なのに相変わらずの行列。午後2時近くで入口から人が溢れている。ここのラーメンは完全に客を選ぶ「こてこて」ラーメンなのだが,選ばれて,ハマってしまった人が多いと言うこかな(笑)。ご主人の話によるとラーメン本掲載時からずっとこの調子だそうで,「以前,新聞の地域版に掲載された時のように,3ヶ月くらいで落ち着くと思ったんだけど今度はすごいですね〜」とご主人はうれしい悲鳴。「リピーターが多いんじゃないんですか」と笑顔で答えておく。実は「いつ行っても閉まっている(閉店した??)」と言う情報もあったので,急に訪ねたわけだが,この日「閉店したんですか」と言う電話での問い合わせが午前中に2件あったそうで,僕の所(掲示版とかHPとか)に何か書いてあるのではないかと聞かれあわてて否定。実際はここのところ毎日午後7時くらいに売り切れてしまうそうで,結局早じまいしてしまうから夜来る人が勘違いしたようである。日曜なんかはもっと早い場合もあるそうだから,特に夜行く人は気をつけた方が良さそうだ。何せこの店,のれんを下ろすと空き家のような雰囲気になり,なんかずっと営業していないような感じになってしまうから・・・(笑)。一番確実なのはお昼だそうだが,普通の勤め人には営業職でもない限りちょっと難しいだろう。今日は「ざるらーめん・600円」をサクッといただく。普通盛りだと大盛りにしとけばよかったと思うのはいつも通りである。

8月10日(金)屋台ラーメン@ひたちなか・馬渡 :11〜14/17〜22

いまや一番にぎやかな感じのする33m道路(昭和通り)中程の「ビックエム」の本郷団地入口交差点を南下してすぐにある。「甘辛三吉」の斜め向かいにある。夏の真っ只中,冷房も効かない(エアコンの機械はあったが・・・)プレハブのような店内。屋根のコンパネがむきだしでそのまま天井裏になり,四方の壁も木枠むきだし。外壁のトタン材の裏面が見える。ちゃんと床があるので最初気が付かなかったのだが,なんとこの店,その名前通り,中央に軽トラが「埋め込まれている」のだ。前半分がスダレで覆われていてちょっと見ただけではわからないのである(もったいない)。荷台部分がステンレスの台で四角いおでん鍋が組み込まれている。その回りをぐるっと囲む木製のカウンター。テーブル席はあるが椅子は切り株。狙いでと言うよりは経費節減の結果の内装という気がする。ここのラーメンはなんと380円。あまり期待していなかったのだが,スープは肉系の油でこってりしていて,魚介系のだし(カニも?)も感じる。具はこれも意外にしっかりしたやわらかいチャーシューとホウレン草にメンマ。麺は平凡な気がしたが,値段を考えれば十分という気もする。さらに驚くことには,この店,「みそ」・「しお」も380円なのである。野菜もけっこう多かったのでお得な感じだ。ランチタイム(11〜14:30)はライスサービスのようだから,「みそ」と組み合わせるともう立派な昼食が380円で済むという牛丼チェーンレベル。ざるラーメン600円。チャーハン・カツ丼等とのセットメニューが7〜800円と他のメニューもリーズナブル。ありがたいが儲けは薄いだろうなぁ・・・。

8月08日(水)とんこつ家@ひたちなか:ひたちなか市高場1229-1 <029-202-0455>

「博多ラーメン・500円」をいつもと違い「こってりなし」で注文してみる。うまい。トンコツの濃厚さは,決して油に頼ったものではないことを感じる。細麺の質といい,茨城全体で見ても僕の知る限りでは一番の「博多ラーメン」と言えると思う。

