● 「水戸の大奥ご一行様,花のお江戸でご満悦」ツアー(2001/05/20)
● 水戸に『大奥』と呼ばれる謎の女性ラーメン食べ歩き軍団あり。別名『水戸の4M』。ハンドルネームの頭文字が偶然『M』の女性ばかりなのだが,各々が情報系サイト,アマチュア無線系サイト,素材系サイト等々を主催する(「どんぶりリンク」参照)一見ラーメンとは関わりがなさそうな,ごくごく普通のしとやかな女性達。が,この面々がラーメンを食べる食べる・・・。リーダー格のMg さんのサイト主催のオフで,男性素人衆を巻き込んでのラーメンオフを毎週繰り返す。きっかけは「茨城のうまいラーメン」掲載の50店を食べ歩こうと言うありがちなものだったが,水戸市内の店くらいでくじけるかと思いきや,県南〜県西まで征服しつつあり,それどころか本未掲載のマニアックな店までその範囲に加えつつある。勢いはとどまることを知らず。一度(初期の頃)そのオフに参加させていただいたことがあったのだが,オフを楽しむ感じの男性陣より,これら4名の女性陣の方に「ラーメンに対する熱い想い」を感じ,その行く末に期待と興味と畏怖(笑)を感じた次第である。 ● 一方,これら軍団の面々とは一線を画する水戸在住の新米主婦・Iさん,漫画や日帰り温泉の情報を発信するサイトをほのぼのと主催しているのだが,ある日偶然見た「ズームイン朝」の「からいけん@中野」の放送,その中で紹介された「広島風激辛つけめん」にいたく興味を惹かれ「どんぶり会議」に投稿(>「広島風つけめん」のスレッド参照)。それに元々は彼女の温泉仲間でもある上記Mgさんが反応したのが今回のオフのきっかけである。大奥内で一気に「それを食べに行こう!」と盛り上がったらしい。でもその一方で「ところで中野ってどこ?」だそうな。そんなわけで僕にメールでの依頼があったわけだ。扱いは「スペシャルゲスト」。むろん,女性からの依頼を断る理由は何一つない。いや,いつか地元のラーメン仲間と東京の有名ラーメン店に行くことは,僕のこの「どんぶり一杯の幸せ」開設当初からの「夢」だったのである。 ● 以後このオフの計画は,主謀者Mgさんとのメールのやり取りで隠密理に地下で進行することになる。別に秘密にする理由はないのだが,僕のクルマ(7人乗りエルグランド)で行くこと,ゆったり行くなら全部で6人がベストと言う条件で,メンバー選びは彼女にすべて任せた。で,ラーメン連食に耐えうる屈強なメンバーを厳選していたようなのである。実は男性も1〜2名加わるのかなと思っていたら,予定メンバーは女性ばかり。オトコは僕1人でちょっと緊張する組み合わせだが,それはそれでいい経験かな。そんなわけで当日は『水戸の4M』カルテットの中,Mg さん,Mikさん,Makさんの3人(素材系サイトのMaさんは仕事の関係で都合がつかなかった)にIさんと言う,計女性4名に僕の組み合わせになる。 ● 当日の集合は午前9時に水戸・千波のブックエースの駐車場集合。気合いが入っているのだろう,誰1人遅れることなく全員が時間通りにそろい,即出発と言うことになる。北関東道・茨城町東インターから一路東京を目指す。僕は緊張していたのだが,彼女たちに緊張などない。すっかりくつろいだ雰囲気で和気あいあいの車中。ラーメンに対する思いなど熱く語りながら順調に高速を飛ばす。同じ女性ラーメン好きとして県南のtmrさんの話が出たので,あと一つ席も空いていることだからと連絡してみたが,すでに埼玉に行く(もちろんラーメンを食べにである)予定が入っているとか。残念。 ● 渋滞を避け,湾岸線からお台場を通りレインボーブリッジを渡る。東京タワーを横目に見ながら都心部へ。もちろん,大奥メンバー全員,別に東京が初めてというわけでもないのだが,こういう目的があるようでないクルマでの東京ツアーなのだから,いっそ「お上りさん」状態で「普段行きそうで行かない場所を巡ろう」という目論見なのだ。予定より早く,11時前には渋谷インターから山手通に出てしまった。元々の予定では「八雲@中目黒」ですっきりした今風のラーメンをいただき,一気に印象をよくしようと予定していたのだが,11時半からの開店では時間がもったいない。順番を変えて「じゃんがら@原宿」を目指すことにする。山手通を北上。いずれにせよすぐである。「井の頭通り」の標識を見つけなぜか喜ぶMgさん。TVなどでよく聞く通りをクルマで通るのは何となくうれしいものなのだ。僕がそうだからよくわかる。その富ヶ谷交差点を原宿方面へ。「この歩道橋のあたりがホコテンで竹の子族とか踊っていたところですね〜」などと説明しながら(時代は合っているのだろうか??一回り以上若い方ばかりなのに・・・)原宿駅前へ出る。
