● 水戸周辺の店/食べ倒し日記 0009
ここでのコメントは僕自身がその日に食べた「印象」であり,あくまで僕個人の「感想」です。
参考程度にとどめ御自分の舌で判断されることを希望します。人の好みは人それぞれですから・・・>> 地区別索引
■ 2000年9月の食べ倒し日記 < > 2000年INDEX ☆日付はその日の日記,店名はさらに詳細な内容にリンクできる。
9月29日(金)● ミナミ食堂@水戸・南町
9月29日(金)● たからや食堂@水戸・南町
9月27日(水)● とんこつ家@水戸・平須
9月20日(水)● とんこつ家@水戸・平須
9月20日(水)● 匠家@水戸
9月18日(月)● 明日香@水戸・梅光
9月11日(月)● 味無限@那珂町・菅谷
9月08日(金)● 味無限@那珂町・菅谷
9月08日(金)● ラーメンショップ桜@旭村
9月06日(水)● らーめんはうす千代美@水戸・南町
9月05日(火)● ラーメン専科@水戸・笠原
9月29日(金)● ミナミ食堂@水戸・南町
勢いに乗り「たからや食堂」から連食。ダイエーを挟んで反対側,南町1丁目の水戸で唯一のスクランブル交差点の角にある。こちらはさすがに目立つから昔から知っていて,実際何度か食べたことがある。印象はひたすら普通の「団子屋さんのラーメン」。でも雰囲気はある。年輩者には安心できる味と店の形態という印象。さてそのラーメンは400円。赤い縁の模様の懐かしいどんぶりにしっかり醤油色のスープ。油っ気は少なく,煎りゴマが多量に浮いているのが目立つ。味的にはたからやほどのインパクトはなかった。浅い感じ。麺も平凡な感じで,具もナルト・海苔・チャーシュー・メンマと典型的。店内はたからやのレイアウトをふた周りくらい大きくしたような感じでゆとりがある。もうこの店はこういう味とスタイルで確立したものであり,今さら何かを変えようなんて意識はないんだと思う。400円という値段を考えれば,基本となるメニューとしてこれで十分なんだと思う。いなり寿司も一緒に注文して雰囲気を味わうべき店なのだ。
9月29日(金)● たからや食堂@水戸:水戸市南町2-4-42 木休 10〜19 <029-221-8074>
旧茨城ラーメン本掲載のこの店,実は初めて食べるのである。水戸の本通り,常陽銀行本店の斜め前,ダイエーの隣で南町2丁目バス停前・・・押しも押されもせぬ「一等地」である。かなり狭い店で,中央に6人掛けのテーブルで両サイドに壁に向かって座るカウンター席と機能的なレイアウト。完璧に満席である。フロア係の中年女性が慣れた感じで客をさばいていく。馴染み客(年輩の女性,勤め人風男性)が多いようだ。完全に地元に定着した店なのだろう。壁にはきく姫の写真が飾られている。TVに出たことがあるようだ。それさえ知らなかった。ラーメンは400円。旨味の強いこってり煮干し味(?)のスープ。細いが角のある固めの麺。具はナルト・海苔・メンマ,そして脂身のない味が染みこんだチャーシュー。オーソドックスな形だが,歴史を感じさせる勢いのある一杯だ。今回のラーメン本には水戸のスタンダードな味として,取材拒否の「すずき@雷神前」のかわりに「伊勢屋@下市」を掲載したのだが,同じタイプの店(店頭に団子のショーケースがある)ならば,ラーメンとしてはこの店を掲載すべきだったかなと正直思った。学生時代からこの店の前を何度も通っていたはずなのだが,今の今まで気づかなかった。それくらいこの街並みにとけ込んでしまった店なのである。<TOP>
9月27日(水)● とんこつ家@水戸・平須
またもとんこつ家。10時30分まで営業しているこの店は,匠家が早じまいする(9時過ぎで閉まっていることもある)今となっては貴重な夜の「家系」の店なのある。で,10時半近くに入店。何となく気配を感じ隣席を見ると「茨城のうまいラーメン」担当のkさんがにこっと笑っている。ネクタイ姿のまま。編集が押してこんな時間まで仕事だったそうである。元々ラーメンがそれほど好きな方ではないのだが,「どんぶり会議」で話題になっている(>茨城県内の店・徹底攻略月間 【県央編】 参照 )この店に参考のため来たのだという。さすが熱心なことである。さて,そんな日なのに,この日(この時間と言うべきか)の出来は今一歩。コクが足りないように感じたのだ。息切れしているのかな・・・。<TOP>
9月20日(水)● とんこつ家@水戸・平須
