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1999年3月の食べ歩き

3月07日( がんこ@松戸/ひょっとこ@赤坂/青葉@中野/一歩@杉並成田/みんみんラーメン@堤通
3月14日( 支那そばや@太子堂/雷文@町田/くじら軒@都築
3月22日( 好@市川/いそがばまわれ@本郷/九州一番@代田/みんみんラーメン@堤通
3月26日(金) 活力亭@茨城・東海村
3月28日( 西海@美野里(茨城)/こもり@四谷/商人衆@大山/むつみ屋@笹塚

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3月07日() がんこ@松戸/ひょっとこ@赤坂/青葉@中野/一歩@杉並成田/みんみんラーメン@堤通
以前来た時,午後3時を過ぎて閉まっていた松戸の「がんこ」へ。やはり3時になってしまい店主が閉めようとしていたが,いれてくれた。ログハウス風の店はいわゆる「がんこ」のイメージとは違う。ラーメンはこってり・あっさりのほか中間というのもあってまよったがこってりを注文。麺もメンマもしゃきっとした味でうまい。スープはしょっぱいが麺には合っていると思う。また来ていろいろ試してみたいと思った。
先日テレビで見た赤坂の「ひょっとこらーめん」へ。客は自分一人だった。「宮崎の味」というスープは白くこってりとしていているが,甘めの味でもう少ししょっぱい方がいいなと思った。宮崎はこういう味が基本なのかな・・・。評価は「ふーん」である。
今一番のお気に入りの中野ブロードウエイの「青葉」へ。中野は2年ほど住んでいたことがあるので懐かしい。さて今日の「青葉」のラーメンはというと,「アレッ」と言う感じ。何が違うのかなと思ったらいつもよりスープがぬるめだった。疲れているのかな。これが続くと自分の中の評価が下がる。つぎはがんばってほしい。
4杯目で限界なのだが,1月にきて売り切れで閉店していた五日市街道の「一歩」へ。古くて狭い店だが,思ったより若い主人がつくっていた。店に不似合いな若い女の人(奥さん?)が明るく元気に客を接待していて好感を持つ。女の店員が無愛想なラーメン店はなんか嫌だもの。ラーメンは博多ラーメン。本場に近いであろう(実は博多に行ったことがない)濃いめのスープである。「なんでんかんでん」ほどけものくさくはない。評価は「うんうん」。また来てみたい店だ。
5杯目である。こうまでして食べてどうなると自問自答しながら選んだ店は堤通の「民民ラーメン」(王へんに民の字が正しい)。東京しょうゆ味だが,香油が表面を覆っている。5杯目なのに一口食べて「おおっ」と思った。先に食券を買っていた人が「ここのチャーシュウ食べたらほかの食べられないよ」と言っていたが,なるほど厚めに切ったチャーシュウはとろけるように柔らかく旨い。うまいのに満腹で食べられない(それでも麺は食べきったが)くやしいラーメンだった。近いうちにまた来よう。茨城への帰り道におさえておけるラーメンだ。深夜2時まで営業しているみたいだし・・・
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3月14日(日) 支那そばや@太子堂/雷文@町田/くじら軒@都築
あの藤沢「支那そばや」の初の支店という太子堂の「支那そばや」へ。すっきりした「支那そば」のスープでうまいとは思ったが評価は「ふーん」。期待が大きかったせいか,この手のあっさり系のすっきり醤油味に自分の味覚が追いつけないからなのかわからないが,「おおっ」という味ではないのだ。女性や年輩の人は好きかもしれない。名古屋コーチンの煮玉子は黄身だけとろっとしていて美味だった。日祝は5時までの営業という。
前から気になっていたがあまりに遠くて行けなかった町田の「雷文」へ。今週TVチャンピオンに出るという情報がある。これが混まずに食べられる最後のチャンスかもしれないとがんばって愛車カプチーノで一般道を行く。6時になってしまった。3人ほど並んでいた。こういっては悪いが雑然とした店である。カウンターの下の足もとにも雑誌が山積みになっていた。女主人がラーメン店には不似合いなくらいこぎれいな人なのでよけいそう感じる(>この点につき,1999.10.5発売の小学館・「ポタ」掲載の写真ではかなりきれいになっていたことを報告)。「でもラーメンがうまけりゃいいんだ」とこってり味を注文(メニューにあった太麺はやってないと言われた)。一口食べて「おおっ」と思った。室蘭ラーメンらしいが,旭川ラーメンと同系統の魚系の濃い醤油味で麺との相性もよく,くせになる味である。一発で気に入った。また来たいが茨城からは遠いし,この味でTVにでれば大混雑するのは目に見えるようだし・・・でもまた来たい。今日はこれなかったラーメン好きの妻にも食べてもらいたい一品だ。
