●水戸周辺の店/食べ倒し日記 2003/03
ここでのコメントは僕自身がその日に食べた「印象」であり,あくまで僕個人の「感想」です。
参考程度にとどめ御自分の舌で判断されることを希望します。人の好みは人それぞれですから・・・>> 地区別インデックス
■ 2003年3月の食べ倒し日記 < > 2003年INDEX ☆日付はその日の日記,店名はさらに詳細な内容にリンクできる。
3月27日(木)●くるまや@水戸・西原
3月26日(水)●むつみ屋@那珂町
3月19日(水)●とんこつ家@ひたちなか・高場
3月15日(土)●えぞっ子@水戸・五軒町
3月14日(金)●寅さん@ひたちなか・田彦
3月13日(木)●亜砂比@水戸・笠原
3月11日(火)●九一麺@水戸・住吉
3月07日(土)●ビストロ遊膳@ひたちなか・松戸
3月06日(木)●麺や 亮@大甕
3月05日(水)●九一麺@水戸・住吉
3月01日(土)●平蔵@水戸・白梅> ちなみにこの月の遠征は以下の通り ≫ 『食べ歩き日記 2003/03』へ
■ 3月30日(日) アルプス食堂@韮崎/とんとん@中巨摩/さんぷく@甲府 ■ 3月16日(日) カミカゼ@横浜/本牧家@横浜/覇隆@横浜/しんの助@横浜/伽藍堂@町田 ■ 3月09日(日) 大勝軒@荒川沖/田中商店@足立 ■ 3月02日(日) ぽーかろう@松戸/二郎@荻窪/地雷源@杉並 ◆ 2003/03
3月27日(木)●くるまや@水戸・西原:水戸市西原2-16-4 無休 11〜翌2 <029-251-7501>
深夜になって,他に選択肢もなかったのでこの店へ。ちょうどサービス期間だそうで,550円のみそラーメンにライスと餃子までつくとはありがたいが,ニンニクバリバリの超ガツン系スープ。ここまで濃ければもう十分。チェーン店老舗のくるまやらしい味だろう。具は軽く油で炒めたもやしだけだからライスもつけなきゃ割高だろう。麺もくるまやらしい太麺。餃子はまぁサービスらしいそれなりの冷凍物。消費税577円。結果的にはそんなに満足感はなかった。
3月26日(水)●むつみ屋@那珂町:那珂郡那珂町菅谷字杉原5487-4 無休 11〜15/17〜22(土日祝通し)
太田街道バイパス杉原交差点を西(那珂インター方面)に向かってすぐ左側にある。Pはゆったり25台分。店内も板で仕切られた席が細かくあり,カウンター15席に2×6卓,4名×3卓, 6名×3卓・・・60人近い収容力だからラーメン店としてはかなりの大型店である。春豊ラーメン(700円)を注文。黒い小さめのどんぶり。スープは基本的に塩系で,750円のみそラーメンより安くなる。と言うかみそが高すぎか?旨味十分のやや粘度のあるスープ。ハルユタカと言う希少(らしい)小麦粉で作った麺は,最初だいぶ固めに感じたが,食べ進むうちにほど良くなってきた。具は小梅・白ゴマ・刻み海苔・チャーシュー・メンマ。チャーシューはちょっとプア。一緒に頼んだチャーマヨ(200円)は軽く海苔で巻いたチャーシュー&マヨネーズの手巻き寿司が3個。「北の恵みラーメン」(800円)はアスパラ・コーン・ベーコン・バターがのったクリーミーな味噌仕立て。普通の味噌と50円差でこれならちょっといいかもしれない。>むつみ屋オフィシャルサイト <029-295-7772>
3月19日(水)●とんこつ家@ひたちなか・高場
泡立つスープ。営業時間が最近不安定なので心配したが,スープは薄くなることなく十分に濃かった。麺もいい感じで,半替え玉の固さ加減も申し分なし。
3月15日(土)●えぞっ子@水戸・五軒町
いつも通り家族で食べに行く。と言うか,1人では行きづらい唯一の店。
3月14日(金)●寅さん@ひたちなか
ずっと昔から気にはなっていた「スタミナ焼そば」(700円)が今日の目的。大きな白い平皿。一般的な中細麺でしっかりソース色。3分の1くらい固焼そば状態。普通でもいいと思うが・・・それに甘辛のスタミナがかかるわけだ。かなり変わってはいるが,クセになるほどの魅力は感じない。スタミナ自体は基本的な出来上がりで特に不満はないが、やはり固焼そばの麺は消化に悪い印象がある。ボックス4×7・2×2、カウンター5。カレーチャーハン700円と言うのもあった。
3月13日(木)●亜砂比@水戸・笠原:〜22日休
