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水戸周辺の店/食べ倒し日記 2001/09

ここでのコメントは僕自身がその日に食べた「印象」であり,あくまで僕個人の「感想」です。
参考程度にとどめ御自分の舌で判断されることを希望します。人の好みは人それぞれですから・・・

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2001年9月の食べ倒し日記 < > 2001年INDEX

☆日付はその日の日記,店名はさらに詳細な内容にリンクできる。

9月29日(土)ラーメンげんこつ屋@美野里
9月28日(金)昭来軒@大洗
9月27日(木)双葉園@双葉台
9月18日(火)喜楽亭@日立
9月16日(日)えぞっ子@五軒町
9月14日(金)八麺@茨大前
9月13日(木)とんこつ家@ひたちなか・高場
9月07日(金)一番@ひたちなか・枝川
9月05日(水)みそ膳@常澄・塩崎
9月04日(火)とんこつ家@ひたちなか・高場

> ちなみにこの月の遠征は以下の通り ≫ 『食べ歩き日記 2001/09』

9月22日( 2001年東北横断・賢治と芭蕉とラーメンの旅
  〜24日( (郡山〜仙台〜平泉〜花巻〜遠野〜盛岡〜秋田〜十文字〜松島〜仙台)
9月15日( 「栃木ラーメン本」発刊記念・宇都宮周辺のラーメン店巡り

みうら@上河内/紅醍醐@今市/小菜房@宇都宮

9月02日( 千葉〜東京〜神奈川〜都下・・・縦横無尽の半日4杯
ひがし@馬橋/蒙古タンメン中本@上板橋/二郎@武蔵小杉/鏡花@立川

2001/09

9月29日(土)ラーメンげんこつ屋@美野里:美野里町大字江戸538 月休 11〜15/17〜22(21:30LO) <0299-48-2431>

DMの情報で知った店(「どんぶり会議」に投稿・2001/09/07)。R6茨城町の「小幡南交差点」(山田うどんがある所)を岩間インターに向かって西へ折れ(県道43号線),岩間町に入ってすぐのセイコマートの交差点を左折(南下・県道52号線)。岩間方面に向かう県道との交差点の一つ先にある居酒屋「にしき」の交差点を右折して西へ向かい,まもなく右側。道路側には「日本一うまい・こだわりラーメン」の高い看板。駐車場は十分広い。夜の9時過ぎで,周りに人家はまるでないからかなり暗く,夜間はかなり寂しそうな所だが,店内は意外なほどにぎわっていた。家族連れが意外に多い。横に広い店で,入口正面すぐに赤いカウンター(12〜3席),右側には座卓が3台。とんこつラーメン450円でつけめんは500円。ちなみにみそ500円,東京ラーメン450円と言うのもある。茶濁の,しっかしたとんこつの濃度を感じるスープの表面は,細かい脂の膜が張り中は熱々。上顎をやけどしたくらい。具は小のり2枚にメンマ,そして肩ロースの「極厚」チャーシューがどんとのる。これで450円はかなり良心的だ。麺は黄色い縮れ麺だが,見た目ほど悪くない。このスープにはあっているかも。ウンウンとうなずきながら,あっさり食べすすむほど,もう一つの「つけめん」が気になってきて,たまらず追加注文。まもなく運ばれてきた「つけめん」は,麺がラーメンと同じ大きさの丼ぶりに盛られ,スープもまた同じ量。二つ並べるとなかなかに迫力がある。つけ汁そのものは,やはり表面に背脂の溶けた細かい脂の膜が張り,唐ガラシと酢で茶濁のスープにアクセントがつけられる。さすがにこの系統の2杯連食はもたれたが,満足度はかなり高かった。はるばる平日にクルマを飛ばしてきた甲斐があったと言うものだ。若い人が主人のようだが,情報では「がんこ@千代田」と関係があるそうな。ラーメンの系統的にはそれも納得できるとんこつラーメン。東京を基準にすればやや古くさいこってり系だが,茨城ではまだまだ貴重な味である。ラーメンに対する想いも研究心も感じられる。21:30にはオーダーストップのようで,早々にブラウンドが下ろされた。自宅から片道30kmあったがまた来てみたい店だ。

