■ わかとら家@取手 : 取手市戸頭1274-3 11-14/17-21(売切終了注意)月夜休 0297-78-6927
茨城〜千葉の県境の大利根橋の北側・国道6号「取手駅西口」交差点を西へ・常総ふれあい道路を約5km
新大利根橋(有料・200円)入口にあるジャスコと交差点を挟んで反対側・タイヤ店の隣・路駐が多い・道路を挟んだ向かい側に駐車場あり・カウンターのみの店だが壁側は待ち客のためのスペース
>【 茨城のうまいラーメン 2001 】掲載店
「家系」としてはかなり正統派か。味は少し濃いめのようである。ここのラーメンを初めて食べたとき(1998.12),茨城でこの味を味わえるることに喜びを感じた。トッピングも豊富で,キャベツを注文したら別皿で出てきた。辛みそネギラーメンも食べてみたが辛みそが強すぎて「家系」らしい味が無くなってしまった。ひとつ気になることは,若い店主が仕切っているようだが,厨房がこの日はピリピリしていたこと。注文を受ける中年の女性(どうやら母上らしいが)とのコンビネーションが悪くイライラしているようだった。日曜の昼時だったので,客には年輩の人,家族連れ(我が家も妻と娘2人連れ)も多くファミリーな状態だったので,ちょっとハラハラした。本家「吉村家」の主人もいつも怒鳴っているようだが,あまりそんな部分はまねして欲しくないものだ(別にここの店主が怒鳴っているわけではないけどね)。(1999.1.10)
「別にぴりぴりしているわけではなくて、麺のゆで加減に気を配るあまり、むずかしそうな顔になっているだけです。夜なんかはお客が少ないときは「ファン」的な客に対して軽い冗談もとばしていますよ>>店長」という情報をコジマ氏よりいただきました。(1999.4.18)
「わかとら家@取手」の変化(1999.5.23)
「確かめに行こう」と妻が言うので,久々にわかとら家へ行く。前回感じた以上に,店長の母上らしい女性が前面に出て客をさばいている。空き待ちの客に対しても,女の人らしい細かい気配りがあって安心できる。(>「ラーメン屋さんでのマナーについて考える」)若い店主(少しやせたか)は一歩引いた感じだ。今日はなごやかだった。 しかし,二の腕に入れ墨をして(プリントだと思うが・・・)黒いTシャツに豹柄のバンダナを頭に巻いた若い店員の格好には少し違和感を覚えた。店主も同じような格好なので店主の趣味なのかもしれない。「横浜風」と言うことか。
もっとも「変化」というのはそういうことではなくて,味の方なのである。スープが1月頃と変わったように思うのだ。ここは「家系」なのだが,スープに旭川ラーメンや和歌山ラーメンで感じる「魚介系」のだしを感じたのである。今まで食べた家系では感じなかった味だ。そしてそれがうまかったのである。妻も同意見だった。子供が「ここのお肉は変わっている」と言った脂身のない四角いチャーシューもうまかった。スモークの道具が見えたので,妻は薫製のチャーシューではないかと言っていたが,特製チャーシューメン(1150円だったと思う)というのもあるので,そちらがそうなのだろう。でも,普通のラーメン(650円)に乗っているそのチャーシュー(2枚)も柔らかくて旨かったのである。スモークしたようにも思う。少なくともよくある「煮豚」ではないのだ。「家系」としては小ぶりのどんぶりだが,すぐ食べきってしまった。珍しくライス(200円だが梅干しとお新香がのる)も頼んだのだが,濃いめのスープによく合ってご飯まで旨いと思った。なんかほめすぎのような気もするが,正直これは旨いと思ったのである。茨城の店だが間違いなくここは「東京レベル」である。
> 『どんぶりサミット in TSUKUBA』 参照(東京のラーメンマニアの方々とのツアーを実施した)
