●水戸周辺の店/食べ倒し日記 2003/12
ここでのコメントは僕自身がその日に食べた「印象」であり,あくまで僕個人の「感想」です。
参考程度にとどめ御自分の舌で判断されることを希望します。人の好みは人それぞれですから・・・>> 地区別インデックス
■ 2003年12月の食べ倒し日記 < > 2003年INDEX ☆日付はその日の日記,店名はさらに詳細な内容にリンクできる。
12月30日(火)●えぞっ子@五軒町
12月26日(金)●花月@駅南
12月19日(金)●えびす@見和
12月17日(水)●えぞっ子@東前
12月10日(水)●山岡家@茨城町
12月09日(火)●花月@駅南
12月08日(月)●とんこつ家@高場
12月06日(土)●角ふじ@つくば
12月05日(金)●花月@水戸駅南
12月04日(木)●すずき@水戸
12月03日(水)●じゃんがら@上水戸
12月02日(火)●山岡家@茨城町
12月01日(月)●常総軒@水戸> ちなみにこの月の遠征は以下の通り ≫ 『食べ歩き日記 2003/12』へ
■ 12月23日(祝) つじ田@麹町/秀@赤坂/二郎@要町 ■ 12月21日(日) つるや@壬生/麺らいけん@宇都宮 ■ 12月14日(日) 汐留ラーメン@汐留/鮎ラーメン@二子玉川/生粋@池袋 ◆ 2003/01
12月30日(火)●えぞっ子@五軒町
我が家の1年の〆の1杯はやはりこの店である。今日も今日とてスープ薄かったけど,麺固かったけど,それでもこの店は好きなのである。僕自身が「家族」を感じることができる店なのだ。この店に家族4人で来て娘達の成長を感じる。妻との思い出を感じる。だから一人で食べに行ってはいけない店なのである(笑)。
12月26日(金)●花月@駅南
前回気に入った「BLACK」(680円)に今回もキャベツ(100円)をトッピング。大盛りはなぜかできないようだ。食べ進むとどんぶり内側にべったり胡椒の黒い粉がつく。スープ単体で飲んでみればその根本はやっぱり「花月の味」だとは思うのだが,このスープとざっくりした感じの固めの麺との相性はいいと思う。スープの味付けが濃く,油も多いのでさっぱりしたキャベツは必須だろう。1月までの限定メニューと書いてあったが固定メニューにして欲しいものだ。ちなみに,極薄のチャーシューはへたれで印象はよくなかった。
12月19日(金)●えびす@見和
「どんぶり会議」の情報(2003/12/18)でこの店の「油そば」を薦める投稿があったので,久しぶりにこの店を訪ねてみる。水戸の西部,岩間街道沿いにあるラーメン店で,HP開設直後に水戸の店を片っ端から食べている頃に来店したのだが,それ以来の訪問である。考えてみれば入口ののれんには昔から「油そば」と書いてあるわけで,看板メニューであるそれを食べなければ正当な感想は言えないだろう(笑)。店自体は,やはり雑然としていて活気がない(=疲れている)感じ。「3度食べたら忘れられなくなる」とまで書かれた壁の手書きメニューの「油そば」は値段が書いていなくて少々ドキドキ。脇に「チャーシュー300円 もやし・ねぎ・メンマ100円 玉子50円」と書いてあったが,それらすべて入って550円だった。出てきたのは普通のラーメンどんぶりに,もやしとメンマ,ちょっと焦げ目のついたチャーシューの乗った「スープ無しのラーメン」。底に溜まった熱い油に最初からタレが混ざっているので,全体をかき混ぜて食べるわけだが,酢とかラー油で特に調整する必要もなく食べ切った。・・・結構インパクトあるラーメンで個性はあると思うが,麺がちょっともの足りない。太めの麺だけど,味噌ラーメンによく使うタイプの「業務用」という感じののスタンダードな麺で平凡に感じる。麺自体は駅南の店(めん家)の方が印象がよかったかなぁ。スープがない以上,麺の印象が大きい(すべて?)と思うのだ。「スタミナ」の麺のように,もちっとした感じだとけっこういいと思うのだが,この店ではあくまでメニューのバリエーションの一つという感じですからそこまでは期待できそうにもない。もうひと工夫あると僕もハマりそうな予感もするのだが・・・。メニュー的には「つけ麺」や「スタミナ」もあったが,だいたい想像できる。「ペペロンチーメン」なんてのもあって,気持ちは少々ひき気味(笑)。
>「どんぶり会議」の投稿(2003/12/19)参照
<TOP>12月17日(水)●えぞっ子@東前
いつもより少し早めに12時30分頃着いたら当然のように満席。ひっきりなしに客が入ってくる。お姉さんに笑われながらも妻がいつも通り「大盛り」を注文する。そして夫婦で黙々と食べて平らげる。平日の昼休みのささやかな夫婦の楽しみなのである。
12月10日(水)●山岡家@茨城町
