GO HOME  BACK

西日本横断ラーメン強行軍(1999/05/01〜05)

5月01日(土) 茨城>東京>多賀SA
5月02日( 京都>神戸>広島>博多
5月03日( 博多>門司>広島>尾道>因島
5月04日( しまなみ海道>松山>鳴門>淡路SA>大阪
5月05日( 天理>和歌山>名古屋>浜名湖SA>東京>茨城
5月06日(月) おまけ

5月1日(土) 茨城>東京>多賀SA
13:15 午前中仕事をした後自宅(茨城県ひたちなか市)を出発・常磐高速で東京へ・加平から箱崎まで渋滞する・最初に断っておくがわが家の今回の旅行は基本的に車中泊である・わが家の愛車デリカは3列目は改造してベッドにしてあり2列目を組み合わせるとけっこう快適なのである・そうでなければこのような強行軍は不可能なのだ・子供が寝た夜のうちに走行距離を稼ぐのである
そして日祝休の東京のラーメン店に行けるのが旅行前の最大の楽しみなのである
17:00 まずは久々に「さぶちゃん@神保町」で妻と半チャンラーメン・さぶちゃんに「久しぶりだねえ」と声をかけられびっくりする・通っていたのは20年前・その時も口をきいたことはない・ここ15年では3回目くらいだからである>「久々のさぶちゃんで感じたこと」
18:00 次は「こうや@四谷」で家族の食事・日祝休の店なのでここを選ぶ・子供用にご飯物があるかなと思ったが麺類と一品料理だけだった・例の如く3種類の麺を注文し家族で食べ比べる
19:00 娘の冷たい視線(「またラーメン食べるの・・・」)を感じながら「武蔵@新宿」へ・幸か不幸か麺切れで閉店・満腹だったので内心ホッとする(祝日もやってるし・・・)
20:30 首都高新宿から東名高速に乗り西へ向かう・沼津から渋滞・一般道におり清水 IC よりまた東名に乗る
26:00 関西に向かう場合名神高速の多賀SAにある仮眠休憩施設「レストイン多賀」は非常に重宝する>多賀SAの賢い利用法

<TOP>

5月2日(日) 京都>神戸>広島>博多
08:00 6:00に起きて京都東ICへ・朝一番で「清水寺」に着く・実は初めてなのである・朝早かったので「三年坂」よりひとつ東の参道を車で上がる・入口そばの駐車場にとめられたので歩かずに済んだ・本殿は上がることもでき写真撮影もOKだった・「清水の舞台」はやはりすごい
10:00 チンチン電車と並ぶように西へ向かう・太秦撮影所わきを通り「嵐山」へ・「渡月橋」を渡る・車をとめやすい場所がほとんどないところなのだ・でも京都の中では一番好きな場所である
11:00 「日本一@京都・堀川」に行こうとも思ったのだが名神高速の渋滞情報があったため先を急ぐ
12:00 京都西 IC から吹田JCT まで渋滞だったので一般道を走るが大阪の道は複雑で失敗する・かえって時間がかかってしまった・都会近郊の高速の場合上が混んでりゃ下も混む・同じ混むなら高速の方がずっと楽と心得るべし
13:00 吹田ICから神戸をめざすがまたも西宮から渋滞・一般道におりる・芦屋から神戸市内へ向かう
13:30 とりあえず神戸で東京にも支店を出してる「第1旭@三宮本店」で昼食をとる・東京店とは違う味であると感じた
15:00 神戸西 IC より山陽自動車道で西へ・単調な道なので妻に運転を代わってもらい寝る
19:00 広島は「広島フラワーフェスティバル」の期間だった・人出が出る大きなイベントらしいが知らずに行った・メインの平和大通りは催し物が終わり車で通れた・平和記念公園前にあった大きな花の塔の前で記念写真を撮る
20:00 広島と言えばお好み焼きである・で お好み焼き店ばかり集まった「お好み村」というビルに行くことになるのだがそのまわりには行列の店が2軒くらいあった・店の場所を聞くと地元の人の反応は冷めていた(「あーあそこね」と言う感じ)・観光名所であっても味では評価されてないのかもしれない>「お好み村」のお好み焼きはうまいのか
21:00 平和記念公園の中を流れる元安川越しにライトアップされた原爆ドームを見る・歴史の重みを感じる・原爆の怖さを小2の娘に説明する・娘は怖くなったのか写真に写ることを嫌がった
22:00 山陽道を西へ・高速の脇の山が燃えている・野焼きかなと思ったら大規模な山火事だったことは翌日の新聞で知る
24:00 関門海峡を渡り九州へ・実は九州は生まれて初めてなのである
25:00 初めての博多・初めての屋台・「しんきろう@天神前」で博多ラーメン好きの妻は大満足・かなりこってりしているのに全然「けものくさくない」のだ
26:00 深夜2時に行列していた中州の川沿いの屋台「一竜」に夫婦で並んで食べる・単に行列していたから食べてみたのだが果たしてその味は

