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2003年7・8月の食べ歩き

8月31日( 二郎@亀戸/『ジブリ立体造型物展』/こうや@矢口渡
8月24日( 与ろい屋@浅草/AFURI@恵比寿/蒙古タンメン@新宿/二郎@堀切
7月21日( 大晟@栃木・上三川/風林火山@宇都宮

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> ちなみにこの月に食べた地元の店は以下の通り ≫ 『食べ倒し日記 2003/07 2003/08』

8月29日(金)とんこつ家@水戸・平須
8月27日(水)常総軒@水戸・駅南
8月23日(土)えぞっ子@水戸・五軒町
8月22日(金)大宝@ひたちなか・湊
8月19日(火)天天@ひたちなか・高場
8月15日(金)大宝@ひたちなか・湊
8月07日(木)かつじゅん@ひたちなか
8月05日(火)よってこや@水戸・河和田
8月02日(土)加満家@ひたちなか・湊

7月29日(火)平蔵@水戸・白梅
7月18日(金)宝来@ひたちなか・笹野
7月16日(水)よってこや@水戸・河和田
7月13日(日)じゃんがら@水戸・50号バイパス
7月12日(土)とんこつ家@ひたちなか・高場
7月11日(金)常総軒@水戸・駅南
7月08日(火)勝希@水戸・元吉田
7月06日(日)えぞっ子@水戸・五軒町
7月01日(火)壱福家@笠間

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 8月31日()二郎@亀戸/『ジブリ立体造型物展』/こうや@矢口渡
夏休み最後の日曜日,しかも31日,小学生のいる普通の家族なら家でゆっくりする(宿題に追われる?)日だが,仕事の関係で家族そろっての夏休みの全くなかった我が家は違う。6月にローソンでチケットを入手して以来,娘達がずっと楽しみにしていた「ジブリ立体造形物展」を家族そろって見に行く日なのである。この夏休み、唯一で最後の家族イベント。万全の状態で自宅を出発,2時の予約時間に間に合うべく(ジブリのチケットの場合時間指定なので,指定時間に間に合わなければチケットが無駄になるのである!)常磐道をひた走る。12時前に順調に都内に入れたので余裕を持って「昼食のラーメン」。造形物展の場所は「東京都現代美術館@江東区」なので,選んだのはこの店だ。
二郎@亀戸:江東区亀戸4-35-17 火休 11〜14/18〜21
カウンターのみの店で行列店。小学生の娘連れの家族には敷居が高いタイプの店なのだが,「二郎」自体はすでに経験済みなので,注文杯数(カウンターだから人数分が妥当だろう),及び着席方法(4人並んでは無理だから2-2,3-1に別れて座る場合の組み合わせ)を妻と綿密に打ち合わせて(笑・>「ラーメン屋でのマナーについて考える」参照),店に向かう。12時前だったので,満席だが運良く行列はなかった。でも券売機でチケットを買っているうちにあっと言う間に後ろに5人並ぶ。これもラッキーだ。小ラーメン(とは言え一般的には中盛りサイズで550円)を4杯注文し,席が空く順にご主人の指示通り2-2に別れて座る。僕以外は女ばかりの家族だし,下の娘はまだ小さいからご主人の表情は不安げだ(「時間かかるんじゃないの・・・」)。丁度2年前に「二郎@三田本店」で奮闘し粉砕した我が家(>「久しぶりの「二郎@三田」&「さぶちゃん@神保町」にて・・・」参照)としては,今回はリベンジなのである。隣に座った,やっとカウンターテーブルに座って食べられるようになったばかりの小柄な小3の娘が「二郎」の極太麺と格闘している。二郎の量に驚くことなく黙々と麺を啜っている。後から着席したカウンターの向こうの妻と上の娘も,もちろんひるむことはない。いつもより速いペースで自分の分を平らげ,隣の娘から麺をいただく。早く1人前扱いされたい娘は少々不満そうだ(笑)。十分人並みに,回転を鈍らせることなく食べ終わった。今日の出来はやや甘めか。背脂も少な目。それがかえって食べやすかったのかも。そしてこの太麺がいい。「二郎」として考えれば全体として特に何の不満もないレベル。満足した。最近あまりラーメンを褒めることのない上の娘も,久しぶりの「二郎」だったせいか「美味しかった〜」と言いながら出てきた。二郎の美味さがわかるようになればもう立派なラーメンマニアである(笑)。メニューは他に小豚(650円)・小豚W(750円)・大(650円)・大豚(750円)・大豚W(850円)と続くが,僕は小以外を注文することはないだろう。それほどの量なのである。「二郎」はどこでもそんなものなのだが・・・・(笑)。
