GO HOME  BACK

水戸周辺の店/食べ倒し日記 2003/06

ここでのコメントは僕自身がその日に食べた「印象」であり,あくまで僕個人の「感想」です。
参考程度にとどめ御自分の舌で判断されることを希望します。人の好みは人それぞれですから・・・

2003/05 <<>> 2003/07

>> 地区別インデックス

2003年6月の食べ倒し日記 < > 2003年INDEX

☆日付はその日の日記,店名はさらに詳細な内容にリンクできる。

6月27日(金)すずなり@ひたちなか・湊
6月26日(木)松喜吉@水戸・本町
6月24日(火)花月@水戸・駅南
6月22日(日)むつみ屋@ひたちなか・馬渡
6月19日(水)ながせ家@ひたちなか・馬渡
6月17日(火)平蔵@水戸・白梅
6月13日(金)和楽@ひたちなか・長砂
6月12日(木)寶龍@水戸・笠原
6月11日(水)黒船屋@上水戸
6月07日(土)えぞっ子@水戸・五軒町
6月05日(木)巨塩屋@ひたちなか・市毛:
6月02日(月)とんこつ家@水戸・平須

> ちなみにこの月の遠征は以下の通り ≫ 『食べ歩き日記 2003/06』

6月29日( 分田上@八王子/五行@西麻布
6月15日( 大勝軒@取手/岳家@横浜/虎心房@稲城
6月08日( 並渡なべ@高田馬場/日の出食堂@杉/二郎@堀切
6月01日( どる屋@宇都宮/一品香@宇都宮 〜水戸『天狗党』について考える

2003/06

6月27日(金)すずなり@ひたちなか・湊:田中後7464-1 <029-263-0425>

新聞にチラシが入ってきた。「特製とんこつスープ」と「極上海鮮スープ」をブレンドした「特製和風とんこつスープ」になったと縦書きで大きく書いてある。「メニュー一新」ともあるので,それなりに(半分くらい)期待して行ったのだが,それらしきメニューがない。どうやらその「特製和風とんこつスープ」を全メニューに使っていると言うことのようで,どっと拍子抜け。そのメニューは右から坦々麺(700円)を筆頭に,味噌らうめん(550円),五目あんかけ(800円),たんめん(800円)と続くんだもの・・・。これではスープの違いなんかわかりにくいだろう。「基本のラーメン」はと聞いたら6番目の「極上中華そば」(550円)だと言うのでそれを注文。スープを一口。・・・チラシから微かに期待した,動物系+魚系のWスープとか言った今風のものではなかった。ごくごく普通に感じるオーソドックスな醤油スープ。白髪ネギとニンニクスライスがトッピングされ,一応味玉が1個分入り(だから特製か?),既製品っぽい味つけのメンマに,あとチャーシューと海苔。麺は黄色い固めの一般的な細麺。単純に「醤油・味噌・塩」と言ったチェーン店っぽいメニュー構成ではなく,ラーメン専門店ぽいメニュー構成になって,この店としてはこれで進化しているのかもしれないが,今のラーメンの流行とかを意識していると感じさせるような今風の進化は,残念ながら感じとれなかった。チラシ持参で200円引きだったので,あまり文句も言えないのだが・・・。

<TOP>

6月26日(木)松喜吉@水戸・本町

ちょっと急に「スタミナ」が食べたくなって,久しぶりに水戸・下市のこの店へ。「茨城のうまいラーメン2」発刊後,初めての訪問である。先客は4人。選択にちょっと迷ったが,今日は「ホット」にしてみる。この店では冷やし以外は初めてかもしれない。大盛りで650円。値段設定は冷やしも同じである。たまたま前の客でスタミナの甘辛アンが切れたので,最初から作るのをカウンター越しに見ていたのだが,簡単な料理のようでも,それなりに手間がかかっているようである(笑)。一味を袋からドバッと入れるのも実にアバウト。さて初体験のそのスープは・・・まぁ,スープ云々と言う店でもないだろう。ここはスタミナラーメン専門店なのである。エバラ・ラーメンスープしょうゆ味の缶が堂々と置いてあるくらいだもの(笑)。冷やしにしとけばよかったなと後悔することしきり。スタミナは冷やしでアンをダブル(2玉)の麺とこねくり回しながら食べるのがやはり正しいのである。

