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水戸周辺の店/食べ倒し日記 0001

ここでのコメントは僕自身がその日に食べた「印象」であり,あくまで僕個人の「感想」です。
参考程度にとどめ御自分の舌で判断されることを希望します。人の好みは人それぞれですから・・・

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2000年1月の食べ倒し日記 < > 2000年INDEX

☆日付はその日の日記,店名はさらに詳細な内容にリンクできる。

1月30日(日)くいしんぼ@ひたちなか・東石川
1月30日(日)えぞっ子@水戸・五軒町
1月28日(金)玄海@水戸・渡里
1月27日(木)長崎亭@水戸・駅前
1月22日(土)日本一ラーメン@東海・村松
1月21日(金)華寿喜@ひたちなか・高場
1月19日(水)蝦夷@日立・多賀
1月11日(火)長浜ラーメン@日立
1月06日(木)たんぽぽの詩@日立・多賀
1月05日(水)麺亭@水戸・見川
1月03日(月)芳月@日立

1月30日(日)くいしんぼ@ひたちなか・東石川 

勝田駅前交差点から東海に向かう県道沿い。手前奥にかなり広い駐車場(と言うか空き地)がある,古い平屋の店舗兼住宅を改造したような造りの店。昼はともかく,夜は赤いテント看板がよく目立つ。入って右に高めのカウンター,左にテーブル席が二つ。奥の真新しい業務用冷蔵庫が目立つ。屋台出身のようなキャップにヒゲの細身のそこそこの年齢の店主。そして奥さん(だと思う)。だいたいこういう感じの店だと,おもいっきり醤油色のラーメンが出てくるパターンが多いのだが,意外にも白湯スープに醤油ダレ。ただし旨みが強い。かなりニンニクも。具は典型的に,海苔・メンマ・ほうれん草にチャーシュー。450円という値段の割には各々の具の量は多いかな。麺はやや固めの縮れ麺。インスタントラーメンのような食感だ(悪い意味ではない)。店の外観からして期待してなかったのだが,思ったよりは特徴のあるラーメンである。他にパンチラーメン・800円,なっとうラーメン・550円なんてのもあった。ちょっと不思議。店主が一生懸命仕込していた黒い具の餃子は「イカスミぎょうざ」のようだ。いろいろ工夫するタイプの店主なのかもしれない。ご飯ものとのセットメニューもあった。帰りがけに聞いたら無休(不定休)で,「だいたい23時頃」まで営業だそうだ。店の枠は古いが,出来たばかりの店のようだ。屋台から出世して,ひとつの店を持ったのかもしれない(推測)。

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1月30日(日)えぞっ子@水戸・五軒町

仕事の関係で,珍しく僕自身が遠出しない日曜日,家族で満足できる店(妻が行きたがる店と言っても良い)はここしかない。ついに家族4人で大盛3杯というレベルになってしまった。下の娘(5才)が,けっこう食べるようになったのである。餃子も入れて2100円。コストに対する満足度は極めて高い。我が家の定番である。

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1月28日(金)玄海@水戸・渡里(堀町)

場所は前回(99.12.2)の項を参照。その前回に食べそこなった「ホルモン冷やし・600円」を注文。大盛(1.5玉)650円,W(2玉)は700円。例の如くカボチャ,キャベツ,もやし,ニラの甘辛のあんかけ。通常のそれとは違うのが,肉がレバーではなくホルモンだということ。その分淡白な感じになるが,あんの味つけ自体はは濃い。熱いのだが,水でぬめりをとった「根性あり」の太麺が冷えてるので,ちょうどいい感じの温度になる。もちろんホットでも出来るようだが,この麺は「冷やし」でこそ生きると思う。麺自体は東京の有名店「ラーメン二郎@堀切」のつけめんの麺と同じような「根性あり」の太麺なのだ。『寅さんのスタミナ』,これはもう水戸のラーメンのひとつの「文化」だろう。> 「寅さんラーメン

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1月27日(木)長崎亭@水戸・駅前(宮町)

