● 水戸周辺の店/食べ倒し日記 9910
ここでのコメントは僕自身がその日に食べた「印象」であり,あくまで僕個人の「感想」です。
参考程度にとどめ御自分の舌で判断されることを希望します。人の好みは人それぞれですから・・・>> 地区別索引
■ 1999年10月の食べ倒し日記 < > 1999年INDEX 10月28日(木)● げんこつや@上水戸
10月26日(火)● ラーメン東海@東海
10月23日(土)● えぞっ子@水戸・五軒町
10月22日(金)● ラーメン東海@東海
10月21日(木)● おとおラーメン@那珂
10月20日(水)● ラーメンまるよし@東海
10月14日(木)● 匠家@水戸駅南
10月10日(日)● じゃんがら@上水戸
10月28日(木)● げんこつや@上水戸 「水戸周辺の気になる店」に入れているのだが,この店は久しぶりである。実は,だいぶ前に家族で来た時に,「ざるそば」好きの娘に食べさせた「ざるらーめん・650円」のことを思い出したのだ。白い平皿に刻み海苔をかけた麺が平たく盛られ,つけ汁も白い小ぶりなどんぶりになみなみと入っている。温かいスープだ。背脂がびっしりと浮いている。つけめん+背脂スープというのはけっこう珍しいのではないか?僕はいつもこの店で「ラーメン」ばかり食べてきたので,コッテリ好きの僕でさえ「こってりだなぁ」とひいてしまうその印象しかなかった。つけ汁のスープは背脂は多いもののやや酸味があり,唐辛子の辛さも相まって「コッテリ」が気にならなくなっている。背脂のしつこさがかなり緩和されるのだ。具は薄いチャーシュー(2〜3枚)と細かく切ったメンマ。メンマの歯ごたえがこのスープとよく合っている。麺が固まってダマになっていてとりづらかったものの,全体としてかなり気に入ってしまった。最近,夜「ラーメン行脚」に出るときは,好きで食べるのは「匠家@水戸駅南」くらいで,あとはみんな「義務的なもの」だっただけに,久々に「また食べたいなぁ」と切に思うラーメンを見つけた感じである。「灯台下暗し」ということか・・・。
10月26日(火)● ラーメン東海@東海というわけで,先週気になっていたこの店を再訪。夜10時過ぎ。かなり酔った先客が一人いた。ラーメン+半チャーハンセットを頼んでみる。さてそのラーメンは僕は醤油ラーメンにのせるべきではないと常々思っている「ワカメ」がのったもの。第一印象は悪くなる。食べてみても,店主同様元気はない。平凡だ。もっともラーメン単品は430円だからこんなものかもしれない。期待したチャーハンも色どりが悪く(炒め油に活気がない)平凡。漬物の味も「漬け過ぎ」という感じ。やはりこの店は「特製ラーメン」(99.10.22参照)でなければ駄目かもしれないなぁ・・・。
10月23日(土)● えぞっ子@水戸・五軒町実は東京のラーメンマニアの方が僕のサイトを見て,僕のすすめるこの店にきて食べたらしいのだが,「とらさん会議室」で酷評されてしまった(「水戸黄麺さんには悪いけれど」と遠慮がちではあったが・・・)。いわく「麺の湯きりをほとんどしない」「スープにコクも深みもない・薄っぺらいスープ・味噌の味でなんとかもっている」「うーん」といった具合。思い当たることがないわけではない。どうも最近ムラがあるような気がする。おじさんの体調のせいかもしれない。(我が家ではこの店を「おじさんラーメン」と言っている・以前駅南にあった娘のお気に入り「ふくちゃん」を「おにいさんラーメン」と言っていた名残)とにかく気になっていたのだが,間が悪く妻お気に入りのこの店になかこれないでいた。で,家族4人で久々の「えぞっ子」。今日は子供も起きている(下の子が自宅から水戸に行くまでによく寝てしまうのだ)。今日は「しお」はパスして「みそ」。さぁと食べてみると「モヤシがうまい」。「具で勝負するのはラーメンではない」などとエラそうなこと言ってる僕がこれではいけない。でもシャキシャキして好き。麺は僕の好きな「渡辺製麺所」のものだから,あとは茹で加減の問題。今日は柔らかめかなぁ・・・。「今日は起きてるんだ」調理場から出てきたおじさんが下の娘(4才)の頭をなでる。「いっぱい食べた?」その腕には細かく切った湿布薬が貼ってあった。まだ腕が痛いのだろう。愛想のいい妻が帰りがけにおじさん夫婦と談笑していたが,妻と帰り道に「えぞっ子」の味の客観性について話し合ってしまった。親しい友人が「当たり外れを数こなして一定の味のイメージを客が作り、それが癖になるというパターンの店がある」と言っていた。もう僕達夫婦にとって「えぞっ子」はそれなのである。多少の味の波は「今日はいつもより・・・だったね」で終わってしまうのだ。それでいい。客観性がないのかもしれないが,ラーメン食べ歩きを長いことしていると,そういう店ができてしまうのはしかたがない。「居心地のいい店」それも「うまいラーメン店」の重要な要素なのである。