6月24日(火)花月@水戸・駅南

12時過ぎでは深夜の水戸にラーメンの選択肢は無い。と言うわけでまたこの店へ。花月ラーメンにキャベツトッピングを目論んでいたのだが,「期間限定メニューの復活」という見出しについつい惑わされて「道豚堀甘うまラーメン」(620円)の食券を買ってしまう。白菜・豚バラ・ニラが具で,メニュー名からして「神座@大阪」を意識したものなのは明かだろう。でも,スープはちょっと方向性が違う。しっかり醤油色のスープで,甘さとピリ辛が交わることなく,各々に突出しているもの(笑)。水戸的に言うならスタミナラーメンのホットのスープ風と言うべきかな。麺はほとんど縮れのないけっこう固めのもので,別皿でキムチにらがついてくる。でも十分辛いのであまり必要性は感じない。この内容で,期間限定とは言え620円はどうなんでしょ?。4/18のJWAVE主宰の「番組対抗ラーメンバトル」で,1位になったと言うチラシが卓上にあった。二郎,喜楽,九州じゃんがら,青葉まで抑えてだって・・・(笑)。

<TOP>

6月22日(日)むつみ屋@ひたちなか:ひたちなか市馬渡西谷津2565-9 

JR勝田駅とR245を東西に結ぶ昭和通りの中ほど,スーパービックエムが撤退し,せいみやと言う新しい大型スーパーが入ったのに伴い,西端の元々軽食コーナーだったところを改装してこの店が出店した。全国に展開しているチェーン店なのだが,茨城では水戸那珂町に続き,この半年ほどで早くも3店目という勢いである。本来は北海道月形の個人経営の有名店だったのだが,ここまで全国展開すると,ラーメンマニア的には急速に興味がなくなっていくのも確か。みそは赤白週替わりのようだが,今日は「北の恵み拉麺」(800円)を食べてみる。この店,基本となるみそラーメンが750円という高めの値段設定なのだが,アスパラ・ベーコン・コーン・バターと具沢山ながら+50円と言うこのラーメンが前から気になっていたのである。白みそ仕立てのクリーミースープ。牛乳の甘さがバターで加速し,揚げ玉葱の甘さも加わってちょっとくどくなってくる。一方,麺はけっこう固めの黄色い中太縮れ麺。いかにも規格モノと言う感じで,どうにもありがたみがない。マニュアル通り作ったラーメンという感じか。カラーのメニューを見ると,期間限定の「紅涼麺」が750円で,トマトにカリカリベーコンがトッピングされた,真っ赤なスパイシータレの冷し中華風のもの。オクラ・とんぶり・みょうが等が入る「ぶっかけ菜麺」と言うのもあり(750円),もうこうなると,なんかファミレスで食べているような気がしてくる・・・。

6月19日(水)ながせ家@ひたちなか:ひたちなか市馬渡945-5 ?休 11〜15/18〜翌1<029-353-3308>

「どんぶり会議」で話題(03/06/11)になった店。昨日(6/18)に開店したばかりの新店である。R245沿いのひたちなか市民球場入り口交差点そば。もともとコンビニだった物件なので駐車スペースは十分だ。店内も広くカウンターが3+3席で,フロアには4人掛け木製ベンチ&テーブルがきれいに6台並ぶ。窓際に待ち客用の丸イスも。開店サービスと言うことで,メニューはラーメンのみで300円。情報通り壱六家系(「とんこつ家@水戸」「壱福家@笠間」)を感じさせるスープ。クリーミー&マイルド系で旨味は強いタイプで,本来の吉村家からの流れの「正統派家系」とはかなり方向が違っているものだが,県央では(ましてやひたちなかでは)これもありかなと思う・・・。但し,黄色い固めの中太縮れ麺は一六家系の「長多屋製麺」ではなく,地元のミクニ製麺なので,「横浜ラーメン」と垂れ幕がかかっていても(かかっているからなおさら?),ますます本来の「家系」からは遠くなる印象だ。チャーシューはしょっぱくて今日のは×だった。ほうれん草はけっこう入っている。あと海苔3枚になぜかゆで玉子半分。本来の値段は580円だそうだが,玉子を抜いて550円(できれば500円)にして欲しいところだ。そのあたりだと,この出来ならけっこう納得できるかもしれない。ところでこの店,客席から調理場がよく見えるのだが,中年の主人の長髪がちょっと気になった。髪を長くしたいならタオルで全部覆って欲しいし,今日のように鉢巻にしたいなら短髪にして欲しいところである。そのあたりも家系らしくないと言えるかな。「横浜ラーメン」に「醤油とんこつ」の垂れ幕だから,本流のスタイルから外れてもしょうがないかもしれないのだが・・・。