9月28日(金)昭来軒@大洗

DMの情報で知った店だが,いつも通る大洗磯前神社下の海岸道路で,観光ホテル街の中心部にあるにもかかわらず,今までその存在は印象になかった。外観は海辺の観光地の食堂と言った感じだから無理はないか。平日の昼1時過ぎ,先客はなし。シーズンを過ぎたこの時期ではこれも無理がないか。暗いなと思ったら節電のためか半分蛍光灯を消していたようだ。もちろんすぐ点灯されたが客としてはちょっとひいてしまう。店内はけっこう広く,テーブルは8台だが,内2台は物置状態。右奥には座卓が4台。メニュー的には丼+ラーメンのセット物が多い(850〜900円)。一般的にはこれが売れ線なのだろう。一応基本のラーメンは500円だが,浜ちゃんぽん(とんこつ味)900円がDMでのおすすめだったのでそれを注文(高いなぁ)。エビ・イカ足・殻付きのホタテ・カキ・ワカメ・タマネギ・白菜・キヌサヤ・ニンジン・・・名前通りの具沢山。スープに蛎のエキスの影響か,すっぱさがあるのが気になった。スープ自体の濃度はそこそこ。麺は短めの黄色い太麺。これはけっこうありがたいが,チャンポンと言うなら白い方がいいのでは?。一応観光地だからしょうがないのかもしれないが,900円と言う高めの値段はあと200円は安くして普通のチャンポンが欲しいところ。カキとホタテは抜いてでも一般的な値段のものも作らないと観光客以外はつらいだろう。結局食べ終わるまで客は僕1人だけ。おばぁちゃんの応対がやたら丁寧なだけに,何となく寂しい感じがした。夏はにぎわうのだろうが,9月の海辺の観光地には祭りのあとの寂しさがある。

9月27日(木)双葉園@双葉台:18:30〜翌1(日祝〜11:30)不定休 <029-251-7627>

どんぶり会議」で情報をいただいた新店(2001/09/22)。国道50号赤塚郵便局の交差点を済生会病院側に曲がりしばらく走った右側。「とんとん亭@赤塚」の先,「龍愛餐館@水戸・開江」の手前である。引き戸を開けて入るとすぐ低めのカウンターのみの,極めてシンプルで質素な店内(寒々としているとも言えるが・・・)。飾りっ気はまるでなく,屋台風と言えば屋台風ともいえる。その中に3〜40代の店主が1人。話し方からすると中国系の人のようだが,白衣を着るわけでもなくジーンズにポロシャツの普段着。正面の壁に短冊の紙に書いたメニューがずらっと並ぶ。醤油ラーメン(500円)と言うのもあったが,雰囲気的にシンプルなラーメンには不安もあったので,情報通り「中国風塩味」と言う三鮮ラーメン(650円)を注文。蓋式の小さな冷凍庫から食材をごそごそと出して,調理台の下から白菜とニラも出す。小さな流しの上の小さなマナイタの上で器用に刻んで準備している。よくみると店内に寸胴鍋が見あたらない。スープはどこから?そのタンメン的な白濁スープは胡椒がかなり効いたもの。具の海老&イカと下味のついた豚肉(全て冷凍物?)に煎りゴマがかけられる。麺はやや平べったく,やや縮れのある不ぞろいのもので,僕的には情報ほどには悪くないと思う。表の看板には「中国海南家庭の味」。かなり安めの一品料理(小皿かも)と言い,屋台と考えれば面白い店だと思う。それにしてもこれだけの細かいメニューなのに,その材料はいったいどこから持ってくるのだろう?店内には家庭用冷蔵庫さえ見あたらないのである。脇の空き地に駐車可(車庫以外)のようで,聞けば4年前から営業しているそうだ。

9月18日(火)喜楽亭@日立

R6日立南インター北側の大和田町交差点を右折(東進)してまもなく左側。そこそこ新しい食堂風の外観だが「ラーメン」の看板を大きく前面に出している点が気になり何の情報もなく入店。が,ご飯もの(750〜850円のラーメンと丼物の定食類多種)が中心のようだ。名前入のどんぶり(35-6413・看板には54-0570)に年季が入っていたから,他所からの移転かもしれない?。敷地は水田を埋めたような感じ。店主もベテランぽいが,和食っぽい雰囲気。ラーメン450円は細縮れ麺で固め。具はチャーシュー・のり・いんげん・ワカメ・めんまと典型的。普通に醤油色のスープはスープは平板で平凡。特にこだわりは感じない。ラーメンは底辺メニューで,セットもの・定食もののつけあわせで「スープ替わり」と言ったポジションのようだ。テーブルが7台,小上がりに座卓3台。ぎっちりつまっている感じである。食事目的ならともかく,ラーメン目的で入る店ではないと思う。

