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東京で食べられる「旭川ラーメン」

 山頭火@恵比寿
 山頭火@渋谷
 こもり@四谷
 好@市川
 恭華@大森海岸 : 品川区南大井2-11-4 無休 11〜21:30 <旭川>
旭王@新橋 : 港区西新橋1-15-7 無休 11〜23(土日祝〜16:00) <旭川「青葉」>

 山頭火@恵比寿:渋谷区恵比寿1-4-1 <03-5421-0336>

2002年12月29日

今や全国に支店展開しているこの店,平成6年10月に開店したこの恵比寿店がその支店展開の1号店である。僕自身は雑誌『dancyu』の紹介記事(確か山本益弘と糸井重里の対談だったような記憶がある)で見て,1995年(平成7年)11月に食べている。「旭川ラーメン」などという分類も知らなかった頃の話だ。今となってはとても懐かしい。もちろん気に入った。こういうタイプの濃厚とんこつ+魚系のラーメンは他になかったもの。その後家族でも何回か来たが,だんだんと人気が出て行列が出来るようになったら,その後開店した明治通り沿いの渋谷店の方が行きやすかったこともあり,この店に来ることもなくなった。そう言うわけで久しぶりのこの店,今日もやはり行列が。でも4〜5人だったから素直に並ぶ(歩道の方に店から離れて並ばされる)。ほどなく店内に案内され,カウンター席へ。しおらーめんを注文。旨味は十分だがスープそのものは記憶より薄い感じ。チャーシューも端の脂身のないところはいいのだが,バラ肉厚切りはちょっともてあます。特徴的な細縮れ麺は,今日は固めというかゆでが足りない感じ。具は海苔に極小小梅。希少価値のあった昔は「高いなぁ」と思いつつも「他にないからしょうがない」と思って食べていたわけだが,いろいろな選択肢の出来た今の時代となってはこれで800円はちょっと高いと思う。>今やオフィシャルHPがある。各メニューの紹介からスープ・チャーシューの作り方,経歴・支店展開(今や全国にあるようだ)まで細かく公表されている。

 山頭火@渋谷:渋谷区渋谷3-13-7 五常ビル1F・2F <03-3797-3500>

さて,これでも食べるのを止めないのが我が夫婦のすごい所で,今日のしあげは「山頭火」(渋谷)。外に並んでいないと思ったら中で2Fに向かって並んでいた。若いアベックがいつも多い。しょうゆと塩を食べる。「山頭火」は恵比寿店だけの頃から好きだが,並800円というのはラーメンの道に反していると思う。高い。しかし,ちびラーメン700円というのは笑える。子供向けというより女の子向けではないか。ラーメン屋にアベックで来てラーメン一杯注文するだけっていうのは最近よく見るのだ。この日も隣のアベックがビールとつまみをを注文して,店員に「麺は?」と聞かれて「あとで」と答え思いっきりいやな顔されてた。後ろに10人くらい並んでいるんだもの・・・1999.1.24の「食べ歩き日記」より)> ラーメン屋さんでのマナーについて考える

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 旭龍@高円寺・・・編集中

1998.2.11998.2.8

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 こもり@四谷・・・編集中

四谷の「こもり」(2回目)。前回は4杯目として食べたので,旨いとは思ったが味がよくわからなかったのだ。店主はいなかったが,ひとりで客をさばいている若い店長が動きがきびきびしていて気持ちがいい。春季限定のキャベツというのもあったが(「キャベツラーメン」なら矢口渡の「こうや」がおすすめ)長いウインナーがのっていて旨そうに見えなかったのでシンプルにしょうゆを注文。こぶりの丼,固めの麺で旭川独特の魚系の濃いこってり醤油味。また来たい。高円寺の「旭龍」もいいけどここもいい。1999.3.28の「食べ歩き日記」より)

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 好@市川 : 市川市市川 3-27-24 月休 11:45〜14:30(土日祝〜15:30)・17:30〜23:00

(国府台駅前すぐ) 駐車は困難

市川の「好」へ。2回目(初食>1998.4.29)。親子4人で「しお」「しょうゆ」「みそ」を頼み食べ比べる。「しょうゆ」がいいかな。「しお」は最初の一口はいいのだけれど,ワカメの味が残ってしまい後味がよくなかった(ワカメ残せばいいのか) 。メンマは味付けが薄くまぶした胡椒がスープにも強く残る。それも「好」の特徴なのかもしれないが・・・でもまた行きたい店です(1999.3.22の「食べ歩き日記」より)

いわゆる「好」のあのメンマについて

日曜の夜10時30分,妻と食べる。例によって「しょうゆ」(700円)と「しお」(750円・ちと高いか?)を分担する。広島産アジの丸干しを使用した(トイレのポスターに書いてあった)というスープは濃厚。注文ごとに軽く炒めるモヤシが油っぽさを増す。麺は黄色く縮れた「旭川・加藤ラーメン」の麺。今日はかなり固めだった。