9月20日(水)● 匠家@水戸平日夜にお気に入りの店,しかも同じ家系の店を連食。匠家は「ラーメン本の取材」以来,2ヶ月ぶりである。他の店の取材と仕事で忙しかったせいもあるが,毎週のようにこの店に通っていた僕としては珍しいことだ。ただの一般客として通っていた今までと違い,一度取材とかしてしまうとなんとなく気恥ずかしい(決まりが悪い?考えすぎ?)もので,かえって気を遣ってしまう。当然顔も覚えられているので(当たり前だが)会計の時に一応一通りの挨拶をし,本の発行が遅れ気味なことを告げて早々に店を出る。これで本が出て掲載記事を読まれたらますます来づらくなるなぁ・・・。別に正直に思ったままを書いたのだが,それでも何となくその反応を見るのは,本の感想をその態度で感じさせられるようで・・・。ちなみにこの日のスープは味は濃いものの元スープが薄い(=粘度がもの足りない)感じがした。続いて何となく「その気」になって「とんこつ家」へ向かう。こちらはスープはそこそこ濃かったものの海苔がイマイチもの足りなかった。もともと海苔はそれほど好きでもなく,いつも持て余し気味なのだから,その質が気に入らないと完全に余計なものである。まぁそうは言いながらもしっかり食べてしまうのが,悲しい性(サガ)なのだが・・・。<TOP>
9月18日(月)● 明日香@水戸 :水戸市梅光2-4-50 日休 11〜14/17〜23
水戸の中央の通りを駅から大工町に向かって進み,「太田街道入口交差点」のそばの安田信託銀行横を左折,狭い道を直進したつきあたりにある。「どんぶり会議」の情報で知った店なのだが,長いこと水戸に関係してきて,この路地を入ったのは初めてだ。大工町方面から来ると右折できない路地なので注意。クルマではほとんど路駐は不可能な場所だが,店前を左折して(一方通行)すぐに東水パークとか言った30分100円のパーキングビルがある。店はかなり年季が入っている。間口が狭く一段上がって奥に深い店。左にカウンター,右の壁側に狭いテーブル席が並ぶ。昼食をしっかりとった後に行ったので,おすすめの「チャーシュー麺」ではなくそのチャーシュー抜きがいいなと,壁のメニューを見たのだが,雑然としていてわかりづらい。店主に聞くと「半チャーシュー麺」(と言うのがあった)のチャーシューを少なくしたのが「とんこつラーメン」だと言うので,「とんこつ」が基本型なのかなとそれをオーダー(実際はお好みでしょうゆorみそも選べるらしい)。白菜&もやしを炒めてスープを入れて煮込む大黒屋の大黒麺みたいなタイプ。醤油味のタンメンみたいなもの。少し酸味みたいなものを感じた。麺はよくあるタイプの麺。やわらかいバラ肉チャーシューが気前よくポンポンのって,さらにメンマも。情報の内容から勝手に「濃厚とんこつ醤油」をイメージしていたからちょっと予想していたタイプとは違ったが,あの界隈で飲んだ後に食べたりするとけっこう満足度が高いかもしれない。昼時だったので「ライスも食べる?」と聞かれた。表示してないけどサービスだそうだ。本来日休なのだが,年内は休まないとか(ホントか?)2時から5時が中休みで,23時まで営業と言っていた。あまりきっちりした感じの店主ではなかった(笑)。マイペースと言う感じ。<TOP>9月11日(月)● 味無限@那珂町・菅谷
今度は家族で。ラーメン(醤油)・ラーメン(塩)・こくうまらうめん(しお)・温もりらうめんを注文し,食べ比べてみる。今日は元スープの薄さを感じてしまう。その分味付けの濃さを感じた。
9月08日(金)● 味無限@那珂町・菅谷
【こくうまらうめん 味無限】11:30〜15/18〜23:30 水休(祭日を除く)
那珂町菅谷竹之内25-1 TEL 029-353-0500 店前に駐車スペース有相変わらず水戸近辺のネタは少ない「どんぶり会議」での,げいちさんの貴重な新店情報により知った店。「味無限」と言う店名の響きに「ラーメンマニア」の血が騒ぐ。午後7時半の投稿を8時にチェックして,10時に仕事が終わると同時に即出発。23時30分までの営業だからたいへんありがたい。水戸から国道349号を北上,那珂町のジャスコやバーミャン・ガストのある「原前」交差点の信号を左折。太田バイパスはよく通るのだが,ここを左折したのは初めて。最初の交差点の左手前の角地にある。こう言う場所の店は,なかなか偶然には見つけられないので情報はありがたい。入口には白い暖簾,その左には「こくうまらうめん」の垂幕。和風のすっきりしたきれいな店内・外で,茨城の個人の店としては実に「今風」。木が葵基調の店内で,東京〜東葛の話題の新しい人気店,「大喜@湯島」や「奥村屋@松戸」に似たところがある(こちらの店の方が敷地面積が広い分,濃縮した感じは薄れるが・・・)。いずれにせよ,最近の地元の店の「食べ倒し」の中では「見た目」一番のヒットだろう。