9月16日(えぞっ子@五軒町

連休2日目にもかかわらず所用でどこにも行けなかったので,夕方に自宅を出て夏休み前から娘達にせがまれていた「千と千尋の神隠し」を水戸セイブの「水戸テアトル西友」で鑑賞。ネットで探した「特別優待券」で全員200円引きなのは助かるが,それでも親子4人で映画を見るとけっこうな出費である。6時50分からの最終上映時間にあわせ,確実な所で食べようと選んだのは我が家の定番のこの店。当然のことながら満足度は高い。映画の方は後半の盛り上がりに欠けた印象だが,宮崎監督がTVで言っていたように「ビデオやTVで何度も見るのではなく,何か薄暗い所の大きな画面で『映画』を観たと言う記憶を,まず子供たちに残して欲しい」と言う目的は達することができたかな。「ナウシカ」「ラピュタ」「もののけ姫」のような壮大なスケールの映画でなくとも,「となりのトトロ」のように何度観ても新しい発見のある映画になるような気がする。極めて日本的な綺麗な映画である。ただ,のっけから食べ過ぎで豚になってしまった,主人公・千尋の両親の後ろ姿は,なんかラーメンを食べ歩いている僕と妻を見ているようで身につまされたが(笑)。「ラーメン食べすぎで豚にならないでね」と下の娘。ちなみに9/28発売の「トトロ」のDVDは早速買ってしまった。全編の絵コンテが同時に見られて,とても楽しめる。10年以上繰り返し見て,赤色がぼやけてしまった我が家のダビングビデオと比べると,色の鮮やかさは雲泥の差である。

9月14日(金)八麺@茨大前:11〜22 定休日不定(まだ決めていないそうだ) <029-224-7584>

どんぶり会議」で情報をいただいた新店(2001/09/09)。R123沿い,茨大前の交差点にある深夜1時まで営業している本屋(ブックエース)の斜め向かい側。歩道側は全面ガラス張りの明るい店で,4人テーブルが2台にカウンターの6席で一杯という狭さ。壁にぺたぺた貼られた中華札(?)がちょっと異質な感じ。カウンター内のタレントのヒロミに似た店主(年配だが)は,中国系の人のような感じがする。ここの基本メニューの「しょうゆラーメン」はなんと350円。「しょうゆ」にはナルト・海苔・メンマ・チャーシューがのり,揚げネギの浮いたスープは煮干しが効いて,ちょっとしょっぱめだが,水戸近辺の店としてはけっこう特徴がある。値段から考えると満足度は高い。ただ黄色い麺が残念。固めなのはいいのだが,これが白いものだったら見た目的にありがたみがかなり増したと思う。注文したのはチャーハンセットで580円(「野菜炒めセット」は半ライスがついて600円)。「半チャーハン」ではなく,一通り具の入ったまともなチャーハンだから食べ甲斐がある。一方,同行した妻の食べた「北海道味噌使用」の「味噌ラーメン・500円」の具は挽肉&もやしにメンマ・コーン。値段から考えればそこそこボリュームがあり,メニューにはないが「しょうゆ」が基本のセットメニューのラーメンを「味噌」に代えても+50円だから,100円分お得だ。あと「中国塩」をつかっていると表記してある「塩ラーメン」にも興味をひかれる。ターロー麺が600円と安め。1日10個限定のあんかけチャーハン(600円)と言うのもあって,全体的に安めの値段設定で良心的な店だと思う。また来てみたい。店の西側が駐車場のようだ。

9月13日(木)とんこつ家@ひたちなか

未食のメニュー「みそラーメン・600円」が気になったのだが,基本が博多ラーメンの店だからちょっと気後れ。結局断念する。いつも通り,「博多ラーメン・500円・を注文。ここの替え玉は100円,「半替え玉・50円」と言うのもある。海苔は1枚だが,2〜3枚分あろうかという大きなものだが,僕の場合は持て余し気味。最後に(味が大幅に変わるのを覚悟の上で)「辛子高菜」と「紅ショウガ」を入れてスープの変化を楽しむのがお約束。もちろんスープは全部飲みきってしまい「これじゃ健康に良くないよな・・・」と瞬間反省するのもいつものこと(笑)。