店の場所をこの機会に説明すると

R6からなら,田彦から稲田地区に入り日立製作所東海工場の北,「工業団地入口」交差点を東進し,常磐線を跨ぐ大島陸橋を渡ってすぐの信号を左折(北進)。まもなく右側に黄色い看板がある店。R245からなら,東進すると「ひたち海浜公園」の「西口」に向かう交差点(マクドナルドがある)を勝田駅方面に左折(西進)。まもなく4車線の直線道路になるので,右側にコジマ電気が見えたら,その先の大きな交差点(左奥にトヨタ・右奥にすかいらーく)を右折し道なりに進む(北向きから東向きになる)。常磐線と平行して南北に走る幹線道路(常磐線のすぐ東側を佐和〜東海方面に向かう道)との交差点(右奥に中古車屋の「斉藤自工」・左奥につぶれたガソリンスタンド・左手前に焼き肉の「宝島」がある)を右折(北上)し,まもなく右側に黄色い看板がある店。夜はわかりやすいと思う。深夜1時まで営業のここらあたりではこの時間までの営業は貴重な店だ。

8月07日(火)菜花@水戸:水戸市泉町2-1-43 火休 11:30〜15/17:30〜22 <029-227-9165>

水戸の中心地,伊勢甚百貨店の西パーキングゲート前にある。泉町1丁目交差点の南側(伊勢甚西口商店街)だが,クルマの場合は一方通行なので注意が必要。黄色い看板には「中華料理・居酒屋 菜花」と書いてあるからラーメン専門店ではないのは明らか。白地に赤い字で「中華料理」と描かれたノレンをくぐり店内へ。左にカウンター,右にテーブルが2台。狭い店にみっちり詰まった印象である。奥にもテーブル席があったが昼時を過ぎていたので,餃子の仕込みをしていた。メニューの先頭は一品料理。麺類は最後だ。つまりそう言う店。一応「らーめん・500円」を注文。炒め物を初老の旦那さんが担当し,麺類は奥さんの担当の模様。旨味のはっきりしたスープ。麺は固め&縮れでいい感じ。注文ごとにチャーシューを切るのが印象的だ。具はメンマ・ほうれんそうとオーソドックス。やはりいかにも職人と言った感じのオヤジさんのいるこういう中華系の店は,ネギソバやニラソバと言った一手間加えた麺類でなければ,評価しづらいかもしれない。一見なんてことない店構えだが,オヤジさんの仕事振りがとても丁寧で,炒め物に魅力を感じる。「韮菜肝條(ニラレバ)定食・700円」なんて半ラーメン&小付だからかなりそそられた。「つけ麺・800円」もその値段の高さに少し何かを感じさせるが・・・。

8月05日(日)達達@水戸:8月05日(日)達達@水戸 :水戸市東前1367-1  無休 11〜23 <029-269-6767>

大洗街道(R50)沿い(ラドン温泉の東・「えぞっ子@東前」の西)にある「中国料理」の店。サーフショップ・居酒屋と3軒並びの店舗。駐車場は充分広い。店内も広く左側に小上がりで座卓×3,中央に4人テーブル×4,右側に8人掛け円卓×2と言った構成。中国語紅い布製の提灯(?)が天井からぶら下がっている。麺類のメニューは「本場満州」ラーメン350円・タンメン700円・角煮ラーメン850円と言った構成。チャーハン・ラーメンセットが850円(餃子・デザート付)だったのでそれを注文。キュウリの細切りと八角の効いたやわらかめのバラロールチャーシューが具。麺は細いストレート麺でかなりやわらかめ。そして柔らかいメンマ。スープははっきりした醤油味。昔風と言えば昔ふうだが,平凡と言えば平凡。これが「満州ラーメン」なの?チャーハンは思いっきりパラリとしているが,味付けは薄く,具は卵とわずかなネギだけ。セットとは言えこれではもの足りない。餃子はいかにも手作りのものだが,中の汁だけが熱くてヤケドしそうになった。デザートはアンニン豆腐。それに大根の細切り漬物が少々。一品ごとの足し算で行くとこれでもしょうがないのかもしれないが,消費税までいれて890円となると味覚的に不満。量を食べれば満足という人向けのものか。ほかの一品ものはうまいのかもしれないがラーメンは普通。もちろんチャーハンも「一品もの」ならちゃんとした具入りだろう。ここでは麺とスープは脇役と言うことなのだと思う。

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