水戸駅前・川又書店のビルの角を左折してすぐにある。雑然とした店。天井の隅に赤と青のネオン管が走っている。最初からこの店だったわけではなく,途中から改装したような造りだ。木製の衝立で仕切られたテーブル席が左の壁に沿って奥に向かって4つぐらい並び,中央と右手前にも不定形に並んでいる。仕切られた右奥4分の1が調理場かと思ったら,そのさらに奥の部屋がそうみたい。手前のスペースは配膳と洗い場のようだ。メニューを数えたら定食18種,一品料理19種,丼物7種。要するに何でもある。麺類(14種)はその一部に過ぎないのだ。目的のチャンポン・650円を注文。大盛はプラス100円で2玉入る。具は豚肉・エビ・イカ・アサリ・タマネギ・もやし・ピーマン・ニンジンそしてナルト,それを固めに炒めたもの。麺は見事なくらい黄色。いわゆるチャンポンの太麺のイメージとはちょっと違う。チャンポンと言うよりタンメン的か。のびにくい麺のようだが,さすがにこの麺では2玉はつらい。けっこう空腹だったのだが,不本意ながら1玉分残してしまった。大盛を頼む時は覚悟が必要である。味的には本場のチャンポンと同じものを期待しては行けない。チェーン店の「リンガーハット」の方がまだそれらしいと思う。

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1月22日(土)日本一ラーメン@東海・村松 11〜22

以前あった「森口家」(あっさり閉店した)そのままの内外装。窓ガラスの豚のマークまで変わっていない。ラーメンは500円。柄物の大きめのどんぶりに入る。スープは透き通った醤油色。軽く油が浮いていて,丁寧に作った感じはするが,これはという特徴もない。麺はけっこう黄色い角のあるストレート細麺。やわらかいと思いきやけっこう芯のところで固さもある。具はほうれん草・海苔・メンマ。チャーシューは注文後に切り分けるようだ。タイプはバラロールタイプ。そこそこ大きめ。けっこうほぐれるいい感じだ。県内何箇所にかあり,チェーン店のようだ。無難な店と言う感じ。

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1月21日(金)華寿喜@ひたちなか・高場 水休 11〜15/18〜翌1 >【閉店】

切ない店である。斎藤自工の陸橋の東端にひっそりとこの店はあるのだが,深夜12時近いと言うのに,赤ん坊を背負ったおとなしい感じの若奥さんが懸命に働いている。応対が丁寧なだけに,なんかさみしい。右側が調理場なのだが,その前のカウンターはよく見れば会議用の折りたたみテーブルがぴたっと置いてあるだけ。左側にテーブル席が二つ。増築したような手前のスペースにあとひとつと言った店内。基本的には「中華料理系」の店のようで,ワンタンメン,五目めん,スタミナ麺(ニラの芽炒め)と言ったメニューが並ぶ。かずきラーメン・700円は「パイタンスープに野菜たっぷり」だそうだ。つまりタンメンだろう。チャーハンはメンマ・エビ・鮭・キムチ・野菜と6種類。そんな中で頼んだのはやはり基本(だと思う)のラーメン。それなりにしっかり醤油色のスープにほとんど縮れのないストレート麺。具は小さいチャーシューにナルト・海苔・くすんだ色のメンマそしてうずらの卵。麺類に+300円でミニ牛丼がつけられる。平成10年開業。素朴な(地味と言うべきか)若夫婦。応援したいのだが,少なくともラーメンには『個性』は感じづらい。ここは「食事」の店だろう。帰り際に不似合いなくらいの立派なポイントカードをくれた。ポイントをためると「割引」があるそうだ。

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1月19日(水)蝦夷@日立・多賀

どんぶり会議」で紹介された店。国道6号「諏訪五差路」の南「河原子海岸入口」と245号の「河原子十字路」を東西に結ぶ線の常磐線より東側,常銀多賀支店・東多賀出張所西側にある。「どさんこの店・元祖蝦夷」「お食事・コーヒー」との看板だからちょっと不安になる。昼の1時半。縄のれんをくぐり店内に入ると左奥に大きめの座敷。正面に吉野家式のU字型のカウンター。中にいた年配の客5〜6人がいっせいにこちらを向く。「場違い」な感じ。ほどなく客の1人がマスターに番号を告げる。「何?」・・・カラオケなのだ。カウンター正面にはカラオケの器材(デッキ多種・CD等々)が山積み。その上にラジカセまで。器材に埋もれるようにして働く年配のマスターはカラオケにかかりっきり。曲名を記入したりしている。メニューは定食物など多彩だが,一番右は「ラーメン・400円」。半チャンセットで670円。それを注文。カウンター上の隙間(物で他は一杯なのだ)に差し出され,立ってとりに行く。典型的な醤油色のスープ。+アルファの甘味が特徴と言えば特徴だが,とりたてて興味をひかれるラーメンという感じもしない。麺はよくある縮れ麺でやわらかめ。具はメンマ・ナルト・そして「○○ハム」の「○○焼豚」そのままを厚めに切っただけのチャーシュー?なのだ。お,まけに食べる間にカラオケ4曲聴かされて,しかも昼間からベタベタの演歌。手前右のコーナーはステージになっているのだ。拍手は意地でもしなかった。昼の1時半。僕は食事に来てるのだもの。まさに飲んだあとの手頃なラーメンと言ったところ。夜の営業がメインなのだろう。それ以上でもそれ以下でもない。店主のラーメンに対するこだわりは・・・ほとんどないと思う。昼間からカラオケやらせる店なのだ。でも400円と言う値段を考えたら文句は言えないか・・・。