<TOP>

5月3日(月) 博多>門司>広島>尾道>因島
09:00 ベイサイドプレスの市営駐車場ビル屋上に車をとめはるか「海の中道・志賀島・能古島」を眺める・井上陽水の「能古島の片想い」を思わず口ずさむ・会場前のビルでラーメン好き芸能人嘉門達夫とすれ違う(開会式のゲストで来ていたようだ)
10:00 博多どんたく開会式(ベイサイドプレス)・式を見ていて地元ラジオ局(RKB毎日放送)の生放送のインタビューを受けた妻は「博多に来た目的は?」と聞かれ「博多ラーメンを食べに来ました」と力強く答える・どんたくの開会式というわりにはこじんまりとしたものだった
11:30 博多ラーメンめぐり・・・「一風堂」は大行列(100人位)・「一蘭」も同じく大行列・どんたく開催中の有名店で食べるのは不可能だ・「るるぶ」に載っていたどんたく会場道路沿いのラーメン店「トキハ」で昼食
13:00 初めて見る「博多どんたく」なのだが音楽もなく思ったより淡々とパレードが進む・やはり他の祭りと同じように夜にならないと盛り上がらないのかもしれない・それにしても期間中200万人という人出のある祭りだけのことはある・人だらけだった
15:00 九州自動車道へ・関門海峡のめかりPA屋上から関門橋と壇ノ浦を眺める・売店で買った「明太子ちくわ」(ちくわの中央に明太子の練り物が入っている)には笑ってしまった・わずか15時間の九州滞在だった・次はいつ来られるだろうか・・・
19:00 岡山あたりの昨日の山火事がまだ消えてなかった・山頂の木から火柱が高く上がっているのが高速からよく見える・おかげで渋滞・尾道「朱華園」の麺売り切れを電話で確認・おととい全線開通したばかりの四国への「しまなみ海道」はこの日も大渋滞だったらしい・本州側の基点である尾道はさぞやにぎわったのだろう・でも旅の楽しみがひとつなくなる・とりあえず広島で高速をおりることにする
20:00 「すずめ@東観音」は麺売り切れ・「しまい@舟入」で夕食・今までに食べたことのないタイプのラーメンだった・これが広島ラーメンか
21:00 三階立ての銭湯・「いいとも湯」(広島南観音)へ・1階と2階は駐車場・風呂もいくつもあるがそれでも「銭湯」なのである・330円だった
22:30 夜の尾道・観光名所巡り・誰もいない「御袖天満宮」の石段(映画「転校生」で有名)は思ったより急で高かった・尾道らしい風景が夜でも感じられた・「タイル小路」は民家のそばの本当に狭い路地裏・そして尾道ラーメンの名店「朱華園」の場所も確認・・・食べたかった
24:00 いざ尾道ICより「しまなみ海道」へ・昨日は大渋滞だったというがこの時間はスムーズだった・雨のせいもあるだろう
24:30 因島大橋が見える大浜PAで車中泊・車で一杯・みなその中で寝ていた

