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2001年 5月の食べ歩き

5月27日( 真品@つくば/庵@練馬/ゆうひ屋@赤羽/いち@千歳烏山/スズキヤスオ@田園調布
5月20日( じゃんがら@原宿/八雲@中目黒/大喜@湯島
5月13日( しらかば@千代田/二郎@府中/藤平@幡ヶ谷
5月06日( なんでんかんでん@金沢
5月05日( 第一旭@京都/しるそばたか@京都
5月04日( 神座@心斎橋
5月03日( 彩華@天理
5月02日(水) 匠屋@新小岩/湯澤軒@経堂

2001/04 <<>> 2001/06

> ちなみにこの月に食べた地元の店は以下の通り ≫ 『食べ倒し日記 2001/05』

5月31日(木)昌隆@水戸・笠原
5月30日(水)蓮華@水戸・小吹町
5月29日(火)じゃんがら@上水戸

5月28日(月)味名味@ひたちなか・金上
5月24日(木)りき丸@那珂町・後台
5月23日(水)芳月@日立
5月23日(水)大進@ひたちなか
5月18日(金)きむら@水戸城南
5月18日(金)一代元@ひたちなか
5月12日(土)えぞっ子@水戸五軒町 
5月10日(木) にんにくたまごらーめん@常澄

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 5月27日(真品@つくば/庵@練馬/ゆうひ屋@赤羽/いち@千歳烏山/スズキヤスオ@田園調布
> 行けば話のタネになる!世田谷の屋台の店2店
小4の娘のミニバスケットの試合があるため家族で出かけることはできない。ひたちなか市R245沿いの総合運動公園にある総合体育館に朝9時からの試合を応援に行く。もっとも娘の出番はなく,2試合目は午後2時からと言うので後は妻に任せ単独行動。この時午前10時過ぎ。食べ歩きには充分な時間である。ちなみにこの総合体育館,4階建ての立派なもので「何故こんなところにこんな立派なものが・・・」と思ってしまうくらいでかい。一通りのジム施設がそろう地下のトレーニング室が2時間400円で利用でき,先日妻とその初回の必須講習(1時間程度)を受けてきたばかり。この講習を受ければ,あとは9〜21の時間帯で自由に利用できるようなので,ラーメン食べ歩きで運動不足のカラダにはちょうどいい。+300円で4階のサウナも利用できる。普通のサウナに行くよりもかなりリーズナブルだろう。
先日買ったばかりのパナソニックのDVDナビ(e-navi/DV7700W)。それまでのCASIOのナビに比較すると地図が感動的にキレイ。しかも精細。我が地元の街並みまで1軒1軒かなり詳細に表示されることに感激。この点,比較検討したカロッツェリアは,都市部はともかく田舎はまるで大雑把だったのでパス。もっとも新型のHDDナビ(なんとハードディスクで動く)はまだマシのようだがそれでもパナソニックの方が精細だった。画像表示も,ノートパソコンレベルの解像度(VGA)がセールスポイントのナビなのだが,費用もノートパソコン程度かかってしまい,かなり痛手だった。でも住所or電話番号入力でラーメン店の所在地が示され案内してくれる今のカーナビは,もう「ラーメン食べ歩きの必需品」なのである(と妻を説得した)。それを今日はエルグランドからカプチーノに付け替えるわけだが,もともと乗せ替えを前提とした機械ではなく,接続コードが20本くらい&長さ5mくらいとかなりゴチャゴチャしている。そこでコードを切断して6極カプラーで接続コードをコンパクトに自作。うまく起動した。それでもモニター&チューナーはもちろんのことGPS&ビーコン&VICS&TVのアンテナとその取り回しがかなりやっかい。何とか組み上げて,試運転をかねて出発する。「近くのラーメン屋」と音声入力するとその周囲のラーメン店がずらっと表示される機能なんて泣けてくる。まぁそれで喜んでいる人は僕くらいかもしれないが・・・。あれこれいじりながらまずはつくばを目指す。