「いくよ食堂@日立」にいったら「しばらくの間休業します」と書いてあった。

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1月11日(火)長浜ラーメン@日立 日休 〜翌2

どんぶり会議」で紹介された店。国道6号「駅入口」交差点から日立駅に向かい,二つ目の信号右折(南下)50M位左側,「芳月」の北側にある。黄色いテント看板。似顔絵通りの店主(夫婦?)。店名の「浜ちゃん」は店主の名前?店内は新しい。オレンジのカウンターに白い壁。明るい。が,平日夜10時半頃で先客は2人。がらんとしている。隣のゲームセンターもがらんとしていたから,日立市全体が思ったより活気がないのは不景気のせい?で,メニュー右側の長浜ラーメン・550円を注文。麺の茹で時間が早いので,これはと期待した通りストレート細麺で固め。ほどよく芯がありこれはけっこう『博多』している。今まで食べた県内の「博多」と標榜する「博多ラーメン」の中では一番いい「麺の」感じかもしれない。ただスープは期待はずれ。しょっぱいと思う。タレの量が多い感じ。それに元のスープの濃厚さ(味ではなく濃度)がもの足りない。具のチャーシューの味つけは薄く,平凡。一方もやしは多いので余計スープが薄っぺらい印象になってしまう。加減の問題,スープの出来の問題(とんこつスープの宿命だが)かもしれないが,もっと重いスープでタレを抑えたら,今の東京の基準となっている「御天@井草」や「金太郎@足立」(環七外回り)のようなラーメンになると思う。そうするとせっかくある「替え玉」と言う気分にもなれる。口で言うほど簡単なものではないことは重々承知しているが,麺はけっこう『博多』してるので,期待を込めて。

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1月06日(木)たんぽぽの詩@日立・多賀  無休11:30〜15 夜は週2回営業(月,木〜23)

どんぶり会議」で紹介された店。かなり通行量の多い国道6号沿い,多賀町「諏訪五差路」の手前(南側)にある。道路から一段下がったところで,外見的にはひと昔前(ふた昔前?)の喫茶店風。白い木の壁が中途半端に古くて,そこに「ラ−メン」の赤いのれんが下がっているわけだから,とても飛び込みで入るタイプの店ではない。店内も雑然としている。左に低めのカウンター,右にテーブル席が縦に2台。一段高い奥のスペースにもテーブルがあるのだが,左奥には店主の趣味だろう,ノートパソコン・プリンタ等が堂々と一角を占拠している。メニューの基本は「醤油・500円」と「味噌・600円」でそれの胡麻味版が「たんぽぽ・650円」と「胡麻味噌・700円」になるようだ。辛さの段階を選ぶことになる。チャーシューめんにすると200〜250円アップと言ったところ。さらに「ゴジラーメン」などと言うメニューまであったりするのでややこしいが,シンプルな醤油味を頼むのも,この手の店の場合不安があるので「たんぽぽラーメン・650円」に決定。胡麻ダレで覆われた醤油味のラーメン。胡麻ダレの部分をよけてスープの部分だけ啜ってみると,けっこうしっかりした醤油味。薄っぺらではない。麺は細麺。中心の方が固めで食感がよく,のびた感じがしないのがよい。具は厚めのチャーシューが1枚。ほぐれるようなやわらかさとまではいかないが,味付け等,茨城のレベルではかなりの水準だ。それにメンマ・ほうれん草・ゆで玉子がのる。ラーメンの本流からすればこの「たんぽぽラーメン」は亜流のラーメンだと思うが,クセになる味である。で,帰り道でふと思い出した。「活力亭」(勝田泉町の方)の「活力ラーメン」に似ているのである。そう考えると,勝田の店で食べればいいとも言える。逆から言えば,県北の人は日立で活力亭の活力ラーメンが味わえると言うこと。ただこちらの店のほうが,いろいろなバリエーションを考えている部分をどう評価するかが分かれ目になるだろう。> この店の,たぶん手作りの素朴な HPがある(掲示板付)ので,営業時間・メニュー等参考にするといいだろう。