ここまで来たのだからと,これまた前から気になっていた横浜都築区の「くじら軒」へ。30分くらいで着いた。店の前には20人ほどの行列。それも家族連れ,カップル,男どうし,1人の客と色々。30分くらい待たなければ食べられないのだから,それだけいろんな層から支持されているということか。注文は「支那そば」(濃口醤油)を。食べ始まってから今日の1杯目が「支那そばや」だったことを思い出し後悔する。隣の人の「ラーメン」(薄口醤油)が気になった。支那そばの味はまさに正統派の味。にごりのないスープははっきりした味だ。「ほうっ」という評価である。麺はストレート。メンマもシャキッとしていて懐かしい味。こういう正統派のラーメンに若者がけっこう並んでいるのは珍しい気がする。次は「ラーメン」を食べてみたい。遠いのでいつになるかはわからないが・・・
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3月22日(月) 好@市川/いそがばまわれ@本郷/九州一番@代田/みんみんラーメン@堤通
強い風の日,松戸の「がんこ」が定休日だったので,市川の「好」へ。2回目。親子4人で「しお」「しょうゆ」「みそ」を頼み食べ比べる。「しょうゆ」がいいかな。「しお」は最初の一口はいいのだけれど,ワカメの味が残ってしまい後味がよくなかった(ワカメ残せばいいのか) 。メンマは味付けが薄くまぶした胡椒がスープにも強く残る。それも「好」の特徴なのかもしれないが・・・でもまた行きたい店です。
本郷東大正門前の「いそがばまわれ」へ。食券制。「水がおいしくない」と妻が言う。たしかに「水道水」。かなり印象が悪くなる。こがしネギの入った醤油味のラーメンも,一つ一つの素材は旨いのかもしれないけど,なんか元気がない。バイトのような店員さんのせいか。声を出して一生懸命やってる人もいるんだけれど・・・
9時過ぎに環7沿い代田の「九州一番」へ。ここは店員に活気があって,でてきた博多ラーメンにも活気があった。すぐそばの「なんでんかんでん」に比べるとたしかにあっさりしていて,博多出身の人に「博多の味じゃない」と言われそうである。でもこれはこれでいいんじゃないかとも思う。東京の人にあったとんこつラーメンだろう。3杯目のラーメンとなる妻も納得して食べきった。辛子高菜がどんと大きな容器においてあって味の変化を楽しめた。となりのカップルは明らかに入れすぎて,すごく辛そうなスープの色をしていた。ホンの少し入れるだけでけっこう辛くなるのに・・・。おみやげに300円の辛子高菜を買って出る。
しあげに堤通の「民民らーめん」(王へんに民の字が正しい)へ。今月2度目。醤油味の正統派ラーメンだが,透明な香油でおおわれていて程良くこってりしている。チャーシュウが柔らかくとろける感じで旨い。狭い店だが,11時近いのに若者で満席だった(僕は立ち食い)。東京東部のラーメンではお気に入りの一軒である。くせになる,また食べたいと思う味だ。
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3月26日(金) 活力亭@茨城・東海村
活力亭@茨城・東海村
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3月28日(日) 西海@美野里(茨城)/こもり@四谷/商人衆@大山/むつみ屋@笹塚
国道6号沿い途中の「西海」(茨城美野里町)でまず一杯。
次は四谷の「こもり」(2回目)。前回は4杯目として食べたので,旨いとは思ったが味がよくわからなかったのだ。店主はいなかったが,ひとりで客をさばいている若い店長が動きがきびきびしていて気持ちがいい。春季限定のキャベツというのもあったが(「キャベツラーメン」なら矢口渡の「こうや」がおすすめ)長いウインナーがのっていて旨そうに見えなかったのでシンプルにしょうゆを注文。こぶりの丼,固めの麺で旭川独特の魚系の濃いこってり醤油味。また来たい。高円寺の「旭龍」もいいけどここもいい。
どこに行くか迷ったが,今が旬と言うことで川越街道沿いの「商人衆」(大山)へ 。TVチャンピオンに出た後だが思ったより空いていた。「とんこつしょうゆ限定40」を注文。しかし800円は高い。店内には矢沢永吉の曲が流れる。馴染みの客が多い居酒屋に初めて入ったときのような居心地の悪さがある。「TVチャンピオンで云々」の打ち合わせをカウンターの隅でしている。「あれ僕のラーメンは」と思ったところで作り始める。その間もまた隅で打ち合わせ。片手間でつくられてるみたい。丼を麺ゆでざるに乗せ,湯に直接つけて暖めている。合理的とも言えるが気になった。こぶりのどんぶり。固めの麺で背脂をふった醤油味のラーメン。味は悪くないと思うがどこが「限定40」なんだろう(背脂が40人分ということ?)。店のマークのはいったTシャツを着ていて,店のHPもあってと,名前の通り商売っ気を強く感じる。チェーン店にでもするといいかもしれない。店主はラーメン一筋の職人と言うより,「商売人」という感じ。
最後は笹塚の「むつみ屋」へ。白みそ・赤みそ・しお・はるゆたかめんといろいろあって迷ったがセオリー通りメニューの一番右にあった「白みそ」を注文。黄色い縮れ麺はよくある麺だと思うし,白味噌もよくある味。これだけだと東京農大そばにある(茨城にもある)「元祖札幌や」チェーンと同じだと思うが,味噌をといているスープが独特(魚系)でかなり深みのある味だ。ほかの麺(とくに「はるゆたか」)を食べてみたいと思った。

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