まずは「どんぶり会議」で繰り返し話題になる(>このスレッド参照)「台湾ラーメン・真品@つくば」(11〜14/17〜23・金土〜24・第3日休)。常磐道・桜土浦インターから南下し,その南側の「下広岡」交差点(マック・華屋与兵衛がある)を左折。高速をくぐるすぐ手前の右側にある。「台湾ラーメン」の縦長の黄色い大きな看板がよく目立つ。4面窓の明るい店内で,中央に幅広のU字型カウンター。左奥に小上がりで座卓が3台と言った構成。「台湾ラーメン・550円」が基本のようだが,それに話題のロバハン(魯肉飯)を組み合わせたセット・800円を注文。そもそも「喜楽@渋谷」「台南坦子麺@渋谷」あたりが僕の「台湾ラーメン」の昔からのイメージなのだが,麺が黄色いのが残念!白っぽい平麺だったりするとグンとイメージが良くなると思うのだが・・・。かん水の問題だろうか。あともやしが見た目しゃきっとしているなぁと思ったらほぼ「生」の状態だったのだが,いつもこうなのだろうか?茹で過ぎたモヤシよりはいいとは思うが,少し手を加えて(軽く炒めるとか)もらうとありがたさが増すと思う。あとワカメは余計(これは僕の持論)。それにせっかくの「揚げネギ」をもっときかせて欲しいな〜。そうすればもっとスープに特徴がでると思うのだ。喜楽の場合揚げネギ(焦がしネギ?)がペースト状になっていて(タレと混ざっている?)それをレンゲですくって「やっ」と言う感じで,スープを入れる前のどんぶりに落としていた。現在はともかく,昔はその味がインパクトあったのだ。「ちょろり@恵比寿」あたりにその面影があるかと思う。注文ばかりになってしまったが,わずかに醤油色の透き通ったスープ。特徴がある。若い夫婦(?)でやっているような感じで一生懸命さを感じるだけにもったいない気がするのだ。セットのロバハンは八角がきいた厚めのバラ肉細切りをごはんに乗せたもの。思ったよりシンプルかな。
次は当然の如く東京へ。目指すは「らーめん庵@練馬」(>「宿題のラーメン」参照)。本当はもっと手前側で一杯食べたかったのだが,日曜営業で中休みのない未食の話題の店というと,なかなかこの時間(16〜17時)はないのである。実は僕は「練馬生まれ」。でも考えてみれば,ものごころついてからこの町に来たことがなかった。HP開設初期の頃からこの店は「宿題のラーメン」だったのだが,なかなかこれないでいたのだ。実際来てみると,練馬駅前は意外に環七から近く,また意外に大きな町だったことに初めて気がつく。その駅前正面の路地裏,花屋と質屋の間に挟まれ,向いは神社の白い壁。いきなりひっそりとしている。先客なし。奥に続く木のカウンターのみのすっきり店内。もりそば700円を注文。「つけめんですけどいいですか?」と奥さん。つけ汁には良く味のしみこんだ味玉が丸ごと一個入っている。あとワカメにチャーシュにメンマ(これは柔かめ・もっとコリコリがいいかな)。大きな丼に盛られた麺は,刻み海苔がかけられたかなり細いもの。でも思いっ切りコシがあり,歯応えがいい。ラーメン本によれば「無化調で脂にたよらない」と言うスープ。かなりあっさっりを覚悟しがちだが,ユズのきいた酸味のあるこのつけ汁はけっこうパンチがある。それでいてスープ割りしなくてもそのまま飲める濃さ。ラーメンだともっとインパクトは弱くなるかもしれないが,このもりそばは連食にはちょうどいいかな(笑)。ラクに食べ終わり店を後にする。TVでは「貴乃花−武蔵丸」の優勝決定戦をやっていた。次の目的地は赤羽。少し(だいぶ?)来た道を戻ることになるがしょうがない。環七を東へ向かう。