<TOP>
■ じゃんがら@原宿:渋谷区神宮前1-13-21 無休 11〜翌0:30(金土〜翌3) <03-3404-5572/5405>
● なぜ今「じゃんがら」なのかと言われそうだが,たしかにネット的に言えば「御天@井草」「金太郎@足立」,新しいところでは「田中商店@足立」と言った店(>「東京の博多ラーメン」参照)に行くべきなのだろうが,やはり女性をラーメン店にエスコートするのに原宿駅前と言うのは場所的においしい。そもそもこの店の「ぼんしゃん」は僕自身好きなのだ。問題はその注文。僕的には「ぼんしゃん」でいいと思うのだが,トンコツ初心者の女性にはこってりし過ぎていないか。結局1人Makさんが「こぼんしゃん」を注文すると言うことに落ち着く。2階に上がり前金を払って隅の台に座って待つことしばし。この時間でもう満席なのである。カウンターのみのこの店で,5人並んでと言うのはもちろん無理なので,2人と3人に分かれて座る。僕の隣の客は外人。向こうの方では中国語も聞こえた。「ラーメン店で英語の会話を聞くなんてさすが原宿だよな〜」などと僕自身が感心してしまった。考えてみればこの店に昼間来るのは初めてなのである。いつも日曜の深夜だったのだ。 ● 実は博多ラーメンについてMgさんから掲示板上で質問を受けたことがあり(>2000/08の「とんこつ 」のスレッド参照),いつか東京に行って水戸近辺では味わえない「ねっとりしたとんこつラーメン」を食べてもらおうと言うのが,長年の懸案事項だったのである。とりあえず納得してくれたようだ。「出会いたかった人にやっと会えた気がした」そうだ(>彼女のサイトの「オフレポート」参照)。そう,このスープ自体の濃度をわかってもらいたかったわけであり,それから先,つまりこの粘度を好むかどうかはまさに好みの問題なのである。事実,他の女性陣には「こぼんしゃん」の方が受けがよかったようだ。彼女を連れてこの店に行こうと思っている方は参考にして欲しい。(>「ラーメンは『男』でもある」) ● さてここは原宿。Makさんは気になる店があったらしく原宿でお買い物。残る4人で原宿駅前の雑踏を抜け,コスプレ少女の集団に目を奪われながら,目指すはなんと「明治神宮」。これはMgさんの希望なのだ。考えてみれば僕自身まともに入っていった記憶がない。中に入って初めて気がついたのだが,かなり奥が深い。しかも高い樹木に厚く覆われているのでまるで東京という感じがしない。まるで伊勢神宮のよう。奥へ奥へと入っていくと本殿前では花嫁さんの行列。ここで式を挙げられるようだ。しかし可笑しかったのがMikさん。入口から愛用の一眼レフをかまえ写真を撮りまくっていたのだが,本殿や花嫁を撮るなんてありきたりなことはしない。「いったい何を撮ってるんじゃい〜」と言うような不思議な方向(門の隙間とか何かの台とか・・・説明不能)にカメラを向けている。おかげで他の観光客(外人さんの団体もいた)も「何々?」と言う感じで気になる様子。そりゃそうだ。彼女のカメラの構え方は観光客のそれではない。どこかプロっぽい。だからそのカメラの先を見てしまう。でもわからない。で,どういう写真を普段狙っているのかは,彼女のサイトを見てみるとよくわかるので是非どうぞ。のんびりと周囲を歩いていたら「そこ入っちゃいか〜ん」と警備のおじさんがエラい剣幕で駆け寄ってきた。どうやら結婚式(三三九度とか?)をやる空間だったらしい。花嫁さんご一行様が出入りするのに仕切をどけていて,そこを知らずに入っていたようなのだ。でも何もそんなに怒らなくても・・・(笑)。 ● クルマに戻り,目指すは「八雲@中目黒」。渋谷駅前を通り「あそこがハチ公」「じゃぁこっちにモアイ像」などと観光ガイドしながら,並木橋から代官山へ。オープンカフェの前にいたアベックが「あーだのこーだの」言いながら(彼氏は笑っているけど彼女は泣きそうなのは何故?などと・・・),駒沢通りを抜けて山手通に出た。