店内は正面にカウンター,右側にソファ型のボックス席が4つ並ぶ。そのカウンターの奥にはヒゲのちょっと怖そうな店主がひとり。ボックス席の,若い馴染み客らしいグループとカウンター越しに談笑していたが,黙っていると多分貫禄ありそうだ。店名には「こくうまらうめん」と言う冠がつく。ちょっと気になる。「初めての店ではメニューの一番最初のシンプルなラーメンを食べるべし」というセオリーを無視して,右から3番目の「こくうまらぁめん・650円」を注文。黒い深めのしっかりしたどんぶりで出てきた。油が浮いたスープは,「煮干し+ゆず+にんにく」と言った感じ(たぶん)。茨城(特に県央〜県北)ではとても貴重な正統派の今風・醤油味だ。味わってうれしくなるスープ。あぁ茨城にもこう言う「こだわりを感じさせる」店ができるんだ・・・。麺は「ひがの製麺」,やや細めのストレート麺で,外側は一瞬柔らかめだがかなりコシがある麺だ。そう言う「狙い」なんだと思う。具は海苔,ナルト,キクラゲ,メンマ,そしてほぐれる柔らかさのチャーシュー。しっかり味のしみ込んだ煮玉子が丸ごと1個デフォルトでのってくる。これがのって650円だから,まぁ妥当な値段だろう。「ラーメン」も「こくうま」も,東京で今流行りの「塩」が選べる。これは興味ある。次は塩を食べてみたい。「温もりめん」と言うのも気になる。
水戸・平須の「とんこつ家」といい,この「味無限」と言い,東京のレベルに肉薄するラーメン店が新しくできるのはうれしい限りだ。あと1ヶ月早くこの2店を知っていたらよかったのだが・・・残念だ。水戸周辺のラーメン好きなら,一度は食べておくべき店だと思う。<TOP>
9月08日(金)● ラーメンショップ桜@旭村 : 10:30〜15/17:30〜21 月休
茨城東部の海岸線沿いを鹿嶋に向けて一直線に走る国道51号線沿い。基本的にチェーン店なのだが,わざわざ「桜」とつけているところにちょっと期待させるものがある。吉野屋式にU字型のカウンターが正面から2本飛びだし,右奥の小上がりに座卓が2台と言った構成。ラーメンは450円と安め。中盛り+100円,大盛り+200円,みそラーメンは550円,ネギラーメンは600円。大盛りでも兼用なのだろうか,大きめのどんぶりに盛られてきた。トンコツ度は低いかな。魚介類のダシを感じるのが特徴的。ネギの油(あえた油)で味に広がりを加えるという感じかな。県東部のこのあたり,国道50号沿いでクルマ通りはいつもそこそこ多いのだが,意外にラーメン店は少ない。その中ではけっこう特徴があっていいかもしれない。好みとしてはもっとトンコツの濃度を感じさせて欲しいのだが,そこは「ラーメンショップ」だし多くは望めないだろうなぁ・・・。<TOP>
9月06日(水)● らーめんはうす千代美@水戸:
水戸市中心部「太田街道入口」交差点・田原屋ビルとなりの店。旧「東急」の横だ。立地条件は最高だと思うのだが,平日お昼過ぎで,年輩の客がポツポツと3人。意外に広めの素っ気ない店内は,外の喧噪が嘘のようにひっそりとしていた。店の人の応対は大きい声でも,TVもないから他に音がないのだ。かなり年季の入った店なのだが,今までこの店の存在を知らなかった。目に入っても印象に残らなかったのかもしれない。ラーメンは500円。チャーハン付きのラーメンセットが800円なのでそれを注文。スープは煮干し味だが油っ気がなくて,さっぱりしている,と言うか僕にはもの足りない味付け。地下は製麺所のようなので,麺は自家製麺と言うことになるのだろうか。けっこうのど越しはよかった。具は典型的。ナルト・海苔・メンマ・チャーシュー・ほうれん草。チャーハンはそれなり。可もなく不可もなく。セットの漬物が小どんぶりに一杯に盛られてきたのが印象的。後から入ってきた客も「デパートのお買い物帰り」と言った感じの,年輩の女性が多かった。馴染みなのだろう。間口が狭いこの店,外から暗めの店内は覗き込めないから,通りがかりに「あっ入ろう」と言う雰囲気ではないのだ。<TOP>
9月05日(火)● ラーメン専科@水戸・笠原
水戸市南部,R50バイパスのサントル千波地下交差点東側にあるチェーン店。ボックス席×5,畳席×4,カウンター7席。「意外にあっさりした風味豊かな東京しょうゆ味」と言うキャッチフレーズに「??」と思いながら「東京コテコテラーメン・580円」(+消費税で609円)を注文。黒いどんぶりで甘めの背脂が浮く。それがあるから「東京コテコテ」と言うこと?黄色い麺は固め。具はメンマ・茹で玉子・ワカメ・チャーシュー。元々の醤油味のスープが濃いめで,全体的に人工的な感じがする。チェーン店だから当たり前か・・・<TOP>