開店以来3回目の訪問。メニューの中で最後に一つ気になっていたラーメン「塩」を中盛り+100円でいただく。何となく今日は試しに「脂多め」で頼んでみたのだが,注文後にハッと気がついた。「ここの脂とは表面の油の膜のことでは???」。案の定,最初に懲りた,あのスープに馴染まない透明な表面の油が気持ち増えただけ。普通でもその表面の油で必要以上にスープが熱くなるのに,今回はさらにひたすら熱くて・・・。白ゴマの多量に浮いた白濁スープは深みはなく業務用とんこつスープにあるような平べったい味。チャーシューは肉の味がしないパサパサなもの。チャーシュー麺だと違うのかもしれないが,この肉がたくさん来ても喜べないよなぁ・・・。中盛りは0.5玉で100円アップだが,大盛り1玉で150円アップだからちょっと割高になる。その意図は何?今回で気になるメニューを一通り食べたことになるので,もうこの店はこれでいいかなぁと正直思った。カウンターは禁煙なので注意が必要。僕はタバコはもうやめたので関係ないが,深夜営業のこの手のスタイルの店で「禁煙」と言われても抵抗のある人が多いだろうなぁ・・・。
12月09日(火)●花月@駅南
前回食べ損なった,にんにくげんこつラーメン『BLACK』(680円)にキャベツ(100円)をトッピング。基本的にとんこつ醤油の花月らしいスープなのだが,表面の油の膜に黒胡椒が多量に混じったスープはニンニク油(?)が効いて,茶濁し背脂の浮いたもの。麺も歯切れのいい固めのやや太めの麺で,このスープにはちょうどいい。この組み合わせ,いわば熊本ラーメンのイメージ。こってりした,明快に濃い味付けのスープなのでトッピングしたゆでキャベツが味の緩和に助かる。これは必須のトッピングだろう。僕的にはまた食べてみたくなる味だ。花月という看板がでていなければ,つまり個人の店でこのラーメンが出てくればうれしくなるような出来である。具は海苔・メンマ・チャーシュー。味玉1個がまるごと乗っているのが印象的だが,これを抜いて600円程度に値段を抑えてくれた方がうれしいかな。
12月08日(月)●とんこつ家@高場
ランチタイムだったので妻と2人でチャーハンセットとラーメン(極細麺)をいただく。チャーハンが普通盛りなので2人でも十分な量である。昼時で満席なのに今日は2人で切り盛りしているので接客はいっぱいいっぱいと言う感じ。ゆで時間が短いので注文された1杯目を作るのはかなり早いのだが,ほとんどの客が替え玉をするのでそれが注文の間に入り,結局回転は普通になるようだ。
12月06日(土)●角ふじ@つくば:つくば市天久保4-5-3 無休 11〜翌2 <029-858-8058>
「どんぶり会議」で話題沸騰の店。「茨城大勝軒」系でありながら東京の人気店「ラーメン二郎」風のラーメンを出すと言うことで「二郎」好きの僕としては期待大の店だったのである。つくばの学園東大通りにある珍来・デニーズの裏手の通り沿い。店自体は一軒家の居酒屋を改築したような感じで,道路より一段高い場所にあり,土曜の午後7時半過ぎで,外の急ごしらえのベンチに8人ほどの行列が。すでに人気店の賑わい(実際はチラシ等の開店宣伝が効いたようだが)。寒さを我慢して待つこと30分でやっと入店。県内は狭く,カウンター5席に4人掛けテーブル2台という構成。券売機で「中華そば」の食券を買う。「豚そば」はすでに売り切れだったが「二郎」風だとすると「豚」はチャーシュー(と言うか肉塊?)がゴロゴロ入ってくるのが容易に想像できるのでまずはシンプルに基本メニューを選ぶのが正解だろう。麺は200g・300g・400gを食券を渡す時に指定するシステム。この日のスープの見た目は醤油色と言うより薄茶濁色で,「醤油色の甘めのガツン系スープに油&背脂」と言う二郎のイメージ(僕の私見だが)とはちょっと違ったが,そんなことはどうでもよくなるほど麺がいい。うす茶色のやや平べったい感じの極ふと縮れ麺。「赤羽二郎」をイメージして作ったらしいがよく再現したものだ。山盛りの野菜の下に隠れた麺をほじくるように食べるうれしさ。僕は300gだったが全く多く感じなかった。400gでも同じ丼でこぼれそうに出てくるところはまさに赤羽二郎風。粗目のニンニクも二郎風。チャーシューは極厚の肉の塊。今日は醤油漬けしたというニンニクも小皿で出されてきた。このラーメンを茨城で食べられるうれしさ。自宅から片道65kmも苦にならない。行きは二郎に思いを馳せ、帰りは二郎の余韻に浸れるうれしさ。それを東京まで行かなくても味わえる幸せ。もちろんあくまで「二郎風」(より正確には「赤羽二郎風」)なわけであって「二郎」ではない(店内にも一切そう言う表示はない)し,細かいことを言えば違いはいろいろあるのだが,茨城の県南はもちろん,県央〜県北の人間にとっても価値があると思うのだ。これをきっかけに茨城の人がこういうラーメンの種類があることを知り,本当の「二郎」はどんなものなのだろうだろうと興味を示すきっかけになればと思う。きっとラーメンの世界の広さを感じることが出来ると思うのだ。