さぁジブリだ。昔から6号線(水戸街道)で都心に向かう時に通る三ツ目通りの「緑三丁目交差点」(=「よかろうもん」のあるところだ)。いつもならこの交差点から右折して14号線(京葉道路)に乗るのだが,その南側にある「東京都現代美術館@江東区」が今日の目的地。あっと言う間に到着。まだ予約した時間の1時間前だったのだが,駐車は無理だろうと思っていた美術館地下の駐車場に運良く入庫できた。しかも1時半すぎに会場に入れてもらえたので余裕の展開。さて,その『ジブリ立体造形物展@東京都現代美術館』,中央の吹き抜けの大ホールにあった「ハウルの動く城」の出来がすべてである。高さ5mはあろうかという巨大な物体が小高い丘の上に飾られ,しかもそれを間近に見て実際に触れる。もちろん想像上の生き物(物体)なので「本物そっくり」かどうかはわからないわけだが,実に凝った精密な造りなのである。子供より大人の方が感激したほど。ただその他の造形物はついでに作ったという感じであまり感心しなかった。肝心の顔が似ていないのである。2次元のアニメを3次元にするのだから無理はあるとは思うのだが,どうにも目が離れすぎている感じで似ていないのである。館内は撮影禁止なのだが,中庭でトトロの大きなぬいぐるみを置いた写真コーナーがあったのには感激。ここでも行列してトトロと並んだ娘二人をデジカメに納める。傘を差したトトロのいる「七国山行き」のバス停で,「となりのトトロ」よろしく,上の娘が下の娘をおんぶして記念撮影。原作では眠った妹「メイ」を姉「サツキ」がおぶってバスを待っているいる場面なのだが,我が家では小6の「さつき」が小3の「もも」をおんぶするわけである。年と共にどんどん大きくなっていく我が娘達。上の娘はすでに妻と同じ身長になった。その娘達2人をこういうポーズで一つの写真に納められるのもこれが最後になるだろう。そう考えると感慨深かった。自他共に認めるトトロ家族(>「トトロ家族の武蔵野探訪〜『ジブリ美術館@三鷹』奮闘記」参照)としてはいい記念になったと大喜び。いい夏休みの思い出ができた。ところで,造形物展が終わったらこんなでかい「ハウルの動く城」をどうするんだろうと考えていたのだが,後日「日テレタワー@汐留」の1Fホールに飾られているのを見かけた(>2003/09/28)。その時は中に入れなかったので,また行って見てみたいと思っている。
さて夕食だ。「久しぶりにキャベツラーメンかな」と言う妻のリクエストに応えて「こうや@矢口渡」へ。朝日新聞の取材を受けた時に写真を撮った我が家の記念の店である。今日はちょっとスープが薄く感じたが,家族4人で4杯完食する。その後はこれまた定番の「久松温泉@池上」へ。HP開設以前によく使ったワンパターンのコースなのだが,こういう日はかえってくつろげる気がする。温泉でさっぱりしたところで,かつてのワンパターンついでに「ホープ軒@千駄ヶ谷」にも行こうとしたのだが,さすがに今日は満腹でパス。明日からの娘達の学校を考えて早めに帰途につく。僕としてはちょっと時間的にはもったいなかった(いつもならこの時間から2〜3杯食べる)が,ホープ軒自体はいつでもやっている店だしね。帰りの車中では娘達に「となりのトトロ」のDVDを見せながら帰る。下の娘は最後まで見終わる前にやはり寝てしまった。いつもそれをあとで悔しがるのである(笑)。
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 8月24日()与ろい屋@浅草/AFURI@恵比寿/蒙古タンメン@新宿/二郎@堀切
例年だと8月のこの時期の日曜は自由にならないのだが,珍しく昼近くからぽっかりと自由になった。単独行動なので目指すは当然東京。なんと2ヶ月ぶりだ。外は猛暑。東京の手前の渋滞を考えると無駄な寄り道はできない。まず都内に入ってから食べるべき店を考えよう。が,都内に入った時点ですでに時間は午後3時。東京東部では日曜のこの時間の店の選択が難しい。久しぶりの東京でHPのネタになりうる1杯は・・・・・丁度いい「未食の店」が思い当たらない。と言うわけで,かなり以前(1995年以前?)に食べたことのあるこの店を久しぶりに訪ねる。