<TOP>

6月17日(火)平蔵@水戸・白梅:水戸市白梅1-2-41 無休 11〜15/17〜22

この2月に開店したばかりの店だが,再び「どんぶり会議」で話題(03/06/13)になった。なんと,ビックコミック・スペリオールの「ラーメン鑑定団」と言う,ラーメン王・石神秀幸氏の連載するコラムに,この店がいきなり先週紹介されたのである。加えてこの日曜に,東葛のMZさんがわざわざ水戸まで食べに来て(詳しくはMeguzou's Websiteの「お店のデータ一覧>茨城」参照),「メニューがだいぶ変わっている」との報告を受け,再訪することに。たしかにメニュー構成がだいぶ変わって,鶏ガラ系(丸鶏・鶏ガラ・ゲンコツ)のあっさり系澄ましスープの白星(醤油・塩)と,トンコツ味(正確にはとんこつスープにカツオ節・サバ節・煮干し等の魚系ダレ)の赤星(醤油のみ)の二本柱となり,各々基本は旨味ら〜めん(580円)で,トッピングとして「半熟たまご」or「あおねぎ」が+100円、「チャーシューが」+200円と言う基本線。本来のメニューで,本で紹介された白菜&豚バラの「平蔵ら〜めん」(700円)があり,さらに「昔ながらの中華そば」が500円と言うところ。「平蔵」は前回食べているので,今日はトンコツの赤星・旨味を注文。博多系白濁スープかと思いきや,表面に細かい背脂が浮いたトンコツ醤油スープで,タレの濃さはなくマイルドな印象。名前通りに「旨味」は十分。「東京の製麺所特注の熟成多加水麺」と言う麺は、きれいな小麦色の細麺で,固めでエッジが効いていて印象がいい。無難にまとまっている感じだ。水戸の店としてはこれで十分かもしれない。具はチャーシューと万能ネギだけなので,量的にはちょっとものたりない印象。平日ランチサービスのライス(これはいい炊き加減だった)をもらったのだが,食べどころがなく,卓上の「キムチにら」でワシワシと食べてしまった。当然のことながら,ラミネートパックされたスペリオールの記事があちこちに置いてあった。掲載された媒体が大きく,またマニアックだったので客足に即影響したという感じではなかったが(客は数えるほど),今風の「麺とスープ」そのものにこだわったラーメン店として,狙いは間違っていないと思うので,このままラーメン専門店として正常進化して欲しいと思ったのもたしか。

6月13日(金)和楽@ひたちなか・長砂:ひたちなか市長砂 火休 〜21<029-202-1505>

DMで開店を知った店。R245をひたちなかから東海方面に向かい,JA長砂専売所とセブンイレブンのある交差点を6号方面(西)に向かって左折して,最初の交差点の手前になる。比較的新しい道路なので,道路沿いに店はほとんどない一帯なのだが,那珂インター〜6号〜R245〜常陸那珂港orジョイフル本田を東西に結ぶ幹線道路なので,店を出すにはいい場所だと思う。全くの新築なので,当然のことながら新しい木の香り。開店2日目で花輪が飾られ,店内はけっこうな賑わいである。クルマでの来店しか考えられないような場所なので,近所の人以外は,仕事着の人がほとんど。ラーメンは400円。少し甘味ある,よくあるタイプの醤油スープ。化調はそれなり。麺は黄色い縮れ麺で,具はナルト・ほうれん草・メンマチャーシュー・・・値段から考えても,麺とスープにこだわりを感じさせるようなタイプではなく,メニューの一番底辺のものとして安いらーめんがあって,あとは足し算で麺類の値段を決めていったような構成だ。ランチが650円なのだが,チャーハンor中華丼orカツカレーとラーメンの組み合わせで,コーヒーまでついて良心的。つまり,ラーメンはそう言う「汁物」としての位置づけの,ラーメン店と言うより,一般的な食事をする店だと思う。

<TOP>

6月12日(木)寶龍@水戸・笠原:水戸市笠原町 無休 〜22 <029-243-1368>

「どんぶり会議」で話題(03/06/02)になった店。水戸笠原町の50号バイパス沿い(「すしおんど」の西側)にある。メニューのトップは寶龍ラーメン(味噌・醤油・塩)で各800円と高めだが,これはは海鮮の具(エビ・ホタテ等)がのるものだそうで,普通の味噌(600円・醤油・塩も同じ)でも『味噌数種類をブレンドし15種類の材料で仕上げたタレを使ってから2ヶ月かけて熟成させた』というスープは同じようなのでそれを注文。岩海苔が多量に浮き,チャーシュー2枚に味玉・わかめに炒めモヤシと,こちらでも見た目は遜色ない。だが,肝心のスープが旨味成分は十分だが「薄い」。味噌が少ない味噌汁のよう。麺は平凡な中麺だし,今現在の札幌の人気ラーメン(「純連」とかの濃厚系)を期待するとかなり肩透かしを食うことになるだろう。一昔前の伝統的な札幌味噌系と考えるべきかな。ちなみに,醤油は『小豆島の蔵元でつくっていただき12種類の材料で仕上げた』ものだそうで,塩は『新しいコンセプトで動物系と植物系その他の材料で編み出した味』だそうな。チャーシューメンは各800円で,他にスーラタンメン・ラージャンメンがある(各700円)。チャーハン(700円)も注文したが,冷や奴に漬け物&わかめスープ付きで量は少な目かな。小付けを抜いて500円と言うレベルだろう。ネットで調べてみると,この『寶龍』はオフィシャルサイトがあるような全国チェーン店で,茨城にはすでに鹿島店(神栖町)があるようだが,この水戸店が正式なチェーン店かどうかは不明(HPにまだ記載がない)。