やって来たのは「ゆうひ屋@赤羽」(北区赤羽1-16-3 水休 11:30〜23 <03-5249-3507>)。ネットで何度かその名前を耳にし気になっていた店だ。TVチャンピオンの「ラーメン登竜門」に参加した人の店だそうな。場所は赤羽駅東口が見える一等地。道路側が全面引き戸で入るとすぐカウンターと言う小さな店。よく見れば天井の造作が昔風。壁にはレトロな仁丹の看板,BGMは渋くアニマルズの「朝日のあたる家」。イメージとしては昭和30年代と言うことだろう。西岸良平の「三丁目の夕日」と言う感じだ。少し並んでカウンター席に座り待つ間,隣の人のつけ麺(太麺)がうまそうで「つけめんにすりゃよかった」と後悔することしきり。でも注文した(食券制だが)らーめん・600円も秀逸。僕のスウィートスポットにぴったりはまってしまう。とんこつ+魚系のスープは煮干し油が膜を張り熱々。味は濃からず薄からず。麺はぷるぷるの中太麺で,これがスープによくからむ。具はとろとろのチャーシューにとろり半熟の味玉,そしてコリコリのメンマ。ワンポイントでお約束の海苔が一枚。青葉の線を狙ったのだろうが,もう言うことなし。初めて青葉で食べた時の感動を思い出した。卓上の「自家製ゆずしょうが」をいれてひと味違うさっぱり感も味わいたい。今度是非家族で来たい店だ。もちろん「つけめん」と「塩らーめん」も食べるためである。
池袋の「アムラックス」で一息ついて,再び活動開始。目指すは甲州街道。パラパラとラーメン本(週刊現代の「最強のラーメン300軒」や石神氏の「ラーメン伝説」を見ることがここのところ多い)をめくって,その時の気分で決めるのである。
次は「いち@千歳烏山」(世田谷区給田3-31-18 無休 18〜24)。甲州街道「給田交差点」を南下してほどなく左側にあった。店頭のヨシズが斜めによれていたが,それが照明で浮かび上がりクルマ通りの多いこの街並みでは完全に異質。とおくからでもよくわかる。間口の狭いこの店,なんとその幅一杯に現役の軽トラ屋台が丸ごと入っているのだ。屋台風なのではなくまんま屋台。しかも今風の「狙い」としてそうしているわけではなく,無理矢理詰め込んだ感じだ。なぜか床面が道路より一段低く,道路側の席(軽トラの後側ということになる)に落ち込むように座ることになる。実に足元が狭い。店内(と言っても外との仕切がないのだが)を見渡すと打ちッ放し(と言うかセメント塗ったままと言うべきだろうなぁ)の壁に竹製のメニュー(縦に切って黒く塗りそこにメニューを手書きしたもの)が並ぶ。頼んだのは「いちらーめん・650円」。痩せた中年の女性が作っていた。何か疲れている感じでそんなところも屋台風?基本的に白濁スープのとんこつ味なのだが,具の細切りきくらげはまだしも,白髪ネギが多量に乗るのが珍しい。博多トンコツスープには合わないよなと思ったが食べ進むうちにちょうど良くなってきた。スープはそこそこ粘度もあり油ッ気も多いのだが,その白髪ネギのせいか不思議と後味はさっぱりしていた。麺は典型的博多の極細麺。九州直送だそうだ。この組み合わせ,博多ラーメンファンなら納得できると思う。卓上にはお約束の辛し高菜に紅ショウガ。奥に板で仕切られたスペースあり,その壁が邪魔でトイレが入りづらい。仕切の中には乱雑にものがおかれていた。軽トラの運転席の部分も合わせて,狭いスペースを更に狭く使っている感じだが,雰囲気は非常に面白い。大きなヤカンでジャスミン茶をくむのも雰囲気にあっている。誰かを連れてきて話のタネにしたい店である。今日は調子がいい。もう一杯だろう(笑)。同じ世田谷と言うことで東玉川に向かったのだがこれがけっこう遠かった。環八をひたすら南下。世田谷区の北端と南端だったのである。
スズキヤスオ@田園調布」(世田谷区東玉川1-23-13 月休 18〜24)周囲は思いっ切り閑静な住宅街。周囲に店舗らしきものは何もない街角,なんとアパートのベランダの下の部分に軽のワンボックスの屋台を固定し簡単なテーブルを追加しただけの店。脇に立つ門柱の表札は「鈴木」姓だったから,自宅の駐車スペースをラーメン店にしてしまったと言うことか。調理場スペースとの仕切りはラチスのついたてのみ。実にお手軽だが,「スズキヤスオ」の手彫りの木の看板を下から照らし出し,ラーメンの立て看板はデザインされたものと,不思議と全体として見ると安っぽさはない。ついたて越しに覗き込むと大きめの五徳コンロが窓の下にズラッと並び,手スリに深ザルをずらっとひっかけているのが妙に笑える。あちこち見回してもメニューらしきものが貼ってないので迷っていたら,ご丁寧に「ご注文は?」とラミネートしたメニュー表を渡される。フランス料理のオーダーをするようで,その「遊び心」が楽しい。