与ろい屋@浅草:台東区浅草1-36-7 11〜20:30 無休 <03-3845-4618>
1991年創業の歴史的にはすでに中堅の店でありながら,珍しく石神本に掲載され続けているので,前々からずっと気になっていた店。東武線浅草駅の西側,一気に浅草らしい雰囲気になる仲店柳通りの奥にある。間口の狭い,奥に続くカウンターが10席(2階席もある)。狭い調理場に「職人」と言う雰囲気の店員が3人。店内は浅草らしい「和」の雰囲気である。前回はラーメンだったので,メニューから「ざるらーめん」(650円)を選ぶ。は刻み海苔のかかった「つるつるしこしこしこ」の太麺。ラーメンの中細縮れ麺と違う専用の麺で,麺自体に味わいがある。「つけ麺」ではなく,「ざるらーめん」と言う雰囲気だ。スープ(つけ汁)は和風にしてはけっこうボリューム感のあるもの。場所柄から蕎麦のかえしに近いあっさり系かと思いきや,げんこつ・鶏ガラ・野菜に節系の和風スープだが,予想より動物系が前面に出ている(つまり僕好み・笑)。タレはラーメンとは別々の醤油ダレだそうだ。大盛りでもっと麺を楽しみたい,そんな気にさせるラーメンだ。けっこう納得してしまった。場所が『浅草』だからいいのかなぁ・・・。2003年夏から「月替わりそば」を始めたようだ(>公式HP参照)。レジ脇の壁にあった「浅草槐の會」発行の保存版パンフレットを手に入れた。厚手で浅草の情報満載だからけっこう使えそう(笑)。
AFURI(アフリ)@恵比寿:渋谷区恵比寿1-1-7 不定休 11〜23 <03-5795-0750>
中村屋@大和」〜「ZUNDO BAR@厚木」の流れを汲むこの店,恵比寿駅ガード下と明治通り・渋谷橋交差点の間にある路地の,その入口部分にある。「山頭火@恵比寿」「ぢゃぶ屋@恵比寿」に行くために昔から何度も通った場所だ。でも,事前にその位置がわかっていながら店の前を一度通り過ぎてしまった。それほどそっけないシンプルな外観。角度的に入口上の『AFURI』の文字が見づらいのだ。路上に置かれた立て看板の黒板の字もあっさししたもの。とてもラーメン店の雰囲気ではない。店は異様に奥に深いカウンター24席の店で,奥の窓から,明治通沿いに流れる外の川が見下ろせ明るい。入ってすぐの券売機で食券を買う。ちょっと迷ったが一番左側にある(=看板メニュー?)の「塩」(750円)にする。あっさり系が予想されるので「鶏油」(50円)も追加。例の,頭上から振り下ろすような湯切りを眺めながら待つことしばし。小振りの丼だが「ZUNDO BAR」のようなステンレス製のものではなくて一安心(冷たい感じがして苦手なのである)。スープは基本的に「ZUNDOBAR」と同じ味付けだそうで,雑味のないすっきりしたもの。丁寧に作られた感じの澄んだきれいなスープ。わかりやすい味。でも個人的感想としては,味に雑な感じがない分,「ふ〜ん」とは感じても「おぉっ」と言うほどではなかった。もっとも,クセになるような吸引力はないものの,ちょっとラーメンにこだわりを持っているような一般の人(フリークではない人)には薦めやすいタイプだと思う。麺はストレートで固め極細麺。全体の量は少な目なので,値段からするとボリューム的にものたりない印象だが,土地柄には合っている?そもそも厚木からの東京進出ではこういう値段設定も仕方ないかも・・・。結論。「ZUNDO BAR」の味が好きな人には,都内にできて食べやすくなったと言うメリットはあるだろうが,「東京の話題の新店」として考えると目新しさはあまり感じなかった。埋もれてしまうような印象。やはりはるばる神奈川の奥まで行って並んで食べたから有り難みがあったのかもしれない。
蒙古タンメン中本@新宿:新宿区西新宿7-8-11 ?休 11:30〜21 <03-3363-3321>