<TOP>
■ 八雲@中目黒 : 目黒区中目黒2-24-14 火休 11:30〜15:30/17〜21 <03-5722-8963>
● その名も「中目黒銀座商店街」にあるこの店は,山手通からは進入禁止の通りにあるためとぼとぼと歩いていくしかない。実はこの2月に来たときに初めて特製つけそば(950円)を食べたのだが,別の器に盛られた「肉ワンタン&エビワンタン+スープ」にいたく感激。さほどラーメンにこだわりがない女性でも,この組み合わせで食べればきっと満足してもらえるのではないかと,胸の奥で密かにあたためていた店なのである。静かな環境で,油っ気もなく和風で清潔感のある店内も高ポイント。けっこう歩くのだが腹ごなしにはいい散歩である。相変わらずMikさんはわけわからない方向にカメラ向けながら歩いているし・・・。 ● 店外に行列が出来ていた。30代の女性5〜6人のグループ。大きな鞄を持っていたから旅行客だろうか。そこに僕たち5人が着くと女性ばかりの異様な集団となる。僕もラーメン歴が長いが女性ばかりがこんなに固まっているというのも経験がない。道行く人が「何ごと??」と言う感じでのぞいていく。ちょっと恥ずかしかったが確かに風変わりであることは間違いないからしょうがない。ちょっと待たされて(先客の女性達がなかなか出てこなかった)入店。 ● 結局頼んだのは全員特製つけそば。でも,普通に考えれば「昼のラーメン連食」である。今考えれば,いろいろな種類を注文してそれを分け合って(もちろん彼女たちで)たべてもらえばよかったかなと反省している。量の調節もできるだろう。思っていたよりワンタンのボリュームがあって,女性陣はちょっと辛そう。Iさんは麺を残していた(とても残念がっていた)。でも食べきれないのが普通。あのボリュームでは仕方のないところだ。ここで初めてIさんは元々「ラーメンの人」ではない「一般女性」だったことに気がつく。他のお局達は難なく(?)攻略。さすが鍛えているだけのことはある(笑)。明治神宮の散歩がよかったかな。
<TOP>
■ NHKスタジオパーク : 渋谷区神南2-2-1 第3月休(祝日なら営業)&年末年始 10〜18 大人200円
>http://www.nhk.or.jp/event/studio/index.html
● お昼の予定の2店をこなした。あとはゆっくり東京見物。まずは近いところで『NHK放送センター』。入ってみてわかるのだが,ここの本館自体は昔のままである。天井近くからスタジオをのぞき込む(今日は収録はなかった)なんて,はるか昔も同じようにした覚えがある。日本全国どこに行っても洒落た今風な仕掛けの施設がある今の時代では,この放送センターの「古っぽさ」は否めないが,やはり天下のNHK。懐かしいと言う意味では全世代共通で,連続TV小説のパネルをMakさんと見ながら,「おしん」がどうの「鳩子の海」がどうの「はいからさん」がどうのと言いつつ,世代を越えて話が盛り上がる。「とびだすハイビジョンシアター」などを見学しつつ,これまた見覚えのある螺旋状の通路を下りて3階へ(入口は4階部分なのだ)。ほこりをかぶった「ミド・ファド・レッシー・ソラオ」にノスタルジックな気分になりながら(小学生になった娘達がずっと小さい頃,夢中になって毎日見てた「お母さんといっしょ」のキャラクターなのだ)売店のコーナーへ。今のTV小説「ちゅらさん」の中で出てくる「ゴーヤ」人形が売られている(しかも売り切れている)のには思わず笑ってしまった。 ● ところでクルマの場合,放送センター南側一帯に入口のある「渋谷区役所前公共有料駐車場」(地下式)が便利。30分250円の東京では普通の料金だが,スタジオパーク内の最後の売店のところにある機械でチェックしておくと1時間が無料になる。2時間も見れば十分だからそれだと2時間で500円。渋谷と考えればかなりリーズナブルだろう。 ● さて次は「公園通り」。