ラーメン・650円を注文(九条ネギや豚肉の値上がりで5/22から麺類を50円アップしたそうだ)。調理は軽トラ屋台内でするわけではなく,正面の小さなテーブルの上で若い今風の店主が黙々とラーメンを作っている。アウトドアの料理を見ているような感じだ。基本的にはトンコツ醤油+背脂と言うことになるのだろうが,タレの味は強く独特。スープを飲むとバターっぽい甘ったるい感じもある。分類不能の独特の味。それにユズの香りと揚げネギの甘さも加わりまさになんでもあり。麺はザクッとした感じのストレート麺。けっこう量は多い。白い陶器製のカップの冷茶が旨い。もちろん店にトイレとかはなく近くの公園のそれを利用するようだ。道すがら見える家はそこそこの立派な家ばかり。車庫にはそこそこのグレードの外車が並ぶ。そんな街の静かな街角にこんな店があるのである。話題になるわけだ。近所から苦情は来ないのか心配してしまうが,屋台だからと言って飲んで騒ぐようなことは控えたい店だ。もっともこの場所では帰りがけに一杯なんて言う酔っ払いはいそうもないか・・・。
今日は収穫が多かった。満足して帰途につく。カーナビをいじりながらだと長い道のりもまた楽しい。
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 5月20日()じゃんがら@原宿/八雲@中目黒/大喜@湯島

「水戸の大奥ご一行様,花のお江戸でご満悦」ツアー

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 5月13日()しらかば@千代田/二郎@府中/藤平@幡ヶ谷
実は連休中に不調になったカーナビを買い替えるべく,カタログ集めたりインターネットで調べたりと頭の中はカーナビで一杯。おかげでHPの更新は大停滞してしまう。この日も単独行動(小4の娘がミニバスの試合のため家族ではでかけられない)をいいことに,午前10時前に家を出たものの,地元のカーショップでカーナビいじっていたらお昼を過ぎてしまった。最終的には秋葉原まで行こうと考えているのに・・・。
そうは言っても食事はラーメンだ。まず1杯目は「しらかば@千代田」になる。国道6号線沿い「下土田」交差点。「がんこ@千代田」の向かいと言った方がわかりやすいだろうか。昔からある店で,まるでそそられない外観なのだが,けっこう駐車場にクルマがあることが多く,ずっと気になっていた店なのである。この日も日曜の1時過ぎで駐車場は満杯。思わずクルマを止めてしまった。店内は浅い横広の構造で,右奥の調理場前に小さなカウンター席。あとは六人テーブルが並ぶフロア材張りの小上がりがグルッと周りを囲む。築30年以上と言う感じだろうか。基本的部分はかなり古い。基本的に定食系も豊富な中華食堂系の店。袋に入った黄色いタオルのおしぼりが窓枠に山積みになっている。メニューのトップは「関東随一の味」と言うみそラーメン・550円。それに決定。柔かめの黄色い太麺。茹でモヤシと挽き肉が乗り,おろしにんにくが添えられる。スープは黒ゴマとトウガラシの浮いた思い切り濃いめのもの。典型的な昔ながらの「どさん子系」のガツンとくる味だ。この手のラーメンはある意味定番であり,一般的に言えばこれで十分なのかもしれない。家族連れが多かった。
秋葉原に到着。『価格com』で調べた値段を基準にしていろいろまわってみたのだが,帯に短したすきに長し。結局決められないままで時間が過ぎてしまう。やはりネット通販で買うのが一番なのか。でもその前にどれを買うか決められない。カロッツェリアかパナソニックかソニーか,情報満載のDVDか,ナビの機能を割り切ってCD-ROMか・・・。悩みはつきない。