千波街道(旧6号)沿いに昔からある店だが,中華系の店のようなので入る機会がなかった。新しく作った赤い「麺」の看板に惹かれ入店。かなり年季の入った町の中華料理店と言う印象。はっきり言ってきれいではない。床を掃除している感じがないのだ。店内は右に小上がり,左手前に4人テーブルが1台。メニューはラーメン500円,みそ650円と言う基本線だが,おすすめという「タンメン・650円」を注文。「野菜たっぷり」というだけのことはあって、半分は野菜という感じだ。ゴボウまで入っている。でも本体は一般的な麺とスープ。さすがに飽きてきてキャベツの芯の部分がだいぶ残った。この店古い看板にもあるように「スタミナ」が売りのようで,塩味のスタミナと言うのも気にかかる。レデーィススタミナ700円というのもあるようだ。次の訪問の可能性を考えると,話のタネとしては「スタミナ」を食べておくべきだったなぁと後悔することしきり・・・。
3月11日(火)●九一麺@水戸・住吉
先週気になった「長崎チャンポン」(900円)を。一口目の印象は『薄目のリンガーハット』。丸断面の麺はいい感じの太さだが,煮込みすぎ(ゆで過ぎ?)で腰も何もないうどんのよう。具(野菜・エビ・イカ足・蒲鉾・キクラゲ・ちくわ)は山盛りで普通のラーメンと比べるとかなりボリュームはあるが900円と言う値段ならそれも当たり前だろう。その具はスープとなじんでいない感じで味的に最後は飽きてくる。キャベツの芯をひたすら食べているみたいだ。思わず紅ショウガを。残ったスープは甘めの印象。野菜の旨味という感じでもない。腹は一杯にはなったけど寂しさが残った。また来ることはあるだろうか・・・
3月07日(土)●ビストロ遊膳@ひたちなか:ひたちなか市松戸町1-13-1 17〜23:30(L.O23:00)<029-275-3345>
「どんぶり会議」の情報(03/03/05〜)で知った店。ジョイフル山新勝田店と消防署の間の道を入った先。オレンジ色の外壁で,外観は普通の家っぽい造りだが,外観から想像するより遙かに広い店内。かなり奥が深い。落ち着いた店内はラーメン目的では(ましてや1人では)場違いなのは明らか。牛カルビラーメン(850円)を注文。一応10杯限定なようだ。1人カウンターに座り,緊張した状態でスープを一口。「おっ」と言う感じ。基本的にピリ辛スープなのだが,単に辛いだけでなく基本部分がまろやかな味わい。「鶏ガラ,トンソク,昆布,香味野菜など12種の材料を8時間煮込んで作った秘伝のスープに牛の背脂,唐辛子,にんにく,生姜,調味料でさっぱり味に仕上げました」と言う能書きもよくわかる。「塩味でもなく醤油味でもない日本初のこの味」と言うのも納得(日本初かどうかはわからないが・笑)。麺はやや平べったい縮れ麺。柔らかめだが腰砕けにはなっていない。麺は脇役と言う感じだが,このスープにはこれで合っていると思う。チャーシューの替わりに厚めの焼き肉風カルビ肉が3〜4枚。「フルーツ入り秘伝のタレを軽くもみ込んだ」ものだそうでこれが秀逸。さらに,たまごとじの野菜が表面を覆う。けっこうボリュームがあり飲んだあとに軽く食べられると言う量ではない。ただでさえ辛くて顔から汗が吹き出すのに自家製キムチまでつくのはご愛敬。洒落た竹の箸でいただくのだが,当然のことながらまず「お通し」が注文しなくても出てくる。これが400円。ラーメンは850円だから消費税を入れて計1313円になった。やはり,2人でもしくは仲間達と入店し,豊富なメニューと酒で楽しんだあと,「おっラーメンもあるのか」と言いながら味わうのが正しいのだろう(笑)。>「どんぶり会議」に投稿(03/03/07)
3月06日(木)●麺や 亮@大甕:日立市大みか町2-23-8 休未定 11〜21頃(売切終了) <0294-54-0147>
「どんぶり会議」の新店情報(03/03/01〜)で知った店。R246側からクルマで行くとわかりづらいが,駅前ロータリーから駅に向かって階段を上がった上にある通りの右側(つまり駅から出ると左側)にある駐車場の先と言うことになる。入り口は引き戸だけで,店内は全く見えない,いわば今風な造り。奥に続くカウンターと手前の小さなテーブル席のみの店内は,レトロな雰囲気をねらった流行の形態。メニューはラーメンは1種類のみで,白濁のスープ。色から博多的なものを期待するとかなり裏切られるが,あっさり系の独自なスープと考えれば,こういう系統もありかなと思う。タンメンのスープのような野菜系の味わいもある。具はチャーシュー2枚にキクラゲ・万能ネギ・もやしなのだが,そのモヤシがあっさり感を加速させるようだ。「あっさりしていてクセがなくあとから旨みが口の中に広がる」と言われれば,そんな気もする。