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山梨ラーメン紀行 

 

【甲府市内】

青葉@甲府夢乃屋@甲府蓬莱軒@甲府大勝軒@甲府さんぷく@甲府味一麺@甲府

【その他の地域】

国界@小淵沢

アルプス食堂@韮崎みどりや食堂@韮崎なかよし食堂@韮崎

とんとん@三富町三角屋@石和

東京経由『甲府』往復・土曜『日帰り』弾丸連食敢行!(2001/06/23)

※なかむらさんの『豪麺列伝・男どアホウらーめん』の山梨編がとても参考になる

 

【甲府市内のラーメン】

 青葉@甲府:甲府市上今井町191-1 火休 11〜14:30/17:30〜21(土日祝)<055-242-0255>

2001年3月04日

旭川の有名店「青葉@旭川」の支店が何故かここ甲府にできた。若夫婦とその親でやっている(?)ような雰囲気。スープは2種類の寸胴鍋からブレンドするタイプ。そのスープの表面の油(魚系)に,ざっくりした食感の固めの麺が絡み,その香りで麺を食べる感じだ。レベルはかなり高い。コリコリした小振りのメンマにバラチャーシューが丼一杯にドーンと1枚。「国界@小淵沢」からの連食で濃いめのスープはさすがに飲みきれなかったが・・・。

2002年11月24日

R358万才橋東交差点西進してすぐ右側にある。この店に来るのは2回目(前回は2001/03/04)。「当分の間夜の営業は土日祝のみ」の貼り紙。今日は塩らぅめん・650円(ピリ辛の味噌は+100円)をいただく。表面にきれいな油の熱い層。予想より魚系は強くない。一般的にはクセがなくさっぱりしているが,通常の「旭川ラーメン」を期待すると物足りなくもある。今日だけの出来の問題だろうか?北海道(加藤製麺所)直送だろうか,一玉ごとビニール袋に入った黄色めの縮れ麺はシコシコの歯ごたえ。袋に入ったバラロールチャーシュにコリコリメンマ。−100円で具ののらない「かけらうめん」もあるのが面白い。若夫婦(?)の接客の感じはとてもいい。気分のいい店である。

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 夢乃屋@甲府 : 甲府市里吉3-1-20 火休 11〜21 <055-228-3021>

2001年06月23日

正確には「甲州らーめん・夢乃屋」。赤黒基調の洒落た今風の外観。新しい。2000年12月に開店したそうだ。幹線道路沿いにあるが奥まっているので駐車場は店前に十分。でも午後4時過ぎで先客はいなかった。店内も黒基調で落ち着いている。低いカウンターを高い調理場から見おろす感じ。メニューはポップ文字でごちゃごちゃしていてわかりづらいが,「ラーメン(甲州ラーメン・600円)」とは別に「当店おすすめメニュー」として「甲州地鶏ラーメン」があるのを中段に見つけそれを注文。塩味の「彩(いろどり)」750円(+消費税で787円)。他に「夢(醤油)」750円と「絆(こってり)」800円がある。スープはすりごまが浮く不透明なもの。最初あっさりしているがじわじわと感じるコク。麺はにゅるっとした感じのストレートで自家製麺だそうだ。固めでコシがある。のびない感じ。具のチンゲンサイの緑がアクセント。あとメンマ。ササミ鳥肉(だったと思う)4枚がキレイに並べられる。+50円で麺を卵麺にできるそうで,それにすりゃよかったと後悔することしきり。満足してスープまできれいに飲み干し(いつものことだが)会計に立ったら,片付けに行った店の女のコが大きな声で「お客様ご完食いただきました〜」。「完食」と言うのは一般的な言葉なのかなと苦笑いしながらレジの後ろの壁を見ると,ネットで見知った東京のラーメン関係の有名人の方々の写真がずらっと並んでいる。おもわず顔がほころんでしまった。でも,甲府ではどのくらい効果があるのかなぁ・・・。いずれにせよ甲府にありながら,「東京」や「インターネット」を強く意識した店であることは間違いないだろう。味も雰囲気も東京レベルだと思う。

東京経由『甲府』往復・土曜『日帰り』弾丸連食敢行!(2001/06/23)

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 蓬莱軒@甲府:甲府市中央4-11-9 火休 11:30〜14:30/17〜20:30