もう夕食の時間だ。普通なら2杯目をとっくに食べている時間なのだが今日は午後8時を過ぎているのにまだ1杯しか食べていない(笑)。なんとなく「二郎」が食べたくなった。思い出したのはネットで情報を得た「二郎@府中」(府中市宮西町2-3-1 無休 12〜15/17〜23・但し入口には「当面の間11:30〜スープ切れまで」と貼り紙がしてあった)。国道20号線から府中街道に入る。第3回どんぶりサミット』の際パーキングした,「ふうや@府中」の前に出た。その先南側の信号「合同庁舎」を左折。中央のけやき通り方面に向かい黄色い看板が固まっているビルの一角にあった。二郎系にはかなり珍しく,調理場が奥まっていて見えない。もともと甘味処なんかじゃなかったかなというような造り。ついたてで仕切られたテーブル席が洒落ている。ラーメン550円を注文。肉の繊維が溶け込んでコンビーフ状になったようなトロリとしたスープ。大きめの背脂がゴロゴロ浮いている。タレの味が強い感じ。最初しょっぱめだが,麺を食べ始まると気にならなくなる。「二郎」と言う料理と考えればなんてことないかな。もっとも,あとで飲むとやはりしょっぱくて飲みきれないのだが,妙にあとを引く味である。麺はまさに二郎のティストの太麺。具は少し赤みが残っている1cm厚のチャーシューが2枚半。あとお約束の「野菜」。入口にアイスクリームの機械がある(なんとセルフサービス)のが珍しい。店の前をさらに進むと,けやき並木の道路の三菱銀行の南側に出た。駅からはここが目安になるだろう。
ここまで来たら「ふうや@府中」もいただきたい。データを調べると営業は11時まで。9時半近くに店前につき,営業していることを確認して少しインターバルを置くべく前の公園で愛用のドコモ・ポケットボードを取り出し,上の二郎のデータをテキストで打ち込んでいた。だいたい仕上げてふと「ふうや」の方を見るとのれんがしまわれている。まずい。慌てて店前に行くと完全に片づけに入っていた。何と間が悪いことか。と言うわけでふうやは次回と言うことになったがその「次回」はいつ来ることやら・・・。
仕方なく今来た甲州街道を戻ることになったわけだが,このまま帰るわけにはいかない。週間現代の「最強のラーメン300軒」を引っ張り出し,甲州街道沿いの未食店を探す。最初に目に付いたのは「桔梗@初台」(渋谷区本町1-10-1 無休 11:30〜15/16:30〜21頃)。写真の「しょうゆざる」に惹かれてしまったのだが,あえなく閉店(データでも21時閉店だから時間は過ぎていたのだが見落としてしまった)。それではと選んだのが「藤平@幡ヶ谷」(渋谷区幡ヶ谷1-9-6 無休 11〜2・日曜は〜24)。甲州街道の下り線,中野通りに出る側道沿い坂の途中にある。2000年11月開店の店で,「浪速の中華そば」と言う名刺のコピー通り,大阪の人気店の東京1号店だそうだ。店内(正確にはトイレ内)に貼ってある切り抜き記事を見ると,週刊誌等にも何度か取り上げられている店のようだが,ネット的には僕の印象になかった店。こげ茶基調の落ち着きのある洒落た店内。壁一面に創業者の伝記が「通天閣」のイラストなんかとともに,関西弁独白の物語形式で書いてある。それによると脱サラでラーメン店を始め大阪〜神戸に支店展開し,5年目で関東進出と言うことになるようだ。職人と言うより「事業家」と言うことだろう。黒い四角のお盆にのせられた,黒い丼の白濁トンコツスープ。マー油が多量に浮いているのが特徴的。スープ自体に粘度は少ないが,タレの味がけっこう強く,旨味も負けていない。それに固めだがプルプルの食感の麺。あまり今まで経験したことのない独特の歯応えと味である。この組み合わせが大阪で人気の秘密かな。具は縁にグルリと焦げ目のあるトロトロのチャーシューが2枚。あと細切りのキクラゲが多量。テーブルに高菜の漬物が常備されているが辛子ではないのが珍しい。値段は基本となる「藤平ラーメン」が680円とちょっと高目だが,場所的に仕方ないかもしれない。帰りのあいさつは「おおきに〜」。「大阪」である。
と言うわけで,この時点で11時をまわってしまった。いつもよりちょっと遅い帰宅となる。やはりカーナビがないのは不便だ。住所を入力すれば店の所在地が一発で表示され案内してくれるこの機械は,今やクルマでのラーメン食べ歩きの必需品なのである。
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