「武蔵@新宿」が超行列店になって以来,『ラーメン激戦区』として話題の「小滝橋通り」沿いのビルの半地下にある。昭和47年創業の板橋の本店が,一時休業の後営業を再開し,その後2001年にまず池袋に進出して2年足らずで,早くも3店目の支店展開である。奥に広がるU字型のカウンター席。残暑の厳しい,蒸し暑い夏の夜,店の中でひととき涼めるかと思いきや,入口のガラス戸が何故かフルオープン状態。どのみち汗だくで食べるのだからまぁいいかと3〜4人の行列に並ぶ。激辛に太麺のこの店,客の食べる時間はどうしても長くなるのだが,オペレーションが良く客席の回転は思ったよりよかった。メニューは基本的に本店・池袋店と同じものだが,どちらの店も行列だから新宿でも食べられるのはファンにとってはありがたい限り。麺は最初の印象通り固めで太め。汗がダラダラ。最初っから最後までひたすら熱くて辛く、とてもじゃないがスープなんて飲めない。でも満足。やはりクセになる味だ。暑い時にこそ食べたいラーメンである。食べ終わったときには待ち客が10人ほどになっていた。それにしてもこの「蒙古タンメン」の620円と言う値段設定は,いまどきの話題の店としてはとても良心的だと思う。作り方は実に単純なものだが,麺のボリュームと具で満足感が高いのである。店が増えて楽しみが増えた。支店展開すると味が落ちるとかよく言われるが,この「蒙古タンメン」自体,そんな繊細な食い物じゃないもの(笑)。
今日はひたすらラーメンだけの移動だった。締めはやはり「二郎」だろう。日曜の深夜では必然的に「二郎@堀切」になる。トッピングでニンニクを追加したのだが,ちょっといつもよりしょっぱかったのはニンニクのせい?午後3時からの8時間で4杯目なので,さすがに全部は食べきれず残してしまったが,まぁとにかく食べられれば満足なのである。充実した気持ちで帰途につく。
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 7月21日()大晟@栃木・上三川/風林火山@宇都宮
この時期,なかなか家族で出かけることはできないのだが,午後からぽっかり時間が空いたので「宇都宮方面」へ。自宅から80kmくらいはあるのだが,遅い時間の出発でも渋滞とかないので(笠間で混むことはあるが・・・),我が家にとっては『近場』なのである。「ラーメン」と「温泉」の選択肢がいろいろあるしね(笑)。まずは最近話題の「つるや@壬生」(下都賀郡壬生町本丸2-1657 月休11:30〜14/18〜21<0282-83-0609>)に行こうと思ったのだが,ふと気がつけば今日は祝日だが月曜日。電話で確認したらやはり店休日だったので断念。もう一つの候補のこの店に向かう。
大晟@上三川:河内郡上三川町大字上蒲生字願成寺2168-1 火休 11:30〜20:30 <0285-56-0701>
新4号バイパスの日産栃木工場のある立体交差から上三川街道で宇都宮方面に向かってすぐ右側にある。午後5時前の半端な時間だったせいか,先客は無し。テーブルが並ぶ食堂風なけっこう広い店内に客は僕たちだけ。メニューがちょっと複雑だが,要するに麺がパスタ用の小麦粉を混ぜた自家製小麦粉で作った自家製の「じゃい麺」(「じゃい」はジャパンとタリアだかららしい・汗)と「黒小麦麺」の2種(値段は同じ)に,スープが醤油の種類で白(白醤油)・黒(たまり醤油+濃い口醤油)・茶(薄口醤油)の3種と塩の4種類(これも値段は同じ)を組み合わせ,それにチャーシューの有無で「かけ」(400円),チャーシュー1枚(550円),2枚(650円),炙りチャーシュー(780円)と言う構成になる。さらにその「つけめん」版としてあるのが「つけじゃい麺」(かけ400円・炙りチャーシュー780円・鴨汁だと780円)。そして季節メニューとして胡麻汁つけじゃい麺(650円),芝麻(チーマー)じゃい麺(850円),黒胡麻つけじゃい麺(750円),海老そば(塩・醤油各850円)等々,もうきりがない。1日15食限定の「清滝からの使者・じゃい麺との共演(岩魚スープ)」と言う,わかったようなわからないような不思議なメニューもあるし(600円)・・・。こういうメニュー構成の店の場合は,我が家のように家族で行くとなかなか便利。いろいろ組み合わせてすべてをそれなりに味わえるからである。注文したのは「つけめん」「炙りチャーシュー・白」「黒小麦麺・しお」「チャーシュー飯」。まずは「つけじゃいめん」(具無しなら400円)だが,麺は柔らか目のむちっとした太麺で,コシがあると言えばそうとも言えるが,糸こんにゃくのような食感はちょっと期待はずれ。茹ですぎなのか,そう言う狙いなのか?