2002年11月24日

甲府市の中心部近くにあるが,繁華街ではなく落ち着いた感じの街並み。商店街というわけでもなく周囲は静かだ。最近新築されたような3階建てのビルが。甲府を代表するラーメン店だが,しっかりしたビルを建てるあたりは「春木屋@荻窪」と同じイメージだ。右側の調理場を中心に逆コの字型の客席部分がある不思議な造り。左の窓側の壁沿いににカウンター席,奥の広い小上がりに座卓が並ぶ。2階席もあるようだ。支那そば(600円)を注文。派手な色彩のどんぶりも相まって,ラーメン自体も鮮やかな色合い。薄紅色のメンマに,縁がそのメンマと同じ色のチャーシューが乗る。固めの黄色い縮れ麺はコシがあるという感じではないが独特の固さ。スープ自体はタレの味は弱く,味自体に厚みはあるが淡泊な感じ。平均的な醤油色のスープ。表面にキラキラ油が浮き,麺にはあまり絡まないものの,熱く勢いがあり甘味もあって懐かしい感じだ。くせになるタイプではないがあらゆる世代に受ける無難なタイプで,誰に紹介しても文句は出ないだろう。『日本のラーメン100選』に選ばれたことがあちこち(店頭にも)表示されているが,東京で行けば四谷こうや・新雅・春木屋・一心・萬福・蓬莱軒といったところがランクインしていたから,一昔前(昭和60年代?)のベスト100のようだ。町中だが店脇の路地に10台分くらいの駐車スペースがある。

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 甲府大勝軒@甲府:甲府市大里町1661-2 木・3水休 11〜14/17:30〜20 <055-241-5511>

2002年11月24日

万才橋西側の地区で目印がなく,カーナビでもなければわかりづらい場所だ。店前のほか奥にも広い駐車場がある。カウンター左に小上がりで座卓が3台。680円と高め。ややウェーブのかかった○断面の黄色みがかった麺。ちょっと固めかな。スープは表面が白濁していて「おっ?」と思ったが,どうやらかき混ぜが足りなかったようで,箸で2,3回かき回すと標準の色になった。が,酸味と辛味が目立って今日はスープにコクガ足りない印象。唇がヒリヒリしてくる。パサパサしたチャーシュー・固すぎるメンマはあまり旨くない。不機嫌そうな店主も気になる(若くはない・40代?)。でもまぁ「大勝軒〜もりそば=つけめん」と言うひとつの文化を甲府に運んだと言うことで(笑)これはこれでいいのかな。ただ,本来のスタイルを理解していないと,初めての人は「なんじゃこりゃ〜」と思うだろうなぁ。「これがあの有名な東池袋大勝軒の味??」と思われるのも困るが,そもそも東池袋大勝軒自体,一般的な旨さの概念からはちょっと外れたところにあると思うし・・・。

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 さんぷく@甲府:甲府市中央1-4-9 木休 11〜20

2003年03月30日

甲府市中心部のアーケード街の2Fにある店。日曜の夜で眼下のアーケード街は静かだが,店内はやたら活気のある「中華レストラン」。中央に大きなテーブル席があり,奥はソファー。街を見おろす大きな窓際にテーブル4×3に2×3台。 つけそば700円がメニューの左上麺類のトップ。なかむらさんの『豪麺列伝・男どアホウらーめん』の山梨編でも高評価のつけそばを注文。麺は噛みごたえのある丸断面のツルツル太麺。東京の有名店と比べても遜色ない,かなりレベルが高い麺だ。細切りのチャーシュー&メンマの入ったつけ汁もいい「見た目」だが,これが圧倒的に酸っぱい。魔法瓶のスープ割でもなお酸っぱく,麺の出来を考えるとかなり惜しいと思う。「麺喰い」の人ならきっと納得してもらえる店だとは思う。

>めぐぞうさんの掲示版に投稿(2003/04/01)

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 味一麺@甲府:甲府市中央1-1-11 第1・3日休 11:30〜14/17:30〜24 <0552-25-2626>