9月07日(金)一番@ひたちなか : ひたちなか市枝川2456-3 <232-0505>

水戸青柳の卸売市場に向かう道の枝川寄り(東側)にある。店が奥まった所にある分,店前の駐車場(空き地と言うべきか)は広い。平屋だが天窓が二つ開く黄土色の屋根。新築当時はきれいだったんだろうなと思わせる。2時までの定食メニューでチャーハン+ラーメン550円。+半ライスで500円だからお得というか不思議な値段設定というか・・・。ラーメンは具にノリ・メンマ・ナルト・ワカメが並ぶ典型的なもの。スープは色は薄いが味は濃いめ。壁には『当店では健康上の理由から動物性油脂(ラードヘッド)は一切使用しておりません』と張り紙してあるが,これはラーメンにも適用されるのだろうか?。麺は黄色いストレート麺。一応固めだが平凡な印象だ。一方チャーハンは普通に具も混じっているし,単品ののチャーハンが750円だから,値段的にはかなりお得だろう。メニュー的にはご飯ものが多い。庶民的中華料理の店で麺類「も」やっているというところか・・・。この時間で(昼1時半過ぎ)で客は僕1人。テーブルが奥に3台(4+4+6)で,小上がりに座卓が2台。奥の部分の天井は高く,天窓がついて開店当初は「明るく開放的」だったのだろうが,今では「疲れ」がそこかしこに見える。ジーンズにエプロンの初老の主人もなんか疲れた感じで,応対がとても丁寧な分,寂しい感じがした。

9月05日(水)みそ膳@常澄・塩崎 木休 〜22

大洗街道(R51)沿い,R245との塩崎交差点にある。マクドナルドの西側。そう,大昔から「どさん子」があった場所である。「みそ膳@千代田」も同じ変わり方をしたので何となく予感はあったのだが,調理場には前回食べた時(2000/08/22)と同じオヤジさんとおかみさんがいた。噂には聞いていたが,どうやらチェーン店「どさん子」の新たなる支店展開と言うことを確信する。7種のみそを使うメニュー展開。西京(京都味噌)・玄海(九州味噌)・札幌・みそ坦々・とんこつみそ(麦みそ)・胡麻みそ(仙台味噌)・八丁みそ(名古屋味噌)と言う感じ。今日は店主夫婦にパートの若い女性がいるのかなと思ったら,その女性が中心になって作っていた。本部からの派遣社員だろうか。手持ちぶさたの老夫婦。なんかやりづらそうだった。スープづくりは5個口のコンロで片手鍋に入れた1人分のスープを煮込む手順。千代田店と同じだからメニュー増加にあわせた厨房の整備なのだろう。注文したのは「とんこつみそ」。ちょっとしょっぱめ(味噌が濃いめ)かな。あとトンコツの元スープの匂いがあって,最初抵抗があったが何とか乗りきる(慣れた?)。具はチャーシュー・メンマ・モヤシなのだが,モヤシは煮込み過ぎだろう。腰砕け。このあたりは前のどさん子のイメージをひきづっているかな。でも味噌の選択の幅が増えただけ,以前の形態よりはだいぶ価値が出たと思う。

9月04日(火)とんこつ家@ひたちなか:ひたちなか市高場1299-1 <029-202-0455>

最近,運動不足も甚だしいため,昼休みを利用し妻と「ひたちなか市総合体育館@総合運動公園」でフィットネス。地下1階のトレーニングルームを利用できるのである。で,その前に「たまには外で昼食を」と言うことになり,選んだのがこの店。実は妻は初めて食べる。僕自身も初めて昼時に来たのだが,強い雨が降る日にもかかわらず店内はほぼ満席。平日昼のみ(11〜14)のセットメニューからチャーハンセット(850円)とラーメン(博多ラーメン・500円)を「こってり」で注文する。妻の反応は上々。「東京の博多ラーメン」あたりを食べても「あーだのこーだの」言う妻だけにホッとする。おかげで予定にない「替え玉」(茨城ではなじみがないかもしれないが麺のおかわりのこと・100円・半替え玉なんてのもある・50円)まですることになり,セットメニューの割にはしっかり作ってあるチャーハンと相まって,予定以上に満腹となってしまう。その後のトレーニングでラーメン一杯分のカロリーが消費できなかったことは言うまでもない。ところで,主婦として妻は,この店が消費税を取ることに大いに不満を漏らした。「後味が悪くなった」とも。無理もない。東京のどんな繁盛店でも,会社資本のチェーン店でもない限り消費税を取られたことなどないのだ。僕も,500円で消費税を後から取られるなら,530円で消費税無しの方が納得できる。なんなら550円だってかまわない。最初からそう言う覚悟で注文できるし,妻に言わせりゃ支払いの時に小銭を用意できるからである。

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