● 本日の締めの「わかとら家@取手」へ。Mtyさんが予定より早く行くとケイタイで連絡する。TVチャンピオンラーメン王のP氏が来ると言うことでおかみさんが盛り上がっているらしい。TVの影響は絶大である。おかげで17:00に到着して店内はほぼ満席だったのだが店主は歓迎モード。「遅くなると聞いていたから店を閉めてみんなで飲もうと思っていたんだよ〜」なんて話している。チャンピオンに「どこがおいしかったですか?Yさん(Pさんの本名)」なんて聞いてるし,御大Oさんの事もリサーチ済みのようで「TVによく出ていますよね」なんて聞いている。「ラーメンマニア」系の人は嫌いなタイプかと思ったが意外にそうでもないようだ(大物だからかもしれないが・・・)。4杯目であることだしデフォルトの「ラーメン」を注文。右隣のKw氏が「麺固めで・・・」なんて注文してドキドキしてしまう。以前「どんぶり会議」で「固めを注文するといい顔をされない」と言う話題があったからだ(家系ならたいていある「固め・濃い目・多め」等の注文に応じるとの表示が見あたらないし・・・)。が,特に何事もなかった。さて今日の味なのだが,実は僕はちょっといつもより肝心のスープが薄く感じた。以前行った時はもっと濃くてガツンときたんだが・・・(参照>「わかとら家@取手」)。左隣のOさんのスペシャルチャーシューを味見させていただいていた(別皿のもの。実は食べたことなかった。一皿800円だし・・・)ので,その香りのせいかなと思っていた。ただ東葛の面々はちょうどいいと言ってたから好みの問題なのかもしれない(どんぶり一杯一杯のばらつきの問題かも>「『ラーメン論・序論』」参照)。「家系」の標準自体いろいろだし(私見だが)・・・。あと麺の「湯切り」の問題。店主は深ざるをまとめて持って1杯目はしゃっと湯切りしたが2杯目以降はざるからぱっとどんぶりに入れていた。目の前で大御所Oさんが見ているのをわかった上で(Oさんがどんな人かわかった上で)そうしたわけだから信念を持ってやっているのかもしれない。事実深ざるの場合はそうした方がいいと言う考えもある(「たけちゃん煮干しラーメ@調布」の店主がそう言っているのをTVで見たことがある)から,僕程度の経験ではなんとも言えない。若いけどけっこう怖い店長として地元では何かと話題になるのだが,今日はおかみさん(お母さん)ともども静かな方だったようだ。「今日はあまりしゃべるんじゃないと言われてるのよ〜」とおかみさんが笑っていた。そのおかみさんに店前での記念写真を撮ってもらう。茨城の店の前でラーメンマニアがこんなに大勢で記念写真を撮ったなんて,史上初めてじゃないだろうか?(2000/05/21) > 第5回どんぶりサミット《つくばオフ・リターンズ》 参照(好評のため2度目のツアーを実施)
● 「わかとら家@取手」へ無事到着。行列は店外にあふれている(10人で一度に行けば当たり前か?)。前回のツアーで幹事だったK・G〜さんから電話があったらしく,SJさんがえらく上機嫌な店主から歓迎されていた。さすがに10人ではバラバラに着席したのだが,5才の娘も席を占領して悪いので,ラーメン(650円)3杯を注文。おかみさんが気を遣ってくれて「大盛でもよかったのよ〜」と言ってくれたが,ここは「父」が責任をもって食べよう。しかーし,上の娘は待っている間に左上の歯が抜けてしまいラーメンどころではない。下の5才の娘の箸が連食でそんなに進むはずもない。やはり丸長3杯〜わかとら家3杯の『昼の連食』は,さすがの我が家でもちょっときつかった(←当たり前?)。なんとか父の威厳(?)で3杯(2.7杯くらいか?)平らげる。ちなみに後で聞いた娘の感想は「2つ目のお店(わかとら家)は麺に油がからまって食べられなかった〜」。予備知識なくこの店に知り合い(or家族)を連れて行くときは注意すべし。ラーメンマニアにとっては家系のラーメンは当然のお約束の形態でも,一般的にはそうは思われないからだ。でも意外に年輩の女性の客もこの日は見かけたから,女性でもはまる味なのかも。ところで今日は1時半にスープ切れになり,何人か客を断っていた(みんなしぶとく粘っていたが・・・)。これから行く人,注意されたし。(2000/06/25)