2003年09月14日

甲府中心部のアーケード街の路地奥にある,カウンターが奥に続く狭い店。食べたのは「 下町ラーメン」(650円)。甲府で「下町」と言うと,どのあたりを指すのかはわからないが,濃い目の醤油色のスープは僕の経験では分類不能の独特の風味の魚系(?)。個性はあると思うが,僕としてはちょっと苦手なタイプである。これを「下町」と名付ける意味も理解しがたい。麺は固めの縮れ麺で,具はナルト・海苔・メンマに厚めのほぐれ系チャーシューが2枚。「つけめん」もあるようだ。隣の客が食べているのを見たのだが,量も多くちょっとそそられた。

 

【その他の地域のラーメン】

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  国界@小淵沢 : 長野県諏訪郡富士見町落合下蔦木70 木休 11:30〜15/17:30〜20 <0266−64−2402>

2001年3月04日

国界@小淵沢」は『み』さんのサイトで前々から気になっていた念願の店。一宮から高速を飛ばし小淵沢インターへ。ノーマルタイヤだったので積もる雪に不安になりながらもたどりつく。インターからはかなり近い。国道20号線に出た交差点にあるこの店は,やはり何度もその前を通った県境の店だった(正確な住所は「長野県諏訪郡富士見町」)。平凡な外観からすれば内装はかなり凝っている。吹き抜けの高い天井に,デザインされた紫の垂れ幕が八方に垂らされ,中央にの八角形のテーブルの中央にはオブジェが飾られ,BGMはジャズ。外観からドライブイン的な雰囲気を想像していたのでちょっとびっくりする。ラーメン(500円)は独特の肉系の甘味(鶏油も?)の黄金色のスープ。極細縮れ麺は柔らかめだがのびないタイプ。それにほぐれるバラチャーシュー。カツ系がメインメニューのようで,普通ラーメンを注文しないようなメニュー構成だが,あなどれないラーメンだ。気に入った。また来たい。家族で来てご飯物も食べてみたい。

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 アルプス食堂@韮崎:韮崎市中田町中条1027-1木休 11:30〜14:30/17(土日祝16)〜売り切れまで

2003年03月30日

「韮崎と言え『中田』だよな〜この町を高校時代歩いていたんだろうなぁ〜」と考えながら,国道20号線から韮崎中心部を抜けて北に向かう。佐久甲州街道R141沿い。JAりほく(梨北)直売センターの向かい側にこの店はある。Y字路のところだ。駐車場は広い。外観は普通の平屋の食堂然としていて実にそっけないが,遠くアルプスをバックにした店自体がいいロケーションだ。アルプスラーメン(500円)を注文。スープは濃い醤油色。甘めの肉系の油で覆われ,見た目ほどしょっぱくはない。麺は黄色い固めの細縮れ麺。具は脂身の多いバラチャーシュー2枚にメンマ。インパクトも強くさくっと食べられる量だ。古いラーメンマニアは好きなタイプだろう。こういう風景の中のこういう名前の店で食べられるのが一番の味なのかもしれない。

>めぐぞうさんの掲示版に投稿(2003/04/01)

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 みどりや食堂@韮崎:韮崎市円野町上円井 水休 11〜売り切れまで  <0551-27-2016>

2003年09月14日

その法事の席で話題になったのがこの「みどりや食堂@韮崎」。かなりの人気店で昼過ぎに売り切れてしまうと言う。ネット上で店の名前は何度も目にしていたが,それほどの人気店だとは思わなかった。やはり地元の人の生の情報は貴重である。さて,そこまで聞けば食べたくなるのがラーメンマニア。甲府市内から国道20号線を西へひた走る。前回の「アルプス食堂@韮崎」は韮崎市内を抜けたところにあったが,こちらは甲州街道沿い。過去何度もその前を通ったはずである。ふくらむ期待。が,午後4時近くではやはり売り切れ。次回にはなんとかしたいが,韮崎で日曜の昼過ぎで売り切れというのは僕にはハードルが高そうである。

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 なかよし食堂@韮崎:韮崎市円野町上円井1628 木休 11〜14:30/16:30〜19:30(日曜通し) <0551-27-2300>