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1月05日(水)麺亭@水戸・見川 〜22:00

5日の夜は仕事の関係で水戸に行く場合が多い。匠家に行ったりするのだが,9:30でもう閉店し後片付けをしていた。そこで桜川を渡り,偕楽園の下から見川方面へ坂を登った信号の先のこの店に向かう。チェーン店で,大洗街道沿いの店では何度か食べたことがあるが,この店は初めてである。けっこう街中なのだが,駐車場は店前に13台分と広い。22時閉店だが,21:30でオーダーストップとなる。メニューには載っていなかった『旬の市』『新醤油味』と銘打たれたネギラーメン(820円)を注文してみる。ラーメンは560円だからけっこう高めだ。透き通った醤油色のスープは酸味があり,白ゴマ・すりゴマがけっこう浮いている。麺は細麺と太麺が選べるので「太麺」を注文。平麺で縮れている。チャーシューは縁に焦げ目がついたバラロールチャーシュー。で,肝心の『ねぎ』はどこかと言うと,麺の上に他の野菜(キャベツ・ニラ・もやし)をベースに山盛りにされた白髪ネギなのである。特に調理はしてないようだ。単体で食べて見るとたしかに新鮮な甘味のあるネギだが,260円の差を感じるほどありがたみは感じなかった。無難にまとまったラーメンと言えようが,でも820円は高いと思う。

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1月03日(月)芳月@日立 : 日立市弁天町1-22-4 日休 18〜翌3 0294-22-2003

国道6号「駅入口」交差点から日立駅に向かい,二つ目の信号右折(南下)100M位左側

元旦,二日と新年会(同窓会)が続いてさすがに三日目となるとラーメンが食べたくなってくる。さりとて4日から仕事だから東京に行くわけにもいかない。「どんぶり会議」でライムさんから情報をいただいた「たんぽぽの詩@多賀」を思い出す。水戸から北上し日立へ。滅多に「北」へは向かわないので,こういう半端な日に行かなけりゃ。しかし(予感どおり?)休店。ならば,エミーさんのオフで情報をいただいた「いくよ食堂@日立」だ。日立一高の手前にあるのだが,しかしこれまた閉まっている。もうあてはない。駅前からカーナビを頼りに商店街を行ったり来たり。情報もない町で飛び込みで入るラーメンと言うのも危険だよなぁと思い始めた頃,「芳月」と言うラーメン店を見つける。山吹色の鮮やかな長いのれんが目を引く。赤い字で「芳月」。ちょっとそそられる。「どうかなぁ・・・」と思ったが,入口前に「使用済みタオルおしぼり」のヤマ。古くは「ホープ軒@千駄ヶ谷」から,深夜こってり系の店に多い。これが決め手で入店。間口は狭いが奥に広い変わった造り。高めのカウンターがクランクに奥に続き,一番奥には12〜3人がけの大きなテーブルがどーんとある。「特製トンコツしょう油」ラーメン・600円が基本。系統的には「背脂」ラーメン。うす茶色のスープに背脂が大量に浮いている。醤油味より,「旨み」を強く感じるはっきりした味のスープ。粉っぽい舌触りが気になるが,茨城ではなかなかお目にかかれないしっかりした「背脂ラーメン」である。麺は固めに茹でたインスタントラーメンのような食感。悪い意味ではない,東京の有名店「めんめん(玄)@末広町」の麺もこんな感じだった。それにもやしとメンマ。チャーシューが「売り」のようだが,脂身の方はほぐれるが,赤身の部分は普通の固さだった。奥の壁にコピー記事があった。平成11年9月付けの「よみうりタウンニュース」。この店のことが紹介されていた。「開店8ヶ月」だそうだ。平成11年1月開店ということになる。営業時間もこの記事からのもの。正月だから昼間も営業していたと言うことだろうか。スープの粉っぽさと麺の食感が気になるが,全体としては「こだわり」を感じる面白いラーメンだと思う。日立でいい店を見つけた。

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