細かい万能ネギが多量に浮いた,甘みのあるつけ汁は,魚系の粉が丼の内側にべったりと付く濃度。スープ割の小瓶が出てくるのでスープ割を楽しめる。あまりチャーシュー麺系は注文しない我が家が,試しに注文してみた「炙りチャーシュー」なのだが,ラーメンとは別に小型卓上コンロが運ばれてきて,その上に敷かれた鉄板に横たわる,かなり厚めの細長いバラチャーシューが4枚。これを固形燃料で焼いて(温めて?)食べるものなのだが,焦げ目をつける演出の効果はよくわからないものの,見た目にはけっこう楽しい。チャーシューもトロトロでありがたみがある。さて,スープ。3種の醤油の組み合わせは東京の「醤屋@馬込」で経験済みで,同時に食べ比べると見た目も含めて,そんなに差を感じなかった。つまり醤油は醤油で色が変わっても味は劇的には変わらないのだ。だから,味と言うよりメニュー的にバリエーションを増やそうと言うその意図はわかるのだが,白(白醤油)は,無化調の割には味がはっきりとしたもので,これに組み合わせる歯切れのいい細麺(=じゃい麺の基本形)も好印象だった。一方,「しお」に組み合わせた「黒小麦麺」は,色合いも味も歯ごたえも「そば」にさらに近づくもので,これはこれで面白い。これらのものも組み合わせればパターンは果てしなくありそうで,いろいろやろうとしているのがわかる。同じじゃい麺でも太麺と細麺で印象が違ったから,この店ですべてのパターンを味わおうと思ったら,何度来ればいいのやら・・・。白もしおも極太ストレートメンマがけっこう多量に入るのが印象的。卓上には黒七味・焦がしネギ・揚げニンニクスライス等いろいろな香辛料が並ぶ。あと,最初に出てきたきゅうりの漬け物も旨かったなぁ・・・。
さて今日の温泉は『ほたるの里 梵天の湯』(河内郡上河内町大字今里18-4 木休 10〜21 大人500円・小人300円 <028-674-8963>)。今まで入ったことのない日帰り施設で,かつまた宇都宮に戻ってくる予定なのでこの施設を選んだのだが,場所は近づいてからがわかりづらかった(地図参照)。露天・サウナ・檜風呂から砂風呂(別料金・1300円)まで一通りそろっているのだが印象としては平凡な印象。泉質はべたつくようなタイプだった。さっぱりしたところでまた宇都宮方面に南下。
風林火山@宇都宮:宇都宮市西川田町1039-29 水休 11:30〜15/17〜22(日祝11〜22)<028-659-1782>
宇都宮はまだまだ不案内で,住所を見てもピンと来なかったのだが,カーナビの指示通りに行くと宇都宮の南西部,ラーメン的に言えば「紅蘭@宇都宮」の近くで産業道路沿い。周囲はけっこう静かだった。まずは「博多ラーメン」(570円・具なしの「素っぴん」は390円!)をいただこう。店にもスープにもトンコツ臭はあまりしないが,けっこうスープに濃度がある。麺も博多風の歯切れのいい固めの極細麺で僕好み。宇都宮でこれくらいの濃度なら大収穫だろう。つい5〜6年前までは東京でもなかなかお目にかかれなかった濃度だ。妻もかなり気に入った模様。ところで,たまたま壁に貼ってあった風変わりなメニュー名につられて注文してしまったのが「コメッコつけめん」(600円)。ちょっと太めの縮れ麺で,つけ汁が透明な醤油味。個性はあるとは思うのだが,この店での注文は「博多系」で統一した方がいいと思う。これを食べたばっかりに,100円の替え玉をしたかったのに,満腹で断念せざるを得なかったのだ(笑)。さて,この店のライスは200円,半ライスでも150円とけっこう高めなのだが,180円で玉子付きの賄い飯(おじや)にしてくれるので,スープに濃度があるからこれはちょっと魅力的だ。一方普通のチャーハンが600円なのだが,同じ値段の「辛子高菜チャーハン」は卵焼きに明太子までのっているので,量は少ないがお得な雰囲気。ラーメンと半チャーハンのセットで850円になるのだが,セットを2つ頼むならこの「辛子高菜チャーハン」の方が満足するだろう。チャンポン870円がある。会計時に1ヶ月有効の200円割引券がもらえた。公式HPがあるので詳しくはそちらを見た方が早いだろう。
宇都宮からの帰り道は笠間までの県道も,その後の50号もビュンビュン飛ばせるのでラクなのである。

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