さて問題のメンマだが,「どんぶり会議」(1999.7.22)でも賛否両論のようである。薄い(無い?)味付けは濃厚スープとのバランスでなんとかなる(「麺と同じで味が無くともスープの味で食べればいい」との意見あり)として,まぶしてある黒胡椒をどうするか。「スープの味が変わるので混ざらないようにする」「スープで洗う。底に溜めて残す」「気にしない。マイルドなスープのアクセントだ」等々意見は色々である。僕は,まず普段からラーメンに胡椒をかけて食べるようなことはしないので,ここのメンマは違和感がある。が,残すほどではない。スープに混ざっても味の変化を楽しんでいる。店主が一般の常識(?)に反してあえてそんなメンマを乗せているのだから,考えがあってのことだろうと好意的に解釈している。僕は,メンマは(少なくともスープや麺ほどには)重要なものだと思っていない。具は具なのだ。もちろんうまいに越したことはない(プラスポイントになる)が,ラーメン全体からみれば一部に過ぎないと考えている。全体としてまとまっていれば,これはこれでいいのだと思うのだ。

ひとつ気になることを妻が言っていた。コップの水が丸干しの味がしたというのだ。「どんぶり会議」でガラスの汚れを指摘したかたもいた。僕はどうかというと,後ろ髪を縛った店主の風貌と,カウンターのみの狭い店・閉鎖的な厨房の構造からいって,あまり完璧なことを要求してもどうかなぁと思っている。もちろん,とことんきれいならそれにこしたことはないのだが・・・> 食べ歩き日記(1999.7.18

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 旭川ラーメン恭華@大森海岸 : 品川区南大井2-11-4 無休 11〜21:30  

第一京浜を品川から南下し,「鈴ヶ森」の交差点を超えてすぐ左側のマンションの一階にある。もっとも,店自体は奥まったところにあり,車では見落としやすい。手前の黄色いお好み焼き店の看板が目立つので,それを目印にした方がいいと思う。かなり大きなマンションで,一階には右から寿司店,蕎麦店,そしてこの「恭華」が並ぶ。木製の幅広の階段を上がり,道路側全面ガラスの左端の自動ドアから入店すると,およそラーメン店らしからぬすっきりした店内。黒とアイボリーを基調としたシックなインテリア。それにコルク色のテーブル。「喫茶店」である。なんとトイレが男女別だった。個人経営の店で男女別のトイレがある店というのも初めてだ。ドアの取っ手やトイレ内の壁まできれいに仕上げてある。実はこの店の主人は女性,「おかみさん」というより「奥さん」と言う雰囲気である。で,肝心のラーメンだが,これがコテコテの「旭川」。値段もしょう油・みそ・しお一律700円と,他の旭川系の店と横並び。味も似ている。「アジの丸干し」が決め手の独特な濃厚スープ。「旭川」の基本を知らない女性には,少し抵抗があるかも知れない。加藤ラーメンの系図が貼ってあったから麺はそうなんだろう。但し,かなり固めだった。それにメンマと薄切りのチャーシューが3枚。上の娘が「やわらか〜い」と喜んで何枚も食べた。女性用か,「半ラーメン・400円」という設定もあった。レンゲの形もおしゃれで,すべてに女性らしい細やかな心遣いが感じられる。野菜炒め・400円も注文したが,モヤシが大半だがかなりボリュームがあった。ライスはサービスのようだ。帰りがけにレジ前にアメの瓶が三つ。「好きなだけとってください」と奥さんが言う。主婦であり母である妻は,こういう付加価値に弱い。ラーメン店ならなおさらだ。いたく気に入ってしまいすべてべた褒め,「入口の木製の階段がなかなかいい」なんてことまで言い出す始末。いずれにせよ,基本に忠実な旭川ラーメンと,女性でも入りやすい雰囲気の店内。「恭華」の狙いは正しいと思う。あと必要なのは,品川方面から来た車からでもよくわかる「看板」だろうか。(1999.9.12

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 旭王@新橋:港区西新橋1-15-7 不定休 11〜23頃(土日祝〜16頃)

2002年5月12日

東京では唯一の「青葉@旭川」の姉妹店(甲府にもある>「青葉@甲府」)。連休に訪ねた本店の記憶(>「北海道一周・縦横無尽のラーメン行脚」参照)が消えないうちにと早速やってきた。日曜は午後4時までの営業なので過去2回ほどふられているのである。15:30着でちょっと不安だったが無事営業していて一安心。先客は二人。高めのカウンターのごくごく一般的なラーメン店のレイアウト。広い道路から少し入ったところなので日曜のこの時間ではあたりは実に静か。壁の隅のテレビの音だけが店内に響いている。「旭川ラーメンの定番」と書いてある醤油ラーメン650円(塩もある・味噌は+50円)を注文。旭川から毎日空輸すると言う細チヂレ麺はもちろん同じだが,この日はスープの油がきつい感じ。魚系のちょっといやな香りがするのだ。チャーシューにもそれを感じたからタレの問題かもしれない。他に無い個性があるとは思うが好みの分かれるところだ。つけ麺があるようで(各味+50円),この麺なら旨いかもしれない。店を出るときはまだ4時前だったが,早々に店が閉められた。人通りが少ない日曜はこんなものなのだろう。

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