ここを歩くのは僕自身久しぶりで,坂の上の路地を入ったところにある「チャーリーハウス」なんて懐かしいなぁ(もちろん20年前からの有名ラーメン店)なんて1人でのぞき込みながら,ぞろぞろとパルコ方面へ。途中の一見スーパーのような100円ショップ(と言うか橙色と無印良品的なデザインで統一された今風な店・たしか"thirty minutes"だったような・・・)でひとしきり時間を潰す。それにしても,昔ほど華やかな場所じゃなくなったような気がするこの公園通り。「ジャンジャン」や「パルコ」で胸ときめかせていた頃が懐かしい。もう20年前のことだ。雑踏の中,昔は何でもない抜け道だった「スペイン坂」を一応下りて,「東急ハンズ」の前を通り公園通りへ戻る。休憩は「スターバックス」。Mgさんおすすめの「・・・」(名前忘れた・カプチーノのシャーベット状の甘いヤツ)を飲みながら「東京」を感じる(だってまだ水戸にはないんだもの)。クルマに戻ると駐車代は2時間半プラスで750円。割引してあるからかなり割安感がある。さて次は「都庁」だ。原宿に抜けて明治通の渋滞に巻き込まれながらも和気あいあいと新宿へ。
<TOP>
■ 東京都庁展望室 : 新宿区西新宿2-8-1 月休(祝日なら開室)&年末年始休(元日は開室) 9:30〜22 <03-5320-7890>
>http://www.metro.tokyo.jp/index.htm (東京都の公式HP)
● 日曜の都庁周辺は意外にガランとしている。そこにこのバカでかいビルだからその下に立つと一種清々しい気分になれる。入口は1階部分。展望室は南と北に分かれるが,そんなに差はないように思える。地上202mの45階展望室に専用エレベーターで約55秒で着く。あまりに早いので高いところに登るという実感がない。展望室自体は天井高18m,広さ1000平方mの広々としたところで4面ガラス張り。遥か彼方まで続く東京の街並みをどーんと感じることができる。我が水戸の新県庁展望室もなかなかに気分のいいところなのだが規模が圧倒的に違うのはいたしかたない。夕暮れと言うにはまだ早いが,何となくけだるい感じのする日射しがさすこの展望室で,各々の思いに耽りながら待ったりとした時間を過ごす(笑)。 ● さぁ,今日の本来の目的である「からいけん@中野」だ。だがケイタイで連絡を取っても誰も出なかった通り,ぞろぞろと中野五差路を渡ってたどり着いた店は案の定閉まっていた。でもしょうがない。オフにはよくあることだ。 ● と言うわけで,急遽予定を変更して次の店を探すことになる。当初近場の「青葉@鍋横」をからいけんからの連食候補として考えていたのだが,駐車場の問題,カウンターのみの店内の問題を考えると難しい。そこで車内で彼女たちが持参して見ていた新しい「石神ラーメン本」の中で写真での評判がすこぶるよかった「大喜@湯島」へ,と言うことになる。もともとこの「大喜」は僕の東京ツアーの第一候補で,ただ今日は本来「からいけん」がメインだったので,上野という場所的な関係からあきらめていたみせだったのである。僕としては東京ツアーの「締めの一杯」としては,これほど最適な店はないと思っていたから,まさに好都合。災い転じて福となす(笑)。
<TOP>
■ 大喜@湯島 : 文京区湯島3-47-2 不定休 11:30〜15/18〜23(日祝17〜20)<03-3834-0348>
● 実はこの店,写真誌「フラッシュ」に我がサイトが紹介掲載された際(>「マスコミ」参照),編集者からの依頼でおすすめの店として紹介したことのある店なのである。その縁でご主人と話をしたこともあり,僕としては珍しい「面識のある店」なのだ。今日も店内に入るや否や「あっどうも〜」とご主人が笑顔で迎えてくれた。「水戸から連れてきました〜」と話し始めると,後ろのMgさんが「黄麺さん,TVチャンピオンに出た方がいます〜」。奥のカウンターの方をを見るとbgさんがにこっと笑って立っている。思わず近づき今日の経緯を説明。ついでにこのメンバーでのおすすめを相談し,ひととおりの基本的なメニューと,最近話題の「黒板メニュー」をからめることに。ここで「もりそばは麺が太麺なんです」と教えられればもう僕は頭がそれで一杯。 ● 結果僕とMgさんは「もりそば」,Mikさんは本で見た「とりそば」,Iさん&Makさんは「らーめん」と言うことに落ち着く。で,この「もりそば」が秀逸。この店の「つけそば」も細麺のすっきりした味わいでいいのだが,太麺好きの僕には少々もの足りない。そこにこの太麺である。もちろんつけ汁も油分でボリューム感が出てまさに僕好み。話すことも忘れて「うんうん」と夢中で食べたしまった。ラーメンを食べていたIさんも,Mgさんに一口いただいたこの「もりそば」が今日の一番のヒットだったとあとでメールをくださった。 ● 壁際には待ち客もいることだし,食べ終わったことだから早めに立とうかなと思いふとbgさんの方を見ると,bgさんがにこっと笑って前の席の人を手のひらで指し示す。なんとそこに現チャンピオンのsyさんがいた。思わずMgさんにそれを伝えるとMgさんあっと驚いてにっこり会釈。でも考えてみればお二人に面識はないわけで,syさんにも今日の経緯を説明。地元水戸からお客さんを連れてきたこの日に,今話題のお二人にあってラッキーだったと深く感謝の意(?)を表して,店を後にする。考えてみれば,長いこと日曜の東京食べ歩きをやっているが,偶然東京のネット仲間に会うなんてことは,ありそうで今まで一度もなかったことで,それがこの日にあったことが実に感慨深い。田舎ではTVに出ていると言うことはもう圧倒的なステータスなのである。店を出るときにご主人が遠くから「今日はありがとうございました」と言ってくださったので「ごちそうさま。美味しかったです」と言って気持ちよく店を出た。これで予定のラーメンは無事3杯こなせた。ほっと一息。さぁ帰ろう。いつもの僕ならこの時間から3杯食べたりするのだが,お客さんを連れてきている以上常識的な時間に帰らなければなるまい。
<TOP>
■ 東京タワー : 港区芝公園4-2-8 年中無休 9〜20(8月は〜21)<03-3433-5111> >http://www.tokyotower.co.jp
大展望台まで 大人820円(特別展望台までは+600円)小中生460円(400円)幼児(4才〜)310円(350円)
● 最後に何か思い出になるものを。ちょっと逆方向に行くことになるが,目指すははるか昔からの東京観光の定番『東京タワー』。もちろんこの時間から登るわけではない。ライトアップされた夜景を楽しむのだ。日比谷通りから「右は皇居〜左は東京駅〜前方に日比谷公園〜」と最後のガイドをしながら,芝公園に向かう。増上寺わきを抜け,小高い山をクルマのままぐいっと登ると眼前に広がる東京タワーのライトアップされた足元。今や展望台自体は平凡な高さになってしまったが,改めて見上げると地上333mのこのタワーはやはり高い。女性陣。全員納得。「キレイ〜」。みんな子供の目になっている。その前でデジカメで記念撮影。2枚目は女性に囲まれて。結婚して10年,久々に感じる照れくささである。ちなみに有名な「ろう人形館」は10時からの営業で大人870円小人460円。未だ僕は見たことがない。 ● 芝公園入口から首都高に乗り,湾岸線を目指す。東京湾に出るカーブのところから見えるレインボーブリッジ〜お台場の夜景が最高なのである。箱崎あたりの渋滞でイライラするくらいなら,多少遠回りでもこのコースを通ることをおすすめする。そのままお台場から湾岸線を走り葛西ジャンクションから荒川沿いを北上。四つ木ジャンクションから常磐道に向かうわけだ。 ● ラーメンやネットのこと真面目に語り合いながらひたすら常磐道を走る。楽しみが終わった分,帰り道は長く感じる。東京までラーメンを食べに行くなんて贅沢だよな〜と感じる瞬間だ。でも予定通りのことをこなせてホッとした。9時半過ぎには千波に到着。ちょうどまるまる12時間の記念すべきオフ会となった。そして笑顔で無事別れることができた。それにしても,ツアー中Mgさんが何度も言っていた言葉。「今度は是非『ラーメン二郎』も経験してみたいです〜」。どうやらすっかり東京のらーめんにはまってしまったようである。それはそれで実に喜ばしいことだ。「東京のラーメン」を知って初めて「茨城のラーメン」の価値もわかるし,また優しくもなれるのである。それを経験するのがまさに「どんぶり一杯の幸せ」(笑)。