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横浜市の北西部・町田市にまたがる多摩丘陵の広大な敷地(100万u)にこの「こどもの国」はある。なぜこんなところにこんな場所があるのかと思うが,敷地内に残るトンネル・山の壁面に掘った壕をみればわかるように日本軍の軍事施設(弾薬庫)だったようだ。開園は1960年(昭和35年)というから,かなり以前からあることになる。ちなみにJR横浜線長津田駅から出ている「こどもの国線」は弾薬を運んだ鉄道を利用しているそうだ。 |
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「こどもの国@横浜」での家庭サービスが今回の目的。ちなみに我が家の近く(5分ほど)には「国営ひたち海浜公園」と言うこれまた広大な公園があるのだが,わざわざこんな遠くまで来るのは,やはりまず「ラーメン」があるからである。この周辺にはうまいと言われるラーメン店が実に多いのである。>「東京都下の有名ラーメン」・「神奈川県の有名ラーメン」 |
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クルマで来た場合,敷地南西にある正面入り口の駐車場に入れることになるのだが日曜午前11時前で東側から来る車の列が出来ていた(西側からはなかった)。12時の段階で入り口側の事務所前のスペースに置くよう誘導されたから,そのあとはさらに西側の臨時駐車場にまわされるのかもしれない。入り口からさらに遠くなるからお昼頃までの入園が理想だろう。 |
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正面入り口からのなだらかな坂一帯は,子供たちの落書きスペース。箱にカラーチョークが用意してあって,思い思いの絵が書ける。なかなかいいアイデアだ。セメントの地面の上に好きなだけ絵が書けるなんて,都会ではなかなか難しいのかもしれない。美観を問題にすれば誰も認めないからだ。ポケモンの絵を夢中で書く娘達・・・。 |
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先に入園していた妻と娘達はさっそくポニー乗馬(引き馬1周350円・2歳〜小学生)を楽しんだようだ。大喜び。 |
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入り口左側の山側に遊具が固まってあり,なかでも横幅の広い滑り台が人気。途中に段差のあるジャンプ台のような形状で,かなり勢いがつく。怖がっていた下の娘(5才)も両端の手すりにつかまりながら滑れるようになったが,手を離したら中断で横滑りになって降りてきた。 |
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正面から左側のトンネルをくぐった先の丘陵に,TVチャンピオン「大工王選手権」に出てきた遊具がまだあった。さすがにTVの印象からはだいぶ傷んでいたが,トロイ型のものが一番しっかりしていた。すぐそばの「ミルクプラント」では特製ソフトクリーム・250円が楽しめる。 |
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ここでの一番のおすすめは東端の「こども動物園」だろう。ウサギ・ヤギに実際に触ることが出来る。娘二人は延々とモルモットを抱きしめるようにひざの上に乗せて体を撫でていた。モルモットは疲れたろうが,子供は夢中だ。その他プレーリードッグ,ロバ,孔雀を見たり,放し飼いの鳥小屋に入れたりと,敷地はそこそこだがけっこう濃縮された楽しみ方が出来る場所である。 |
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それでもまだ北がある。ところどころに大きな遊具があるので,そのたびに子供が遊びなかなか先へ進めない。凝った造りの「赤ちゃんの家」を抜けて,北端の「白鳥湖」へ。たしかに白鳥はいるのだが,水が茶色く濁っているので風情はない。手前のボートは有料だが,奥のドラム缶いかだはなんと無料。竹ざおを操って進めるいかだで,むしろこの方が濁った水に合っている。ちょっとしたトムソーヤ気分。ただし泥水だからハネに気をつけたほうがいい。 |
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最後は正面の中央広場に戻り,マシュマロを竹ざおに刺して焼いたものを食べて,例の滑り台でもうひと滑り。今日はこんな風に閉園時間(16:30)までまさにみっちり遊ばれた。娘2人,大満足。父,歩き疲れる。 |
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この他サイクリングコース・プール・スケート場・キャンプ場などもあるから,遊び方は限りない。年間100万人が利用すると言うのもうなづける。食事は入り口近くの食堂だけ。まぁ普通の食堂である。 |
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最後にラーメン情報。すぐ近くの「鎌倉家」が有名だが,町田に出れば「雷文」「大文字」「おやじ」等々(>東京都下の有名ラーメン参照),相模原の「大石家」「キリン食堂」や青葉区の「七志とんこつ編」等々(>「神奈川県の有名ラーメン」参照)と選択肢はかなり広い。それだけ便利な場所にある「公園」なのである。家族連れのラーメン好きには一石二鳥の選択だろう。 |