>「どんぶり会議」の投稿(2003/12/01)参照
12月05日(金)●花月@水戸駅南
ちょっと最近「東京1週間」の雑誌等で気になっていた「ブラック」が食べてみたかったのだがなんと売り切れ。それだけが目的でここまで来たのに・・・仕方なく「太麺になった」という「つけめん」の食券を買う。その太麺自体はそこそこコシがあり,量もそこそこ多い。つけ汁は味噌と胡椒の効いた醤油(表面に油の膜)の2種。どちらもかなり濃いと言うかしょっぱい。今の時代,もう少しつけ汁にも個性が欲しいところだ。食べ進んでいってふと気がつくと,刻み海苔と多量に浮いた刻み葱以外に具がない!!これで620円か・・・満足感という意味では評価は微妙なところだ。
12月04日(木)●すずき@水戸
穏やかな平日の昼下がり,素っ気ないテーブルに女子高生3人のグループが座って黙々とラーメンを食べている。髪を染めて軽く化粧をして,今の時代,見た目に合ったもっと洒落た店もあるだろうに・・・120円のハンバーガーより250円のラーメンの方が満足とか?ラーメンが好きなのかな?長居が出来なくてもいいのかな?いずれにせよ微笑ましい。今日は大盛り(300円)を注文。そのせいか麺がずいぶん柔らかい。空腹でも普通盛り,できれば早い時間に行ってチャーシュー麺にしたいところだ(1時過ぎではまずチャーシューはない)が,まぁいいか。相変わらず時が止まったような店内。半世紀くらい店そのものは変わっていないのではないだろうか。もっとも店舗を費用をかけて新築とか改築でもしたらこの店の魅力はなくなるだろうなぁ・・・。値段と佇まい,それがこの店の一番の魅力なのだから。
<TOP>12月03日(水)●じゃんがら@上水戸
久しぶりにこの店へ。ふつうのらーめんにしようと思ったのだが,メニューを見ていたら「辛さ」が頭をよぎり「じゃんがららーめん」を「C辛」で(680円+20円)注文する。そのスープの辛さは相変わらず。僕的には好きな辛さである。一方,記憶より麺がしっかりしたような印象。幾分太めになった気もする。茹で方のせいか麺が変わったのかそれとも単なる記憶違いか・・・。
12月02日(火)●山岡家@茨城町
前回ちょっと気になった「つけ麺」を「辛味噌」でいただく(750円)。通常のつけ麺は650円なので+100円が辛味ということになる。満席だった前回と違い,深夜の23時では3割ほどの客の入りだ。店員は「山岡家」のロゴが入ったそろいの白Tシャツに赤いバンダナ。刻み葱とゴマの浮いた赤茶色のスープはひたすら酸っぱく辛い。酢の効かせすぎではと思うほど。同じから東京の老舗「蒙古タンメン」とは辛さの奥行きが違う。単に辛味と酸味が強いだけで味わいは感じられなかった。海苔3枚が縁に並べられたラーメンどんぶりに盛られた麺は,けっこうな山盛り。「つけ麺だから麺の量が多いのかな」かと思いきや,金属の簀の子の上に乗っていただけだった。気分的に半玉くらい損した気分で(笑),半分以後はちょっと量的に物足りなく感じた。麺自体は冷水で締められたいる分,ラーメンより締まった感じにはなる。あと,特に要求しなくとも最初からスープ割用の白濁スープがつくのが親切。でも,全部入れてもまだ酸っぱかった。よくよく見れば卓上に辛味噌があるのだから,普通に味噌味のつけ麺を注文して。辛味が必要だったら自分で辛さを調整しながら食べた方がいいかもしれないなどと姑息なことを考えながら食べていた(笑)。
12月01日(月)●常総軒@水戸
今日は新メニューの「とろろつけ麺」(780円)をいただく。同じ大勝軒系の「七福神@西池袋」の人気メニューとか言う説明。入口の券売機に該当するボタンがないと思ったら「うらメニュー」のボタンを押すとのこと。さてどういう麺かと言うと,つけ汁に小皿一杯分ほどの青のりのかかったとろとろの山いもが浮いている。それに麺をつけていただくことになるわけだが,元々水気の多い麺だから,「とろろ」でさらにつけ汁が薄まる感じになるのは否めない。あと,当然のことながら麺に絡むとろろの量はたかが知れているので,大部分はつけ汁に溶けて残ることになる。もったいないので飲むことになるわけだが,そのまま飲むにはまだ濃いものだからそれをずずっと飲んでる自分の姿はなんかちょっと寂しくもある(笑)。壁の貼り紙によると煮干しを瀬戸内海産に変更したとか。仕入先は水戸市場内「浜喜」とのこと。わざわざそう表示してあるのだからブランドなのかしら??あと,追加の新メニューとして大勝軒系では定番の「もり野菜」が追加された模様。値段はなんと850円。ちょっと高めでは?