<TOP>

5月4日(火) しまなみ海道>松山>鳴門>淡路>大阪
06:00 大浜PA(因島)から朝の瀬戸内「しまなみ海道」を快適に走る・多々羅大橋の上り(尾道方面)は朝7時前でも渋滞していた・残念ながら雨模様で瀬戸内の島なみは堪能できなかった・今治の来島海峡SAで休憩する
10:00 昔から憧れていた松山「道後温泉本館」へ・駐車場の確保に手間取る・しかも入場券を買うのに行列に並ばねばならない・2階「神の湯」休憩付の券を大人620円で買う・浴衣にお茶付でのんびりできた・1500円の道後温泉本館イラストが描かれたのれんも買う
13:00 松山といえばおみやげは「タルト」(ゆずあん入りのロールカステラとでもいおうか)である・妻のすすめる「一六タルト」を道後温泉本館前の店で買う
13:30 道後温泉本館そばの老舗「としだ@道後」で肉うどんを食べる・ラーメンで言えばこってり背脂の濃厚スープ(つゆというべきか)でとてもおいしい・妻の合鴨うどんも鴨のダシが明快に感じられる一品だった・食べ終わる頃には品切れで閉店になってしまう
15:00 松山市内を車で散策した・松山自動車道で池田町に出て徳島自動車道にのり徳島をめざす・ガイドブックで見ても徳島にこれだという観光名所がなく(眉山という山くらい)時間から考えて徳島市内はパスして鳴門市をめざす
19:00 鳴門北 ICで高速をおりて鳴門公園山頂の「エスカヒル鳴門」で「世界一長いエスカレーター」に乗り展望台へ・あいにく霧が濃く大鳴門橋はぼんやりとしか見えなかった・レストランも 19:00でオーダーストップ・寂しげな観光スポットだった
20:30 明石海峡大橋の見える淡路SAのレストランで「瀬戸内丼」を食べる・要するに天丼であるが蛸の天ぷらとか入っていた・ここは大橋の夜景も下からきれいに見ることができる・味も雰囲気もこの手のSAのレストランの中ではけっこうこだわっているように思えた・満足した
22:30 大阪に向かう高速はやはり断続的に渋滞中・大阪の高速は幅が広く走りやすかったが地名が全くわからず苦労する・環状線をぐるぐる回る・和歌山「井出商店」に電話すると通常午前2時までの営業なのに今日は午後11時までと言われる・最大の楽しみがなくなる
24:00 大阪御堂筋を徘徊し以前テレビで見た行列必至のラーメン店「神座@心斎橋」を探しだし大阪の一杯・さすがにこの時間に行列はなかった
25:00 西名阪道にのり香芝SAへ向かう・明日の帰途を考え大阪を抜けておこうと思ったのだ

<TOP>

5月5日(水) 天理>和歌山>名古屋>浜名湖SA>東京>茨城
08:00 「法隆寺」そして「天理市」を散策・雨も上がった静かな古都の朝を楽しむ
11:30 ここまで来てるのだ・やはり和歌山ラーメンを食べておこう・大阪に戻り阪和道から念願の和歌山へ・インターネットで調べておいた昼から営業する2店・塩屋町で井出系のエースという「まるさん」とすぐ近くの「まるやま」へ・家族で連食
13:00 帰宅時間を考え大阪へ出発・しかし「井出商店」への想い断ち切れず岸和田 ICでUターンして和歌山へ戻る・妻あきれる
14:00 「井出商店」に妻と並ぶ・3時開店なのに2時過ぎには行列(10人くらい)・2時半過ぎに早めに開店・食べて出てきたら行列は60人位になっていた・味にも店のあり方にも夫婦そろって満足した>「和歌山『井出商店』は単なるブームでは終わらない」
15:00 和歌山出発・阪和道を再び北上し大阪へ・西名阪道に入り終点の天理 IC へ
16:30 高速のような国道25号線で名古屋への近道をひた走る・一般道とはいえ信号もない高速のような道路で2時間で名古屋ICに着く・この区間娘二人はずっと唄を歌っていた・こういう「おでかけ」に慣れている娘達は車に乗ってばかりでも飽きたりはしないのである
19:30 浜名湖SAの近鉄レストランで夕食・店はだいぶ疲れてきているが料理のボリュームはあった・そもそも今日は上の娘の8才の誕生日・好きなものを食べさせて(といってもハンバーグセット)ささやかに誕生日を祝う・ゲームコーナーで遊び子供は満足して車に戻るとすぐ寝てしまう
24:00 渋滞もなく東京に着いた・旅の最後の楽しみ「東京のラーメン」は・・・今回は時間の関係で食べられなかった・でも「井出商店」にはかえられない・次に和歌山へ行くことなんて思い浮かばないからである・そして東京はいつでも行けるからである
26:00 茨城の自宅到着・全走行距離はなんと3300kmになっていた・燃料代と高速代だけでも10万円近くになった・普通の人には考えられない強行軍であり無駄遣いとも言われそうだが満足している・永年の夢だった博多と松山に車で行けたから・そして各地のラーメンを食べられたからである・ラーメンという目的があるとどんな旅でも楽しいのである・次はどこに行こうか(北海道かな・妻と娘達に相談しなけりゃ)

<TOP>

おまけ
05/06 「井出商店」の持ち帰りラーメンについて

<TOP>

 
  前のページへ戻る

ホームはじめに茨城の麺東京の麺食べ歩き日記