「あっさり」と言えばたしかにそうだし,イヤな臭みもないから「女性がお一人でも気軽に立ち寄れるお店を心がけています」と言うならそれもわかる。真新しい「麺や亮」と書かれた小さな麺箱が重ねられていた。「自宅敷地内に製麺所を作り,全3種類の小麦粉を使用して店主自ら打ちさらに熟成させた」と言う中細麺は,つるつるとしたもので,たしかに一般的な製麺所の麺とは一線を画する個性は感じるが,たとえて言うなら「つけめん」で食べたくなるような存在感のある麺というわけでもない。調理場に若い男性2人と,接客の若い女性一人。こだわってラーメンを作るぞと言う意気込みは充分感じるので,これからどんどん味を改良して進化していきそうな期待を感じさせる店。ところで,「TVでおなじみの東京にある超有名店で5年の修行」と言うのが気にかかる。聞いたら「内緒です」とのこと???で,僕の経験に照らし合わせて考えると,該当する店は・・・ちょっと思い当たらない。その「超有名店」の味をアレンジしたということだろうか?>「どんぶり会議」に投稿(03/03/07)
3月05日(水)●九一麺@水戸・住吉:水戸市住吉町275-11 無休 3/1〜「どんぶり会議」の新店情報(03/02/27〜)で知った店。「日本初の大型ドーム型屋台で,主要都市を1ケ月単位で日本全国縦断中」と言うコンセプトの店(オフィシャルサイト参照)。国道6号線を水戸から茨城町に向かったオートバックスの南側の信号の先。骨組みを覆う外壁は透明なトタン板で,それにテントの屋根。高床式だから夜は遠目にもキラキラしていてよく目立つ。従業員は多く,接客はマニュアル化されている感じ。6人テーブルが7〜8台あって,店内はかなり広い。「マニア向け」と書いてある「九一豚骨ラーメン」630円を注文(消費税分が入っているのかと思いきや税別で662円)。「昔ながらの手法」とか「コッテリ感が特徴の本格豚骨」と言う名目から,通常の「博多豚骨ラーメン」(580円)との差を過剰に期待するとかなりがっかりすることになる。薄いし粘度もないタイプ。スープがこの時はかなりしょっぱめだったから,全体的な量は少ないものの,替え玉という気持ちもわいてこない。ただ,麺はざっくりしたかんじの本場風なものだから,まだまだ水戸では貴重かもしれない。全体としては(宝やほどではないにせよ)期待はずれかな。少なくとも「九州一番@環七・代田」で以前食べたときの,「あっ,そんなに悪くないじゃん」と言う感想にはほど遠かった。ただ,「豚骨塩」「こく味噌」「長崎チャンポン」等々メニューが豊富だから,一応あと何回かは来てもいいかもと思った。一通りメニューを食べ終わって,「もういいかな」と思った頃には次の土地に移動する,今のラーメン界にはちょうどいい商売形態なのかもしれない。>「どんぶり会議」に投稿(03/03/07)
3月01日(土)●平蔵@水戸・白梅:無休 〜21:30
「どんぶり会議」の新店情報(03/03/01〜)で知った店。水城高手前(北側)の白梅2丁目交差点を西へ50mほど,セブンイレブンの向かい側。京都の出世稲荷神社境内にある『うどん平蔵』が水戸にラーメン屋としてオープンしたそうだ。茶色い板張りの今風の外壁の店で,Pは店前に2台分ほど。店内は中央にL字カウンターで壁際にもカウンター。手前に4+2のテーブル席。メニューは基本的に醤油と塩。平日のランチタイムにはおにぎりのサービスがあるようだ。色は醤油でもかなり薄めで,これは関東系のうどんのつゆに対する,関西系の色のないつゆと同じ解釈なのかな?しょっぱさはない(つまり醤油味が薄い)が,ダシ(旨味)はそれなりに出ている感じ。多加水系の麺は一般的な麺とは一線を画すもの。具はトロトロのバラチャーシュー2枚の他に,そぎ切りの白菜のみと極めてシンプル。その分,値段に対してちょっともの足りない感じもする。卓上のトッピングの辛子韮が単品で食べてうまかったのが印象的。店の規模の割には従業員が多い印象で,まだ手際はよくない感じかな。平蔵と書いたそろいの紺のTシャツにキャップの今風な演出。雰囲気はいい。コンサルタントに演出された店という感じだろうか(笑)。次の機会には,一応「塩系」も食べてみたいと思った。全体の印象としては,「癖になるタイプのラーメン」ではないが,年齢を問わずに無難に薦められる味と雰囲気を持った店というのが個人的な感想。ラストオーダーが21:30で無休だそうだ。>「どんぶり会議」に投稿(03/03/10)