6月11日(水)黒船屋@上水戸:水戸市上水戸3-3-22 無休?11:30〜21<029-233-7181>

「どんぶり会議」で話題(03/03/26)になっていた店。リニューアルと言うことだったが,入り口上に「中華そば」の大きい看板がかけられ,西側の窓が素通しになりずいぶん明るい店になっていた。メニューはガラッと変わってシンプルに「中華そば」と「つけ麺」のみ。「中華そば」が小(1玉)600円,中(2玉)700円,大(3玉)900円で,「つけ麺」が小(1.5玉)700円,中(2.5玉)800円,大(4玉)1000円という構成。トッピングのチャーシューが200円でメンマ・海苔・煮玉子が各100円。つけ麺(小)を注文。『熱々スープのもっちり麺』と言うキャッチコピーだが,柚子の効いたつけ汁は表面に魚系の熱々の脂の浮いた,動物系+魚系。粉の浮く甘酸味の節系のスープでボリューム感もある。具はくずれるチャーシュー(薄めだからだが)にちぎったような長めのメンマ。金属の大きなボールに盛られた麺は粗く切った白髪ネギに,何故か梅干しがのっている。けっこうな太麺だが,固いと言うよりゆでが足りない感じ。『熱々スープのもっちり麺』と言うが肝心の麺が不完全。スープなんかは今の流行の雰囲気は出ているだけに,全体の詰めがちょっと足りないかな。ゆで加減のせいもあるかもしれないが,麺の食感はぱさついていて,ただ太いだけと言う印象をもった。「中華そば」だとどうなんだろう。前の店と同じ1割引きの割引券をくれたから,経営者は前の店と変わっていないようである。

<TOP>

6月07日(土)えぞっ子@水戸・五軒町

家族の定番の店だが,今日はどうもスープが薄めで,モヤシも生っぽい。不満に思っていたら小六の上の娘も「今日は美味しくなかった〜」(笑)。正直なものである。でもまた行くだろうなぁ。それが馴染みの店の強みである。

6月05日(木)巨塩屋@ひたちなか・市毛:ひたちなか市市毛491-1 無休 11〜24 <029-270-0660>

「どんぶり会議」で話題(03/05/25)になった新店。新規開店と言っても「巨醤屋@ひたちなか」の左半分を使うこの店,道路沿いの看板も左に青い看板が追加され,入り口でどちらを選ぶか聞かれるのも「ひたち店」と同じ。メインの塩(「こく塩」・・・味の能書きはオフィシャルサイト参照)は食べているので「とんこつ塩」を注文。650円。白ゴマが多量に浮いた茶濁スープ。表面にネットリと固まるような膜が張る。味も旨味も強いねっとりとしたスープ。麺はまぁよくある感じの中細ストレート麺。薄々だけど大きなチャーシューにトロトロ味玉・メンマ・ほうれん草。こってり好きの僕でもスープだけでは飲めないようなくどいくらいの濃厚スープなので中央に山盛りの白髪ネギがありがたい。メニューも店によって微妙に違うようで,「ひたち店」では見かけなかった「たんめん」(600円)がちょっと気になった(限定の「えび塩」はなかった)。お子様ラーメンも含めた9種類のラーメンを食べると1000円の飲食券がもらえるシステム(ビンゴカード形式)。「鉄焼きビビンバ三兄弟」と言うユニークなメニューがあって「長男」が大盛りで2〜3人前(980円),「次男」が中盛りで普通盛り(580円),「三男」がハーフサイズ(380円)。ちょっとそそられるかな。

6月02日(月)とんこつ家@水戸・平須

ネギラーメン・並・650円を。この店の「ネギ」は単なる白髪ネギではなくて細かく刻んだチャーシューと混ぜてタレであえたもの。量的にも手間的にも+100円ではお得な印象だ。ただしスープの味はそのタレの影響をかなり受ける。最後の客だったせいか,今日はやけに煎りゴマ多量だった。一面にゴマの浮いたスープを飲んでると違うラーメンのよう。9時20分で早々に「商い中」の札が裏返しになった。

<TOP>


ホームはじめに茨城の麺東京の麺食べ歩き日記

 

 画像カウンター