2003年09月14日

甲州街道沿い,「みどりや食堂」のすぐ先(西側)にある。外観はごくごく普通の,国道沿いの昔ながらの「食堂」の風情。小高い丘の途中にあり,眺めがよく(周りに何にもないからだが),駐車場も広い。年季もけっこう入っているのだが,「有名な食堂」としてのオーラを感じるタイプではないし,ましてやラーメンがうまいなんて感じさせるような佇まいではないなぁ(笑)。雑然とテーブルが並ぶ店内。午後4時過ぎで客は僕1人。はるばる韮崎まで来て食べるのがこの店かと思うと,思わずそんな自分に苦笑いしていまいそうだ。メニューには特注ラーメン(野菜肉あんかけ・700円),すりばちラーメン(澄んだスープコクのあるみそ,たっぷりゴマ・700円)とか並んでいるが,ここは基本をとラーメン(450円)を注文してみる。具はナルト・海苔・ワカメ・メンマ・チャーシューと予想通り&値段通り。タレの味にたよらない,どっしりした旨味のスープ。油がきいていて,オーソドックスな味ながら個性は感じさせるスープだ。それだけに,肝心の麺があまりにも平凡なのが残念だった。茹で加減の問題かなぁ・・・。どっぷりした味の漬け物が懐かしい味だったのがむしろ印象的。

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 とんとん@田富町:田富町大田和1301-1 月休 11:30〜14/17〜20(売り切れまで)

2003年03月30日

「アルプス食堂@韮崎」からの連食。富士川街道(R52)を南下し,笛吹川を渡る「桃林橋」を渡ると笛吹川沿いを走る笛吹きライン(R140)。すぐ市川大門方面に下がってほどなく右側にある。駐車場6〜7台分。外観はまるでそそられない。座卓4台・2人テーブル4台・カウンター8席という構成。おかみさんの接客はとても感じがいい。とんとん麺(550円・塩も同じ)。拉麺480円。厨房が丸見え。ガラス面積が大きくすっきりしている。キラキラした透明な油は結構浮いているのだが,かなりあっさり目に最初は感じる薄醤油色のスープ。15cm幅のバラチャーシュー2枚。トロトロの脂身で,縦に繊維状にほぐれるやわらかさ。メンマ共々味付けは控えめで,手うちの不揃いの太麺そのものの味をしっかり味わうような感じ。レンゲはない。スープ単体で味わうとけっこう味がある。これでいいのかもしれない。塩や味噌でも食べてみたい麺だ。この麺はクセになる。手打ち太縮れ麺にあっさりめのスープと言うちょっと今まで経験したことのないバランスのラーメンだった。

>めぐぞうさんの掲示版に投稿(2003/04/01)

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 三角屋@石和:東八代郡石和町市部1154 11:30〜21(売り切れまで)<055-262-2942>

2003年09月14日

甲府の西側にある温泉街「石和温泉」,歴史的には比較的新しい温泉なのだが,僕にとっては子供の頃よく来た懐かしい温泉街である。その石和温泉駅と甲州街道の中間あたりにある店。狭い道路(旧道?)が続く市街地の角地にあり,外観は「天然のレトロ」。僕のような世代の人間にはワクワクするような造りだ。ガラス戸を開けると,狭い店内に馴染み客や家族連れがひしめいている。壁やカウンターのレトロさ加減もまさに天然記念物。雑然としていて,それでいて活気があってこれがまたいい。遠慮なく声高に話す威勢のいいおじちゃん達が白・赤各3〜400円のコップ酒ならぬ「コップワイン」を飲んでいるのがまたいい。小皿の上に乗った普通のアサヒビールのロゴの入ったコップにワインが並々と注がれるのである。さすが葡萄の里・山梨。もううれしくなってしまうシチュエーションだ。肝心のラーメンは500円。そのラーメンとしょう(=小)肉めしのセットが750円。ラーメンのスープは濃い醤油色のかなり甘目のスープ。麺は歯切れのいいプルッとした固めの縮れ麺。具はナルト・海苔各2枚に脂身のないしっかりとしたチャーシュー。そして無造作に放り込まれたメンマ。オーソドックスな構成ながら具沢山な印象だ。小皿に乗った漬け物もついてくるのもうれしい限り。セットの肉めしの肉はなんとさくら肉(馬肉)。かなり煮詰まった感じの甘じょっぱいものだが,これもまた珍しい一品。この店に来たら是非(満腹でも)食べてみたいメニューだ。人情味あふれる名店。味はもちろん,来て見て食べて楽しめる店である。こんな店に巡り会えるから食べ歩きはやめられない。是非また来てみたい店だ。

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