10月22日(金)● ラーメン東海@東海 : 11〜3/17〜24 水休
メールで紹介された店。今までその存在も知らなかった。東海駅北側を東西に走る昔からの道(「原研」とあの「JCO」がある「二軒茶屋」交差点を結ぶ道)の東海駅入口交差点のひとつ西の交差点(「けんしん」がある)を北上したところ(右側)にある。外観は平凡。そそられるタイプの店ではない。23:30過ぎの閉店間際で客は僕1人。右にカウンター,中央にテーブル2台,左は座敷(テーブル2台)といったところ。正面の壁にはあまり上手とは言えない手書きの文字でごちゃごちゃとメニューが並んでいる。カレーや丼物もある・・・。通常基本の「ラーメン」を食べるのだが,メールですすめられた「特製」しょうゆラーメン・550円を注文する。店主(40才前後?)は心配になるくらい「活気」がない。まもなく油で野菜を炒める音が聞こえてきた。でてきたそれは濃い醤油色のラーメンに炒めた野菜がのったものだった。ニラ・ニンジン・タケノコ・キクラゲ・マッシュルーム等を挽肉と炒めたもので,それ自体は野菜のうまみが出ていてうまい。やや透明の中太麺も固めでつるつるしている。スープも炒めた野菜の油が合わさってコクを感じる。「料理」としてうまいラーメンである。「ラーメン」としてどうかは次回に保留である。> 99.10.26
10月21日(木)● おとおラーメン@那珂
ふと11時過ぎに友人と出かけることになったのだが,開いてる店がない。で,友人に紹介する意味も兼ねて那珂町のこの店まで来た。前回(1999/08/06)初めて食べたとき気になっていた「和風・鰹節味」ラーメン・500円なるものを食べてみる。う〜ん「うまみ成分」がかなり強い。「ほんだし」みたい。一緒に行った友人が食べたのは味噌・700円。具だくさん(ラーメンに比べてだが)でいいのだが,これまた「うまみ成分」が強い。やはり「飲んだあとの一杯」かなぁ・・・。
10月20日(水)● ラーメンまるよし@東海:東海村石神外宿2502-1 <029-282-9103>
珍しく昼間妻と二人で出かける。お目当ての店が休みで東海村をうろうろ。結局,国道6号に出てあの臨界事故を起こした「JCO」が見える「二軒茶屋」交差点(ドキドキした)を北上し,この店まで来てしまう。「自家製めん」の看板がかなり目立つ。街道沿いの定食店風のつくり。奥にカウンターで,その手前に,腰までの仕切り壁を挟んで,テーブルが3台ずつ2段に並ぶちょっと変わったつくりの店だ。ラーメン(480円)×2+チャーハン(580円)を注文。典型的なよくあるラーメン。チャーシュー・メンマ・ナルトで「ワカメ」が入ってしまう。僕は醤油ラーメンに「ワカメ」が入ってくるとがっかりする。安っぽくなってしまうと思うのだ。スープはひと味違う気もするが,「自家製めん」という割には平凡な麺で,全体の印象としてインパクトはない。平凡。ちなみにチャーハンはしいたけが入っていて,ちょっと違う味だが色合いが悪く地味な印象。店主は年輩の「職人風」だが,すでに「研究心・向上心」などという言葉とは縁がなさそうである。妻ともども感想は「う〜ん」・・・。
10月14日(木)● 匠家@水戸駅南
一時ほどではないが,ふと食べたくなって通っている店である。ここに書くのは久しぶりか。前回見かけた若い店員が今日もいた。やっと固定した店員ができたと言うことか。坊主頭の若者で,おとなしそうだがひたむきさを感じる。かなり厳しい店主なのではないか(TVで放映した本家・吉村家のオヤジほどではないにせよ)と思うが,なんとかがんばって10年後にでも「独立」して,茨城に「家系」を増やしてほしいものだ。勝田あたりにできるとありがたい。
10月10日(日)● じゃんがら@上水戸
珍しく家族4人で日曜の昼前に行ったのだが,11:30からの営業だったので待たされる。2階のセガで時間を潰しやっと入れたが,水も持ってこない。オーダーもまだ。「すいませ〜ん」と呼んだのだが「は〜い」と返事があるものの誰もこない。どうやらフロア係のおばさんが外国の人のようだ。さすがにイライラしてもう一度呼んだら「あっわたしが行くの?」と言う感じでやっときた。4人の店員のうち3人?が外国の人みたい。おしゃべりの方はにぎやかだ。ここは,夜は夜でバイトの若いコのおしゃべりでにぎやかな店なのだが(不満である),昼もこうなのか・・・。かつて通っていた「ホープ軒@千駄ヶ谷」が,厨房から日本語が消えていくにつれて足が遠のいたことがある。外国人労働者が悪いわけではないが,コントロールできる人がいないと,すごく居心地が悪くなることもまた事実である。もともとバイト風な人が多い店で,経営者が「経営の合理化」に走るのはいいのだが,「たかがラーメン・誰が作っても同じだよ」と言われているようで残念である。会計のあと,妻は不満そうだった。支払った対価に対する満足度が低かったと言うことである。